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#1100 
つる 2002/10/18 22:24
コレステロール

「アシモフに関することならなんでも」 との心強いサブスクリプトに支援されてクエスチョンです。

はじめまして(というべきでしょう。ROMは長いのですが・・)。
つると申します。

Dr.アシモフのエッセイで、コレステロールについてまとめた長文があったはずなのですが、手元を探してもみつかりません。
知見のある方、ヘルプでございます。
どうぞよろしく。




#1099 
マルチヴァク 2002/10/13 23:30
>ろくさん

「聖書を科学する」は、創世記に科学的な立場からコメントしたものですが、アシモフ博士これだけじゃ終わりません(笑)。ギルガメッシュ神話との共通点や、隠しきれない多神教の名残りまで厳しく指摘してて楽しいです。自分はネット宗教書専門古書店で入手しました。今もラッキースターと教養文庫の科学エッセイ狙いで古書サイト(スーパー源氏とか日本の古本屋などあちこち)週一回検索してますがなかなか引っかかりませんね。時々探求本登録もしていますが、殆ど反響ありません。そんなにマイナーかな?と悲しくなります…でも頑張る(笑)。アシモフ本についてだけは根性あります!(わはは)

http://www.h5.dion.ne.jp/~multivac


#1098 
ろく 2002/10/12 23:08
わお

>マルチヴァクさん
「アジモフ博士の聖書を科学する」
すっげー読んでみてーー(笑)!

あの無心論者のドクターが宗教書にどんな科学的解説を書いてるのか、大変気になります。でもそれも入手困難書なのですね(T T)。残念です。もしお差し支えなければ内容を・・・って、一種のネタばれになっちゃうから駄目ですか。うう、本当に残念です。自分も探してみます。

話は変わりますが、ラッキースターシリーズ、{木星のラッキースター」「シリウスの侵略者」はおぼろげな記憶ながら私も昔読みました。今思うに、ああいったどんでん返しのラストが好きなのは子供の頃からの嗜好のようです。あのラストを味わいたくて、何度も読み返した記憶があります。
それ以外の2冊は読んでいませんでした。ああ、これも読みたいなあ。ぜひとも復刊して欲しいものです。




#1097 
マルチヴァク 2002/10/09 21:34


>ウェンデル・アース さん
>3冊ともDr.得意の謎とき形式で、子供向けとは思えないほど良い出来です。

ますます読みたくなってきました…。自伝を読むと、なかなかご本人もお気に入りだったようですし。ああ、何処かで出回っていないかな?でも同じくずっと探していた「アジモフ博士の聖書を科学する」を最近首尾良く入手したところですし、この勢いでなんとか(笑)。やはりこまめにチェックして行くしかないですね。



#1095 
ウェンデル・アース 2002/10/08 22:21
ラッキースター

 ラッキースターシリーズは「木星のラッキースター」「太陽系の侵入者」「小惑星の海賊」は読みました。岩波のが小学校の図書室にあったのです。(小惑星の海賊は大学の時に古本屋で見つけました)
 3冊ともDr.得意の謎とき形式で、子供向けとは思えないほど良い出来です。
この中で、ロボット指数が比較的高いものは「木星のラッキースター」でしょうか。
 「天狼星の侵略」と「太陽系の侵入者」は同じ内容で、最後のどんでん返しにやられました。
 「水星」については全く分かりません。



#1094 
マルチヴァク 2002/10/06 23:04
電脳惑星

>ろくさん
その通りです。電脳惑星シリーズは名前と設定を貸して、最後にチェック入れているだけです。内容もそれ程面白いとは…(笑)。ラッキースター・シリーズは是非読みたいのですが、入手までの道のりは遠そうです。どなたか既読の方いらっしゃいませんか?

http://www.h5.dion.ne.jp/~multivac


#1093 
ろく 2002/09/30 01:04
絶版もの

「電脳惑星」シリーズは絶版なのですか?知りませんでした。
以前図書館で見かけたのですが、(共作ってことはアシモフは名前と設定だけ貸してるに違いない)と勝手に一方的な思いこみをした結果、読まなかったのですが・・・悔やまれます。
そして、マルティバク様、ありがとうございました、其方のページから思わず復刊どっとこむへ行って投票してきてしまいました。ラッキースターシリーズが入っていたのは<SFロマン全集>だったんですね。懐かしいタイトルが並んでおり、感涙ものでした。



#1092 
マルチヴァク 2002/09/28 19:50
追伸です。

書き洩れましたが、「ラッキースター・シリーズ」は日本語訳では著者名アシモフで出版されています。「天狼星の侵略」「小惑星の海賊」が角川書店 、「水星基地なぞ」が講談社、「木星のラッキー・スター」「太陽系の侵略者」は岩崎書店から出版されています。ご参考まで。  


http://www.h5.dion.ne.jp/~multivac


#1091 
マルチヴァク 2002/09/28 19:42
アシモフのロボットもの

角川文庫の「電脳惑星」シリーズでしょうか?(一巻目のタイトルは「ロボット・シティーを探せ!」)キュービ・マクダウェルとの共著になってます。確かシリーズ3作翻訳されてると記憶してますが絶版です。別名義のSFですと、ポール・フレンチ名で発表された「ラッキースター・シリーズ」がありますが、これは少年向けですし、ロボットものには区分されていないようです。「電脳惑星」シリーズは極稀にですが古本屋で見かけますが、「ラッキースター」は自分もここ2年古本屋やネット、オークション等探し回ってますが全く見つかりません…入手まで何年かかるやら。

http://www.h5.dion.ne.jp/~multivac


#1090 
Kidd 2002/09/28 15:55
教えてください

ロボットの時代の解説(水 鏡子)でロボット長編3冊あり、1冊はアシモフ名義でないが翻訳されていると書かれてます。
本の題名、ペンネーム等をご存知のかたがいれば教えて下さい。
尚、解説時点では夜明けのロボット等が書かれてない時代です。




#1089 
【RIKI】 2002/09/27 10:17
なつかしい。

おひさしぶりです。
懐かしいタイトルがいろいろと話題に上っていますね。
最近の自分的トピックは<デューン>シリーズの最新刊と、<新・知性化戦争>の続きはいつでるのかだったりしますが…(笑)

ホーガンの初期作品は文句無しに面白いので読んでおいて損はないですよ〜。
一部については拙作HomePageにて紹介もしております(^^)



http://www.01.246.ne.jp/~riki01/


#1088 
ろく 2002/09/22 23:17
オススメとは・・・

今日名駅の本屋に行くと、<近鉄○ッセ店員オススメのSF&ミステリー>というコーナーがあり、そこにホーガンの「星を継ぐもの」が置いてありました。
あ、あのお勧めの・・・ と思い、図書館でも見付からなかったし、買ってしまいそうになったのですが、しかしふと気づくと<SFオススメ>なのにアシモフが入っていないではありませんか! ○ッセの店員、駄目!
ということで本は買わずに帰ってきてしまいました。惜しかったかなぁ。



#1087 
TORI 2002/09/14 01:09
首都高速…

「未来都市ブラジル」では首都高速が使われてたと思います。
それを知ってから見てしまうと、よくある白い街灯(?)がとても日本風で、親近感、いえ現実味があります。

それにしてもディックは映画化なりまくりですよね。原作というより、デックの持つ不安定さというか、退廃さというか、ムードが「こんな世界を映画にしてみたい!!」と思わせてるのではないかと思っています。
他の方が書いた、ブレードランナーの続編も一度読んで見たいものです。…が、順番は一生来ない気がします。(ローダンと、スタートレックが…。)

第一発言者様…「依頼じゃ…」、…。いえ、いつまででも待ちます…。頑張って下さい。掲示板見るたびに、この二人がお出迎えなのがなんとも、楽しいのでした。



#1086 
ろく 2002/09/13 00:07
映画

>第一発言者様  TORI様  ありがとうございます。
未来世紀ブラジルはかなり前に見たはずですが、東京が使われていることは全く知りませんでした。
そして惑星ソラリス、見てみようと思ったのですがあいにくレンタルショップでみつからず、とりあえず(まだ見たことがなかったので)ブレードランナーを借りてしまいました。
こちらは「これも東京?」と思うほどアジア色が強く、その辺りを気にしているだけでも面白かったです。
吹き替え版だったため、地で日本語で喋っているオヤジにひとりで受けていました。しかし、原作とは・・・骨子を借りてきただけのような作品ですね。映画の完成度の高さに感心しましたが、公開後、監督の作り直した版というのも見てみたいものです。

さて。惑星ソラリスは、どこのレンタルショップで見付かるでしょうか。




#1085 
ふいごのマロウ 2002/09/12 20:52
エドガー・アラン・ポーはですね

エドガー・アラン・ポーには
『ハンス・プファアルの無頼の冒険』という短編があるのですが、
当時の科学技術で月に向かう話なんですよ。
まあ、SFというよりは法螺話なんですが。
原作は1835年6月に発表されています。

創元推理文庫の『ポオ小説全集1』に掲載されていますので、
興味のあるかたはどうぞ。



#1084 
IK 2002/09/10 08:37
そうなんですか

「未来世紀ブラジル」でも東京が…。地中海の迷路のような街並みが印象に残ってるんですが、確かに細かい内容は思い出せない。欧米人にはギミックな雰囲気がそそるのかも知れませんね。現に住んでいる者にとっては鬱陶しい風景ですが…。

http://homepage3.nifty.com/countryroad/index.html


#1083 
TORI 2002/09/09 21:10
未来都市…

「未来都市ブラジル」という作品でも、使われてましたよね。どんな映画だったかは忘れましたが…。



#1082 
徹夜城(第一発言者) 2002/09/09 16:35
未来都市・東京

>ろくさん
東京が「未来都市」に見立てられたのは実はかなり古い前例があります。
スタニスラフ=レムの有名SF小説をソ連のタルコフスキーが映画化しこれも古典的名作になっちゃってる「惑星ソラリス」という映画がありますが、この中で最初の方で描かれる地球の未来都市は東京でロケされているのです。やはり高速道路と高層ビルがある光景が「未来都市」に見えたようなんですね。映画では車で高速を疾走している様子を車内から撮影しています。
 なお、この作品は1972年の公開作品。30年も前に東京は「未来都市」に見立てられていたのでした。



#1081 
ろく 2002/09/08 23:18
バローズ

といえば?
火星シリーズしか読んだことがなかったのですが、ふと思いついて今「ターザン」を読んでいます(創元SFに入ってるけど、これはSFなのかなあ・・・?)。
しかし、面白いことは間違いないですね。時代の風物詩を気にしなければ。さすがバローズです。最近「海底2万海里」とかいろいろ読み返しているのですが、年代を越えているものにはやはりそれだけの何かがあるようです。

>にょんさま 電脳でSFな風景の近くにみえるとは羨ましい。タイって良い国ですね(^^)。
日本でも最近はその気になれば、SFちっくな風景が見られるようになりました。高層ビル群と高速の入り交じっている様子など見ると、子供の頃思い描いていた未来都市がここに、と思ってしまいます。ってことは今未来都市の住人?かっこいいですね(*_*)。



