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#1000 
アール・ケイ 2000/08/01 12:41
お答えとリクエスト

中断されたNHK「四大文明」は、確か8月12日午後9時10分か15分から放送しますとテロップが出ていましたよ。女房が何故か熱心に見ていまして、地震に邪魔されたと、ブータレてましたから(笑)。

リクエスト、といいますかご質問です。
来年の大河ドラマ『北条時宗』には、藤竜也氏演じる松浦党の佐志房という人物が登場しますが、この人物も倭寇関係ですよね?
出来ますればお教えを頂きたく…

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#999 
徹夜城(けっこうノンベの管理人) 2000/07/31 23:39
「史点」は明日以降…

ほぼ毎週日曜夜に更新される「史点」ですが、現時点で半分も上がっていません。
昨晩は「明清史夏合宿」という、業界ではその名を聞けば泣く子も黙る(ウソウソ)勉強会兼宴会(爆)に出席しておりました。夕べは深夜2時まで飲んでまして…(^^;)
もちろん、日中は大変有意義な議論や発表をやってるんですよ(笑)。高名な大先生から一般学生まで一挙ゴタ混ぜと言う、非常に面白いイベントです。
将来、明清史専攻を志そうと思っている方、酒には強くなっておきましょうね(半分冗談)。

帰ってきてから録画していた「葵」と「四大文明」を鑑賞。「葵」の家康の描き方、かなり辛辣ですなぁ…。「四大文明」は期待の中国編だったのに三宅島で震度6の地震が起きたため中断されちゃってました。あれって後日再放送ですかねぇ。

>ななさん
国際交流、おおいに結構ですので、書き込みの件は歓迎いたします。歴史と映画ネタなどは面白いかも知れませんよ。スポーツの方は弟の領分なので、私はなんとも言えませんが(^^;)。

>かわぐちかいじ最新作
いえね、「ジパング」っていうモーニングに始めた新連載、気になって覗いてみたんですよ。
「戦国自衛隊+紺碧の艦隊」(笑)。どうなることやら。



#998 
なな 2000/07/30 23:21
日韓交流ばなしの続き

>徹夜城さん
スポーツ、映画、歴史(政治経済含む)と、それぞれの話題に伝言板があるこのHP。
思いついたんですけど、韓国人の友達に、日本語の文章術&日本語ワープロの練習
がてらにここに書き込みをすすめてもいいでしょうか?
とにかく自分の意見を日本語で考え、書くという訓練の積み重ねが有効と思ったのです。
ここの皆様はいい人だから、少しばかり言葉づかいががヘンでも、揶揄する人はいないよね。 



#997 
徹夜城(倭寇研究者自称の管理人) 2000/07/28 23:51
南九州は未訪問(^^;)

>三太郎さん
倭寇で検索かければまぁここが確実にひっかかるでしょう(^^)。倭寇専門サイトなんて世界ひろしといえどもここぐらいでしょうし。その割にはその部分の更新が今ひとつですが(汗)。
タイトルの通り、実は僕は南九州は恥ずかしながらまだ行ってないんです。五島、平戸、対馬、そして江南と渡り歩きましたが(あ、江南旅行記も中断したまんまだ)南九州遠征はまだやってないんです。行くとしたら坊津、そして種子島は落としたくないところです。
種子島は王直ゆかりの地かもしれませんし、坊津は徐海あたりが関係していた可能性を感じてます。もちろん証拠はないですけど。
倭寇関係も夏休み中に頑張って更新していきたいと思っておりますので、今後ともよろしく。

