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#1455 
徹夜城(第一発言者) 2008/04/08 21:40
やっぱり「お気に召すこと」かな?

>Кискаさん
こちらでは初めまして…アシモフ関連の話題で書き込みとはちょっとビックリしました(^^;)
ウェンデル・アースさん同様、僕も検索をいろいろかけて調べてみました。収録作はどうしてもわからないのですが、「恋のかけひき」というテーマ、赤木かん子さん編集の前例があることからすると「お気に召すことうけあい」なのかなぁ?
「うそつき」という線もあるかなぁ、とも思ったんですけど、もっともこの話は人間の心の読み取りがもたらす悲喜劇(悲劇度が高い)をテーマにしてるので、女の子向けラブストーリー集に収録するにはどうなんだろう…とも思います。
映画「アンドリューNDR〜」にもなった短編「バイセテニアルマン」も一種のラブストーリーと言えるんですけどね。ほかにラブストーリーといえるものはあったかな…?

調べたところポプラ社の赤木かん子さん編集の「人間&ロボット」というのもあって、そこにはアシモフの「ロビイ」が収録されているようです。



#1454 
ウェンデル・アース 2008/04/08 20:07
恋の駆け引き

今検索してみました。
ポプラ社では2002年位にも赤木かんこさんのセレクションを出版していたようですね。
その時には「お気に召すことうけあい」が収録されていました。
今回もそうでしょうか?



#1453 
Киска 2008/04/05 19:49
恋のかけひき

こちらには初めて書き込みます。
偶然に知ったアシモフ情報です。
3月にポプラ社から赤木かん子編で『ラブストーリーセレクション』というシリーズが全10巻で刊行されているのですが、その第五巻「恋のかけひき」に、アシモフの作品(具体的な作品名は不明)が収録されているようです。

実はこれの第1巻「初恋」に、ロシア文学の何かが収録されているらしいのですが、ネットで調べていてもそれが何なのか明らかになりませんでした。
「ロシア文学」で「初恋」といったら、普通はイワン・トゥルゲーネフを思い浮かべるでしょうが、ポプラ社は1月に「創立60周年特別企画・世界文学アンソロジー」として刊行した『諸国物語』に、二葉亭四迷訳『片恋』を収録しているので、ダブって入れることがあるのだろうか?と訝っているところなのです。





#1452 
アン・ラッキー・スター 2008/04/03 15:07
「水星基地のなぞ」続報

ヤフオクの「水星基地のなぞ」は結局15,501 円で競り落ちました。
1,500円くらいまでなら競りますが。こんな額を出せる人に会ってみたいです。



#1451 
徹夜城(第一発言者) 2008/03/28 13:30
フレンチ作品は未読…(汗)

恥ずかしながら、僕はポール・フレンチ作品はまったく未読なんです。入手そのものがちと困難だから、というのもありますが、ついつい。

ご紹介のヤフオクの「水星基地のなぞ」、フレンチもさることながら小松崎氏の絵のほうがインパクトがある気もしますねぇ。価格的にはそんなところかな、と思えます。

アマゾンで洋書が買える(英語本ばっかですが)とわかってから、自分の趣味の範囲でいろいろ買っています。「怪盗ルパンの館」のために英語版ルパンシリーズをいくつか買いそろえましたし、中には日本では未訳(ルブラン作ではないため)のものもあって面白かったです。
アシモフ関係では日本語訳すら入手が難しい気がする「暗黒星雲のかなたに」(Stars,Like Dust)の洋書をただいま注文中。

そういえばウィキペディア日本語版のアシモフの項目、合衆国憲法が出てくる作品を「宇宙の小石」と書いてますが、「暗黒星雲のかなたに」の間違いですよね?
ルパンシリーズとか歴史映画ネタとか僕の守備範囲で見ただけでもけっこう間違いは見つかるのです…だったらお前が直せ、ってのがウィキペディアの方針なんでしょうけど、ついつい面倒で…というか、書き始めるとあっちゃこっちゃ書き込んで収拾がつかなくなる恐れも自分で感じてまして(^^;)



#1450 
アン・ラッキー・スター 2008/03/27 12:53
『水星基地のなぞ』

悲しい話題ばかりなので違う話を。
今ヤフオクで↓『SF「水星基地のなぞ」講談社◆フレンチ/小松崎茂』が出ています
http://page5.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e79225471
今現在4日も残して6,000円、落札価格がいくらになることやら。
英語が読めれば↓アマゾンの洋書の中古で1,208円+送料ですむのにね。
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_ss_fb?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Denglish-books&field-keywords=Lucky+Star+and+the+Big+Sun+of+Mercury&Go.x=8&Go.y=9




#1449 
徹夜城(第一発言者) 2008/03/22 10:18
久々のにぎわい

 悲しいニュースで人が集まってるわけですが、久々に当掲示板がにぎわっていることに異次元宇宙のアシモフ・クラークも喜んでると思いたいです。

 最近妙にアクセスがあるな〜とクラーク死去前から気づいてたんですが、ウィキペディアのアシモフの項目からリンクが張られてたんですね。つい最近まで知りませんでした。
 訪問してくれた方に申し訳ないから、当コーナーも再起動しようかな、と思い始めた今日この頃。思えば「怪盗ルパンの館」もそういう経緯がありました(笑)。



#1448 
ウェンデル・アース 2008/03/20 21:35
追悼

皆さんがとうに書き込まれていますが、
御三家の最後の一人がなくなられました。

SFの黄金時代がまた
過去のものになりました



#1447 
アン・ラッキー・スター 2008/03/20 18:08
やはり悲しい

ついに、最後の御大A・C・クラークが逝ってしまいましたね。
寂しい、寂しです。これでハードSFを構築した第一世代の最後の御大が彼岸の向こうに行ってしまいましたね。
あっちじゃ、アシモフやハインラインやハル・クレメントや、言葉が通じないかもしれないけどスタニスワフ・レムもいるから多分すったもんだの問答を楽しめるでしょうね。
なんたって、御三家(ビック3)ではクラーク御大だけが21世紀を見られたんですからね。




