坂・馬・鹿の世界 |
■エイジ・レコード 陸上の400mにエイジ・レコードという記録がある。自分の年齢より400mを速く走ることができるかへの挑戦である。400mの世界記録は、まだ記憶に新しいマジック・ジョンソンの43秒18であるが、この記録を持ってしても43歳以下では達成できないことになる。90歳になれば、記録的には 1分30秒と余裕が出てくるが、普通の90歳では400mを完走することさえ危ぶまれる。 マスターズ陸上の日本記録を見ると、エイジ・レコードを達成しているのは、60歳から80歳までの部門である。 しかし、60越えてから400mを1分前後で走るなどということは、酒が好きでトレーニングが嫌いな普通のおやじには、絶対に不可能である。
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■ヒルクライムと軽量化 クライマーといえば、痩せていて小さいのが自転車乗りの常識である。事実、乗鞍でも上位を占めるの人に D体型(*1)はいない。 ツール(*2)でもヒルクライム用のバイクは、特注の計量バイクが使われ、ネジ1本にまで軽量化されグラム単位の戦いとなる。 重量がヒルクライムのタイムに大きな影響があるということは、間違いない。しかし、たとえどんなにがんばったところでバイクで 5kg減量することは不可能である。しかし、体重を 5kg増やすことは簡単である。 #”私のロードバイクは 20kgある。”とか、”私は胃下垂でどうしても体重が増えない。”という突っ込みは却下。 この差を無視して、乗鞍のタイムを語るのは片手落ちである。 ※D体型(*1)某サイクルショップのスラング?”Debu”と”Dekai”の2説あるらしい。 ※ツール(*2)ツール・ド・フランス。20日間で4000km走る世界最高峰の自転車レース。 |
そこで考案されたのが、”ウエイト・レコード”である。 しかし単純に自分の体重を基準とすると、マウンテンサイクリングin乗鞍でのウエイトレコードは、ほとんど無理だったりする。(注:たとえば60kg以下の人は某M氏以外は不可能に近い。) それに、自転車競技は空身で走るのではない。自転車の重量も背負って走るのである。(注:あくまでたとえ話しで、シクロクロスのことではない。)まして高価な自転車ほど、軽いというのは不公平感が高い。(注:私の自転車が重いこととは関係ない。) そこで、 これはタイムの対象基準を とするのである。これだと、高級軽量自転車が買えない、貧乏人の心もわずかながらに救われる。(注:くどいよようだが私の事ではない。) 体重の計り方は、10gの位を四捨五入し100g単位として100g単位とする。自転車の重量は原則として10g単位まで測定するものとする。また、自転車の重量は本体(ベルや反射灯の保安部品を含む)のみとし、サドルバック、フレームポンプ、予備タイヤ、飲料水は含まないこととする。(本人の着るウエア等も含まない。#着ぐるみ派の人ごめんなさい。) なお、体重はマウンテンサイクリングin乗鞍の大会当日の前 5日間、(当日を含む)に計るものとする。すなわち、水曜日から大会当日の日曜日までの 5日間とする。 ※ちなみに、今のところ賞品の予定はない。 (注:って、ゆうか、未来永劫にわたって予定はない。#キッパリ) |
■勇者達の記録 【のりくらいまーウエイト・レコード】達成者
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■特別付録 400mのエイジレコードを基礎としたにもかかわらず、のりクライマーウエイトレコードは、年齢が反映されていない。しかもエイジレコードより難易度は低いが、一般的なおやじにはちょっと辛い目標でもある。 このページは基本的に、アスリートにはなれないが、アスリートを夢見ているおやじのためのページである。そのおやじの励みになってこその”週刊アスリートおやじ”である。よって、もう一つ特別枠を設けた。 (軟弱+クライマー) これはタイムの対象基準を と、するのである。 (exp1:普通のおやじ) 体重60kg + 自転車10kg + 年齢45歳 = 115分 (exp2:普通の若者) 体重60kg + 自転車10kg + 年齢25歳 = 95分 #これでは、少し簡単すぎて目標とはいえないので、”レコード”と呼ぶのはやめときましょう。この程度の実力(タイム)を目安に単に”なんじゃクライマー”と呼ぶことにしましょ。 #注:なおこれは、決して私一個人のために考案されたのではない。 |
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