>中西さん
映画「パールハーバー」は企画立ち上げ当初からロクな話を聞きません。どうもアメリカ産の太平洋戦争映画は日本人の目からみるせいか、どうも良いのがないような。「トラ・トラ・トラ」はマシなほうでしょう。「ミッドウェイ」なんかは…(汗)。「シン・レッド・ライン」は異色の戦争映画とは思いますが、太平洋戦争である必然性が余りないような映画でした。
「パールハーバー」なんて「60周年だから」って程度の思い付きの企画ですもんね。日本映画界でもこの手の「××周年企画」がよくありますが、発想の貧困と言っていいでしょう。監督にマイケル=ベイ(「アルマゲドン」)を持ってきた時点でハリウッド製「売れるB級パニック映画」のノリだと確信しちゃいました。どうせ引き裂かれる男女の愛とか出てきて無理矢理盛り上げるんでしょうなぁ(どうも噂だとメインはラブストーリーとか?「タイタニック」で味をしめたか)。
どうせなら駄作だった「ミッドウェイ」の本格リメイクでもすれば良かったのに。

ところで山本五十六に「超大物日本人俳優」?とのことですが…
うーん誰だろ。海外にも顔が売れてる大物というと「健サン」あたりが頭に浮かびますが…。



#996 
三太郎 2000/07/28 19:49
はじめまして、倭寇に興味を持ってます。

倭寇の検索で、このサイトを見付けました。
歴史紀行が好きで、去年、鹿児島県の坊津町、笠沙町、加世田市を回りました。
また、韓国旅行などを通じて、16世紀の倭寇を調べようとしてます。
このサイトは、私にとっては、すごく参考になります。
坊津、笠沙が薩摩における倭寇の巣窟だったからです。
その時の紀行を書いたのですが、ますます倭寇に興味を持ち、
今年は、暇をみつけて是非中国の江南地方に旅行へ行こうとおもつてます。
また、薩摩の琉球侵攻がテーマになりつつあるのですが、どうしても
中国の海賊との係わりが知りたく、このサイトを参考に勉強したいと思ってます。
これからも、倭寇の特集色々書いてください。

http://tabetabe.hoops.ne.jp/


#995 
中西豪(今夏のコミケの新刊は絶望……) 2000/07/28 11:12
“真珠湾映画”の予告編

お久しぶりです。
今朝、宿直先で待合室の新聞を入れ換えるときにスポーツ新聞(西日本スポーツ)の社会面に目を通していると、例のディズニー製作の超大作戦争映画の情報が。
なんでも、今月29日を期して全世界で予告編を打つそうですね。その記事によると、
「『リメンバー、パールハーバー』と語られる真珠湾攻撃を、若者たちに伝えるために制作費150億円を投じて製作される大作」
と紹介されていますが、と言うと何かい、イエロージャップの卑怯なだまし討ちの「真実」が記憶に薄れていることを案じて作ったのかい、とへそ曲がりにも食いつきたくなります(笑)。
その後、TBS系の早朝ワイド番組を見ていたら、その映像が。
なにか、妙に鮮明すぎて真実味に欠けるように見えてしまいました。爆発も最近のハリウッド映画風の盛大なやつで、どうも嘘っぽい。
対空火器で必死に応戦する黒人水兵のカットがありましたが、たしか「トラ・トラ・トラ」でも同様のカットがあったな、あっちは単装7.7ミリ機銃だったけれど、今度は12.7ミリ連装か、たいへんなパワーアップであります。
従軍司祭(?)が跳梁する日本軍機に十字架をかざすシーンなど、耶蘇の国ではすごいインパクトがある絵でないか、などと邪推します。
それで、その番組では「山本五十六役に日本人の超大物俳優と交渉中」と伝えていたのですが、いったい誰なんでしょうね? 超大物というところで、思い浮かぶ俳優がいないのです……。

>井沢元彦氏と『国史大辞典』
単行本に収録されているエッセイで、井沢氏は『国史大辞典』を座右の書とする一方、激しいライヴァル意識を燃やしていることを述べておられます。
いわゆる「ことば狩り」の嵐が吹き抜けるなかで、超然としていられる『大辞典』への羨望と対抗心が垣間見られるものですが、『大辞典』の該当項目を一読していればそんな莫迦なこと言えないぞ、とつっこみを入れたくなることもあります。むかしむかし、ここでも愚痴りましたっけ。




