海外版PCエンジン
「Turbo Grafx 16」ハード・ソフトリスト

 日本にいるとあまり認識されていないことだが、PCエンジンは実は海外へも輸出・販売されていた。もともと「ファミコンを凌駕せよ」という目的で作られたハードなわけで、全世界を制覇したファミコンに続けとばかり北米から始まる世界戦略に乗り出したのは自然な成り行きではあった。

 この北米版PCエンジン、1989年から販売が始まったのだが、「Turbo Grafx 16」という不思議な名前になっている。まずNECマシンのお約束「PC」はアメリカでは「IBM−PC」つまりパソコンのことと認識されやすいので避けたらしい。「Turbo」は「エンジン」からの連想、「Grafx」は国内の「コラグラフィックス」「スーパーグラフィックス」でも使われた「絵がとても綺麗」のイメージを狙ったネーミングであろう。

 謎なのは「16」という数字。PCエンジンは8ビットマシンのはずだが、この「Turbo Grafx」は表向き「16ビットマシン」ということになっていて、ハード・ソフトにも「16BIT」の文字がしっかり明記されていた。海外のゲーム情報サイトでも「16ビットマシン」と紹介しているところは多い。しかし性能的にはPCエンジンと全く同等のはずなので、本当に「16ビットマシン」だったとは正直考えにくい。8ビットCPUを二つ使っているからとか、グラフィック関連で16ビットのチップを使っているから…という説もあるが判然としない。実のところメガドライブ(海外版はGENESIS)・スーパーファミコン(海外版はSuperNES)といった16ビットマシンにタメを張るための「ハッタリ」だったというのが最大の理由だろう。セガサターンが「64ビット級ゲームマシン」と宣伝していた例もあるし。

 「Turbo Grafx 16」は日本で生産して輸出されていたそうで、本家PCエンジン同様にハード・ソフトの展開はかなりゴチャゴチャしている。PCエンジンを扱う当サイトとしてもこれはやはりリストに加えておかねばなるまいと思った次第。


☆ハードウェア(一部推定ながら発売順)
Turbo Grafx 16
NEC
1989/9/1 本体
$199
本家日本版に遅れること2年近くで登場した北米版PCエンジン。性能は初代「白PC」とほぼ同じでTurboChip(=海外版HuCARD)のみが遊べ、RF出力のみ。HuCARDの端子とパッドコネクタが日本のものと異なる。本家のように小さいと大きいもの好きのアメリカ人には売れないと判断したようで横方向に無駄に大きい。CD-ROMシステムと接続するための端子部分には大きなカバーがついていた。専用のアダプタをつければ日本版HuCARDも遊べたそうで。
日本国内ではそこそこの成功を収めての海外進出だったが、時期を逸した面もあるみたい。
Turbo Pad
NEC
1989?
周辺機器
$19.99
国内版「ターボパッド」と同じ、連射機能つき2ボタンパッド。カラーリングが「TG-16」にあわせて黒くなっており、若干サイズも大きい。コネクタが「TG-16」専用になっているのでそのままでは日本版PCエンジン、北米版DUOでは使えず、アダプタが発売された。
連射機能なしパッドはないみたい。
Turbo Tap
NEC
1989?
周辺機器
$20
PCエンジン登場時の売りであった「多人数同時プレイ」を可能にするマルチタップ。外見はほぼ同じだがやはり北米版TG-16に合わせて黒いカラーリングでコネクタ形状も日本のとは異なる。
アメリカで「ボンバーマン」で盛り上がる人たちもいたのだろうか。
Turbo Booster
NEC
1989?
周辺機器
$34.9
PCエンジンの「AVブースター」にあたるもので、RF出力の「TG-16」の後部端子に接続してAV出力を可能にする。
「TG-16」のサイズに合わせてかなり大型。
Turbo Stick
NEC
1989?
周辺機器
$34.9
PCエンジンの「ターボスティック」と同じく、2ボタン&連射機能つきの専用スティック。国内版とは形状もカラーリングも異なる。

