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#1300 
徹夜城(支配人) 2012/05/22 00:01
今日は「金環蝕」のページにかなりのお客が

検索するとひっかかるんですねぇ、やっぱり。まぁもちろん今日の日食の情報を探しにいらしたわけではなく、「へぇ、そんなタイトルの映画があるのか」ということなんでしょうけど。
石川達三の小説を山本薩夫が映画化した大映作品。実際に起こった疑獄事件をモデルにしているため、よく見てると誰が誰をモデルにしているかよくわかり、「小説吉田学校」と見比べてみるのも一興。宇野重吉が凄いメイクでワルを演じてるのも珍しいですし、ワルがギラギラと輝きを増してしまうのは山本映画の共通点。

>バラージさん
「王立宇宙軍」は公開当時もかなり賛否両論が分かれたと言いますね。僕は当時「ナウシカ」の直後ということもあって「アニメ長編映画」というものにえらくハマってしまった覚えがあります。また登場人物の一人が「歴史家になりたかった」というセリフはその後歴史畑に進んだ僕にはいろいろと思うところが多いです。
「999」は僕はテレビシリーズはほとんど見てないんです。まず映画を見て、かなり後になって原作漫画を読んだという順番でして。「999」劇場版は劇場版オリジナルのものとして切り離して考えた方がいいでしょうね。誰かの文章で最近見たんですが、劇場版は短い時間のはずなのに長い旅をちゃんとしているように見えるのが凄い、ということを書いていて、えらく納得してしまったものです。
 宮崎アニメは人それぞれ出会った時期により好き嫌いが分かれますよね。あくまで「コナン」「カリ城」しか認めん、という世代から「ナウシカ」「ラピュタ」あたり、さらにその後の…という風に分かれると。僕も最初に見たときのお気に入り度では「ラピュタ」です。

「ブラザーフッド」、中国軍が侵攻したという情報だけはありましたかね。予算の都合とも思えますし、あくまで同じ民族の戦争というスタンスで貫くためでもあったでしょう。あの時期の「ブラザーフッド」「シルミド」の一騎打ちやら、「オールドボーイ」のカンヌ受賞やら、韓国映画のパワフルさはかなりのモンでした。いまはちょっとあのころの連打はないような気がします。2年前の作品ですが「グッド・バッド・ウィアード」は久々に個人的には大ヒットでした。
韓国映画というとよくわかんない人も大勢いてヨンさまがどうしたとかラブストーリーのテレビドラマと区別がついてない人も多いのですが、映画はまるっきり違う世界なんですよねぇ。最近「激辛韓国映画」なんて本も出ていて、映画ファン的にはそっちの方に好みが多いですよね。
「ムルデカ」は「プライド」に続くそっち系映画第二弾、だったんですが、作り手自身にどこか引け目があったし(前作にも図らずも見え隠れした)、結果的にてんで影響がなかったもんで、その後その手のメジャー映画は出てこなくなっちゃいました。



#1298 
バラージ 2012/05/15 00:39
歴史・時代劇・戦争映画編

 これまでに触れたことのあるものは割愛。

『竜馬暗殺』……学生運動が挫折した70年代の空気が描かれてるのは知ってたし、結構評判高いんで見たんですが、その頃子供だった僕はもちろん体験してないし、あまり関心もなかったりします。そこを抜きにして見ると、歴史ドラマとしては結構トンデモで……今一つのれませんでした。
『ブラザーフッド』……これはすごかったですねえ。戦争場面では結構な残虐描写も見せながら、エンターテイメントとしても質の高いものになってました。北朝鮮軍だけでなく韓国軍の残虐行為も描いているのもポイント高し。主演俳優のチャン・ドンゴンとウォンビンもよかったし、近年の韓国映画の力を感じさせてくれました。米軍と中国軍は出てきませんでしたが、予算や制作の関係か、それとも何らかの配慮が?
『ムルデカ17805』……全然見る気はなかったんですが、タダ券が回ってきたんで見ることに。思っていた以上に、どストレートな戦前日本礼賛映画。物語の構造が、後になって見た戦時中の『マライの虎』となんにも変わりません。イデオロギー抜きに物語として見ても、これまたひねりも何もない話で、なんだか見てて困ってしまう作品でした。



#1297 
バラージ 2012/05/12 15:08
徒然なるままに……

 今回追加されたものの中では『紅の豚』と『相棒 劇場版』は見ました。

 『紅の豚』は映画館で見て結構がっかりしましたねえ。「『ラピュタ』や『ナウシカ』みたいなアクションが全然ないじゃん!」て感じで、お話もあんまり面白くなかった。宮崎アニメで劇場で観たのは『魔女の宅急便』とこれだけで、他はテレビやビデオで見たのですが、『カリオストロ』『ナウシカ』は確かにストーリーや世界観は面白いんだけど、ヒロインであるクラリスやナウシカの人物造形が個人的に好みに合わず、やや分裂した評価。あと『ナウシカ』は少年が全く活躍しないのも、テレビで見た当時はかなり欲求不満でした。そういう意味では個人的最高傑作は『ラピュタ』かなあ。

 『相棒』はテレビシリーズからずっと見てるのですが、劇場版は確かに面白いんだけど、テレビシリーズと比べて傑出した面白さというわけではないんですよね。そこはテレビシリーズの劇場版に共通の問題というか、テレビシリーズが面白ければ面白いほどハードルが高くなっちゃう。テレビの2時間シリーズでよかったんじゃない?と感じちゃうんですよね。テレビだと自室で(感覚的には)ただだけど、映画はわざわざ映画館まで出かけてお金を払う。だからテレビよりもさらに面白いものじゃないとなかなか満足感は得られないという。

 ついでと言っては何ですが、「栄耀映画徒然草」に載ってる作品で僕が見たものの個人的一言感想も書いちゃいます。まずは今回『紅の豚』について触れたので、「アニメ」から。宮崎作品についてはもう触れたので省略。

『オネアミスの翼・王立宇宙軍』……かなり昔(大学時代)にビデオで見たんだけど、なんで見る気になったか全然思いだせない。もの凄く退屈でした。ただ同級生には絶賛してる人もいましたね。
『銀河鉄道999』……テレビシリーズはリアルタイムで結構見てて面白かったんだけど(とはいえ全部見てるわけではなく、最後のほうどうなったかも見てません・笑)、映画は大人になってからビデオで見ました。テレビは途中でいろんな星に停車して、いろんな人(宇宙人?)に出会うところが面白かったし、そこがこのアニメの肝だったように思うんだけど、映画のほうは(仕方ないこととはいえ)そこを全部カットしちゃってる。「旅に出ました。はい、着きました」みたいな(笑)。映画向きの題材ではなかったような気がします。映画の大ヒットはテレビシリーズの人気のおかげも多大にあったんではないでしょうか。ゴダイゴの主題歌はよかったけど、個人的にはテレビの主題歌のほうも好き。そういえばこれも一種の「鉄道映画」ですかね。



#1296 
徹夜城(支配人) 2012/05/09 22:06
また「徒然草」追加しました。

筆が進むときは進むもんです。今回は、

「仁義なき戦い」
「相棒・劇場版」
「アレクサンダー」
「切腹」
「海の牙」
「黒部の太陽」
「紅の豚」

とまた、ジャンルを幅広く取りそろえてみました。まだまだ本数が少ないコーナーも多いので、もそっと充実させたいと思っております。そろそろ歴史映像名画座も更新できそう。

>バラージさん
レスが遅れてしまいましたが、「鉄道映画」って基本的にはミステリ・サスペンス系に秀作が多いのですね。ヒッチコックの「バルカン超特急」あたりから始まってる気がしますが、どうも西村京太郎に限らず列車とミステリって相性がいいみたいで。
結局森田監督の「A列車」は見逃しております…これはさすがにミステリではないですから、「鉄道映画」として新ジャンル作品といえるかもしれません。

>最近読んだ本など
最近時代劇や勝新太郎に関する著作ですっかり注目株になっている春日太一さんの新著「仁義なき日本沈没」(新潮選書)を読みました。タイトルはパロディっぽいですが、すなわち1973年に公開された東映の「仁義なき戦い」と東宝の「日本沈没」にいたる、東映と東宝の創設以来のしのぎあいと対照的な製作興業戦略など、これまでにない経営面に重点を置いた日本映画史本として大いに楽しみました。
次はぜひ「ギターを持った男はつらいよ」とかを(笑)



#1295 
バラージ 2012/04/30 12:54
〜映画

 そういえば前の話題ですが、「鉄道映画」というくくりにならないのは、映画としてのジャンルがバラバラってことが大きいんじゃないでしょうか。「潜水艦映画」はほぼ戦争映画かアクション映画なのでジャンル的にくくりやすい。
 そもそも「鉄道」というくくりで比べるなら「潜水艦」ではなく「船」ということに。でも「艦船映画」とは言わないですもんね。これもジャンルが多岐にわたりすぎるし。「航空映画」なら「船」や「鉄道」よりはジャンル的にまとまりやすいですかねえ。



#1294 
バラージ 2012/04/30 12:44


 『1911』についてはもう書いたし、『家族ゲーム』はまだ見てません。『ファイナルカウントダウン』はかなり昔にテレビで見たような気がするけど、ほとんど内容を覚えてない。他の作品は多分見ないだろうし、書けることないなーと思ったら、『チベットの女イシの生涯』の監督の謝飛(シェ・フェイ)という名前に見覚えがあるような気が……。
 で、思い出したんですが、僕も謝飛監督の『䔥䔥(シャオシャオ)』は見てたんですよね。昔、仙台に住んでた時に中国映画祭で見ました。他に同監督の『黒い雪の年』も同じ映画祭で見たし、これまた同監督の『香魂女 湖に生きる』はNHK−BSで見てます。ただ、どの映画もストーリーをあんまり覚えてないんですよね。いい映画だったけど地味、という印象しか残ってません。

 チベットが舞台の映画で見たのというと『セブン・イヤーズ・イン・チベット』ぐらいかなあ。中国共産党がものすごい悪者にされてたような。主人公のハインリッヒ・ハラーがナチス党員であったことから上映拒否運動も起こったようです。他には似たようなテーマで『クンドゥン』てのもありましたが未見です。

 最近見た映画で面白かったのは『アフロ田中』。やっぱり僕はこの手の青春映画が一番好きなんですよね。



#1293 
徹夜城(支配人) 2012/04/23 14:27
「栄耀映画徒然草」追加しました。

2月以来になりますが、「栄耀映画徒然草」に7本追加しました。

「ファイナル・カウントダウン」
「1911」
「地獄門」
「聯合艦隊司令長官山本五十六」
「家族ゲーム」
「ステキな金縛り」
「チベットの女イシの生涯」

以上、昨年暮れからつい昨日みたものまで、書く気になったものを中心にアップしましたが、てんでんバラバラといいますか(笑)。「歴史映像名画座」やってるせいで見る映画も歴史物にかたよりがちなんですが、他にもいろいろ見てはいるので、追々追加していこうと思ってます。すぐにも書けそうなので10本ぐらいはためこんでますし。

アクセス解析してると、「徒然草」も結構読まれてるみたいでして…特にすでに書いてある映画をテレビで放映したりするとグンと上がりますね。先日もNHKBSが昼間に「恐怖の報酬」やってまして、いきなりグーンとアクセスが増えてビックリしました。ずいぶん昔に書いた文章で、いま読み返すとちと恥ずかしいというか、中身が薄いなぁと反省しました。そのうち書きかえるかもしれません。



#1292 
バラージ 2012/04/11 22:05
鉄道映画?

 僕は鉄道ファンではないんで、鉄道ファンが観たらどう思うのかはよくわからないんですが、鉄道に興味がない人でも全然大丈夫、ということは確実に言えます(笑)。もちろん森田監督も鉄道好きで鉄道の映画ではあるんでしょうが、僕のような鉄道に興味のない人間でもスッと入れちゃうのは、「鉄道の映画」というよりも「『鉄道』という『趣味』の映画」だからでしょう。ジャンル的には青春映画。「仕事は快速! 恋は各駅停車……旅するハートフル・コメディ。」というキャッチコピーがわりと的確に内容を表してると思います。森田監督の映画では、原作つきではあるものの『間宮兄弟』と雰囲気が似ていると思いました。



#1291 
徹夜城(支配人) 2012/04/10 22:38
鉄道映画ネタとなると見に行くかなぁ

>バラージさん
 そうですか、他にもネット知人で「僕達急行」をほめてる人がいたんで、これはチェックしてみたほうがいいかな、と。
 僕自身それほどマニアックではないけど鉄道ファンではありまして…だからかえってその手の「狙った映画」って、見ていて違和感を覚える恐れもあると感じてましてね。

 「鉄道映画」というジャンルを作ってこのサイト内でまとめてみようかなぁ…なんてことをずいぶん前から考えつつ実行しないでいます。実は「潜水艦映画」なみにいろいろとありまして、ひとつのジャンルとして認識されることがほとんどないのが不思議なくらい。
 日本映画なら「新幹線大爆破」と「皇帝のいない八月」にとどめを刺しますが、いずれも「カルト映画」と位置付けられてるところが面白いというか歯がゆいというか。アメリカ映画だと「大陸横断超特急」が面白かったです。

 そーそー、潜水艦映画といえば。昨年BSでやってて録画したっきりほったらかしにしていたルネ・クレマン監督「海の牙」をようやく見ましたよ。
 どうして録画する気になったのかすら忘れてましたが、鑑賞してみて「ルネ・クレマンの潜水艦映画」だったから、と気付きました(笑)。敗戦直前にナチ幹部をのせて南米へ向かうUボートに、病人治療のためにフランス人医師が拉致されてきて、あれやこれや、というような話。映画として面白いかといわれるとちょっと…な出来でしたが、あのUボートは本物の映像を使ってるんじゃないのか?とそっちに興味がわきました。

 あとやはり録画したっきりほったらかしになってた「チベットの女イシの生涯」なんてのも見まして。これもチベット現代史がからむから歴史映画系かも、と思って録画したみたいで。
 まぁ中国製作の映画なんで、いろいろ問題になりそうなところは巧みに避けてます。つい最近まで時代劇の世界だったチベットが21世紀風味になり(公開は2000年)、その時代を生きた一人の女の、三人の男性との愛となんとやらのドラマですね。チベット関係が比較的落ち着いていた時期のせいか全体的に描写は穏やかで歴史宗教描写もそこそこ中立的かと。主人公たちの老人時代を演じてる人たちはなんだか素人さんに見えるほどやたらリアルに存在感があるんですが、あれも俳優なのかなぁ。



#1290 
バラージ 2012/04/08 19:02
僕達急行 A列車で行こう

 先日、森田芳光監督の遺作となった『僕達急行 A列車で行こう』を見てきました。

 とてもいい映画でした。

 この映画に流れる緩やかで温かな微温的空気は、森田監督でなければ絶対に醸し出せないものでしょう。『(ハル)』以降の後期森田映画12作品中、原作つきやリメイクではないオリジナル作品は、その『(ハル)』と『わたし出すわ』、そしてこの『僕達急行』だけだそうで、僕はその3本をすべて見ているのですが、どれもとても面白く、いかにも森田監督らしい映画でした。そう考えると『僕達急行』は森田監督最後の映画にふさわしかったと言えるでしょう。できることならシリーズ化してほしかったところでもありますが。

