アシモフに関係することなら何でもありの伝言板です。また広くSFに関する話題もOKです。ただし、特定の個人・団体を著しく中傷したり、反社会的な内容の書き込みについては管理者の判断で削除することがあります。ご承知の上ご利用下さい。
Mon Oct 23 20:26:44 2017
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#1690 
Ken 2017/04/22 16:40
機械翻訳最新事情

昨年グーグルが機械翻訳にいよいよ最新のAI技術いわゆる「ディープ・ラーニング」を導入し、翻訳の精度が飛躍的に向上したというニュースを見て、2年前と同じロボット工学三法を試してみました。

まず、原文はこうです。

1. A robot may not injure a human being or, through inaction, allow a human being to come to harm.
2. A robot must obey the orders given it by human beings except where such orders would conflict with the First Law.
3. A robot must protect its own existence as long as such protection does not conflict with the First or Second Law.

これを2015年1月13日にグーグル翻訳にかけたときは、以下の翻訳文が現れました。

1.ロボットは人間を傷つけたり、不作為を通じて、人間が害に来て許可しないことがあります。
2.ロボットはそのような注文が第一法則に反する場合を除き、人間がそれを与えられた命令に従わなければならない。
3.ロボットがいる限り、このような保護は、第1または第2の法則と矛盾しないように、自身の存在を保護する必要があります。

今回、同じ文章を試してみると、

1.ロボットが人間を傷つけたり、無反応で人間に危害を与えたりすることはない。
2.ロボットが第1法と矛盾する場合を除き、ロボットが人間から与えられた命令に従わなければならない。
3.ロボットは、第1法または第2法と矛盾しない限り、自己の存在を保護しなければならない。

1のみはもう少し分かりやすい表現が工夫できそうですが、それにしてもほぼ完璧といってよいのではないでしょうか。

小説のように、文学的表現を多用するコンテンツはどうでしょうか? たとえば『鋼鉄都市』の冒頭は原文ではこうなります。

1. CONVERSATION WITH A COMMISSIONER

Lije Baley had just reached his desk when he became aware of R. Sammy watching him expectantly.
The dour lines of his long face hardened. “What do you want?”
"The boss wants you, Lije. Right away. Soon as you come in."
"All right."
R. Sammy stood there blankly.
Baley said, "I said, all right. Go away!"
R. Sammy turned on his heel and left to go about his duties. Baley wondered irritably why those same duties couldn't be done by a man.

これをグーグル翻訳にかけると、

1.コミッショナーとの会話

Lije BaleyはRammy Sammyが彼を期待して見ていることを知り、彼の机にたどり着いた。
彼の長い顔の荒い線が固まった。
"なんでしょう?"
"上司はあなたに欲しい、Lije。すぐに、すぐに来るように。"
"大丈夫。"
R.サミーは空白に立っていた。
Baleyは言った、 "私は言った、すべての権利、離れなさい!"
R.サミーはかかとをつけて、彼の任務について行きました。 Baleyは、同じ任務がなぜ人間によってできないのか、不気味に疑問に思った。


・・・うーん、まだ改善の余地が相当にありそうですね。ただしコンピュータが自己学習機能を得た以上、改善は急速に進むことでしょう。



#1689 
Ken 2017/02/18 14:13
新年もよろしくお願いします

私の方も返答が遅れたようですね。

私個人としては、ロボット工学三法(三原則)を適用して人間社会を統治することには、重大な欠陥があると考えます。問題は人間の安全を守る第一法が人間の意思に従う第二法の上位に置かれていることです。人間はそんなに単純な存在ではなく、時には身の安全よりも大切なものを見いだします。近年ではスティーブ・ジョブズがよい例でしょう。アップル社の再建のために働く彼の肉体は、すい臓癌に侵されていました。

彼のためを考えるなら、仕事を引退し最高の医療と介護を受けながら療養するべきでした。すでに彼は大富豪でしたから経済的な問題はなかったはずです。

でもジョブズは自分が起したアップル社のために働きたかった。ですから、晩年の映像に見るように、見る影もなくやせ衰えながら激務を続けました。その結果は私たちが知るとおりです。ジョブズの復帰前は破綻寸前だったアップル社は奇跡の復活と成長と遂げ時価総額世界一の企業になりましたが、ジョブズ自身は彼が得た富や名声を楽しむ間もなく命を散らしました。もしもアジモフが描いたようなロボットがいれば強制的に彼を止めたことでしょう。でもそれは正しいことでしょうか?

最上位に置かれるべきは人間の意志に従う現今の第二法であって、人間の安全を守ることは、人間の意志に逆らわない限りは、という条件をつけねばなりません。

そうは言っても、悪い命令を出す人間がいたらどうするのか、と思われるかもしれません。でも私は、第二法をより徹底し、すべての関係者の意思を確認すれば、被害を防げると考えます。

例えば、Aという人間が、Bという人間を殺せ、とロボットに命令したとします。その場合、命令を受けたロボットには、もう一方の当事者であるBの意思を確認することを義務づけるのです。あなたを殺してもよいか、と。もしもBが「殺さないでくれ」と答えたら、ロボットは相反する二つの命令を受けるわけですが、その場合は二人の当事者の利害関係を比較させます。今の場合、当該行為によって失われるのはAではなくBの生命ですから、AよりもBの方が大きな利害関係を有するという判定が可能であり、したがってBの意思が優先されます。

ジョブズの例に適用すれば、ロボットはジョブズに、彼を強制的に療養させてもよいかとたずね、余計なお世話だという回答があれば、ロボットは引き下がることになります。

政治となると、個人ではなく集団を相手にするのでより複雑になりますが、原則は同じです。すくなくともこの原理が働けば、魔女狩りやホロコーストや文革みたいなことは起こらないのではないでしょうか。

そもそもロボット工学三法が間違ってることは、アジモフ当人が分かっていたのではないでしょうか。それを示唆する場面が、作品に何度も現れます。

たとえば「はだかの太陽」では、ベイリの安全のためにダニールがベイリを拘束します。シリーズを通してこの両者の関係が最も危険になった場面でしょう。

また、「われはロボット」の最終話「災厄のとき」では、コンピュータが全人類を欺いており、そのことを人間のスーザン・カルヴィンが受け入れるのに、ステーブン・バイアリーは衝撃を受けています。そのカルヴィン博士も「うそつき」では、ロボットによる要らざるお節介を許せないと思います。もしかすると「うそつき」の時の体験が巨大な影響を残し「災厄のとき」ではあきらめの心境だったのかもしれませんね。

「永遠の終わり」でエターニティがやってたことも第一法の適用以外のなにものでもなく、だからこそノイエスはエターニティを消滅させねばなりませんでした。「ファウンデーションの彼方へ」ではエターニティはロボットの集団だったという設定に変わっていますが、アジモフ世界全体の整合を考えれば、その方が自然でしょう。


なお、私が、政治家の仕事をコンピュータが置き換えられるといったのは、今の人工知能技術が根底にあります。突き詰めれば、政治家の仕事は、人民の利益ではなく人民の望みを実現するために働くことですから、それは支持率や得票数といった数値を最大化することとイコールであり、それなら今の人工知能でも可能であると考えたからです。




#1688 
徹夜城(第一発言者) 2017/01/15 23:07
今さらですが銀河新年

 毎年恒例で今年もトップページに「銀河新年」やりましたが、ついついこちらには書き込んでませんでした。

>kenさん
トランプショックの直後に書き込みは拝読していて、いろいろ思うところはあったんですが書き込みのタイミングを逸しました。
アシモフ世界の話とつなげますと、「われはロボット」の二つの短編に出てくる、人類の政治はいっそのことロボットに任せた方がいいんじゃなかろうか、とトランプ登場を見ているとまずそれを思いましたね。「三原則」がきっちり機能するなら、「ブレイン」でもいいんだよなーと。

 そして先日、CNNでこんな記事を見かけました。

「ロボットの暴走防ぐ「停止スイッチ」、欧州議会が義務化提案」
http://www.cnn.co.jp/tech/35094953.html?tag=cbox;tech

表題の話だけでもアシモフファン的にはすこぶる面白いのですが、この「提案」の中には「ロボットの開発者、製造者、運用者は基本的に、SF作家アイザック・アシモフが考えた「ロボット3原則」に従わなければならない。」とする部分があるようなんです。どういうふうに実現するんだ、という問題はありますが、家電なんかでも基本思想で応用されてる、ってな話は聞きますね。




#1687 
Ken 2016/11/10 20:53
雑感というには・・・

深刻な話になるかもしれませんが、昨日からのニュースを見ていくつかの連想が働きました。

ファウンデーション史の冒頭に登場する学者たちは、なにがあっても帝国が保護してくれると信じており、それが夢想と分かったときなすすべがなかった。このファウンデーションと帝国を、今の世界の民主主義国とアメリカに置き換えれば、いずれ同じことが起こるかもしれません。世界には、駐留費の負担など求められても財政余力のない小国だってあるでしょう。

帝国の保護を失ったファウンデーションが講じた防衛策は、宗教や民生品の供給といった、ひとことで言えばソフトパワーの活用でした。武力に訴えずそれで防衛ができればこんな結構なことをはないし、例えば日本に限っていえば、今の世界が日本に抱く大きな親近感を利用した安全保障があるいは可能かもしれません。

もちろん、そうは問屋が卸さないことも十分にありえます。ハーディン市長の方法も純粋なソフトパワーとも言いがたい。アナクレオンの侵略を阻止したのは、ファウンデーションのソフトパワーに影響された人々のハードパワーなのですから。例えばウィーニスのような人物にじかに影響を及ぼせたら真のソフトパワーだったのでしょうけど。



今回の大統領選の結果は、グローバリズムと格差への反乱だと言われますし、そのとおりなのでしょう。でも政治の力でそれを直せるのでしょうか? 私には到底そうは思えません。そもそも世の中の格差が拡大したという認識には重大な誤謬があるのです。例えば今から五十年前の世界にもすさまじい格差は存在しました。

ただし、当時の格差は南北問題でした。先進国に生まれた人は途上国の人よりはるかに豊かな生活を享受できた。先進国の企業が途上国に工場を移そうとしても、民度に差がありすぎて品質のよい製品を作るのは不可能でした。それを変えたのは俯瞰すれば工業社会から情報社会への転換であり、技術面に限ればアナログからデジタルへの転換です。おかげで世界のどこで作っても品質の差はなくなり、企業は低賃金国に移転できるようになった。結果として途上国が新興国として台頭し、人類全体で見れば明らかに格差は縮小しました。でも先進国の労働者は低賃金で働く人々との競争に晒されるようになった。「ブラック企業」が現れた根本原因も、先進国基準でみたブラック環境でも働く途上国労働者の存在があるのです。五十年前なら別世界の存在として無視できたのですが。

先進国労働者はまず途上国労働者との競争に晒され、さらには機械との競争に見舞われます。まず生産機械がブルーカラーにとって代わり、今はコンピュータがホワイトカラーを置き換えつつある。社会はそういう技術を駆使するひと握りの人と、技術との競争に晒される大部分の人に分けられ、先進国だけを見ればまさしく格差が拡大しました。「プロフェッション」が描く世界に似ているともいえます。ただしこの小説では技術情報の格納媒体が人間の脳になっているので、人々が失業することはまぬがれていますが。こう考えると格差やブラック企業は、政治では対処のすべがないでしょう。


この深刻な問題はいつか解決できるのでしょうか?

一つの希望があると私は考えます。ただし技術の進歩を強制的に逆行させるような、ポピュリストの政治家がやりかねないような政策ではありません。その反対です。コンピュータやロボットをもっともっと進化させることです。

現在のコンピュータは一般事務のような仕事はできますが創造的なことはできませんから、それをやれる一部の人に富が集中してしまいます。しかし昨今の人工知能の発達をみれば、そういう仕事でも人間が機械にかなわない日が来るはずです。すでに将棋や囲碁でコンピュータに勝てなくなりましたが、勝敗がはっきりする仕事、業績が数値化できる仕事であれば、コンピュータは自己学習機能でいくらでも進歩するのです。そうなるとエンジニアやファンドマネージャだけでなく、政治家や芸術家ですら機械に代わられるようになります。この人たちの業績だって、支持率や得票数あるいは作品の市場価値で数値化できるのですから。

人類のすべてが機械にかなわなくなった時には人間は労働自体をやらなくなり、格差を生む原因もなくなるでしょう。つまりスペーサーの世界です。


トランプ大統領の誕生を見て、こういう考えが頭に浮かびました。





#1686 
ウェンデル・アース 2016/08/28 01:37
SFリアル「アトムと暮らす日」

NHKのSFリアル第二回を視聴しました。
何か色々と考えさせられる内容でした。
ロボットへの過度の感情移入とかを心配してしまいましたね。
ただ、「ロボットといえばアトム」といった感じでロボット工学三原則について一言も触れられていなかったのは不満が残ります。
番組中でディープラーニングでロボットが概念を理解できるとの紹介がありましたが、
これらなば三原則の実装について問題とされているフレーム問題も解決できるのではないかと思いました。



#1685 
Ken 2016/07/02 09:35
Re:元素名の由来

言葉足らずだったかもしれませんが、

今回の話は、新元素が世界的に理解されるであろう「ジャパニウム」ではなく、基本的に日本人にしか分からない「ニホニウム」に決まったことから始まりました。

ご存知のように、ドイツの国名はドイツ語自体では「Deutschland」となりますが、原子番号32の元素が「deutschium」ではなく英語と結びつく「germanium」となっているおかげで、世界の人に直ちに理解されます。新しく発見された原子番号113も、同じ理由で「japanium」がよいのでは、と考えました。

「germanium」は英語の国名という言い方ではなく、英語の国名と直ちに結びつく名前といえばよかったかもしれませんね。





#1684 
ウェンデル・アース 2016/07/01 23:32
元素名の由来

kenさん
現在、英語を連想させるからといって英単語だというのは、ちょっと無茶でしょう。
ゲルマニウム発見の当時はドイツ科学が隆盛を誇っていた時であり、科学用語をラテン語から命名するのは長いあいだの伝統でした。英語で命名する必要性はない時代でした。
英語が世界共通語になりつつある現況を踏まえた上での、kenさんの主張はわからくはないですが。




#1683 
Ken 2016/06/29 00:37


Brexit余波の株価暴落で個人的な大損が発生し、ここ数日ポートフォリオの手当にあたふた・・・・返事が遅れました。

ウェンデル・アースさん、

たしかに今のドイツの地を「Germania」と呼んだのは古代ローマで英語はそれを借用したのだから、「German」はラテン語という主張も分かります。

ただ、現実にはどうでしょうか? 今となっては、世界の大半の人は「German」と聞けばラテン語ではなく英語と思うでしょうし、germaniumの由来がドイツだと理解されるのも英語のGermanyを連想するからだと思うのです。その意味ではもうGermanは英語と考えてよいのではないでしょうか? 実際に英語にはラテン語由来の言葉は大量にありますが、今では誰もが英単語として覚えているのでは?

同様の例はアジアにもあります。例えば禅の語源は古代インド語のdhyanaで、中国で「禅」という字を当てられましたが、世界的には北京語のchanではなく日本語のzenという音で知られています。元は古代インド語だったのが、今では日本語として世界に受け入れられている例でしょう。


禅の話を出したところで、スターウォーズについてもうひと言。

第1作(エピソード4)では、オビワンがルークを指導するのに、目隠しをして浮遊目標を打たせ、ラストでは攻撃機の照準コンピュータを切らせます。私はこのシーンは、ヘリゲルが西洋世界に紹介した有名な話、阿波研造が暗闇の中で見えない的に矢を射こんだエピソードを換骨奪胎したものと信じております。阿波師範の言葉を抜粋しますと、


「的は私の方へ近づいて来るように思われる。そうしてそれは私と一体になる。的が私と一体になるならば、それは私が仏陀と一体になることを意味する。そして私が仏陀と一体になれば、矢は有と非有の不動の中心に、したがってまた的の中心に在ることになる。矢は中心から出て中心に入るのである。」

ヘリゲルによる紹介なので、かなり西洋的な文章になってますが、元の言葉はこれよりずっと禅問答的だったにちがいありません。それにしてもヨーダの口から自然に出てきそうな言葉ではありませんか。


>スターウォーズの首都星とトランター

たしかに似ていますね。もっともトランターは全都市が地下に埋まっており(だからこそ鋼鉄都市もトランターからの空想と思われました)、表面は完全に無人でセルダンが遭難しかけたほどなのですが。


>ニッポン、ニホン

たしか「日本」の名称が登場した時代の日本語にはh音がなく、ハ行はp音で発音していたのでしょう? つまり「ニホン」と書いて「ニッポン」と発音していた影響が今に残っているのではないでしょうか? 「ミャンマー」は軍事政権が復活させた古名で、スーチー氏をはじめ軍事政権に反対する人は「ビルマ」を使い続けたので、ニホン/ニッポンとはだいぶ事情が異なるように思います。


私はマジンガーZを見ていないのですが、ジャパニウムは「超合金Z」の構成元素なのでしょうか?


>アメリカ憲法

まあ直接的には、おっしゃるとおり冷戦時代の産物かもしれません。

でも個人的には、「暗黒星雲」のああいう場面で登場するのにふさわしい歴史的価値をもった文章だと思いますよ。およそ政治の場で人権を主張する人は、アメリカの建国者やリンカーンたちが築いてきた思想をバックボーンにしているのですから。この点は米政府や米軍を批判する人でさえ変わりません。基地に反対する沖縄の人たちだって、その根底には、自分たちにも人間らしく生きる権利があるという信条があるのだし、そのような信条が人々の中に普遍的に確立される歴史的な役割を果たしてきたという点では、まだアメリカ以上の国は登場していないでしょう。




#1682 
徹夜城(第一発言者) 2016/06/28 12:25
そういえばそんな話も

>kenjiさん
 「暗黒星雲のかなたに」のラストのあれ、そういえばこの伝言板だったか、「研究報告」の方だったか、以前どなたかが書き込んでいたような記憶も…
 「アシモフ自伝」は恥ずかしながら未入手。以前大学の図書館の「伝記」の棚に置いてあってぱらぱらと眺めたことはあるんですけど、じっくり読んだことはないんです。
 あの件は、アシモフ自身の傾向からすると「らしくない」感があるのは確かで、当時の時代を背景に編集サイドに意向があったんでしょうね。短編でも米ソ冷戦を背景にした作品があったはずで映画原作として依頼されたとか、そんな話もあったような。



#1681 
kenji 2016/06/27 20:46


#1679の投稿者です。
アシモフの自伝によると、ラストのあれは、掲載誌「ギャラクシー」の編集者が入れさせたものらしいです。
今すぐ自伝が探し出せないのですが、そんな意味のことが書いてあった記憶があります。



#1680 
徹夜城(第一発言者) 2016/06/26 16:50
またまたひさびさに

管理人=第一発言者なんですが、ついついこちらには書き込む機会を逸しておりまして。

下の方の書き込みで、「暗黒星雲のかなたに」がやっと復刊したことを知りました。表紙絵が新しくなり新解説もついた新装版ということのようですね。
「暗黒星雲のかなたに」は長らく絶版状態で、アシモフ作品の中ではなかなか読めない作品となっていただけに嬉しいですね。もちろん僕は旧版を持ってますけど、表紙絵のためだけにも新たに買うかな(笑)。
内容的にはかなりスペースオペラ調の作品ですよね。お得意というかお約束の「どんでん返し」も入ってますし(と事前に知ってると予想できちゃうかも)。ラストがその…書かれた時代を反映しているようで今読むと「なんじゃそりゃ」と感じちゃうものではありますが。


>Kenさん
だいぶ遅れてしまいましたが、お書き込みに対してレスを。
「スター・ウォーズ」シリーズに東洋的要素が入っているとの指摘は以前からありますが、そもそも作者のルーカスがスペオペのみならず世界中の古典や英雄物語を研究したうえで話を作ってますから(そもそもあまりSFは読んでなかった、という噂も)、特に東洋ばかりというわけではなく古今東西の要素をごちゃまぜにしてるというのが正確でしょうか。また欧米人にエキゾチックさを感じさせるには東洋的にするのが正解ではあるのでしょう。
そういや「エピソード1」公開時に、銀河共和国の首都星が出たとき、「ファウンデーション」のトランターのイメージそのまんまじゃないか、とこの伝言板でも話題になったことが。

「ニホニウム」というかなり気の抜けたようなん名前、なんでも「ニッポニウム」や「ジャポニウム」はかつて別の元素名の候補として提案されたことがあり、そういう過去に提案されたものも混乱を避けるために新元素名にはつけないというルールだそうで、それで「ニホニウム」になったとか聞きました。日本人でも「ニッポン」「ニホン」をゴチャゴチャに使ってるし外国から見ると不思議に思われるかもしれません(「ビルマ」「ミャンマー」も似たようなものとか)。


>管理人から
しばらく放置してしまったのでうっかりしてたのですが、伝言板過去ログで最初表示がおかしいのを今頃修正しました、そのついでにアップしてなかった過去ログもアップしようと思ったのですが、どういうわけか#1455までしか過去ログがPC内に発見できず、#1500までの45投稿が行方知れずになってしまいました。およそ2年分の投稿で…ついうっかり保存しそこねたようです。もう5年前のことなんですが。
どなたか手元に残ってます、って方はいませんにょねぇ…?