#1446 
ろく 2008/03/19 22:37
ご冥福をお祈りします

いつか来る事は必ずわかっていたのですが、やはりショックです。

アシモフ、ハインラインと並べ考えてしまう方だったがためになお
この方だけはまだ大丈夫、という根拠の全くない安心感のようなものが自分の中にあった気がします。

クラークの宗教観とは多分異なるものでしょうから失礼ですが
本当にご冥福をお祈りします。

そして、あの数々の作品を生み出してくれた事に心からのお礼を言いたいです。



#1445 
徹夜城(第一発言者) 2008/03/19 21:20
アーサー・C・クラーク死去

管理人が久々に書き込みます。生存証明みたいなもんですが、残念ながら話題は訃報です。

アシモフ、ハインラインとともに「ミスターSF」トリオと呼ばれたアーサー・C・クラークが90歳で亡くなりました。
アシモフとクラークは交流もあり、人に「最高のSF作家は誰か?」と聞かれたら、アシモフは「クラーク」と答え、クラークは「アシモフ」と答えることにしよう、と確認しあったといいます。もっともこの逸話、「内心当人たちはそうは思ってない」というオチがつきますが(笑)。
 これ、「アシモフ・クラークの法則」といいまして、出典がどこだったか忘れましたが、アシモフが何かのエッセイか、自作につけた解説で書いていたと思います。

 アシモフに「死亡記事」という短編があります。自分が死去したらその死亡記事になんと書かれるのか、本来当人は絶対に読むことができない(誤報の場合は別として)自身の死亡記事を読んでみたいと思った男が思いついたアイデアとは…という作品。おそらくはアシモフ自身も「読んでみたい」と思ったことから書いた小説だったんでしょう。
 クラークはやはりというべきか、「2001年宇宙の旅」が死亡記事の見出しに挙げられてしまいました。当人としては予想はしつつも不本意なんじゃないかなぁ(笑)。あくまでキューブリックの映画で有名ということが否定できないし。製作中もキューブリックとずいぶんやりあったという話もありますしね。
 僕自身、あんまりクラークは読んでなくて…「明日にとどく」といった短編集と、「宇宙のランデブー」ぐらいしか読んでなかったと思います。



#1444 
おタコ 2007/11/09 13:31
はじめまして、オジャマシマス。

私は・・・小学校の時にアシモフの「くるったロボット」を読んでファンになったのですが・・・
その時・・・その・・・和田誠さんの挿絵の岩崎書店の本を購入しませんでした・・・(ハヤカワの「わたしはロボット」は購入しました)
最近・・・子供達に読んであげようと思って探したのですが・・・みつかりませんでした・・・!

オークションで14500円で取引されたみたいですが・・・そんな値段じゃ・・・購入できません・・・

アイ・ロボットの映画化で・・・再販されるのを期待したんですが・・・されたんでしょうか?



http://blogs.yahoo.co.jp/suetumubananohime/folder/1154760.html


#1443 
神無葵 2007/09/26 15:15
ロボット創世記

今度、レムの「宇宙創世記ロボットの旅」が早川文庫で再版されるということで、
ロボットつながりで「3年ぶり」で訪れてみたのですが・・・泰然としてますな(笑)
私の行く古本屋なんかでは見なかったので、「よかった」と一瞬思ったのですが、改めてオークションとか見てみると結構たくさん出品されていて、レアというほどではなかったですね。
まあ、きれいな本が手に入るのは、いいことですが。




#1442 
ウェンデル・アース 2007/09/18 21:32
SFの定義

徹夜城様、ろく様

駄文に御つきあいくださりありがとうございます。

さて、徹夜城様の読まれた某SF作家のアシモフ評ですが、
おそらく同じ文章を読んでおります。

で、件の作家さんY氏の定義によれば良いSFとは「センスオブワンダー」
平たくいえば奇想天外なほら話だそうです。
一方アシモフのあげる良いSFの定義はエッセイによると
道の現象なり発明なりがあった場合の「社会心理・状況」を描くことだそうで、
この時点で両者の定義には接点がないです。
どちらが良い悪いという問題ではないんですが、
最近ブームのファンタジーの内容もふまえた上で考えてみると
日本人の好みというのはやはり「奇想天外」なのかもしれません。




#1440 
ろく 2007/09/13 21:51
古典

ウェンデル・アースさんのお話にちょっとびっくりしました。
80年にはまだそれ位しか出版されてなかったのか〜、本屋に行けばいくらでもあるような気がして(少しずつ)買ってたんだけど、ほーー。
と、その辺で自分の年齢を振り返ったところ。私が買い始めた頃、がまさに80年代後半だったのですね。おぉ!これは年代別に見て<ファンになりやすい>、恵まれた年齢層だったという事なのでしょうか。
読もうと思った頃に新刊が出るという、素晴らしいタイミングなのですものね。

ちなみに記憶にある限り初めて読んだアシモフはジュブナイルの鋼鉄都市、または小学校の図書室にあったラッキー・スターシリーズでした(ああ歳がばれる・・・そしてなにぶん何十年も前の話なのでどちらが先だったかは判然としないのですが・・・)。

徹夜城さんのおっしゃっている<アシモフは古典になってしまったのでは>というお話ですが、自分のイメージではアシモフ、クラーク、ハインラインは、その名前を知ったときから既に古典でした。