#994 
徹夜城(一つ書き忘れをした管理人) 2000/07/28 10:11
家康そばは…

>+αさん。
ご質問に一つ答えるのを忘れてました。
「家康そば」はもう記憶がおぼろげなんですが、天ぷら自体が葵の形になってました。かなり崩れてて言われないと分からないレベルでしたが(笑)。



#993 
徹夜城(夏期講習突入中の管理人) 2000/07/28 10:08
これはわざわざどうも(^^)

>+αさん。
おおっ、全文掲載!わざわざありがとうございます。ふむふむ、結構詳しく書いてあるものですね。「辞典」とかの類はあまり読まないもので…参考になりました。
井沢さんの件では「スズメ♂の古代妄想館」さんとこで知った古代史での変な引用の実例があるので、気になりましてね。一応チェックを入れとこうかと思ったわけです。

そういやぁNHKの「その時歴史が動いた」は次回「ミッドウェイ海戦」だそうですよ。



#992 
+α 2000/07/28 02:30
和寇

わこう 倭窟 朝鮮半島・中国大陸.南方諸地域の沿岸や内陸で行動した窟賊集団に対し、朝鮮人・中国人がつけた称呼。語義は「日本人の侵窟」であるが、用字例をたどると、高句麗広開土王(好太王)碑文の甲辰年(四〇四)条にまでさかのぼり、豊臣秀吉の朝鮮出兵軍も日中戦争の日本軍もひとしく倭寇と呼ばれている。しかし、歴史上の概念として倭窟が用いられるのは(一)朝鮮半島を中心に展開した十四−十五世紀の倭窪と、(二)中国大陸・南海方面を中心に展開した十六世紀の倭窟とである。
〔十四−十五世紀の倭窟〕『高麗史』によると十三世紀の初頭から朝鮮半島南岸で小規模な倭人の寇掠がみられるが、「倭寇」という固定概念が成立するのは二二五〇年(高麗忠定王二年)以後で、朝鮮では「庚寅以来の倭寇」と称した。行動の地域は、はじめは南朝鮮の沿岸に限られていたが、やがて高麗の首都開京(開城)の付近にも出没し、さらに黄海沿岸だけでなく内陸部の奥地にまで姿を現わすようになった。規模も次第に大きくなり、四百〜五百艘の船団、千〜三千の歩卒、千数百の騎馬隊を擁する集団も出現した。この時期の倭窟の構成員には(一)日本人のみの場合、(二)日本人と高麗人・朝鮮人との連合、(三)高麗・朝鮮人のみの場合が考えられる。(一)の日本人のみの場合は、朝鮮に「三島の倭寇」という言葉があり、対馬・壱岐・肥前松浦地方の住民と推定される。これらの地方は、全般的に地形が険峻で農耕に適さず、自給自足の経済を保持するのが困難で、生活の手段を漁業や交易に求めることが多く、それが倭寇を生む基盤になった。(二)・(三)の存在については一四四六年(世宗二十八、文安三)判中枢院事李順蒙が、その上書のなかで「臣聞く、前期(高麗朝)の季、倭寇興行して民聊生せず、黙れども其の間、倭人は一、二に過ぎずして、本国(高麗)の民仮りに倭服を着して党をなし、乱を作すと」と書いているのが注目される。倭窟のうち日本人は一〇−二〇%にすぎなかったというのである。高麗人で倭窟と連合したのは水尺(禾尺・揚水尺)・才人とよばれた賎民と、土地制度紊乱の犠牲となって逃散流亡を余儀なくされた農民や下級官僚とである。水尺は牛馬の屠殺や皮革の加工、柳器の製作などに従う集団、才人は仮面芝居の集団で、ともに婦女子を伴って行動し、一般の高麗人からは異民族とみられて伝統的に蔑視されていた。日本人・高麗人の連合が、集団を巨大化し、人員・馬匹・船舶などの補給を容易にし、内陸奥地への侵入を可能にしたのである。倭寇が掠奪の対象としたものの第一は米穀で、租粟を収める官庫と、租粟を運搬する漕船が攻撃目標にされた。食糧が倭寇に必要であったことと、当時米穀が高麗で通貨の役割を果たしていて、掠奪が容易であったこととがその原因であろう。掠奪対象の第二は高麗・朝鮮の人民で、これを捕虜として倭寇軍の構成員に加えたり、自由を拘束して奴隷にしたりした。被虜人は一時に千余人にのぼったこともあり、日本国内で安価な労働力として使役されるほか、多くは転売されて最終的には高麗に送還された。琉球まで転売されて高麗に買い戻されることや、倭寇や日本の大名らが被虜を送還して反対給付を受けたことがあった。