#1679 
2016/06/25 12:16


アシモフの「暗黒星雲のかなたに」(創元SF文庫)の復刊がきまりました。
新解説だそうです。



#1678 
ウェンデル・アース 2016/06/23 23:14


ご承知のことだとは思いますが、ゲルマンはラテン語ですよ。ガリウムのガリアも同じくラテン語。ガリアはフランス&イベリア・ブリテン島を含み地域で、ゲルマンはドイツ・ベルギー一帯。
話は逸れますが、ジャパニウムだと私の世代はマジンガーZを想像してしまいます。



#1677 
Ken 2016/06/09 22:58
ニホニウムのニュースをみて

近代に発見された元素が命名された由来はアジモフが著書「Atom」で説明していますが、国名からきた元素名はこれまでに4つあるようです。

ゲルマニウム、マリア・キュリーの生国に由来するポロニウム、フランシウム、アメリシウム

ニホニウムが5例目になりますが、気になるのは世界の大半の人には意味が分からないのではということです。「ジャパニウム」でよかったのでは。その国の言葉ではなく英語の国名を使うのは、すでにゲルマニウムの例がありますし。

そもそも私たちが知っている世界の国名は、大半が英語名なんですよね。

例えば「フィンランド」は英語で、かの国の言葉では「スオミ」という似ても似つかぬ名になります。

同様にインドは「バラト」、ギリシャは「エラダ」、エジプトは「マスル」、メキシコは「メヒコ」、オーストリアは「エスタライヒ」、ハンガリーは「マジャロサイ」と、それぞれ自国の言葉では呼ばれます。

ゲルマニウムの語源となった国を日本人が「ジャーマニー」ではなく「ドイツ」と呼ぶのは珍しい例になるわけで、明治時代から多くの影響を受けてきた結果でしょう。戦前の大学で理学、工学、医学を学んだ人ならドイツ語の教科書を使った経験があるはずです。もっともドイツ自身も結構な自負心を持っているのか、例えばインターネットの国別コードが「ge」ではなく「de」になっています。日本のコードはもちろん「jp」ですが。

面白いのはスペインで、この国自身の言葉では「エスパニア」という国名になるのですが、戦国時代の日本人は「エスパニア」と呼んでいたのですね。その後の鎖国で忘れてしまい、19世紀に開国した時には英語名の「スペイン」で呼ぶようになり、現在に至っています。ただしこの国もインターネットコードは「sp」ならぬ「es」を登録しており、英語に呑み込まれてたまるかという自負心をみせています。もっとも独立を企てるカタロニアなどは、「es」に呑み込まれてたまるかと、独自に「cat」を登録してますが。

大相撲の栃ノ心の母国は旧ソ連を構成した一国で、地元の言葉では「サカルトベロ」というのですが、長い間、ロシア語の「グルジア」で呼んでくれと日本を含む各国に要請してきました。それが最近になって、英語名の「ジョージア」にしてくれという要請があり、日本政府も了承して大使館の表記をジョージアに変えています。いかにも旧ソ連の共和国らしい話ですが、プーチンなどはいつか「グルジア」に戻してやろうと目を光らせているかもしれません。

元素名に話を戻すと、例えばもしインドの科学者が新元素を見つけて「バラティウム」と命名しても、私たちには何のことか分からないでしょう。「ニホニウム」はそれと同じ問題に当たる可能性があります。

やはり「ジャパニウム」がいいと思うのですが。「ニホン」を知らない人は世界中に多くても「ジャパン」を知らない人はいないでしょうし。(日本政府自身が「クールジャパン」なんていってますし)

もっともこれほどSNSが発達してしまえば、「ニホニウム」が契機になって「ニホン」もあっという間に知られてしまうかもしれませんが。






#1676 
Ken 2016/05/31 21:11
アジモフの話題ではありませんが

スターウォーズを考察した面白い動画をみつけました。
曰くこのSF大作は東アジア文化から大きな影響を受けている、というのです。

そんなこと言われても「どこが??」と思いますよね。

これがその動画です。

https://www.youtube.com/watch?v=uiEvQotNzpw

まずジェダイの戦闘シーンや悪役の顔が「隠し砦の三悪人」に似ていることをから始め、その後、スターウォーズに見られる「日本と中国の影響」のうち、最も顕著な5点を挙げます。

第5位
フォースは道教でいう「気」。生けとし生けるものが発するエネルギーで、世界を満たすとされる。
またフォースには光と影の両面があるが、これは「陰陽」思想からきたもの。ただし本来の陰陽は「善悪」ではない。「ダークサイド」は「陰」の西洋的理解といえる。

第4位
ライトセイバーの戦闘スタイルは日本の剣道。ジェダイの跳躍はカンフーの「軽功」。

第3位
ベイダーの衣装は日本の鎧。ルークのは空手の道着。アミダラの衣装は芸者。ダーク・モールの顔は歌舞伎の面。

第2位
ジェダイの師弟関係は非常に東洋的。師匠が後継者となる弟子を捜し求め、心技両面を鍛えるのは中国の伝統文化。
オビ・ワンも皇帝も特定の人物を弟子にしようとする。

第1位
どこからみてもヨーダは禅の師匠。
話し方が禅問答(「koan(公案)」という大半の日本人は知らない用語をそのまま使っている。英語のボキャブラリーに入っているのか?)

これほどアジア文化を取り入れたスターウォーズですが、アジア人を笑いものにしている一面もあり、その代表は「R」と「L」の区別ができないエイリアンが登場することだといいます。なるほど!
もっともこれはアジア人というより日本人ではないでしょうか。私は中国語は分かりませんが、地名や人名のローマ字表記を見る限り「R」と「L」の両方があるので、区別はできるのでしょう。


ジョージ・ルーカスはもともとオビ・ワン役を三船敏郎に依頼したが、三船が「子供向け作品」への出演を断ったといってます。そのとおりなら惜しいことをしましたね。今なら渡辺謙あたりが依頼されそうです。




#1675 
Ken 2016/01/06 00:22
アルセーヌ・ルパンですか

名前を聞いたことがあるくらいで、作品に触れたことはまったくないのですが。派生作品(といっていいのか?)のルパン三世も、宮崎駿監督の「カリオストロ」を見たぐらいです。

ただ、ちょっと調べてみたら「ルパン」は「Lupin」と書くのですね。なぜ「ルピン」と表記しないのかとも思いますが、英語とフランス語では「I」の発音が異なるのですかね。

「ジスカルド」も原表記が「Giskard」ですから、オーディオブックのように「ギスカード」や「ジスカード」が正しいと思います。なぜ日本語訳では「ジスカルド」としたのでしょうか。

一つ思いついたのは、昔フランスの大統領に「Giscard d'Estaing」という人がいて、この人の名が日本語では「ジスカール・デスタン」とカタカナ表記されていたのです。Giskardが登場した『夜明けのロボット』は1983年の作品で、Giscard d'Estaing氏はその二年前まで大統領だったので、翻訳者はフランス式の「ジスカール」と英語式の「ギスカード」を合成したカタカナ表記にしたのかもしれませんね。

まあ、アジモフ作品の全体的な設定からいえば、英語の発音に統一すべきですよね。




#1674 
徹夜城(第一発言者) 2016/01/03 23:34
銀河新年

毎度、相変わらずの新年のごあいさつです。今年もよろしく。

>Kenさん
海外作品の翻訳って、固有名詞は表現が分かれることがあるんですよね。実際に向こうの人の発音を聞いてみないと分からないもんだと思います。いや、聞いてみてもそれが「正解」とは限らないから困るんだけど。
最近はyoutubeなどで海外のオーディオブックやラジオドラマなどが聞けるので原音がどういう発音なのか勉強になることが多いですね。僕の一方の趣味であるアルセーヌ・ルパン関係でもいろいろと収穫がありました。



#1673 
Ken 2015/11/28 16:01
オーディオブック中の名前

オーディオブックを見つけてから、電車の中で聞くのが日課になりましたが、ようやく長編をすべて聞き終わりました。(ただし『ロボットと帝国』と『ネメシス』はネットで発見できず。)人物や場所の名前の発音については、ウィキペディアで確認した日本語訳の表記とほぼ一致するようです。ただし例外もあります。

グレディア:『はだかの太陽』『夜明けのロボット』のどちらでも「グラダイア」。原作中で"Gladia"の第二音節が強調されると述べられているので「グラダイア」が自然でしょう。
ジスカルド:『夜明けのロボット』では「ギスカード」、『ファウンデーションと地球』でダニールが語るときは「ジスカード」。"Giskard"ならどちらの呼び方も可能でしょう。
マイコゲン:『ファウンデーションへの序曲』『ファウンデーションの誕生』のどちらでも「マイコジェン」
トランター:"Trantor"は「トラントーァ」とでもカタカナ表記すべき発音になっています。Oがはっきりと発音されているのです。

膨大な数の人名地名が出る中で、気になったのはこれくらい。あきらかに誤りといえるのはグレディア→グラダイアだけですから、翻訳者の方々は大したものだと思います。



#1672 
徹夜城(第一発言者) 2015/08/28 14:44
youtubeでも見つけました。

ずいぶんほったらかしにしてしまってすいません。

>だぁく・はんど様
つい先ほど、僕もyoutubeにラジオドラマ「黒後家」がアップされてるのを発見しました。
https://www.youtube.com/watch?v=Nyq3t--cnhc

これでは3話が収録されてますね。特にシリーズ中重要な一編と言える「会心の笑い」があったのはうれしかった。
1981年なんですねぇ。出演してる声優さんたちにもすでに故人が多い。なかなかの豪華キャストですね。



#1671 
だぁく・はんど 2015/07/12 17:35
ラジオドラマ

黒後家蜘蛛の会もラジオドラマを放送していたらしいですね
何話かがニコニコ動画にアップロードされています
「家庭の人」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6939311?playlist_type=mylist&group_id=11476592&mylist_sort=1&ref=my_mylist_s1_p3_n500#!sm6939311?t=1436689973060
(ニコニコ動画のアカウントが必要ですが)



#1670 
Ken 2015/06/27 13:44
ころばぬ先の杖

パソコンが壊れて多くのデータを失うほど悲惨なことはありませんからね。私の場合は15年近くにわたって作り続け、これを失うくらいなら寿命を5年ほど縮めた方がまし、というファイル群があります。2台のパソコンを利用してバックアップをとり、グーグル・ドライブが登場してからは、クラウドも活用して3重のバックアップをとっています。どなたさまもお気をつけください。

ところで高性能の音声認識ソフトはどんどん作られているし、遠からずフリーソフトにもなるでしょうから、オーディオブックからテキストを作れるようになるでしょう。



#1669 
徹夜城(第一発言者) 2015/06/24 17:21
アシモフのオーディオブックもありましたか…

どうも、しばしご無沙汰してます。実は先日パソコンがぶっ壊れまして、新調と環境復活にあれこれと忙しい日々を送っておりました。

>Kenさん
 アシモフのオーディオブックの動画もあったんですねぇ。アルセーヌ・ルパンのはいろいろ探して見つけていたのですが、アシモフもあったんだなぁ。ちらっと検索してみただけでも主だった作品はアップされちゃってるようですね。
 英語に限ったことではありませんが、海外作品では固有名詞の発音が訳者によりさまざまになってしまい、実のところどうなんだろ、と思うことは多々ありますね。これが正解と決まったわけではないんでしょうが、オーディオブックで一つの確認はとれる、ということで。

>ミドルの猫さん
ものすごくお返事が遅くなってしまい、申し訳ありません。
先日話題に出したアシモフのエッセイですが、改めて確認したところ、社会思想社から翻訳が出ていた「アジモフ博士の地球の誕生」に収められた「そう、バーン!と一発で」というエッセイでした。
もう一度ちゃんと読み返してみますと、その一年半ほど前のエッセイで「地球上にイリジウムが大量に出てくる層があり、それが恐竜絶滅の時期に重なる」という話題をとりあげ、そのイリジウムがどこから来たのか、それは太陽の異変ではないか、との推測を書いていたもので、恐竜絶滅の原因そのものよりイリジウムがどこから来たのかを論じていたようです。そしてこのエッセイで「隕石説」が強くなってきた、と述べているのでした。ちと間違えていたので訂正しておきます。



#1668 
Ken 2015/06/20 19:43
オーディオブック

1990年代に流行したのを覚えています。さがせばまだ見つかるでしょう。

[ファウンデーションの彼方へ]
https://www.youtube.com/watch?v=kjUdEpcnK-8

[永遠の終り]
https://www.youtube.com/watch?v=KQe071qB0so

[鋼鉄都市]
https://www.youtube.com/watch?v=2p47PCrQGxA

[The Return of the Black Widowers]もありますね。
https://www.youtube.com/watch?v=mfGgdbga6LM

小説の他にエッセイもあるようです。
[The Greeks]
https://www.youtube.com/watch?v=srPpx6oF0RU

バイブル・ガイドは探したけど見つからなかった・・・

私にとっては、登場人物の名前の発音に触れられるのがうれしいですね。たとえば長年の疑問だった『永遠の終り』のヒロインは原文では「Noys」で「y」の上に点が2つ並んでいるのです。日本語訳では「ノイエス」と表記されてますが本当にそれでよいのか?

そう思って聞いてみると、なるほどノイエスと発音されている。



#1667 
ウェンデル・アース 2015/06/15 21:27
>Return of the Black Widowers

たまたま持っております。

前半が「傑作選」で、後半に未収録品が6編
寄稿文があってハーラン・エリスンが書いた「Black Widowers」が載ってますね

残念ながら私もまだ未読ですが




#1666 
うぇんでる・アース 2015/06/15 21:22






#1665 
Ken 2015/06/12 00:05
日本のアマゾンでも

発送元はアメリカになってますから、原価の内、書籍本体は四、五百円、発送代が二千円程度で、残りが日本の代理店の中間マージンなのでしょうね。電子書籍になってしまえば、三百円程度でダウンロードできるのでしょうけど。

なお、ネットで検索すると、アジモフ作品のPDFをダウンロードできると称するサイトがいくつもあるのですが、怪しいサイトは感染が怖いので、私は敬遠しております。



#1664 
ミドルの猫 2015/06/11 10:58
アメリカのアマゾン

書籍代 < 発送代 てのが、スゴいですねえ(^^;)
 



#1663 
Ken 2015/06/07 11:18
ミドルの猫さん

私がよくやるのは、同じアマゾンでもアメリカのサイトで注文することです。なんといっても出品数が多いですから。

「Return of the Black Widowers」を検索したら、書籍代が$4、発送代が$17というのが見つかりました。日本のアマゾンで買うよりも千円くらい安いのではないでしょうか?



#1662 
ミドルの猫 2015/06/06 23:26
お言葉に甘えまして・・・

徹夜城さん、さすが博識ですね。アシモフのエッセイにも、そーゆうプロセスがあることを初めて、知りました。
>後日のエッセイでは隕石説を最有力として取り上げ
このエッセイも読んでみたいと思います。タイトルを教えてくださいませ。

せっかくなので、お言葉に甘えまして「黒後家蜘蛛の会」について少々。
これは本よりも先に、ラジオドラマでその存在を知ったのでした。
(ニコニコ動画にアップされているようですが、それ以外では残ってないようです。
私も、一部カセットなどに録音していたのですが、当時はテープ代が高かったので上書きしたり、年月が経つうちにどっかに消えちゃったりしたのでした・・・無念)。

その後、すっかりハマって翻訳本を揃え、「ユニオンクラブ」にたどり着き、「EQ」(雑誌)を買って掲載を待ってたりしたのですが、アシモフの死とともにその楽しみは無くなったのでした。

そして、ペーパーバックで「Return of the Black Widowers」があることを知ったのですが、中古品でも¥3,000超(!)ので、サイフとにらめっこしつつ、悩んでたりしております。



#1661 
徹夜城(第一発言者) 2015/06/04 00:03
アシモフミステリももちろん好きです。

>ミドルの猫さん
 はじめまして。管理人(第一発言者)をやってる徹夜城と申します。他にもいろんなコーナーをやってるので、こちらはかなりお留守になりがちですが、気が向いたら(それこそ映像化作品でもあれば)いろいろやるかもしれませんのでよろしく。

 当コーナーは「ファウンデーション」シリーズを中心にSF作品を扱ってるわけですが、もちろん非SFのアシモフ作品やエッセイ類なども興味の対象、話題は大いに結構です。僕自身、「黒後家蜘蛛の会」シリーズや「ABAの殺人」などミステリ作品は大いに楽しんで読みました。

 科学エッセイでの隕石による恐竜絶滅説への言及ですが、「絶滅のクレーター」には触れていません。アシモフが科学エッセイで最初にこの件に触れた際、隕石説にも大いに興味をそそられつつもその時点での証拠不十分と言いますか、疑問点も挙げています。そしてアシモフ自身は「太陽上でささやかな爆発が起きた」という仮説を挙げてました。太陽にとっては「しゃっくり」のようなものだが、地球上の生命に絶大な影響を与えることはありうる、という書き方をしてるんですね。
 しかしその後世界中でのイリジウムの発見など補完する証拠類がそろってきたことで、後日のエッセイでは隕石説を最有力として取り上げているんですね。こちらは原書の単行本が1983年に発行されてるので、エッセイの執筆自体はもうちょっと前なのでしょう。



#1660 
ミドルの猫 2015/06/03 11:38
はじめまして、アシモフのミステリファンです

SF派からはコテンパンに言われそうですが、「黒後家蜘蛛の会」「ユニオンクラブ」シリーズのファンです。
なので、「わたしはロボット」「聖者の行進」などの短編集は読むものの、SFは子供のころ「暗黒星雲の彼方に」を読み、その後「鋼鉄都市」で挫折してしまいました。
でも、アシモフの作品は好きです。

>恐竜絶滅の原因に「隕石説」が有力になってきたころのエッセイ
これってW.アルヴァレズの「絶滅のクレーター」(やはり途中で挫折・・・)ですか?これもまた読み直してみたいところです。アシモフがエッセイで何を言ったのか、興味深いです。



#1659 
徹夜城(第一発言者) 2015/05/11 14:27
これは気付かなかった

>kenjiさん
これは、情報どうも。「はだかの太陽」に新訳版が出ていたとは、まるで気付きませんでした。一応チェックしてみようかな…
「はかたの太陽」も新版を作らなきゃいけなくなったりして(笑)。



#1658 
kenji 2015/05/08 22:57
「はだかの太陽」新訳版

「はだかの太陽」新訳版をゲット!
アシモフに新刊を買うのは何年ぶりかな



#1657 
ウェンデル・アース 2015/04/24 23:32
文明の冷蔵庫

いつの間にか盛り上がっていますね。
文明の冷蔵庫について言えば、ファウンデーションではターミナスという資源の少ない惑星に移住したことにより嫌でも科学技術を発展せざるを得なかったこと、帝国周辺では文明の衰退とともに科学技術も衰退していく様が描かれていましたね。



#1655 
ダマスカス 2015/04/16 03:22
徹夜城さま、黒駒さまへ

初めてこちらに投稿するダマスカスです。よろしくお願いします。
お二人には叔父が歴史の方でお世話になっております。
自分も銀河帝国の話が好きなのですが、
アブダビの言う「文明の冷蔵庫」は?です。そんなに都合良く、ある文明の遺産が保存されるものなのでしょうか?
自分がアブダビと違い、理工系の人間なせいがあるのですが。
技術とは思想や宗教と違い、リレーされてゆくもので、保管庫に入れて何百年も経ったら、次のランナーにはバトンタッチしても理解が出来ず、死滅するものな気がするのです。
ファウンデーションも、その知恵の原理を理解する管理人が代々に守るから出来た事で、アブダビが書いていましたヴォークトの「原子の帝国」のように、
理論を忘れて、使い方だけでテクノロジーが伝達てきるとは思えません。
ファウンデーションにエンジニアとして
感じる事は、理論・原理の伝達があるからこそ、テクノロジーの伝達が可能であり、基礎科学の伝承を抜きにしてテクノロジーの伝達は不可能と思うのです。
自分は遺伝情報を解析して、特許化する企業に勤めています。ジャングルで動植物を採集する現場要員ですが、本社の遺伝情報を解析する部門には多数のインド人がおり、彼らは0を発見した民族です。いずれもカーストのバラモンやクシャトリアの家系出身であり、数学も日本と違い、論理的いや論文的に証明する事を教育されてきた連中です。
基礎理論が同じ理数系でも、自分らジャングルで象の群れに襲われながら(半端でないですよ。契約でも襲撃された時には、ガイドは自分等を見捨てて逃げても構わない事になっています)ながら採集する現場要員とは違う。
科学は機械の使い方、メンテナンスの方法が伝達されれば継承できる程に甘くはないと思います。




#1653 
アブダビ 2015/04/14 01:39
え?? 黒駒さんがぁ?

いや驚く事でないのでしょうが、驚いた。冷静かつ淡々かつ公平な文は私も甥のダマスカスも愛読してますが、エスエフで出会うとは思わなんだ…てす。
「ブロディの報告書」だったかな、ボルヘスの短編で、知的な種族がたいかして、野蛮な風習の蛮人と化している…てのはエスエフでよく見かける(アルフレッド・ベスター「虎よ虎よ」の小惑星帯の科学族とか)のですが、
この間、動物学を専攻する顧客(私はマッサージ師範)から、「日本猪は大陸渡来の豚が野生化して先祖帰りしたもの」と言われて驚いたっす。
趣味で狩猟をやっていたのですが、奴等は非常に乱暴な生き物で、とても家畜あがりとは思えない。ところが、豚は野生化すると数世代で猛獣化するものだそうで、レザーバックなども豚が野生化したものなんだそうです。
これは歯や肋骨などから推論できるのですって!
家畜(文明)から野獣…人間の視点から観ると退化なのてすが…獣って凄いもんだと思いました。
実は我々の業界でも、歯並びが顎が柔らかい食品に慣らされ小さくなり、その結果として頸や肩や背中に影響されている症例が多々みうけられまして、「人間は退化しているのでのいか?」って話が良く出るのてすね。
動物考古学に実は興味深々な理由なのですけれども。



#1652 
黒駒 2015/04/13 00:53
私も楽しみにしてます

実はこちらのサイトの影響でアシモフさん読み始めまして、ファウンデーション三部作とロボットものいくつか、ロボットと帝国、あとは偶然古本屋で手に入れた長編をいくつか読んでます。

あまり熱心に研究してもいないので、もうちょっと知識を深めるための手引があればいいなぁと思って、更新を期待しています。大げさなことを言ってしまえば、ルパンのように作品ごとの詳細な解説があれば嬉しいのですけどね(笑)。

しかしアシモフ博士も絶版で読めない本がいくつかありますね。手に入れようと思えばできるんでしょうけど、とりあえずどこかで出会えることを待ってるような状態です。

そういえばハインラインの「月は無慈悲な夜の女王」は映画化決まりましたよね。ファウンデーションはドラマ化とのことで、便乗で復刊すればいいなぁと思ってます。



#1651 
徹夜城(第一発言者) 2015/04/07 14:47
こちらでもよろしく!

>アブダビさん
ちょいとレスが遅れてしまいましたが、こちらにもようこそいらっしゃいませ。
見ての通り、全然更新してないコーナーですが、いつかは更新してやるとは思っているんですよ。まぁ楽しんでいただければ幸いです。

まず「銀河帝国興亡史」コミック版の版元は「サイドランチ」という聞き慣れない出版社です。現時点で二冊まで刊行されましたがえらくスローペース。参加している漫画家さんは複数いる体制なのに…宣伝もほとんどしてないみたいですし、企画自体がいささか謎。

僕のアシモフ近況ですが、これまでほとんど手をつけて来なかった科学エッセイを古本屋で何冊か購入して来て、いま読んでるところです。ちょうど恐竜絶滅の原因に「隕石説」が有力になってきたころのエッセイや、スリーマイル原発事故時のエッセイなど、いろいろと興味深い。
また「わたしのつくったことば」というエッセイでは、「ロボット工学」「陽電子頭脳」などロボットシリーズでの造語に関連して創作舞台裏をちょこっと明かしていて(というかアシモフって楽屋裏をよく暴露しますよね)これまた興味深いものでした。



#1650 
アブダビ 2015/04/06 01:50
もはやエスエフに関係ない話題ですが

従兄弟の同業者から管理人さんに宜しくと申しておりました。史点も授業で話題に使っているそうで、大変に感謝しているそうです。
彼のハンドルはアジュマーンです(笑)





#1648 
アブダビ 2015/04/06 01:28
版元を教えてください

唐突ですがアブダビです。
実はファウンデーションの四半世紀の大ファンでして。
ても管理人さんが、こんなページも設けておられるのを知らなかった。
(←レジュメを読まないそこつ者)
兄貴のドバイはルパンから入ったそうで、「知ってるか?」
と言われて慌てて(笑)
それで、早速ですが取り寄せたいので、
マンガ版元を教えていただけますか?