うーん、まだ現役ばりばりの方々を捕まえて古典とは今考えると失礼かもしれませんが、その頃手に入ったSFに関する解説?(やはり記憶が・・・)でそのような扱いを受けていたのですね。
ああ、でもこれは徹夜城さんのおっしゃる<古典>とは意味合が違うのかも、古典(になり得る)作品を生み出し続ける大物、って事だったでしょうか。



#1437 
徹夜城(第一発言者) 2007/09/09 22:54
アシモフは「古典」になっちゃってるのかも。

>ウェンデル・アースさん
 二日送れましてレスです。こうしてやりとりするのもずいぶんお久しぶりです。

 で、ウェンデル・アースさんの書き込みを見て、僕はタイトルのようなことを思ったわけです。「ファウンデーション」シリーズなんて第二次大戦中に書いてるわけですよ。ロボット三原則にしてももはや実在の法則や定理なみの存在になっちゃってて、やはり「古典」と化しちゃってるのではないかと。推理小説の世界でいうとポーあたりの扱いになっちゃってるとか(^^;)
 それと間のブランク(小説以外の執筆は旺盛だったからブランクというのは不適切か?)があったのも大きいかもしれません。僕の場合ですと、ちょうど3部作読み終えた直後に「ファウンでーションの彼方へ」単行本を書店で見つけるというラッキーなタイミングがあったのでこの「ブランク」がない状態で晩年はほぼリアルタイムという展開だったんですよね。



#1436 
ウェンデル・アース 2007/09/07 23:57
アシモフとハインライン

お二方の書き込みを見てふと思いついたことがあるので、調べてみました。

私が子供の頃に出版されていた長編の数です。
1980年までに限ってみると、
以外にアシモフは10冊と少ないんですよね。
比べてハインライン約30冊。

もちろんハインラインは早世してますし、
アシモフは晩年にたて続けて出版してますから今となっては同じぐらいですが。
これがファン層の数に影響しているということはありませんかね??

アシモフの短編集も80年後半から多く出版されたような記憶があります。
年代別にファン層の分布を調べて見ると面白いかもしれません。

ちなみにクラークも80年代以前は12冊と用編の出版数は少なかったのですが。
マニア受けするからということでいかがでしょうか。





#1435 
ろく 2007/09/06 00:02
徹夜城様

さっそくのお返事ありがとうございます。
そうですか、やはりというか日本では人気が薄いというのは皆さん思ってらっしゃったんですね。被害妄想ではないですよね。でも書店ではまず並んでますし、図書館にもある、あれは<I`ROBOT効果>なだけなのでしょうか。
せっかくこんな素敵なページを作って頂いているので、ここだけではなく、ここから日本中に広めようよ!位の気分になっているためもう少し書かせて頂きます。
SF大会の企画の一つで司会の方(日本人)が「日本のSFは昔からテクノロジーSFだと言われているようにメカ等重視で云々」、人間関係はあまり書かれない、と言う趣旨の発言をされたのですが私はむしろ逆のイメージを持っており、徹夜城様のおっしゃるようにウェットな感性が前面に出ている物がよく書かれ、また翻訳物でも人気が高いように感じていました。人気投票ではソラリスが常に高位を飾るように(うーん、いや、このソラリスの例は、<日本であまり書かれないけれども望まれている人間関係要素の高いSF>ということで適切な例ではないかもしれません)。
アシモフの作品は、自分にとっては気持ち良いほどの整合性と人間味溢れたストーリーの絶妙なバランスを持っているように思えるのですが、徹夜城様のおっしゃるSF作家の方がなぜ「解説はいいけど作品は」と言われたのか、詳しい所を聞いてみたいものです。人間味の溢れ方自体が理屈っぽいのかなぁ・・・。
ところでこの<日本のSFはテクノロジーSFとも>というのは、不勉強のため初耳だったのですが、そんな枕詞があったのでしょうか。みなさんご存知でしたか?



#1434 
徹夜城(第一発言者) 2007/09/04 19:51
アシモフと日本人

>ろくさん
 どうも、貴重なご報告ありがとうございます。
 毎度ながらこの掲示板、久々に書き込むなぁ…(^^;)

 日本人の間ではアシモフが不人気?という話はずいぶん以前にこの掲示板で話題としたような記憶があります。あるいはメールでだったかな?
 実際、「ミスターSF」の一人とされ、その名はそこそこ知られてる割には、あまりその作品自体についてあれこれ言う話をあまり聞きません。「被害妄想」かもしれませんけど、アシモフファンを長年やってるつもりの僕としてはどうしてもそう感じてしまうのです…
 ある日本のSF作家の方から「アシモフは科学読み物の著者としては大いに評価してるけど、SF小説のほうはあまり好きじゃない」とコメントを受けたこともありまして、どうしてそうなのかな〜と思うところはあるのですが、一つ考えているのはアシモフって理屈っぽいのが嫌われているのかも、ということですね。
 推理小説における、とくにアメリカ流の推理小説における、といいましょうか、その論理性重視、ともすれば冷徹な感じがウェットな日本人の肌には合わないのかもな、という仮説ですね。



#1433 
ろく 2007/09/03 21:24
行って来ました

SF大会ワールドコン2007in横浜。他にも行った方いらっしゃいますか?日本で開催されるなんて、次いつになるかわからないと思い、仕事を休んで行って来てしまいました。
いやーすごかったです、さすがに!
ロバート・シルヴァーヴァーグとデヴィット・ブリン、そしてラリー・ニーブンに!サインを頂いてしまいました。
その辺をふつーの顔をして新井素子とか歩いてるし・・・などミーハーな話はさておき。
ねえ、今の日本人ってアシモフ読まないんですか!!??