Turbo Grafx 16 CD
NEC
1989
周辺機器
$399
初代CD-ROM2システムの北米版。インターフェースユニット・CDドライブ・バックアップユニット機能など性能は全く同じだがコンパクトにまとまっており、そのぶん上に高くなっている。「TURBO GRAFX-16」の後部端子に接続するのだが、日本のそれと違って「コブつき状態」で一体感があまりない。附属のシステムカードは「Ver.2.0」。同時発売ソフトは日本と同じく「ファイティングストリート」および「モンスターレア」だった。
価格が災いしてあまり売れなかったとの話。ただ「イースI・II」はヒット作だったらしい。
TurboGrafx 16 CD AC Adapter
NEC
1989
電源

その名の通り「TurboGrafx-16 CD」専用の電源。
本体とCDシステムの両方に電源が必要だったのは日本と同じ。
Turbo Booster Plus
NEC
1990?
周辺機器

AV出力に加えセーブ機能をつけたもの。PCエンジンの「バックアップブースター」にあたる。

こっちでもやってるなぁ、こういう細かい商品(笑)。
Turbo Express
NEC
1990
本体
$249
携帯用PCエンジン、「PCエンジンGT」の北米版。ゲームボーイやゲームギアとの対抗を狙って投入され、TG-16本体と同じソフトが遊べるところ、別売のチューナーをつければTVも見られるのが売りだったが国内同様今ひとつだった。
ろくに普及しなかったはずなのだがサスペンス映画「エネミー・オブ・アメリカ」(1998)で小道具で「出演」している
Turbo Express AC Adapter
NEC
1990
電源

「Turbo Express」専用の電源。
電池寿命が短い「Turbo Express」にはありがたい商品だったはず。
Turbo Express Car Adapter
NEC
1990
電源

「Turbo Express」を自動車のシガーライターに接続して電源を得るもの。「GT用カーアダプタ」に同じ。

Turbo Vision
NEC
1990
周辺機器
$70
「Turbo Express」に接続するTVチューナー。「PCエンジンGT」のTVチューナーとほとんど同じ。

Turbo Link
NEC
1990
周辺機器

「Turbo Express」同士で通信対戦が出来るようになる通信ケーブル。PCエンジンGT用の「COMケーブル」と同じ。
「ボンバーマン’93」が対応しているが…向こうでもあまり売れなかったのでは。
Turbo Duo
TTi
1992/11/**
本体
$299
北米版「PCエンジンDUO」。外見デザインからパッドコネクタまで国内版と同等でHuCARD端子のみ北米向けになっている。NECとハドソンが合弁会社「TTi」を作り、SuperCD−ROM投入で北米での劣勢挽回をはかって勝負に出たマシンだったが、劣勢は覆せなかった。
SCDはアニメ系に威力を発揮して日本では良かったのだがアメリカでは…一部マニアは確かにいるようだが。
Turbo Duo AC Adapter
TTi
1992
電源

「Turbo Duo」専用の電源。

Duo Pad
TTi
1992
周辺機器
$19.99
「Turbo Duo」専用の連射機能つきパッド。国内のターボパッドと完全に同じで(カラーリングは黒め)、コネクタもDUOにあわせて国内版と同じ。
コネクタが変わったために専用のパッドを出すハメになった。これはアメリカ版のみの仕様。
Duo Tap
TTi
1992
周辺機器

「Turbo Duo」専用のマルチタップ。コネクタ形状の変更に伴い新たに発売したもの。

TurboGrafx 16/Duo Adapter
NEC
1992?
周辺機器

パッドコネクタが変更された「Turbo Duo」に旧パッドを接続するためのアダプタ。
こういう細かい穴埋め商品展開を向こうでもやってたんだなぁ。
Super System Card ver.3.01
TTi
1992?
システムカード

日本国内のSCDシステムカードと同じもの。旧CDシステム使用者向けに発売された。

Laser Active
パイオニア
1993?
本体
$720
パイオニアからアメリカでも発売された、マルチメディアマシン。日本国内と同様に「Genesis」「TG16」のパックを挿入することでそれぞれのゲームソフト、およびLD−ROMソフトが遊べた。



☆ソフトウェア(アルファベット順)