#1080 
にょん 2002/08/28 23:47
IKさまへ

そうですよー。わたしはにょろではなかったのです。でもニョロニョロはかなり好きです。

「ヤンキー」については初耳です。ぜひ読んでみたいです。また楽しみが増えました。
それからDVDについて、何と行ってもコピー大国タイのことですから、なんともいえません。封切り以前にDVDが出回っちゃうなんてことも当たり前の世界です。映画自体も日本より早く封切られることが多いことですし。わたしはすでに「スターウォーズ、エピソード2」のも見かけてしまいました。でも、我が家はプレステ2を使っているのですが、コピーものは見られないのですよね。こちらには、安いコピーのゲームソフトやDVDソフト売ってるんですけどね。悪いことはできないものです。

ちなみにゲーム機自体がコピーのものを使うと、コピーソフトのみ使えたり、コピーソフトも使えるよう改造してくれるとろもありです。タイの技術、侮れないです。

その手の店に行くと、まさに渾沌とした電脳世界そのものの風景が広がっていて、SFチックです。結構そんなところも楽しんでいます。ちょっと古いですが映画「ブレードランナー」に出てきたダウンタウンみたいです。ちょっと本題からはずれた書き込みになってしまいました。では。





#1079 
エイジス6世 2002/08/25 23:21
国語の教科書にアシモフ博士

以前(♯968)、ここに書き込みしたことの続きです。
小6の国語の教科書(下)が学校に届きました。
読んでみるとロボットはじめ科学技術関係の説明文でした。
その中にちゃんとありましたよ!
「アメリカの科学者で作家のアイザック・アシモフ」
つづいて、『わたしはロボット』という本の名前と
3原則について触れていました。
しかも3原則は少し簡単な表現になっているものの
例の文章が登場していました。
うれしいです。
物語じゃないのが残念ですが、
早く、ここの授業がしたい!
と思う日々です。
さっそく2学期から学級文庫に
『われはロボット』を入れようと考えています。
楽しみ、楽しみ・・・。






#1078 
ろく 2002/08/21 22:42
お詫び

あっ すみません。おーかしーなー、IKさんと書いたつもりだったのに(^^)?
いえ、ほんとに失礼しました。

「アーサー王宮殿のヤンキー」情報ありがとうございます。読んでみます。




#1077 
IK 2002/08/21 00:04
ヤンキー

ろくさん、私はIKです(笑)。って、自分もにょんさんを「にょろさん」と間違っていますね(爆)。ムーミンじゃあるまいし…ごめんなさいね、にょんさん。
マーク・トウェインは文豪と呼ぶにはあまりに軽い感じがしますが、やっぱり文章、構成といい、静かなる文豪です。「ハックルベリィ・フィンの冒険」もすごく深い内容を持っていて…。
ヤンキー…これを読んだのは小学生の時ですが、そのとき既に、ヤンキーとはそういうものでしたね(笑)。でも、他にどう訳せばいいんでしょう(笑)。「アメリカ北部人」とかかな。
「アーサー王宮廷…」は、主人公が科学でもって素朴なケルト人を騒がせるという内容ですが、ちょっとアメリカ人らしい「いやらしさ」があるかも(笑)。いかにも宣教師的な態度が鼻につくところがなくもないです。マーリンがひたすら可哀想…。
ただ、主人公の言う科学技術が所詮は19世紀末のものなので、アナログでそこも笑えるところです。とにかく構成がしっかりとしています。
ぜひ、ご一読をおすすめします。



#1076 
ろく 2002/08/20 23:35
ヤンキー

>ITさん 「アーサー王宮殿のヤンキー」面白いのですか?
ずっと前からタイトルだけは知っていて気になっていたのですが、
そのタイトルのあまりのインパクトに読んだことがありませんでした(自分の世代にとってヤンキーって言えばもう・・・けして<アメリカ人>の事でも<アメリカ北部人>の事でもありませんでしたとも、ええ。もちろんコンビニ前でたむろってるにーちゃんの話でないことは、頭ではわかっているのですが)。
でもこうしてご推薦の言葉を聞くとちょっと安心しますね(何が?)。
機会を捕まえて読んでみたいと思います。



#1075 
IK 2002/08/20 18:11
タイムマシン読了

創元社文庫の「タイムマシン」を読了しました。ウェルズ全集と銘打っているからには他にも出ているんでしょうが、書店にあったのはこれだけ。amazonで注文してもいいんですけど、とりあえず、「タイムマシン」を読んで、どうだかな〜、と感じてしまい、見合わせてます。
訳が古い…。初版が1962年? さすがに生まれてませんわ(笑)。元の英文も硬そうな感じですね。かなり気合を入れないと頭に入っていかない。
タイムトリップ物と言えば、マーク・トウェインが「アーサー王宮廷のコネティカット・ヤンキー」を書いていますが、あれは面白かった。ウェルズとほぼ同時代の人なんですが…。
内容はオーソドックスですね。もちろん、ウェルズがSFそのものの開拓者だった訳ですから、オーソドックスなのも当たり前ですが、現代の読者にそのまま通用するか疑問。電球を発明したのはエジソンですが、彼の白熱電球が現在も一番明るいという訳ではないように。

にょろさん、ごらんになったDVDは多分、現在公開中の「タイムマシン」とは違うのではないでしょうか。まだ公開しているのにDVD発売なんてことあります? 
でもタイ語の字幕つき…。タイで先行発売されたんでしょうか。



#1074 
にょん 2002/08/11 02:01
ひさびさに・・・

書き込みします。ウェルズの話題ですね。実は今日CDショップをのぞいていたら、DVDコーナーに「タイムマシン」があり、ちょっと手にとってしまったので、思わず書き込みました。たぶんみなさんが話題にされている作品ダと思います。インディージョーンズ風の主人公と、美女、そして少年が表に書かれていました。たぶん英語版で、タイ語の字幕つき、だと思います。

わたしは、「タイムマシン」の公認?続編「タイムシップ」から入りました。そのあとで、やはりこれは原作を読まねば、ということで今ベッドサイドに「タイムマシン」(創元文庫)が置いてあるのですが、実はなかなか頭に入ってこないで、進みません。19世紀末の雰囲気に入り込めないのか、文体がダメなのか、うまくマッチしないようです。

小さい頃、「魔法を売る店」という短編を、子ども向けの本で読んだのですが、あれはたぶんウェルズ作だったと思います、それはとてもおもしろくて今でも印象に残っているのですが。今回読んでいるのは、「ウェルズSF傑作集」という文庫からなのですが、ウェルズに関してはSFテイストより、幻想的な作品の方が、わたしにはあっているようなのでした。

久しぶりにずらずら勝手なことを書き散らしました。では。




#1073 
TORI 2002/08/11 00:28
おなじく

私も読みたいもの、読まねばならん物たくさんです。
勉強じゃないけど、でも読まねばって小説が、使命感というかなんと言うか…。教えていただいたおすすめがたまる一方です。
困った…。



#1072 
IK 2002/08/10 19:10
おお、そんなに文庫に! リターンズ

下は間違ってタイトルだけ送ってしまいました。ごめんなさいね、みなさん。
ウェルズ、そんなに文庫化されているのですか! ダメじゃん、俺…。
これはもう、私の網膜には「ウェルズ」という文字は映らない特殊な病にかかっているか、大神オーディーンの御心によって、私とウェルズは真知子と春樹のようにすれ違うさだめとされているのかいずれかに違いない!
もっと確率的に高いのは私がかなりのおっちょこちょいだということですが。
TORIさん、教えてくださってありがとうございました。
これはもう、盆休みを利用してウェルズを読むっきゃない! ってところですね。
なんだか既に8月31日の小学生のような気分です(笑)。



#1070 
TORI 2002/08/10 00:05
アシモ

アシモってレンタルできるんですよね。たしか年間2千万だったような気が…。
うーん、私は2000万の方がいいなあ(笑)。

ダニールが2000万ならまだ納得ですけれど。
(値段間違えてるかもです。)



#1069 
ろく 2002/08/09 22:22
2足歩行ロボット発現

全然関係ない話ですが、今日生アシモを見てしまいました。一瞬だけど。
転んでも大丈夫なように、吊革に吊られて歩いてたよ〜!

なんだかかんどーでした。



#1068 
TORI 2002/08/09 22:11
えええ?

とりあえず。

「透明人間」早川
「モロー博士の島」早川、創元
「タイムマシン」早川、創元
「神々の糧」早川
「宇宙戦争」創元
「世界最終戦争の夢」創元
勿論全部文庫です…。でてますよおお(涙)。
といいつつ、私には一番問題の「タイムマシン」の記憶が無い…、読んでないのかしら…。ちょっとショック。



#1067 
IK 2002/08/09 19:40
ウェルズ、結構読まれてるんですね

 そう言えば私もウェルズを読んだことがありました。余りにも遠いむかしのことだったのですっかり忘れておりました(笑)。小学生の時、確か鈴木善幸さんが首相だった頃のような…。「透明人間」でしたね。
 しかしその後、一度もめぐり合う機会がなかったのも事実です。どうしてかなあ。私、SFファンではありますが、ちょっとマイナーはライブラリーのことはよく知らないのですよ。早川とか、徳間書店とか、創元社とかから出ていないと極端に出会う確率が下がってしまうのかも知れません。その点、ヴェルヌは「十五少年漂流記」を持っているだけ有利ですね。「80日間世界一周」、私はとても好きで、どうも自己中心的な人間なものであれはとても広く読まれていると勝手に思い込んでいたようです。
 ちょっと世代的に私はヴェルヌに触れる機会が多かったのだと思います。アニメ化された作品が多かったものですから。
 ポーについては実は「大鴉」という詩を諳んじるほど心酔していた時期があったもので、ポー、ヴェルヌと比較するとウェルズには疎遠だったせいで、あのような不届きな発言をしてしまったようです。申し訳ありません。
 ウェルズは晩年、文明評論家へと軸足を移していったようですね。チェスタトンみたいな感じかなあ。単なる作家にとどまらない名声を得ていたようです。
 今度、「タイムマシン」を監督する人はかの人のお孫さんだそうですが、名声が重荷になって変なオリジナリティを出そうとか思わないでくれればいいのですが。TVで映画評を見る限り、余り心奪われる映画ではないようにも思います。
 「ドクターモローの島」は印象深い映画でしたが。



#1066 
ろく 2002/08/08 23:09
H・G・ウェルズ

がーん。ウェルズって、あまり読まれていないのですか。
ポー・・・はともかく(彼ってSF?)、ジュール・ヴェルヌより、SFとしてはメジャーだと思っていました。透明人間もDr.モローも映画化されていますよね?それになんといっても「火星人襲来」、うちの小学校ハードカバーでありましたよ、子供向けのが。(あっ、でもこれがデビュー作とは知りませんでした。第一発言者様、ありがとうございます。それにしてもすごいですねー、20代でこれほどの作品を次々生み出すなんて。)
80日間世界一周とかよりタイムマシンのが読まれてると、少なくとも知名度が高いと思っていましたが、それと実際に読んでいるは、まあ、確かに違うことかも知れませんね。そういえば自分もポーの黒猫、ジュブナイルで読んだっきりです。
ジュブナイルSFシリーズにも「タイムマシン」入っていませんでしたっけ。ほぼ必読の本だと思っていたのですが、ちょっと驚きです。面白いのに!でも、映画は。そうですか。原作とはやはり違うものなのですね。
そう聞くと、それはそれでまた見たくなってきなした。たくさんの情報、どうもありがとうございました。