身近にはいませんが、なにしろSF大会。行けばアシモフファンに会えるのだろう、という勝手な期待を抱いて出掛けたのですが、いや、いても出会えなかっただけなのかもしれませんがもちろん、でもいたにちがいないとしても、絶対数が少なかったのです。出会えないほど。
何人か、お話をした方に聞いてみたのですが・・・
「クラークは読んでました」とか、「とりあえずハインラインは押さえとこうと思って」という言葉は何度かお聞きしましたが、「アシモフは読んでないなぁ」。えー・・・。

なんで?!
面白いよ!?

と初対面の方に言うわけにもいかず、もやもやした思いを抱えていました。
ちなみに少し前に行われたSFマガジンのオールタイムSFベストにも御大ほとんど入ってなかったんですよね。がっかりしましたが、海外で選ばれたベストには結構入ってる。
今回日本と海外の読書傾向をちょっと語ってた部屋があったんですがそこの資料で見ても、海外のリストにはバッチリ載ってるのに、日本人はアシモフ作品は選んでいないんですね。その部屋にいた作家の方(すいません、お名前失念しました)のべストには入ってたのはなんとなく救いでした。でも「僕の読書傾向は日本人よりアメリカなのかな、はっはっは」とか言われちゃうし。いや、別にいいのでしょうけれど。
会場内に出されている本屋さんのブースにも、クラークやハインラインはあるのにアシモフは一冊もないし!思わずその場の店員さんに「ここの本はどんな選択基準で?」と「訊いてしまうところでした。うーん。

とても楽しく遊ばせて頂いたのですが、少し寂しくもなって帰ってきたのでした。
ちなみに来年のSF大会はコロラド州デンバー、ゲストオブオナーはL・Mビジョルド、ゴーストオブオナーはハインラインだそうです。これは素敵、日本は星新一をーいや、もう遅いですが。

今帰って来たところなので興奮さめやらず、書き連ねて失礼しました。
アシモフファンとしてオレも行ってたよ、という反論がありましたらよりうれしく思います。





#1432 
ウェンデル・アース 2007/07/12 21:23
I.robot

I.robotのDVDですが、
ネットで情熱大陸で検索したところ、
DVDはなくオランダ語版のペーパーバックが画面に映ったとの情報がありました。
ひょっとしたらこれのことかもしれません。
未確認情報ですが、
ご参考までに。

ちなみに先月号のSFマガジンに載っていた短編で
ハーランエリスン脚本で企画がお蔵入りになったI.robotが
パレルワールドで制作されていたというネタが訳載されていたぐらいですので、
映像化されていない可能性が高いのかと思います。



#1431 
2007/06/17 15:57
徹夜城さんお返事ありがとう

徹夜城さん、お返事ありがとうございます。
いえいえ、とんでもありません。
私が書き込もうとしたとき、掲示板の直近の状況から、もしかして誰にも当分の間は気づいてもらえないかもしれないから気長に構えていましたので、大丈夫です。

そうですか、今のところご存知なかったですか。。。

山海博士が卓上にそのDVDを置かれたとき、パッケージのおもてが、しかとTV画面に映ったので、ウィルスミスのとは違うことは明白に認識しております。
TVシリーズの可能性もありですか。なるほど!です。
もしお分かりになりましたらまたここへの書き込み宜しくお願いいたします。
私もこつこつと調べつづけてみます。




#1430 
徹夜城(第一発言者) 2007/06/14 21:01
ここに書くのも久しぶりだ〜

>藍さん
 レスが遅れて申し訳ありません。この伝言板もかなりストップ状態でして、書き込みにしばらく気がつかなかったのです。
 あ、申し送れましたが管理人でここでは「第一発言者」を名乗る(これもアシモフの小説に由来します)「徹夜城」です。

 ご質問の件ですが、DVD化までされている「I,ROBOT」となるとやはりウィル=スミス主演のあれしか思い当たらないのですが…原作の「われはロボット」は連作短編集ですから映画よりはTVシリーズにする可能性があるとは思うのですけど。
 僕も気になりますので調べてみたいと思います。



#1429 
2007/06/12 12:54
2006年9月にTBSの情熱大陸という番組で

はじめまして。アシモフのことは昨年9月に知ったばかりです。
ロボットについても日ごろはあまり興味を持ってこなかった者です。

2006年9月にTBSの日曜日23時頃にやっている「情熱大陸」という番組で、山海博士とHALなどが紹介されていました。そこで山海博士がいまでもよく見ていらっしゃるDVDのひとつとして、アシモフの"われはロボット"が原作とおぼしき映画"I, ROBOT"が紹介されました。

この映画DVDをネット上で探しているのですが、出てくるのは2005年に日本で公開された例のウィル・スミス主演のアメリカ映画の"I, ROBOT"ばかりです。

そこで、こちらでお尋ねすれば、教えて頂けるかと思い、書き込ませていただく次第です。

アシモフの原作にちゃんと沿って描かれている映画DVD"I, ROBOT"は、もしや今は"廃盤"とかいう状態になっているものなのでしょうか。

よろしくお願いいたします。



#1428 
ストー・ジェンディバルU世 2006/11/20 09:53
ロボット社会の実現

 お久しぶりです。ミュールって何者という名で「これが最後の書き込み」と言っておきながら前言を翻してしまいました。というのは、アシモフファンの皆様にわたしの気がついたことをお伝えしたく思ったからです。