※A
Addams Family ,The
発売:NEC/開発:Icom
1991
CD-ROM2
コミック・映画で展開された「アダムズ・ファミリー」のゲーム版。横スクロールのアクションゲーム。北米オリジナルソフトで日本では発売されなかった。
アメリカでは多機種でゲームが発売されているが、CD-ROMということで何か付加価値があったかも?
Aero Blasters
発売:Hudson Soft/開発:Kaneko
1990
HuCARD
「エアロブラスターズ」。
国内版と特に変化なし。
Air Zonk
発売:NEC/開発:Hudson Soft
1992
HuCARD
「PC電人」の北米版。
「ZONK」シリーズの一環ということでそこそこ人気はあったらしい。
Alien Crush
発売:NEC/開発:Hudson soft
1989
HuCARD
「エイリアンクラッシュ」。

Andre Panza Kick Boxing
発売:NEC/開発:Futura-Loriciel
1991/1/6
HuCARD
北米版オリジナルの対戦型キックボクシングゲーム。日本ではマイクロワールドから「ザ・キックボクシング」のタイトルでSCDで発売。
で、この「Andre Panza」さんって誰?

※B
Ballistix
発売:NEC/開発:Psygnosis
1992
HuCARD
「バリスティックス」。日本ではココナッツジャパンから発売された。
なるほど、もともとアメリカのゲームだったのね。道理で大雑把な(笑)
Battle Royale
発売:NEC/開発:Incredible Technologies
1990
HuCARD
北米版オリジナルのプロレスゲーム。タッグマッチ戦が遊べる。日本では発売されていない。

Beyond Shadowgate
発売:TTi/開発:Icom
1993
Super CD-ROM2
アメリカのパソコン・ファミコンで発売されていた謎解きアドベンチャー「Shadowgate」シリーズの一作だが、移植ではなく全くのオリジナルストーリー。父王を殺されたエリック王子の冒険を描き、謎解きアクションRPGな作りになっていたらしい。日本では発売されなかった。

Blazing Lazers
発売:NEC/開発:Hudson soft
1989
HuCARD
「ガンヘッド」の北米版。
あちらでも「TG16」を代表する名作STGとして名高い。
Bloody Wolf
発売:NEC/開発:DATE EAST
1990
HuCARD
「ならず者戦闘部隊ブラッディウルフ」。

Bomberman
発売:Hudson soft
1990
HuCARD
「ボンバーマン」そのまんま。多人数プレイ、通信対戦が可能となっている。
パッケージが「リアルボンバーマン」で、日本人は爆笑必至。
Bomberman '93
発売:Hudson soft
1993/6/1
HuCARD
「ボンバーマン’93」そのまんま。
パッケージはさすがにコミカルなものに変更。
Bonk 3: Bonk's Big Adventure
発売:TTi/開発:Hudson soft
1993
HuCARD
「PC原人3」の北米版。
小学館「CD-ROMカプセル」に体験版が収録されたことがある。
Bonk 3: Bonk's Big Adventure  CD
発売:TTi/開発:Hudson soft
1993
Super CD-ROM2
「PC原人3」のSCD版。HuCARD版と全く同じだが、BGMがCD音声だったらしい。
これは日本国内では発売されなかった。アメリカにおける「BONK」人気の表れと言えよう。
Bonk's Adventure
発売:NEC/開発:Hudson soft
1990
HuCARD
「PC原人」の北米版。
「PCエンジンのマリオ」を目指して作られたゲームということで、特に「Turbo Grafx」の象徴的存在としてアメリカでは結構当たったらしい。
Bonk's Revenge
発売:NEC/開発:Hudson soft
1991
HuCARD
「PC原人2」の北米版。
このシリーズはアメリカではかなり当たったようで、全シリーズがアメリカで発売されている。
Boxyboy
発売:NEC/開発:Media Rings
1990
HuCARD
「倉庫番WORLD」の北米版。

Bravoman
発売:NEC/開発:Namco
1990
HuCARD
「超絶倫人ベラボーマン」の北米版。
セリフが英語化されてる以外は完全に同じもの。
Buster Bros.
発売:TTi/開発:Hudson soft
1993
CD-ROM
「ポンピングワールド」の北米版。原作はカプコンのアーケードゲームで、そちらの北米版も同タイトルだった。


※C
Cadash
発売:Working Designs/開発:Taito
1990
HuCARD
「カダッシュ」。

Camp California
発売:Icom
1993
Super CD-ROM2
北米版オリジナルタイトルで、動物キャラを使った横スクロールのアクション。日本では発売されなかった。

