CD−ROM2用ACアダプタ

ジャンル:ハードウェア
媒体:電源
発売元:NECホームエレクトロニクス
発売:1988年12月4日
価格:1500円
商品番号:PAD-123


AD-IF30Aの写真◆初代CD-ROM2システム専用の電源

 PCエンジンというゲームマシンは、本体だけでもやたらに種類が多い。それだけでもユーザーを混乱させるのに十分だが、実は電源となるACアダプタまでもがその機種ごとに異なっており、中古屋でハードをバラバラに買った人なんかは大いに困ってしまったりする。もちろん普通はハード購入時に箱の中にセットで入っているわけで、バラバラに集めるほうがいけないわけなんだけど。それでも故障時などに備えてACアダプタ単体でも販売は行われていた。

 CD-ROM2専用のACアダプタは「PAD−123」という型番だ。ところが我が家にあったCD-ROM2システムの電源は「AD-IF30A」という型番が振られており(右上の写真がそれ)、つい最近になってそのことに気づいた僕は「はて?」と首をかしげたものだ。「MAID INTAIWAN」なんて書いてあるのでもしかして非公認の互換電源?などとも思ったのだが、「NEC」ロゴとともに「日本電気ホームエレクトロニクス」とも明記しており、あまり偽者っぽい感じでもない。ちょこちょこ検索で調べてみたんだけど、一応これもNEC−HEから出た公式の電源の1つではあるようで、もしかするとある段階からCD-ROM2システムのコスト削減のために台湾の業者に外注を行っていたのかも。

 というわけでとりあえず「AD-IF30A」しか手元にないのでそれについて話をするが、むやみにデカいアダプタであるのが特徴。コンセントに接続するとかなりの重圧感があり、つなぎ方によっては他のコンセントをふさいで邪魔でしょうがない。この電源だけでCD-ROM2システムおよびPCエンジン本体に電力を供給出来るのだが、僕が使用していた「PCエンジンLT」をCD-ROM2システムにつなぐ環境だとLT用の電源もコンセントにつなぐ必要があり、二つの真っ黒かつ巨大な電源が部屋の壁のコンセントを占領して大変な威圧感であった(笑)。
 「PAD-123」のほうはまだお目にかかったことがないのだが、なぜか所有しているインターフェイスユニットの説明書にあるイラストではもう少し小さく、斜め部分のある粋なデザインであったようにも見える。


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