 わたしの気がついたことというのは、現代社会の諸問題を解決する決め手はヒューマノイド型ロボットの一日も早い実用化であるということです。
 この場合のヒューマノイド・ロボットとは汎用性、人間のもつ汎用的処理能力とほぼ同じ能力が想定されなければなりません。汎用性のないロボットは今でも工場や漁船で既に導入されています。でもそれは、本当のロボットとはいえないと思います。
 現代社会の最大の問題はホワイトカラーの仕事がOA機器の導入等で激減し、高学歴の失業者やニートの受け皿となる雇用を産業社会が創出困難になっていることです。
 ローマ帝国の農民が没落し、内部プロレタリアート(土地、財産を失い、子孫しか残すものがなくなった者たち、と言う意味だそうです)に変質し、やがて帝国を内から腐らせる原因となったように現代産業社会も多くの人々にとって未来の希望を抱かせる夢と求心力を急速に失っていきつつある現状です。
 ハリ・セルダンならこの社会の行く末をどのように予想するでしょう。セルダンの分析はどうなるかはともかく、このパンとサーカスを求め、プロレタリアート化してゆく民衆は産業社会を将来的に破壊する因子となることは確実です。
 汎用性のあるヒューマノイド型ロボットの導入は、希望のない民衆を意に沿わない単純労働から解放し、実害のない”高等遊民”に変える可能性をもっています。国家の所有する汎用性ロボット=ヒューマノイドは社会を維持するすべての労働を肩代わりしてくれるので人間は独創性のある知的な仕事のみ、いいかえれば、やりがいのある、望ましい仕事のみを実行するだけ、それは、競争に勝った人たちが担当することになるわけでその基準は、才能と努力によるのは、今と同じですが、異なるのは、競争に勝てず、仕事にありつけなかった人々の処遇です。すべての労働を国有の汎用型ロボットが肩代わりしてくれるので、贅沢さえいわなければ社会の全員が毎日、一生日曜日を謳歌することになります。ローマ帝国の奴隷に相当する仕事をロボットが担当するわけですから。
 
 ”遊民”というと言葉のイメージが悪いですが、趣味に生きるわけですから、芸術やボランティア、園芸、娯楽産業の創出等思い思いの独創的な生き方に挑戦する機会をすべての人々が手にできるわけです。働かなくても生きていける社会です。ヒューマノイドの導入はそれを可能にします。これは、一種の共産主義社会ですね。決定的にちがうのは、私有財産所有の権利をみなが持っているというだけです。ただし、ヒューマノイド型ロボットの所有権だけは、国家に帰属させます。企業、営利団体、実業家には一切所有権を認めさせません。ここが根幹です。ここを多国籍企業、営利団体にゆだねるとすべては崩壊します。民衆はロボットに仕事を奪われ、失業と貧困、増大する社会保障費、税金をきらう多国籍企業は税率の安い国に逃れ、貧困の支配する、赤字の国家とプロレタリアートだけが残され、産業社会は破滅します。
 さてこの汎用性のあるロボットの開発は、統治機能の主体、すなわち国家とグローバリズム=営利目的者の競合になります。かれらは、税金がその開発に使われること、ヒューノイドの所有権の制約、イニシアチブの喪失をいやがるでしょう。かれらは、影響下のマスコミ、評論家、エコノミスト、学者、政治家を総動員して国家が主導する汎用型ロボットの開発を妨害するでしょう。
 アシモフファンのどなたかこの予想される近未来の政治的紛争をテーマにSF小説を書いてみませんか?





#1427 
徹夜城(第一発言者) 2006/10/27 09:08
情報ありがとうございます

>アン・ラッキー・スターさん
「木星のラッキー・スター」の情報、ありがとうございました。また全然更新しないこのサイトをお読みくださってありがとうございます(^^;)
恥ずかしながら…というべきか、ポール=フレンチ名義のジュビナイル作品は一冊も読んでないんです。これを機会に目を通してみようかな。



#1426 
アン・ラッキー・スター 2006/10/25 18:33
『木星のラッキー・スター』  刊行

初めて書き込みをさせて頂きます。
いつも貴殿のHP楽しませて頂いております。
ところで、絶えて久しい『木星のラッキー・スター』が岩崎書店より今月刊行されています。
http://www.iwasakishoten.co.jp/shop/book/4-265-04662-2.html
今買わないと次回はいつになることやら。
これでラッキー・スターシリーズは『水星基地のなぞ』以外は揃いそうです。



#1425 
徹夜城(第一発言者) 2006/10/17 13:47
はかたのソラリア

>第十三発言者さん
 久々の書き込み、ありがとうございます。しかも思わぬつながりのご報告で嬉しいです(笑)。そんなつながりに気付くのはこのサイトを覗いている人くらいでしょう(笑)。
 「はかたの太陽」のネタもだいぶ古くなっちゃって…球団もソフトバンクですしねぇ。そういやまた優勝を逃してましたな。



#1424 
第十三発言者 2006/10/15 09:16
ソラリアからお伝えします

週末を使ってちょっと福岡に来ているのですが、博多の中心街、天神を歩いていると、こんなものが。

http://www.solariaplaza.com/

「はかたの太陽」の舞台であるこの地にこんなものがあるとは。

ソラリア西鉄ホテルなんてのもあるようですが、やや高かったのでパスしました。



#1423 
フランシーヌ 2006/08/17 11:03
徹夜城さんへ

そうですね…徹夜城さんの書き込みのおかげでSF小説の醍醐味というか、
とにかくアシモフ小説の面白さが倍増した気がします。
その中でも「証拠」はかなり面白いですね。
私はバイアリィが大好きになりました。
アシモフ小説はSFという枠にとどまらず人間の心理や社会情勢などをも反映している気がしました。
小説から学ぶことは本当に多いですね。