高麗では、武力だけで倭寇を鎮圧するのは無理であることをさとり、使者を日本の要路に派して倭寇禁止を要求することにした。このことが充分な成果をみないうちに高麗王朝は倒壊し、李氏朝鮮王朝が成立した。朝鮮では高麗の外交折衝策を受けつぐとともに軍備を充実し、日本人倭寇に対しては巧妙な懐柔策をとった。その結果、倭寇は(一)朝鮮に投降し、向化倭人とよばれて官職・住居・衣料などを支給されるもの、(二)使送倭人とか輿利倭人・販売倭人などとよばれて貿易に従うもの、(三)従来の形態を維持して海賊行為を続け、さらに中国大陸の元・明に向かうもの、の大別三方向に変質分解し、やがて消滅した。この間、対勇の宗氏は朝唾の意を受けて、日本から朝鮮への渡航者を統制し、日朝の仲介者として重要な役割を担うことになった。中国の元に対する倭寇については十分な史料がないが、十四世紀後半にはすでにかなりの侵寇があった。明も建国の当初から倭寇に苦しみ、太祖洪武帝は南朝の江西将軍府と交渉して倭寇を禁止させようとしたが、成果をみずに終った。
〔一六世紀の倭寇〕明では太祖以来海禁政策をとり、人民が海上に出ることを禁じ、自由に海外と交易することを許さなかった。しかし、国内経済の発展は海禁の維持を困難にし、浙江・福建・広東などの地方では海禁を犯して海上密貿易に従事するものが急増した。これらに郷紳といわれた地方富農地主層が結託したり、これを支援したりしたので密貿易は一層活発になった。さらに十六世紀初頭にはポルトガル人が東アジアの海域を北上し始めたが、彼らの貿易活動は明政府の公認が受けられず、いきおい密貿易者に合流した。一方、日本商船も、急激に発達した国内の銀生産を背景に南下した。かくて浙江省の双喚と福建省の潭州月港とは密貿易の中心拠点となった。
中国ではかかる密貿易者群を一括して倭寇とよんだ。このような状況下に、一五四七年(嘉靖二十六)朱糸丸(しゅがん)が浙江巡撫に任ぜられた。朱糸丸は郷紳との妥協を排し、海禁の厳守と倭寇の取締りに全力を傾け、翌年双喚の包囲攻撃を強行した。密貿易者の大部分は斬殺されたり捕えられたりしたが、郷紳の反朱糸丸運動がおこり、朱糸丸は失脚した。中国海商はこののち日本人の誘致につとめ、これに応じた勾倭は明官憲の圧迫につれて暴力的様相を示し始めた。一五五〇年代には倭寇の活動が激烈をきわめ、その頂点にいた王直は日本の平戸・五島を根拠として中国沿海に勢力をふるった。海防責任者となった楊宜は鄭舜功を、楊宜に代わった胡宗憲は蒋洲・陳可願を日本に送って、日本の要路に倭寇禁止を要求し、また王直の誘引につとめた。王直一統の滅亡後も倭寇の活動は続いており、フィリッピンを攻撃するものなどもあったが、十六世紀の後半になると、その勢力は著しく弱まった。
それは兪大猷・戚継光ら諸将の武力討伐が成功したのも一因であるが、一五七二年(神宗元)海禁令がゆるめられたのが主因であった。
すなわち、この年以後福建省の海澄で明商船は商税を納めれば南海の各地と往来して貿易することを公許され、非合法な密貿易を強行する必要が消滅したのである。十六世紀の倭寇の特色は、構成員の大部分が中国人で占められていたことである。真倭といわれた日本人は一〇〜二〇%、偽倭・仮倭・装倭とよばれた中国人が主力であった。胡宗憲配下の鄭若曾が撰した『籌海図編』は「倭好」として布帛・貴金属類・古銅銭・薬材・工芸品.書籍などをあげている。これらが倭寇の貿易品であり、ときには掠奪品でもあった。またこの時期には『日本国考略』『籌海図編』『日本一鑑』『日本風土記』などの中国人による日本研究書が海防の目的から撰述され、日本認識が飛躍的に深められた。
 参考文献 青山公亮『日麗交渉史の研究』(『明治大学文学部研究報告』東洋史三)、田中健夫『中世海外交渉史の研究』、同『中世対外関係史』、同『倭寇』(『歴史新書』六六)、同『対外関係と文化交流』、石原道博『倭寇』一吉川弘文館『日本歴史叢書』七)、田村洋幸『中世日朝貿易の研究』一田中健夫一