十代にボークトの「原子の帝国」を読んで、あの「中世に逆行した宇宙帝国」てアイディアに痺れて、類書を探していたら、出会ったのがさらにスケールのデカいファウンデーションでした。
「文明の冷蔵庫」てアイディアは、後に
イスラムと十字軍とルネサンスの関係を
大学で習った時に、大いに役立ちました。その後に兄貴(ドバイ)がスコットランドとアイルランドに旅して(彼はケルト好きなので)アイリッシュの若造が我が家を訪ねてきました。
こやつと英文科の友達を介してSF者東西談義になったのですが、
彼はファウンデーションとはアイルランドの例えなのだと主張をします!
そりゃーイスラムだろ!?
と反論すると怒るのです。
アイルランドはバイキングに侵略されるまで、学僧の国だったらしく、ローマが滅亡した時に、キリスト教の聖典と、学僧を亡命させて、キリスト教文明を蛮族から守ったのだと主張します。
なるぼど…英国とアイリッシュの対決意識はここに始まるのか…
なんか日韓の華夷秩序における口論と似ているな…と感じたのを覚えています。

例によってどーでも良い感想を書きましたが、管理人さんが、このページを作ってくれたのは嬉しい。
また楽しみが増えました。
ちなみに、シンガポールで働く甥も、アジモフ好きのSF者でして、早速に教えたいと思います。乱入してくるかもしれません。その時は相手してやってください。奴のハンドルは「ダマスカス」です
(笑)



#1647 
徹夜城(第一発言者) 2015/03/03 12:39
コミック版ファウンデーション第2巻読了

 僕もようやく入手して(結局アマゾンで)読了しました。
 本筋はほとんど原作に忠実ですけど、細かいところではちょこちょこと改変もありますね。読んでいて「あれ?こんなやりとりあったっけ?」と思って原作を引っ張り出した箇所がいくつも。まぁ表現媒体が違う以上、そのまんま100%というわけにはいかんでしょうし、そう嫌味にならない改変にとどめていたのは良心的とも思います。
 ただ原作がすでにそうなんでしょうがないけど、壮大なスケールの舞台設定ながら、特に第1巻は「地味」なんですよねぇ。このコミック版は絵的にも「地味」なんで、忠実にやるとホントに地味な印象ばかりで。「ザ・ミュール」あたりから一気に盛り上がるといいんですけど。

 しかし…ウェンデル・アースさんもお書きのように、この発行ペースはさすがに遅いのでは…(汗)。いろいろ事情もあるんでしょうけど、もそっと早くないとなぁ。それでなくても存在自体気付かれてない気配がありますし。



#1646 
ウェンデル・アース 2015/02/26 22:06
2巻買いました

2巻は第一部豪商までが収録されていました。
このペースだと初期3部作が終わるまでにあと5年はかかりそうです



#1645 
徹夜城(第一発言者) 2015/02/17 11:51
コミック版ファウンデーションの2巻

さきほどアマゾンを眺めておりまして気がつきました。
コミック版「銀河帝国興亡史」の第2巻が2月19日付で発売になるようです。
どれほど売れているのかわかんないんだけど、なんとかキリのいいところまでは行ってほしいものだなぁ、と思います。



#1644 
黒駒 2015/01/14 11:05


>Kenさん
ありがとうございます。確かに機械翻訳技術も目を見張る進歩を遂げていますね。言葉の壁が低くなった結果、未来社会ではどういうことが起こりうるのか(欠点も含めて)、そういうSFも興味あります。ところでドラえもんは月刊連載でしたね。訂正致します。まぁ、藤子FがSFアイディアを量産していたという点に変わりはありませんけど。



#1643 
Ken 2015/01/13 20:09
実現へ向けて

まっしぐらな技術の一番手は、翻訳コンニャクではないでしょうか。無料サービスのグーグル翻訳ですら、すごい進歩をしてますからね。英語と日本語のように、全く別系統の言語間ではまだ難があるようですが、ドイツ語やスペイン語から英語への翻訳なら、十分に使用に耐えるレベルに達してます。

英語から日本語ですら、かつては考えられなかったほど、精度が上がってます。例えば、ロボット工学三法ですが、

1. A robot may not injure a human being or, through inaction, allow a human being to come to harm.
2. A robot must obey the orders given it by human beings except where such orders would conflict with the First Law.
3. A robot must protect its own existence as long as such protection does not conflict with the First or Second Law.

これを、現時点でグーグルに翻訳させると、こうなります。

1.ロボットは人間を傷つけたり、不作為を通じて、人間が害に来て許可しないことがあります。
2.ロボットはそのような注文が第一法則に反する場合を除き、人間がそれを与えられた命令に従わなければならない。
3.ロボットがいる限り、このような保護は、第1または第2の法則と矛盾しないように、自身の存在を保護する必要があります。

2は十分に使用可能、3も注意して読めば、元の意味を把握するのは難しくないでしょう。



#1642 
黒駒 2015/01/13 00:27
実現したSF

そういえば、ツイッターで藤子Fがドラえもんでスマホを描いてたと話題になってましたね。藤子Fが毎週ぽんぽんと量産して考えてたアイディアのひとつが、ようやく実現したのかなと思いましたけど。



#1641 
Ken 2015/01/02 13:22
実現したSF、実現しないSF

SF作品で「未来」を描くには、科学技術の発展を予測する必要がありますが、これは不可能といってよいでしょう。

私は1960年代、70年代に作成された「ウルトラマン」のような作品を見るのが好きですが、光線銃、宇宙も飛べる戦闘機、地中を進む戦車など、現在でも影も形もない技術が登場するかと思えば、写真を現像したり、コンピュータの分析結果が紙テープで出力されたり、テレビにノイズが入ったりと、消滅して久しい古現象が出てきたりします。

アジモフの若い頃の作品を読むと、明らかにアナログ・コンピュータの世界が描かれています。「今年」起こる「堂々めぐり」では、ロボット工学三法のそれぞれの強さが「陽電子ポテンシャル」で表され、特殊な条件下で第二法と第三法が均衡してしまう場面が描かれますが、これなどアナログ・コンピュータ以外の何物でもないでしょう。デジタル・コンピュータでそういう現象を起こそうとすれば、そういうプログラムをプログラマが意志をもって作らねばなりません。

1980年代の作品にはさすがにそういうものはなくなっている。「第ゼロ法則」を簡単に付加できるのも、デジタル・コンピュータの特徴です。

一方、この時期に始まった大きな変革は、ネットワーク・コンピューティングの登場ではないかと思います。それまでは、大型汎用機からパソコンまで、1つの演算回路が計算し、1つの記録媒体が記憶していたし、ダニールの情報量が限界に達するという話も、そのような単体で動作するコンピュータが前提になっているのではないでしょうか。ソラリア人の脳を利用することでその限界を突破できるからくりがいまひとつ分かりませんが、現在なら、ダニールの記憶を分散配置する解決法を、誰もが思いつくでしょう。さすがのアジモフ先生も、30年後に世界を風靡するクラウド技術を予測できなかったのですね。



#1640 
徹夜城(第一発言者) 2015/01/01 21:04
今年は2015年!

あけましておめでとうございます!
今年は2015年ですねー、「前世紀」以来やってるサイトの管理人としては長い道のりだったなぁ、と。その割にアシモフコーナーはてんで更新してないですけど。

この2015年という年、過去の多くのSF作品で年代設定に使われている、という指摘を先ほどネット上で見かけたのですが(有名どころで「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」)、考えてみりゃアシモフワールドにもあったのですよね。

そう、「われはロボット」に収録の短編「堂々めぐり」が「2015年」の設定なのですね。

思えば「ロビイ」が1998年の事件ということになっていて、これがこのコーナー設立の年だったわけ。だからトップページに「ロビイ」のイラストが飾ってあるんですよ。そして「次にアシモフワールドで『その年』になるのは2015年なんだよな〜」ってな書き込みをいつだったかした記憶もあります。
なんだかんだやってるうちに「その年」になってしまいました。水星探検隊は出かけないようですが、世間はこのサイト開設当時と比較してもずいぶん「SF的」に変わっちゃった気もします。

トップページのイラストを変えてみようかなぁ…
ともあれ、今年も皆様、よろしくお願いいたします。



#1639 
徹夜城(第一発言者) 2014/12/22 15:14
これはこれはビッグニュース!

>コルサンターさん
お久しぶりです〜三日も気付きませんで、すいません。仕事がこのところ忙しくて掲示板チェックを怠ってしまいました。

それにしても「ファウンデーション」映像化は朗報です!エメリッヒが手放したということも含めて(爆)。
以前から「ファウンデーション」シリーズは年代記的な大長編ストーリーなので、映画よりテレビシリーズ向きではないかな、と書いていた覚えがあります。こちらの方がはるかに現実的な企画でしょう。内容的にもいろいろとネタばれ禁止事項の多い話なのでその意味でもテレビシリーズの方がいいかな、と。



#1638 
コルサンター 2014/12/19 22:45
『ファウンデーション』ドラマ化

お久しぶりです。
『ファウンデーション』映像化に関して新たな動きがあったみたいなので、報告します。

「アシモフ『ファウンデーション』を米HBO&ジョナサン・ノーランがテレビドラマ化」
http://eiga.com/news/20141204/20/

エメリッヒの映画化は頓挫し、その代わりに別会社によるTVドラマ化が企画されたようです。
今度もどうなるかは分かりませんが、作品の性格的に映画よりもドラマの方が良作になるのではないかと淡い期待を寄せます。




#1637 
Ken 2014/08/14 20:24
バイセンテニアル・マン

その泣かせてくれるラストですが、もし1999年の映画公開時にアジモフが存命ならどう思ったろうか、というシーンが2つあります。どちらもアジモフ自身の原作にはありません。

1つはロボットのガラテアが、ポーシャに命じられて、彼女の延命装置を切るところ。どう考えてもロボット工学3法(3原則)違反でしょう。人間を傷つけないのは第1法、人間の命令に従うのは第2法で、第1法が優先するのですから。

もう1つは、先に息を引き取ったアンドルーへのポーシャの最後の言葉です。

See you soon

このひと言は、アメリカに特に多い、強い信仰心をもつ人の心を動かしたはずです。ポーシャ自身はもちろんのこと、ロボットだったアンドルーにもまた魂があり、これから二人で神の国へ召される、と言っているのですから。

はたして無神論者のアジモフは馬鹿らしいと思ったか。それともヒューマニストのアジモフはすばらしいと思ったか。



#1636 
徹夜城(第一発言者) 2014/08/13 23:13
実に久々の書き込みなのですが

…管理人自らずいぶんほったらかしにしてすいません。
久々の書き込みなのですが…残念ながら訃報ネタ。と書けばお察しの方も多いでしょう。俳優のロビン=ウィリアムズさんが亡くなりました。自殺、というのがさらにやりきれません。 
 この話題をこの掲示板に書くのは、もちろん彼がアシモフ作品の映画化である「アンドリューNDR114」に主演していたから。邦題はこんなのになってしまいましたが、原題は原作と同じく「バイセンテニアル・マン」(二百年の男)なんですよね。たぶんそのまんまではヒーローものと誤解される恐れがあったから変えたんでしょうけど。

 この映画、製作発表時点で正直なところ「それはどうかな?」と思っちゃったものです。原作がアシモフ作品中でも「泣ける名作」であり、ファンとしてはこだわりがあったんですが、ロビン=ウィリアムズが主人公アンドリュー役と聞いてはちと…。当時海外のファンサイトでも「ロビンがやる役なんてないだろ?」といった書き込みをされていたのを目撃してます。
 ロビン=ウィリアムズはあの当時でもコメディ路線とヒューマン路線があって、この映画は明らかに後者。監督のクリス=コロンバスとは「ミセス・ダウト」と同じで気心の知れた組み合わせだったんでしょう。
 もともとロボットが「人間」になっていく話なので、途中からロビンに変わるのかな、と思っていたら意外にも最初の完全ロボット状態からロボットスーツでロボットを演じてました。それはそれで役者として頑張ってるなぁ、とは思いましたけど、さすがに映画的には…一歩間違えるとコメディと取られかねないシリアスドラマになっちゃいました。
 映画自体は原作へのリスペクトも強く、「アイ、ロボット」なんかよりはアシモフワールドにちゃんとなってるし、ラストもしっかり泣かせてくれるんで映画としては出来は悪くないと思います。ただ、やっぱり主役はミスキャストではないかなぁ、と。ロビン主役ならまた違った描き方もあったかもしれないな、とも思います。

 それにしても「ファウンデーション」映画企画はまだ動いてないのかな?



#1635 
ろく 2014/01/18 07:09
映画版

エンダーのゲーム、いよいよ封切りですね。
どんなものでしょうか。
そしてファウンデーションシリーズはどうなったのか。。。



#1634 
徹夜城(第一発言者) 2014/01/02 20:13
銀河新年

さて、また飽きもせず同じ挨拶を正月にやっております。今年も皆様よろしく。

気の早い話ですが、来年はいよいよ「われはロボット」所収の「堂々めぐり」の年、2015年となります。「ロビイ」の年以来、しぶとくこのサイトも続けて次の話の時代までやってまいりました。
ってな話は来年すべきですね。今年はファウンデーション映画の話でも出て来るといいんですけどねぇ。



#1633 
ウェンデル・アース 2013/10/26 01:47
エンダーのゲーム

トピずれですが、O.S.カードの「エンダーのゲーム」実写化なのですね。久しくSFから遠ざかっていたものでニュースを知って驚きました。原作はずいぶん前に短編版と長編版を読んだのですが、短編版の方が面白かったです。安っぽいアクション映画にならなければ良いのですが。
ところで、ファンデーションシリーズもずいぶん前に映画化の話があったかのように記憶しているのですが、やはり頓挫したのでしょうか。



#1632 
徹夜城(第一発言者) 2013/10/14 10:16
コミック版ばなしの続き

前回書き忘れたことなど。

コミック版「銀河帝国興亡史」ですが、基本的に早川版を「原作」としつつ、「参考文献」として創元版の厚木淳訳を挙げてますね。それで第一ファウンデーションの惑星の名前が「テルミナス」となっています。僕も創元版で先に読んだクチなので「テルミナス」という呼称に愛着があるのですが、もしかしてこの漫画のシナリオを書いたかた、あるいは企画者の方も同じような考えをお持ちなのかなぁ、と。
 またセルダンの描写に明らかに「序曲」のネタが入ってるな、と分かったのですが、よく見たらやはり参考文献に「序曲」「誕生」が入ってるんですね。

 漫画としてみると正直なところちょっと読みにくいような…原作をよく知ってるものが漫画化されるとたいていそう感じるものなのかもしれませんが。手間の問題もあるのでしょうが、僕にはキャラよりも背景部分に手抜き感があるのが難でした。こういうテーマの作品だけに、背景をしっかり描きこんでスケール感を出すべきだった、と思うんですよ。どうも壮大な話のはずなのにせせこましいことをしてるように感じちゃったと言いますか…

 映像作品の話題でも書きましたが、アシモフ作品は理屈っぽくて推理要素もあったりしますからそもそも漫画にもあまり向かないのでは、と思ってます。その点は今回のコミック版の作者の方々も苦労していて、漫画として読めるようにいろいろ工夫はなさっている(それでいて原作尊重度は高い)と思いましたけど。



#1631 
徹夜城’(第一発言者) 2013/10/12 23:42
やっと漫画版、入手

 「第一」発言者のくせに、今頃になってコミック版「銀河帝国興亡史」を購入しました。
 ただちと苦労しましたねー。まず僕が可能な限り当たった書店ではかなりの大型店も含めて発見できませんでした。そしてアマゾンで注文しようと思ったら「予想以上の注文があったため品切れ」になっておりまして…こういうとき、アマゾンでは品切れを狙って高値で売ってる業者が出てくるので注意してください。3000以上の値で売られてるのもありました。
 で、結局おおむね定価+送料で買えたわけでして、今日になってようやく入手とあいなりました。

 なるほど、「サルヴァー=ハーディン編」までということですね。この漫画の影響なのか、我がサイトの「銀河百科事典縮刷版」の「市長」などのページアクセスがささやかではありますが上がっておりました。
 ガール=ドーニックがほとんど子供にしか見えないのにはちと…(汗)と最初は不安も覚えたんですが、まずまず原作通り&漫画的なアクション演出の追加でそこそこ楽しみました。セルダンが武術(?)を披露するくだりなんかはシリーズファンとしてはニヤッとするところです。
 個人的にはいろいろと言いたくなるところはありますが(いえね、ついつい自分だったらこう…といったことを考えちゃうからです)、なんつっても初コミック化(だと思う)でありますし、どういう経緯で企画されたのかは分かりませんが、日本では今一つな気もするアシモフ人気に一つの刺激を与えてくれればな、と思います。
 まぁ帯の宣伝文句にもありますように、「スターウォーズ」「銀河英雄伝説」みたいなもんかと手に取っていただければ…ああ、それで「違うじゃん!」と投げ出されてもかなわないんですが(^^;)
 コミック版、まさか続きを出してくれると思いたいところですが、売り上げ次第かな?出版元も全然知らないところだし、発行部数もずいぶん少ない気配があり、どこまで存在を知られるのかすら心配なんですが。
 僕としてはなんとしても「ミュール編」を描いてもらいたいものです。あ、それとアーカディちゃんは今風なアニメ美少女でOK(笑)。



#1630 
ろく 2013/10/04 21:54
漫画化

>ウェンデルアース様

普通の書店に置いてあるんですか、びっくり。
と言っては色々失礼ですね。
明日見に行ってこよう。


そう言えば関係ない上大変今更ですが。
計算尺→クラシカルな計算機→との連想で
クラークの短編に、算盤をコンピューター代わりに使って
危機を脱する話がありましたね。

アジアびいきのクラークらしい、とは言え
大人になってから数日練習したくらいでは
算盤を<操れる>レベルになるのは難しいんじゃないかなあ、
と、珠算3級止まりだった自分は思った事でした。

もちろん命が懸かっていればこその真剣さと納得する所なのでしょうけれど。

今更な上にアシモフですらない。すみません(^^)。



#1629 
ウェンデル・アース 2013/10/01 22:34
コミック

本日書店で見かけた時は思わず目を疑いました。
早速購入。多少のアレンジや人物が若い絵柄などマンガらしい表現ではありますが、ほぼほぼ原典に忠実です。
あとの心配はどこまで出版してくれるのでしょうか。
せめてセカンドまではお願いします。



#1628 
ろく 2013/09/03 21:38


おお、久しぶりに話が進展している。
どんなものになるんでしょうね、ファウンデーションの漫画化。
素直に喜んでいいのかな。

>徹夜城様
そうおっしゃらずに
「では俺も!』位の勢いで漫画化をぜひ。

まずは<依頼じゃベイリ>の続編からいかがでしょう(^^)



#1627 
徹夜城(第一発言者) 2013/08/29 15:46
へぇええ!

>RIKIYさん

「ファウンデーション」漫画化ですか…初めて知りました…
そのサイドランチというところも初めて聞いたのですが、どういう経緯で漫画化が実現したのやら。映画化の話と多少リンクがあるのかな?

とりあえずアマゾンで予約がとれます。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/499025662X/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=499025662X&linkCode=as2&tag=enpitsu04-22

 ファウンデーション漫画化ねぇ…ルパンともども「いつかは俺が」と思っていた企画なんですが、どちらも次々実現してる昨今(汗)。



#1626 
RIKIY 2013/08/28 01:53


9月20日にサイドランチ社から、銀河帝国興亡史1の漫画が発売されるそうです。

もし、知っていたらすみません。



#1625 
だぁく・はんど 2013/08/24 14:13
パロディではないですが

にこにこ動画で見つけた動画シリーズですが

紙芝居ソフトで、アイドルマスターのキャラクターを使って、再現した黒後家蜘蛛の会
(七六五家蜘蛛の会)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10587689?group_id=11476592
一応、1話と2話は原作に沿っていますが(それでも設定に合わせて少々変更しています)、3話からはオリジナルになっているようです
まあ、色々と考える人がいますね



#1624 
Ken 2013/08/19 22:07
そういえば・・・

20年近く前のこと。留学中に滞在した家の家主さんで、60代のアメリカ人が、「昔、使用していたものだ」といって、計算尺を見せてくれたことがあります。1990年代半ばに60代後半だった人だから、技術者として第一線で活躍したのは、まさしくアポロ計画の時代ですね。(その人自身は、アポロに関連したわけではありませんが。)私にとっても、計算尺の実物を目にしたのは、それが最初で最後でした。



#1623 
ian 2013/08/19 20:51
パロディ漫画

(#1621で質問した者と同一人物です)

パロディ漫画の最終更新が10年以上前になっているので、もう描かれることはないのかなー、なんて思っていたので、「いつか描く気」だとの言葉に安心(?)しました!

ぜひ、気が向いたら描いてください!



#1622 
徹夜城(第一発言者) 2013/08/19 13:14
描きたいな、とは思い続けてるんですが

>パロディ漫画
「いつか描きます」と言い続けてウン年も経過しております(汗)。
いや、いつか描く気なのはホントなんですよ。あとはめぐりあわせといいますか…パロディ漫画コーナーに関しては栄耀映画のサイトでも復活させたいとずっと行ってますし。
ま、せっつかれると割と弱い方なので、ほどほどにせっついていただくと描くかもしれません(笑)。
このアシモフコーナーもずいぶん手を入れてませんが…それこそ映画化でもしてくれると一つのきっかけにはなるんですけどね(ルパンコーナーがまさにそうでした)。

>計算尺
 忘れたころにこの話題を蒸し返すのは、いま公開中の宮崎駿監督のアニメ映画「風立ちぬ」でこの「計算尺」がやたらに出てくるからです。あれで存在を初めて知った人も多いはずで、また注目されるかも。



#1621 
2013/08/17 18:40


パロディ漫画シリーズの新作を描く予定はないのでしょうか?



#1620 
Ken 2013/04/05 22:43
計算尺

いつの日か(Someday)に出てきますが、これのことでしょうか。ただ、実用されている計算手段ではなく、骨董収集品だと思いますが。

アポロ時代のコンピュータは、大がかりなもので、申請書に承認をもらって使用するという運用でしたから、個人が気軽に使える計算尺は重宝されたでしょう。パソコンが登場するには、まだ10〜20年を要しました。

1940年代ごろ普及していたのは、歯車式の機械計算機でした。計算原理的には、下で紹介したアナログ・コンピュータです。電気式との違いは、大雑把に言えば、抵抗値を調整するか、ギア比率を調整するかだけでしょう。ただし、デジタル・コンピュータもその先駆的存在はありました。

第二ファウンデーションが使用するものですが、当時の状況を考えれば、アジモフは、アナログ・コンピュータを想定していたのではないでしょうか?