Champions Forever Boxing
発売:NEC/開発:Distinctive Software
1991
HuCARD
北米版オリジナルのボクシングゲーム。モハメド・アリ、ジョージ・フォアマンら往年のヘビー級名選手が登場する。オートモードで試合を鑑賞することも可能。日本では発売されなかった。
オープニングでラップを流したり、試合中のレフェリーの声などHuCARDながら音声を駆使している。
Chase H. Q.
発売:Taito
1992
HuCARD
「タイトーチェイスH.Q.」。

Chew-Man-Fu
発売:NEC/開発:Hidson soft
1990
HuCARD
「BE BALL」の北米版。
内容は全く同じなのだが、パッケージの絵はなぜかオジサン。
China Warrior
発売:NEC/開発:Hudson soft
1989
HuCARD
「THE功夫」の北米版。

Cosmic Fantasy 2
発売:Working Designs/開発:elenet Japan
1991
CD-ROM2
「コズミックファンタジー2」をそのまま英語版化したもの。パッケージイラストだけはアメコミ風味になっているが、中身はそのまま。
アニメ調ビジュアルもそのままで、向こうでどれほど当たったのか…「2」しか出てないみたい。
Cotton
発売:TTi/開発:Hudson soft
1992
Super CD-ROM2
「コットン」の北米版。セリフが英語になっているだけらしい。

Cratermaze
発売:NEC/開発:Hudson soft
1990
HuCARD
「ドラえもん迷宮大作戦」の北米版。プレイヤーキャラクターがドラえもんから外見がちょっと似ている宇宙服の少年(笑)に変更されている。
「ドラえもん」キャラを全て変更しているが、面クリアすると開くのが「どこでもドア」なのはそのまんま。
Cyber Core
発売:NEC/開発:IGN Soft
1990
HuCARD
「サイバーコア」。


※D
Darkwing Duck
発売:TTi/開発:Radiance Software
1992
HuCARD
日本では発売されなかった北米版オリジナルソフト。アメリカで人気のディズニーTVアニメを素材にした横スクロールアクション。

Davis Cup Tennis
発売:NEC/開発:Hudson soft
1991
HuCARD
北米オリジナルの二画面分割テニスゲーム。日本ではマイクロワールドから「ザ・デビスカップテニス」のタイトルでSCDで発売された。

Dead Moon
発売:Natsume
1991
HuCARD
「デッドムーン月世界の悪夢」。
日本ではずいぶんマイナーなタイトルだと思うのだが、北米版が出ていた。
Deep Blue
発売:NEC/開発:Pack-In-Video
1989
HuCARD
「ディープブルー海底神話」。
これも日本ではマイナータイトルだが…
Devil's Crush
発売:NEC/開発:Naxat Soft
1990
HuCARD
「デビルクラッシュ」。

Double Dungeons
発売:NEC/開発:NCS
1990
HuCARD
「ダブルダンジョン」。

Dragon Slayer: The Legend of Heroes
発売:Hudson Soft
1992
Super CD-ROM2
「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」の北米版。主人公の名前が「Logan」に変更されている模様。
英語化しただけで中身はそのまんまみたい。吹き替えをどうしたのかが気になるが…
Dragon Spirit
発売:NEC/開発:Namco
1991
HuCRAD
「ドラゴンスピリット」。
調べたところフランス語バージョンがある模様。
Dragon's Curse
発売:NEC/開発:Hudson soft
1990/12/31
HuCARD
「アドベンチャーアイランド」の北米版。英題は「ドラゴンの呪い」でセガマスターシステムで出ていた同タイトルにあわせたもの。
意外にもアメリカでの発売のほうが先。フランス語版も存在。
Drop Off
発売:NEC/開発:Date East
1990
HuCARD
「ドロップロップほらホラ」。

Dungeon Explorer
発売:NEC/開発:Hudson soft/Atras
1989
HuCARD
「ダンジョンエクスプローラー」。

Dungeon Explorer II
発売:Hudson soft
1993
Super CD-RM2
「ダンジョンエクスプローラーII」。

Dungeon Master: Theron's Quest
発売:TTi/開発:Software Heaven
1993
Super CD-RM2
「ダンジョンマスターセロンズクエスト」。