 森田監督の葬儀で北川景子さんが号泣してたのがとても印象に残っています。彼女が出演した『間宮兄弟』もいい作品でした。



#1289 
徹夜城(支配人) 2012/03/17 19:17
黒部の太陽

>バラージさん
もちろん録画予約済みです(^^)。
とにかくTV放映になること自体が歴史的事件。一部カットされた省略版であることが残念ですが…何年か前に熊井啓監督が存命のうちに上映イベントが行われたことがありますがその時も今回と同じ省略版だったそうで、熊井監督も残念がっていました。
石原裕次郎の遺志により劇場上映のみ、ビデオ化・テレビ放映はダメ、ということになっていたそうですが、さすがにもういいだろう、ということになったみたいですね(奥さんが社長になったことでそういう方針になったみたいで)。

「黒部の太陽」は製作にいたるまでがまた劇的でして…熊井監督がその詳細を本に書いてるんですが、僕などはそれを読んで「これを映画化したらいいんじゃないか」と思ったものです(笑)。当時の日活幹部が完全に悪者になっちゃいますけどね。



#1288 
バラージ 2012/03/17 14:03
黒部の太陽

 今日、NHK-BSプレミアムで、石原プロが制作した映画『黒部の太陽』を放送するようです。この作品に多大な興味があるというわけではないのですが、ほぼ見る機会がない作品なので録画しておこうと思います。



#1287 
バラージ 2012/02/25 23:26
社会派映画

 『チャイナ・シンドローム』からのつながりで、これまでに見た面白い社会派映画について書こうかなと思ってたら、その中の1つの『ネットワーク』が29日にNHKーBSで放送されるようです。
 『十二人の怒れる男』のシドニー・ルメット監督が、視聴率稼ぎに狂奔して暴走していく報道テレビ局を描いた傑作です。面白いですよ。



#1286 
徹夜城(支配人) 2012/02/20 12:31
いま「ダントン」見てます

 昨年のいつごろ放送したんだったか、ポーランドの巨匠アンジェイ=ワイダが監督、フランスの名優ジェラール=ドパルドュー主演の歴史映画「ダントン」をようやく今頃見てます。時間の都合でチビチビぶつ切りで。
 それにしても一時期フランスの歴史物というとみんなジェラール=ドパルューだらけでしたね。近頃はすっかり問題老人になっちゃってるようですが(もともと不良青年ではあったらしいけど)。

>バラージさん
 なるほど、「チャイナシンドローム」のあの自動車「事故」の展開はそういう元ネタがあった、ということなんですね。ちょっと唐突感があったのですけど、そう聞くとなるほどと言う気もします。



#1284 
バラージ 2012/02/17 23:05
チャイナ・シンドローム

 昔ビデオで見ました。細かい部分はもう忘れちゃってますが、すでにチェルノブイリの後だったんでお話はやや古めに感じられたものの、結構面白かったように記憶しています。
 内部告発しようとした原発技術者が事故に見せかけて殺される場面は、1974年に起きたカレン・シルクウッドの事件(内部告発しようとした原発技術者のシルクウッドがニューヨークタイムズの記者に資料を渡しに行く途中、自動車事故死した事件。事故には不審な部分があり、殺されたのではないかという疑惑があるという)がネタ元になってるんじゃないでしょうか。見た当時はこの事件は知らなかったし、今もあまり詳しくはないのですが……。この事件はメリル・ストリープ主演で映画にもなってて(邦題『シルクウッド』)DVDも出てますが、僕は未見です。

 『白い巨塔』『華麗なる一族』『不毛地帯』の山本=山崎3部作は僕も全部見ましたが、『白い〜』は傑作、『華麗〜』は佳作、『不毛〜』は凡作という感じでした。僕は『華麗〜』『不毛〜』の女性描写がどうにも受け付けないところがあり、特に『不毛〜』は不快感すら感じましたねえ(山本の資質なのか山崎の資質なのかよくわかりませんが)。



#1283 
徹夜城(支配人) 2012/02/17 13:23
山崎豊子映画群

>nakaikiiti - littlebustersさん
これはどうも。
「沈まぬ太陽」ですが、もちろん見てます。劇場公開時とTV放映時に。あれが映画化されるまでの事情自体が映画並みでしたね。それにしても今検索して調べてしまいましたが、「山崎豊子版『リトバス』」って声は本当にあるんですねぇ…って「リトバス」のほうを良く知らんわけですが(^^;)。
どういうわけか映画・ドラマと相性がいい山崎豊子作品群。このサイトの「徒然草」入りはまだしてないですが、まだ作業してないだけの話で僕自身は結構見てます。映画版に絞っても「白い巨塔」「華麗なる一族」「不毛地帯」と山本薩夫監督シリーズはどれも凄いですし、「沈まぬ太陽」の製作者もそれを強く意識した(せざるをえなかった)といいますね。あの問題意識の持ち方は明白に左翼的なんだけど映画製作はやたらゴージャスでサービス満点、という山本監督のタッチが山崎作品にマッチしてるんでしょう。



#1279 
nakaikiiti - littlebusters 2012/02/17 12:13
こんな映画あります

金曜ロードショーで「沈まぬ太陽」を観ました。不毛地帯の山崎豊子原作の超大作です。あの航空会社がモデルです。マニアのなかには山崎版リトバスとの声があります。



#1277 
徹夜城(支配人) 2012/02/15 13:49
映画徒然草を7本ほど

昨年来書きためていた…というより途中で放置していた映画感想のたぐいを先ほどまとめてアップしました。全部で7本。あと何本か書きかけのがあるんですが、きりがないのでとりあえず書いたものだけ上げておきました。
ほとんどは昨年BSで放送したものを、録画で数カ月遅れで見たものでして…「武士の家計簿」だけ劇場で観ましたが、それも公開から一年遅れで市内で上映会が行われたときに見たものです。

ま、こんな調子でもっと収録本数を増やしていきたいですね。



#1276 
徹夜城(支配人) 2012/02/02 23:34
まだ見てなかった…

>バラージさん
テオ=アンゲロプロス監督の事故死のニュースには正直驚きました。映画監督にもいろんな死に方をされる方がいますが、交通事故死というのはちょっと記憶にないですね。
ギリシャを代表する有名な映画監督だから名前は知っていたんですけど…作品はまだ見てなくって。レンタルビデオ店にもなかなか置いてなかったですからねぇ。「アレクサンダー大王」が歴史映画と勘違いして棚に置かれているのを一度目撃したことがありましたが、もはやその店もすでになく。

昨日、NHK衛星でソ連版「戦争と平和」の第三部・第四部をやってまして、改めて大変な映画を作っちゃったもんだなぁ、と眺めておりました。今じゃCGで結構再現できちゃうもんですから、本物の軍隊で何万人も投入する必要はなくなっちゃいましたからね。これはもう「映画遺産」ものの作品になったと思ってます。
もちろんCGだから楽、ということはなく金も手間もそれなりにかかるので、ある程度人を動員する映画製作は続くと思うのですが、ソ連版「戦争の平和」のレベルになるとさすがに今後実行することはなさそうです。



#1275 
バラージ 2012/01/31 15:11
追悼テオ・アンゲロプロス

 ギリシャの巨匠・テオ・アンゲロプロス監督が先日バイク事故で亡くなりました。最新作『The Other Sea(もう一つの海)』の撮影中の出来事だったとのこと。
 アンゲロプロスの映画は、『旅芸人の記録』『アレクサンダー大王』『シテール島への船出』『霧の中の風景』『ユリシーズの瞳』を見ました。彼の映画は表現が難解で、決して分かりやすい映画ではありません。上映時間も長いため、体調を整えて見ないといけないような、見る側がある種の体力を使う映画でもあります。しかし、彼の映画には観客を強く引き込む力があり、どの作品もとても強い印象を残す映画でした。遺作となった『第三の翼』が今年公開予定だそうなので、もし僕の住む地方でも公開されるならぜひ見に行きたいと思います。



#1274 
バラージ 2012/01/21 15:55
去年のベスト3 一昨年のベスト3

 新年あけましておめでとうございますと言うにはもう遅すぎますね。去年の個人的ベスト3映画の感想を書かせていただいちゃいます。

 『森崎書店の日々』は、神保町の古書店を舞台として1人の女の子の再生を描いていく映画で、淡々とした雰囲気が市川準監督の映画に似ています。市川準映画の雰囲気を偏愛する者としては非常にうれしかった。学生時代によく行ってた古書店を思い出しましたね。主演の菊池亜希子さんはモデルで映画初主演だそうですが、とてもカワユイかったです。僕にとって映画における女優の比重は結構大きく、出演女優がよかったらちょっとくらい映画が面白くなくても許してしまうところがあります(笑)。しかし東京で公開されたのは一昨年にもかかわらずDVDがまだ出ていないのが残念。
 『スコット・ピルグリムvs.邪悪な元カレ軍団』は、日本のアニメやテレビゲームの感覚を思いっきり取り入れた、ヒップでハチャメチャでアホみたいに面白かった映画。ジャンルも青春映画ともアクションともコメディともつかない、何とも表現しようのない作品です。でもめちゃくちゃ面白かったけど。
 『孫文の義士団』は前に触れたんで省略。

 一昨年のベスト3。
 『ドアーズ/まぼろしの世界』は、60年代末期の伝説的バンド、ドアーズを題材としたドキュメンタリー。新たな撮影やインタビューは一切行わず、当時のオリジナル映像とナレーションのみで構成された作品です。やはり映画館で聴くサラウンドは違いますね。これを見るとオリバー・ストーン監督の『ドアーズ』はやはり色あせてしまいます。やっぱりドアーズすげえよ。
 『ノルウェイの森』は、あまりにも有名な村上春樹の小説をトラン・アン・ユン監督が映画化。トラン・アン・ユンはあまりにも眠い作風で苦手だったし、配役もピンとこなかったので、どうなるかと危惧してたんですが全くの杞憂でした。原作の雰囲気を見事に写し取っていたし、配役もドンピシャ(特に水原希子は素晴らしかった!)。僕の目が節穴でした。すいません(笑)。
 『ニューヨーク、アイラブユー』は、ニューヨークを舞台とした11本の短編を組み合わせたいわゆるオムニバス映画。短編の間を非常にうまくつなげているのでオムニバス映画にありがちなでこぼこ感がありません。一つ一つの短編が非常によくできているうえバラエティにも富んでいるので、見ていて全く飽きません。



#1273 
徹夜城(支配人) 2012/01/03 21:05
謹画新年

あけましておめでとうございます。もう三が日が終わってしまい、明日から仕事という状況ですが。

 昨年の映画鑑賞の締めは、劇場では「聯合艦隊司令長官 山本五十六」、HDDの録画ではBSシネマで放送された「チャイナシンドローム」でした。前者は太平洋戦争開戦70周年、後者は明らかに昨年の原発事故にちなんだものですね。
 昨年は劇場で見た回数が少ないんです。理由はいちばん近い(といっても車で30分はかかる)シネコンが震災のために半年ほど閉鎖され、その間に経営主体まで変わるという変動があったせいでもあります。仕方なく都内に見に行ったこともありましたが、「帰宅難民」にならないか、冷や冷やしたこともありました。

 う〜ん、昨年見た映画のベストはなんだろう?思い返しているんですが、こう、とくに印象に残ったものがなかった気がします。
 劇場で見ていて「今どのくらいの時間かな?」と気にならなかった作品(つまり内容にのめりこんでいた)としては、ドキュメンタリー「ショージとタカオ」、「山本五十六」は挙げられそうです。
 最悪映画は確定しておりまして、「ルパンの奇巌城」(笑)。あそこまでひどい映画にはなかなかお目にかかれないと思います。



#1272 
バラージ 2011/12/30 23:09
森田監督の映画

 僕も実は『家族ゲーム』はまだ見てないんです。NHK−BSを録画したんで、後で見ようと思ってます。まあ、代表作は影響力から言っても『家族ゲーム』でしょうねえ。あとは『失楽園』とか(これも見てない)。
 『椿三十郎』『武士の家計簿』も見てません。『武士の家計簿』は劇場公開されたときに見に行くか迷ったんですが、結局今まで見てないんです。『椿三十郎』は、何で森田芳光がリメイクなんか作るの?という気分でしたねえ。
 僕が日本映画を見始めたのは90年代初めからで、そのころ森田監督はややスランプ気味でした。僕がリアルタイムで初めて見たのは96年の『(ハル)』。これは本当にいい映画で、僕の日本映画ベスト3に入る作品です。ビデオで見た『ときめきに死す』や、近作では『間宮兄弟』『わたし出すわ』もよかったですね。

 それでは、徹夜城さん、今年もお世話になりました。よいお年を。
 僕の今年の映画ベスト3は『森崎書店の日々』『スコット・ピルグリムvs.邪悪な元カレ軍団』『孫文の義士団』、次点は『キック・アス』でした。



#1271 
徹夜城(支配人) 2011/12/25 23:36
森田映画はあまり見てなくて…

>バラージさん
 ちょうどいま、しばらく書いてなかった映画日記なぞいくつか書いてるんですが、先月「武士の家計簿」を見ていたんですよ。結局森田監督訃報後に追悼記事みたいな感想文になってしまいました。
 そこでも書いたんですが、思い返すと僕は森田芳光作品はろくに見てないんです。その「武士の家計簿」とリメイク版「椿三十郎」のみ、脚本担当で「免許がない!」しかありませんでした。
 いま追悼企画でNHKの衛星で「家族ゲーム」を放送してるので、後日録画で見てみようと思います。結局この作品が代表作として語られていますねぇ。



#1270 
バラージ 2011/12/23 00:28
追悼・森田芳光

 森田芳光監督が亡くなられました。まだまだお若いと思っていたのでびっくりしました。市川準監督に続いてまた1人好きな監督が逝ってしまい、歳月の流れというものを強く感じる今日この頃。来年2月ごろに遺作『僕達急行 A列車で行こう』が公開されるのでぜひ観ようと思います。



#1269 
パパゲーノ川崎 2011/11/14 12:01
ガンダム関係レス有難うございます。

こちらの書き込みが遅れてしまいました。
Gガンダムを観るのは、進んでません。東方無敗師匠が出てきて面白く
なってきたのですが、韓国時代劇も観ないといけないんで、時間が作れない^^;

徹夜城さま>
Gガンダムを薦める友人をお持ちなのですね。きっとその人も熱い人なんでしょう。
ターンAについては映画版はまだ観ていないのですが、テレビ版ではかなりの内容が
ありますから、2本の劇場映画にまとめるのは無理があるのかなと思います。
やはりテレビ版のほうがいいのでは。
あののんびりした雰囲気(これが好みが分かれる原因の一つ)は
テレビシリーズならではのものでしょうね。

バラージさま>
ターンAもVガンダムも良かったとのこと。ターンAを支持してくれる
人がいて嬉しいです。



#1268 
バラージ 2011/11/13 16:12
ドラゴン

 僕もブルース・リー以前の香港映画についてはくわしくないのですが、明らかに低予算映画ですよね。その半面、この手の低予算映画は珍しくなかったのだろうとも思います。
 高くジャンプしてるのはワイヤーアクションではなくトランポリンだと思うのですが、リアルさを求めるリーはこれが大嫌いだったらしく、後の作品では無くなります。
 この映画は最初の作品ということもあって監督のロー・ウェイ色が強く、米国帰りのリーは香港の映画制作のいい加減さに愕然としたとか。次の『ドラゴン怒りの鉄拳』では(特にアクション・シーンで)リーの主張が通ることが多くなったのですが、それでもリーは不満で、ローと袂を分かち自らの会社を立ち上げて『ドラゴンへの道』を作ることになります(ローは後にジャッキー・チェンにも逃げられている)。