#1065 
徹夜城(第一発言者) 2002/08/08 22:00
H.G.ウェルズ

うーん、ウェルズって案外なじまれてないのかなぁ…古典であり過ぎ、スタンダード過ぎるのではないでしょうか。だからみんなだいたい話は知ってるけど読んだことは無かったりするのですね。
デビュー作が「火星人襲来(宇宙戦争)」。言うまでも無くエイリアン襲来ものの元祖です。しかも地球外文明の方が地球よりすぐれた科学力を持っていて、こりゃダメだと思ったそのとき、彼らは文明進歩がもたらした思わぬ落とし穴に落ちて敗北する…映画「インディペンデンス・デイ」もこのまんまやっちゃったまさに元祖中の元祖です。
そして「タイムマシン」。当然ながら時間旅行アイデアものの元祖。数十万年後の未来へ行って、絶望的なまでに暗い人類の未来を目撃してしまう。「暗い未来」ものの元祖でもありますね。
その次が「透明人間」だったかな。これもこれ以前に同種のアイデアは無かったと思います。この三作を立て続けに連打したのが彼が20代の時だったかと思います。とにかくどうしてこんなに独創的なアイデアを次々と出せたのか、まったく謎です。だから未来からの時間旅行者がウェルズにアイデアを授けた…なんてまさにSFネタにもなっちゃってるわけです。
実はウェルズにはもう一つの顔がありまして、優れた文明批評家であり歴史家でもあったのですね。思想面でも意外に大きな影響を与えた人物であったということもあまり知られていないように思います。

なお、今回映画化された「タイムマシン」ですが…僕は未見ながら情報を。
監督さんはなんとウェルズ本人の御子孫です(ひ孫だったかな)。しかし予告編を見ただけでも良く分かりましたが、原作のエッセンスは19世紀末(20世紀初?)の時代設定が出てくるぐらいであとは完全にオリジナルのようです。しかも原作の暗いラストじゃ客が入らん、と明るいラストに変えたと監督が明言していました。
僕が見かけた映画評では「少なくともウェルズのタイムマシンではない」と断じていました。



#1064 
TORI 2002/08/08 20:41
ウェルズ

「モロー博士の島」とか「透明人間」がありますけど…、これらはダメなのでしょうか?。
かつてのあかね書房SFなんたら全集には入ってましたし、結構有名だと思うのですが…。
(世代に違いかしら…^^;)
上の2作は覚えてるんですけど…「タイムマシン」は、読んだかどうかも覚えてないです。。タイムマシン系は、同じようなのがいっぱいあって混乱してますので、これを機会に読まなきゃと思ってます。。



#1063 
IK 2002/08/08 20:21
タイムマシン

 「タイムマシン」は殆ど誰も読んでいない超有名作品でしょうね(^.^)。
小松左京のSF読本か何かにSFの創始者としてポー、ウェルズ、ヴェルヌが挙げられておりました。ウェルズとヴェルヌはともかく、ポーは?ですね。「アッシャー家の没落」「黒猫」、とても好きな小説ですが。
 まあ、仮にこの三人をSF創始者だとして、ポーはなお熱狂的な読者がいるし、ヴェルヌもよく読まれていると思うのですが、寡聞にして、ウェルズを読んだことのある人に会ったことがありません。その本さえ見たことがありません。どなたかウェルズを読んだことのある人はいますか。
 もうひとつ、疑問。ウェルズはどうしてH.G.をつけて呼ぶのでしょう。
 ふいごのマロウさん、いろいろとありがとうございました。



#1062 
ろく 2002/08/08 00:33
タイムマシン

スターウォーズや指輪物語の話はよく聞きますが、今上映中(?だっけ)のH・G・ウェルズ原作タイムマシンは、どなたかご覧になりましたでしょうか。
あんまり噂も聞かないってことは、イマイチなのかなあ・・・。

先日夏休み仕様ロボット展を見てきましたが、お子様向けらしかったのですが、大変面白かったです。工業用ロボットのデモンストレーションや福祉ロボットの実演(自分を認識してついてきてくれる)とかあって。歴史年表のトップにはヘパイストスの作った黄金の乙女の話、そして最近の映画・小説欄にちゃんと映画アンドリューが載っており、作ったひと、アシモフ博士のファン?などと思いながら見ていました。



#1061 
徹夜城(第一発言者) 2002/08/03 22:21
ファウンデーションとスターウォーズ

昨日、なにげなく書店に寄って、あるスターウォーズ便乗解説本をめくっておりましたら、「スターウォーズに影響を与えたSF作品」の中にアシモフの「ファウンデーション・シリーズ」が挙げられておりました。それも列挙されている諸作品のトリ、しかも「いよいよ真打ちの登場である」とのコメントつきで。

面白いと思う反面、ちょっと勉強不足も感じなくは無い指摘でしたが、両者の共通点などをいくつか挙げておりました。「ファウンデーション」「スターウォーズ」ともにネタばれありなので、「未来史研究報告」のほうに投稿させていただきました。



#1060 
ぺろらっと 2002/07/26 00:13
復刊ドットコムアシモフ特集

去年、ウェンデル・アースさんがこちらで紹介されていた復刊ドットコムで
[アイザック・アシモフ]特集が組まれているようです。

http://www.fukkan.com/group/?no=1730

早速、「ミラー・イメージ」が収録された「SFミステリ傑作選」に投票して
きました。(といってもDMが来てからもう2週間になるんですけど…(-_-;))

「少年少女世界SF文学全集」、小学校にそ揃っていたのですが、今見返すと
そうそうたる顔ぶれですね。作者も、翻訳者も。余談ですが、このリストを見て
はじめて「ああ、鋼鉄都市は小学校の頃に読んだんだなぁ」と、気が付きました。

自伝も垂涎モノなのですが、昔、大学図書館で見かけたときには辞書級のハードカバー
が4冊並んでいたので、文庫化すると8冊、10冊位になってしまうんでしょうか?少し心配です。

徹夜城さま、アシモフサイトとしてこのサイトを無断で推薦
してしまいました。申し訳ありません。



#1059 
徹夜城(第一発言者) 2002/07/25 21:34
エピソードII見てきました

もちろん「スター・ウォーズ」の「エピソードII」です。
まぁなんだかんだで二時間楽しめることは保証します。ただやはり今後の展開がわかってしまっていることと、旧三部作に比べてキャラが弱いのとで物足りなさは感じますが。
「未来史研究者」としましては、あれで描かれた銀河共和国が、いかにして「銀河帝国」になってしまうのかに注目しています。今度の三部作って思ったより社会性が強いようにも感じますねぇ。
アシモフ世界もなぜ「銀河帝国」なのか、興味の尽きないところです。これは以前にも「未来史研究報告」でやった議論ですが…楽屋的には書き出した当初のモデルがローマ帝国だからだろうとも思えますが、再開後の小説中でロボットたちが人類史の背景に関わっていたことにした際にあれこれ考えたんじゃないかとは思うのですね。その辺は「新ファウンデーション」のお三方もいろいろアプローチしているようですけど、決定打がないみたいで。

>ふいごのマロウさん
お疲れ…なんでしょうか?お体はお大事になさってください。
アシモフも入った基地のアート、拝見しました。隣にホーキング、上方にマーク=トウェインがいますね。アシモフもやはり「国民的作家」なのだろうか…?それとも科学啓蒙家としての知名度かな?



#1058 
ふいごのマロウ 2002/07/23 23:55
新井素子さんはいいですね

私も「星へいく船」シリーズは好きですよ。
「チグリスとユーフラテス」も買いました。
新刊っていうか、2001年3月刊のSFJapanに載ってた短編が
新井素子さんの最新作になるのかな?

ベースに入るには、
http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/web-koho/0207/festival/index.html
に書いてありますが、平成14年8月4日(日)ねーびーふれんでしっぷでー
なんでその日は入れます。

正門からかなり遠い場所にあるので、わざわざ行ってがっかりしてしまうと可哀想なので、
http://www2.sugiyamakiyotaka.com/aquacity/basstop5a.jpg
に写真アップしときました。ちと撮影失敗ぎみですが。

ハインラインの発言というと、
http://www.enter.net/~torve/critics/HeinleinRoP/rahrop1.htm
あたりかなあ?

>徹夜城さま、ウェンデル・アースさま

お元気でしたか?
私は、疲れてます。

>はじめましての皆様

はじめまして。
横須賀在住のふいごのマロウと申します。




#1057 
IK 2002/07/23 20:22


 ふいごのマロウさん、アシモフ、ヘミングウェイなどが描かれているウォール・アートは民間人も入れるエリアにあるのでしょうか。近々、鎌倉を訪ねる予定ですが、出来れば横須賀にも足を伸ばしたいな〜(^.^)。
 アシモフ作品の映像化リスト拝見しました。アシモフはあの名声の割には映像化作品が少ないなあと思っていたのですが、結構されているものですね。ファウンデーションがもしスターウォーズのように映画化されるとして、セルダン博士には誰がいいでしょう。リチャード・アッテンボローなんか適任に思えるのですが、まだご存命でしょうかね(すごく失礼)。
 それと…アシモフのサイトでハインラインの話をするのもどうかと思うのですが、ハインラインがSF大会でマッカーシズム批判をしたことがあると聞き、出来ればその全文を読んでみたいと思っています。Googleで検索したのですがこれといったヒットはありませんでした。どこかweb上で見られないものでしょうか(英文でも可)。ご存知の方がいらっしゃったら教えてください。



#1056 
徹夜城(第一発言者) 2002/07/22 23:31
アシモフフォント

僕も見てきました。ふぉんと、どこが「アシモフ」なんでしょうねぇ(笑)。
一つの解釈はあれは未来の「銀河帝国」において使われているフォントだとか…(笑)。

ところで先ほどNHK衛星で映画版「スタートレック」第1弾を放映してましたね。
僕は以前にこれをビデオでみていて知っていたのですが、エンドクレジットに「ISACC ASIMOV」の名前を見ることができます。科学アドバイザーかなんかだったかな。
アシモフと映像の関わりのリストは「未来史研究報告」に「まこと」さんの詳細な投稿に載っております。貴重なデータですので、未見の方はぜひご参照ください。



#1055 
ウェンデル・アース 2002/07/22 21:17
>アシモフ・フォント

ふいごのマロウ様お久しぶりです、
お元気でしたか?