http://homepage1.nifty.com/SENSHI/


#991 
+α 2000/07/28 02:29
ごあいさつ

>五番街さん

 どうも、はじめまして、お名前はかねがね拝見させていただいておりました。
 M氏のことは存じております。一度、議論をしたこともあります。私は、件の人物はM氏本人であろうと思っております。
 
>徹夜城さん

 やはり、ご存じでしたか。しかし、よしりん企画の面々が、「裁判に勝った」と思っていないのだとしたら、随分インターネットにいる人間を甘く見ているといういうことになりますね。
 ところで、「葵の御紋の入った天ぷら」って天ぷらに、食紅か何かで、葵の御紋が描いてあるんですか?それとも天ぷら自体が葵の御紋の形にしてあるとか?

 それから、国史大事典の「和寇」調べましたのでアップします。量が多いので別途アップします。誤字脱字があるかも知れませんが勘弁してください。
  

 

http://homepage1.nifty.com/SENSHI/


#990 
徹夜城(そそっかしい管理人) 2000/07/27 00:23
タイトル失敗

下の、タイトルは「逆説の日本史に倭寇登場」と書こうとして失敗しました(^^;)。
ついでに付け加えますと、今回の文では田中健夫さんの「国史大辞典」に書いた「倭寇」の項目の文が引用されてます。これ、原文チェックしたいんですけど、僕の手元に無くって…誰か調べられませんか?



#989 
徹夜城(改めて倭寇研究者の管理人) 2000/07/27 00:20
[

井沢元彦氏が「週刊ポスト」に連載中の「逆説の日本史」でついに「倭寇」が俎上に上りました。ぼちぼちかな、と期待(いろいろと)していたので、「遂に来た!」ってな印象です。
今週が第一回でしばらく続くようですね。とりあえず読みましたが、現時点ではこれといって目新しいところはありません。「倭寇は日本人海賊ではない」なんてもう教科書にも書いてあるようなことをセンセーショナルに盛り上げとるなぁ、などと相変わらずの筆力に感心(もっとも世間一般ではまだまだ「倭寇=日本人海賊」って印象が強いのかも)。中世に入ってからはそれほどムチャを書かなくなった印象もあります。「これはすでに学界では通説で私が珍奇な新説を言ってるわけじゃない」という趣旨もわざわざ言ってますしね。
それでもちょっと書き方で引っかかるところはありますね。まぁ次号以降に期待(これまたいろいろと)。村井章介さんの研究にどれだけ触れるかが見所でしょう。キーワードは「倭」と「日本」の区別ですな。
>ななさん。
お送り頂いたアキバツ小説、ちゃんと読み終えました。感想もちゃんと書きたいのでメールで後日お送りします。

>おやかたさん。
以前、日光へ行ってそば屋に入ったら「家康そば」ってのがメニューにあって「たぬきそばか?」と思ったら(爆)、葵の御紋の入った天ぷらが乗ったそばでした。まぁ「権現さま」を狸呼ばわりするわけには行きますまい。
ちなみにノリをデーンと載せた「忍者そば」なるものもありました。