 ちなみに、鳴り物入りで契約したにも関わらず最初リーは準主役で、従兄弟役のジェームズ・ティエンが主役だったのですが、撮影を始めてみるとリーがあまりにもいいので主役に変更してしまい、ティエンは途中で死ぬ役になってしまったらしいです。




#1267 
徹夜城(支配人) 2011/11/11 14:44
壁に人型の穴

>バラージさん
 ええ、僕も「ドラゴン危機一発」の「人型の穴」には爆笑しました。「こんなに強いんだよ」という表現なんでしょうけど、そんなわきゃないだろ!と(笑)。他にもビックリするほど高々と飛ぶワイヤーアクション場面もしょっちゅう出てきますよね。
 そのうち感想日記も書きますけど、全体的にB級らしさというか、エログロ度も高いですし、当時こんなので大ヒットしてブルース=リーの名が高まっちゃったというのが不思議にも思えてきます。

 香港映画全体をよく知るわけではないですが、あの映画でやたらとドロドロと血が噴き出したり流れたりするのは、当時多かったのだろうか…?とも思いました。ジャッキー=チェンの映画だとほとんど血を見ないですしね。
 日本映画でもかなりの時期まで赤い血を映像で見せるのがタブーだったらしく…東宝特撮戦争映画「太平洋の嵐」で空母内の医務室での血の海のシーンがあるんですが、プロデューサーの田中友幸は監督に「血を見せるな」とかなり迫り(未確認ですが映すにしても色を変えろと言ったとか)、結局は戦場の悲惨さの表現にこだわった松林監督に拒絶されるという一件があったと聞いています。



#1266 
バラージ 2011/11/10 18:48
追記

 前の書き込みを読み返したら、僕が『半次郎』を観たようにも読めますね。観てませんです。念のため。
 五十嵐匠監督作では、『SAWADA』と『地雷を踏んだらサヨウナラ』しか観とりません。どちらも面白かったです。



#1265 
バラージ 2011/11/10 17:46
誤字

「代表差悪」→「代表作」です。すいません。とほほ。



#1264 
バラージ 2011/11/10 17:45
ブルース・リー

 僕はほぼ見てますよ。『ドラゴン危機一発』と『燃えよドラゴン』はブルース主演映画4本の中ではつまらないほうの2本なんですよね。と言うとおそらく多くの異論があるでしょう。というか異論のほうが多いでしょうね。『燃えよ〜』はブルースの代表差悪にして最高傑作というのが大多数の人の意見でしょうから。でも僕は『燃えよ〜』はあまり面白くないと思うんですよ。日本での公開が1番先だったからインパクトが強かったのかもしれないけど、映画としては並みの出来だと思うんですけどねえ。
 『〜危機一発』はブルース主演映画では一番お粗末な出来で、ブルース・リーが出てなきゃ見てられないレベルでした。壁にカートゥーンみたいな人型の穴があいちゃうところは脱力ものです。まあ、ブルース・リーはかっこいいけど。何か仮面ライダーをほうふつとさせる雰囲気の低予算ですよね(仮面ライダーも好きではありますが)。

 やはりブルース映画で1番面白いのは『ドラゴン怒りの鉄拳』。その次が『ドラゴンへの道』だと思います。作品としては『〜怒りの鉄拳』のほうが面白いけど、ブルース・リーという人の思想性(?)に触れるならワンマン映画『〜への道』のほうがいいかも。



#1263 
徹夜城(支配人) 2011/11/09 23:53
最近とんと劇場に足を運んでない

 僕がよく利用するのが車で30分弱のところにあるシネコンなのですが、3月の震災で劇場に被害があったとかで7月ぐらいまで閉館してしまい、おまけにもともと日活直営の経営が難しくなっていたこともあって経営母体も変わってしまい、営業再開してからもなんとなく足が遠のいてしまってます。気が向けば明日にも行くかもしれませんが…

 そんなわけで最近見た映画となると、HDDレコーダーにためこんでる録画映画の数々。昨日はブルース=リー「ドラゴン危機一発」を見ておりました。思えば「燃えよドラゴン」以外ではこれしか見てないんですよ、ブルース=リーの方は。ジャッキー=チェンは相当数見ているんですけどね。
 今週のNHK衛星は「これはとっておこうかな」と思うのが多くって。今日なんか昼間に「ダントン」やってて、喜んで録画しちゃいましたもんね。以前から見たいと思ってたんですがなかなか機会がなかった一本なんです。

>虎さん
 リメイク版というのにはどうも抵抗があるもので、「十三人の刺客」リメイク版、そこそこいい評判を聞きつつ見てませんでした。そのうち借りてみようかな、と。
 オリジナル版の映画も見てますけど、実は僕が最初に見たのはフジテレビで製作した仲代達矢主演のテレビドラマ版でした。最初に見た印象とは恐ろしいもので、その後オリジナル版を見てもドラマ版の場面がチラついちゃうのでした。

 リメイクといえば「椿三十郎」もあって、これは一応見ておきました。いまやってる「一命」は表向き「原作が同じ」ということになってますけど、実質「切腹」のリメイクですよね。
 リメイクばやりはハリウッドでもそうですが、あの「ブレードランナー」もリドリー=スコット引っ張り出して続編を作るそうで…続編といっても世界観が同じだけの続編らしいんですが、あの映画のファンとしては「余計なことをせんでほしい」というのが本音。



#1262 
2011/11/09 00:30
またふらりと。

映画の話をしばらくしてないかな。
…来て早々アレですが、掲示板が、タイトルで検索かけれたらいいのにな、と思わないでもなかったでした。大変だろうと思うので、思うだけにしときます。

「十三人の刺客」もともと、この監督は好きだったんですよね。三池祟史氏。
映画は色々撮ってますが有名なので割愛。凄かったのは「ウルトラマンマックス」の
「第三番惑星の奇跡」口うるさい特撮ヲタが全面降伏で絶賛したという。確かに、
クライマックスでは見事に涙腺崩壊しました。

…さておき、「十三人」です。この映画を評価する人が必ず触れるポイント、
SMAP稲垣の、鬼畜殿様の、もう笑うほどの悪逆非道ぶりw いや、物凄いですよ。
それが見事似合ってたのも、キャスティングの妙ですね。
で、ここまで酷いのが悪役だと、大仕掛けにもほどがある大作戦にも説得力が
あるってものです。一方で、そんな殿を守ろうとする市村正親の矜持、
しかして、それがラストですっかり虚しくなる無常感。
アクションについてはもう、邦画、時代劇でよくぞとしか言えません。
久々に、スカっとする時代劇を見ました。こういうのはむしろ、女の子の
方が萌えるんじゃないですかね。登場人物の大半が、滅茶苦茶かっこいいんだから。



#1261 
バラージ 2011/10/29 22:37
ガンダム

 僕もガンダム好きですよ。富野監督作は、『ガンダム』『Z』『ZZ』『逆襲のシャア』『F91』『V』『∀』と全て見てます(リアルタイムで観たのは『ZZ』の終盤から『F91』までと『∀』だけですが)。
 『∀』は面白かったですね。これまでの流れと全く違うものを作り出すあたりがさすが富野という感じでした。『Z』『逆襲のシャア』『∀』がベスト3かな。『V』も面白かったですよ。『Z』以上にハードな話で完成度はやや劣りますけど。
 それ以外では『X』『0083』を観てます。『X』は評価の低い作品ですが、観てみたらそんなに悪くありませんでした。『0083』はいまいち。『SEED』は途中で脱落しました。



#1260 
徹夜城(支配人) 2011/10/28 13:36
こちらの伝言板も盛り上がってまいりました。

 まぁ長らくほったらかしてる僕がいけないんですけど、このところの「手入れ」でアクセスも上がってきましたし、この伝言板も書き込みが増えてきたのは嬉しいところです。

>バラージさん
 「戦争と人間」の第三部、これで終わりにしなくちゃいけないという事情からだったとはいえ、確かに登場人物が絞られた分、まとまりのよい作品になったとは言えますね。おまけに最後のヤケクソのような大戦闘シーンがとどめになりましたし。あんなこと二度とできないでしょうねぇ。
 第二部のメロドラマがメロメロドラマ過ぎて、古臭く感じるのは、まぁ無理もないかと。ただあれ、原作ですでにそうなんですよねぇ。というか、原作はもっと露骨に性的な描写が多いんです。映画では佐久間良子の人妻が北大路欣也に抱き締められて「骨が砕けそう…」と色っぽくもだえる場面が精いっぱい(笑)。ただ映画評でも書きましたが、第三部の吉永小百合のベッドシーンは今見ても結構…同じ監督の「皇帝のいない八月」では渡瀬恒彦と野外でのその手のシーンがあって、山本薩夫も結構お好きのようです(笑)。
 「半次郎」が五十嵐監督なのは「長州ファイブ」からのつながりという気もします。こちらも幕末もので、榎木さんも出てましたし。


>パパゲーノ川崎さん
 アニメの話題でも結構でございます。他に書くところもないから「映画」にこだわらなくてもいいでしょう、この場合。
 まぁ僕自身はガンダムというとファーストしか…という世代でございまして。「Z」はリアルタイムもはずなんだけど、第一回しか見てません。後年レンタルで見始めてみましたが、半分ぐらいで脱落してしまいました…「ターンA」は総集編状態の映画版を見たのがいけなかったかな。「Gガンダム」は友人にずいぶん薦められてるんだけど、まだ見てないです。
 近年のでは「00」だけちゃんと見てまして、意外にハマってしまいました。現代的なテーマを抱えたシナリオの妙に感心した部分が多いのですが(それでいて結構イマドキのアニメファンを意識してもいますね)、映画版までは見に行く気が起こりませんでした(つーか、あれで終わりでいいと思ったんでしょうね)。

 ここの映画感想でもアニメ映画はまだまだ少ないですが、それなりに見てはいるんですよ。改めて見返してから徐々に追加していくようにしましょうかね。
 それよりもアクション映画が全然ないほうが問題かな。



#1259 
バラージ 2011/10/28 11:59
そういえば

 『半次郎』の監督は五十嵐匠なんですね。ベトナム戦争やカンボジア紛争を取材した戦場カメラマン一ノ瀬泰造の生涯を描いた『地雷を踏んだらサヨウナラ』や、同じくベトナム戦争を取材した戦場カメラマン沢田教一についてのドキュメンタリー映画『SAWADA』の監督です。
 『地雷を踏んだらサヨウナラ』はなかなかいい映画でした。ベトナム戦争を取材してこれまた著名な戦場カメラマン石川文洋氏が、浅野忠信が出てきたときに本物の泰造が出てきたかと思ったほど似ていたと言ってました。『SAWADA』はNHK−BSで放送されたのを見ましたが、こちらも非常にいい映画。正統派のドキュメンタリー映画です。

 ドキュメンタリー映画といえば、1年ほど前だったかAKB48のドキュメンタリー映画の公開初日、映画館に大行列ができていて仰天したことが。盛岡であんな行列ができるのなんて、他には宮崎駿くらいしかありません。改めてAKB人気のすさまじさを実感した次第です。



#1258 
パパゲーノ川崎 2011/10/28 11:49
不人気ガンダムが面白い

アニメの話題はここでいいのですかね。
ガンダムのシリーズはたくさんありますが、評価の分かれる、どちらかというと
人気のあまり無いシリーズもありますね。

私は、そんな中で”ターンAガンダム”が好きなんですが、既に全話観たので、
次はキワモノ、、、”機動武闘伝Gガンダム”を観ることにしました。
戦争するのではない、格闘するガンダム、、、大げさなキャラ、熱すぎる(変な?)
演出、、、なんじゃこりゃ、でしたが。。。
 それでも、回が進むにつれ、シリアスな展開になってきました。やはりこれもガンダムなんですね。

 失敗作と呼ばれている、”Vガンダム”も気になってきました。^^;
観たら気分悪くなるガンダムだそうです。(怖そう。。。)

 ファースト、Z,ZZだけがガンダムではないので、いろいろ観てみましょう。


 



#1257 
バラージ 2011/10/24 21:17
戦争と人間

 ようやく第2部・第3部も観ました。

 第2部は、メロドラマ部分の描写がなんというか……あまりにも古臭い。いかにも一昔前のドラマというか。そこがどうにものっていけませんでした。あと個人的世代的なものなのですが、ちょうど物心つく前の時代の映画だけあって、メロドラマを演じてる方々が「あの人たちの若いころ」なのも違和感を感じざるを得ないところでした(ぼくが物心ついた頃は松坂慶子さんや夏目雅子さんの時代でした)。これがもっと昔の映画だったら逆に違和感もなくなるんですけど。そういえば第1部とは一転して、ちゃんと中国人役の人は中国語を、朝鮮人役の人は朝鮮語をしゃべってましたね。栗原小巻さんの中国人がしゃべってるっぽい日本語はなかなか上手かったです。でもよくよく考えたら流暢な日本語をしゃべる中国人・朝鮮人もいただろうから、第1部みたいなのもありなのかもしれないけど、日本人俳優がそれをやると日本人にしか見えなくなっちゃいますからねえ。

 第3部はそんな中国語・朝鮮語をしゃべる人々が一斉にいなくなりますが、何というか全体的にすっきりしてむしろかなり見やすくなったと思います。単独の映画として見れば、この第3部が1番完成度が高いんじゃないかと。冒頭に第1部・第2部のダイジェストもあるし、なんならこの第3部だけ見てもいいくらい(笑)。僕は映画というものは基本的に1本である程度完成してるべきだと思うので、この第3部が1番面白かったです。

 それにしても今見ると、(いろんな意味で)よくこんな映画を作れたなあと感心してしまいますね。豪華すぎるキャスト(五社協定が崩壊した後なのも幸いしたかも)、とてつもない物量の戦闘シーン、これでもかと描写される日本軍や特高警察などの暗黒面。今はもうこんな映画作れないだろうなあ。

 『ロード・オブ・ザ・リング』(『指輪物語』)3部作も観ました。いやあ、面白かった。『ナルニア国物語』も観たくなってきました。『ゲド戦記』も全部映画化してくれませんかねえ(ジブリのはいきなり第3部だけだし)。



#1256 
徹夜城(支配人) 2011/10/14 15:29
こっそりまた四本ほど追加

 この追加ラッシュがいつまで続くか分かりませんが、少しは映画サイトらしくしようと画策中なので、なるべくジャンルごとに均等に増やしていきたいと思っております。

>バラージさん
 ああ、「落陽」をご覧になってましたか!(笑)。僕が劇場まで足を運んでみた映画の中でワースト5には入る作品ですね。それでいて当時の宣伝は妙に大作感を売りにしていて、なぜか淀川長治センセのヤケクソになったとしか思えない絶賛のコメントが広告に使われてましたっけ。
 あれ、それこそ映画評の一本も書いたほうがいいのかもしれませんけど、もう一度見返す機会がなくって。原作者の伴野朗が監督ってことになってますけど単なる名前貸しで実質プロデューサーが演出してたらしいですし、製作費の大半はダイアン=レインら大スターたちの送迎費用で消えたという話も。梅之助や梅雀、嵐圭史ら前進座総動員の様相もありましたが、宣伝も請け負った山下大将役の水野晴郎の「容貌が似てる」というだけの出演がきわめつけ。そしてこれが日活の復活を損ねたのみならず、あの「シベリア超特急」が生まれるキッカケになるんですから、ある意味映画史的に重要な映画だったりするのかも(笑)。