フォント見てきました。
なぜ、「アシモフ」なのか分かりませんね。
まぁ、ペーパーバックスの表紙によく用いられてるフォントっぽいと
言えなくもないですが。

まだ、Dr.の作品を全て読んでいない人たちは幸いだと思います。
これからいろいろな世界に出会える事ができるのですから。



#1054 
じゅんぱ 2002/07/22 12:54
素子の読書あらかると

中央公論新社 刊(ISBN:4-12-003078-4)
私がアシモフを読み始めたのも、新井素子さんの上記書評を読んだのがキッカケです。
新井素子さんを(コバルト以外で)殆ど読んでしまったので、彼女の推薦する本でも、と思った次第なのですが。
「チグリス〜」以降、新刊でないのかな。



#1053 
TORI 2002/07/22 00:29
さっそく見てきました(笑)

見てきたといってもフォントの方です。うーんたしかにどの編がアシモフなのでしょうね^^。そして他にもクラーク、ハイラインがあるのではと思ってしまいました。ホーガンとかベイリとかも有るのかもしれませんね。

アートの方は…、遠くて直には行けません。やっぱり昔の「猿の惑星風」先生がいらっしゃるのでしょうか(失礼な…。)。気になります。



#1052 
ふいごのマロウ 2002/07/21 23:57
>アシモフの法則

アシモフの法則はなかったですけども、
アシモフのフォントならありました。
(Asimov Sans)
http://www.identifont.com/show?4SS

どこらへんがアシモフなのかよくわかりませんが。

あと、横須賀米海軍基地の5バース側のバス停に、
偉人たちのアートが描かれているのですが、
マーク・トゥエインやホーキング、
ヘミングウェイらとならんで、アシモフもいました。
まさか、潜水艦への出勤途中でアシモフに会うとは
思わなかったので、びっくりしましたね。
まあ、軍人にも敬愛されているんだなあ、と。




#1051 
IK 2002/07/20 09:18
中年を甘やかしてはいけません

 あすかさん、喜んでいただけて私も嬉しい、と言いたいところですが、中年を甘やかしてはいけません(笑)。むやみに中年をつけあがらせると、今後、あなたは仕事帰り飲み屋で中年の「演説」を延々と聞かされるはめになるでしょう(笑)。気をつけましょう(笑)。
 新井さんはやはりあの文体がネックになっているのかも知れませんね。実際以上に「幼く」見えてしまうので、特に若い頃は背伸びをしたがりますから、新井素子なんてと頭ごなしの評価になってしまうのかも知れません。
 私も大学時代は文芸サークルに所属していて、構造主義がどうしただとか、シニフィエとシニフィアンの関係はなどとこねくり回していましたからお仲間の方々はちょっとそうしたスノビズム(かっこつけ)にはまってしまう季節にいらっしゃるのかも知れません。私のスノビズムはそこを突き抜けて更に高くなってしまったものですから(笑)、360度回転して元に戻った感じです(笑)。
 「地球の緑の丘」の補足。これは未来史シリーズの真ん中にあたる短編集で、第一冊目が「デリラと宇宙野郎たち」(この中のオススメは「月を売った男」です)、第三冊目が「動乱2001」です。出版はもちろんハヤカワ文庫です。
 小説「地球の緑の丘」は宇宙航路の盲目詩人ライスリングの物語で、「地球の緑の丘」とは彼が生涯最後に作った詩のタイトルでもあります。
>地球連邦の国歌に…
 と言っているのは、この詩の方ですね。残念ながらハインラインはこの詩の全文を書いてくれてはいないのですが…。さわりの部分をちょっと引用します。

 われら金星の土に朽ちるもの
 その腐った吐息に嘔吐する
 汚れた死のうごめく
 いまわしきその密林よ

 宇宙の星々を次々に回り
 まことの価値を求めたわれら
 連れ帰れかし、いまこそは
 人類の生まれ故郷の星へ
 地球、その涼しき緑の丘に

 まるくそびえる空が呼ぶ
 宇宙飛行士よ帰れと
 総員待機! スタンバイ! 自由落下!
 やがて眼下の灯は消え去り
 地球の子らは船出する
 とどろくジェットを駆って
 地球の民は高く跳躍する
 遠く高く、はるけきところに

 わが生をうけし地球に
 いまひとたび立たせたまえ
 わが目をして、青空に浮く雲に
 涼しき地球の緑の丘に、安らわせたまえ



#1050 
あすか 2002/07/20 02:10
IKさんに感謝!!

 IKさん、ご丁寧なレスどうも有り難うございます。ターゲットですか(笑)。理不尽なんてとんでもない!!むしろ声を大にして「ありがとー」と叫びますよ!!とても嬉しかったです(喜)。色々と詳しく教えてくださったおかげで、これからのSFライフ(?)に大きな一歩を踏み出せる気がします(笑)。
 自分へのご褒美に「ファウンデーション」を1冊ずつ読むことを自分に許す、ですか…いい考えだ(ニヤリ)。でもきっと無理ですねー。だってアシモフですよ!?きっとテスト前でも徹夜して読んで単位落とすんだ…(泣)。
 アシモフ以外のSF作家についてですが、実はハインラインの「夏への扉」は読んだことがあります。アシモフの「われはロボット」を買ったときに一緒に買ったんです。そしてハインラインの本を全部そろえようと決意したのでした(笑)。おもしろい!!ページをめくる手を止められないぞ!!「夏への扉」は何といってもあのオープニングシーンに衝撃を受けました。内容で多少「ん?」と思った箇所もあるにはあったのですが、そんなものは気にならないくらい位夢中になり電車の中で一気にむさぼり読みました。そんな私がなぜハインラインは肌に合わないと言うかというと。その後「月は無慈悲な夜の女王」を読もうとしたのですが…ぺ、ページがすすまない!!何で!?と思いつつ必死に最後まで読もうとしたのですが、結局読みきれませんでした(涙)。今では立派に本棚の肥やしになっております(笑)。それでも「そういうのも1冊くらいあるさ」と自分を励まし「人形遣い」を読み…完全にOUT!とあいなりました。自分でも何でだめなんだろうと考えてみたのですがさっぱりわからずです。が、しかし!!「地球の緑の丘」。題名とIKさんの熱意に押され思わず読んでみたくなりました(笑)。これでハインラインに少しでもなじめたら嬉しいなぁ。
 IKさんも新井素子さん好きなんですか!!私のまわりには彼女のファンは全くいないので小踊りしてしまいました(喜)。「チグリスとユーフラテス」が出たときなんか、本屋で思わずガッツポーズをとって非常に恥ずかしい思いをしたぐらいですよ(笑)。私が言うのも変ですが、優れたSF作家といって頂けて何だかすごく嬉しかったです。この間の書き込みではあんなことを書いてしまって新井素子さんにとても失礼だったなと反省しました。実は新井素子の本を友人に貸すたびにそのセリフを繰り返し聞かされており、いちいち反論していたのですが何だか自信をなくしてしまっていたもので…。そうですよね。そういうことは人それぞれ考え方が違うわけで、私がいいと思えばいいんですよね。何だか開眼した気分です(笑)。「星へ行く船」シリーズは私も大好きで、もう何回読んだことか!!「そして星へ行く船」を読み終わった後、ああこれでこのシリーズはもう読めないんだなと思い、とても悲しくなりました。きっとファウンデーションシリーズを読みきった後もこんな気持ちになるんだろうなぁ。それを思うと読むのがもったいなくなりますね。私、好きなおかずは後にとっとくほうなので(笑)。でも「臓器売買用の子供が飼育される」ということが現実に行われているというIKさんの言葉を読んでびっくりしました。恥ずかしながら私は全く知らなかったもので…。本当にそんなことが行われているなんて、まだ信じられない気持ちです。現実で小説のように解決することは難しいのでしょうね。でもこういうことを知ってよかったと思います。知らないと何もできませんから。
 それにしてもIKさんはいいですねー。だってアシモフ博士がまだご存命中に(なんか言葉がおかしい気が…)リアルタイムで彼の本が読めたわけですから。私なんかは氏亡くなられた後(というか今年の5月位)に読み始めたので、新刊を待つことができないのがとてもつらいです。どんなに待っても新しい作品が発表されることは無いんですよね。読みきったらそれで終わりですし、ファンレターを出したくても出せないんですから(まあ現実に送るとなると英語力の問題がありますが 苦笑)。もっともシリーズものの新刊が出るのを待たずに一気に読めるというメリットもありますが。例えばファウンデーションとかね(笑)。それにアシモフの著作物は無数にありますから、全部探しだすのも大変そうでいいですね。自分は古本屋巡りが大好きなので(特に小さくてちゃんと本の匂いのする所)、そう悲観することも無いかも。



#1049 
IK 2002/07/19 21:00
書き忘れました

 書き忘れましたが、新井素子さんは優れたSF作家です。まあ、趣味はそれぞれですが、決して卑下する必要はありません。
 私も新井さんのご著作は殆ど目を通していますが(「結婚日記」「新婚日記」を含めて)いずれも鋭い感受性を感じました。「星へ行く船」シリーズはとても面白いですね。あれは臓器売買をかなり早く取り上げた小説ではないでしょうか。現実にロシアや南米では臓器売買用の子供を「飼育」しているらしいですが(ちょっとグロくてすみません。でも現実です)、彼女が「星へ行く船」で取り上げた時、まだいかにもSFだったのですが…。悪いことばかり現実がSFに追いついているようです。はぁ。



#1048 
IK 2002/07/19 20:45
あすかさんへ、遅れましたがレスです

 中年になって嬉しいことのひとつは、若い人に知ったかぶりをして指南出来ることです(この間から年齢ネタばかりやっている気がするなあ)。これはビール腹の悲哀を補って余りある甘美な快楽で、今回はターゲットにあすかさん、あなたを選びました(笑)。あなたに拒否権はありません(笑)。これは遠く十七条の憲法で定められております。
 そんな、理不尽な! とおっしゃっても世の中は理不尽なものです。お返しは90年代生まれの人たちにして下さい(笑)。
 ファウンデーションをまだ読まれていないとか。あなたはなんと幸せなおかたでしょう。あの大きな喜び、意外性そのものという結末、あの衝撃の体験があなたを待っているなんて!
 しかしです、あすかさん、「人材は生まれないと思う国には生まれず、いくらでも生まれてくると思う国には生まれてくる」と塩野七生さんの「海の都の物語」にそういう台詞が出てきますが、実際問題としてアシモフ博士ほど優れたストーリーテラーはそうはいません。初めに超一流に触れると、後が辛いかも。
 何か祝い事があるたびにファウンデーションシリーズを一作ずつ読むことを自分に許すという「自分へのご褒美」化するのも一興かもしれません(笑)。すごくストイックでこれはいいですねえ、私にはとても出来ませんけれども(笑)。
 まじめな話、アシモフの小説はかなりとっつきやすく、1ページ目からすんなりと作品世界に入ることが出来ます。なぜでしょうかね? アシモフの基準を他に適用するとかなり辛いというのは事実です。残りのふたりの大御所、ハインラインとクラーク、これにブラッドベリを加えるとしても、比較してアシモフは抜きん出てユーザーフレンドリーな作家です。
 ハインラインなんかは傑出したストーリーテラーであるのは間違いないのですが、アシモフに比べるとやや論理の明徹性に欠けるかも知れませんね。でもハインラインはやはり一度はまってしまえば至福の時間を約束してくれる数少ない作家のひとりですので、読んでみて損はないと断言できます。やはり「夏への扉」あたりから始められたらいかがでしょう? 私が前に言及した「宇宙の孤児」も読みやすい小説だと思います(これは元々ジュヴナイル向けだったという事情もありますので)。私は以前言ったように不老長寿好き(笑)ですので、ぜひ「メトセラの子」や「愛に時間を」あたりまで手を広げて欲しいものです。そう言えばラザルス・ロングとイライジャ・ベイリはちょっと感じが似てますね、うんうん。「月は無慈悲な女王」は評判はとても良い小説ですが、私はハインラインにしては今ひとつかな、と思いました。意思をもったコンピューターという設定がちょっと今となっては手垢がついているように感じるのかも知れませんね。「スターシップトルーパーズ」の原作、「宇宙の戦士」もある意味、とてもハインラインらしい小説ですが、これは賛否両論が多そうですね。「地球の緑の丘」は短編集の表題作ですが、素晴らしい小説です。私はもし将来、地球連邦が出来るとすれば「地球の緑の丘」をぜひ国歌に採用して欲しいと思っております。
 クラークはエンターテンメイントというよりはやや趣味的な作家です。といって、充分に面白いので読む価値はあります。「幼年期の終わり」は宇宙の深遠を覗かせるという点でクラークらしい小説です。
 後はご自分の趣味に合わせて領域を広げられればよろしいかと思います。P.K.ディックは最初に読むものとしてはややきついようにも思いますが…。
 私のごく個人的なおすすめを列挙しますとフレデリック・ポール「ゲイトウェイ・シリーズ」、ダン・シモンズ「ハイペリオン・シリーズ」、ファインスタック「宇宙の荒鷲シーフォート・シリーズ」(なんかシリーズものばかりだなあ…)、オーソン・スコット・カード「反逆の星」などです。シリーズ物は面白いからこそ出版社が続刊を迫る結果生まれるものですから、シリーズ物に面白いものが多いのもまあ、道理かもしれません。
 長々と老婆心ながら書き込んでしまいました(男だけど)。
 なお、仕返しは90年代生まれの人にして下さい(笑)。