#988 
おやかた 2000/07/25 22:18
日光での出来事

昨日東照宮に行ってきました。
土産物には、大河ドラマと同じロゴの「葵 徳川三代」饅頭が
やはりありました。
大猷院の家光墓所が特別公開しているのですが、それにちなんだ
おばさん軍団の会話がすごかったです。
「今年は家光見なきゃだめ、家康なんていつでも見れるんだから」
家康=東照宮、家光=大猷院ということのようです。
聞いてて笑えました。



#987 
アール・ケイ 2000/07/25 13:15
日本国中時代村

管理人さまも行かれたようで >ワープステーション江戸
まあ、2度行く人はいない設備ですね。こういうのはネズミー、もといディズニーランド(笑)みたく、リピーターが出てこないと経営としては成り立たないでしょうね。そのためのイベントやアトラクションを用意できるかどうか、でしょうが、「最初にハコありき」というゼネコン根性では到底駄目ですな。
愛知万博も今の内にやめておいた方がいいでしょうに。虚しいだけです。一方、淡路島でやっている花博のように企画によっては成功するものも、ごくたまになんでしょうがあるわけだから、地元は色めきだつのをやめないのでしょうか。
そのワープステーションなんですが、NHK側も責任とって?撮影をまわすようで、時代劇ロマン『柳橋慕情』(山本周五郎の世界ですな)のロケをやっております。

故・黒田清さんについては、いささか反戦、反戦と言い過ぎたきらいはありますが、数少ない真っ当な新聞出身のジャーナリストでありました。かのナベツネ氏に楯突いた最後の御仁の1人でもあります。心よりご冥福を申し上げます。こういう人が亡くなって、産×抄のような頭ん中ぶち割って見てやりたいような誤認だらけで独り善がりな文章を書き回す人間が生きているとは、口惜しい限りです(あれをマトモにとる読者がいるわけですから、ただ笑っているのも恐い気がします)。以上ちょっと言い過ぎ確信犯でした(笑)。

サミットで得をした2番目の方は、森さんでしょうね。さぞや周囲の気遣いは大変だったのでしょうね。苦労ががしのばれます。あのフー・アー・ユー事件は事実でしょうかねえ。英語音痴の私としては大いに勇気づけられる話ですな(笑)。

105歳の女流画家・小倉遊亀さんが亡くなりました。100歳越えて現役だったそうで、エリザベス皇太后もびっくりですね。

ネット世界には“魔物”が棲んでいるみたいで、時たまそういう方とぶち当たると、思わずおののいてしまいます(笑)。自戒を込めて、ネット上でもモラルと礼儀は守られねばならないと思っております。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#986 
なな 2000/07/25 11:19
¥2400? マジで?(笑)

「伊勢戦国時代村」とか、日光にも同じような時代アトラクションがありますね。
あーいったデフォルメは嫌いなんですけど、経営面から見るとああするしかないんでしょうね。
東海地方には、明治時代の建物を移築した民営の「明治村」や、足助町では町に残る大正時代の
建物を町ぐるみで保存して「大正村」としていますが、過度にショーアップされていなくて、
私はこうした施設の方が好きです。しかしNHKもあくどい。番組は低視聴率どん底ですしね。



#985 
徹夜城(大河ファンでもある管理人) 2000/07/25 09:36
まさにそれ

>ななさん。
そう、まさにその何度か週刊誌で取りざたされた問題の施設なんです。確か今年に入ってからも「プレジデント」誌という変わったところもこの件を記事にしてました。僕も昨日見てきた限り将来に不安を感じる施設ではあります。一時的なものならともかく…「徳川慶喜」の時に水戸に作った施設がありましたが、あれは終了後取り壊す予定で作ったもの。それでもあの伊奈の施設と大した差はありませんでしたよ。赤字を見越してのことなのか、入場料が異様に高い。おまけに場内のいくつかの展示は別料金でさらに金を取ります。全部見るにはなんと¥2400必要。
今後江戸時代物の撮影ならあそこを極力使うという約束でもあるんでしょうけど、客を呼び込むのにはちと内容不足です。地元の町民から監査請求も出ているようです。
そういや下の書き込みで「再収集録」という謎の言葉がありますが、これは「最終収録」の変換ミス(^^;)。

