少女マンガ雑誌傾向と対策
暫定版ver0.93
あくまでも個人的印象です。入門にあたっての参考になれば幸いです
目標は完全制覇!(それは無理?)
雑誌名 |
出版社 |
主な対象年齢 |
主要作家・作品 |
現況と傾向、印象 |
近年アニメ化した作品 | |
| 予想される男性支持率(★の数で表示) (*2) |
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| 児童向け少女マンガ | りぼん | 集英社 | 小学生〜 マニア |
吉住渉 種村有菜 藤井みほな |
少女マンガ雑誌の王者。社会的認知度ナンバーワン。近年対象年齢を上げた感あり。目が異様に大きく口をぱっくりと開けたいわゆるりぼん絵はさらなる眼球肥大化の傾向あり。しかし幅広い層に読まれているだけのことはあり、内容もバラエティーに富み、全体的にレベルも高い。王者としての地位を保ちたいならなんらかの改革が必要な時期に来ているのではないか。他メディア化展開に乗り切れず近年王者の座を脱落。 | 姫ちゃんのリボン ママレードボーイ 神風怪盗ジャンンヌ 赤ずきんチャチャ ご近所物語 こどものおもちゃ ファンシーララ りりかSOS GALS |
| ★★★★ 毎月3日発売 |
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| りぼんオリジナル | 集英社 | 小学生 マニア |
新人〜ベテラン | 新人およびおちぶれた作家、またはメジャーでなくあまり日のあたらない作家にて構成。作家の固定ファンとマンガ家になりたい少女のための雑誌。新人はここで修行を積み一軍入りすることもあり。りぼん本誌とは違う道を歩んでいるが、いまいち特徴がなく、びっくりに較べてもお買い得度が低い。別冊りぼん的な独自色を出していくことが課題か。 | ||
| ★★ | ||||||
| りぼんびっくり増刊号 | 集英社 | 小学生 | 新人+中堅 | りぼんより幼い内容である。内容的にはオーソドックスな学校を舞台にしたほのぼのとした恋愛(未満?)なストーリがほとんどで、目新しさはまったくない。絵のほうもいわゆるりぼん絵で誰が書いているかさっぱり見分けがつかない。しかしマンガの完成度や絵の安定度は他の新人養成雑誌と比べて明らかにレベルが高い。これぞりぼんの底力か?1000P以上あり読み応えはある。一軍入りを目指す新人とすっかりびっくりに定着してしまった中堅作家にて構成。 | ||
| ★★ |
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| なかよし | 講談社 | 小学生 オタク |
CLAMP 立川恵 川村美香 秋元 奈美 |
CLAMPを起用したり、デジなかをライバルに先駆けて開設するなどライバルより一歩先をいく新戦略を次々打ってくるが売上減が続き厳しい状況。伝統のファンタジーな路線は継続させているが全体的にオタク臭くなっており、それが主要支持基盤を失いつつある原因ではないかと想像できる。セーラームーン時代の栄光を取り戻すことはできるのか?今が踏ん張りどころ。アニメ化戦略も継続中で大きなお友達の支持率アップ中。 | 美少女戦士セーラームーン カードキャプタ−さくら だあだあだあ 怪盗セイントテール あずきちゃん |
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| ★★★ 毎月3日発売 |
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| ちゃお | 小学館 | 小学生 |
あらいきよこ おおばやしみゆき にしむらともこ |
マンガ業界自体が構造的不況に陥って部数を月並み減らしてる現在、数少ない近年売上が伸びている雑誌。幼年層向け3誌の中では一番幼い内容。王者りぼんの読者層とのバッティングを避けつつ隙をつくニッチ戦略そして低年齢層に焦点を絞る戦略が成功しているのか?幼児向けや学年誌などで膨大なノウハウを生かし着実に支持を得てきている。ポケモン、ハム太郎といったアニメとのタイアップも成功しており、上手く相乗効果を得ている。 | 水色時代 少女革命ウテナ こっちむいてみい子 ファンファンファーマシー DRリンに聞いてみて |