#1047 
徹夜城(第一発言者) 2002/07/19 01:16
ときとして歴史はSFを越える

>IKさん
僕も1989年は非常に感受性の高いときに経験しましたので、「世の中変わるときは変わるもんだ」という思いを強くしたものです。それ以前から歴史に興味を持って、史学科に進んで、今も歴史と深く関わり続けていますが、それは一つには「1989年」の体験が大きいように思えるのですね。これについてはちょこっと前に「史劇的な物見櫓」の掲示板で書いてましたが。

ソ連崩壊のことについては「未来史研究報告」の掲示板でもちょこっと触れてみました。アシモフが1940〜50年代に創作した近未来史も読み返すとなかなか面白いものです。そして実際に子守ロボットレベルのものは実際に世の中にあるわけで…。
なお、スーザン=キャルヴィン女史は来年コロンビア大学を卒業ですから、そろそろ卒論の準備をされているころですね(笑)。

>ろくさん
「指輪物語」についに手をつけられましたか。読みにくかったら映画の方を…と思ったけど、「ロード・オブ・ザ・リング」はまだソフト化されてませんね。便乗で再ソフト化されたアニメ「指輪物語」(ちょうど映画の第一作と同じ部分のアニメ化)はDVDで出てましたが。
「指輪物語」、アシモフとは決して無関係ではないですよ。アシモフ自身たいへんなトールキニストでしたし、彼が「未来史」を構築するにあたって、どこか意識していた可能性は感じるんです。



#1046 
ろく 2002/07/18 23:43
ずっとずっとー前にはもう

この曲は仲間内では、<ほんのちょっと前には>と代えていました。
ほんとに<ほんのちょっと>前、だったんですよねー、自分たちには。
ちなみに子供の頃アポロの話を聞いて育った身として、月旅行は継続して行われているものだと何の疑問もなく思っていました。アポロ計画が一段落付いて、そしてそれっきりだと知ったのはかなり大きくなってからです。高校ぐらい?ショックを受けるより、みんなが当然のように知っている話を間違えて信じていた自分が恥ずかしかったですが、今にしてみれば素直にショックを受けていてもよかった話ですね(^^)。

ホーガンといえば。(歴史部分が辛くて飛ばし読みになってしまい、多分本当の面白さは解っていませんが)「プロテウス・オペレーション」はホーガンがDr.アシモフのファンだったと言うことがよくわかる作品でした。

そしてドクターとはまた関係ないのですが(すみません)、最近やっと「指輪物語」を読み始めました。
10年くらい前一度チャレンジして挫折したのですが、その時の理由は<読んでも読んでも話が始まらない>でした。今回10年前と変わったのは、途中で「ホビットの冒険」を読んでいることでしょうか。前回辛かった辺りも大変面白いです。やっぱり、いらん、と言われても、続き物は最初から読むべきだと言うことがよくわかりました(*_*)。
さすが世界中に根強いファンを持つだけのことはあるわ、トールキン。未読の方、これ、お勧めっすよ。



#1045 
TORI@同感です。 2002/07/17 22:33
「必読リスト」が長くなる〜

全くです。手帳に書き留めて本屋に行った時に探せばいいと思って同じのを三冊買ったり(笑)。まあ、読みきるまで死ねません!!。

『武器製造業者』はその前に『イシャーの武器店』という作品がありそれの続編です。そちらは私も未読です。売ってなかった…。作者は、A・E・ヴァン・ヴォ−クトーです。1940年代に登場2000年にお亡くなりになりました(合掌)。『宇宙船ビーグル号の冒険』とかも有名ですが、まだリストの中です(涙)。

 SFは、せめてSFというジャンルを頑張って確立してくださった、アシモフ先生とかに読んで頂いても恥ずかしくないものを世に出して欲しいです。読者としては別に日本人作家で無くても、海外の作品でも何でもOK、ただSFという分野と先人の頑張りをないがしろにするような人の作品を、SFと名づけて売って欲しくないなあと思います。
 
 ホーガンさんなんて、理屈付け楽しんでるし、アメリカに移住したのだってNASAに取材に行きやすいからじゃないか?、そう思うくらい調べる事、それを作品に取り入れることを楽しんでいる様で、そのあたりの文章が生き生きしてて、内容は分からないのですが、「ノリノリ(死後)」の文章に笑ってしまいます。問題は最近の本が長いこと…。



#1044 
IK 2002/07/17 21:12
長生きはしてみるもんです

「ボックラがうまれてくる、ズットズットまえにはもお♪アッポロじゅういちごーはつきにいったてゆーのーにい」
 という歌を聴いたとき、私は脳天をかち割られるような衝撃を受けました。私はアポロの月面着陸よりも後にはうまれましたが、それはずっと後だったという訳でもなかったので(笑)。
 そっかー、彼らにとってはアポロははるか遠い歴史なのか〜。
 1989年のあの激動の一年が忘れられません。今、歴史を習っている中高生の方はベルリンの壁がいかに屈強だったが、実感として分からないかも知れませんね。ソ連邦の寿命は結局74年弱に過ぎませんでしたが、それが存在している時、それがどれほど強大で重苦しく、永遠に続いてゆくかのように見えたことか。
 しかしそれらは今はなく、十字軍が建てたエルサレム王国のように歴史の徒花として語られるのみです。
 ’89年を生きた人間は、そう簡単に死ねないものです。死ぬのがもったいない。世の中、次に何が起こるか分からないじゃないですか。見ずに死ねるかってなもんです。
 管理人さん、私も「依頼じゃベイリ」楽しみにしてます。お忙しいでしょうが、何とか時間をとって下さいね。
 TORIさん、「武器製造業者」は未読です。次の休みに早速、丸善に行って探してみますね。どんどん、「必読リスト」が長くなる〜(笑)。



#1043 
あすか 2002/07/17 11:41
SFについて。

 SF。確かに読む人も書く人も減ってきているのかもしれませんね。
自分は文芸サークルに所属しており(といっても部員の書いたものを読ませてもらってばかりですが…)、プロを目指している人もたくさんいます。しかし部内ではファンタジー小説・純文学・J文学が主流になって書かれており、SFを書く人は一人もいません。お父さんがSFファンで家にたくさんSF小説が有る、という人もいますが、その人自身は興味がないようです(もったいない)。
 書店に行ってもSFの棚って推理ものの棚に比べて圧倒的にスペースが小さいですよね。まあそれを言ったらファンタジーなんかも同じような状況といえるのでしょうが…。
と色々言っていますが、私もSFを読み始めたのは最近なのであまりえらそうなことは言えませんね(苦笑)。しかもアシモフばっかりですからSF読んでるって言うよりアシモフ読んでるって言ったほうが正しいような…(汗)。ハ、ハインラインやP・K・ディックも少しは読んだんですよ。肌に合わなかったけど(滝汗)。新井素子が好きでほとんど読んでいますがあれもSFといってよいものかどうか。…いかん、言ってて自分で悲しくなってきた。
 私の体験から言うと、SFは「堅苦しくて専門用語が多くてひたすら難しい!!」と思い込んでいました。先入観ってやつですね。だからこそアシモフの本を読んだ時、ものすごく驚きました。なんだ、そんなに構えることなかったんだ、とね(笑)。
もしかしたらSF離れと日本人の理科離れって関係があるのかもしれませんよ。理科の嫌いな人間は私のようなイメージを抱きやすいんじゃないかと思うのですがどうでしょう?ちょっと飛躍しすぎか(笑)。でもアシモフの科学エッセイなんかは科学の苦手な人にこそ読んでほしいです。あれを中学生の頃読んでいたらきっと人生変わっただろうななどとぼやいてみたりして。

>第一発言者様
 実は自分も「依頼じゃベイリ」楽しみに待ってたりして。期待してますよー(笑)。




#1042 
徹夜城(第一発言者) 2002/07/17 00:54
「依頼じゃベイリ」はまだですが…

「依頼じゃベイリ」の続編についてはもうずいぶん前からご期待を受けているのですが、なかなか描けませんで(^^;)。タイトルはとっくの昔に決まっていて1ページはもう頭の中にあるのですけどね。最近いろいろと創作意欲が沸いて出てきているので調子に乗ってるうちに描けたらいいな、と思ってます。

その代わり、といってはなんですが、「銀河百科事典縮刷版」がなんと3年ぶりに更新されております。「われはロボット」の項目情報を全網羅する形となりました(一応あそこではネタバレは避けることにしていますけどね)。
いきなり良く書けたなぁ、とお思いの方もおられましょうが、実は2年ぐらい前に90%は出来てたんですよね(汗)。あとは何かの拍子に一気に書き上げるのを待つ、というのが僕の創作活動全般のスタンスのようでして…何年も放っておいたコーナーがいきなり更新されているというのは「多趣味の城」全般にいえることなんで、油断は出来ません(誰が?)。
この勢いで「ロボットの時代」も書けると言いなぁ、と思うところです。

ところで、「SF」ということについて前回書き忘れたことを。
アシモフ自身も嘆いていたのですが、SF作家とはUFO実在を語る人間(オカルティックな意味で)だ、ぐらいに扱われることがアメリカでも結構あったようです。UFO関連でどういうわけか取材を受けたアシモフが怒って「そんなの信じてる人は頭がおかしいんだと思いますよ」とコメントしたとかいうエピソードを聞いたことがあります。

>アシモフの法則
これ以前にも出た話なんですが、「アシモフ・クラークの法則」ならSF業界に存在しました。
アシモフとクラークが取り決めた法則で、「一番のSF作家は誰か」との質問にアシモフは「クラーク」と答え、クラークは「アシモフ」と答える。だけど二人とも本音はそうは思っていない(笑)、という法則。



#1041 
ろく 2002/07/16 22:55
SF

皆さんのおっしゃってる書評は読んでいませんが、そうですか、SFは不利なスタートなんですか。これは社会一般的通念なんでしょうか。(一般的通念なんてほんとにあるのだろうか?)
なんだか<ペーパーバックの頃は肩身が狭かった>アメリカのSF史を思わせるよい発言ですね(^^)。私などは、ひねくれているらしくこういう発言を聴くと(一瞬むっとしますが、)その後にやりと笑ってしまいます。日本のSFはまだまだこれからかな〜?