個人的な話ですが、昨日我が母校の野球部が敗北。残念でもありますが、下手に甲子園行くとほぼ強制的な援助金の徴収があるんですよ。直接取りに来るから断りにくい。野球部の名門・伝統校ってのはこういうところがイヤですな。どうせOBの偉い人が多額を出すから余るに決まってるんですが(余った場合テレカで返してくる)。野球部偏重の体質も好きになれない。
ところでイギリスの皇太后ですが、我が母校の創立と同じ年の生まれなんですよね(^^;)。



#984 
なな 2000/07/25 02:26
これって↓

>徹夜城さん
この「大河ドラマがらみの歴史施設」って、
「NHKが自治体に大河タイアップの施設建設をもちかけ、その中のセットを撮影に使用
 することで制作費を大幅に削減し、大河放送終了後はブームも去って、自治体には赤字
 の施設と莫大な借金が残される・・・」
などというバッシング記事が昨年あたりの週刊誌(つまり「葵」放送開始を見越して)にでて
いた、そのうちの一つですかね? 読んだ当初はHNKもこんな「商売」するんだって驚いた。



#983 
徹夜城(物見遊山に行ってきた管理人) 2000/07/25 00:00
平成の江戸時代。

↑これ、我が家の近く(っつーても車で40分ぐらいはかかる)にある歴史公園施設(?)「ワープステーション江戸」のパンフにある文句です。ええ、実は今日ここにヒョイと行ってきました。平日と言うこともあってか閑散…というより内容の少なさも感じましたけどねぇ。
ええと、ご存じ無い方のために説明しますと、これは江戸時代の町並みのセットを組んで博物館と撮影施設と映像娯楽施設を兼ねたようなところでして、NHK大河ドラマ「葵・徳川三代」の撮影も一部ここで行われてるんです。良く出てきたのは改築前の小さい江戸城の城門。大河のクレジット画面に「伊奈町のみなさん」と出ると、その回ここでの撮影があったことを意味します。
大河のメイキング立体映像はそこそこ面白かったですが、あとは今ひとつ。7月中にこの施設での再収集録(家光が出る場面らしい)も終わっちゃうし、今後どうするんだろうと心配になる施設ですな。

>史点ネタの続報。
李登輝さん、僕が気になっていた件(なぜ「二国論」をブチあげたか?)の解答を書いた本を明日出版するそうで。ワンテンポ遅い(^_^;)。
プーチンさんとシラクさんはマジでサミットの格闘談議(柔道、相撲など)から両国関係を改善したそうです。ホントかよ(笑)。それにしても今度のサミットで一番得したのはプーチンさんだろうなぁ。

>黒田清さん死去。
ジャーナリストの黒田さんが亡くなりました。この人が率いた読売大阪社会部はモデルとして映画化されてて、黒田さんに当たる役はなんと丹波哲郎が演じたとか聞いてます(実物は未見)。


うーんと、興味のない方、全然知らないと言う方は以下は読まないで結構です。分かる人にだけ分かるという書き方でいきます。
>五番街さん。
例の件で、警告メールを送った人が有名な「松尾」氏本人であるかどうか、僕には分かりませ
ん。この有名人のこれまでの動向はあの「2ちゃんねる」で専門スレッドがある(笑)ので分かるんですが、5月ぐらいからフッツリと活動が消えてたんです。それが先日突然「日本茶掲示板」にこの「著作権」の件で登場したんですよ。その後も何カ所か出没しているようなんです。別人?説も確かにあるようですが、そうだとするとご本人が何も言わないのは妙なんですが…。「警告メール」も送られたのは2ヶ所ぐらいで送られてないところもあるようです。それも含めてちょっと変な話ではあるんですが…やはり「引用」を行っているあるサイトの管理者は小学館側にも確認を求めたようですが、その後の情報はありません。このへんはYAHOO掲示板「コミックとアニメーション・全般」の脱ゴー宣スレッドに詳しいですよ。