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| ★★ 毎月3日発売 |
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| ティーン層向け少女マンガ | 少女コミック | 小学館 | 中学生〜 |
渡瀬悠宇 新條まゆ |
快感フレーズ等の妄想的エッチ路線が定着した印象。対象年齢的にはマーガレット系とかぶるが内容はかなり異なりおしゃれ、洗練という言葉が似合う今時な内容のマンガが中心だが歴史ものがあったりと内容的にはバラエティーに富む。マーガレット系とは住みわけができている。ある意味今の時代にマッチした雑誌。しかしどれもいまいち内容が薄い感があるのが課題か。アニメ化も推進中。 | 妖しいのセレス 快感フレーズ ふしぎ遊戯 |
| ★ | ||||||
| BETSUCOMI | 小学館 | 中学生〜 |
別冊少女コミックからBETSUCOMIへ。ベテラン実力派作家中心が売りの雑誌であったが内容を一新、若手を中心とした読みきりスタイルの雑誌へ。基本的に少女コミックの路線を継承しているが、少コミより格上感あり。ホームページも一番充実している印象。特に作家のコラムがいいですね。これからどう進化していくか楽しみ。がんばれbetsucomi!独自のカラーを出してくれ | |
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| ★ 毎月13日発売 |
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| マーガレット | 集英社 | 中学生〜 |
神尾葉子 田島みみ |
花より男子頼りの雑誌。ベタベタの学園物ラブコメがメイン。内容はエンターテイメント性の高い娯楽系マンガが多く、総じて内容が薄い。残念ながら後世に残るような名作が生まれる土壌には感じられない。別冊マーガレットより多少幼い内容である。「花になれっ!」のような妄想じみたエッチ系超B級逝ってる路線を主流にするつもりなのか?老舗ももはやここまでか。ポスト花男がはっきりしない現在、将来のゆくえが懸念される。このままでいいのか、マーガレットよ! | 花より男子 | |
| ★ | ||||||
| 別冊マーガレット | 集英社 | 中学生〜高校生 |
いくえみ綾 藤村真理 永田正実 中原アヤ |
マーガレット姉妹の旗手。ほぼすべてが学園物恋愛マンガ。比較的保守的な内容で地味目の女の子のさわやかな願望がつまっている感じ。「ときめきH体験シリーズ」など保守的イメージを払拭しようとする動きもあるがあくまでも別マ的であり革新と言うほどではなく、全然Hじゃないのが笑える。しかし保守的恋愛ものマンガといえばこの雑誌。定番、定説、お決まり、掟、マンネリに忠実ながら光る作品多し。一番少女マンガらしい雑誌といえる。ただし目あたらしさはまったくない。近年アルコや咲坂伊緒といった若手の新人の台頭。将来に期待。 | ||
| ★ 毎月13日発売 |
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| 別マスペシャル | 集英社 | 新人 | ぶっとくて小さい系。別マには数多い読みきり系作家と新人にて構成。内容的に当然別マの流れにあるが、学園もの以外もあり、本誌よりもバラエティーに富んだ作品が見られる。別マ作家陣の層の厚さを実感できる。ただ絵的にはりぼんびっくり増刊ほどの安定度してはいず、発展途上なものが多い気が。 | |||
| ザ マーガレット | 集英社 | 小学生〜中学生 |
新人+中堅 | 別マと週マの作家陣で構成。たまにおちぶれ気味のベテラン作家も登場。内容的にも週マ的エンターテイメント作品もあれば、別マ的ちょっとせつない保守的作品もありいろいろ。ぶっとくて小さい雑誌。新人マンガ家の育成牧場。はっきりいってつまらないマンガの連続。将来大物になる光る新人を見つけたい人、大いなるマンネリに爆笑したい人向け。ただマーガレット本誌より部数的には出ている。時代がこのような内容を求めているのか?内容的には読み応えはないが、分厚さは一流。 | ||