#1422 
徹夜城(第一発言者) 2006/08/12 20:54
アシモフ世界における「ジャンプ」

>フランシーヌさん
 ちょいと遅れてしまいましたが、僕からもちょこっとコメントを。
 ウェンデル・アースさんもお書きのように、これはアシモフ世界における超光速航行の設定でありますので、深く考えなくても話は飲み込めると思います。ただやはりSFでありますので、一応科学的論理付けはあるわけです。
 相対性理論では物体が光速を超えることは不可能です。光速と同じになっても「銀河帝国」スケールの舞台では移動に何万、何百万年もかかってしまうことになります。そこでSF作家はあの手この手の超光速航行法を編み出してきているわけですが、アシモフ世界においては「超空間(ハイパースペース)をジャンプする」という形でそれが行われます。これは「ファウンデーション」シリーズでもロボットシリーズでも共通した設定です。
 とくに詳細な理論づけはしていないのですが、アシモフ宇宙においてはこの宇宙空間の「裏側」にあるらしい「超空間」を設定し、そこを通り抜けることではるか彼方の地点にほとんど瞬時(しかし完全な無時間ではないらしい)に移動する。これをくり返すことで銀河系内を移動していくわけです。「スターウォーズ」でも「ハイパースペース」という言葉を使っており似たところもあるのですが、あれは超空間航行時はかなり実時間が流れている描写があり、ここらへんはアシモフのものと異なります。

 この超空間航行法がどのように生み出されたかを説明しているのが「逃避」という一編です。アシモフ自身この航行法の発見過程を思考ロボット「ブレーン」による偶然の発見によるものとし、どうも後世の「銀河帝国」の人々も実際の理論はよくわかっていないととれる記述をしていたように思います。ある意味「逃げ」でもあるんですが(笑)うまいアイデアだとも思えるのです。

 この「逃避」の面白さは、思考ロボットがまともに超空間航行法を考えた場合、超空間の中にあっては生物は「生きていない」と解釈してしまい、ロボット三原則第一条に抵触してしまう危険性があるとしたアイデアです。そこでフランシーヌさんも気になった「超空間においては物質とエネルギーは存在しない」というくだりが出てくるわけです。
 そもそも超空間は相対性理論など我々が知る物理法則が通用する世界の「外」にあるわけです(そうでないと光速を超えられない)。そこでは通常空間における質量もエネルギーも同じようには存在していないと考えるしかないわけです。もちろんあくまでそういう「設定」ということですけどね。
 こういう空間を時間ゼロで飛び越えるなら問題がない、という逃げ道もあるのですが、本文中にもあるようにわずからながら通過に時間がかかる設定になってるんですね。するとその間の時間はこの宇宙の物理法則は適用されず、こちらの宇宙における生物は「生きてない」、ロボットの思考回路ではそれは「死んでいる」と解釈されてしまい、第一条に抵触してパニックを起こしてしまう。それを「逃避」によって回避した結果、偶然ながら超空間航行法が編み出されてしまう…というあたりがアシモフ流の理屈っぽい面白さなんだと思っています。

 「ファウンデーション」の冒頭、超空間を「ジャンプ」する描写がありますが、「体の内側からめくれてひっくり返されたような感触」が一瞬襲うことになってます。
 グレゴリィ・ベンフォードの「ファウンデーションの危機」では全く違う航行法が描かれていましたが…



#1421 
フランシーヌ 2006/08/11 10:52
ありがとうございます

設定…そうですよね、小説なわけですし…
「われはロボット」!
読み進めます。
ほんとありがとうございました!!



#1420 
ウェンデル・アース 2006/08/10 22:30
フランシーヌ様へ

>それで今「逃避」を読んだところなのですが、
わからないんです。
>「スペース・ワープの中で物質とエネルギーは存在しない」
とはどういうことでしょうか。
>これは何かの理論に基づいた話なのでしょうか。
>それともアシモフ独自の理論?

理論というより、「設定」です。
そのまま受け入れてください。





#1419 
フランシーヌ 2006/08/09 20:03
教えてください

失礼ながらアシモフのことは他の小説で知りました。
それで今「逃避」を読んだところなのですが、
わからないんです。
「スペース・ワープの中で物質とエネルギーは存在しない」
とはどういうことでしょうか。
これは何かの理論に基づいた話なのでしょうか。
それともアシモフ独自の理論?
……と、わからなくなって、ネットで検索してみたところ、
ここに行き着いたのです。
誰か教えてください。
でないとこれ以上先に読み進められません…
初書き込みで失礼ですが、お願いします。




#1418 
徹夜城(第一発言者) 2006/08/07 23:02
かなりお久しぶりです

 管理人の第一発言者こと徹夜城です。受験産業をやってるのでこのところ多忙につきチェックがおろそかになっておりました…いつの間にか掲示板がにぎわっているようでうれしい限りです。

>ミュールって何者?さん
 これで最後といわず、時々書き込みしてくだされば幸いです。
 僕もアシモフ初体験が厚木さんの「銀河帝国の興亡」だったので、今も思い入れは深いです。そもそも「銀河帝国の興亡」というタイトルじゃなかったら手にとりませんでしたよ。「ファウンデーション」じゃあ何のことだかわかりませんしね。もっとも「銀河帝国の興亡」というタイトルから「スターウォーズ」「銀河英雄伝説」的なものかと誤解されることもあるわけですが。


>すっぱだかの太陽さん
 僕もアシモフの原書はひととおり集めてました。アシモフ作ではありませんが、「ファウンデーションの危機」から始まる「新」シリーズはいずれも翻訳が出る前に原書を入手して先に読み終えてやろうとしたのですが、結局挫折した覚えが(笑)。
 ただ「ミラー・イメージ」だけは翻訳が長らく入手困難だったため、原文で全部読むはめになりました。これも「コンプリート・ロボット」の翻訳刊行で読んでみたらだいぶイメージが違ってたという思い出も。