#1255 
バラージ 2011/10/14 01:09
ジャッキー・チェン

 『ラスト・ソルジャー』の項を読みました。

 実は僕はジャッキーの大ファンでして。テレビで見た『酔拳』の頃は、同じくテレビで見たブルース・リーのほうが面白いなあと思ってたのですが、初めて映画館で観た『プロジェクトA』に天地がひっくりかえるほどの衝撃を受けました。この映画と『ポリスストーリー 香港国際警察』が一般的にもジャッキーの最高傑作と言われますが、僕にとっても好きな映画ベスト3に入る映画です(もっともベスト3にジャッキー映画を2本も入れるのも偏り過ぎなので、だいたいはどっちか1本しか入れませんが。ちなみに残り2本は『恋しくて』『再会の街 ブライトライツ・ビッグシティー』『欲望の翼』……って3本になっちまった)。

 ジャッキー映画では他に『奇蹟 ミラクル』『ポリスストーリー3』『レッドブロンクス』『WHO AM I?』『ゴージャス』『香港国際警察 NEW PORICE STORY』『ドラゴン・キングダム』『新宿インシデント』『ベストキッド』、そして『ラスト・ソルジャー』といったあたりが面白い。

 『新宿インシデント』がそれまでのジャッキー映画とはまったく異なる映画(というかいわゆる「ジャッキー映画」ではないと言ったほうがいいかもしれない)だったので僕はそちらの印象が強く、『ベスト・キッド』もジャッキーは脇に回って、これまたジャッキー映画とは違うので、それに比べれば『ラスト・ソルジャー』はむしろ旧来のジャッキー映画に近いテイストという印象でした。



#1254 
バラージ 2011/10/14 00:29
『落陽』

 見ましたよ、僕も映画館で(笑)。
 スケールが大きくて面白そうだと思ったら、中国人が全員日本語でしゃべりだして(『戦争と人間』はまだ見てませんでした。まあ『ラスト・エンペラー』でも中国人がみんな英語しゃべってたけど)、ダイアン・レインやユン・ピョウはどうするんだと思ったら、ダイアンが出てくると全員英語になり、ユン・ピョウが出てくると全員中国語(広東語?)というハチャメチャな映画でしたね。あれじゃいくら役者が全力で演技しても学芸会のようにしか見えなくなってしまいます。
 あと、水野晴郎さんの台詞棒読みには館内失笑でした。



#1253 
徹夜城(支配人) 2011/10/05 19:53
映画徒然草にさらに追加

本日、栄耀映画徒然草にまた五本映画評を追加しました。昨年書きかけたやつとか、最近見たやつとかいろいろですが、これからはコンスタントに書いて本数を本格的に増やしていこうという野望を抱いております(笑)。
今回追加したのは、

歴史・時代劇で「半次郎」「墨攻」「利休」
SFで「メトロポリス」(1927)
社会派作品で「真昼の暗黒」

の五本です。次回も近いうちに。


>バラージさん
いやぁ、今回もいろいろとご紹介どうもです。
今回は僕もタイトルを知ってるものが多かったですね。いずれも見てないんですけど。
「女帝 春日局」みたいな東映時代劇はおさえておきたいところなんですけどねー。この流れは最近では「茶々」がありましたが、さすがの東映もめったに作れなくなってきてます。テレビ時代劇も消滅の危機にあり、この伝統芸能が生き残れるかどうか、というところにきているようですね。



#1252 
バラージ 2011/09/24 01:24
ドキュメンタリー映画

 ドキュメンタリー映画といえば、最近僕の住んでる地方の映画館でもドキュメンタリー映画がやたらとかかるようになりました。東京や大阪のような大都市では違うのかもしれませんが、昔は地方都市(少なくともぼくの住んでる市)でドキュメンタリー映画が映画館で上映されるなんてのはまずないことで、上映されるとすれば自主上映会や映画祭ぐらいだったので、なんだか非常に不思議です。
 もちろんドキュメンタリー映画といっても、社会派ものばかりではなく、ネイチャーロマンもの、カルチャーもの、さらには(ドキュメンタリーと言っていいのかわかりませんが)コンサートものや舞台ものなど様々ではあるのですが、それにしてもここ2〜3年で映画館にかかる量が爆発的に増えたように感じます。なぜなんだろ?

 僕の去年のナンバー1映画も(前にも書いたかもしれないけど)『ドアーズ/まぼろしの世界』というドキュメンタリー映画でした。これは面白かった。ドアーズ・ファンだからかもしれんけど。ちなみに2位は『ノルウェイの森』、3位は『ニューヨーク、アイラブユー』。一昨年は1位『おっぱいバレー』、2位『新宿インシデント』、3位『空気人形』でした。


・こんなのもあった歴史映画(ほぼ未見ばかりです。すいません)
『壇ノ浦夜枕合戦記』……江戸時代の春本『壇ノ浦夜合戦記』を原作とした日活ロマンポルノ。源義経が建礼門院を手籠めにしてムフフ……みたいな映画らしい(笑)。義経を演じるのは若き日の風間杜夫。
『鉄砲伝来記』……種子島への鉄砲伝来をテーマにした映画。珍しい題材ですね。主演のリック・ジェイソンってテレビドラマ『コンバット』に出てた人?(観てないから知らないけど)
『伊賀忍法帖』……若き日の真田広之が主演するJACアクション映画。山田風太郎原作で、果心居士や松永久秀が出てくるらしい。
『忍者武芸帖 百地三太夫』……これまた若き日の真田広之が主演するJACアクション映画。百地三太夫の息子が秀吉を父の仇と狙う。白戸三平や山田風太郎とは関係ないオリジナル作品みたいです。
『ジャン有馬の襲撃』……キリシタン大名の有馬晴信が主人公という非常に珍しい映画。主演は市川雷蔵。何かタイトルのインパクトが強くて頭の片隅に残ってました。
『女帝 春日局』……東映映画おなじみの史実無視歴史映画。徳川家光は実は……というお話。まあ実際にそういう説もあるらしいですけど。
『幕末純情伝』……新撰組の沖田総司は女だった! という設定のつかこうへいの舞台を映画化。キャッチコピーは「沖田総司はBカップ」。牧瀬里穂目当てで見に行きましたが期待はずれ。牧瀬主演作としては、『東京上空いらっしゃいませ』『つぐみ』の足元にも及ばない作品でした。
『壬生義士伝』(映画&テレビ東京新春ワイド時代劇)……盛岡の南部藩出身の新撰組隊士・吉村貫一郎を主人公とした浅田次郎の小説を映画化&テレビドラマ化。なかなか評判はいいようです。



#1251 
徹夜城(支配人) 2011/09/22 16:29
なんと5年ぶりか。

気の向いたときにフッと長年ほったらかしのコーナーを更新する。というのがこの「徹夜城の多趣味の城」全体に見られる傾向でありまして…先日の予告通り、先ほど「映画徒然草」なる映画評コーナーに実に久々に5本を追加公開しました。

「日本沈没(2006年版)」
「宇宙からのメッセージ」
「さよならジュピター」
「人間の条件」
「ショージとタカオ」

…という、なんともバラバラな五本です。うち「日本沈没」の2006年版だけは当時途中まで書きかけていたものを今回再発見して文章を書き足したもの。あとの4本はいずれも最近見たものです。
これだけではなく最近見たものはいくつかありますので、近いうちに更新しておきたいな、と。少しはここも映画サイトらしくしないと(笑)。
 そう感じたのが最近アクセス解析してると「歴史映像名画座」にかなりアクセスがありまして、そこから映画コーナーを見ていく方がかなりいるのが分かってきたんですよね。で、どこぞのサイトに更新が全然ないようなことが書かれてたもんだから、あわてた、というのも一部真相です(笑)。
 「歴史映像名画座」も追加ネタがそろってきておりますので近いうちに…



#1250 
徹夜城(支配人) 2011/09/20 23:33
ドキュメンタリー映画なんてものも

 先日、ドキュメンタリー映画を久々に見てきました。DVD等ではなくよそまで見に出かけたのはマイケル=ムーアの「華氏911」以来じゃないかと。
 地元の市民会館で「ショージとタカオ」の上映会があったんですね。昨年度のキネ旬文化映画部門1位の作品。冤罪事件として今年ようやく無罪判決が出た「布川事件」の冤罪被害者二人に密着したドキュメンタリーです。これ、事件自体が僕の住む市の隣町で起こっていますし、冤罪自白に追い込んだのは市内の警察署の刑事たちなんですよね。それもあっていろいろと身近な内容でした。
 聞けば聞くほどひどい話なんですけど、映画自体は人間信頼というか、前向きになれる内容なんですよね。詳しいレビューは近日中に書きます。この「栄耀映画」のコーナーも歴史映像名画座ばかりじゃなく更新しようと思ってますので。


>バラージさん
 「戦争と人間」、僕も先日久々に第一部を見返したのですけど、忘れてる、忘れてる(^^;)。原作小説を最近読んだんですが、ストーリー自体は大筋を正確になぞりつつも大胆に前後を変えた脚色を行ってますね。それにしても滝沢修、芦田伸介、高橋悦史、三国連太郎あたりはまさに原作のイメージそのまんまです。
 第一部では丹波哲郎が中国人馬賊の頭領で急に流暢な日本語を話し始めたりしますね(笑)。栗原小巻も中国人設定なのでたどたどしい日本語。地井武男は朝鮮人ゲリラ役ですけど日本語セリフのほうが多いような。
 「人間の条件」でも多くの「日本人演じる中国人」が登場するんですが、彼らの中国語セリフを中国人が聞くとどう思うのか、聞いてみたいところですね。
 ハリウッド映画でもラッセル=クロウが「グラディエーター」に出たとき、「古代ローマになんでオーストラリア訛りの英語を話す奴がいるんだ?」という突っ込みが結構あったそうですから、気になるのはどこの国でもある現象みたいですね。

 「ロード・オブ・ザ・リング」のことで書かれてましたが、確かに映画館に閉じ込められると長編も見通せるのに、家でビデオで見てると長持ちしない、という現象がありますね。そういうのはチビチビ切りつつ見るのでいいんでしょうけど、映画って全体の時間配分が計算されつくしてる場合があって、通して見るのが本来正しいんですよね。と、言いつつ僕も時間の都合でチビチビ切りながら見てることが多いですが…先日そうやって「ダークナイト」見たら、さっぱり分からなかったなぁ(笑)。



#1249 
バラージ 2011/09/15 21:29
長い映画

 『戦争と人間』は第1部だけ観てます。面白いことは面白かったんですが、中国人も朝鮮人も(そしてもちろん日本人も)日本人の役者が日本語で演じているので、誰が何人(なにじん)なのか一瞬では認識できず、観てて混乱します。最初は字幕で人物紹介があるからいいのですが、登場人物がやたらと多い上に人物の出入りが激しいので、「この人は中国人」「この人は朝鮮人」とわざわざ覚えておかなければならないのが結構面倒でした。リアリティーの面からもマイナスですし(まぁ当時にすれば仕方のないことなんでしょうけど)。
 そのうち二部・三部も観なきゃなあと思いつつ、1本3時間という長さに二の足を踏んでおります。

 『ロード・オブ・ザ・リング』も同じく観たいと思いつつ長さに尻込みしてるもの。映画館ならいいんですが、家で観るとなると長いのはちょっとしんどいなあ、と最近感じ始めるようになってしまいました。
 『スターウォーズ』は最初の3つはテレビで観て、リマスターしたのは第1作だけ映画館で観ました。新しい3つは観てません。
 ガンダムも僕は好きですが、劇場版は基本的にテレビの再編集なので、やっぱり普通の映画に比べるとちょっと評価を下げちゃいますねえ。




#1248 
徹夜城(支配人) 2011/09/09 13:20
最近は長い映画を

>バラージさん
 レスが遅れまして、すいません。夏場から9月頭までは仕事が忙しくってネット上活動がストップしがちなんですよね…特に今年はキツかったもんで。
 「孫文の義士団」をご覧になったそうで。全編完全にフィクションなんですが、実録っぽく見せてるところもポイントですね。しかしなんといっても見どころは大セットと大エキストラを動員した大アクション。ドニー=イェンの屋台の屋根を走り抜けていくアクションは鳥肌ものでした。また「落ちぶれた男たちがここ一番で奮起」という、ある意味王道な設定も泣かせます。


 こちらはようやく暇が出きたところで録画溜めしていた映画を次々見てます。
 中でも大変だったのは8月中にNHKBSプレミアムで一挙放送した「人間の条件」(小林正樹監督)6部作の鑑賞で。ストーリーがひとつながりになっている一本の映画としては日本映画最長の合計9時間30分の超大作です。以前第二部まで見て挫折したことがあり(笑)、これを機に全編を見ることになりました。
 感想については…そのうち久々にレビュー記事書こうかなぁ、と。まぁとにかく長かったですが、苦難・悲惨の連続で飽きさせないのは確かです。

 「人間の条件」に感心したんで、その勢いを駆って日本映画史上第二位の長編映画「戦争と人間」(山本薩夫監督)のDVDも引っ張り出してしまいまして…こちらは三部作計9時間20分。原作は「人間の条件」と同じ五味川純平です。
 こちらは以前やはりBSで放映した時に鑑賞してまして…ついついDVD―BOXも買っちゃったんです。当初五部作か四部作で構想されていましたが製作の日活の事情で三部作で無理やり完結したため尻切れトンボなのが残念ですが、それを差し引いても見応えのある大作になってます。なにせ出演者が凄いんですよ。オープニングの出演者クレジットがアイウエオ順になってて、ああ、あの人もこの人も、という驚きの名前がズラズラ出てきます。おそらく日本映画史上もっとも豪華なキャストなんじゃないかと。

 長い映画というと、海外では「ロード・オブ・ザ・リング」三部作になりますかね。これは劇場公開版で10時間弱、DVDのスペシャル版で11時間ぐらいになるんじゃなかったかと。
 それを言ったら「スター・ウォーズ」6部作の方が長い、という意見も出るんですけど、あれは話はつながってるとはいえ一作一作の独立性が高いというところもありますから同列に論じられるか難しいようです。
 ガンダム関連本で読んだところでは、「機動戦士ガンダム」劇場版について富野由悠紀監督は当初四部作8時間ぐらいの「人間の条件」方式を考えていた、なんて話もありますね。



#1247 
バラージ 2011/09/03 15:40
孫文の義士団

 徹夜城さんおすすめの『孫文の義士団』を観てきました。
 いや、めちゃくちゃ面白かったです! ドニー・イェンが主役かと思いきや意外とそうでもなく、ドニーはキャスト順はトップながらむしろ脇役と言ってもいいくらいの複数の人々が入り乱れる群像劇でした。バスケ選手の人はチョイ役かと思いきや、大活躍してましたね。
 ここんとこ、『スコット・ピルグリムvs.邪悪な元カレ軍団』『海洋天堂』と面白い映画が連発で嬉しい限りです。



#1246 
徹夜城(支配人) 2011/08/02 13:56
小松左京映画

 ちょいと遅れた話題になりますが、SF界の巨星・小松左京さんが亡くなられました。小松さんというと「日本沈没」なので、なんだか意味深な年にお亡くなりになった、という気もしちゃうのですが…