| ★ | ||||||
| デラックスマーガレット | 集英社 | 中学生〜 |
新人+中堅〜ベテラン | 亜流マーガレット。ザ マーガレットより面白いことは確か。マーガレット系には多い読みきり中心作家の活躍の場。そこそこ質の高い読みきりマンガの宝庫。ただしザマーガレットより雑誌の厚みの点でお買い得度が低い。別マの作家で構成されていることもあり、両方を行き来する作家が多い。 | ||
| ★ | ||||||
| クッキー | 集英社 | 中学生〜 |
矢沢あい 谷川史子 稚野鳥子 あいざわ遥 |
ぶ〜け廃刊の後を継ぐ形で登場。りぼんのお姉さん雑誌と名乗る。りぼんの元人気作家と旧ぶ〜けの作家にて構成。対象年齢はマーガレット系とかぶるが保守的なマーガレットとは違うオシャレ路線を目指し、りぼんを卒業したもののマーガレットに進級しなかった人間を少しでも取り込む事を目的としている印象。なんでもかんでも矢沢あい頼りという印象が強く、表紙はほとんど矢沢あいである。またりぼんの池野、水沢というビッグネームが雑誌の中ではかなり浮いてる古典的りぼん少女マンガを展開していたりと実に危ういバランスにて成り立っている雑誌である。結構エッチ系ネタも多いが、そういうマンガがりぼんマスコットコミックスの一員として売られることになるのはいかがなものか。 | ||
| ★★ 毎月26日発売 |
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| 花とゆめ | 白泉社 | 中学生〜マニア |
山田南平 松下容子 日渡早紀 由貴香織里 羅川真里茂 |
基本的にマニア向け。一昔前は独創的なマンガが多く独自の地位を築いていたが、近年その味はかなり薄れた感がある。ラブコメ依存度は他紙より低めであるが、全体的に妄想じみたドリームな世界を構築しているのが特徴。ストーリーものが多い。独自の路線を歩み競争力は高い。男性読者が多い雑誌であると思われる。ヒーローが中性的で男らしさに欠ける感があり。雑誌自体はそれほど部数が出てないが、コミックスはどれもかなり売れる傾向あり。アニメ化戦略を推進中。 | 天使禁猟区 闇の末裔 みかん絵日記 赤ちゃんと僕 フルーツバスケット |
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| ★★★ | ||||||
| LALA | 白泉社 | 中学生〜 マニア |
やまざき貴子 津田雅美 樹なつみ 清水玲子 なかじ有紀 |
花とゆめより多少マニア度が低く、誰にでも楽しめるように配慮されてる感がある。内容的にはバラエティーに富、明るく健全なイメージ。またキャラクター重視路線のマンガが多い。しかしそれゆえにあまり特徴がなく伸び悩みの感は強い。ただ安定した面白さ、内容の充実度は保っている。男性読者も多め。主人公が中性的なものが多い。 | 彼氏彼女の事情 | |
| ★★★ | ||||||
| デザート | 講談社 | 中学〜高校 | 新人〜中堅 | 伝統の少女フレンド廃刊の後を継ぐ形で誕生。毎月テーマを設定し、そのテーマに沿った形の読みきり作品を掲載するという方針で紙面を展開。内容的にはレディース作品や少女向けティーン雑誌に近いマンガが多い。「おもしろくてH、そして感動」がキャッチコピーだが、これが全然面白くなく、これまた全然感動もなし。ただHなのは確かです。雑誌にはつきもののアンケートがかなり過激で、おいおいお、こんな事まで本名を書いて出すのか?というような質問多数。平たく言えばエロ本ですね。いろいろ独自色を出そうとしてはいるみたいですがもうダメか 読者急増中の表記はほんとか?衰退に向かってるとしか思えないっす | ||
| ★ | ||||||
| 別冊フレンド | 講談社 | 中学生〜高校 | 上田美和 惣領冬実 |