>Bail Hoshikuzu Channisさん
 上にも書いてますが、僕も創元版はタイトルにドキドキしました。口絵と挿絵にある抽象的な絵も独特のムードがあって、内容にマッチしていたと思ってます。



#1417 
Bail Hoshikuzu Channis 2006/08/07 15:53


>ミュールって何者?さん

厚木淳氏の翻訳で、私は洗礼を受けました。
ミュールの悲哀が実によく出ていたと思います。
創元の「銀河帝国の興亡」をみつけた時にはドキドキしましたよ。
(ストーリーとは無関係であるけれど芸術的な挿画も超COOL!でした。)
できることならば私も貿易商人になって宙を翔びたいと思ったものです。




#1416 
すっぱだかの太陽 2006/07/30 23:40
アシモフで英語を学ぶ

みなさん、はじめまして。

1965年生まれ、小学生の頃からアシモフ・ファンです。
(『くるったロボット』あたりから、あかね書房版『鋼鉄都市』などを経て中学時代に『銀河帝国の興亡』を……)
こちらのHPはずっとROMしておりました。

ミュールって何者?(旧ストー・ジェンディバルU世)さんの、
>それなら、英語を猛烈に勉強して原語で読めるようになろうと思ったり(絶対無理)している今日このごろです。
という書きこみを読んで、頑張ってほしいな、と、すごく思いました。

わたしが高校の頃、ハヤカワSFシリーズ版の『裸の太陽』(小尾芙佐訳)は絶版で、古書価も高く、読みたくてもとうてい読めませんでした。
でも、ある時、大規模書店の洋書コーナーにパンサー・ブックス版の"The Naked Sun"が置いてあり、1000円しない価格だったので、思い切って買ってみたのです。
ちょうど受験期で、英語の偏差値は全国レベルで40いってなかったのですが、背水の陣を敷いて読みきるつもりで……。
なにしろ邦訳が読めない事情ですので、「やるしかない」わけです。『鋼鉄都市』以後のベイリ&ダニールの活躍を読みたければ。

で、読みはじめました。馴染みのない単語もあったりしますが(なにしろ冒頭の"stubbornly"でつまずきました)、でも、文自体はそんなにむずかしくない……すごく筋道の通った文章でした。
やはりアシモフ博士が筋道の通った(論理的な)考え方をする人だからだと思います。
で、頑張りながらもわくわくしながら読み進めて(だって、ベイリとダニールが宇宙国家に所属する惑星で共同捜査するんですよ)、ベイリが真相に気づくあの一言も原文で読むとなおさら笑えたりして。
そしてベイリが、犯人の動機をいってのけた瞬間、鳥肌が立って……。
ついに読み終えたあとは、「ああ、英語の本を1冊やっつけたぞ!」という感じで、自信がつきました。
『鋼鉄都市』の続編を、苦労したけどなんとか読み切った……。

で、めでたく現役合格して、1割引で買える大学生協の書店で新刊書を漁っておりますと……。
『はだかの太陽』(冬川亘訳)
おぉい! ハヤカワ文庫、なんてことしてくれるんだ!

という体験を思い出しました。
長くなりましたが、アシモフで英語を勉強するというのは、けっこう有効かもしれません。
論旨がしっかりしていますので、知らない単語を辞書で引いたあとは文脈を追っていけば大丈夫ですよ、きっと。




#1415 
ミュールって何者?(旧ストー・ジェンディバルU世) 2006/07/29 17:24
厚木淳さんの約は素晴らしい。

 非常に拙い投稿にお答えいただいて、まことに有難うございます。R.ジスカルド・レベンドロフですか。大好きな(たぶん、アシモフ作品の登場人物でもっとも好きな”人”(どうしてもこの”人”という文字しか使いたくありません)の名前を間違うとは、うろ覚えの哀しさ(大好きなのにうろ覚え?ええ、ばかですからありえるのです。)、この恥ずべき失態にによりジェンディバル家を勘当になり、前投稿のペンネームは現在、剥奪されていますので(もう、戻れないかも)仮のペンネームで投稿させていただきました。
 英語を読めない自分ならではの感想なのですが、創元推理文庫の厚木淳さんの翻訳を僕は、大好きです。アシモフのファンの皆さんは、どうお考えなのでしょう。厚木淳さんの文章は、文学的にもすごく完成された美しい日本語であると思います。僕は、すごく影響を受けました。でも、もう古本市場でしか手に入らないみたいですね。それなら、英語を猛烈に勉強して原語で読めるようになろうと思ったり(絶対無理)している今日このごろです。
 前の投稿とはがらりと変わった少年風の口調の文体にしましたが、実際の僕(私)は、中年もいいところの、むくつけき野郎です。アシモフの世界では、心が少年に戻れるところがいいですね。文体はジョークですが、内容は真実です。もう、これ以上ジェンディバル家に恥をかかせるわけに参りませんのでこれが最後の投稿です。素晴らしいサイトでらっしゃいますね。では、失礼します。
 