 小松左京さんはもちろん基本的に小説家なのですけど、僕は恥ずかしながら小説のほうはロクに読んでないんです。なぜかひょっこり古本屋で手にした「エスパイ」は読んでるんですけど、これはかなり通俗娯楽作といいますか…映画版の方はもっと改造してるそうですが、こちらはまだ見てません。
 その「エスパイ」も含めて「小松左京映画」とでも呼べる一群の映画があります。「日本沈没」とそのリメイク、角川映画大作として製作された「復活の日」、小松左京自ら総指揮をとった「さよならジュピター」、そして大映製作の「首都消失」。このうち「首都消失」「エスパイ」は未見ですが、あとの三つは見ています。それぞれ部分的にお気に入りシーンはあるし、なんとなく繰り返してみちゃうところがあるのですけど、映画全体としての評価はやっぱり辛くなっちゃうなぁ、という共通点がありますね。

 「日本沈没」の最初の映画化は大ヒット作で巷の評価も高めのようですけど(リメイク版がその分叩かれた)、僕はやたら話が飛び飛びであるのが気になってしょうがなかった。どうも本来の脚本どおり撮ったら3時間超えの映画になってしまったのでザックリと削除した結果らしいのですけどね。ただそれを考慮しても登場人物たちの行動(とくに主人公の小野寺とその周囲)にとっぴなものを感じてしまうのです。
 「復活の日」は前半までは割といいと思って見たんですけど、後半から終盤の展開が…目が点になっちゃった、といいますか。原作はどうなってるんだかまだ確認してないんですけどね。
 「さよならジュピター」は酷評されちゃってるだけにかえってかばいたくなる立場(笑)。まぁその志は買うけど、それを形にする力が映画製作陣に不足していた、ということにはなりそうです。



#1245 
バラージ 2011/07/23 14:35
トキワ荘

 僕はトキワ荘については多少知ってるという程度でさほどくわしくないんで、『トキワ荘の青春』も事実と比べてどうこうとかはまったく気にせず見ちゃいました(赤塚不二夫が「事実と違ってて全然いいんだ」と言ってたらしい)。市川準の作風が好きなので、あくまでも「市川準監督の映画」として見ましたね。市川準が日本の映画監督では最も好きなのですが、次いで金子修介、森田芳光といったあたりでしょうか。市川準の『つぐみ』が日本映画では1番好きな作品ですね。



#1244 
徹夜城(支配人) 2011/07/20 13:09
原田芳雄逝去

 昨日から、このサイトにたまたま置いてある映画「竜馬暗殺」のレビューのページにアクセスが多数。亡くなった原田芳雄さんの代表作として訃報記事でも多く取り上げられていたからだと思います。そして案外見た人が少ない映画とおぼしく、それで検索かけてる人が多いとも思えますね。
 原田芳雄さんがいちばんギラギラしていたころの映画で、この人が演じるだけに司馬遼太郎のような「さわやか竜馬」ではなく、かなり泥臭い竜馬なので拒否反応を示す人もいそうな映画でした。中岡慎太郎を演じた石橋蓮司さんとは今度の「大鹿村」でも共演していて、先日の舞台挨拶では原田さんの挨拶文を代読してましたっけ。
 黒木和雄監督作品ではほかに「浪人街」、「父と暮らせば」を見ています。「父と暮らせば」は僕が最後に映画で見た原田さんなんですが、コミカルな味わいが印象的でした。あとは阪本順二監督の「KT」「亡国のイージス」の重鎮脇役。
 もっとも僕個人としてはここ数年の原田芳雄といえば「タモリ倶楽部」でタモリと一緒に鉄道オタクぶりを炸裂させていたのが一番記憶に残っておりまして(僕自身も鉄オタですから)…小湊鉄道でディーゼルカーを運転、オープン前の鉄道博物館に押しかけ、東京メトロや京浜急行での列車貸し切り見学、そして某映画に出演を依頼されたら「カシオペアに乗りたい」とねじ込み貴重な切符をゲット(笑)した話など、「アウトロー俳優」の素の一面を見せてくれるのが好きでしたね。

>バラージさん
 市川準監督のは見ようかな…と思いつつ、なんとなく食わず嫌いでいまだ一本も見てないんですよね。「トキワ荘の青春」なんかは題材的に非常に興味があるんですが、僕自身がトキワ荘ネタでは「博士」の領域に達してる自負があるもんで、なまじ映像化されたのを見るとしらけるかもしれん、などと思ったりもしまして。



#1243 
バラージ 2011/07/19 21:51
市川準

 またも、そういえばこれも見てた、という映画。

 『竜馬の妻とその夫と愛人』……原作は三谷幸喜・作の舞台。それを見た市川準監督の熱望で映画化されたそうです。舞台は明治時代、坂本龍馬未亡人のおりょう、その再婚相手の西村松兵衛、不倫相手の虎蔵、おりょうの妹の夫・菅野覚兵衛の4人が登場人物。個人的には幕末はいまいち興味がわかないのですが、それでも見たのは市川準映画のファンだから。市川作品の中ではちょっと雰囲気の違う異色の作品で、正直言って市川映画としては個人的には今ひとつなんですが、それでも普通の映画としては十分面白いです。
 市川準の映画では、やはり『BU・SU』『つぐみ』『大阪物語』『あしたの私のつくり方』といった少女が主人公の青春映画や、『トキワ荘の青春』『東京マリーゴールド』『トニー滝谷』などのほうが僕は好きですね。



#1242 
徹夜城(支配人) 2011/07/07 22:50
岡本映画は

>虎さん
 どうも、たびたび(^^)
 岡本喜八監督の映画ですが、僕はハマったのはだいぶ遅い方でして、いま思い返せば晩期の作品となる「大誘拐」を劇場公開時に見たのが喜八映画初体験でした。日本映画でもこんなに面白くなるものがあるんだなぁ、というのが当時の感想でしたね。岡本喜八というのがどういう映画を撮ってきた人なのかを知るのはその後の話です。
 レンタルビデオで見て衝撃度が高かったのはやはり「独立愚連隊」でしょうね。ああいうセンスが出せる稀有な人ではありました。そして「日本のいちばん長い日」は岡本監督には珍しいオールスター超大作で(「沖縄決戦」もそうですね)脚本の橋本忍の力によるところも大きいとは思いますが、日本映画を代表する一本だと思ってます。「日本のいちばん長い日」は国家の指導層の動向が中心なので批判もあったんですが、それに対する答えとして自ら製作した「肉弾」も対をなす衝撃作だと思います。
 変わったところで「ダイナマイトどんどん」は「仁義なき戦い」の出演者連中が「仁義」をパロったかのような「ヤクザ野球映画」という珍品で、「仁義マニア」には「シリーズ番外編」扱いされるとかされないとか(笑)。
 しかし岡本喜八映画もまだまだ見てないのが多くって…実はほぼ全集状態でCSで放映されたものの全録画DVDを知人からいただいちゃったりしてるのですけど…



#1241 
2011/07/06 07:34
またぶらりと。

岡本喜八!

ところどころ妙にかぶりますね。過去ログチラ見して、また飛び上がりましたw
京都駅前にルネサンスホールってのがあり、よくリバイバル上映に通いました。
あるとき、まる一日岡本喜八という、ちょっとどうよという内容があり、
夜九時までかかって全五本を見てきました。(もう二十年前だなぁ…遠い目)
「日本の一番長い日」「斬る」「独立愚連隊」「あぁ爆弾」「殺人狂時代」って内容で。
後半に行くにしたがってコメディぽく、かつブラックになって行くかなw
あぁ爆弾の馬鹿馬鹿しさには死ぬほど笑いました。刑務所で傷害罪の舞とか
松原父ちゃんとかもうw 殺人協時代も酷いなぁ。日本人に珍しいブラックユーモアを真っ向やる監督でしたよね。シリアスになったときはそれで凄みあるし。
仮面ライダー世代としては、天本(死神博士)英世氏が大活躍なのが嬉しすぎました。ではまた。



#1239 
バラージ 2011/06/10 23:43
時事ネタ?

 時事ネタといいますか、原発を描いた歴史映画(と言っていいのかな?)で『シルクウッド』という映画がありました。原発の危険性を告発しようとして、謎の事故死を遂げたカレン・シルクウッドという実在の女性を描いた映画です。僕は未見ですが……。同じ原発の映画なら『チャイナ・シンドローム』は見たことあるんですが、こっちは歴史映画じゃないんですよね。

 あと、以前紹介した『水戸黄門海を渡る』ですが、出てくるアイヌの首長はシャクシャインではなく「シャグシャイン」でした。実在の人物をモデルとした架空の人物ってことでしょうか? 史実とはかけ離れた展開みたいですし。まあ水戸黄門が海を渡るってだけで史実とはかけ離れるんですが。アイヌが出てくる歴史映画としては『北の零年』もあって、こちらも一応ベースは史実の事件みたいです。これまた僕は未見ですが。



#1238 
徹夜城(支配人) 2011/06/01 23:29
映画ばなしはどちらでも

>バラージさん
 かなりレスが遅れまして、すいません。
 僕自身迷うんですよ。歴史映画の場合「史劇的伝言板」と「栄耀栄華伝言板」のどっちに書き込むべきかって。歴史系の話題だとどうしても「史劇的」に書き込む傾向があるんですが、こちらで「映画の話題」としてとりあげてこちらも盛り上げたい(見てる人がどれだけいるかわかりませんが)という気持ちもあるんです。ま、どちらに書き込むかはご気分にお任せします。僕自身は同じ映画でも歴史的観点と映画的観点の両方で二つの伝言板に書き分けたりしますけど。

 ご紹介のうち、往年の角川映画の「里見八犬伝」は昨年GYAOで鑑賞しました。もともと翻案ものですが、映画としてはそこそこ面白かったかな、と。なんとなく展開がRPGっぽいな、と思ったんですが、調べた限りではまだドラクエなんかが流行る前の映画ですよね。まぁ冒険物語というものがそもそも基本パターンがある、ってことでしょうけど。
 タランティーノ監督は意外に「里見八犬伝」が好きらしく、深作欣二監督が亡くなった時の追悼コメントで「多くのインスピレーションを受けた」とこの映画に触れてました。
 TBSの大型時代劇で作ったやつは未見です。
「あずみ」もどうしようかな〜と思いつつ見てないんですよね。



#1237 
バラージ 2011/05/23 20:31


 歴史映画についての書き込みは史劇的伝言板のほうがよかったですかね? トップページではなく歴史映像名画座からここに来たんで、こっちに書き込んじゃいましたが、ここと史劇的伝言板の過去の書き込みをさかのぼって読んだら、こっちは歴史以外の映画が多く、歴史映画は史劇的伝言板のほうみたいな感じだったんで……。まあ、ここまでずっとこっちに書き込んだんで、一応またこっちに書き込みます。
 というわけで、「あ、そういえばあの映画もあったな」と思いだした歴史映画を少々。

『里見八犬伝』……薬師丸ひろ子主演映画。歴史映画ではありませんが、水滸伝があるなら里見八犬伝もあっていいかなと。でもこれ正確には原典を翻案した小説の映画化らしい。確かに子供の頃テレビで観た記憶では、ファンタジー時代劇といった感じで歴史とほぼ関係なかったかも。滝沢秀明が主演した最近のスペシャルドラマもDVDになってるようですが、こちらはわりと原典に忠実みたいです。
『あずみ』……上戸彩主演の、刺客の少女を主人公としたアクション時代劇。原作は小山ゆうの同名マンガ。これも正確には歴史映画じゃないんですが、刺客たちの黒幕が南光坊天海で、あずみの標的が加藤清正です。架空の主人公が家康側で、豊臣方が敵役というのがちょっと珍しい。オダギリジョーの怪演が印象強いですね。(残念ながら後に休業してしまった)岡本綾も出とります。なかなか面白かった。
『あずみ2 Death or Love』……上記作品のパート2。監督は北村龍平から金子修介にバトンタッチ。今回の標的は真田昌幸。美少女アイドルを起用した映画に冴えを見せる金子監督(好きな監督の一人です)らしく、アクション色の強かった北村作よりも、ラブストーリー色を前面に押し出してます。美少女勢では新たに栗山千明が登場。僕は美少女剣士ものに弱いところがありまして、北川景子主演の『花のあと』も観ました(これもなかなかよかった)。

 あ、『孫文の義士団』をご紹介いただきましたが、11月に公開されるジャッキー・チェンの新作『1911』も孫文がらみの映画らしいですね。僕はかなりのジャッキーファンなのでこれは確実に観ますが、香港では孫文ブームなのかな? まあ孫文は中国でも台湾でも「建国の父」みたいに扱われてる人物なんで、中華圏全域で受け入れられる都合のいい人物なのかもしれないけど。



#1235 
2011/05/23 09:15
クロサワ 娯楽大作家?

「影武者」は実は、自分のクロサワ初体験でした。
大の黒澤ファンだった亡き親父殿に連れられて、一家三人でロードショーで観た覚えがあります。
ひたすら重厚さに圧倒されていた記憶がありますね。今鑑賞するとまただいぶ印象が
違うんでしょうが。

そのパンフレットは今も持っていて、その中で解説されていた「隠し砦の三悪人」の
作り方が興味ぶかく、深夜枠で放映されたときにかじりついて見ました。
のちにルーカスがらみで有名になったアレです。監督いわく、
「朝起きて、自分が、『絶対に突破できない』状況を考える。
それを脚本家たちに呈示し、みなで額を寄せ集めて、それを突破するアイディアを考える。こうやって少しづつ書き進めた。」

との事。あのサプライズに満ちた逃避行はなるほどこの作り方にあったかと得心。
本来は相当サービス精神に満ちた娯楽劇の人じゃなかったかと思います。

黒澤氏がかなりのミステリ通らしいことは、トリック研究家? 今はほぼマジシャンとなっておられる松田道弘氏も指摘されていました。そう言えば、「悪いやつほどよく眠る」なんて作品もありましたね。



#1234 
徹夜城(支配人) 2011/05/21 19:57
クロサワ談議

>虎さん
 これはどうも、お久しぶりで。
 「用心棒」を黒澤ベストと書いたのはいつだっけ、と再確認してみたら3年も前のことなんですねぇ。もちろんその思いは今も変わりませんけど、この伝言板もずいぶん長いことやってるなぁと思いもしました。
 僕の大学時代の知人にもいたんですが、「黒澤明」と聞くと外国受けする大物難解芸術家のイメージが強いようで、「食わず嫌い」だったんですよ。そういう人に僕はまず「用心棒」を薦めてました。重厚なテーマもなんもない、徹頭徹尾娯楽映画に徹した作品ですよね。娯楽映画の模範といってもいいと思う。だからこそ「荒野の用心棒」でパクられたわけですから。
 もともと黒澤自身がかなりの映画マニアであり、娯楽志向は強いんですよね。後期作品が記憶にある世代はどうしても重厚超大作なイメージが強いようですけど、過去の作品群を並べてみると思いのほか娯楽志向作が多い。もっとも当人が晩年に大学生たちとの対話で発言してましたが、「用心棒」作った時は「こんなもの作ってちゃいけない」と言われもしたそうで(笑)。

 「用心棒」に推理トリック的なものが多いと言われれば確かに。思えば黒澤明自身がかなりのミステリファンだった気配がありますよね。「野良犬」は刑事もののパターンの走りになってますし、「天国と地獄」はその究極形と言えるでしょう。

