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投稿時間:2002/09/07(Sat) 01:21
投稿者名:第十三発言者
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タイトル:
アマリルのモデル?
このネタを見つけたのは結構前なんですが、なんとなく書くタイミングを逸して
ました。なんか、アマリル先生、過去ログにも全然登場しないのですね。人気
ないのでしょうか。(^^)

モデルとおぼしき人物はインド人の数学者ラマヌジャンです。「心は孤独な数学者」
(藤原正彦 新潮文庫)によりますと、もともとちょっとした秀才だったけど、数学に
はまって道を誤り(^^;、他の勉強がおろそかになって、港の事務員をやっていた
そうです。で、あるときケンブリッジの先生に送った書き付けが目にとまって
見出され、ケンブリッジに招かれ、すさまじい(としか言い様のない)業績を残した
ものの、病気で早逝します。

このラマヌジャンという人、その道ではかなりの有名人なんで、ご存知の向きも
多いかと思いますが、ユーゴ・アマリルとの関連の指摘を目にしたことがなかった
ので。藤原正彦氏の評価では、「ニュートンの仕事は他の誰かでもやっただろうが、
ラマヌジャンの仕事は、どうしてそんなことを思いついたのか見当がつかない」
というようなことになるようです。現に、ラマヌジャンの残したノートを解析する
という仕事が、立派な業績になってしまうようで、ここら辺は、第二ファウンデーション
での心理歴史学研究を思わせるものがあります。

アシモフならラマヌジャンの逸話くらいは知っていたでしょうから、モデルというか、
ネタにしたのは間違いないんじゃないでしょうか。ダールの社会のモデルが何か、
っていうのは議論が別れそうですが、あの身分社会はカーストを思わせるものも
ありますし。まあ、ラマヌジャンはバラモン(ただし貧乏)の出身なんですが。