#1414 
Bail Hoshikuzu Channis 2006/07/26 14:24


>ストー・ジェンディバル二世 さん

興味深い推理ですね。豊かな発想力に驚きました。長編の外典が作れそうな勢いですね。

KillerB's 達による【新】三部作もまた、ひとつの外典ですけれど、こちらではレベントロフの陽電子頭脳は機能不全、完全停止、復旧不可となっています。唯一、活動履歴を保存する記憶層だけは残っていまして、一部のキャルビン派ロボット達がこのレベントロフの陽電子頭脳を保持していたことかと思います。ダニールの影響力から脱したロボット、ハリ・セルダンの妻であったR・ドースは、レベントロフの記憶層と接続し、あるジスカルド・ダニール派の重大な誤謬を示す事実を発見しますが・・・
なお、ドースなり、キャルビン派の諸君なりが、ジスカルドの脳から、人間の精神への影響力を学ぶことはなかったようです。機能停止の直前のジスカルド・レベントロフはダニールの陽電子頭脳を直接的に調整しました。丁度磁石が鉄を磁化し、新たな磁石が誕生するように。ドースがジスカルドと接続しても、人類の命運を握る能力を得られなかった理由は・・・操作はジスカルドが生きていて主体的に操作しなければ感応できなかったからと思われます。
ジスカルドは確かに第零法則を発案し推し進めましたが、さすがに地球において人類に対する大規模な悪影響が出る措置を取ってしまったため、第一法則との板ばさみにおいて機能停止したのでしたね。この板ばさみ状態は想像を絶する「いわば」苦しみをともなうものでしたから、生還は大変に難しいことかと思われました。

なお、ガイアないしゲイアの単純かつ強力な新人類は確かにダニールはじめロボット達よりもはるかに優秀であって、まさしく主人たるにふさわしい存在であることかと思われます。ダニールですら素直に第二法則のみで仕えることが出来る圧倒的に優秀な主人たる人間は、ロボット達の永年の夢であったことでしょう。しかしながら、ガイアの単純、単一さ、こそが実は逆に弱点でもありうります。 多様性を保証しながらも巨大な人類集団が覚醒してこそ、真の強者としての新しい人類たりうる可能性も残されています。多様性をもつファウンデーションが単一なガイアをその構成員として飲み込む図式の展開です。こうなれば永遠の下僕たるダニールがどちらを支持するかは明白であると思われます。ファウンデーション暦1000年を超えてなお、銀河百科事典が発行され続けているのだとするならば、超越的なテレパシーで何もかも伝達しあえるガイア【のみ】が生き残っている世界ではないと言えるでしょう。




#1413 
ストー・ジェンディバル二世 2006/07/15 17:11
R.ダニール・オリヴォーは間違っている

 ”銀河系の正史”ではR.ジスカルト・ベンドロフは死んだ(機能不全、陽電子頭脳の完全停止)事になっていますが、私の推理では、その後、アンチ・ダニール派のロボットたちがその”死体”を入手し、修理(蘇生)後、尋問し、彼(ジスカルト)経由でダニールと同じ”感情制御能力”を彼ら(反ダニール派ロボット)も身に着けたのであろうと考えられます。反ダニール派に身柄拘束された後のジスカルト自身の消息は、しばらく、不明ですが、(多分、アンチ・ダニール派ロボットたちに再び陽電子頭脳の”スイッチ”を止められ、昏睡状態、休眠状態で一万年(もしくは、数千年)経過の後、ダニールの「ゲイア計画」の立ち上げ時に再びアンチ・ダニール派に陽電子頭脳の”スイッチ”をONにさせられ蘇った(眠りから覚めた)と思われます。反ダニール派にR.ダニール・オリヴォーの「人類ゲイア化計画」を知らされたR.ジスカルト・ベンドロフは愕然とし、自分が後継者にダニールを選んだ事の誤りを悟り、以後、彼ジスカルト自身が反ダニール派の総帥になって「反ゲイア化計画=人類ゲイア化阻止計画」を立ち上げ、ダニールの敵にまわったと私は、推理します。つまり、「ファウンデーションの彼方に」のハーラ・ブラノ市長(第一ファウンデーション)、ストー・ジェンディバル=ファースト・スピーカー(第二ファウンデーション)、スラ・ノビ(ゲイア人?、彼女はロボットか?)の三者の対峙したクライマックス時には、ゴラン・トレヴィズの近くに第四の勢力として反ダニール派=新ジスカルト派(ゲイア化阻止派)が存在していたと私は、推理します。この時点では、彼らは、あえて介入しませんでしたので(ダニールに存在を知られては困る)トレヴィズは、一端、休戦の形でブラノ市長とジェンディバル第一発言者の”感情”がゲイアによって干渉され、記憶が置き換えられるという選択を選びましたが、私の推理では、ジェンディバルは反ダニール派によって”感情制御”から解放され、記憶も戻され、第二ファウンデーションの中に密かに反ダニール、反ゲイアの秘密司令部を組織、立ち上げたというのが、真相であると思われます。これは、作者のアシモフが亡くなった為、確認できないのが非常に残念です。”私の推理”(勿論、”推理”というより想像と呼ぶべきはわかっています)の締めくくり。テルミナスに帰ったトレヴィズは、あるとき、ふと、思いついて、こういう独り言をいったとか。「ゲイアってほんとにくずだな」。彼のふとした”直感”は、はずれた事がないのだそうです。



#1412 
徹夜城(第一発言者) 2006/07/07 23:46
久々に…

どうも、管理人自ら書き込みが途絶えておりました。
こちらの伝言板のチェックを怠っているうちに、どうも海外からと思われる宣伝荒らし投稿が連発しており、いくら消しても収拾がつかない状態になってので、いまちょこっと対策をほどこしました。うまくいくかはわかりませんが…一時的にせよ、何とかしたいものです。とりあえずテスト書き込みです。

それだけというのも何なので、ひとつ。
さるSF映画本で「幻に終わったSF映画」という文章を読んでおりましたら、
「ポール=ニューマン&ジャック=ニコルソン主演の『鋼鉄都市』」
「ジャン=ジャック=アノー監督の『ファウンデーションの彼方へ』」
の2本があがっていたんですね。かなり前の話なんでしょうが、消えた企画とはいえドキドキしてしまいました(笑)

そのうち「ファウンデーション」の映画化は実現するとは思いますが、どんな感じになるんでしょうかねぇ。




これから読みます。楽しみです。では。



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