管理人様ご多忙のご様子ですが、<以来じゃベイリ>楽しみにしています。
この不況で<更迭都市>、冗談にならなくなってきましたね(*_*)。
仕事が無くなるのは困りますが、ロボットに代わりに働いて貰うのは大歓迎、早く出てきてくれんかな〜そういうヤツ、と思ってしまう怠け者ですが。



#1040 
TORI 2002/07/16 02:46
「依頼じゃべいり」は???

第一発言者様、あちこち更新、新装開店、レスお疲れ様です。

で、で、「依頼じゃベイリ」の新作もUPされるのでしょうか?。新作ほひたすら心待ちにしております(^^)。あれだけ何も無しってことは無いはずだ!と、もの凄く楽しみにしております。(殆ど脅迫かも。)

 SF作品では無いのですが、某生命保険のCMで、地球に帰還しようとする宇宙船のパイロットが「トラブル発生…」かなんか、地球の本部と連絡をとったところ、地球側のお偉いさんが「大丈夫だ、君の保険はあらゆる事故…」とかかんとか冷静に返答するというものがあります。もの凄くおかしくて見つけると嬉しくなります。最近CMに宇宙船がよく出てきてるようなので、やっぱりSFが無くなりはしないだろう思っています(願望)。
 無限の想像力、という表現はありきたりですが、地球だけでなく他の状況に生きる人間も見てみたいなあと思うし、そういう中で生きる人物をえがこうとチャレンジする作家がいると信じたい。

 ろくさんに対抗して(笑)。私は大きくなったら土星のわっかにあるドーナツ屋で、バイトをするんだと思っていました。やっぱり土星って魅力的ですよね?。ファウンデーションのネタにも出て来ますし。
(HPのアドレス書くと大きく出てしまうのでしょうか?。それとこちらに投稿した後で、修正が出来る様になると嬉しいのですが…。先ほどは書き込み失敗しましてお手数おかけしました。)

http://www.ne.jp/asahi/history/science-fiction/


#1039 
徹夜城(第一発言者) 2002/07/16 02:00
久々に管理人らしき…(^^;)

「研究報告」のリニューアルついでにあちこち見て回っていますと、この「よもやま掲示板」の過去ログの一部が欠けているのを発見。編集だけしておいてそのうちアップしておこうと考えて一年ぐらいほったらかしていたんですな、まったくここの管理人は(爆)。というわけで「よもやま」の600〜700あたりの過去ログをhtmlファイル化しておきました。

>「SF」ということ
IKさんがお書きになっていた、週刊誌の書評記事、僕も読みました。SFの新人賞かなにかの話で、漫画家のいしかわじゅんさんが書いていたような覚えがあります。
「SF」と冠せられると不利、というのは昔から結構あるような気もします。小説、漫画、映画など特に連載形式のものでは大掛かりかつ非日常的な舞台設定と読者の高い理解度を要求しがちな「SF」というのは結構敬遠されてきたもののようです。連載ではなく書き下ろし、単行本形式の方が強みがあるのは確かでしょう。
映画でもSF映画ってのはかなり不遇なものです。「2001年」「スターウォーズ」以前はゲテモノ扱いに近いですからねぇ。いや、今だってSF映画を製作するのは大変な冒険なのです。
でもやっぱSFでしかできない物語や表現ってのがあるのも確かなわけで、これはこれで根強く続くものだと思ってます。

SFもお国柄が出る、ってところもあるでしょうね。
僕の印象なんですけど、日本SFってやっぱり日本流にウェットになりがちと言いますか、情緒的要素が強く出てしまう傾向があるようにも思えます。だからアシモフみたいのは「乾燥」ととられて好まれないかもしれないなぁと思ったりもします(推理小説についても似たような議論があったような)。

>長寿の話。
いま僕がちょっとハマっている森川智之さんの『星界』シリーズですが、すでに読んだ方(あるいは観た方)はご存知でしょうが、物語の中心となるのは「アーヴ」という、宇宙での生存に適応するために遺伝子操作によって人工的に生み出された種族です。基本的には人間なのですが、200年という長寿を保ち、男女とも一様に美形ぞろい(このためアニメでは描き分けにえらく苦労している)。この「アーヴ」を見ていると、僕はどうしてもアシモフ世界の「スペーサー」を連想してしまいます。

>も一つアニメ関連話。
前に出たかなぁ、この話題、と思いつつ書きます。
つい先ほどレンタルビデオで借りてきたSFアニメ「カウボーイ・ビバップ」を見ておりましたところ、第1回で出てくる賞金首の名前がなんと「アシモフ」。悪役なんですけど、第一回に出てくるあたり、作者が狙ってつけたな(あるいはオマージュ)、と思うところ。



#1038 
ろく 2002/07/16 00:51


もう寝なければいけなのに、皆さんの書き込みが面白くて書かずにはいられません。
>IKさん、不老不死は私はもっとも要らないアイテムの一つだと思っていましたが、そう考えるといいですね。確かに子供の頃「大人になったら月に行くんだ」と思っていました。でも同時に「そんなにすぐには行けない、最初は訓練を受けた人、その次は有る程度の条件に当てはまる人、となるだろうから、年齢制限が常に自分ぎりぎりアウトだったら嫌だなあ」とも思っていました。一見冷静っぽいお子様ですが、今になってみるとこれでも甘かったですね。
ちなみに3年前の「ペプシを飲んで宇宙へ行こう!」、それはもう葉書を出しまくりました。あれは少し(当分?)先になるそうですが、不老不死だったらそのうち一般人でも行けますね。
でも、ダニールの孤独は怖い。
と言うわけで、スペーサーレベルの不老長寿を希望します。A・C・クラークの「都市と星」の都市は、そういう意味で結構理想な不老長寿です。いいじゃん、あれでも(^^)。
第一発言者様、ネタばれ有りツリー更新ありがとうございます。うれしいです。
あちらは最近寂しい(や、自分も書いていませんでしたが)と思ってました。
そして人気投票、だいぶ前の所にいってしまっていますが、皆さんの投票やその理由を読んでるととても楽しいです。あれこそ、またぜひ復活・・・というのも変ですが(別になくなってませんしね)、がんがん増えるとうれしいです(^^)。



#1037 
徹夜城(第一発言者) 2002/07/16 00:13
アシモフ未来史研究報告がリニューアル

管理人からとりいそぎお知らせ。

ツリー型ネタバレあり掲示板「アシモフ未来史研究報告」がCGIをリニューアルしました。
頑固に自己改造ものを使ってましたが、最近動作がおかしいし使いづらいことこの上なかったので、フリーでよく出回っているCGIに変更しました。
字が少々小さめですが、見やすく使いやすくなったと思います。
過去の投稿は基本的にそのまま再投稿させていただきました。ただし投稿にあったメールアドレス、URLなどはほとんどの投稿が三年前のものであることを考慮してカットしてます。
また、投稿の時間的前後関係よりもツリー型の形式を重視したため「新着順」にしてもほとんど意味がありません。つい最近投稿された方には申し訳ないですが、古いスレッドに属するものはかなり前の方に入ってしまっています。

作業を通して改めて読み返したのですが、濃い、非常に濃いです(^^;)。
昔の話題でもまたむしかえして話したいなぁ、というものも結構ありますので、気になった方は再びスレッドをお立てになることをオススメします。
中でも「人気投票」は以前からの懸案でして…これについては近いうちになんとかしたいと思います。
なんかこのところぱったり止まった更新作業を広大なこのサイトのあちこちでやってるんですよね。気の向いたときにバシバシやっておかないと。

とりあえず事務連絡でした!
他にもレスしたい話題があるんですが、多忙につきあとで。



#1034 
TORI(連続だ…) 2002/07/15 22:28
不老不死…物語

 A・E・ヴァン・ヴォークトの「武器製造業者」も良いですよね^^。
 不老不死になったら、宇宙が収縮するという瞬間が見たいです。フィリップ・K・ディックの「逆周りの世界」みたいになるのかなあ。と、色々気になるから、長生きしたいです。

 「宇宙の孤児」読みたい、と思ったまますっかり放置。忘れてました。



#1033 
IK 2002/07/15 20:39
ジャンルじゃないんですが…

ジャンルというほどのものではないんですが、私は不老不死が好きです、って、おまえは始皇帝か!(笑)
「超人ロック」とか「ポーの一族」などはそそられますねえ。小説で言ったら、オーソン・スコット・カードの「百万年の船」とか。私はダニールになりたい!
長生きするのもそれなりの苦労がありそうですが、長生きしたことがないので分かりません。銀河帝国の誕生から滅亡までを見られたらどれほど素敵でしょうか。
不老不死とはちょっと違うけれども、ハインラインの「宇宙の孤児」の設定にも魅了されます。乗組員が世代を重ねて航行する宇宙船がその目的も次第に忘れられていき、狭い宇宙船が母星となってゆく…。実は私たちの地球も、なんて考えていたら授業なんて耳に入らず、何度赤点をとったことか。
子供の頃は大人になったら宇宙旅行が実現していると考えたものですが、アポロ計画以後はどうも歩みが遅く、火星で生活すると言う夢もどうやら夢のままで終わりそうです。不老不死になりたい! と思うのはそんな時ですね(笑)。



#1032 
TORI 2002/07/15 11:58
ジャンル分けなんて…

 人それぞれですけど、解説のところに書いてあったので、「ワイドスクリーンバロックってベイリータイプのものなのね。」と思っています。普段は、とんでもない発想のSFって意味で、トンでもSFを使用しています(…ベイリー専用かも)。

 ソウヤーですか、今度探してみます^^。multivacさん有難う御座いました。





#1031 
multivac 2002/07/15 10:04
「カエアンの聖衣」

ワイドスクリーンバロックの定義については恥かしながら無知なのですが、「カエアンの聖衣」は大好きです。最近同じベイリーの「時間衝突」「ロボットの魂」「光のロボット」(創元文庫)を読みました。中でも面白かったのは「時間衝突」。やはりベイリーは面白いと思わせてくれる内容でした。また、アイディア満載といえばロバート・J・ソウヤーの作品がお気に入りです。「占星師アフサンの遠眼鏡」の続編はまだでしょうか…遅すぎる!もしかしてSF売れないから邦訳されないのかな?

http://www.h5.dion.ne.jp/~multivac


#1030 
TORI 2002/07/14 23:36
文体の違いなのでしょうか

 日本作家の作品も読みたいものとかも有るのですが、話のすすめ方が、会話ばっかりだったり心理描写ばっかりだったりで、事件の積み重ね進んでいくような海外作品との違いと言うか…、とにかく合わない(涙)、これは全く個人的趣向で作品のレベルとは関係無いのですが、苦手で困っています。(誰か読んで説明して欲しいと思ったりしてます。)