#1619 
徹夜城(第一発言者) 2013/04/04 22:25
「計算機」といえば

どの作品のどの場面だったか、正確には思いだせないのですが、アシモフの作品のどれかで未来の話にも関わらず「計算尺」が出てくる話があったような…
まぁ、アポロ計画の頃でもNASAのスタッフが即座の計算に使ってたみたいですけどね。
「ファウンデーション」シリーズも旧三部作は1940年代に書かれてますから、コンピューターなんて想像の外。「フォウンデーションの彼方へ」でコンピューターを登場させた、とアシモフ自身も言ってるんですが、「第二ファウンデーション」の人々が使ってるのは現代人が読むとコンピューターそのものという気もします。



#1617 
さち 2013/04/02 22:42
kenさん、ありがとうございます

教えていただいたマルチバックの「笑えぬ話」これです!
「地球は空き地でいっぱい」の中に入っていたんですね。
この短編集も、懐かしい話がいっぱいで泣きそうです。
アシモフの作品は、やっぱりいいですね。また、集めようかと思います。

kenさんの書かれたコンピュータの話も面白かったです。
どうもありがとうございました。




#1616 
Ken 2013/04/02 01:57
Re:探してます

はじめまして。
おそらく「スーパーコンピュータ」とは、マルチバック(Multivac)のことでしょう。登場作品のリストは、こちらです。この中のどれかの作品ではありませんか?

http://ja.wikipedia.org/wiki/マルチバック


ちょっと、余談です。
上記のウィキペディア記事にも書かれてますが、Multivacの末尾の「ac」とは、「アナログ・コンピュータ」の略だ、と「最後の質問」の中で述べられています。・・・・・アナログ・コンピュータ!! なんのことか分かりますか? アジモフが作品を書いてた半世紀前には、たしかにそういうものがあったのです。

今、私たちの回りにあるのは、すべて「デジタル・コンピュータ」です。例えば、2×3のような計算を行うには、2を「10」、3を「11」と表し(例えば、1は素子の通電、0は切断状態)、この「10」と「11」を、掛け算に相当するルールで組み合わせることで、「110」という状態を実現し、これを「6」と解釈します。

これに対して、アナログ・コンピュータは、例えば、電気回路のある部分の電流量を1Aに調節すると、別の部分に3Aが流れるように、抵抗その他を調整したようなものです。「入力部分」に何Aの電流が流れても、「出力部分」はかならず3倍になるようにしておく。つまり出力部分を測定すれば、入力値×3の「計算」ができるというわけです。

よく利用されたのは、機械系のシミュレーションを電気回路で行うやり方でした。例えば、自動車の開発チームがサスペンションを設計するとき、対象を「おもり−ばね−減衰器」の組み合わせとみなし、これを「抵抗−キャパシタ−コイル」を組み合わせた電気回路で置き換える。そして、例えば自動車に衝撃加重がかかる場合のシミュレーションは、電気回路に突発的な電圧をかける。回路各部に生じる電流を測ると、サスペンション各部に生じる変位が分かる、というわけです。

まぁ、今の私たちには想像もできない話ですが、計算機の歴史を読むと出てくる話です。アジモフが、どれだけ古い時代の人だったかがよく分かるエピソードですね。



#1615 
さち 2013/04/01 23:45
探してます

昔、アシモフの大ファンで、たくさん集めていたのですが、
事情があって手放してしまいました。
どうしてももう一回読み直したいものがあるのですが
スーパーコンピュータに、質問をする専門家という人がいて・・・という話でした。
当時は、あまりコンピュータに質問をするということにピンとこなかったのですが
最近、PCに接する事が多くなったせいか、とてもよくわかるなと思い、また読みたくなりました。
こんな曖昧な記憶で本が見つかるかどうかと思うのですが、どうでしょうか?
どうぞよろしくお願いします。



#1614 
だぁく・はんど 2013/03/19 12:17


ニコニコ動画の第10回MMD杯というもの(実は未だによくわかっていなかったりしますが・・・)
の出品作品から
【第10回MMD杯本選】バイセンテニアル・ガール 〜二百周年の少女〜
http://www.nicovideo.jp/watch/sm20099566#!sm20117041



#1613 
Ken 2013/01/01 22:14
Re:銀河新年

「堂々めぐり」
たしかに、2005年から10年を経ていると本文中にありますね。もっとも、「ロビイ」によると、1998年に10代半ばの少女だったスーザン・カルヴィンが、「堂々めぐり」では老婦人と、パウエルに呼ばれているのはひどい。どう考えても30代前半のはず。パウエルの悪意あるジョークなのか。それともアジモフ自身が、作品世界の設定でミスをしたのか?

新年のご多幸を願っております。



#1612 
徹夜城(第一発言者) 2013/01/01 19:48
銀河新年

さて、また特に更新もしないまま新年を迎えてしましました。ともあれ毎度おなじみの「銀河新年」です。

2013年ですか〜僕の世代でもこの数字をみると「SFチック」な気分になってしまうのですが、アシモフ未来史でも「堂々めぐり」が2015年の事件で、あとわずかに迫ってまいりました!



#1611 
Ken 2012/11/20 22:59
邦訳がありましたか。

検索したら、下記の古書サイトで見つかりました。

http://www.kosho.or.jp/

まだ読み始めたばかりで、第1巻の半分くらいのところです。いかにもアジモフらしく、話は分かりやすい。数式の使用は必要最小限に抑えているようです。物理の教科書というと、どうしても微積分やベクトルを自在に操れないと読めないし、本来物理とはそういうものですが、そこをうまく調整しながら、平易な言語だけで本質を語ってるのは、さすが!

高校の物理の授業が苦痛で困ってる人には、こういう本が突破口になるかもしれません。高校生だけでなく、物理の教え方を悩んでる教師の方にもお勧めしたい。

学生の皆さんへの、私のお勧めコースは、

(1)アシモフ選集/物理編
(2)通常の高校の物理教科書
(3)ファインマン物理学

の順序で読むことです。



#1610 
Jisukarudo 2012/11/20 21:04
通りすがりですが

お手元の本は次の原書ではないでしょうか?
ニュートンの法則とのことですので、物理編の01ではないかと…。
いずれもすでに絶版になっています。

『アシモフ選集/物理編01』 Understanding Physics: Motion Sound and Heat (1966)
物理とは/第1 -運動・音・熱
監修:藤岡由夫(Yoshio Fujioka)
Tr:高野文彦 Pb:共立出版
1969
『アシモフ選集/物理編02』 Understanding Physics: Light Magnetism and Electricity (1966)
物理とは/第2 -光、磁気・電気
監修:藤岡由夫(Yoshio Fujioka)
Tr:尾中龍猛 Pb:共立出版
1970
『アシモフ選集/物理編03』 Understanding Physics: The Electron, Proton, and Neutron (1966)
物理とは/第3 -電子・陽子・中性子
監修:藤岡由夫(Yoshio Fujioka)
Tr:藤岡由夫(Yoshio Fujioka)/寺田純一 Pb:共立出版
1971




#1609 
Ken 2012/11/18 16:10
アジモフの警告

実は最近、アジモフの「Understanding Physics」という本を購入し、ただ今読み進めています。タイトルから想像されるように、物理の教科書です。(私が知る限り邦訳はなし)

その第3章で、いわゆるニュートンの運動の3法則、原語では「Newton's Three Laws of Motion」について説明しているのですが、アジモフは脚注の中で「Law」という言葉を使うことに、個人的には反対だ、と警告しています。なぜならLawといえば、あたかも人間が作ったもの、罰則を受ける覚悟さえあれば破ることができるものと受け取られるからで、日本語でいえば「法則」ではなく「法律」と誤解されるから、というわけです。ニュートンの法則についてもアジモフは「Newton's generalizations concerning motion」という呼称がよいのだ、と述べています。この本は1966年に発表されたものですが、もしもアジモフが「The Three Laws of Robotics」を考えたときに同じ問題意識を持っていたなら、ここでの「Law」はやはり「法律」であって、人間のロボット技術者を拘束するもの、と考えるとすっきりしますね。ただし、「The Three Laws of Robotics」が最初に言及されたのは、下記に示した「堂々めぐり」で1942年の作品ですから、20年以上の間に、アジモフの考えが変わった可能性は、もちろんあります。



#1608 
ken 2012/11/17 09:36
The Three Laws of Robotics

↑「Robot」ではなく「Robotics」ですから「ロボット工学三法」という訳が最も適していると、私は考えます。つまりこの「法律」を遵法精神に依存して守るのはロボットを作る技術者で、作られるロボット自身ではありません。ロボット自身にとっては熱力学や万有引力と同様、破ろうとしても破れない「法則」になります。英語の「Law」はどちらの意味にもなりますが。

この議論、未来史研究の方でやればよかったですね。



#1607 
ウェンデル・アース 2012/11/17 03:19
lawはlawなのか

"Rules of Robotics"と大文字表記になっているので、こちらが正式名称かと思ったのですが、違いましたか。解説文では「ロボット法三原則」という表現も見るのですが、こちらも「ロボット法3か条」とした方が正解ですかね?
この話題に関してはそろそろ皆さん飽きてこられたでしょうから、私の方はこれで終わりにします。
kenさん、お付き合いいただきありがとうございました。



#1606 
Ken 2012/11/15 23:30
Runaround(堂々めぐり)

の中の1節ですね。関連部分を抜粋すると、つぎのとおりです。

Powell's radio voice was tense in Donovan's ear: "Now, look, let's start with the three fundamental Rules of Robotics--the three rules that are built most deeply into a robot's positronic brain." In the darkness, his gloved fingers ticked off each point.
"We have: One, a robot may not injure a human being, or, through inaction, allow a human being to come to harm."
"Right!"
"Two," continued Powell, "a robot must obey the orders given it by human beings except where such orders would conflict with the First Law."

つまり法文自体の中で使用されている言葉はあくまでも「Law」であり、「fundamental rule」はパウエル個人が言い換えたものです。



#1605 
ウェンデル・アース 2012/11/15 22:42
そもそもlawだったのか。

パウエル&ドノバンでは以下の台詞がありました。
"let's start with the tree fundamental Rules of Robotics."
初期作品では「ロボット工学の3個の基本ルール」と表現されていたわけですね。
そのあとにつづいて"first law……"と続くのですが。
この流れでいくとlawは”第◯条”となりそうなのですが、誰か英語に詳しい方よろしくおねがいします。



#1604 
Ken 2012/11/15 21:37
Re:Lawの翻訳

非核三原則は、「原則」が「Law」ではないことの端的な例だと思いますよ。核兵器が日本へ持ち込まれている可能性はずっと指摘されており、これに対して日米政府は否定も肯定もしない態度を取り続けています。もしも「Law」ならこのような対応は許されず、容疑があれば裁判所が命令を出し、捜査・検察機関が出動するでしょう。

やはり「原則」には拘束力がないのです。カルヴィン博士が「絶対に破れない」と言い切る「Law」の訳語としては不適当というしかありません。

ただし、そのような事情をすべて承知の上で、日本人が「三原則」という言い方を好むから、というのであれば、それ以上の議論は不可能になるでしょう。

それにしても、「合衆国」がどういう経緯で言われ始めたにせよ、なぜいつまで経っても直さないんでしょうね。



#1603 
ろく 2012/11/15 21:00
諸説

何だか盛り上がっていますね〜。

個人的には翻訳=直訳でなければならない、とは思いませんけれども。。。。

浅学の身ゆえ、皆さんのご高説にはとても付いて行けませんので
無責任に拝見だけして楽しませて頂きます(^^)。

しかし(<合衆国>の話など)こちらでは未だ知らぬお話が度々聞けて、
いや読ませて頂けて、勉強になります。



#1602 
徹夜城(第一発言者) 2012/11/15 13:51
Lawの翻訳

 いろいろとご意見が出ておりますが…僕自身は「Law」はこの場合「法則」と訳すのが一番適切かな、とは思います。ただ「原則」というのを誤訳とまで言ってしまうのはどうかな、と。「非核三原則」もそうですが、そもそも日本人、何かと「三原則」と名付けるのが昔から好きなんですよ。そのためにしっくりと飲み込みやすい訳の例と言えるのではないでしょうか。「三法則」といわれると今一つピンとこない気はします。また「法則」とすると自然現象の絶対的なものを指すニュアンスもあり、「原則」とするとある程度融通が効く印象も受けますね。
 漢字文化圏ということで調べてみたのですが、韓国では日本と同じ「ロボット三原則(のハングル読み)」、中国では「机器人三定律」と訳していました。ただ中国の場合総称で「三定律」ですが、一つ一つについては「第一法則」「第二法則」と訳をつけてます。これなんかも興味深いところです。

 なお、本題から離れる話ではありますが、「合衆国」という訳語については「合州国の誤訳」もあくまで「説の一つ」であり、実はちゃんとした定説がなかったりします。こんな言葉でもこれだけ諸説あるとは、と驚くほどで、僕自身は「合衆」とは共和制を意味する訳語(中国人が訳した可能性高し)から派生したものではないか、との説に一番説得力を感じてます。



#1601 
Ken 2012/11/15 08:22
でも「Law」は法でしょう

でも、なぜ訳者がまようのでしょうか? 日本語における「法」や「法則」の用例をみれば、

著作権法、道路交通法、会社更生法、議員立法、法曹界

万有引力の法則、遺伝法則、熱力学の法則

など、人間が定めたものも、自然界を支配するものも、カバーできますから、べつに「原則」など持ち込む必要はないでしょう。学校のテストでLawを原則と訳したら×をつけられるのではありませんか?

私個人の見解をいえば、アジモフ作品を最初に翻訳した人に知識がなかったために、不幸にも「原則」が定着してしまったとしか思えません。似たような例を挙げれば、「アメリカ合衆国」などが典型です。もちろん「アメリカ合州国」でなければなりません。



#1600 
ウェンデル・アース 2012/11/14 23:47
RE:法?

難しいですねぇ。「非悪三原則」などもありますが、ニュアンスが異なりますねぇ。
「法則』ともしてもしっくりはきませんし。
今、本を見返してみたら「ロボット工学の基本原則」とか「ロボット法三原則」などがありました。訳者も迷っていたのでしょうか。「原則」を国語辞典で調べると「共通に適用される基本的なきまり」とあります。
「ロボット法三原則」から無理矢理に文章を作れば「法により定められたロボットのプログラムを作成する上で組み込まなければない3か条の決まり」といったところでしょうか。



#1599 
Ken 2012/11/14 01:41
Re:re.法?

うーん、ですが、法が柔軟に運用されるというのは、例えば成立時の想定より適用範囲が広がる(例:本来、芸術や文学を想定した著作権法がコンピュータソフトに適用される)とか、もしくは刑事罰の適用で情状を酌量するといった種類のことであり、決して成文法の内容自体に反することを許容するわけではないでしょう。附則や例外があるとすれば、それ自体が法文中に記述されているのでは?

結局、その点が原則とは異なると思うのです。「原則」という言葉が、(例え「原理」とくっついたとしても)絶対の拘束力をもつという意味で使用される用例がありますでしょうか?



#1598 
ウェンデル・アース 2012/11/13 22:14
re.法?

Kenさん。
法は実際にはいろいろな附則や例外があるのではないでしょうか。実際には社会で柔軟に運用されることも大事なわけで。この辺のことは正直よくわからないです。
「原理・原則」という表現もある訳ですし、作品の中で絶対に逸脱が許されないものとされているので、翻訳としては「原則」でもあながち間違いではないと思いますが、いかがでしょうか?



#1597 
Ken 2012/11/12 22:39
Re:法? 原則?

ウェンデル・アースさん

と、いうよりも、「Law=法」とは、必ず守らねばならないものではないでしょうか。それを決めるのが国会であれ、陽電子頭脳の設計部門であれ。一方で「原則」というのは例えば

「原則はこうだが、実態に即してそれとは異なる判断を下すことも・・・」

という用例に見られるように、絶対の拘束力を持つわけではない。英語でいえば「general guidance」に相当するように思われます。「principle」と訳する人もいますが、私個人は賛同できません。principleですと、例えば

uncertainty principle =不確定性原理

のような用例があります。現代の物理学では、不確定性原理は絶対に破れないと理解されてますので、principleは「原則」よりもずっと意味が強いでしょう。



#1596 
ウェンデル・アース 2012/11/12 22:01
法? 原則?

ご無沙汰です。久々に盛り上がっていますね。lawの訳語について考えてみます。もし、「ロボット3法」と訳した場合ですが、日本語の語感としては国会で審議された「法律」ととられますね。アトムの場合は国会で可決されたものなので「ロボット法」で問題ありませんが。
「三原則」の場合は法律によらない業界ルールということで「原則」を使用したのではないでしょうか。推測ですが。
原則・法則は英語だとruleでしょうか。lawには「律法」という意味もありますね。これは「神から与えられた決まり事」ですので、問答無用で法律より上位ですね。Asimovとしてはこちらの意味だったのかもしれません。
どのみち、日本人の感覚ではよくわかりませんね、翻訳の難しいところです。



#1595 
Ken 2012/11/09 21:34
Re:3原則

元々アジモフが使った言葉は「The Three Laws of Robotics」です。「Law」ですから、原則ではなく法でしょう。(なぜ、日本の翻訳者は「原則」としたのだろうか?)

今の定期健診が強制するのは、いわゆる「公共の安全」をはるかに超えたものです。

(1)血圧や血糖値や体脂肪など、他者に感染しない症状まで報告されること。結核やSARSの保菌者ならまだ分かりますが。

(2)健診を強制されるのが、組織の勤務者だけであること。感染性の保菌者なら、サッカー場や映画館へ行くことも他者を危険にさらすはず。それどころか家族と一つ屋根の下で暮らすのも勤務先以上に危険でしょう。しかし実際には組織の勤労者のみが強制健診の対象です。

(3)医者の守秘義務を破らせること。医者は患者の秘密を原則として家族にすら教えてはいけないのに、勤務先という「赤の他人」に知らせる。

(4)知る権利が平等でないこと。上司や人事部はあなたの健診結果を見ますが、この人たちの健診結果をあなたが見ることはない。しかし、この人たちはあくまでも業務上の上司であり人事管理者であって、あなた個人の健康管理に干渉する何の資格も有しない。


私が言いたいのは、勤労者は人権をもつ人間であるということです。人間を使用して事業を行う以上、組織はそれに伴うリスクを取るべきであり、ただ組織の都合のみを考えて勤労者の人権を侵害することが許されるはずがありません。



#1594 
だぁく・はんど 2012/11/09 11:58
3原則

ちょっと、細かい突っ込みを・・・

アイザック・アシモフの一連の小説に出てくるのは、ロボット工学の三”原則”ですね。
ロボット”法”は手塚治虫の鉄腕アトムの方ですね。

細かい様ですが、ロボット”法”は後から”守るべき”ものですが、
ロボット工学の三”原則”は基本的な思考がこれから出発するように”設計”されたものですね。(少なくとも「われはロボット」等を読むとその様な表現が見られます)

そう言う意味では、今”三原則”として言われているものは本体の機能とは別に付けるものなので、むしろ”ロボット法”に近いと言えるかもしれません。

アシモフにもロボットにも関係のないので、簡単に書きますが、
何でもかんでも、選択肢が有ればいい、と言うことではないと思いますが。
健康関連に関しても、組織であればあるほど「本人だけの問題」では無くなると思いますが。
例えば、感染症などは(結核でさえそんなに頻繁ではないですが、かかる人がいます)、「本人が気にしなければいい」ではすみませんから・・・

結局のところ、批判が出来るような要素を残しつつ全員参加、が一番妥当だと思います。



#1593 
Ken 2012/11/08 20:59
そら、まぁ・・・・

Moglen氏の言うことも分からんではない。私個人もスーパーやコンビニのポイントカードは作らないし(購入履歴を見られたくない)、薬局で薬手帳すら作らない。あ、そうそう、パソコンや携帯電話でインターネットを利用する人すべてに注意しますが、皆さんがどのサイトへアクセスしたかは、プロバイダーには丸見えです。記録を残すかどうかは、各事業者の判断ですが。

一方でこれらの技術にはメリットも当然ある。携帯電話のロケーション機能など、小さな子供や認知症老人を持つ家族には、この上なくありがたいわけで。

いわゆるP2Pはプラーバシー問題に対する対抗策の1つにはなりえますね。もちろんあらゆる技術は諸刃の剣で、著作権違反に大量利用されてますけど。

やはり私たち1人1人が問題点を承知の上で、技術を利用してゆくしかない。Moglen氏はこの種の技術を悪と決めつけ、アジモフのロボット法を適用せよ主張しますが、技術が制限されることで害を受ける利用者もいるわけです。ロボット法はだからこそ実現が難しい。何が人間にとって益であり害であるかは、定式化できる問題ではないのですから。アジモフが「ミラー・イメージ」で描いた優先順位の問題など、最も簡単な例でしょう。

ところでfacebookもiPhoneも、いやな人は利用しなければよいわけですが、プライバシーの観点から、許しがたいことが労働法で万人に強制されてるのを知ってますか? 自営業者を除き、およそ官民の組織に勤務する人は、すべて定期健康診断を受けねばならず、結果は勤務先に報告されるのです。つまり、あなたの血圧も血糖値も既住症も勤務先に筒抜けになります。多くの日本人は、このような健診を「福利厚生」だと思ってますが、受ける受けないの選択権がないという点で、おそるべき人権侵害であり、もしアメリカで実行すれば訴訟の嵐に見舞われるのはまちがいありません。「社会主義国」日本ならではの現象といえます。



#1592 
徹夜城(第一発言者) 2012/11/08 13:25
三原則をあれやこれやに

「三原則」の話題が出ておりますが、実際に家電の安全性について「三原則」の応用ができるという指摘はあるようです。
 また、先ほどちょっと検索してみましたらこんな話題も(笑)。

「スマートフォンにロボット工学三原則の第一条を適用すべき」
http://apple.slashdot.jp/story/12/06/28/0517210/%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%81%AB%E3%83%AD%E3%83%9C%E3%83%83%E3%83%88%E5%B7%A5%E5%AD%A6%E4%B8%89%E5%8E%9F%E5%89%87%E3%81%AE%E7%AC%AC%E4%B8%80%E6%B3%95%E5%89%87%E3%82%92%E9%81%A9%E7%94%A8%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%8D



#1591 
だぁく・はんど 2012/11/07 19:04
3原則

電気式ではなく圧搾空気を使って動かす、似たようなものは結構前から有りますね。どこまで「自律的な行動」がとれるか、が問題でしょうか。

>ところで、「3原則」を実現しようと、研究してる人はいるんだろうか?

今のところはこんな感じなのではないでしょうか・・・
(以下引用)
「警察に捕まって、拘置所に入れられても、あーやさんなら脱出できるよね?」
「物理的には可能ですが、私は人間の命令には出来るだけ服従したいのです。例外は、その命令が任務の根幹に関わる場合と、人間に危害を加える場合のみです」
「ロボット工学の三原則か。アシモフは正しかったんだ」
「その三原則は、ロボットに人間以上の判断能力を求める点がきついんだけどね。
(以下略)
(引用終わり)「南極点のピアピア動画」著者 野尻抱介 ハヤカワ文庫 より

この手の判断能力に特化して、人間より優れた機能を持つ装置が出るまではおあずけみたいですね。



#1590 
Ken 2012/11/02 22:39
すごいなぁ・・・

アジモフが描いた世界では、ロボットはまず陽電子頭脳や人間に劣らない機能性が発達し、その後から、バイアリー、マーティン、ダニール等、人間と見分けの付かないアンドロイドが登場するわけですが、私たちの現実世界では、どうやらアンドロイドの方が先に実現しそうです。

http://www.youtube.com/watch?v=cel_W1m-wMo


ところで、「3原則」を実現しようと、研究してる人はいるんだろうか?



#1589 
ろく 2012/09/23 20:51


>だぁく・はんど様

うーん、<貴重な同士がいた!>とはなりませんかね?甘い?
確かにいきなりは怪しい人になってしまうかもしれませんね、失礼しました。

しかしYahoo知恵袋「2001年」のお話には、涙を禁じ得ません。
クラークだよ!?
アシモフだよ!?

つい叫んでしまいましたが。
そんな物なのでしょうか。うーむ・・・。



#1588 
だぁく・はんど 2012/09/19 11:30
それは・・・

ろく様
>何で声を掛けなかったんですか、<MOTTAINAI>!
それは・・・、本を呼んでいる時に、いきなり中断されたら、結構、印象が悪くなるのではないでしょうか?
下手すると「もう二度と外でアシモフ何て読まない!」となってしまうかも

私も何年か前に電車の中で「ファウンデーションと地球」を読んでいた女性を見かけましたよ。

ただ、普通は、ブックカバーを掛けて読んでいる人が殆どなので、何を読んでいるのか分かる方が珍しいですが。

>先日昼休みにクラークを読んでいたら「あ、ロボット物とか書く人だよね」とは言われました。
SFに興味ない人にとっては、アシモフもクラークも一緒なのでしょうな。
yahoo知恵袋に丁度逆の人がいました。(http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1310138248)
2006年12月2日の質問
>「アイザック・アシモフ」さんは何をして有名になったのですか?
ベストアンサーに選ばれた答え
>2001年宇宙の旅の作者です。
しかも、他に2人も回答しているのに「ロボット」と言う言葉が全く出てきません・・・



#1587 
ろく 2012/08/17 22:00
アシモフを読んでいた・・・

>FUJI様

何で声を掛けなかったんですか、<MOTTAINAI>!