Dynastic Hero,The
発売:TTi/開発:Hudson soft
1993?
Super CD-ROM2
「超英雄伝説ダイナスティックヒーロー」。


※E
Exile
発売:Working Designs/開発:Telenet Japan
1992CD-ROM2
「エグザイル」。

Exile Wicked Phenomenon
発売:TTi/開発:Software Heaven
1993
Super CD-ROM2
「エグザイルII 邪念の事象」。
アクション系ということで評判がよかったのかな?続編もちゃんと出ていた。

※F
Falcon
発売:TTi/開発:Spectrum Holobyte
1992HuCARD
日本では発売されなかった北米オリジナルの3Dシューティングゲーム。リアルさを追及したつくりでジェット戦闘機のコクピット視点で敵機を追跡、撃墜する。
PCエンジン、しかもHuCARDで完全3Dシューティングという無謀に挑んだ一作。ノロノロでイライラすること請け合い。
Fantasy Zone
発売:NEC/開発:NEC AVENUE
1989
HuCARD
「ファンタジーゾーン」。

Fighting Street
発売:NEC/開発:Hudson soft
1989
CD-ROM2
「ファイティングストリート」。「ストリートファイター」の改題のままのタイトル。

Final Lap Twin
発売:NEC/開発:Namco
1989
HuCARD
「ファイナルラップツイン」。

Final Zone II
発売:NEC/開発:Telenet Japan
1990
CD-ROM2
「ファイナルゾーンII」。

Forgotten Worlds
発売:NEC/開発:NEC AVENUE
1992
Super CD-ROM2
「ロストワールド」のPCエンジン版である「フォゴットンワールド」。


※G
Galaga '90
発売:NEC/開発:Namco
1989HuCARD
「ギャラガ’88」の北米版。
年数が異なるだけで中身には変化なし。
Gate of Thunder
発売:TTi/開発:Hudson soft
1992
Super CD-ROM2
「ゲートオブサンダー」。
「Turbo DUO」発売時のキラータイトルだったらしく、「DUO」の北米CMでも映されていた。シューティングファンにはかなり好評だった模様。
Ghost Manor
発売:Icom
1992
HuCARD
日本では発売されなかった北米オリジナルのアクションゲーム。幽霊やゾンビがうろつくダンジョンを進む。
1992年段階でこれはないだろうと思う出来。
Godzilla
発売:TTi/開発:Hudson soft
1994
Super CD-ROM2
「ゴジラ爆闘烈伝」。
パッケージは映画「VSメカゴジラ」の写真を使っている。
Gunboat
発売:NEC/開発:Accolade
1992
HuCARD
日本では発売されなかった北米オリジナルゲーム。ベトナムの戦場を舞台に武装ボートで戦うシューティング。
BGMが「ワルキューレ」なので「地獄の黙示録」を意識したゲームなのは明らかだが、こういうゲームを平気でつくるところがアメリカか。中身も全然面白くない。

※H
Hit The Ice
発売:TTi/開発:Taito
1992
HuCARD
「ヒット・ジ・アイス」。


※I
Impossimole
発売:NEC/開発:Gremlin
1991
HuCARD
日本では出なかった北米オリジナルタイトルの横スクロールアクション。熊の主人公を操作する。

It Came From The Desert
発売:NEC/開発:Interactive Pictures
1992
CD-ROM2
北米オリジナルタイトルのアクション&アドベンチャー。パソコンで始まったシリーズで、1950年代のB級モンスター映画のイメージで、町を襲う巨大昆虫と戦う内容らしい。TG-CD版は写真取り込みなどCD-ROMならではの演出がある。日本では発売されなかった。


※J
J. B. Harold Murder Club
発売:NEC/開発:Hudson soft
1990
CD-ROM2
「J.B.ハロルド殺人倶楽部」。
日本産ゲームだが、もともとアメリカ映画の雰囲気のゲームだから当たったのでは?
Jack Nicklaus Turbo Golf
発売:Accolade
1991
HuCARD
「ジャック・二クラウス・チャンピオンシップゴルフ」。

Jack Nicklaus Turbo Golf
発売:Accolade
1991
CD-ROM2
「ジャック・二クラウス・ワールドゴルフツアー」。
CD版・CARD版ともパッケージが同じだったとか。
Jackie Chan's Action Kung Fu
発売:Hudson soft
1992
HuCARD
「ジャッキーチェン」。