 もっともこんなこと書いてる僕ですが、「用心棒」の次くらいに「影武者」が好きだ、という意外なところもございます。あれって一般的にはあんまり評価されてない気がしますけど(興行成績はよかったですが「乱」のほうが評価が高いかも)、なんとも説明が難しいのですが僕は好きでして。とくに音楽とマッチした高天神城攻防戦のくだりは世界のスペクタクル映画の中でも際立った名シーンだと思ってます。



#1233 
2011/05/19 09:53
また内容を書く前に投稿してすみません…資源の無駄遣い

えぇと、いつもながら通りすがりです。クロサワ「用心棒」をベスト黒澤映画と仰ったので。

大賛同です。

「七人」が名作なのは衆目一致ですが、重いんですよね。いや、そこがいいと言うんでしょうが、見終わったときに少しどんよりするのが駄目。…うちのヨメは重いの好きだから、喜ぶかもなぁ。ヨメは洋画に趣味が偏っていて、「度が過ぎる」と借りて見せたのが「用心棒」。初クロサワとなりました。

当然のように、仲代「卯之助」に震え上がっていました。
「あの人が画面に出てくると、何か恐ろしい」納得。

あと、個人的には、某松田道弘という方が、昔多くの「トリック」雑談的な本を多数上梓されていた中で、『「用心棒」にはミステリー的なトリックが多々使われている点が興味深い』と述べておられたのが忘れられません。
典型は、亥の吉をだまして「みんな殺されてる!」と走らせる隙に自分が押し入って
用心棒を全員斬り殺し、小平と女房を逃がし、亥のが戻ってくる前に現場を荒らしまくって「大人数で来たんだな」とかうそぶくシーン。

いわく、「ミステリーでよくある、早業殺人(密室の中の人物に睡眠薬を盛っておき、
その人が殺されていると自ら騒ぎ立て、皆が浮き足立っている隙に本当に止めをさす)の巧妙なバリエーションではありませんか」
確かに。

しかも、その後そのトリックを、異様に頭の切れる卯之助が見事に見破るという…。
さらに、その後の脱出劇にも、上手くトリックが使われているとの評価。
ボコ殴りされた三十郎が、奥にあった長持ちの衣類を引きずり出して、代わりに自分が長持ちに隠れる。
頭のよくなさそうな(笑 部下は、三十郎がいないのにたちまちうろたえ、
牢の扉を開けっ放しで走ってゆく。ずるずると満身創痍の体を長持ちから引きずり出し、やっと脱出する三十郎。



#1232 
2011/05/19 09:31
さてまた搦め手から





#1231 
徹夜城(支配人) 2011/05/15 23:29
震災以来の書き込み

 どうも、映画の掲示板では震災以来実に二カ月ぶりの書き込みです。震災後のドタバタで「太平洋の奇跡」も見損ねてしまいましたし。最寄りの(車で20分ほど)シネコンも震災以来安全確認とかなんとかでいまだに再開してません。
 歴史映画を見てきた報告なんかは「史劇的伝言板」で済ましちゃうから、というのもあるんですけどね…、そうそう、「歴史映像名画座」が半年ぶりでちょこっと更新しています。

 さて、珍しく歴史映画以外を見てきたので、ここでもちょっと報告を。「ルパンの奇巌城」って映画なんですよ。僕は「怪盗ルパンの館」というアルセーヌ・ルパンサイトも経営してるもんで、話のタネに見てきたんですが…報告をすでにそっちの掲示板で書きましたけど、近年まれにみるハズレ映画ですな。
 ルパンがからんでなきゃ僕も見に行かなかったと思うんです。実のところ最初から期待はしていなくって。ルブランの「奇巌城」を日本を舞台に翻案する、という企画自体は悪くはないと思うのですけど、「原作」に菊地寛訳(たぶん名義のみで別人でしょうけど)が著作権が切れてるから使っちゃえ、という発想自体がすでに貧困。映画自体も予算、演出、撮影、脚本、演技そろって身の丈に合わないものをやってしまった感アリアリで。ホントに「なんでこんなの作ったんだろ?」と始まって5分ぐらいで首をかしげだし、そのまま1時間50分を過ごしてしまいました。
 原作を知ってるのに話の展開がわからなくなる、という時点ですごいよなぁ、と(笑)。以前似たようなことを大槻ケンヂが「ラストマン・スタンディング」(「用心棒」の翻案)で言ってましたけど(笑)。

 僕は映画はやみくもに見に行く方ではなく、それなりに事前情報で選んで行く口なので(歴史映画に関しては見られるだけで貴重と行ってしまいますが)、劇場で見てそう「ハズした」と思うことは少ないんですね。また多少駄作だと思ってもそれなりにいいとこを見つけて大目に見ちゃうところがありますし。それでも「ハズした」と思わせる映画というのはそうそうないので、この「ルパンの奇巌城」はその一例になりました。
 先日亡くなったシドニー=ルメットが監督した「ファミリービジネス」も実はその一例だったりして(笑)。ショーン=コネリー、ダスティン=ホフマンが出てるのにどうしてこうなっちゃうのか、という。ま、あのペキンパーも「キラーエリート」なんて謎の一作を作ってるし。

 「ルパンの奇巌城」は、僕が見た回の劇場内に僕ともう一人しか客がいなかった、という点でも記録&記憶に残ります。ただ、以前僕は小劇場ではありますが「客が僕一人」という状態を経験したことがありまして、最少記録ではありません。あれは何の映画だったかなぁ、と今必死に思いだそうとしてるんですが…(ものすごい駄作ならかえって記憶に残るはずなので、何か地味な作品だったのか…)。

>バラージさん
ご紹介のなかで、「マライの虎」は見てみたいところですね。



#1230 
バラージ 2011/05/12 01:05
お久しぶりです

 以前にここで紹介した映画で、自分自身はまだ見ていなかったものをいくつか見ましたので、その感想をば。

『マライの虎』……いわゆる戦意高揚映画ですね。ハリマオがテーマじゃなかったら僕はまず見ない種類の映画です。無条件に日本人を慕う現地マレー人と極悪なイギリス人といういかにもな描写が、今となっては苦笑もの(ところが21世紀にもなってそれをやっちゃったのが『ムルデカ』)。そこを抜きにしても、アクションシーンやストーリー展開に変なところがあり、主演俳優がおっさん臭くて芝居が任侠映画みたいだったりするのが何とも……。
『チルドレン・オブ・ホァンシー 遥かなる希望の道』……以前紹介した、日中戦争で中国人孤児たちを救ったイギリス人ジョージ・ホッグの伝記映画。なかなかいい作品でした。キャストも豪華なのに劇場未公開だったのは、やはり南京大虐殺を描いてるからでしょうか? もしそうだとしたら、そういう日本の状況はちょっと哀しいですね。そこは話の本筋ではないし、作品全体では必要以上に日本人を悪者に描かないバランス感覚さえ見せているというのに。
『コウノトリの歌』……これまた以前紹介したベトナム・シンガポール合作のベトナム戦争映画。これはちょっと期待外れでした。一言で言うとオムニバス再現ドラマで、作品の出来自体がいまいちです。撮影技術のようなハードの部分は『無人の野』(1980年)の頃よりも格段に向上してますが、その分、同時代性の持つリアリティーはなくなっています。21世紀になってからの映画で、戦争終結から25年以上経ってるから当然か。
『ベトナム激戦史1967 攻防ケサン基地』……これもベトナム制作のベトナム戦争映画。邦題とDVDパッケージは戦争アクションスペクタクル風ですが、実際には郵便配達兵が主人公の地味な作品です。まあまあの作品でしたが、普通の戦争映画という趣が強く、ベトナム戦争特有のものを期待すると肩透かしかも。あくまで戦争映画で、歴史映画ではないです。



#1229 
黄昏特急 2011/03/11 19:26
映画『太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男−』について。

映画『太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男−』について

太平洋戦争末期のサイパン島での実話をベースにした、大ヒット上映中の話題の戦争映画『太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男』の感想を投稿した、富山県の「黄昏特急」であります。

さて、この映画は、実話をベースにしていますが、一部、史実、ならびに、原作のノンフィクション小説(ドン・ジョーンズ氏の『タッポーチョ 「敵ながら天晴れ」 大場隊の512日』)とは違う部分もあるのですが、クリント・イーストウッド監督の硫黄島2部作を意識した作風になっていて、最近の日本の戦争映画のなかでは、かなり良い出来の映画となっているのではないかと思われます。
つきましては、この映画を本サイトの管理人様がご覧になりましたならば、管理人様の視点から、この映画を論評して下さると幸いでありますが、如何でございましょうか。

合わせて、『歴史映像名画座』のページに、映画『太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男−』の追加も、よろしくお願い申し上げます。



#1228 
黄昏特急 2011/03/11 19:25
映画『太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男−』を観てきました。

皆様、初めまして。富山県の「黄昏特急」と申すものであります。


さて、2月19日(土)と3月5日(土)に、高岡市のイオンモール高岡内のTOHO CINEMA 高岡で、話題の戦争映画『太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男−』(配給:東宝)を観てきました。

この映画は、第二次世界大戦(太平洋戦争)の末期に、圧倒的な兵力を誇る米軍との戦闘により日本軍が全滅(いわゆる「玉砕」)したサイパン島において、生き残った将兵を率いて米軍を相手にゲリラ戦を展開して奮戦するとともに、約200人の民間人を守り抜き、終戦から約4ヵ月後の1945年12月1日に、最終的に生き残った47人の部下とともに、堂々と米軍に投降した、大場栄陸軍大尉の実話を映画化したものです。ちなみに、「フォックス」というのは、この大場大尉に対して米軍将兵が名付けたニックネームのことです。なお、大場大尉役を演じているのは、竹野内豊さんです。

この映画は、サイパン島にて、実際に大場大尉の部隊と戦った米海兵隊の兵士であったドン・ジョーンズ氏のノンフィクション小説が原作で、日米双方の視点・立場から、大場大尉たちの512日間の戦いを描いた作品となっています。ちなみに、アメリカ軍側の主人公であるハーマン・ルイス大尉役を演じるのは、ショーン・マクゴーウァンさんです。

最初は、他の多くの日本軍将兵と同じように、日本軍の最後の組織的総攻撃で玉砕しようと考えていた大場大尉ですが、総攻撃の際に図らずも生き残ったことから、同じように生き残った兵士たちの指揮官となり、無駄死にをせず勝利のために戦うことを決意します。そして、彼らと同じようにタッポーチョ山のジャングルに潜伏した民間人(日本人)たちの集団の居住地が米軍の爆撃を受けて犠牲者が出たのを目撃したため、ただ単に勝利するために戦うのではなく、ジャングルに潜伏している約200人の民間人を米軍から守り抜くために生きて戦うことになりました。その神出鬼没の戦いぶりに、やがて、大場大尉は、米軍から「フォックス」と呼ばれて畏敬されるようになりますが・・・・・・。

この映画は、本当は泣ける映画とは違うかもしれませんが、いくつかのシーンでは、本当に泣けました。特に、タッポーチョ山のジャングルに潜伏している兵士たちや民間人たちに米軍への投降を促すために拡声器を使って「椰子の実」の歌を流すのを、大場大尉たちや民間人たちがジャングルの中で聴いているシーンや、ラスト近くの、上官であるパガン島の天羽馬八陸軍少将からの降伏命令書の文章が読み上げられた後、集まってきた47人の部下たちの前で、「私は、諸君とともに戦えたことを誇りに思う。諸君は、決して恥じる必要はない。堂々と山を下りて、米軍に投降しよう」と決意するシーンなどでは、感動して涙が出てきました。
軍歌「歩兵の本領」を歌いながら隊列を組んでタッポーチョ山を下り、米軍に投降するシーンも素晴らしかったですし、その後の米軍のルイス大尉から「あなた方の戦いは、立派なものでした。最終的に約200人の民間人を守り抜きましたね」と賞賛された時に、「私は、それ以上に大勢の者の命を、この手で奪いました。私は、この島では、決して褒められるようなことをしていません」と返したシーンも、大場大尉を決してヒーローとして描いた作品ではないという面から、とても良かったです。

あと、米軍からのビラで東京が空襲を受けて焼け野原になったということを知らされた大場大尉が、収容所の日本人(捕虜となった兵士や民間人)に会って情報を得るために深夜の収容所に潜入した後、部隊に戻るために収容所から脱出するシーンでは、夜空を見上げると、B29重爆撃機の大編隊が、サイパン島の基地から次々と離陸していくシーンがありましたが、このシーンは、日本本土を空襲するためにB29の大編隊が離陸していくのを見ても、何もすることができない、大場大尉(というか、サイパン島で生き残って戦闘を継続している生き残りの日本軍将兵)たちの無念さが表現されている名シーンではなかったかと思いました。
それから、チョイ役と思っていた井上真央ちゃん(家族を米軍に殺されたため、米軍ばかりでなく、自分たちを守ってくれなかった日本軍をも憎んでいる看護婦役)が、意外と重要な役を担っていたのには、とても驚きました。




#1227 
徹夜城(支配人) 2011/03/11 12:25
おお、こんな映画まで。

>バラージさん
 またまたいろいろありがとうございます。坊さん伝記映画は宗派の後押しもあって結構あるんですよねぇ。「親鸞」も何本かあるのは知ってましたが、まだどれも手をつけてないんです。なんでも空海の映画を中国が製作、なんて噂も出てますな。
 それにしても「水戸黄門海を渡る」には驚きました。そんな映画があったとは!水戸黄門とシャクシャインという結びつき、しかも二役、とはこれは見てみたい!