 私もバリバリの物理法則は全然全くさっぱりわからないんですが(笑)、作者がノリノリで書いてるような部分があって、わからないなりに好きです。作中の世界のつじつまを合わせるために頑張って調べて、作り上げたんだなと笑いながら読んでしまいます。

 話は変わりますが、ワイドスクリーンバロックと言われる、トンでもSFも大好きです^^。アイディアつめ放題、勿体無いという言葉を知らんのかって位、大量に詰め込んだ「カエアンの聖衣」はベスト3の中の一冊です。この路線でお勧めあればよろしくお願いします。



#1029 
IK 2002/07/14 09:17
ハードSF好きって訳じゃないんだけど

 ろくさん、TORIさんと同じ気持ちです。私はばりばりの文系で、物理学でばんばん来られたらちと弱いですが、その私から見てさえ、ロジック構成がもっとなんとかならんかな〜という「SF」小説が余りにも多い。
 銀河英雄伝説は確かにすぐれた小説でしたが、あれもハード設定では大いに疑問が残るものでしたし(大体、銀河系規模で宇宙暦何年なんて言い方が可能なのだろうか…)。しかしあの小説は人類史のエッセンスを取り出し、現代の読者により切実さを持たせるという意味で舞台を未来におく必然性はそれなりにある訳です。
 けれど、ほかのSFは…。
 SFと言ってもサイエンスの部分はほとんど無視されてますからね〜。現代や過去の実在の舞台を使うには知識や構築力が必要だし、まあ、SFってことにしておけば何でもありだから、ま、いいだろう、という安易な発想でいわゆる「SF的小説」になっている例が多いようです。私がファンタジーが嫌いなのも(優れたファンタジー小説もありますよ、それは別です)その辺に原因があります。
 銀河系規模での統一政体ということで言えば、常識的に考えて、それが成立するには少なくとも超光速航法なりワープ航法が必要な訳です。いくらハードSFではないとしてもその程度の理屈は書き込んでもらわないと作品そのもののリアリティが成立しませんよね。そんなの小説の本筋じゃないというのだったら、そうした問題をクリアする理屈をこしらえなければならないのです。
 まあ、SF小説は物理学の教科書じゃないからあまり厳密を要求しすぎても駄目なんでしょうが。でも義務教育程度の知識は満足させる努力をして欲しいですね。
 TORIさん、理系の書き手と言えば、SFじゃなく推理小説ですが、森博嗣さんをお読みになったことがおありでしょうか。推理小説はやはり底力がありますね。SFも見習って欲しいものです。



#1028 
TORI 2002/07/14 01:57
連続で申し訳ないです。

 色々意見納得しつつ読んでいます。もう一つ追加するなら、SFって理系の方に書いて欲しいのです。アシモフ氏のような教授とかまでいかなくても…、いってくれたら嬉しいけど。

 日本の作家の場合、小説の上手い文章書きの人がかくからちょいと弱いなあと思うのでした。

 「薔薇の名前」の作者って哲学者だったり、そういった自分のジャンルのある方が書いて欲しいなと思います。



#1027 
ろく 2002/07/13 23:46
SF

最近某サーチエンジンで<SF>を探したところ、内容を詳しく見ていくと<UFO>とか<ファンタジー>、<オカルト>、都市伝説>などに別れていって・・・SFねーじゃん!という事がありました。
ファンタジーなども個人的に大変好きですが、最近では(日本では?)SFのような設定で内容はファンタジーになっているものもあり、ジャンルとしてそれが中にはいるのは仕方のないことかとも思いますが、でもかなり、本末転倒になっている気がします。本来のSFはどこへ?というような。
銀河英雄伝説は面白かったですが、自分的にはSFというよりもスペオペだし・・・。
でも海外でも、本当の(というのは間違っているかも知れない、私好みのと言うべきかもしれませんが)SFは実際は少ないですよね。走りの頃はもちろん、いわゆる黄金時代ですらSFというよりは「宇宙が舞台となった西部劇」が多かったとか・・・って、ここでこんな事を言うと、御大の引用だと言うことはばればれですが。
日本の最近のSFにかげりが見えているのは、そんな有りうべき一症状なのかもしれません。・・・って言っても説得力ないですよねー(^^)。
実際、ホントのSFって日本でずっと見ないもんなー。
悲しいことですが、でも、下記の絶版になっているという本はとりあえず全て持っていたのでよしとしよう。これから先、読みたいと思ったひとの手に入らなくなるというのは、納得のいかない話ですが。
(そういえば御大と全く関係ないのですが、小学校の図書室にあった、一度は絶版になっていた小松左京の「青い宇宙の冒険」<ジュブナイル>を古本屋で見つけました。すげーうれしかった、けど、全然関係ないですね、すみません)。
ああいうのを保護しないで、「理科離れ」「何とかしよう」とか言われても説得力無いですよね。面白いSFを読むのは理科離れの対策にも・・・ってでも本当は、そういうことではなく唯単にSFを読むひとが減っていくのが寂しいだけかもしれません。面白いのに!




#1026 
TORI 2002/07/13 23:02
SF事情…

 世界はともかく日本のは「SFっポイ物」が多いようでどうにも馴染めません。それならSFの名を語るな〜と思うこと叱り。その作者に向かって「SF作品読んだことあるの?」と問いつめたいような人が多いように思います。
 自由に新しい何かを生み出して、それに理論装備位して欲しいのに、単に宇宙船とロボットが出てくる人間ドラマだったり…トホホ。SFどころか本読んでるの?といいたくなる人もいるらしいですけど…。

 エンディミオンの続編は本当に遅い…、まだ刊行予定に上がってきていません。自分的には乗組員を細切れにしてしまう高速船が恐くて、インパクトでした^^;。



#1025 
IK 2002/07/13 22:17


同じ日に二度も書き込むのはみっともないかも知れないけれど、やっちゃいます!
1、最近の若者のSFばなれについて
ある週刊誌で、今年の日本SF大賞(?)の受賞者を評して、デビューにして既にSFという重い十字架を背負っているとか何とか評していたので、ひょっとして今、SFってのはビジネス上、不利なのか! って思った次第です。星新一、小松左京、筒井康隆世代が事実上隠遁して以後は広く国民一般に知られるSF作家ってのも出ていないし。田中芳樹さんがややそうか? でも彼も歴史小説に軸足を移していますしね(タイタニアはどうなった!?)。ハヤカワさんのことが心配です。
2、アシモフの法則
はぁ〜、やっぱりなかったんですか。すごく残念。でも確かにアシモフは教育者として偉大な足跡を残しましたからね、それで良しとしときましょうか。
 ダン・シモンズの「エンディミオンの覚醒」はいつ文庫版が出るんでしょうか。「ハイペリオンの没落」ではグラッドストーンCEOの格好よさに痺れました。彼女が両腕を高く掲げて押し寄せる群衆を受け止める場面は最近の小説では稀に見る名場面でしたね。



#1024 
ウェンデル・アース 2002/07/13 19:52
>アシモフの法則

アシモフの法則と言うものがあれば楽しいのですが。
実際にはないはずです。(同姓同名のものがあれば別ですが)。
Dr.自身は比較的早い段階に研究者よりも教育者に向いていると認識して、
研究活動からは遠離っています。
エッセイの中で、「アシモフの法則を発見する事はなくなったが、自分のエッセイが若い人の知的好奇心を啓発する事が嬉しい。」と言った主旨の文章を書いています。(若干ニュアンスが違うかも)




#1023 
IK 2002/07/13 18:15
アシモフの法則とは?

アシモフの法則と言えばいわずと知れたロボット工学三原則(第零原則を加えれば四原則か?)がありますが、彼はもともと化学者で、化学の分野でも彼の名をつけた原則があると聞いたことがあります。本当でしょうか。あるとすれば、それはどういうものなんでしょうか。ご存知の方がいらっしゃたら教えてください。



#1022 
徹夜城(第一発言者) 2002/07/13 17:29
プチ更新

えー、どうも皆様、お久しぶりです。管理人の第一発言者こと徹夜城です。
僕がなかなか書き込まないうちに新規参入の方が次々と現れて掲示板がにぎやかになっているようで、嬉しい限りです(^^)

さて、それに刺激されて、というわけでもないんですが、以前からやっておこうと思っていた「未来史目録」の更新作業を先ほど済ませました。更新というほどオーバーなものではありませんが、例の「新ファウンデーション三部作」をリスト番外に入れおいたのです。
それだけというのも何なので、とそれまで一冊扱いにしていた「ファウンデーション」の初期三部作を各短編・中編ごとに内容解説を加えておきました。

改めて作業してみると結構内容忘れてるんだよなぁ…「ザ・ミュール」あたりからは良く覚えてるんですけど、それ以前はかなり記憶があいまいになっています。「貿易商人」なんてほとんど忘れてました。
最近作である「新ファウンデーション」シリーズの方も結構忘れてます。特にグレゴリィ=ベンフォードの「ファウンデーションの危機」は細部はおろか全体像もところどころしか覚えていないような…あの大長編をまた読み返す気力も無かったので(笑)簡単にまとめておきました。

>科学エッセイ関係
僕はアシモフのエッセイの方はそれほど目を通していないんです。晩年の作「原始宇宙への旅」とか、1000年単位で世界史をまとめた概説書なんかは読んでますが。変わった物では数学パズルの本とかローマ史の本も見かけたことがあります。

>SF事情関係。
最近の人はSFを読まないか、というとそうでもないとは思います。ただ、軽いタッチのSFっぽいお話、というか舞台設定がSFみたいな、というのはかなり多く出回ってるんじゃないでしょうか。
「銀河英雄伝説」の話が出てきましたが、僕もなんだかんだで一時期結構ハマったものです。ただ「SF作品」であるかというと厳密に言っちゃうとあれは「仮想未来歴史小説」と言ったほうがマッチするでしょうね。ナポレオンと三国志を宇宙空間に持っていったというところですから。SF的設定として面白いと思ったのは「イゼルローン回廊」といった「宇宙地理」的な限界枠をもうけたことと、巨大要塞を一つそっくりワープさせるといった作戦のあたりかな。
あれに出てくる「地球教」の発想なんかはかなりアシモフが入っているように僕には思えるのですけどね。

僕は最近、森川智之さんの「星界」シリーズを読んでます。実はアニメの方から入ったんですけどね。見始めたら結構ハマってしまって。
一見、「銀英伝」同様の仮想歴史小説的スペース・オペラなんですが、設定なんかはよりSFテイストが強いように感じられます(著者ご本人は「銀英伝と似てる」って言われるのが凄く嫌らしいですね)。それにしてもアニメ見てから小説読みましたが、なんだかセリフばっかりって印象ですな。読みやすいし面白いのは確かなんですけど。



#1021 
TORI 2002/07/13 04:02
カタカナ名

私の場合始めが、海外の童話だったせいなのか何なのか名前はカタカナの方が楽で、おかげで中国歴史は好きなのですが辛い。(銀英は、面白いですよね。でも全巻揃わないと装丁が変わりそうで今だ買えず。早○&創○文庫は装丁一定でその点も好きだったりします。)

絶版は…。うーん、いつまでも同じ本が並んでると新しいのが出て来れないし、新しい物が入ってこない世界は衰退するし…かといって全部は置けない…。それでも定期的に復刻して欲しいなと思っています。というか両出版者様お願いしまっす。



#1020 
松藤 2002/07/13 00:20
ガニメデシリーズ

かなり、久しぶりに投稿させて頂きます。

>個人的にはホーガン氏の「星を継ぐもの」もお勧めです。

先月はホーガンの巨人シリーズに はまっていました。
学者陣がいろんな推理を巡らせて行くところが楽しかったです。
十分、推理小説だと思うのですが、扱う事件が昔過ぎると
推理小説には入らないのでしょうか?
今月は銀英伝にどっぷりはまっています。
……あ、銀英伝はSFではないですね(笑)

>最近SFは若者に余り人気がないのでしょうか。

僕は趣味で小説もどきを書いて、知人に読んで頂いたりしてますが、
登場人物の名前がカタカナの話は、あまり受けが良くないです。
誰が誰だか分からなくなるから、というのが主な理由。
SFは海外モノが主流だし、登場人物やいろんなモノの名前はカタカナが多い、
というのが、SFが浸透し難い理由の一つかもしれません。
京極小説にみられる『知の探究』と、SFの方向はそんなに変わらないのになぁ。
(僕的解釈ですが^^;)
もっとも、最近のファンタジーのヒットで、カタカナ名も慣れた、と思うのですが、
どうだろう??