そんなシチュエーション、望んでも滅多に出会えませんよ(笑)

そういえば通勤電車で一度、前に座っている人が読んでいた事がありましたが
外でアシモフ読者に会ったのは、後にも先にもそれくらいかな。

先日昼休みにクラークを読んでいたら
「あ、ロボット物とか書く人だよね」
とは言われました。
・・・。



#1586 
Ken 2012/08/17 20:10
未来史研究報告掲示板

よく荒らされますねぇ。ときどきアクセスできなくなるのもそのせい?

掲示板の管理って大変ですね。私にはとてもできない・・・・・



#1585 
徹夜城(第一発言者) 2012/08/16 21:40
詩的な…

>FUJIさま
反応がずいぶん遅れてしまいましたが、えらく詩的な投稿で…(^^;)。
うーん、そういえば電車内でアシモフ読んでる人に会ったことはないような。会ってもお声をおかけしたものかどうかは(笑)。

「ファウンデーション」「鋼鉄都市」の映画化話も、その後続報を聞きませんねぇ…といってもこちらもそれほど聞き耳立ててるわけじゃないんですが。



#1584 
FUJI 2012/08/09 19:44
アシモフを読んでた女性

今日、京都から新幹線に乗って僕の横でアシモフを読んでいた女性可愛かった
声かければよかった。新横浜で降りて消えていった



#1583 
ろく 2012/06/08 20:03
ブラッドベリ

御歳91にしてまだ現役であられたそうですね。
深くご冥福をお祈りいたします。

ブラッドベリは<たんぽぽのお酒>がどうしても読み進められなかったなあ。
何度も挑戦したのですが。
華氏451度は高校の図書館で読み、衝撃を受けました。

しかし本当に、御三家をはじめとして、自分がSFを読み始めた頃の作家がたくさんお亡くなりになってしまいました。

哀しい事です・・・。



#1582 
徹夜城(第一発言者) 2012/06/07 23:46
ブラッドベリまで亡くなってしまいました…

 いわゆるSF御大三羽ガラス(アシモフ、クラーク、ハインライン)の次に名前が良く出てくる人ではありましたが、恥ずかしながら僕自身はまるで読んだことがないんです。読もう、読もうと思いつつ、ついつい先送りになっていたというわけでして、これを機にちゃんと読もうかな、と。
 「華氏451度」ならフランソワ=トリュフォーの映画版は見たことがあるんですけどね。


>Kenさん
 いろいろご紹介どうもです。ちと忙しくってチェックしてられないのですが、そのうちに。
 あと、ツリー型掲示板のほうのご投稿もありがとうございます。



#1581 
Ken 2012/06/02 13:21
さがせばあるものですねぇ

ゲーム版鋼鉄都市を紹介しましたが、他にもこんなのをみつけました。

停滞空間:http://www.youtube.com/watch?v=LFQHMCDFEzQ

全体を26分に収めるため、一部削除してる(たとえば、ホスキンズ博士の息子が登場しない)とはいえ、ほぼ原作どおりです。ティミーの顔が、どうみても子供にはみえないのがたまにきず。当時のメーク技術の限界でしょう。

夜来る:http://www.youtube.com/watch?v=E1odMGoXMuw&feature=watch_response

評判の悪い近作とは別の、1988年の作品ですが、アジモフファンには耐え難い質の悪さは50歩100歩。結局、「夜来る」の映像化は、狂信的な宗教の表現にばかり熱心で、原作で詳細に語られる「なぜ、太陽が沈むと人々が発狂するのか」という考証が抜け落ちてるんです。

ほかにもこんなのあり。

http://www.youtube.com/watch?v=Ay0CUpkFQUI&list=UUlpIF_fJYbaj-k6DNk2hWQg&index=5&feature=plcp

作品の質には賛否両論があるかもしれません。ただ、登場するロボットが、アジモフが描いたものとは似ても似つかないのはたしか。



#1580 
徹夜城(第一発言者) 2012/01/18 21:43
ジュニア版アシモフ

 久々に話題を。といってもごく個人的な近況話でありますが。

 今日、神保町の古本屋街を回ってまして、いつも覗いてみるミステリやSFに強い店に入ってみました。いつもは怪盗ルパンがらみの本を買うのですが、ふとSFの棚を見たら、

「ほろびゆく銀河帝国」(野田昌宏訳、集英社ジュニア版世界のSF・12/昭和45)
「ロボット国ソラリア」(内田庶訳、講談社世界の科学名作・7/昭和40)

の2冊が目に入ってしまい、衝動買いしてしまいました。
 今まで児童向け翻訳本には手を出してませんでして…ですがルパンサイトをやってるうちに児童向け翻訳の面白さにも気がつき、ふと気づいたらアシモフにもあるんだよな、と思って手を出してみた次第です。
 もちろん全訳ではありません。むしろどこをどう変えてるのかが気になるわけです。

「ほろびゆく銀河帝国」はもちろん「ファウンデーション」が原作。しかしページ数もずいぶん少ないですし、パラパラと見わたしでもずいぶんアレンジがありました。おまけになぜか短編「かえってきたロビー」(もちろん「われはロボット」のあれが原作)がついているうえにアシモフの三原則も含めた大むかしからのロボット話の解説つき、という状態。これじゃ「ファウンデーション」もアレンジせざるをえないでしょう。
 「ほろびゆく銀河帝国」は三部構成で、「第一部予言者セルドン」「第二部市長ドルニック」「第三部銀河商人ポニッツ」となっています。第一部はおおむね「心理歴史学者」の内容に沿ってますが、セルドン(セルダン)を訪ねてゆくガール=ドルニックが「天才少年」に変更されてます。
 そしてこのドルニックが50年後の第二部でテルミナスの市長として登場することに。第二部は「百科事典編纂者」と「市長」を混ぜたような話で、ハーディンは登場するものの原作における彼の位置に市長ドルニックがいて活躍することになります。銀河帝国が衰えたことを示すために幽霊宇宙船の話を入れたり、いろいろと工夫は見られます。
 第三部は「貿易商人」の話をもっとふくらましてみた、という内容です。こういうアレンジは野田昌宏さんならではのものだったかもしれません。しかしこの第三部であっさり終わっちゃうというのも…ミュールとか、アーカディとかの話の方がジュニア向けという気もするんですけどね(とくに後者か)。

「ロボット国ソラリア」はもちろん「はだかの太陽」が原作。斜め読みした限りではそこそこ原作どおりの話になってます。「鋼鉄都市」がシリーズ入りしてないのにベイリとダニールが再会を喜びあってるぐらいで。

 最近の児童向けミステリやSFってどうなってるんでしょうねぇ?ひところこういったアレンジの大きい翻訳というより翻案は批判され、全訳のものが多くなった、ということはあるようです(ルパン翻訳史をまとめた過程でそれはよくわかりました)。



#1579 
Ken 2012/01/06 01:06
Re:銀河新年!

本年もよろしくお願いします。

いろんなことがあった旧年でした。
大震災、放射能汚染、欧州発の経済危機・・・。
明るいニュースでは、なんといっても、なでしこ!
ビン・ラディンやカダフィが退治されたのはちょっと複雑・・・やはり裁判の場で裁かれるべきだったとも。

科学ではCERNが2つのサプライズ花火をうちあげてくれました。「超光速ニュートリノ」と「ヒッグス粒子」。アジモフなら、早速解説書を書いたんじゃないかな。

SFファンとしては、やはり超光速粒子が気になりますね。このニュースが出た後、20数年ぶりに相対論を読み直しましたが、もし超光速粒子を自由に操れると、未来から過去への通信が可能になるという話は、どうやら本当らしい。でもそうなったら、株式や債券相場から競馬の勝ち馬、入試問題、はては将来の結婚相手や自分の寿命まで、分かってしまうんだろうか?

天国のアジモフ先生、どう思われますか?



#1578 
徹夜城(第一発言者) 2012/01/03 20:59
銀河新年!

この挨拶も延々とやっております(笑)。
今年はどこかが更新できるといいですねぇ、とかなり弱気な新年抱負です。
なにはともあれ、話題を投じてくださり、盛り上がっていただければ幸いです。その意味では映画化が実現するかどうかは楽しみなような怖いような(笑)。



#1577 
Ken 2011/12/28 23:10
ゲーム版鋼鉄都市

『アイ・ロボット』は言うに及ばず、『バイセンテニアルマン』と比べても、制作費は数百分の1でしょうね。どうも低コスト作品の方が、プロデューサーの余計な(失礼!)手が入らず、原作小説の質にのみ依存せざるをえないため、アジモフ作品の映像化には良い結果をうむように思います。BBCのラジオドラマ『ファウンデーション』にも同じことがいえるんじゃないかな。

ところで犯人はだれでしょうね? 私は、アマディロのロボット、ボーグラフだと推理しますが。



#1576 
徹夜城(第一発言者) 2011/12/27 23:36
こんなのがあったとは!

>Kenさん
すっかり反応が遅れてしまい、申し訳ない。先ほど3分の1ぐらいまで映像を見てビックリしました!こんなのがあったとは!
調べてみると、1988年とずいぶん前に出た「ビデオテープ+カード」で遊ぶゲームだったようです。
http://boardgamegeek.com/boardgame/6469/isaac-asimovs-robots-vcr-mystery-game
この時期、ゲームのいろんな模索がありまして、ゲームブックおよびCD-ROMで「シャーロック・ホームズの探偵講座」なんてのがありましたが、ちょっとあれに似た雰囲気を感じます。

映像は思いのほかしっかり作ってありますね。ハリウッド映画並みとはいきませんが原作の雰囲気はよく出ています。1980年代末の映像としても若干古い(旧タイプロボット描写がとくに)とも感じますが、あれはアシモフの古典SFであることを意識してやってるんでしょうね。
ジスカルドがなんとなく僕が漫画に描いたのと印象が似ててニヤリと(そりゃ、元ネタが同じですもんね)。イライジャ・ベイリもほぼイメージ通り。それにしてもダニールがあんな眉目秀麗な美青年とは…まぁ原作でもそうらしいけど、あそこまでイケメンとは(笑)。女性ファンが喜びそうです。



#1575 
Ken 2011/12/20 01:07
鋼鉄都市

YouTubeでみつけました。ビデオゲームの映像とのことです。

パート1:http://www.youtube.com/watch?v=By53fLlxrjE
パート2:http://www.youtube.com/watch?v=p5RpJFaHWu0&feature=related
パート3:http://www.youtube.com/watch?v=_Bt45r0akYo&feature=related
パート4:http://www.youtube.com/watch?v=U5rHsuz3h30&feature=related
パート5:http://www.youtube.com/watch?v=WkFJc4hg2CE&feature=related
パート6:http://www.youtube.com/watch?v=RjB6wFE9gfU&feature=related

もっともストーリーはオリジナルで、ジスカルド、バシリア、アマディロといった、続編のキャラクターも登場します。ドラマの中では真犯人は明らかにされず、ゲームをプレイする人が犯人を当てることを求められます。

イライジャやダニールが、どんなふうに映像化されてるのか、関心のある人は、一見を。



#1574 
子守男 2011/10/09 12:50
ファウンデーション3部作再読

先日、久しぶりに「ファウンデーション3部作」を読みました。ちょっと気づいたことについては「未来史研究報告」に書いたので、ここでは肩の凝らない印象を書いてみます。

内容が古くて再読に耐えないのでは、と思ったのですが、杞憂でした。その昔、最初に読んだ時には、ハイパースペース・ジャンプで恒星間飛行をしている遙か未来の話なのに、原子力技術が衰退していたり皇帝がいたりするのに「それはないだろう」と感じたのですが、今回は「アジモフが執筆した当時はそれだけ原子力が夢のエネルギーと考えられていたんだろうな」とか、「ベル・リオーズの失脚も、帝政だからこそ話になるんだな」などと、むしろ余裕を持って?楽しむことができました。

第2ファウンデーションも、超能力者集団のように記憶していたのですが、再読してみると、実際には修業をしないと指導者層にはなれないので、なかなか厳しい社会のようですね。また「セルダン計画」正常化のためには、タゼンタを身代わりにして大量虐殺を引き起こしたり、自分たちから50人の殉教者を出したりすることを厭わないわけですから、「計画を陰でじっと見守る慈悲深い人たち」ではない、結構恐ろしい存在なのだなと認識を新たにしました。そういえば、肝っ玉母さんぶりを発揮していた第1発言者の奥さんも「第2」の一員と考えるのが自然なのでしょうか?

「ファウンデーションの彼方に」以降の諸作品も以前読んだことがありますが、なにか違うという印象が拭えなかったという強い記憶があり、今回再読する気は起きていません。「彼方」を最初に読んだ時には、まず「銀河百科事典」からの引用というスタイルが取られていなかったのにがっかりしたものでしたが、続編のストーリーも、いってみれば「ゴラン・トレヴィスの大冒険」、そして「ハリ・セリダンの大冒険」になってしまい、「ロボットもの」との統合で、「かの方」を全能の存在にしてしまったのには正直呆れました。ファンの方がいらしたらすみません。

やはり私にとって「ファウンデーション」は、「銀河百科事典」の記述に導かれて、時代と登場人物がそっくり入れ替りながら新しい危機が描かれ、「第1」の人々が知らないところで「第2」が見えざる手を行使している…というところに魅力があったのだな、とあらためて感じた次第です。


http://eigo-kobako.blog.so-net.ne.jp/2010-06-20


#1573 
スペースシャトル 2011/10/02 17:58
アシモフ選集 ニュートリノ

この本は、初版が、昭和46年に出版されたものです。
今、話題の光より高速に飛ぶ話題の粒子ニュートリノをメインテーマにして、様々な物理法則をわかりやすく説明した貴重な本です。
今でも色あせることなく、物理学が楽しいものであると思わせるシリーズの一冊です。
私は、アシモフ選集は、ほとんど集めていますが、このニュートリノは、2冊持っています。



#1572 
徹夜城(第一発言者) 2011/09/28 10:37
来たか?映画化情報

 しばらく動かないこの伝言板で、久々に動きが起こると話題が続くという不思議があります。

 今朝になって知ったのですが、「鋼鉄都市」映画化の情報です。

アシモフ「鋼鉄都市」を20世紀フォックスが映画化!(シネマトゥデイ)
http://www.cinematoday.jp/page/N0035680

 おおっ、と思うニュースではありますが、あくまで企画が動いている、って段階ですからね。「ファウンデーション」もその後音沙汰がありませんし…ただ企画からいうと「ファウンデーション」よりは映画化しやすいんじゃないかと思います。
 ただ、この記事中でも「アイ、ロボット」の件に触れてますが、なんかああいうノリの「アシモフ作品にインスパイアされたSFアクション」になっちゃうような予感があるのです。原作のような「SFミステリ」をそのまま映画化できるのかどうか。



#1571 
だぁく・はんど 2011/09/26 08:07
どこでも話題〜(ポケットから出す動作と共に・・・)

やっぱり、どこでもこの話題が出ますね。
今の所は、検証待ち(ただ、お気軽に検証できる様な内容ではないようですが)ですが、この手の事は、”信じる信じない”事とはちょっと違うと思います。

まあ、もし、今回の結果が正しかったとしても、所謂”相対性理論は間違っている”さん(省略した呼び方は同じ名字の人が実在するので・・・)が喜ぶ様な事には全くならないのは確実だと思います。
相対性理論が出ても、”ニュー間さん”(”奇妙な論理”によると実際にいたそうです)が喜ぶ様な自体にはならなかったのと同様に・・・



#1570 
徹夜城(第一発言者) 2011/09/25 23:04
SFファンとしては気になりますよね。

>トロンさん
 ニュートリノの件、あちこちで話題を呼んでおりますね。僕が覗いてるサイトやブログでも取り上げてる人が多かったですが、ここでも見ることになるとは(^^)。
 まー、僕も含めて、かなり多くの人がまず思ったのが「計測ミスでは?」という疑いで。もちろんそんなにいい加減に計測をしているということではなく、何か計算に入れていないことがあるんじゃないんのか、と。
 次に仮にニュートリノが本当に光よりほんのちょっととはいえ早い、ということになってもマスコミが見出しにつけてる「相対性理論が根底から」というほどのことでもなさそうなんですね。超高速で飛ぶ粒子の存在自体は大まじめに予言されていてSFのネタにもされてますし、ニュートリノがそうかもしれないという話自体は以前からあったと聞いてます。



#1569 
トロン 2011/09/25 06:31
ニュートリノ

2011年9月23日、テレビのニュースでニュートリノが光より速く飛ぶことを示す実験結果を発表した、と伝えていました。 皆さん、信じられますか。



#1568 
徹夜城(第一発言者) 2011/06/30 22:59
ラジオドラマなら

>kenさん
「ファウンデーション」もラジオドラマがありましたか。「鋼鉄都市」のことは聞いたことがありましたが…確かに壮大な銀河をまたにかけたSF舞台もラジオドラマなら「ここは宇宙」ですんじゃいますもんね(「ラヂオの時間」にそんなセリフが(笑))。

そういえば先日日曜日に地上波で「アイ、ロボット」を放送してまして、僕がだいぶ前に書いた映画レビュー(映画コーナーの方にあります)にアクセスがだいぶありました。あれはアシモフ「原作」ではなく「インスパイア」ということになってるのですけど、キャラは微妙に使ってますよね。三原則については少々いい加減な扱いですが、「われはロボット」より「鋼鉄都市」チックなところもありました。



#1567 
Ken 2011/06/25 23:36
ラジオ版ならありますが

「予告編」ですが、明らかにスタートレックの映像が入ってますね。(笑)

映画版ファウンデーションは、3Dにするとか、その種の企画が先行し、肝心のストーリー構成が、後回しになってるんじゃないでしょうか。原作を重んじるなら、ストーリーこそ大切なんですけど。

実は、BBCが40年近く前に、ファウンデーション3部作を、ラジオドラマにしているんです。ネット配信もされてます。

聞いてみると、チープな効果音がどうにも耳障り。重要な意味をもつ、例の、マグニフィコの演奏まで、これでやっていたのは失笑モノでした。

それでも、登場人物のせりふを含め、ストーリーは、原作に忠実に作られてて、私は十分に楽しみました。映像がない分、せりふに集中できるのがよい結果を生むようです。特にミュールを演じた役者さんは、冷酷な支配者と哀れな道化、それに第2ファウンデーションに「矯正」された後の善人という、まったく異なる人格を、演じ分けていたのに、感心しました。

最新技術の映画が、40年前のラジオドラマに及ばなかった、なんてことにならなきゃいいですけどねぇ。



#1566 
徹夜城(第一発言者) 2011/06/22 00:04
年をとると泣ける映画

>kenさん
 「バイセンテニアルマン」、映画化して邦題「アンドリューNDR…」ですが、確かにある程度年齢を重ねると…ということはあるかもしれません。小津安二郎の映画でよくそんなことを聞きますけどね(笑)。
 ただあれ、ロビン=ウィリアムスのロボット演技がどうもしっくりこないといいますか…あれ、完全なロボット段階では本人に演じさせずにもっとロボットっぽくしてもよかったと思うんですよね。まぁキャスト発表の当初からアメリカのファンの掲示板なんかには「ロビンの演じる役はないんじゃないの?」なんて書かれていたもんですが。

 「ファウンデーション」は資金面で難しいのではないかなぁ…なまじファンも多いですし、チェックも厳しいからうかつな脚本がつくれない、ってこともあるかもしれません。「ロード・オブ・ザ・リング」並みのことをしてくれれば…なんですけど、あの監督は前科があるしなぁ。
 待ちきれないのかどうなのか、youtubeを見るとファンが勝手に作った「foundation」予告編がいくつか見つかりますね(笑)。一部わざとレトロSF映画の映像を使っているニヤリとするようなのもあります。



#1565 
Ken 2011/06/18 22:51
2011年も半分過ぎかけてるけど

ファウンデーションの映画のニュースが、さっぱり現れませんねぇ・・・・立ち消えになったんでしょうか?

「アイ・ロボット」の2番煎じを狙っていたのが、マーケティングをしてみたら、「原作を冒涜するな」という声が大きくて、プロデューサーが困り果てているんだろうか?

ところで、週末を利用して、借りてきた「バイセンテニアル・マン」を見ました。この前、見たのは、たしか2000年だから11年ぶりです。前回は、VHSビデオでした。

この11年の変化として、VHSがDVDになったこともあるけど、それ以上に、私自身が「青年」から「中年」になったのが大きいようです。映画の最後の場面、息を引き取ったアンドルーへの、ポーシャの最後の言葉・・・・。11年前には平然と見てた記憶があるけど、今回は、不覚にも涙がこぼれてしまいました。

人生の中間地点を過ぎると、こういう心境になるもので。(しみじみ)



#1564 
Ken 2011/05/17 21:36
ウェルズとアジモフの通史

皆様、こんばんわ。

アジモフが世界の歴史を書いた本があります。前からほしかったんですが、今回入手して一気に読みました。この本と、同じくSF作家のHGウェルズが書いた世界史を読み比べ、どちらも面白いと思うので、感想を未来史研究報告の方に書いてみます。第1回を投稿したので、興味のある方は、ご一読ください。



#1563 
Ken 2011/02/02 22:03
了解しました

徹夜城さん、早速の回答、ありがとうございます。

これまでに、本サイトであまり話題になってないアジモフ作品を読んだら、未来史研究報告で紹介しようと思います。



#1562 
徹夜城(第一発言者) 2011/02/01 23:28
未来史研究報告掲示板について

>kenさん
 「未来史研究報告」の掲示板は、もともとツリー型である利点を生かして、とくに「ネタばれ情報を未読の人に読ませない」ことを意識して設置したものです。ただ利用されるケースがあまりないのも確かなので、アシモフやSFに関連することであれば、とくにテーマは問わなくてもいいかな、とは思ってます。また今度のように議論系、論文系に向いているのも確かでしょう。
 大きく逸脱した内容にならない限りはご自由にお使いになって構いません。



#1561 
Ken 2011/01/31 22:28
終わったかな?

ID論争のツリーですが、みなさんからの質問が、途切れたようですね。
私の主張に納得をいただいたか──それとも「話にならん」とサジを投げられたでしょうか(笑)

たとえ後者でも不思議ではありません。なんといっても、世界の学界は、IDを相手にしてないのですから。学校のテストでIDが正しいなんて答案を書いたら、落第するし・・・・・(笑)


>徹夜城さん

たしかに、1つのテーマで複数の書き込みをするには、伝言板より未来史研究報告が便利ですね。今にして思うと、初期作品集の紹介も、あちらでやればよかったです。

もしよろしければ、確認させていただきたいのですが、未来史研究報告はアジモフの未来史(ロボット、銀河帝国、ファウンデーション)に限定の掲示板でしょうか?

アジモフの小説には、未来が舞台でないのもあるし、エッセイとなると、科学、数学、歴史、文学、言語、宗教などの解説書に加えて、自叙伝まである。これらの著作を話題にするとき、未来史研究報告の掲示板を利用させていただくことは、可能でしょうか?