 チャップリンの「独裁者」はリアルタイムの歴史物、という見方はできますね。ただドイツ史映画なのかと言われると…しいて分類するなら「ヨーロッパその他」になりますかねぇ。



#1226 
バラージ 2011/03/10 21:26
追加

 挙げ忘れ第2弾。これで最後になります。

『三たびの海峡』……太平洋戦争中の朝鮮人強制連行を描いた帚木蓬生の小説の映画化。未DVD化。戦中と現代とが交互に描かれます。いい映画なんですが、現代のパートが老け役の俳優(戦中とは別の俳優)と老けメイクをした若い俳優(戦中と同じ俳優)が混在していて、リアリティーを損ねているのがちょっと残念。
『チャップリンの独裁者』……説明不要なくらい有名な映画ですね。制作時点では、過去ではなく現在を描いた映画なので、正確には歴史映画ではないかもしれませんが、今となっては「あの時代を描いた歴史映画」と言っていいんじゃないでしょうか。



#1225 
バラージ 2011/03/09 21:32
鎌倉時代&アイヌ

 今回紹介する映画は未見&未DVD化の作品ばかりですが、一応こういうのもあるよというご紹介だけ。まず映画として面白そうと思わないと、やっぱり見ませんねぇ。

『富士に立つ若武者』……源頼朝が主人公。伊豆に流された頼朝が平家打倒に立ち上がるまでを描く。
『新・平家物語 義仲をめぐる三人の女』……大映の『新・平家物語』三部作の第二部。
『新・平家物語 静と義経』……『新・平家物語』三部作の最終作。未ソフト化。NHK-BSで放送されたことがありましたが、見てないです。
『曾我兄弟 富士の夜襲』……いわゆる曾我ものの東映オールスター映画。
『修禅寺物語』……岡本綺堂の戯曲の映画化。二代将軍頼家が主人公。
『親鸞』『続・親鸞』……吉川英治の小説の映画化。
『親鸞 白い道』……三國連太郎監督作。
『日蓮』……日蓮の伝記映画。しかし坊さん映画多いなあ。
『水戸黄門海を渡る』……主演の長谷川一夫が黄門様とアイヌの首長シャクシャインの二役を演じているとのこと。アイヌが出てくる歴史映画(ドラマ)というとこれぐらいしか思い付かないです。




#1224 
バラージ 2011/03/06 08:19


 エバ・ペロンは、アルゼンチンの民衆の間では今でも聖女の如く慕われているそうです(研究者レベルでは違いますが)。『エビータ』は彼女をしたたかで上昇志向の強い、かなり俗っぽい女に描いているので、その辺りが反発を食らったんじゃないでしょうか。アルゼンチン映画のほうは見てませんが(確かまんま『エバ・ペロン』という邦題だったと思う)、多分彼女を聖女として描いている作品だと思います。

 『きけ、わだつみの声』も僕は見ましたよ。あと、同じ年の『ウィンズ・オブ・ゴッド』『君を忘れない』も見ました。が、いずれもいまいちで、良かったのは『ひめゆりの塔』だけでした。『ひめゆり』と『わだつみ』はタイトルは旧作といっしょですが中身は旧作とは違うはず(多分)。個人的には『ウィンズ〜』『君を〜』のような神風特攻隊ものが食傷気味でした。また神風ものかよ〜という感じで……。



#1223 
徹夜城(支配人) 2011/03/03 22:10
レスが遅れました

>バラージさん
 毎度情報提供どうもです。時節柄(受験産業なもので)レスができないでおりましたが、ここでまとめまして。

 北米編ではさすがにいくつか見たものがありました。アメリカの映画は最近の社会派作品は広い意味で歴史映画になっちゃうものが多いんですよね。
 「真実の瞬間」「ミシシッピ・バーニング」はいずれも見ておりまして、「歴史映像名画座」に入れるかどうか迷ったこともある作品です。この手のを入れだすと収拾がつかなくなりそうな気もしちゃいますが(^^;)。

 「南米編」では「エビータ」「サルバドル」は見ておかなきゃと長いこと思いつつ…の映画でして。ゲバラものばっかりの状況ですもんね(笑)。もっとも「エビータ」はアルゼンチンではえらく不評と聞きましたが…アルゼンチン自身でも作ったんじゃなかったかな?

 タイの「少年義勇兵」も名前だけは聞いていて見たいと思っていた作品です。
 「ひめゆりの塔」はまだ見てないなぁ…沖縄戦関係は見るほうもかなりつらいものがあるんですよね。同じ年に東映は「きけわだつみの声」をやってましたが、正直なところリメイクばっかり(少なくともタイトルは)で見る気が萎えたものです。



#1222 
バラージ 2011/02/26 21:01
太平洋戦争&タイムスリップ映画編

『少年義勇兵』……非常に珍しいタイの太平洋戦争映画。太平洋戦争前夜の緊張するアジア情勢の中で、タイ軍は戦力補充のために少年義勇軍を編成する。前半は少年義勇兵の恋と友情の青春群像、後半は戦争勃発と共に中立侵犯してきた日本軍との戦闘を描いています。なかなかの佳作。
『ひめゆりの塔』(1995年版)……何度も映画化されている沖縄戦におけるひめゆり部隊を描いた映画の一番新しいもの。未DVD化。何本か作られた戦後50年記念映画の中で一番(というか唯一)出来の良かった映画です。
『テラコッタ・ウォリア 秦俑』……秦の始皇帝の時代に不老不死になった衛兵と輪廻転生を繰り返す宮女のアクションラブストーリー。未DVD化。兵馬俑をモチーフにした作品で、最初は秦の時代ですがメインは1930年代、そしてラストは現代です。なかなか面白いんですが、ラストが日本人大爆笑なのがつらいところ。
『The Myth 神話』……ジャッキー・チェンが現代の考古学者と秦の将軍・蒙毅(モン・イー)の二役を演じたアクション映画。蒙毅は一応実在の人物で、朝鮮(古朝鮮?)の姫なども出てきますが、史実とはほぼ関係なし(笑)。ジャッキー映画としても残念ながら並の出来です。

 以上で最後まで行きましたが、書き漏らしたものがいくつかあるんで、もうちょっとだけ紹介させていただきますね。



#1221 
バラージ 2011/02/25 20:33
南米編

『エビータ』……アルゼンチンの大統領夫人エバ・ペロンを描いたミュージカルの映画化。アクの強いマドンナが演じた割に、お話のほうは意外に薄味。ちょっと物足りなかったです。
『ミッシング』……1973年のチリ・クーデターを舞台とした映画。非常にストレートで真面目な作りの映画ですが、あまりにも真面目過ぎてもう少し遊びの部分があってもよかったような気が。
『愛の奴隷』……同じくチリ・クーデターを舞台とした映画。邦題とパッケージ写真は『愛の嵐』みたいですが、そんなシーンはほんの一瞬だけ。非常に真面目な社会派映画です。チリ・クーデターって日本ではマイナーな事件ですが、欧米ではかなりメジャーな事件なのか、この他にも何本か同テーマの作品があるようです。
『サルバドル 遥かなる日々』……エルサルバドル内戦を取材したジャーナリストのリチャード・ボイルがその取材体験を書いた小説の映画化。オリバー・ストーンの映画では、アカデミー賞を取った『プラトーン』より面白かった衝撃作です。冒頭でジェームズ・ウッズ演じるボイルが、「俺は最後までカンボジアに残ったんだ! 途中で逃げ出したシャンバーグ(『キリング・フィールド』の人)とは違うぜ!」と言う場面がありますが、シャンバーグについてはそういう批判が多かったらしいです。



#1220 
バラージ 2011/02/21 21:42
北米編B

『7月4日に生まれて』……ロン・コビックの実体験を元にした小説の映画化。ベトナム戦争映画の一つですが、どちらかといえばベトナム帰還兵の反戦運動に力点が置かれているので、米国史にちょうどいいかなと。
『ドアーズ』……60年代末〜70年代初めのロックバンド・ドアーズを描いた映画。ただし本物のドアーズのメンバー(既に死んでいた主人公のジム・モリソンを除く)は内容に大いに不満だったらしい。確かに去年公開されたドキュメンタリー映画『ドアーズ/まぼろしの世界』を見るとよくわかるし、若干見劣りもするのですが、まぁオリバー・ストーンの眼から見たドアーズってことなんでしょう。そういや最新作の『ウォール・ストリート』でもドアーズの歌詞を引用した台詞があったなぁ。
『キルスティン・ダンストの大統領に気をつけろ!』……完全にキルスティン目当てで見た作品ながら、意外な拾い物だった一本。ニクソン大統領のウォーターゲート事件を扱ったコメディ映画で、主人公はお馬鹿女子高生二人組。大統領から『大統領の陰謀』で有名な記者二人まで実在を含む登場人物全員をおちょくり倒しているのが何とも偉いというかすごいですね(笑)。日本だったらこんなことしたら怒られそうだ。



#1219 
バラージ 2011/02/20 21:37
北米編A

『真実の瞬間(とき)』……1950年代の赤狩り(マッカーシズム)を描いた映画。なかなか感動的な作品でした。セイラムの魔女狩りを題材とした前述の『るつぼ』(『クルーシブル』の原作)も、当時真っ最中だった赤狩りを暗に批判した作品だそうですが、こういうのって怖いです。
『フォレスト・ガンプ 一期一会』……これも歴史映画ではありませんが……歴史の一場面がちょくちょくはさまれてるので。興行的にも成功し、批評的にも評価が高かったようですが、個人的には後半のお話の展開はちょっと苦しかったと思います(マラソンブームとかエイズとか)。あと、ヒッピーブーム反戦運動やブラックパンサーに対する戯画的な描き方を見て、ゼメキスって意外と保守的な考えの人なんだなぁと思いました。
『ミシシッピー・バーニング』……1964年にミシシッピー州で3人の公民権運動家が殺害された事件を通して、当時の南部の黒人差別の実態を描いた映画。これもなかなかいい映画でした。



#1218 
バラージ 2011/02/19 21:08
北米編@

『クルーシブル』……1692年の英国植民地マサチューセッツ州で起こった「セイラムの魔女狩り」を描いたアーサー・ミラーの戯曲『るつぼ』の映画化。救いのない悲劇の中における、人間の精神の尊厳を描いたラストは号泣必至。映画館も涙の嵐で、恥ずかしながら僕も涙をこらえることができませんでした。
『ジェロニモ』……有名なネイティブ・アメリカン(いわゆるアメリカ・インディアン)の戦士ジェロニモを描いた映画。骨太のやたらと男臭い映画で面白いことは面白いのですが、個人的にはもうちょっと女っ気も欲しいなぁなどとも思ったり(笑)。
『死刑台のメロディ』……1920年に米国で起こったサッコ・バンゼッティ事件(サッコとバンゼッティが、世界的抗議にも関わらず死刑にされた冤罪事件)を描いたイタリア映画。なぜイタリア?と思うのですが、サッコとバンゼッティがイタリア系だからでしょうか? 冤罪の恐ろしさがよく描かれてました。
『愛と哀しみの旅路』……第二次世界大戦中にマンザナール収容所に強制収容された日系米国人を描いた映画。日系人の描かれ方に非常にリアリティーがあり、勘違い日本人になっていませんでした(といっても日本人と日系人では違うので、日系人の方から見ればおかしなところがあるのかもしれませんが)。良作でした。



#1217 
バラージ 2011/02/18 23:52
ども

 ベトナム戦争映画は第二次世界大戦なんかといっしょで山ほどありますよね。『インビクタス 負けざる者たち』は僕も見ました。なかなか面白かったのですが、歴史映画というには時代が今に近すぎるかなと思いまして。
 ホームズものの映画というと、タイトルは忘れましたが、フロイトがホームズを精神分析するという映画を昔テレビで見た記憶があります。ちなみに去年公開されたやつはCG満載のアクション映画でした。あんなのホームズじゃないよ〜(笑)。『Z』はヨーロッパ史の中にある「その他」でいいんじゃないでしょうか。
 『仁 JIN』は僕も見ましたが、面白かったですよ。内野聖陽の坂本龍馬は大河版福山龍馬よりはまってたような(笑)。ジャンルはやはりタイムスリップものでしょうね。原作マンガが『六三四の剣』の村上もとかでして、彼の『龍 RON』(戦前・戦中の満州が舞台)もまた傑作歴史漫画でした。



#1216 
徹夜城(支配人) 2011/02/18 00:12
JINはタイムスリップものに入るかな?

>柿娘さん
 歴史映像名画座で歴史ドラマも扱っている以上、TVドラマもここで扱いましょうか。
 「イ・サン」は僕は途中ちょっと見るのをさぼってまして、サンが王位につく直前あたりからしっかり見ておりました。ただ全体的にNHKごのみ(?)といいますか、真面目に作っちゃってて盛り上がりにいまひとつかけた印象が僕にはありました。一方でフジテレビが買ってくる韓国時代劇はみんな遊びすぎでついてけなくなるものもありますけどね。まぁ韓国時代劇もいろいろということで。
 「イ・サン」にも登場した洪国栄(ホン・グギョン)を主人公とする「王道」という一昔前の連続ドラマもありまして、いま中盤まで見てます。当然「イ・サン」と同じ登場人物、同じ話が出てきますが、主役が違うので観点も当然違ってきます。
 サトクリフか子供のころいくつか読んでます。ローマンブリテンものは確かに珍しいですよね。それよりもっと後ですけど、いまNHK衛星ハイビジョンで12世紀イギリスを舞台にした「大聖堂」って中世ドラマを放送してます。原作がベストセラー小説なんだそうですが、ドラマ版はやたら慌ただしくって…
 「JIN」はいろいろと評判が良かったようですが、僕が未見でして。歴史映像名画座のジャンル的にはタイムスリップものになるのかなぁ。
 「アレクサンドリア」の情報、ありがとうございました。


>バラージさん
 毎度、怒涛の紹介ありがとうございます。
 ご紹介作品の中で「Z」だけは見たことがありました。あのころのギリシャって「冷戦の最前線」ということで同じ時期の韓国と政治情勢が似てたんですよね。「Z」は事実上ノンフィクションに近い内容ですから、当時リアルタイム製作の歴史物と言えるでしょう。「名画座」に入れ損ねておりましたが、入れる分類が難しい。「ギリシャ史」って枠は作ってなかったですからねぇ。



#1215 
バラージ 2011/02/14 22:09
ヨーロッパ編A

『不滅の恋 ベートーベン』……ベートーベンが書いた「不滅の恋人への手紙」の「不滅の恋人」とは誰か?を探すミステリー仕立てでベートーベンの生涯を描いた映画。映画としてはなかなか面白いけど、この映画独自の「不滅の恋人」の正体はかなり無理があると思います。
『ローザ・ルクセンブルグ』……20世紀初期のドイツの革命運動家ローザ・ルクセンブルグを描いた映画。未DVD化。第一次世界大戦の終結によって獄中から出られたにも関わらず、直後にローザが右翼に虐殺されるラストがその後のナチズムの台頭を暗示していて、暗澹とした気分にさせられます。
『ジュリア』……リリアン・ヘルマンの回顧録の映画化。反ナチ運動に身を投じた幼なじみジュリアとの友情と、ダシール・ハメットとの愛を描いています。ドイツ史に入れるか米国史に入れるか迷いますが……。
『旅芸人の記録』……第二次世界大戦から戦後の内戦までのギリシャを叙事詩的に描いた映画。歴史映画と言っていいのか微妙ではありますが……。時間が前後に行ったり来たりする上に、表現が難解であることは否定できません(個人的には好きだけど)。アンゲロプロスの映画はラストに「終わり」とか出ず唐突にバッサリ終わるので、最初見たときは映写技師のミスかと思ってびっくりしたなぁ。
『Z』……1963年に軍事政権下のギリシャで起きた、自由主義者ランブスキ暗殺事件をモデルとした映画。上の『旅芸人の記録』もそうなんですが、現代ギリシャ史ってこんなに血生臭かったんですね。全然知らなかったから、古代ギリシャやギリシャ神話のイメージしかないもんなぁ。

 ヨーロッパ編はこれでおしまいです。



#1214 
柿娘 2011/02/14 17:36
訂正

大沢たかおでした、たかしじゃなくて(汗)



#1213 
柿娘 2011/02/14 17:33
お久しぶりです

二回目の書き込みです(^^)
韓国ドラマのイ・サンが昨日BS2で最終回でした。
このドラマはホント良かったです。
このドラマの監督イ・ビョンフン氏のドキュメントで、監督の作るドラマは支配する側じゃなく支配されている側の人間を描いた想像的歴史ドラマだと評されて、なるほどなあと思いました。
このドラマ、おそらくフィクションが多く入っているでしょうが、
史実だけにこだわっていると血の通った面白いドラマにはならないんですよね。
といってもイ・ビョンフン監督は資料をたくさん読んで、時代考証はきっちりやってるのが他とは違うなと思います。

この間THE EAGLEというローマンブリテン時代の映画の事を書きましたが、原作であるサトクリフの小説も想像的歴史〜という意味で共通点あるなと思いました。
この小説は史実とフィクションを織り交ぜた物語(主人公はサトクリフの想像上の人物)で、でも風俗やら宗教やら地理やらがすごくリアルなんです。