今時な主人公が繰り広げる今時な話。ピーチガールをはじめ、コギャル系主人公が多いのは気のせいか?別冊マーガレットが地味目のいいこちゃんが主人公の場合が多いのと対照的。H系のネタも多く別マより多い。長期連載のものはなかなかがんばっているが、それ以外のマンガがいまいちなのが課題か。このままずるずる低迷方向に向かうようでは未来はない。要テコ入れ。他社からメジャー作家をスカウトするぐらいの気合は必要でしょう。あとちょっと雑誌自体ちょっと薄いような気がします。お買い得度も低め。講談社のティーン向け雑誌の弱体化が気になります。 | ||
| ★ 毎月13日発売 |
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| コーラス | 集英社 | 高校生〜大人 | 一条ゆかり くらもちふさこ 槇村さとる 宮川匡代 よしまさこ |
「少女まんがもオトナになる」がキャッチコピー。実力派ベテランマンガ家のための新天地。別マ、りぼん、ぶ〜けなどで活躍した作家がメイン。対象年齢は高めだが決してレディース雑誌という印象ではない。りぼん→マーガレット→別冊マーガレット→コーラスと集英社のもくろみ通りのマンガ暦をたどって来た人が多いと予想。マンガオタクでないマンガ好きの大人のための雑誌。内容は多彩でレベルも高いものも多いが、月ごとに内容にムラがあり、毎月買う気になれないのが難点。 | ||
| ★★ | ||||||
| YOUNG YOU | 集英社 | 大学生〜 | 池谷理香子 鴨居まさね 逢坂みえこ 山下和美 かれん 岩舘真理子 槙村さとる |
コーラスが他紙で活躍したベテラン作家が中心で、少女マンガ色が強いのに対して、こちらは他紙で活躍したベテランもいるが、あくまでも独自系作家がメインなところに差がある。内容的にはOLもの、看護婦もの、大学生活ものなど対象年齢を反映したものが中心。勢いのある新人ががんばっている印象あり。 少女マンガ的絵柄を求めている人にはつらいかもしれない。エッチ度は少女向けティーン誌の妄想気味た印象はみじんもなく、非常に現実的。男性でも読んでも比較的楽しめる雑誌といえるのではないか。男性で立ち読みしてる人も結構みかけます。 |
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| ★★ | ||||||
| KISS | 講談社 | ★ | ドラマ化されるマンガも多く、このカゴテリーの中では一番メジャーな雑誌。内容もバラエティーに富む。しかし、ライバルであるコーラスやYOUNGYOUで連載してる作家がたびたび登場したり、謎が多い。共存共栄路線にあるのか? さらなる調査続行中。 |
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| プリンセス | 秋田書店 | 未チェック 調査続行中 | ||||
| FLOWERS | 小学館 | 萩尾望都 | 予想通り萩尾望都の「残酷な神が支配する」終了とともにテコ入れ。プチフラワーからFlowersへ。あわせて隔月刊から月刊へ。別冊少女コミックからベテランが一気に移り、小学館のコーラス的な雑誌に。しかし格式の高さはプチフラワーの伝統を受け継ぎいている。小学館系作家の底力を堪能せよ。 | |||
| ASUKA | 角川書店 | 未チェック 調査続行中 | ||||
| FEEL YOUNG | 祥伝社 | 大学生〜 | 安野モヨコ 南Q太 桜沢エリカ 魚喃キリコ |
いわゆるオシャレ系マンガ雑誌。ジッパーコミック、キューティーコミック(このほど休刊)とともにレディースもの雑誌では定評のある編集プロダクションが担当しており、そこからシュークリーム系という名で呼ばれることもあり。若い女性ならではのクールな視点と大胆な絵で描かれた新しい感覚のマンガが多く、従来の少女マンガへのアンチテーゼ的な表現が魅力的。女性向けマンガ界に新しい流れを持ちこんだ功績は大きいが、近年子育てマンガが進出してきたりと雑誌のカラーがはっきりしていない。もはやYOUと同じグループに仲間入りか? この系統では定評のあった岡崎京子氏が交通事故により事実上の引退となっているのも痛い。カムバックできる日が来る事を願わずにはいられない。 |
*1 紙面から受ける印象や読者コーナーの年齢などから総合的に主観により判断
*2 オタク向け書店での入荷数にて判断