#1560 
Ken 2011/01/18 22:23
投稿完了

本日、未来史研究報告にて、ID紹介の投稿を完了しました。関心のある方は、ご一読ください。

なんか、学生時代から何十年ぶりかで、レポートを書いたような・・・(笑)



#1559 
Ken 2011/01/13 00:26
了解しました

徹夜城さん、発表の場を提供していただき、ありがとうございます。
ろくさん相手にも書きましたが、何回かに分けての投稿になりますので、2回目以降は、初回への自己返信という形で、続けてゆこうと思います。

私は約10年来のアジモフファンですが、実は30年来のトレッキーでもあります。1960年代に作成された旧シリーズを見ていると、1990年代に「優生戦争」という世界規模の戦争があり、敗れた側が宇宙船で地球を脱出したことになってるんですよね。ところが90年代に作成されたシリーズを見てると、優生戦争は22世紀に起こったことに、こっそりと変えられてます(笑)。「未来」の話が、過去になってしまうと、作者はたいへんです。

>ろくさん、
そういうわけで、承認がおりました。未来史研究報告の方へ、順次アップしてゆきますので、よろしければ御一読ください。



#1558 
徹夜城(第一発言者) 2011/01/12 23:27
進化論関係は

>Kenさん
うーん、いろいろと考えてみたのですけど、進化論やらID論やらの話がこの伝言板で続いてしまうのは「アシモフ伝言板」としてはちと差支えを感じます。
といって、SFに絡めて見ると面白い話題と言えば確かですので、お考えの発表の場を「アシモフ未来史研究報告」のほうに移してみるというのはいかがでしょう?あちらも本来そういうテーマのところじゃないんですけど、一応ネタばれ掲示板形式なので読みたい人だけが読める形になってますし、議論方式に向いています。そもそもちっとも書き込みがなくて開店休業状態ですし(笑)


話が飛ぶようですが、昨日ふとハインラインの「夏への扉」を再読しました。読んだことがあるはずなのに、以前は相当に飛ばし読みでもしたのかまるっきり話を覚えていなかったです(汗)。まぁところどころは記憶にありましたけど。
ひねりの入った1950年代における近未来タイムトラベルものですが、主人公の「現時点」が1970年で、飛ぶ未来が2000年というのが、今となってはすべて「過去」になってしまっています。
アシモフの時間旅行テーマですと、「永遠の終わり」ということになりますが、考えてみると「宇宙の小石」もタイムスリップものなんですよね。



#1557 
ろく 2011/01/12 20:01
>Ken様

ご丁寧にありがとうございます。
確かに少々話が違ってしまいますね。

>本掲示板での議論として〜メール等の手段を使いましょう。
いや、そこまでお気遣い頂かなくても(^^)。ありがとうございます。
もしこちらで続きを記載されるようでしたら、興味深く拝見します。

昨日の書き込みは文章が支離滅裂気味で失礼しました。
多分眠かったのだと思われます。



#1556 
Ken 2011/01/11 23:54
>疑問点

ろくさん、ご無沙汰してます。

ご質問の趣旨は、しごくもっともだと思います。

これに回答するには、19世紀以来の論争について、ていねいな説明が必要で、おそらく数回に分けての、書き込みになります。ただ、アジモフの掲示板で進化論の話を長々としてもよいのか、掲示板管理者の了承が必要と考えますので、徹夜城さんの回答をいただきたいと思っているところなのです。

本掲示板での議論として不適当という判断が下されるかもしれませんので、その場合は、メール等の手段を使いましょう。

よろしくお願いします。



#1555 
ろく 2011/01/11 22:39
疑問点

>Ken様
いつも(他の方もですが)博識な書き込みをしていらっしゃって、口を挟む暇もなく(ID論という言葉も今始めて知った物知らずなので。すみません)面白く読ませて頂いています。

しかし今回のお話を読んだ限りではとてもその根拠があるとは思えないのですが、何故このID論によって進化論が否定され得るのでしょうか。


本職の科学者がつき(大昔からたくさんの科学者が進化論を否定する立場に立っていますよね)、生物の構造を詳細に論じ、そこから「さて、これは自然進化の結果なのか、何物かが導いた結果なのか」となるのはあまりにも大きな飛躍で、生物の構造や生態、進化を研究する事と、この二つの検討は全く別の話です。


そして、ID論の方々がその研究の結果
<生物の構造がこのようになっているからこれは神の造り給うた物である>
とおっしゃっているならば、それに反対する根拠を挙げることは不可能に近いのではないでしょうか。何故なら相手側の主張にも何ら根拠がないためです。
最終的には、そうではない、いや違う、違わないの水掛け論になってしまうように思えてなりません。



#1554 
Ken 2011/01/10 02:29
ID論について

徹夜城さん、レスありがとうございます。
紹介いただいた「時の流れ」は、カール・セーガンの「コンタクト」に、ちょっと似てますね。もちろん、「コンタクト」の方が、何十年も後の作品ですが。

ID論が宗教保守勢力の運動というのは、そうだろうと思います。IDの最大の論客の一人、生化学者のマイケル・ベーエは熱心なカソリックという話も聞きます。(但し、バチカンがIDを支持したとは聞きませんが。)かくいう私も、ID論者の主張を詳しく読んだのは、アメリカの宗教系サイトでした。その同じサイトでは、キリスト教文化の優越を主張し、アメリカが「多文化社会」になることへの反対論などもあります。たしかにアジモフなら激しく批判したかもしれません。

ただ、私が関心を持つのは、批判するとして、一体どういう論旨で批判をするだろうか、という点なのです。IDは、「バイブルにこう書いてあるから、これが正しい」という類の粗雑な主張ではありません。ベーエのような本職の科学者を陣頭に立て、生物の構造を詳細に論じた上で、「さて、これは、ダーウィン流自然選択の結果だろうか?それとも何者かが導いた結果だろうか?」と問いかけているのです。

これに対して、私の見る限り、ダーウィニストの多くが、IDの背後にある宗教的動機のみを取り上げ(そういう動機があることはそのとおりでしょう)、これを「創造論」として問答無用に切り捨てている。つまり、ベーエ達の論旨に真っ向から応じていないように思えるのです。しかし、アジモフにせよセーガンにせよ、そういう反応をするとは、どうも思えません。見方を変えれば、もし今アジモフ達が生きていたら、IDによって、かつて経験したことがないほどの挑戦にさらされたのではなかろうか?

アジモフの話題でもSFの話題でもありませんが(もっとも、進化に干渉するというプロットは、「2001年」にもあるし、「星を継ぐもの」の続編にも出てくるので、SFとは関連があるかもしれません)、もしも許可を頂けるなら、ID論者の主張と、ID対ダーウィニズムの応酬について、私が理解するところを、この掲示板で説明させてもらえませんか?アジモフ支持者のみなさんの意見を聞くことができれば、幸いです。



#1553 
徹夜城(第一発言者) 2011/01/09 23:24
宗教国家アメリカ

 アシモフテーマの掲示板としては異例の話題を持ち込んでおりますが。きっかけはやはりアシモフが若き日に書いた「時の流れ」という作品ですから、決して「板違い」ではありますまし。
 この「時の流れ」というのは宗教色が強まり科学が迫害される1970年代(あくまで架空の。アシモフ執筆時点は1939年)を舞台に、人類初の宇宙飛行を試みる科学者が宗教団体とアメリカ社会の執拗な妨害を受け、なんと発射台にテロまで仕掛けられて打ち上げに失敗、しかし最後にはついに出し抜いて宇宙に出て帰還、科学を復権するという筋書きです。アシモフの初期作品には問題意識は別にしていささか楽観的なハッピーエンドが多い気もしますが、これもちょっとその気がありますね。

 アメリカにはいまだに進化論を学校で教えることに拒絶反応を示す人が少なくないというのは有名で、昨年もダーウィン没後100年でダーウィンの伝記映画がイギリスで製作されましたが、アメリカでは上映そのものがボツにされてしまっています。抗議行動を恐れてどこも配給に乗り出さなかったっていうんですね。絶対数ではそれほど多くはないのかもしれませんけど、強硬な勢力がいるのも確かです。

 僕の知る限りですが、「ID理論」は進化論教育に批判的な勢力が宗教がらみでは学校教育に使えないため「疑似科学」の色をつけてひねり出した「創造論」だったはず。結局のところ「創造主」の存在をにおわせることに主眼があり、実態としては宗教保守系の運動とみていいんじゃないでしょうか。日本でも保守系宗教活動化の一部にID論を評価・導入する動きがありましたし(その一人は日本神道教育の推進者だったりしましたが)。ブッシュ前大統領もID論寄りな発言をわざわざしたこともあり、多分に宗教的政治的な思想とみていいと思うんですよ。
 それだけに、アシモフが生きてたら…いや、本人がいない以上忖度するのは不謹慎でしょうけど、徹底した無神論者の科学者として、またリベラル傾向の強い政治的立場からして、やはり徹底的に批判したと思いますけどね。



#1552 
Ken 2011/01/06 21:25
進化論の話

徹夜城さん、本年もよろしくお願いします。

新年に臨んで、何か面白い話題がないか、と思ってましたが、

>じつはアメリカと言うのが進化論を認めないなどこの手の宗教色が相当に強い社会

という一節を見て、これが話題にならないか、と思いました。

たしかに、今、アメリカでは、ダーウィン型の進化論(ダーウィニズム)への反論が、相当な勢力をもっていますが、特に熱く論じられているのが、「インテリジェント・デザイン」(ID)という説です。そして、もしアジモフが生きていたら、このダーウィニズム対ID論争にどんな意見を述べるだろうか、というのが、私の強い関心になっています。

19世紀にダーウィニズムが提唱されて以来、宗教界を中心とする保守勢力は、これを攻撃してきました。そしてアジモフは、カール・セーガンなどと並んで、ダーウィニズムを支持する、最も影響力の強い論客の一人でした。

ところが、アジモフもセーガンも世を去った1990年代も半ばになって、台頭したIDは、正統な生物学理論を引用しつつ、地球上の生物進化は、ダーウィンがいうような「自然選択」ではなく、ある明確な意思をもった何者かにみちびかれたと考える方が、合理的に説明できる、と主張するのです。

ダーウィニストの人たちは、IDを「疑似科学」と決め付け、まともに相手にはしていません。でも、私は、門外漢ながら、ID論者の主張を読んでみて、これは相当な説得力をもっており、むしろダーウィニストの主張の方に、強引さを感じるのです。もしも、アジモフが生きていたら、なんと言うだろうか? IDに賛成するだろうか? それとも、ダーウィニズムの主張を、私などにも、より納得できる形で、説明してくれるだろうか? というのが、私の尽きない関心です。

せめて、あと10年、長生きしてほしかったなぁ・・・・



#1551 
徹夜城(第一発言者) 2011/01/04 20:02
銀賀新年

 やや遅ればせながらあけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
 …せめて「銀河百科事典」を少しでも更新したいとは思ってるんですけどねぇ。
 映画「ファウンデーション」も今年あたりには形が見えてくるでしょうか。

 最近は「アシモフ初期作品集」を時々読み進めてます。第二次大戦後に宗教の力が強くなり、科学が異端視される社会で人類初の宇宙飛行を目指すというストーリーの「時の流れ」には、これが第二次大戦勃発直前という段階で書かれていることに驚きつつ、じつはアメリカと言うのが進化論を認めないなどこの手の宗教色が相当に強い社会なのだなということも思い知らされました。



#1550 
ミューラー・ホルク 2010/12/02 20:52
フリーで読めるアシモフ作品

グーテンベルクにアシモフ作品があるとは驚きです。
それ以外にも、アシモフ作品の代表作が、実はフリーになっています(違法かも)。
それは、ファウンデーションです。
英語原文の一部をダブルクォーテーションマークつきでグーグルで検索すると、PDFで普通に出てきます。
以前は「The Foundation Trilogy」という名前のPDFファイルがあったのですが、現在はアクセス不能になっているようです。しかし、「ファウンデーション」と「第二ファウンデーション」は今もPDFで入手可能です。



#1549 
Ken 2010/11/07 13:42
Youth

驚きました。ほんとにありますね。「Youth」。まさかグーテンバーグが違法掲載をするとは思えないので、著作権管理者(遺族?)がこの一遍だけ承認したんでしょう。
短編集「火星人の方法」の一遍で、「若い種族」と訳題がついてます。私はもってなかったので、思わぬ形で入手できてラッキーでした。ただし、あの挿絵はよけいですね。せっかく最後におどろかすため、作者が工夫したのに(人名を出さず「産業家」とか「商人」とか呼んでいる)、ほとんどだいなし。

>人種問題、異文化衝突といったテーマ
これから読まれるのでしょうが、第二巻冒頭の「地球種族」のあとに、興味深いアジモフの述懐があります。初期の作品を多く掲載した「アスタウンディング」誌の編集者ジョン・W・キャンベルは、異星人が登場する話を好みましたが、同時に地球人こそが最も勇敢で、進取の精神をもち、最後の勝者になるプロットが好きでした。そして、それは、地球におけるアメリカ人、アメリカにおける白人が占めるべき位置であると考えていました。一方、アジモフの見解は全く異なり、二人はのちの公民権運動に対する意見も正反対だったとのことです。
作家としてのアジモフは、編集者の要求に従わざるをえず、さりとて信念を曲げたくない。悩んだ結果、考え付いたのが、異星人がまったく登場しない「ファウンデーション」の世界だったそうです。



#1548 
徹夜城(第一発言者) 2010/11/06 11:35
グーテンベルク21のほうでは?

>ウェンデル・アースさん
いま調べてみたんですが、「宇宙の小石」が電子書籍として販売されているのは「グーテンベルク21」というデジタル書店のほうだと思います。これは著作権フリーになったわけではなく(どう考えても最低死後50年は保持されるはず)書籍としての販売権利関係がちゃんと処理されているものでしょう。
著作権フリーとなった作品をアップするのが「プロジェクト・グーテンベルク」ですが、なぜかこちらにもアシモフ作品が一作登録されていてフリーで読めます。「Youth」という作品でしたが、日本語訳だと何なのかまだ確認してません。しかしこちらはなんでフリーになっているんだろう…?


「アシモフ初期短編集1」をようやく読み終えました。やっぱり全然目を通してなかったんじゃないかなぁ、彼が十代から二十代初めにかけて書いた作品なんですが、結構驚かされる内容のものが多かったです。
とくに「焔の修道士」という作品はアシモフにとって初の「未来史小説」で、人類発祥の星であることも忘れられそうになる地球の存在ですとか、トランターやサンタンニ(サンターニ)といった「銀河帝国」シリーズにも登場する惑星も出てきます。ただ非地球人の異星人が地球人を支配してるという設定なので「銀河帝国」シリーズとは別世界なのは明らか。ただ後年の「スペーサー」の設定はこの辺から生まれたんだろうな、とは思われます。地球を人類発祥の星として崇める宗教団体が物語のメインに登場しますが、これなんかは「銀河英雄伝説」の「地球教」そのまんまという気もします(笑)。あれほど不気味な団体には描かれてないですけど、アメリカではやはり宗教テーマはデリケートだったみたいですね。
 他の作品でもこの時代のSFなので金星人や火星人も普通に登場するんですが、興味深いのは地球人と金星・火星人との混血問題や人種問題、異文化衝突といったテーマが繰り返し描かれていること。そしておおむね地球人のほうが否定的にとらえられる傾向があるように感じます。後年のアシモフ作品に比べて地球上の現実問題の比喩としてSF設定が使われているという感も強く、多感な時期のアシモフ少年(といっていいと思います)の心理がうかがえる気もします。本人も作品解説で書いてますが、やはりヒトラー台頭期のユダヤ人として思うところがいろいろあったようです。
 「宇宙の小石」を読んだ時に「地球=ユダヤ人」のイメージを感じたのですが、初期作品ではよりはっきりしてますし、アシモフ本人も認めてますね。



#1547 
ウェンデル・アース 2010/11/03 02:00
電子書籍

プロジェクト・グーテンベルクで
「宇宙の小石」「暗黒星雲の彼方」が電子書籍で
発売されています。
版権が切れたのでしょうか。



#1546 
Ken 2010/10/20 22:26
初期作品集(パート6)

「赤の女王のレース」(The Red Queen's Race)
時間旅行を利用して歴史を変える・・・・・これだけなら、ありふれすぎたプロットですが、心理歴史学が現実に可能であるかを、登場人物に論じさせるところが、アジモフならでは、ということでしょう。本作当時、ファウンデーションは、すでに世に出ていました。
ごくわずかな干渉で大きく歴史を変えるという考えは、本作の6年後に現われる「永遠の終わり」につながります。

科学者「干渉で歴史を誘導するなんて、どだい不可能だ」
捜査官「それでも、あんたは歴史に干渉しただろう!」
科学者「まあ、話をききたまえ」
・・・・・・・・・

つまるところ、「心理歴史学」は可能なのか?「現実矯正」は?


「母なる地球」(Mother Earth)
地球とスペーサーの葛藤を描いた第一作です。おそらくは「鋼鉄都市」の数世紀前を描いたものと思われますが、ただ本作の結末と「鋼鉄都市」に描かれる状況に、いくつかの基本的な相違があります。たとえば、「鋼鉄都市」では、スペーサーが地球に基地を作る一方で、感染の危険があるため、地球人や地球環境と決して接触しません。しかし「母なる地球」の結末なら、スペーサーが地球に来るはずがなく、地球との接触を絶つことこそ、スペーサー没落の原因になります。また、「母なる地球」では、スペーサーがいるかぎり、地球人の宇宙進出は不可能ですが、「夜明けのロボット」では、ファストルフ博士を登場させることで、この点が明確に否定されます。「母なる地球」と「鋼鉄都市」の発表時期に5年のひらきがあるし、「夜明けのロボット」はずっと下って80年代の作品ですから、アジモフがいろいろと考え直したものと思われます。
これは、やはりアメリカ社会の変化を反映しているのか? 第二次大戦前のアメリカは移民排斥がさかんで、移民を受け入れても西ヨーロッパ人に限っていたのが、60年代あたりから、黒人の地位向上と並行して、ヨーロッパ以 外からの移民もどんどん受け入れるようになりました。


初期作品集の紹介は以上です。みなさんも、機会があれば、読んでみることをおすすめします。



#1545 
ken 2010/10/20 22:13
>こちらも『カリストの脅威』から

>こちらもアシモフ初期短編集1から読み返してます。

そうですか。私は第1巻はもってませんので、もし感想を書いてもらえるなら、楽しみにしてます。

>「チオチモリン」の歴史版

うーん、できたらおもしろいけど、ちょっと難しいかもしれませんね。
「チオチモリン」の面白さは、「溶かす前に溶ける」なんて、100%ありえないことを、さも現実らしくみせることなんでしょうけど、歴史の場合、100%ありえないってことが、そもそもあるんでしょうか?

旧約聖書の、「イスラエルの10部族」が、どこへ行ったのか? 昔から侃々諤々の議論がされてきました。エチオピアだ、いやドイツだ、それどころかモンゴリアだ、はてはアメリカだ・・・・・

「日本」説もあるそうです。司馬遼太郎氏の「歴史を紀行する」に記載されてますが、京都を開拓した秦氏はイスラエルの子孫で、太秦広隆寺の「やすらい」井戸は「イスラエル」のなまりで、大闢(だいびゃく)神社はダビデをまつっていて、・・・と続きます。

常識人なら、これら諸説をまともに相手にはしないんでしょうが、さりとて100%ありえないという、否定の証明ができるわけでもない。そこが「チオチモリン」たりえない点かもしれませんね。



#1544 
徹夜城(第一発言者) 2010/10/19 21:40
こちらも『カリストの脅威』から

Kenさんに刺激されまして、こちらもアシモフ初期短編集1から読み返してます。
表題作になった「カリストの脅威」は最初期に活字になったものだそうで、主人公となる少年に自分の弟の名前をつけるなど、少年時代のアシモフの微笑ましい一面を見せてくれる作品です。アシモフ作品はご自身の解説付きでより楽しめる、というのが面白いところだと改めて思いましたね。
 内容的には当時よくあったという宇宙冒険もの、エイリアンとの遭遇ばなしになってますが、アシモフ自身はカリストにそんなものがいないことは百も承知で当時の「SF」のルールに乗っかったんだ、ということを書いてますね。

>Kenさん
 「チオチモリン」は名作ですね。博士論文と同時にこういうのを書いてるちゃめっけが楽しい(笑)。また論文審査の教官たちも話題になっていたから読んでいた、というのも楽しい話です。
 僕自身は歴史学専攻で院生やってましたから、歴史学でこういう冗談ネタができないかな〜などと考えたこともあります。だけど史料捏造からやらなくちゃいけないのであんまり面白くなさそう。毎年「ニュースな史点」のエイプリルフールでやってることなんかはそれを軽いノリでやっているものだったりします。



#1543 
Ken 2010/10/18 23:01
初期作品集(パート5)

「再昇華チオチモリンの吸時性」(The Endochronic Properties of Resublimated Thiotimoline)

初期作品中で最も有名な一作かも。小説ではなく、論文です。どこかの学会誌に掲載されてもおかしくないほど、正当な形式を踏んでいる。

水酸基、アミノ基、スルホン基など、親水性の官能基をもつ有機化合物は、容易に水に溶ける。しかも、親水性官能基を多くもつほど、速やかに溶け、水を加えてから溶けるまでの時間が短くなる。官能基をとくに多くもつ化合物は、瞬時に溶ける、つまり反応時間が0に近い。
ここにチオチモリンという、ある種の植物から抽出される化学物質があるが、この物質の化学構造は、親水性官能基が異常に多く、その結果、反応時間が0を通り越してマイナスになっている。・・・・・・つまり、水を加える前に水に溶ける!!!