#1019 
IK 2002/07/12 20:45
最近SFは

最近SFは若者に余り人気がないのでしょうか。なにぶん、若者でなくなってはや幾年月、身近に若い人がいないもので…。
アシモフを読んだ頃など、「ユダヤ人の頭のよさはレヴェルが違う!(偏見?)」と何だか我が身を振り返って打ちのめされるほど、圧倒されるセンシブルな体験でしたが。



#1018 
multivac 2002/07/12 10:38
絶版の恐怖

アシモフの短編集、ロボットものではありませんが、「停滞空間」が既に絶版。そして「カリストの脅威」他初期短編集も重版予定なしです…。「停滞空間」なんて今でも充分面白いと思うのですが…。アシモフ以外の有名作家でもクラークで1番好きな長編「都市と星」も絶版になって久しいし。大御所でさえ絶版とは無縁ではいられない最近の出版状況。古典SFファンとしてとても悲しいです…せめてロボットものとファウンデーション、科学エッセイは早川書房続く限り重版して欲しいですね。本屋に並んでさえいれば読者は途切れないと思うのです…面白いですもん。

http://www.h5.dion.ne.jp/~multivac


#1017 
TORI 2002/07/12 01:10
訂正できない。

下に同じ事書いてる…、同じ事を同じページで書いてしまった。
訂正したい…が出来ないので、お詫びだけ致します。すみません。



#1016 
TORI 2002/07/12 01:06
ロボットシリーズ

ろく様>
 十分面白いですよ^^。ご心配なさらずに。ただやっぱりハリウッド的な派手さが欲しい人、しっかりして無くても軽いの(偏見大有り^^;)が好きな人、好みは様々なので…。
 ですが今だに絶版の心配も無く、何十版と重ねられてるその数字はだてじゃないです!!。何版ですか?(自分は、本が…どこいったんだろう…。)

個人的にはホーガン氏の「星を継ぐもの」もお勧めです。



#1015 
ろく 2002/07/12 00:53
作品評

友人にロボットものを貸したところ、「地味だね。最近の若者には受けないだろうなあ、自分は面白かったけど。」という反応が返ってきました。
本人は誉めてるつもりらしかったのですが、ちょっとショック。
自分は始めて読んだときから面白くて面白くて、スリルとサスペンス(多分謎解きの要素などからですね)、まさにドキドキわくわくしながら読んだのですが。
ロボットものは、一般的に見て地味なんでしょうか。
もちろん、自分が面白いと感じるのだから世間の評などどうでもいい、とは思うのですが。きに掛かってしまう一言でした。



#1014 
じゅんぱ 2002/07/10 20:24
渇望

はじめまして。
約1年ほどかけて、ようやく「ロボットもの」と「ファウンデーションもの」を読みきりました。
ワクワクしながら読み進み、「次が無い」と寂しいものです。
今は「フロンティアーズU」を慰めに読んでいますが。。。。


また読み返すかな。



#1013 
ウェンデル・アース 2002/07/08 20:56
科学エッセイ。

科学エッセイは法政大学出版会と社会思想社から3冊ぐらいずつ出ていましたね。
社会思想社は先日、事実上の倒産したそうですので、できるだけ早く手に入れられる事をお勧めします。




#1012 
multivac 2002/07/08 06:35
自伝

4分冊です。第一部「思い出はなおも若く」上下巻、第2部「喜びは今も胸に」上下巻。
しかしハードカバー絶版…今からでも文庫にしてくれると嬉しいのですが。

http://www.h5.dion.ne.jp/~multivac


#1011 
マサ 2002/07/08 02:23
自伝は?

アシモフの自伝は実は1冊しか知りません(それも前の家にあるので題名も出てきません)。
multivacさん、何冊も出てるんですか?
今からでも探して読んでみます。でもアシモフ独特の自己分析はいつ読んでも優しい気分にさせてくれますよね(^o^)



#1010 
multivac 2002/07/07 07:13
早川以外の科学エッセイ

分かっている限りで3社から数冊出ています。http://www.h5.dion.ne.jp/~multivac/asimov-es.html
宜しければ↑こちらに一覧ありますので参考になさって下さい。
他にもあるかも知れません。引き続き調査中です。

http://www.h5.dion.ne.jp/~multivac


#1009 
ろく 2002/07/06 23:05
がーん

そうなんですか。アシモフの科学エッセイは絶版になってるのがあったんですか。
私はハヤカワノンフィクション文庫のシリーズしか知りませんでした。
あれは、理科音痴な自分にも(さすが)わかりやすいと思っていたのに。欠番になってるやつ、読みたいなあ。



#1008 
IK 2002/07/06 20:16
大発見

 はじめまして。中学の時、創元社版の「銀河帝国興亡記」を読んで以来、十数年、アシモフ博士のファンです。アシモフの科学エッセイは揃っているところがなくて、本屋や古本屋で見つけるたびに少しずつ買ってきたのですが…。
 最近、とある本屋にほぼ揃っているのを発見! 小汚い店で、新刊の品揃えも悪く商売やる気があんのかなというような店ですが、それが幸いしたようです。棚に並んでいる文庫は薄茶色に変色し、果して店主は「返本」という言葉を知らないのか、今や古本屋でもお目にかかれないような絶版ばかりでしたが、その中の一画にアシモフの科学エッセイシリーズがあったのです。早速欠番になっていたものを数冊買いました。
 カール・セーガン博士が数年前に亡くなり、今年、S・J・グールド博士も亡くなりました。早く科学エッセイの優れた書き手が登場して欲しいですね。



#1007 
ろく 2002/07/02 22:33
好きです

<マサさん、Maltivacさん
科学エッセイ、面白いですよね。自分は全く文系で(ほんとは文系・理系という分け方はおかしいそうですが)アシモフも小説から入ったのですが、その流れで科学エッセイも読むようになって、かなり「科学って面白い」と思えるようになりました。
日本の子供の理科離れが言われてるそうですけど、まず面白いSFを読ませて見ろとか思ってしまいます。そっから科学に興味を持ち始める子も、多いんじゃないかなあ。



#1006 
multivac 2002/07/02 22:24
科学エッセイ

マサさん、どうぞ宜しく!…多分同年代ですし(笑)。
最近子供の科学離れが問題になっているようですが、このエッセイ読むと「科学って面白い!」って思えます。確かに内容は古いですが、読んでて面白いのが1番ですよね。
最近アシモフ本のリスト作ったのですが、絶版本の多いこと…。今の少年少女たちの為にもこのシリーズは絶版にならないように祈ってます。


http://www.h5.dion.ne.jp/~multivac


#1005 
マサ 2002/07/02 02:17
私も好きです

はじめまして。
中学生のときからのアシモフファンで、いつのまにか30年近く彼にひたって生きています。
アシモフのSFも大好きなのですが(だから今日まで読み続けているのですが)、科学エッセイは私の飯のタネのなっています。というのも私は塾の教師で、生徒には理科を教えています。単調な授業にならないよう、話に「科学的な驚き」を加えていけるよう気をつかうのですが、ほとんどの挿話はアシモフから借りてきています。多分内容的に古くなっているものあるのでしょうが、私にはバイブルなのです。



#1004 
multivac 2002/07/01 16:50
はじめまして!

アシモフで検索してたどり着きました。しかし皆さん、読み込んでらっしゃいますねー。やはりファウンデーションシリーズが人気のようですが、個人的には自伝と科学エッセイが愛読書です。ちゃんと理解しているか否かと問われると自信は全くありませんが…。最近、ハヤカワ以外から出版されている科学エッセイの収集に励んでいますが、殆ど絶版ですのでなかなか見つからないのが困りものです。

http://www.h5.dion.ne.jp/~multivac


#1003 
あすか 2002/06/28 14:10
驚!

>ろくさん
アンドリュー、ビデオになっていたんですか!!
あの作品を知ったのは映画の公開が終わった後だったので(本の帯見て泣いたさ…)びっくりしました。さっそくレンタルしに行きます!!



#1002 
徹夜城(第一発言者) 2002/06/27 00:23
まぁあまり興行的には…

>ろくさん
「アンドリューNDR(何番だっけ)」、ついにご覧になりましたか。僕も原作のエッセンスは結構生かされた、それなりに職人芸のうまさの光る映画だったと思います。ただああしたロボットの描写は古臭いと見られるのも事実でしょうね。アシモフの原作を知らないとなおさらかもしれない。
なお、ちゃんと映画館で公開されてましたよ。監督クリス=コロンバスは「ホーム・アローン」を始めとする子役映画で有名な方。そう思えば「バイセンテニアルマン」の監督に選ばれたのも無理は無かったかもしれません。
この監督が「バイセンテニアルマン」の次に手がけたのがあの「ハリー・ポッター」だったりします(^^;)。こちらはムチャクチャな大ヒットになっちゃったのはご存知のとおり。



#1001 
ろく 2002/06/26 23:06
アンドリュー

やっとアンドリュー(バイセンテニアルマン)の映画を見れました。面白かったっす。
一緒に見た友人(アシモフの原作を読んでいない)が、<後半が少し長かった>と言っていたのが印象的でした。後半は原作とはかなり違ってしまっているんですね。あれではオーロラにまで伝わっていた<リトル・ミス>の出番はあまりありませんね、確かに。・・・って、これはネタばれになっちゃうんでしょうか?
でも、アンドリューのロボットらしさが良く出ていて、派手なアクションシーン系がほぼ無いにもかかわらず飽きさせない、ストーリー的にもよい出来の映画になっていたと思います。映画館でやったんでしょうか?1999年になってますが、知らなかったなあ・・・何だか悔しい。



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