J. J. & Jeff
発売:NEC/開発:Hudson Soft
1990
HuCARD
「カトちゃんケンちゃん」の北米版。キャラクターがアメリカ人に差し替えられているが誘拐事件の知らせを受けた探偵2人組が冒険をするというコンセプトは変わらず。ただし下ネタは全て変更されている。
そりゃまぁ「カトちゃんケンちゃん」といってもアメリカじゃわかんないだろうしねぇ…
John Madden Duo CD Football
発売:TTi/開発:Hudson soft
1993
Super CD-ROM2
エレクトロニック・アーツのパソコンゲームを移植したものか。CD-ROMによるアメリカンフットボールでジョン=マッデンのアナウンスを入れていたらしい。日本では発売されなかったタイトル。
画面写真を見る限りなかなかよさげな出来なんだが…

※K
Keith Courage In Alpha Zones
発売:NEC/開発:Hudson Soft
1989
HuCARD
「魔神伝英雄ワタル」の北米版。アメリカでは「Turbo Grafx16」の本体とセットで販売されていたらしい。
内容はそのまんまだが、元のアニメとは似ても似つかぬイラストのパッケージになっている。
King Of Casino
発売:NEC/開発:Algorithm Institute
1990
HuCARD
「キング・オブ・カジノ」。

Klax
発売:TENGEN
1990
HuCARD
「クラックス」。
これはもともとアメリカのゲーム。

※L
Last Alert
発売:NEC/開発:Laser Soft/Telenet
1991
CD-ROM2
「レッド・アラート」の北米版。

Legend of Hero Tonma
発売:NEC/開発:Hudson Soft
1993
HuCARD
アイレムの「レジェンド・オブ・ヒーロー・トンマ」。

The Legendary Axe
発売:NEC/開発:Hudson Soft
1989
HuCARD
「魔境伝説」

The Legendary Axe II
発売:NEC/開発:Hudson Soft
1990
HuCARD
「暗黒伝説」

Loom
発売:TTi/開発:Lucas Arts
1992
Super CD-ROM2
「Loom」。
もともとルーカスアーツが作ったゲームで、日本へ移植された。
Lords of the Rising Sun
発売:NEC/開発:Victor Musical Industries
1992
CD-ROM2
「ライジング・サン」。もともとアメリカで発売された日本史SLGである。

Lords of Thunder
発売:TTi/開発:Hudson Soft/RED
1993
Super CD-ROM2
「ウィンズ・オブ・サンダー」の北米版。
前作「ゲート・オブ・サンダー」ともどもアメリカのシューティングファンには好評だった模様。

※M
Magical Chase
発売:Quest/開発:Pal Soft
1993
HuCARD
「マジカルチェイス」。
当時日本でも評価されたとはいえマイナータイトル。北米版が出たのは高評価ゆえか。
Magical Dinosaur Tour
発売:NEC/開発:Victor Musical Industries
1990
CD-ROM2
「マジカル・サウルス・ツアー」。
ゲーム以外のソフトの輸出は珍しいが、内容的にはアメリカ向きの気もする。
Might and Magic III
発売:TTi/開発:Hudson Soft
1993
Super CD-ROM2
「マイト・アンド・マジック3」。
もともと海外のPCゲームだし、北米向けにはちょうどいいタイトルだったかも。
Military Madness
発売:NEC/開発:Hudson soft
1991
HuCARD
「ネクタリス」の北米版。

Monster Lair
発売:NEC/開発:Hudson Soft
1990
CD-ROM2
「モンスターレア」。

Moto Roader
発売:NEC/開発:NCS (Masaya)
1989
HuCARD
「モトローダー」。


※N
Neutopia
発売:NEC/開発:Hudson Soft
1989HuCARD
「ニュートピア」。

Neutopia II
発売:TTi/開発:Hudson soft
1992
HuCARD
「ニュートピアII」。

New Adventure Island
発売:TTi/開発:Hudson Soft
1992
HuCARD
「高橋名人の新冒険島」の北米版。
意外にも(?)パッケージは日本版とほぼ同じで、ちゃんと高橋名人(向こうの人は知らんだろうが)のキャラも出ている。
Night Creatures
発売:NEC/開発:Manley & Associates
1991
HuCARD
北米オリジナルタイトル。吸血鬼にされてしまった主人公がモンスターたちと戦うホラーアクション。
ちょっとやってみたが、かなり単調な横スクロールアクション。
Ninja Spirit
発売:NEC/開発:Irem
1990
HuCARD
「最後の忍道」の北米版。