本論文では、マイナス反応時間の測定方法を説明した上で、条件を変えての実験結果を紹介します。溶媒量と反応時間の関係、溶媒に不純物が混ざっている場合の反応、等。

まさに、アジモフの面目躍如。堅牢な科学知識と、ブッとんだ空想力が、見事に融合し(それこそがSFの本質ですが)、この一作を生みました。当時のアジモフは博士課程の学生でしたが、本作を発表した直後に、研究の最終報告会があり、その場の教授たちも、チオチモリンを知っていた。それほど、この「論文」は、学会の話題をさらったそうです。

この作品はまた、「私のノン・フィクション第一号だった」とアジモフが述べています。・・・・・・って言うか、チオチモリン自体はフィクションもフィクション、銀河帝国も上回る大ウソですが、本作の形式は優れた科学読み物で、のちに輩出する科学エッセイのはしりとなった、という意味でしょう。



#1542 
Ken 2010/10/17 23:12
初期作品集(パート4)

「死刑宣告」(Death Sentence)
ロボット短編集に含まれない、ロボットの話。「コンプリート・ロボット」に入れればよさそうなのに、なぜこの話だけ初期作品集なんだろう?
たしかに他の作品と異なるところはあります。ロボットが自分たちだけで暮していること、そしてなによりも、ロボットが人間にとって危険な存在になりうる、つまり3原則がない、という点が決定的で、仲間はずれにされたのかもしれません。

「袋小路」(Blind Alley)
本作を読んだ多くの人は、宇宙に出遅れた人類が絶滅する「永遠の終わり」を連想するでしょう。ただし、トランター銀河帝国を描く本作では、人類は銀河系を支配しており、出遅れた宇宙人が、その危機に直面します。本作の方が「永遠の終わり」より10年ほど早いので、母星に閉じ込められた知的種族は衰退する、というプロットは、こちらが先です。「永遠の終わり」と同じく最後は救われます。ひょっとして、ダニールが操ったか?
それにしても、生存のためには、他種族の先をうって生存圏の拡張が必要、というのではまるで帝国主義ですね。「永遠の終わり」の地球人も、本作の宇宙人も、すでに占領されている銀河への進出をあきらめますが、現実には、「地球種族」のように異種族が共存するか、もしくは戦争になるでしょう。

「関連なし」(No Connection)
はるかな未来、人類はとっくに滅びた地球が舞台・・・・これ以上の内容紹介は避けます。物語が進むにつれ、ミステリーが解き明かされてゆく、それが本作の醍醐味ですから。
1948年の作品ですが、ここでも白人とインディアンの衝突を、インディアン側の視点で描いているのが分かります。アジモフという人は、公民権運動などが起こるはるか以前から、この種のリベラルさをもっていたんですね。人種偏見を扱った作品は、「宇宙の小石」と「宇宙の気流」がよく知られてますが、そのほかにも探せばありそうです。「異人種」をロボットにまで拡張すれば、「バイセンテニアルマン」もこのカテゴリーに入るでしょう。



#1541 
Ken 2010/10/13 23:06
初期作品集(パート3)

「スーパー・ニュートロン」(Super-Neutron)
アナニアス(うそつき)クラブは、完璧なウソ、つまり誰もウソだと証明できないウソをついて遊ぶ同好会である。ある日のウソが「あと1時間で太陽系が消滅する」だったので、会員たちが、論旨の矛盾点を突っ込むが、すべてきれいに論破され、だんだんとウソと思えなくなってきて・・・・・・
一読後の感想は「惜しいなあ」でした。アイデアはすばらしいのに、展開される科学理論が不正確すぎる。たとえば「これまで謎だった新星爆発のしくみが分かった」という。しかし、新星爆発のしくみは謎ではないし、アジモフ自身も、科学エッセイでさんざん説明してます。
これはやはり1941年という執筆時期が早すぎたんだろうか?「アジモフの科学ガイド」によると、白色矮星が安定を失う「チャンドラセカルの限界」が提唱されたのは1939年なので、そうかもしれません。

「決定的!」(Not Final)
「思わざる勝利」の前年に書かれた本作は、その前編といえます。本作で木星人の問題を示し、「思わざる勝利」が解決編というわけです。残念ながら、両作で細部のSF設定が異なり、例えば「決定的!」の設定に従えば、木星の環境でロボットは活動できません。せっかくだから、「思わざる勝利」を書くとき、もうひとひねりして、完全な続編にしてほしかった。

「幽霊裁判」(Legal Rites)
タイトルがLegal Rights(法的権利)ではなく、同じ発音のLegal Rites(法的儀式)になってることに注意。
相続した家には、幽霊がとりついていた!!
呪術と御守りで、幽霊を駆逐にかかるが、幽霊は居住権を主張。ついに、双方弁護士をたてて、法廷で争うことに・・・・・
ここまで読んだ中で一番の傑作だと思います。裁判の描写が特に秀逸。
始めは怪談、次は滑稽譚かと思ってたら、強欲な人間から弱者(=幽霊)の権利を守る展開になり、最後はあっと驚かせて終わります。

「時猫」(Time Pussy)
たぶん、おそらく、読者を笑わそうとして書いたんだろうなぁ。
でも、頭が混乱しただけだった。
ショート・ショートです。

「著者よ!著者よ!」(Author! Author!)
私はファンタジーをまず読まないので(ま、ナルニアと指輪は読んだけど)、こういう話に接すると、作者の奇抜な発想に驚くべきか、それとも同様のプロットがもともと存在するのか、判断ができないのですが。とにかく、小説の作者の前に、小説の主人公が現実化して現われる、という発想には驚きました。こんな話を書けるのなら、いっそアジモフ自身を主人公にして、そこへダニールやセルダンを登場させれば、人類史を俯瞰するような歴史談義ができたのに。

ところで、この初期作品集は、全体がアジモフの回顧録にもなっており、1930年代から1950年頃にかけての人生を回顧しながら、そのときどきに執筆した作品を配してゆく、という構造になってます。だから、「地下鉄の小男」と同時期にスーザン・カルヴィンが初登場した(「うそつき!」)とか、「スーパー・ニュートロン」の直後に「夜来たる」を書いて、専業作家になる道が開けた、というように、より知られた他作品との関連も分かります。アジモフの私生活では、「著者よ!著者よ!」の直前に結婚していますが、なるほど本作には、いかにも新婚さんが書いたと思わせる場面も出てきます。(笑)



#1540 
Ken 2010/10/11 22:48
>これは読み返してみないとなぁ。

徹夜城さん、どうもです。
ネタばれについては自分なりに注意して、話の核心や決着は外してるつもりですが。ただ「地下鉄の小男」は詳しく書きすぎたと反省してます。文庫本の裏側に書いてある程度の内容紹介にしたいと思ってます。
1日1話のペースで読んでますが、科学論文といわれる「再昇華チオチモリンの吸時性」が一番楽しみです。「木星買います」に収録された続編(?)の方は読んだのですが。



#1539 
徹夜城(第一発言者) 2010/10/10 22:07
これは読み返してみないとなぁ。

>kenさん
 いやぁ、怒涛の感想、サササっと拝読しました。じっくり読んでしまうとネタばれがあるかもしれんと思ったからで…それでも「これは読み返してみないと」と思うものが多かったです。
 アシモフ初期作品集は僕も所有はしてるんですが、「未来史」がらみのものしかちゃんと目を通さなかったというのが実態でして…まさに第二次大戦中、アシモフもユダヤ系として意識せざるを得なかったであろうヒトラーの話などはちゃんと読んでみないと、と改めて思ったものです。



#1538 
Ken 2010/10/09 19:43
初期作品集(パート2)

「歴史」(History)
1940年の作品ですが、未来の歴史家が、「ヒトラー時代」(つまり本作の執筆時期)を研究する、という趣向です。1940年といえばヒトラーの絶頂期でしたが、本作中の「歴史」では、ヒトラーもまたナポレオン同様の没落をしたことになっているのは、さすがアジモフの先見力というべきか。
本作のもう一つのテーマは、信念の反戦・非戦主義で、主人公の歴史家は、政府に強制されても、また地球が金星の攻撃で大災害を受けても、なお超兵器開発の秘密を教えようとしません。兵器開発競争には終わりがなく、戦争が平和をもたらすことはないのだ、と・・・・・・
もちろん、これは難解な問題で、現実に敵の攻撃があるとき、軍事的反撃以外の選択肢があるのか?ヒトラーだって反戦運動にやられたわけではなく、戦争で打ち負かされたわけですから。
こうしてみると、戦争に訴えずに防衛するには?という点で、ファウンデーション世界に繋がるともいえそうです。・・・・・・もっとも、宗教や経済、ひいては精神能力で支配するのが、戦争よりはマシ、というのは、それ自体に賛否両論があるでしょうが。

「ガニメデのクリスマス」(Christmas on Ganymede)
上の「歴史」と同じ作者かと疑うような、ユーモア話、滑稽譚。20歳のアジモフは幅広く、いろんな方向を試してたんですねえ。
筋は単純至極。ガニメデ衛星で、現地人(ガニメデ原住民)を使用しながら、農場や鉱山を経営する地球の企業が、「本物のサンタクロースをつれてこなきゃ、はたらかない」という現地人の無理難題に応じようとドタバタする、というもの。話の筋よりも、ちりばめられた漫才風表現を楽しんでください。
アジモフはシェイクスピアの解説書も書いてますが、悲劇も喜劇もこなす作家を、このころはめざしてたのかな?

「地下鉄の小男」(The Little Man on the Subway)
これはてっきり「ガニメデの〜」と同様の滑稽譚と思って読み出したんですが、読み進むうちに、深刻なテーマを内包するブラック・ユーモアかと思うようになりました。もっとも、そこは読者の感じ方で、最後まで滑稽譚として読む人もいるでしょう。ともあれ、神の誕生を描いた、アジモフの2作品の1つです。(もう1つは「最後の質問」)
クラムリイ氏という、超能力を有する人物が、自らが神として君臨する王国を異次元に作りました。そこの住人にするため、ニューヨーク地下鉄の乗客を誘拐して連れ込み、「工場」で「信者」や「弟子」に加工してゆきます。(クラムリイいわく、説法は非効率なので、フォード方式を採用した)
ところが、やがて弟子たちが反乱を起こし、自分たちのいうままになる、別の神をつくり出す。クラムリイの王国顚覆には成功するが、破壊は無制限に進行し、結果は破局が・・・・
無神論者を自称していたアジモフが、そのとおりの神の否定をしたともとれるし、逆に、神に反抗して、欲望を追求する人類の愚かさを描いたともとれる。

「新入生歓迎大会」(The Hazing)
これも「地球種族」の続編です。地球が銀河連邦に加盟したことで、人的交流が始まり、アークトゥルスの大学にも、地球出身の新入生が入ってきたので、宇宙人の上級生たちが「歓迎会」を開きます。ただし、いわゆる昔の学校風の「歓迎会」で、上級生の権威をみせつけるための新人いじめにほかなりません。
10人の地球人1年生を誘拐して、未開の惑星に置き去りにする、という悪質なものですが、途中からどんどん計画が狂ってゆき、最後は、地球人から強烈なしっぺ返しを受けて降参する、間抜けな宇宙人の話ともいえます。
おそらくアジモフの学生時代には、この種のいじめは多かったのでしょう。特にアジモフのように、15歳で大学に入ったりすると、格別にやられたのかもしれません。作者の義憤があらわれた作品といえそうですね。



#1537 
Ken 2010/10/05 22:35
初期作品集

アジモフが作家業に専念する以前の「初期作品集」は、3巻出ていますが、第2・3巻を入手しました。本掲示板でも、あまり話題になってないようなので、順次読みながら、各話の簡単な感想を書いてみます。

「地球種族」(Homo Sol)
作者が20歳の時の作品です。
宇宙人があふれる銀河系に、ようやく恒星間飛行を実現した地球人が参入するという筋は、人間しか登場しない、後の作品と異なります。地球人が非常に特異な存在で、宇宙人が心配する、というプロットは、その後、いろんなSF作者が取り入れましたね。
心理学の応用で、社会の動きを数学的に予測したり、誘導したりするなど、後のファウンデーション世界に繋がるプロットもあります。

「金星の混血児たち」(Half-Breeds on Venus)
これは第1巻収録の「混血児」の続編とのことです。アジモフは冒険活劇も書けるんですねえ。
火星人との混血児たちが、地球人に迫害されて、ようやく金星に逃れてくるが、やがてそこにも地球人の入植者が現われて・・・・
侵略者の地球人と、被害者である混血児たちは、まるで白人入植者とインディアンを見るようで、もしアジモフがそのつもりで書いたのなら大した先見力というべきでしょう。20世紀の終わり頃には、「ダンシズ・ウィズ・ウルブズ」や「ポカホンタス」のような作品が現われますが、本作は1940年。インディアン=凶暴な土人という一般イメージしかなかった時代です。
もちろん、金星に森や湖があり、カエルや恐竜が住んでるなんて、荒唐無稽です。ただし、1950年代の半ばまでは、天文学者は金星の環境は地球とそっくりだと想像してました。マリナー2号が金星大気に突入し、そこが摂氏500度近い世界だと分かったのは1962年のことです。さすがのアジモフも、この作品の時点では、金星は人が住める世界だと思ってたんですね。

「虚数量」(The Imaginary)
「地球種族」の続編ですが、はっきりいって、何がなんだか分からん。災厄の発生もその解決方法にも、「なぜそうなるの」という説明がないに等しい。
いうまでもなく、アジモフは本物の科学者です。そのSF作品には、超光速航行や陽電子頭脳や時間移動といったSF設定は含まれますが、その上での論理展開には、常に科学的姿勢がつらぬかれていると思います。
そのアジモフにして、駆け出し作家の頃は、こんなのを書いてたのか・・・・・。虚数量の空間なんて、SFっぽく聞える、しかし意味不明の、フレーズが読者にうけると思ったんですかねえ。

「遺伝」(Heredity)
一卵性双生児を、地球とガニメデ衛星という、全く異なる環境で育てた結果、知性派と体力派という対極的な人間になりました。
最初は対立していたのが、やがて重大な困難に直面し、それぞれの特性を活かしつつ、協力して克服する、という王道話です。
「知性派」が機械に頼りすぎて活力をなくしてる、という「体力派」の言い分が、のちのスペーサーをちょっぴり連想させます。



#1536 
Ken 2010/08/06 22:35
考察「星を継ぐもの」(ホーガンを悼む):パート3

(その6)ルナリアン言語解読

いくら資料が多くても、全く未知の言語など解読できるんでしょうか?

たしかに、言語学者は、古代エジプトやメソポタミアの言語を解読してきました。でも、それには常に手がかりがあったのでは?例えばエジプト語の解読には、古代エジプトの絵文字とギリシャ語が併記された「ロゼッタ・ストーン」が寄与したはずです。そういうものがなくて、一言語のみを調べて、解読ができるんでしょうか?

よしんば、意味を解読したとしても、「コリエル」「セリオス」「ランビア」なんていう、固有名詞つまり発音までどうして分かるのでしょう?意味を知るのと、音を知るのは全く異なる作業のはずです。例えば、私たちは、「国破山河在」という詩の意味を知ってますが、これだけでは、杜甫の時代の中国人が、これをどう発音したのか、推測のしようもありません。



#1535 
Ken 2010/08/06 22:25
考察「星を継ぐもの」(ホーガンを悼む):パート2

(その4)2500万年の進化

ダンチェカー教授の結論:ネアンデルタール人までは地球で進化したが、我々ホモ・サピエンスはルナリアン。なぜなら、2500万年も別々に進化したにしては、我々とルナリアンは似すぎている。

・・・・言ってることは分かるけど、それを言うなら、我々とネアンデルタール人だって似すぎている。ネアンデルタール人(「停滞空間」のティミーですね)は、眉の上の出っ張りや顎の形以外は、現代人と変わりません。2500万年前のサルから別々に進化して、ここまで似るはずがありません。

(その5)ミネルヴァの厳しい環境が進化を促進

作者は、生物の進化と文明の進歩を混同してるのでは?
生物が進化するのは、生物の個体間が競争し、敗者が淘汰されるからです。温暖で豊かな環境であれ、寒冷で貧しい環境であれ、野生動物は、その環境の限界まで個体数を増やすから、個々の生物個体は常にギリギリの条件で生きており、どちらが競争が厳しいかは、単純に言えることではありません。むしろ豊かな環境の方が個体数が多いので、進化に必要な、新しい変種が現われる頻度は高いでしょう。現実にも、人類はアフリカで進化しました。



#1534 
Ken 2010/08/06 21:13
考察「星を継ぐもの」(ホーガンを悼む)

訃報に接して、重厚なハードSFの世界へいざなってくれた故人に寄せる一文をと思いました。やはり代表作「星を継ぐもの」について書いてみます。本作は、皆さんご存知のように、「まじめな」科学を扱っており、作品中で語られる内容は、そのまま理科の教科書に採用できるレベルのものが多いのです。読者もそのつもりで読んでいるのではないでしょうか?

それだけに、いささか疑問な箇所を指摘しておくのも、悪くはないだろうと、考えた次第です。作品批判というより、本作の主題である、科学的考察をより楽しむのに役立てば、と思います。(但しネタばれあり!小説を読んだ人に限る)

(その1)トライマグニスコープ:主人公ハント博士の発明。物質を透過するニュートリノが、物質の原子核の影響を受け、その変化を観察して、物質の内部を再現する。例えば、本を開かずに内容を読める・・・・・さて、原子核とニュートリノの相互作用で、閉じた本を読めるのでしょうか?

疑問だと思います。なぜなら物質の外観は分子構造に依存するが、その影響は原子核には及ばないからです。
例えば、本を読むという行為は、紙の外観を観察することで可能になります。紙は炭素と水素と酸素の化合物ですが、これが「セルロース」という特定の化学構造をもつことで、「紙」として我々の眼に映じます。同じくCHOの3元素でできていても、砂糖は分子構造が、したがって外観が全く異なります。ですから原子核を観察して物質の外観を知るには、分子構造の影響が原子核に反映してなければなりませんが、してるでしょうか?

ノー。例えば同じ炭素原子でも、紙と砂糖では、化学結合の形が異なり、それは原子を取り巻く電子の軌道に影響しますが、影響はそこまでで、原子核には及びません。炭素の原子核を観る限り、紙も砂糖もお酒もダイヤモンドも、区別できません。


(その2)細かいことだが、8章に、惑星の公転周期と質量が分かれば、太陽からの距離を算出できる、という記述があります。

これは明らかに誤りで、ケプラーの法則によれば、公転周期と公転半径には明確な関係があるが、その関係式に質量の項はありません。ミネルヴァの「1年の長さ」が分かれば、惑星の位置は直ちに特定できます。べつに、チャーリーの骨格や、ガラスの結晶構造から、惑星質量を推定する必要はありません。

(その3)ミネルヴァ、小惑星帯、月、冥王星の角運動量を検証せよ。

5万年前まで、惑星ミネルヴァと月は、今の小惑星帯の軌道を公転していたが、ミネルヴァは分解して、一部は小惑星帯になって軌道に留まり、残りは太陽系の外縁で冥王星になり、月は地球の軌道へ移動した。

・・・・このとおりなら、角運動量の保存則から、冥王星が獲得した角運動量と、月が喪失した角運動量が、相殺して釣り合うはずです。こんな大異変を推論しながら、こんな基本的な検証を怠っているのは解せないことです。


ほかにも「突っ込みどころ」はあるのですが、投稿が長くなるので、次回以降にします。



#1533 
ウェンデル・アース 2010/07/22 21:31
映画雑感

>KEN様

本心が遅くなり申し訳ないです。
私は、原作のアンドリューが世間相手に戦ってく過程と、その原動力となるリトルミスへの淡い思いというオチが好きなので、映画に対する評価が辛いです。

ロボットに対する見方が変化している気はします。今だと手塚目線に近づいているのではないでしょうか?

OVAは実写で希望です。第1発言者様の主張の通りテレビシリーズみたいのだとだいぶ期待が持てるのですが。

ネタばれに関してはシルエットあたりに落ち着くのではないでしょうか。



#1532 
ウェンデル・アース 2010/07/22 21:23
>eigazakkan





#1531 
Ken 2010/07/22 02:36
>映画にする難しさ

考えてみると、ファウンデーションを映像化するのに、もう一つの、それこそ決定的に難しい点があるのに、気づきました。

「序曲」を例にとると一番わかりやすいでしょう。この話の結末には、誰もがおどろく強烈などんでん返しがあります。
ところが、このどんでん返しは、文字で書かれた小説だから、どんでん返しになるので、人物の顔が映像化される場合は、はじめからネタばれになってるわけです。
同じことは、ミュールや第一発言者についても言えます。

映画制作者が、もしも原作に忠実に作るつもりなら、この難関をどう克服するかに、頭を悩ますでしょう。

なにかいい手がありますかねえ?



#1530 
徹夜城(第一発言者) 2010/07/18 22:31
映画にする難しさ

いやぁ、映画の話で盛り上がって(?)おりますね。盛り上がるというより「不安でーしょん」なところでしょうか(笑)。僕も悪乗りさせていただきます。

 まず原作が年代記的なものなので(とくに序盤)、そこらへんをどうするかですね。第二部「ファウンデーション対帝国」第三部「第二ファウンデーション」についてはそれぞれちょうど一本の映画にまとめやすい感じはするのです。リオーズ、ミュール、ベイタ、アーカディと映画向きな「役者」もそろっておりますし。
 しかし最初の「ファウンデーション」にあたる部分となると、これが2〜3時間程度の映画ではかえって難しい。確かにTVミニシリーズでやってもらったほうがいいと思うんですね。

 あるいは第一部にあたる部分をハリ=セルダンを主役にする「序曲」「誕生」の内容でまとめてしまうというのも手かもしれません。で、第一部の最後のほうでセルダン死後半世紀たったサルヴァー=ハーディン時代の「セルダン危機」描かれ、ラストでセルダンの映像が登場する…なんて感じかも。
 「彼方へ」なんかもかなり映画向きな内容なんですが、それ以前の三部作の存在を前提にしているだけにかえって難しい気もしますね。


 そうそう、少し遅れましたが。
 「星を継ぐもの」のJ=P=ホーガンがつい先日亡くなりました。それほどSFを読みこんでない僕も一読してこれには参ったと思わせてくれた作家さんでありました。ご冥福をお祈りします。
 



#1529 
Ken 2010/07/18 19:41
>どのような映画に?

コルサンターさん、はじめまして。

>作品の終盤はファウンデーションvsカルガンの艦隊戦

開戦直後は、ミュールの(フォースもどきの)精神能力のため、ファウンデーション軍が一方的にやられてゆくが、第一発言者がミュールの本陣に潜入して、これを制し、ここから全滅寸前のファウンデーション軍が大反撃に転じて・・・・

という展開でしょうか?

本来、想定された「ファウンデーション世界」では、心理歴史学的必然こそが、歴史の帰趨を決めるのであり、一会戦の勝敗など問題にはならないのですけどね。

>テレビドラマ化がうまくいきそう

そうですね。アメリカでよく作られるミニ・シリーズ形式が、ちょうどよさそうですね。原作の分量も「ルーツ」や「将軍」と同程度ですし。
私は「ギャラクティカ」を知らないのですが、たとえば「スタートレック」だと、劇場映画よりも、TVのエピソードの中にこそ、珠玉のような作品がいくつもある、と思っています。



#1528 
コルサンター 2010/07/16 23:33
どのような映画に?

>Kenさん

 確かに『スター・ウォーズ』化する可能性は高いでしょうね。三部作ということで『第二ファウンデーション』がラストになるのでしょうが、この作品の終盤はファウンデーションvsカルガンの艦隊戦……。ここを(映像的見せ場という意味で)クライマックスにすることは今からでも大いに予想できます。



 私などはテレビドラマ化がうまくいきそうだと考えたりしています。映画という尺だとどうしても原作部分を割愛する必要が出てくるでしょうが(短編集の色合いの強い第1作をどのように映画としてまとめていくかには注目しています)、ドラマならば原作に深く切り込んでいけるような気がします。

 リメイク版の『バトルスター・ギャラクティカ』が、SFドラマというよりドロドロの人間ドラマ&政治劇といった作品であったにもかかわらず、比較的人気があったという事例を見ると、『ファウンデーション』もドタバタにせずに、原作に忠実に作ったとしても十分受け入れられるのではないか…などと考えています。



#1527 
Ken 2010/07/16 21:48
>バイセンテルニアマン

うぇんでる・アースさん、こんばんわ。

>個人的にはファウンデーションシリーズはOVAで出してほしいです。

うーむ。
最近は「実写」といってもCGばかりが多くなってるし、それなら、いっそまるごとアニメのほうが・・・ということでしょうか?
あるいは、セルダンやミュールを演じられる俳優がいない?