大沢たかしの仁-JIN-も面白かったです。
最初はなんてトンデモ設定かと思ったんですが…このドラマ、かなり本気で作られています。

そうそう3月には「アレクサンドリア」という古代ローマの女性天文学者ヒュパティアを主人公にした映画が公開されるようですよ。
長々と失礼しました〜。



#1212 
徹夜城(支配人) 2011/02/14 11:27
山崎豊子映画の扱い

 先日TV放映された(正直よく放送したもんだ…)「沈まぬ太陽」を見ていて改めて思ったのですが、山崎豊子原作映画も「歴史映画」に入り込んでくる部分があるのですよね。この人の作品の多くが事実をベースにし、実在人物をモデルにしていて、フィクションとノンフィクションの境目があいまい、という特徴がありますから。
 大河にもなった「二つの祖国」、ドラマも評判になった「大地の子」はもちろんですが、「不毛地帯」だって瀬島龍三をモデルにした現代史ものという側面が強い。「沈まぬ太陽」も日本航空と123便事故をモデルにしていて、明らかに中曽根康弘首相とその参謀役であった瀬島龍三だとすぐにわかる人物が出てきます。映画版はとくにこの瀬島をモデルとした人物の印象が濃厚に残る(靖国前でロケしただけに)作りで、「不毛地帯」と何かと比較したくなる部分がありました。

>バラージさん
 毎度どうもです。投稿ミスについてはこちらで編集させていただきました。

「不滅の李舜臣」は最近作られたドラマでして、僕が「歴史映像名画座」で紹介している「壬辰倭乱」は80年代に製作された大河ドラマです。日本ではNHK衛星でダイジェスト版が放映されたので見ることができたんですね。ドラマとしてはよくできていたのですが日本関係の考証がめちゃくちゃで…「不滅の李舜臣」は見ようと思いつつ手を出してないのですけど、一部映像を見た限りでは日本関係の考証が「壬辰倭乱」より格段に進歩してます。「世宗大王」で対馬侵攻が描かれましたが、どうもそこで使われた日本の衣装や甲冑は「不滅の李舜臣」で使った物の流用なんじゃないかと思ってます。
 「明成皇后」は近所のツタヤに置いてあるんですけど、手を出す余裕がないような。映画「光州」は僕も見ようと思っていて、そのうち見ると思います。

 ベトナム戦争映画もずいぶんありますが、東南アジア史の枠にいれたもんかどうか。アメリカ製作の映画も含めて「ベトナム戦争もの」というジャンルができちゃってますよね。ベトナム側からの、というのは僕も見たことがないので興味がわくところです。
 「遠い夜明け」、そういやアフリカ史の範疇なんですよね。そこいくと昨年の「インビクタス」なんかも入れることになるかも。

 オリバー=ストーンの「アレキサンダー」はDVD借りてきて途中で観るのをやめちゃった覚えが。僕には珍しいことなんですが、近年になく酷評された歴史映画でもあります。
 ホームズは…確かにジェレミー=ブレッド版は全部DVDで持ってるという僕ですけど、これをイギリス史の枠に入れちまうと他の数多くのホームズ映画を考慮しなきゃならなくなるんで、とりあえずパスしてます。ルパンだって映画は入れてますけど、フランス製作のTVシリーズについては入れてませんから。まぁルパンについては僕自身が専門HPやってるからそっちのほうで扱うことにしてます。でも考えてみるとルパンの「813」ドラマ版ではれっきとした実在人物ウィルヘルム2世が出てくるんだよなぁ。
 「炎のランナー」については「スポーツ映画名画座」でも作って入れてみたいですね。スポーツネタ映画も僕は結構好きでして、いろいろとチェックはしてます。「勝利への脱出」なんて史実はどうでもよく、スポーツ映画として熱く見られます(笑)



#1210 
バラージ 2011/02/13 21:06
ヨーロッパ編@

『アレキサンダー』……オリバー・ストーン監督によるアレキサンダー大王を描いた映画。未見です。すいません。でもアレキサンダーを描いた映画ってこれぐらいしか思い付かないんですよね。
『シャーロック・ホームズの冒険』……ルパンがあるならホームズだってあっていいじゃん、ということで(わたくし、ホームズ派です)。NHKで放送されていたイギリスの連続テレビドラマ。原作の忠実な再現を目指して作られた作品で、19世紀イギリスの雰囲気も、ホームズやワトソン役の役者さんも素晴らしい。ホームズものの中でも最高傑作と呼ばれる作品です。
『炎のランナー』……1924年パリ五輪陸上競技で金メダルを獲得したハロルド・エイブラハムズとエリック・リデルを描いた映画。単純な栄光や名誉のためではなく、人生におけるもっと大事な何かのために走った彼らの姿が感動的。スポーツ映画の最高傑作だと思います。



#1209 
バラージ 2011/02/12 20:31
東南アジア&アフリカ編

『無人の野』……ベトナム戦争を描いたベトナム映画。未ソフト化。確かNHK教育テレビで見ました。おそらく予算の関係かモノクロだし、ハリウッドに比べれば技術的にも未熟だとは思うのですが、日常生活の中に戦争があったベトナム側から見たベトナム戦争は興味深かったです。米軍兵もきちんと「人間」として描かれてました。
『コウノトリの歌』……より新しい、ベトナム側から見たベトナム戦争映画。DVDにもなってます。が、僕は見たいと思いつつ未見。
『遠い夜明け』……南アフリカの黒人解放運動家スティーブ・ビコと白人有力紙記者ドナルド・ウッズの交流を描いた映画。映画の最後に当時獄中にいた黒人運動家の名前が流れるのですが、その中にネルソン・マンデラの名前があります。



#1207 
バラージ 2011/02/11 12:04
朝鮮・韓国編

 すいません。今回ほとんど未見です。

『不滅の李舜臣』……李舜臣が主人公の連続ドラマなんですが……これって『壬申倭乱』ていうドラマと同じものなんですかね? 僕はレンタル店で見かけただけで未見です。連続ドラマは何しろ長いんで、やっぱり尻込みしちゃいますねぇ。
『明成皇后』……これまたレンタル店で見かけたのみの連続ドラマ。日本では「閔妃」と言ったほうが通りがいい、朝鮮王国末期(大韓帝国)の明成皇后が主人公です。
『愛の黙示録』……未ソフト化の映画。確かNHK‐BSで見ました。田内千鶴子という実在の人が主人公。彼女は植民地時代に朝鮮人と結婚して朝鮮に渡り、夫と共に孤児救済に尽くし、また戦後も朝鮮に残って、夫が朝鮮戦争で行方不明になった後は1人で孤児院を切り盛りしたそうです。なかなかいい作品でした。
『ユゴ 大統領有故』……朴正熙大統領暗殺事件を描いた映画。見よう見ようと思いながら見ていません。
『光州5・18』……光州事件を描いた映画。これまた見よう見ようと思いながら見ていません。



#1205 
バラージ 2011/02/11 10:57
どうも

 どこまで歴史ものに含めるかの線引きって難しいですよね。僕も伝記映画・武侠映画・カンフー映画なんかは結構迷いましたが、こんなのもありますよ、と言うだけの無責任な立場なんで、あんまり深く考えず紹介したいものを紹介しちゃいました。

 『忠烈図』ってソフト化されてたんですね(LD……懐かしい……)。僕は見たことないんですが、キン・フー監督の傑作時代劇という紹介のされ方がほとんどなので、歴史ものと考えたことなかったなぁ。ビデオ化されたけどDVD化されてない映画やテレビドラマって結構あるんですよね。

 『真空地帯』は昔レンタル店にビデオが置いてあったんですが、見ないうちにDVD化の波で撤去されてしまいました。山本薩夫監督の映画はいくつか見てますが、歴史と関係ない『白い巨塔』が1番面白かったです。

 僕が1番最近見た歴史映画は……去年DVDで見た『レッドクリフ』2部作かなぁ? 劇場で見た『ドアーズ/まぼろしの世界』はドキュメンタリー映画だし、『キャタピラー』も戦争映画で歴史映画とはちょっと違う……。ちなみに僕の去年ナンバー1映画は『ドアーズ/まぼろしの世界』。劇映画でのナンバー1は『ノルウェイの森』。外国映画の劇映画では『ニューヨーク、アイラブユー』。歴史と全然関係ありません(笑)。



#1204 
徹夜城(支配人) 2011/02/08 21:59
おおお、怒涛の。

>バラージさん
 いや〜〜〜〜。すごい。一気に読ませていただきました。ご紹介のうち、一応見たことがあるというのは「悲情城市」ぐらいでしょうか。僕も見た当時はあまり歴史事情に詳しくなくって、台湾人と上海人の会話では通訳がいるんだな、なんてところに目が行ったりしておりました。あの映画公開時点では台湾でも2.28はかなりタブーな話題だったんですよね。中国における文革と位置づけが似てるかも。

 日本の時代劇でも迷うことがあるんですが、中国の「武侠もの」を「歴史映像名画座」に入れたもんかどうか迷うことがあります。歴史上の実在人物が出てくるってだけならいくらでもあるぐらいで…ま、「柳生一族の陰謀」をリストに入れてる僕がそんなことに迷うのもどうかと思いますが(笑)。収拾がつかなくなる、ってこともありますね。
 「風と興亡」は以前よく使っていたレンタルビデオ屋においてありましたが、手を出さないうちにつぶれてしまって…

 なお、つい先日「忠烈図」の台湾版DVDを人づてに入手しました。ずいぶん前にこれは日本版LDが出てまして、それがどういう経緯か僕が通っていた大学の図書館にAV資料として収蔵されており、仲間を集めて観賞会をやったことがあります。しかしその後DVD化の動きがまったく見られず、首をかしげておりました。台湾ではさすがに出ていた、ということのようですが…実は昨年の東京国際映画祭でも特別上映されたと聞いてるんですけどね。


>一番最近見た映画
 去年BSで放送時に録画しておいた山本薩夫監督「真空地帯」をようやく見終えました。「七人の侍」の勝四郎役が一番イメージにある木村功が若い兵士役。無実の罪で刑務所に送られ、出所後に兵営に戻ってきて…という話ですが、勝新みたいに「兵隊やくざ」とはいかず、軍隊という組織の非人間性をあぶりだす作品になってました。たまりにたまった怒りが炸裂して内務班の全員をビンタしまくるシーンにちょっと「快感」があったりして。



#1203 
バラージ 2011/02/07 22:29
中国編 最後

 最後は文化大革命を描いた映画です。

『芙蓉鎮』……第4世代の謝晋(シェ・チン)監督の文革映画。告発性の強い佳作だとは思いますが、今となっては少々古臭い作風であることは否定できません。
『活きる』……第5世代のチャン・イーモウ監督の文革映画。国共内戦から大躍進政策、そして文革までを描きます。同じ第5世代でも、迫害する立場だったチェン・カイコー(『さらば、わが愛 覇王別姫』)や田壮壮(ティエン・チュアンチュアン)(『青い凧』。DVD化されてません)が告発性・批判性の強い映画を作ったのに対して、迫害される側だったイーモウが文革を天災ででもあるかのように描いているのが興味深いです。
『太陽の少年』……第6世代の俳優チアン・ウェン監督による文革映画。街から大人がいなくなった文革は子供にとっては天国だった、という意外な視点からの映画です。面白い映画ですが、これだけ見たら文革なんて大したことないと思ってしまいそう。
『小さな中国のお針子』……中国系フランス人のダイ・シージエ原作・監督の文革映画。文革で下放された2人の青年と、その地方に住むお針子の少女の物語。お針子役のジョウ・シュンは非常に魅力的ですが、2人の青年の見分けがつかないのが困りもの。

 中国編が長くなっちゃってすいません。香港・中国・台湾映画が好きなので、つい……。次からは一気に行きますんでご容赦を。



#1202 
バラージ 2011/02/06 13:39
中国編B

『戯夢人生』……これも歴史映画とは言えないかもしれませんが……ホウ・シャオシェン監督の台湾現代史三部作の第2作にして第1部。1895年から1945年までの日本植民地時代を、ホウ・シャオシェン映画の常連で布袋戯という伝統的人形劇の国宝的存在である李天祿(リー・ティエンルー)の回想で描いたもの。
『戦場のレクイエム』……これも未見。見たいなぁと思いつつ、まだ見てません。国共内戦を描いた戦争映画です。
『悲情城市』……ホウ・シャオシェン現代史三部作の第1作にして第2部。日本敗戦後、国民党が逃亡してくるまでの話。外省人が本省人を弾圧した2・28事件も間接的に出てくるんですが、歴史を描くことが主題の映画ではないので、そのあたりは歴史を知らないとわかりにくいかも(僕もパンフレットを読んで知りました)。映画そのものは歴史を知らなくても十分楽しめますが。
『好男好女』……ホウ・シャオシェン現代史三部作の最終作。大陸から逃亡してきた国民党の支配下における白色テロの時代を扱っているのですが、現代の役者たちがその時代の劇を演じるという劇中劇の形なので、非常にわかりにくい。しかも比重が現代の役者たちの話のほうに置かれているので、ほとんど歴史映画ではないんですが、一応ご紹介。映画としては面白いです。



#1201 
バラージ 2011/02/03 22:30
中国編A

『ロアン・リンユィ 阮玲玉』……1935年に25歳の若さで自殺した女優・阮玲玉(ロアン・リンユィ)を描いた伝記映画。伝記映画を歴史映画と言っていいのか微妙な気もしますが、個人的な趣味で紹介しちゃいます。役者たちが演じるドラマ部分の合間に、現存する阮玲玉の出演映画、阮玲玉を知る人々へのインタビュー、演じる人物についての役者たちのディスカッションが挟まれる構成で、「実在の人物についてのフィクション作品を創作する」ということについての示唆に富んだ作品で、とても面白かったです。
『花の生涯 梅蘭芳』……京劇俳優の梅蘭芳を描いた伝記映画。といってもフィクションの部分も多いようで、特に前半の若い頃の話はほとんどフィクションのようです。また、中盤でちょっと話が飛んでいるようなところがあるのですが、奥さんの若い頃を演じた女優がスキャンダルに関わったため、カットせざるを得なくなった模様。日中戦争時の日本軍との対決など見るべきところもありますが、全体的には冗長で今一つの印象です。
『チルドレン・オブ・ホァンシー 遥かなる希望の道』……日中戦争中の中国で、日本軍の迫る黄石から中国人孤児60人を連れて700マイルもの逃避行を成し遂げたイギリス人ジャーナリスト、ジョージ・ホッグを描いた映画。まだ見てません。南京大虐殺のシーンも出てくるようです。南京大虐殺を描いた映画としては『南京1937』という映画もあったのですが、いまいちの作品だったし、DVD化もされていないのでこちらを紹介。
『風の輝く朝に』……日本軍の香港侵攻を背景に、2人の男と1人の女の恋愛と友情を描いた青春映画。香港ニューウェーブと呼ばれる作品の1つで、フランス映画『冒険者たち』(見てない)の香港版みたいな紹介をされてました。爽やかな余韻を残すいい映画です。
『鬼が来た!』……太平洋戦争末期の中国戦線での、日本兵捕虜と彼を預けられた中国人農民の奇妙な交流と戦争の狂気、有為転変する運命の皮肉を描いた戦争映画。日本人の心性を中国人監督がここまで理解してるのかと驚きました。とにかくすごい映画です。



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