※O
Order of the Griffon
発売:NEC/開発:SSI
1992HuCARD
3DダンジョンRPG「ダンジョン&ドラゴンズ」のシリーズの一作を移植したもの。日本版にはなく北米オリジナルタイトル。
日本で出なかったのが惜しいタイトル。HuCARDながらスムーズな視点切り替えの本格的3DRPGとなっている。
Ordyne
発売:NEC/開発:Namco
1989
HuCARD
「オーダイン」。

※P
Pac-Land
発売:NEC/開発:Namco
1990HuCARD
「パックランド」。

Parasol Stars
発売:Working Designs/開発:Taito
1991
HuCARD
「パラソルスター」。

Power Golf
発売:NEC/開発:Hudson Soft
1989
HuCARD
「パワーゴルフ」。

Prince of Persia
発売:TTi/開発:Hudson Soft
1992
Super CD-ROM2
「プリンス・オブ・ペルシャ」。

Psychosis
発売:NEC/開発:Naxat Soft
1990
HuCARD
「パラノイア」の北米版。


※R
R-Type
発売:NEC/開発:Irem
1989
HuCARD
日本国内版では2本に分割された「R-TYPE」のひとつながりにしている。

Raiden
発売:NEC/開発:Hudson Soft
1990
HuCARD
「雷電」。

Riot Zone
発売:TTi/開発:Hudson Soft
1993
Super CD-ROM2
「クレスト・オブ・ウルフ」の北米版


※S
Samurai Ghost
発売・開発:Namco
1992
HuCARD
「源平討魔伝」の北米版。

Shadow of the Beast
発売:TTi/開発:Psygnosis
1992
Super CD-ROM2
「シャドー・オブ・ザ・ビースト」。
これはアメリカ版がオリジナルで日本にも移植された。
Shape Shifter
発売:TTi/開発:Icom
1992
Super CD-ROM2
「シェイプシフター魔界英雄伝」。
これもアメリカ版がオリジナル。
Sherlock Holmes: Consulting Detective
発売:NEC/開発:Icom
1991
CD-ROM2
「シャーロック・ホームズの探偵講座」。
これも元々海外のCD-ROMゲームだったと思う。
Sherlock Holmes: Consulting Detective Volume 2
発売:TTi/開発:Icom
1992
CD-ROM2
「シャーロック・ホームズの探偵講座2」。

Shockman
発売:NEC/開発:NCS
1992
HuCARD
「改造町人シュビビンマン2」の北米版。「太助」「キャピ子」は「アーノルド」と「ソニア」に変更されている。
北米版では珍しく「うらべすう」さんのアニメ絵をそのままパッケージに使用している。
Sidearms
発売:Radiance Software
1989
HuCARD
「サイドアーム」。

Silent Debuggers
発売:NEC/開発:Date East
1991
HuCARD
「サイレントデバッガーズ」。

Sim Earth The Living Planet
発売:TTi/開発:Hudson Soft
1993
Super CD-ROM2
「シムアース」。

Sinistron
発売:NEC/開発:IGS
1990
HuCRAD
「バイオレントソルジャー」の北米版。

Soldier Blade
発売・開発:Hudson Soft
1992
HuCARD
「ソルジャーブレイド」。

Somer Assault
発売:開発/Atlus
1992
HuCARD
「メソポタミア」の北米版。
「メソポタミア」のはずが、パッケージはエジプト文明のイメージに変わっている。
Sonic Spike
発売:NEC/開発:IGS
1990
HuCARD
「ワールドビーチバレー(ルール編)」の北米版。

Space Harrier
発売:NEC/開発:NEC Avenue
1989
HuCARD
「スペースハリアー」。

Splash Lake
発売:NEC/開発:NEC Avenue
1992
CD-ROM2
「スプラッシュレイク」。

Splatterhouse
発売:NEC/開発:Namco
1990
HuCARD
「スプラッターハウス」。

Super Air Zonk Rockabilly-Paradise
発売:TTi/開発:Hudson Soft/RED
1993
Super CD-ROM2
「CD電人ロカビリー天国」の北米版。