>バイセンテルニアマンも内容的にはどやさ?
>という感じでしたが。

もちろん、感じ方は人それぞれです。

この映画は、アジモフの原作でなく、シルバーバーグの小説にもとづくそうですね。そうなると、私は原作を読んでいません。

アジモフの原作と映画を比較すると、どうでしょうか。

物語の主題は、ロボットのアンドルーが、「人間」としての尊厳と権利を求めてゆく、という点にあり、その点では、映画は忠実に作られたのではないでしょうか?
ただ、アジモフの原作では、人間側の悪意がより深刻で、アンドルーの方も、いろいろな人間の味方をもちつつも、「戦う」姿勢を、より鮮明に打ち出しているといえそうです。これに比べて映画は、人間側が原作より好意的で、その代表は、もちろん「2代目」のリトルミスで、アンドルーと結婚した彼女は、とても幸福そうです。原作の深刻さが、現実世界の人種問題への警告だとすれば、映画は、あいまいに、お茶を濁したといえるかもしれません。

原作(1976)と映画(1999)の、時代背景の違いもあるでしょう。90年代後半には、米社会での有色人種の地位向上が、原作当時よりもはるかに進んでおり、(それが10年後のオバマ大統領につながるわけですが)、より楽観的な姿勢が強まったのかもしれません。

私個人としては、映画のラストの、2代目リトルミスの、アンドルーへの言葉が、何よりも印象的です。彼女はこのひと言で、アンドルーに「たましい」があることを、確信してると言ったのですから。



#1526 
うぇんでる・アース 2010/07/15 20:08
バイセンテルニアマン

>KENさま

バイセンテルニアマンも内容的にはどやさ?
という感じでしたが。

個人的にはファウンデーションシリーズは
OVAで出してほしいです。



#1525 
Ken 2010/07/14 23:29
どうなるんでしょうね?

これまでに作られたのが「バイセンテニアル・マン」と「アイ・ロボット」。新作はぜひとも「バイセンテニアル・マン」に見習って作ってほしいのです。(「アイ・ロボット」は、アジモフへの侮辱ですな)

ところが、興行収入では、「バイセンテニアル・マン」の9400万ドルに対して、「アイ・ロボット」は4倍近い3億4000万ドルだそうで。これでは、プロデューサーがどちらを見習うか、はっきりしているような・・・

考えるだにおそろしいけど・・・

ダース・ベイダーの代りにミュール
ハン・ソロの代りにトレヴァイズ
レイアの代りにアーカディア

と置き代えてスターウォーズを作るんじゃなかろうか・・・

世界のアジモフ・ファンが声を上げて、映画制作者に要望を出してほしいものです。



#1524 
徹夜城(第一発言者) 2010/07/12 13:38
ついに来ちゃいますか!

>コルサンターさん
情報どうもです。映画化自体はほぼ確定とは思っていましたが、ここまで具体的な話は今頃気づきました。まぁ前にも書いてますが、期待半分、不安半分…いや、不安のほうがちょっと多いか?

問題は3部作はいいとして、原作のような年代記的構成が実現できるのか、という問題ですね。
3Dについては今流行の…という感もありますが、大作映画という触れ込み要素の一つには違いないので期待しましょう。

HP管理人としては映画公開を機にこのサイトの充実と繁栄をはかれればいいなぁ、と思うところです。2005年の映画「ルパン」公開で「怪盗ルパンの館」が現在のような状態になったという前例もありますしね。




#1523 
コルサンター 2010/07/11 00:31
映画『ファウンデーション』は3Dに

 5か月前の情報ですが、まだここには書き込まれていなかったようなので……。
 ローランド・エメリッヒ監督により企画されている『ファウンデーション』シリーズの映画が、3D映画として製作されることになったようです。

 脚本も近いうちに完成するそうで、3部作として公開されることはほぼ確定のようです。

 映画化には少々不安を感じるところもありますが、期待して待つことにします。


関連URL
http://eiga.com/buzz/20100215/5/



#1522 
Ken 2010/04/25 12:55
>コンピュータ教育

こんにちわ。
アメリカの大学院では、おっしゃるようなネット技術を利用し、その大学へ行かなくても(たとえば日本にいながら)、単位をとり卒業もできるという話を聞きましたが、日本でもそういう時代が近づいているのですね。これなら、私のように20年以上も前に社会人になった人間が、仕事を続けながら、あらたに大学教育を受けることもできそうです。インタビューの中でアジモフが言っているのは、まさにこのことですね。

それにしても、若いうちから、こういう技術を利用できるあなたの世代は、やっぱりうらやましいです。(笑)。
海外の学生と友人になる機会も、きっと多いでしょうね。



#1521 
コルサンター 2010/04/21 22:06
コンピュータ教育

 お久しぶりです(数年ぶりの書き込みなので、この挨拶は適切ではないような気もしますが^^;)。

 Kenさんが指摘されているコンピュータ教育についてですが、いま実際に大学に身を置いている私からも一言。

 私が在籍している大学では、全講座にそれぞれ専用のBBSのようなものがあり、担当教員と受講者がそこで課題のやりとりやディスカッションを実名で行えるようになっています。また、教員の講義を収録した映像に連動して、PowerPointの板書が表示されるオンデマンド講座なども存在しています。
 他にも、提携を結んだ海外の大学の学生と、映像・音声によってクラス単位で英語による議論が行えるシステムや、1対1で英字によるチャットができるシステムなど、語学教育でのインターネットの活用は盛んです。



#1520 
Ken 2010/04/11 22:43
F・ジスカルドさんへ

あなたは13歳でしたね?
私は、あなたより30以上も年長ですが、アジモフが言っている「コンピュータによる教育」について、心底から、あなたの世代がうらやましいです。中学どころか、私が大学生のときでも、何かを勉強するには、自分で買うか図書館で借りるかした本によるしかなく、ウィキペディアなんて想像すらできませんでした。もし今、私が中学生だったら、学校なんかへ行かず、ひたすらコンピュータの前に座って、いろんなことを勉強しようとするかもしれません。(もちろん、現実にはそんなこと不可能ですが。それに、アジモフもインタビューの中で、人間づきあいを学ぶ場としての、学校の価値は認めていますし)

とにかく、あなたの世代がうらやましいです。もっとも、アジモフ的視点にたつなら、それはどの時代に生まれてもいえることで、私の父の世代は私の世代をうらやむだろうし、あなたが今の私の年齢になったときは、その時代の中学生をうらやむのでしょうね。

それにしても、アジモフという人は、歴史を学び、そこから未来を予測するのが、じょうずですね。彼が創作したキャラクターの中で、最も本人に似ているのは、やはりセルダンですね。



#1519 
F・ジスカルド 2010/04/09 21:54
>インタビュー動画

 動画を見ました。意味まで書いてくださってありがとうございました。アシモフの映像を見るのは初めてで、新しい視点からアシモフを考えることができました。




#1518 
Ken 2010/04/05 07:15
インタビュー動画

私もyoutubeで、アジモフを検索したところ、いくつかおもしろいのが、みつかりました。たとえば、下記は、ジャーナリストのビル・モイヤーズによる、アジモフのインタビューです。

パート1:http://www.youtube.com/watch?v=1CwUuU6C4pk
パート2:http://www.youtube.com/watch?v=CJAIERgWhZQ&feature=related
パート3:http://www.youtube.com/watch?v=FEHtt5sGbTw&feature=related

冒頭で、インタビュー当時の最新刊が紹介されており、そこから1987年、亡くなる5年前の収録と分かります。
アジモフ作品を多く読まれている皆さんでも、アジモフ本人の動く映像を見、声を聞く機会は、あまりないのではないでしょうか?よろしければ、一見をお勧めします。

インタビューは、当然ながら英語なので、内容を簡単に紹介しておきます。

非常に広範な分野を対象に著述しているアジモフですが、その秘訣は、知識を得ることを楽しむことだ、といいます。たとえば、自分は化学者だが、著書は化学より天文学の方がずっと多い。化学は仕事だけど、天文学は「楽しみ」で、だからこそ、のめり込むように学んだ、と述べています。

その後は、コンピュータの役割を中心に話が進みます。1987年当時といえば、パソコンが一般人でも買えるようになり、インターネットの普及も数年後に控えている時期でした。アジモフの話の要点は、

(1)技術の進歩にとり、人間は、より創造性を求められるようになったこと
(2)そのための教育は、コンピュータがもたらすこと

となります。ここでモイヤーズが、「機械による教育では、人間らしい教育にならないのでは?」と疑問を呈しますが、アジモフは、「そんなことはない。むしろ逆だ」と答え、理由を説明します。その説明が、いかにもアジモフらしく、歴史の解説を含むものです。

ずっと昔、教育といえば家庭教師による個人授業でした。生徒が一人だから、完全にその人に合わせた、理想に近い教育ができた。ただ、そんな教育を受けられるのは、一部の金持ちだけでした。
近代になって学校教育が普及すると、誰でも教育を受けられるようになります。これは大進歩ですが、ただ、先生と生徒が1対多の関係になり、個々の生徒の実情に合わせた教育ができなくなりました。
しかし、コンピュータを通じて学べるようになれば、昔のように1対1の関係に戻るので、柔軟な学び方ができます。たとえば、野球の好きな人なら、「防御率」などの数字を追いかけるうちに、その意味や算出法に関心を持って調べるようになり、それが数学センスの向上につながるでしょう。
このような学び方なら、生涯学習も容易です。

むしろ、現行の学校制度の方が、機械的に硬直したものにならざるをえません。内容は一律のお仕着せだし、教育を受けるのは、青少年に限られます。

アジモフは、また、勉強することのメリットとして、世にはびこる迷信のたぐいに惑わされなくなる、と述べています、このあたりは「いかにも」という感じですね。



#1517 
徹夜城(第一発言者) 2010/03/17 23:37
Youtubeにみるアシモフワールド

>kenさん
 百科事典縮刷版へのコメント、どうもです。8年もほったらかしにして今頃作業を再開したわけですが、やる気が起きてるうちにポツポツとやっていきたいと。
 
 アシモフと映画のことですが、確かにあの「どんでん返し」は映画化しにくい、というのはありますね。特に「序曲」。あれにはやられた!と思った方も多いはず。

 さて映画ということでふと「ファウンデーション」のその後の動きはないんだろうか?と気になりましてちょこっとyoutubeで「Foundation,asimov」などと検索をかけてみました。すると個人が勝手に作った「ファウンデーション」予告編なんてものまで見つかるのですが(笑)、それより注目してしまったのは向こうのアシモフファンが作ったのであろう「アシモフ世界ガイド」の動画でした。

☆Guide to Isaac Asimov's Foundation-Foundation series
http://www.youtube.com/watch?v=tZIGHbDsZl0&feature=related
…ファウンデーションシリーズの大雑把なガイド。シリーズ初版本と思われる表紙絵、それと出所が気になるイラスト(本の挿絵か、宣伝用イラストか?)が出てきます。このイラストがなかなかカッコイイ。

☆Guide to Isaac Asimov's Foundation-Empire series
http://www.youtube.com/watch?v=9E95nwXQgH0&feature=related
…「トランター帝国もの」三作の紹介。こちらは表紙絵が出るのみです。

☆Timeline of Asimovian universe
http://www.youtube.com/watch?v=PKeLFfLq__4&feature=related
…「われはロボット」からベイリ&ダニール、トランター帝国、ファウンデーションへと続くアシモフ未来史を年号付きで俯瞰する動画。こちらもイラストが入ってます。



#1516 
Ken 2010/03/17 02:52
>銀河百科事典縮刷版、更新!

編纂作業、ご苦労様です。
未来史研究報告に、ファウンデーション紀元について、投稿しておきました。

〜アジモフと映画の相性について

一般的に、相性が悪いと言えるかどうか・・・
「アイ・ロボット」は論外ですが、ロビン・ウィリアムスが演じる「バイセンテニアルマン」は秀作だと思ってます。「停滞空間」なども、良い子役を得れば、優れた映像作品になるのではないでしょうか。一方で、「最後の質問」などは、映像にしようがないですね。

ただ、私を含めて、本掲示板に来るような人の問題は、原作を知っていて映画を見るってことなんですよね。なにしろ、多くのアジモフ作品の醍醐味は、どんでん返しの結末にありますから、原作を読んだときと同じ感動を映画から得るのは、本質的に無理があるともいえそうです。「バイセンテニアルマン」の成功は、「どんでん返し」型の作品ではない、点にあるのではないでしょうか?



#1515 
徹夜城(第一発言者) 2010/03/15 11:33
銀河百科事典縮刷版、更新!

 恥ずかしながら8年ぶりの更新です…(^^;)
 まぁとにかく気まぐれ屋ですので。なんとなく気分が乗ってしまうと一気呵成にやってしまうというのは、つい先日「南北朝列伝」の作業のなかで自分で再確認しちゃいました。
 最近新規来訪者も多くなってるし、もしかすると「ファウンデーション」映画化かもしれないし…ということもありまして、とりあえず「ファウンデーション」より「心理歴史学者」「百科事典編纂者」「市長」の3編について解説ページと各種項目を「銀河百科事典縮刷版」に収録しておきました。
 僕も久方ぶりにシリーズを再読してまして。だからだいぶ忘れていることも多く…とくにこれから読む予定の「ファウンデーションの彼方へ」「と地球」「への序曲」「の誕生」についての情報はあまり明確には書いてません。記憶違いもあるかもしれません。
 今回書き加えた項目の記述もあまり厳密なものではありません(なんせ作業期間はここ4日程度です)。だからその項目の記述に疑問点やご意見がありましたら、ぜひぜひ「未来史研究報告」の掲示板をご利用ください(ネタばれをさけるためです)。
 実はそもそも「ファウンデーション紀元」の解釈はあれでいいのか、執筆者も自信がないんですよ(汗)。「ファウンデーションの勝利」原書巻末の未来史年表だと見解が二年ずれておりまして。

 ついでにトップページの各コーナー入口の配置を入れ替えてみました。また掲示板過去ログも整理し、100発言ごとに再編しています。それにしても編集していて実感しましたが、1999〜2001年あたりがずいぶん発言ペースが多かったのですね。



#1514 
徹夜城(第一発言者) 2010/03/11 10:56
今頃になって知ったこと

10年も経ってから知る、というアシモフファンとしては情けないことをしてるようですが(汗)。
いつの間にか「夜来たる」って映画化(劇場公開ではなかったかも?)していたんですね。ソフトが出ておりました。
「ナイトフォール・夜来たる」と題されてDVDでレンタルも出ているようです。主演はデビッド=キャラダインと出ております。
監督はロジャー=コーマン…という時点でキワモノになるなと思えちゃうわけですが、やっぱりそうみたい。ネット上でざっと感想を当たると「駄作」という声しか見当たりません。
…まぁ以前から思ってることですが、アシモフと映像ってあんまり相性が良くないんですよねぇ。「ファウンデーション」も不安のほうが多い。

それで、というわけでもありませんが。
実はかな〜〜〜〜り久々に「銀河百科事典」編纂作業を再開しております。とりあえず「ファウンデーション」から手をつけます。これまで「われはロボット」しかやってませんでしたが、やはりここは大本命の「ファウンデーション」からやってみるかと。
もうちょっと待っててください。



#1513 
ウェンデルアース 2010/03/06 02:50
>停滞空間

いいですよね「停滞空間」
グッときます。



#1511 
F・ジスカルド 2010/02/21 21:04
短編集

 すみません。意味不明な書き込みをしてしまいました。
 「木星買います」と「停滞空間」を古本屋で手に入れました。SFのみならずミステリーやサスペンスの要素も含んだ、すばらしい作品群です。ネットでも手に入るようなので、おすすめします。



#1509 
夜明けのジャミラ 2010/01/31 00:27
有難うございます

KENさん、分かりやすい回答を頂き有難うございます。
「ロボット」&「ファウンデーション」はSFというより 謎を解いてゆくミステリーと読んだほうが楽しめるそうですね。





#1508 
Ken 2010/01/29 21:53
夜明けのジャミラさんへ

はじめまして、Kenと申します。

私個人の意見ですが、各作品を初めて読むのか、再読なのか、によるのではと考えます。

初めて読むのなら、各作品の発表順でしょう。「ロボット」シリーズと「ファウンデーション」シリーズの発表順は、

ファウンデーション、ファウンデーション対帝国、第二ファウンデーション、鋼鉄都市、はだかの太陽、ファウンデーションの彼方へ、夜明けのロボット、ロボットと帝国、ファウンデーションと地球、ファウンデーションへの序曲、ファウンデーションの誕生

ですね。理由は次のとおりです。

たとえば、「ロボットと帝国」の中で心理歴史学が言及される箇所は、読者が心理歴史学を知っている、つまり、すくなくとも「ファウンデーション」を既読である、という前提で書かれていると思います。あるいは「夜明けのロボット」「ロボットと帝国」より先に「ファウンデーションと地球」を読んだら、「ジスカルド」が誰のことなのか分からないでしょう。同様のことが多くみられ、作者は、明らかに、各作品が発表順に読まれることを意識していると思います。

もしも再読なら、アジモフ世界の「通史」として、時代順で読んでみるのが面白いのではありませんか?本サイトの管理人さんが「アシモフ未来史目録」で並べている順です。



#1507 
夜明けのジャミラ 2010/01/29 11:51
読む順番

本棚を整理しているとロボット4作品<ハヤカワ文庫>(鋼鉄都市 はだかの太陽 夜明けのロボット ロボットと帝国)が出てきました。
買ったことも忘れていました>O<;;;;

これを機会に過去挫折したファンデーションシリーズとあわせて読もうと思います。
読む順番ですが・・・

@ ロボット4作品を全部読んでからファンデーションを出版順に。
A ファンデーション全冊を読んでからロボットシリーズへ
B 鋼鉄都市→はだかの太陽→夜明けのロボット→ファンデーションの彼方へまで読む。
  ここで中断、夜明けのロボット→ファンデーションと地球→ファンデーションの序曲

どれが おすすめでしょうか?
お手数かけますが宜しくお願いします




#1506 
徹夜城(第一発言者) 2010/01/20 22:33
2010年、そして三原則

 変なタイトルを付けましたが。
 実は今年になっていい機会、と思い、アーサー=C=クラークの「2010年宇宙の旅」を初めて読みました。映画のほうは見てたんですけどね。
 「ついに2010年到来!」というわけで、昨年末にハヤカワ文庫で新版が出ていたのでそれを買って読んでみました。

 映画は大筋では原作に忠実に作ってあるので、先に映画を見ている僕などはずいぶんすらすらと読めました。もっとも映画のほうは米ソが核戦争一歩手前までいってしまうという原作にないオリジナル要素があってサスペンス度がかなり高くなってます。もちろんその要素がいっさいない原作のほうが「未知なるもの」との遭遇に集中できますし、テンポはかなりいいのでスイスイ読めますが。
 映画「2001」では不気味な印象ばかりが残ってしまうコンピュータHAL9000ですが、「2010年」ではその点がずいぶんすっきり整理され、最後には何やら感動まで残してくれます。このHALの描写なんかはアシモフチックだな、と僕などは映画版を見たときから思っていたのですが。

 さて半ば強引にアシモフにつなげましたが、今頃になってこんなものがあったことに気付きました。

 「千葉大学ロボット憲章」
http://www.chiba-u.ac.jp/general/robot/robot.html
 この「第4条」にご注目(^^)
 実は千葉大は僕の母校でありまして、そのつながりでもビックリしまして(笑)。まぁ僕は史学科ですからロボット開発とは一切縁がございませんでしたが。
 でもアシモフとの出会いは千葉大の生協書店で買った「銀河帝国の興亡」だったんですよね。



#1505 
F・ジスカルド 2010/01/19 22:55
大分賑やかに

 しばらく忙しく来れなかった間に賑やかになっていますね(まさか僕以外に中二のアシモフファンがいるとは・・)。仲間が増えてうれしいです。
 驚くべき偶然の一致ですが、たまたま僕は冬休みに「星を継ぐもの」を読みました。ラストが圧巻ですねえ。ここまで印象的なラストは「宇宙のランデヴー(A・C・クラーク)」と「ファウンデーションと地球」ぐらいのものでしょう。この本を読んで、J・Pホーガンの本も集めてみようと思いました。



#1504 
良きサマリア人 2010/01/10 17:55
恥;

指摘されてニックネームの打ち間違いに気づきました。
お恥ずかしい限りです。
私も翻訳本を読むたびに宗教的な記述にひっかかっていたので、成人して後、聖書を読み物として読んだくちです。最初はサマリア人って何?でした。
このところ、「ダヴィンチコード」などを読むおりに聖書を読んでおいてよかったと思ったりして、アシモフに感謝しております。
ところでジェラシックパークの原作は読んでいませんが、虫の閉じ込められた琥珀は私の自慢のコレクションの一部です。今度は原作も読んでみます。



#1503 
Ken 2010/01/10 15:13
良きサマリア人さんへ

「ソマリア」ではなく「サマリア」人ですね。最初は、アフリカの方かとも思いましたが(笑)。「良きサマリア人」の話は、私も好きです。(実は、私、本物のバイブルより先に、アジモフの「ガイド」を読んだくちです。)

「夜来たる」
やはり「停滞空間」に収録の「最後の質問」は神への、「夜来たる」は宗教(狂信というべきか)への作者の観点が示された、傑作ですね。

「星を継ぐもの」
たしかに、幻想に流れず、科学的姿勢を貫いた作品だと思います。私が読んだ中では、クライトンの「ジュラシック・パーク」と双璧ですね。
もっとも、ここまでシリアスな姿勢を示されると、読む方も「突っ込み所」を真剣に考えてしまいます(笑)。
・ミネルヴァ崩壊前後の、角運動量保存を検証すべきでは?
・「コリエル」なんて、固有名詞の読み方まで、分かるのかいな?
とか・・・



#1502 
良きサマリア人 2010/01/03 18:15
追伸

いまさらですが
My favorite Asimovは「夜来たる」でしょうか。
私がアシモフを読むようになった頃はまだ邦訳が無い状態、あるいは絶版で手に入らなかったのですが、解説などで知り、ぜひ読んでみたいと熱望していたことを思い出します。
シルヴァー・バーグとの長編版も読みましたが、最初の簡潔な短編のほうが好みです。
皆さんのあげているホーガンの作品も好きです。「星を継ぐもの」を読んだときは手汗で本がグズグズになってしまいました。
最近では「深海のYrr」フランク・シェッツィング著が良かったです。
この一月はSFからは離れて、ピーター・トレメイン著の「フィデルマ」シリーズを一気に読んでしまいました。
ミステリーも好きな私はこの修道女に夢中。
歴史好きな方にもお勧めです。
7世紀の古代アイルランドの文化的水準の高さに圧倒されますよ。
長くなりますが、皆さんの二年前頃からの書き込みを読み、アシモフファンって少ないと実感している私はそうなんだよなぁと共感しています。まず身近にいませんよね。
寂しい限りですが30年以上この状態に甘んじていた私には慣れたものです。
読むだけで楽しいこのスレは私にとってかなり貴重です。



#1501 
良きサマリア人 2010/01/03 16:03
明けましておめでとうございます

Kenさん、解答ありがとうございます。
早速「停滞空間」を掘り起こして読んでみます。
生活必需品として日々活用している電化製品、
理論的にはわかったつもりでいますが、TVやFaxでさえ、よくよく考えてみれば
ほとんどブラックボックス化している私には
このような技術の恩恵にあずかることはむしろ僥倖かも知れません。
本当にアシモフの先見性には驚かされます。
日常の煩雑さに追われている身ではありますが、まったりとしたこの伝言板は案外マイペースで続けていけるような気がしています。
さて「停滞空間」の次は年表どおり銀河帝国興亡記を時代を追って読み進めてみようかと新年に誓っています。



Mon Oct 23 20:26:44 2017
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