坂・馬・鹿の世界



挑戦!乗鞍いまー・ウエイト・レコード
日本自転車競技連盟永久未公認

エイジ・レコード

 陸上の400mにエイジ・レコードという記録がある。自分の年齢より400mを速く走ることができるかへの挑戦である。400mの世界記録は、まだ記憶に新しいマジック・ジョンソンの43秒18であるが、この記録を持ってしても43歳以下では達成できないことになる。90歳になれば、記録的には 1分30秒と余裕が出てくるが、普通の90歳では400mを完走することさえ危ぶまれる。
 マスターズ陸上の日本記録を見ると、エイジ・レコードを達成しているのは、60歳から80歳までの部門である。
 しかし、60越えてから400mを1分前後で走るなどということは、酒が好きでトレーニングが嫌いな普通のおやじには、絶対に不可能である。


400m・マスターズの記録(日本記録)
(参考)世界記録 43.18 マイケル・ジョンソン
(参考)日本記録 44.78 高野進
マスターズ・35-39歳 51.2 35歳
マスターズ・40-44歳 51.7 40歳
マスターズ・45-49歳 52.4 45歳
マスターズ・50-54歳 55.29 50歳
マスターズ・55-59歳 56.8 55歳
マスターズ・60-64歳 58.76 60歳
マスターズ・65-69歳 61.12 68歳
マスターズ・70-74歳 65.66 70歳
マスターズ・75-79歳 71.8 75歳
マスターズ・80-84歳 77.85 80歳
マスターズ・85-89歳 88.3 85歳
マスターズ・90-歳 1.57.46 91歳





ヒルクライムと軽量化

 クライマーといえば、痩せていて小さいのが自転車乗りの常識である。事実、乗鞍でも上位を占めるの人に D体型(*1)はいない。
 ツール(*2)でもヒルクライム用のバイクは、特注の計量バイクが使われ、ネジ1本にまで軽量化されグラム単位の戦いとなる。
 重量がヒルクライムのタイムに大きな影響があるということは、間違いない。しかし、たとえどんなにがんばったところでバイクで 5kg減量することは不可能である。しかし、体重を 5kg増やすことは簡単である。
#”私のロードバイクは 20kgある。”とか、”私は胃下垂でどうしても体重が増えない。”という突っ込みは却下。

 この差を無視して、乗鞍のタイムを語るのは片手落ちである。

※D体型(*1)某サイクルショップのスラング?”Debu”と”Dekai”の2説あるらしい。
※ツール(*2)ツール・ド・フランス。20日間で4000km走る世界最高峰の自転車レース。



あなたも挑戦
のりくらいまー・ウエイト・レコード

 そこで考案されたのが、”ウエイト・レコード”である。
 しかし単純に自分の体重を基準とすると、マウンテンサイクリングin乗鞍でのウエイトレコードは、ほとんど無理だったりする。(注:たとえば60kg以下の人は某M氏以外は不可能に近い。)
 それに、自転車競技は空身で走るのではない。自転車の重量も背負って走るのである。(注:あくまでたとえ話しで、シクロクロスのことではない。)まして高価な自転車ほど、軽いというのは不公平感が高い。(注:私の自転車が重いこととは関係ない。)
 そこで、貧乏人のひがみとして、折衷案として、”のりくらいまーウエイトレコード”が考案された。
 これはタイムの対象基準を

自分の体重+自転車の重量 > 乗鞍のタイム

とするのである。これだと、高級軽量自転車が買えない、貧乏人の心もわずかながらに救われる。(注:くどいよようだが私の事ではない。)

 体重の計り方は、10gの位を四捨五入し100g単位として100g単位とする。自転車の重量は原則として10g単位まで測定するものとする。また、自転車の重量は本体(ベルや反射灯の保安部品を含む)のみとし、サドルバック、フレームポンプ、予備タイヤ、飲料水は含まないこととする。(本人の着るウエア等も含まない。#着ぐるみ派の人ごめんなさい。)

 なお、体重はマウンテンサイクリングin乗鞍の大会当日の前 5日間、(当日を含む)に計るものとする。すなわち、水曜日から大会当日の日曜日までの 5日間とする。

達成者の報告を待つ!(下記の表を参考にデータ添付)
※ちなみに、今のところ賞品の予定はない。
(注:って、ゆうか、未来永劫にわたって予定はない。#キッパリ)



勇者達の記録

【のりくらいまーウエイト・レコード】達成者
氏名 タイム 体重 自転車重量 合計重量 備考
(exp)某峠登太郎 1h09m59s 60.0kg 10.00kg 70.00kg 第14回大会



特別付録

 400mのエイジレコードを基礎としたにもかかわらず、のりクライマーウエイトレコードは、年齢が反映されていない。しかもエイジレコードより難易度は低いが、一般的なおやじにはちょっと辛い目標でもある。
 このページは基本的に、アスリートにはなれないが、アスリートを夢見ているおやじのためのページである。そのおやじの励みになってこその”週刊アスリートおやじ”である。よって、もう一つ特別枠を設けた。

なんじゃくらいまぁ
(軟弱+クライマー)

 これはタイムの対象基準を

体重+自転車の重量+年齢

と、するのである。

(exp1:普通のおやじ)
 体重60kg + 自転車10kg + 年齢45歳 = 115分
(exp2:普通の若者)
 体重60kg + 自転車10kg + 年齢25歳 = 95分

#これでは、少し簡単すぎて目標とはいえないので、”レコード”と呼ぶのはやめときましょう。この程度の実力(タイム)を目安に単に”なんじゃクライマー”と呼ぶことにしましょ。

#注:なおこれは、決して私一個人のために考案されたのではない。





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