Super Star Soldier
発売:NEC/開発:Hudson Soft
1990
HuCARD
「スーパースターソルジャー」。

Super Volleyball
発売:NEC/開発:VideoSystem
1990
HuCARD
「スーパーバレーボール」。

Sydmead's Terraforming
発売:TTi/開発:Sydmead Inc
1993
Super CD-ROM2
「テラフォーミング」。


※T
Takin' It to the Hoop
発売:NEC/開発:AICOM
1989
HuCARD
「USAプロバスケットボール」の北米版。
これはこちらがオリジナルで日本に移植されたものらしい。
Tale Spin
発売:NEC/開発:Radiance Software
1991
HuCARD
北米オリジナルタイトル。ディズニーアニメのキャラクターを使った横スクロールアクション。
かなりオーソドックスなアクションゲームだが、絵はアニメ調でかなり綺麗。
Tiger Road
発売:NEC/開発:Capcom
1990
HuCARD
「虎への道」の北米版。

Time Cruise
発売:TTi/開発:FACE
1992
HuCARD
「タイムクルーズ」。

Timeball
発売:NEC/開発:Hudson Soft
1992
HuCARD
「ブロディア」の北米版。

Tricky Kick
発売:NEC/開発:IGS
1990
HuCARD
「トリッキー」の北米版。

Turrican
発売:Ballisic/開発:Accolade
1990
HuCARD
日本では出なかった北米オリジナルタイトル。サイボーグ(?)の主人公が銃を撃ちながらステージを突き進む横スクロールアクション。

TV Sports Basketball
発売:NEC/開発:Cinemaware
1989
HuCARD
「TVスポーツバスケットボール」。
これはもともと北米版がオリジナルで、一連の「TVスポーツ」シリーズはビクター音産から日本版も出た。
TV Sports Football
発売:NEC/開発:Cinemaware
1990
HuCARD
「TVスポーツフットボール」。

TV Sports Hockey
発売:NEC/開発:Cinemaware
1991
HuCARD
「TVスポーツアイスホッケー」。


※V
Valis II
発売:NEC/開発:Laser Soft(Telenet)
1990
CD-ROM2
「ヴァリスII」。
パッケージイラストはアニメ調を抑えたものに変更されている。
Valis III
発売:NEC/開発:Laser Soft(Telenet)
1992
CD-ROM2
「ヴァリスIII」。
パッケージイラストの優子は見事にアメコミ調に(笑)。中身は文字以外はほぼそのまま。
Vasteel
発売:Working Designs/開発:Human
1992
CD-ROM2
「バスティール」。
こんなタイトルが向こうで出ていたとはちと意外な気もする。
Veigues Tactical Gladiator
発売:NEC/開発:Game Arts
1990
HuCARD
「ヴェイグス」の北米版。
パッケージの絵の「ヴェイグス」のデザインがかなり情けない。
Victory Run
発売:NEC/開発:Hudson Soft
1989
HuCARD
「ビクトリーラン」。

Vigilante
発売:NEC/開発:Irem
1989
HuCARD
「ビジランテ」。


※W
World Class Baseball
発売:NEC/開発:Hudson Soft
1989
HuCARD
「パワーリーグ」の北米版。選手名などは日本版のそれをちょっといじっただけ。
「ワールドクラス」と言いつつ実は日本プロ野球という変な内容。
World Court Tennis
発売:NEC/開発:Namco
1989
HuCARD
「ワールドコートテニス」。

World Sports Competition
発売・開発:Hudson Soft
1993
HuCARD
「パワースポーツ」の北米版。


※Y
Yo' Bro
発売:NEC/開発:Icom
1991
HuCARD
日本では出なかった北米オリジナルタイトル。ローラーボードに乗った主人公を操り、街中で障害物を越え、敵を倒して得点を稼ぐ。
ローラーボードということで操作感が独特で面白い。それにしても「ビオランテ」そのまんまの敵キャラがいるけどいいんかいな。
Ys Book I & II
発売:NEC/開発:Falcom
1990
CD-ROM2
「イースI・II」の北米版。セリフには岩崎啓真氏がさらに手を加えかなり印象が違うとの話も。
アメリカでも本作は好評であったようで、この年のゲームの作品賞・音楽賞を受賞しているとのこと。
Ys III Wanderers of Ys
発売:NEC/開発:Falcom
1991CD-ROM2
「イースIII」。



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