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投稿日: 2011/09/16(Fri) 23:55
投稿者Ken
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タイトル私見ですが

Bail Hoshikuzu Channisさん、

はじめに断りますと、私(Ken)自身はID論者、つまり生物の進化が干渉を受けたと、信じている者ではありません。ただ、(ドーキンスなどが典型ですが)、IDに反論している人たちの論旨が、あまりに支離滅裂で、論理よりも感情が先行してるように思えるので、結果的にIDを「弁護」することが多くなってしまいます。(アジモフが存命ならなんて言うだろう・・・・・かえすがえすも早世が残念です。)

> ただ、ハウダニットの部分については、検出可能でなければ科学ではなかろうと…そのようには思います。 
> ここが最大の難関であろうと考えます。知的デザインであるならば・・・ですが。
> 「犯人はお前だっ」と指摘したとしても、犯行手順がわからなくて物証がなければどうしようもありませんし、
> 立件して裁判に勝てる見込みもありません…科学の法廷では。

この点について、私の見解は以下のとおりです。

もしも世のID論者が、進化への干渉がどのように(How)行われたのかについて、探究をまったく放棄しているのなら、IDが科学であるかどうかはともかく、そのような人たちは、まともな科学者とはいえないでしょう。ただし、探求の手がかりが現時点でないことと、その探求が未来永劫不可能であることとは、意味が異なります。科学者が、ある仮説を唱えながら、その仮説の最も根幹な部分を説明できない、あるいは物証がない状態が長く続くことは歴史に無数の例があります。上記(1/19付)の投稿で紹介した「光=波動説」などを、参照してみてください。

私個人の意見を言うなら、IDのHowについて、最も有力な候補は、やはり人類が1万年以上も実行して、効果が立証されている、人為選択だろうと考えます。もちろん、今はその物証がない、というのはそのとおりです。進化の研究は、記録のない過去の出来事を探求するわけだから、非常な困難を伴うのは、やむをえません。ただし、この点では、IDもダーウィニズムも、同様の困難をもっているのです。

例えば、恐竜が鳥へ進化したプロセスについて、ダーウィニズムでは「樹上から飛び降りる行為を繰り返すうちに、滑空能力を獲得した」とか「走って逃げるときジャンプしていたのが、次第にはばたきの効果が加わるようになった」等の仮説を立てています。でも、このような仮説だって、何の物証もない、いわば空想である点はかわりません。それでは、ダーウィニストはなぜこんな仮説を立てるかといえば、私たちの眼前に、同様の実例があるからです。例えば、樹上から滑空するムササビのような生物がいるので、過去の地球にも同様の生物がいたのに違いない、という想像を働かせるわけです。

しかし、私たちの眼前に実例がある、という点では、IDも同じなのです。先に書いたように、人類が実行してきた品種改良はすべてIDです。言い換えれば、IDを批判する人達は、過去を推測するモデルとして、ムササビを認めるくせに、ヒトは認めない、という立場をとっているのです。そのくせ、ムササビとヒトで異なる扱いをする根拠を挙げようとはしません。こういう姿勢こそ「非科学的」だと、私は考えます。


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