#982 
五番街 2000/07/24 13:39
RE:ありがとうございます

+αさん、こんにちは。徹夜城さん、お久しぶりです。

+αさんのご指摘されたURLを覗いて、驚きました。

・送っている奴がおります。(+αさん)

この「奴」であるインターネット警告責任者の名前が「松尾一郎」となってますね。
この方とは、浅からぬ因縁(なんて、八墓村じゃあないんですが)がありまして、へえー、と驚いたのですが、
私が知っている松尾一郎さんとは全く文体が違いますね。

私が知っている松尾さんは、南京大虐殺否定論者として有名な方なので、ネット上で小林よしのり氏に興味を持つ投稿者・読者ならば
知っていると考えるのが、当然ではないかと思います。ですから、偶然の一致とは考えにくいものです。有名な松尾一郎さんが、
この「奴」のことを知ったら、どう思うでしょうね。




#981 
徹夜城(ちょいとこれから物見遊山に行く予定の管理人) 2000/07/24 09:02
昨日の「100人の20世紀」

昨日はあの「チェ=ゲバラ」でした。以前「史点」で彼の記念館がキューバの外貨獲得に後見しているというネタを書いたことがあったので、その「現物」が見られたのが面白かったです。人生の方もまぁとにかく劇的なんですよねぇ。映画にしたいぐらい…って、以前にも書きましたがオマー=シャリフ主演で映画化されてるそうですな。アメリカって国もサパタとかパンチョ=ビリャとか「中米革命家」が妙に好きなところもあるんでしょうか(カストロだって革命当初は人気あったんですよ)。
僕の親などは懐かしくゲバラを眺める世代(当時のベストセラー『ゲバラ日記』が我が家の本棚にあります)。僕らの世代はTシャツのデザインなどで彼の顔だけは知っているという人は多いんですよね。

>+αさん
ああ、その件は当然ながらというべきか知ってます(^_^)。その抗議活動(?)をしている方もある筋では有名人ですから(いろんな意味で)。YAHOO!掲示板の「コミック・全般」でひところ話題になってました。その後の続報はないですけど。
よしりん企画が本気で裁判に勝ったと信じているとは思えないんですけどねぇ。ホントにそうだとしたらかなり救いようのない状態になってると思うしかないですが。



#980 
+α 2000/07/24 03:38
ありがとうございました

 徹夜城さん、ありがとうございました。
 おかげさまで、質問に回答できました。

 これだけでは、あいそがないので、よしりんの情報など。
 徹夜城さんは既にご存じかもしれませんが、最近、ゴーマニズム宣言のカットを掲載しているホームページに対し、「著作権違反」(まま)であるから削除するようにとの警告文を送っている奴がおります。
 これだけなら、ただの変な奴なのですが、問題なのは、その警告文中に「よしりん企画においても了承済み」という一節があることです。
 詳細はこちら、http://plaza25.mbn.or.jp/~hinode_kogei/qanda2.htmlにあります。

 このあいだの高裁の判決で、引用は合法とされたにも関わらず、よしりんは上告しておりません。
 つまり、引用は合法であるということを認めた筈なのに、今更、こういう訳の分からない警告を送ることを了承するということは、もしかすると、よしりん企画は本気で「裁判に勝った」と思っているのか、それとも、ネットをやっている人間を馬鹿にしているのかのどちらかでしょう。

http://homepage1.nifty.com/SENSHI/


#979 
なな 2000/07/22 00:33
人のことは言えない。

>アール・ケイさん
失礼しました。(^_^;) しかしとっさに頭に浮かんだ「本音」なんですよ(苦笑。

「私は文章書く人間ですから、書き言葉は正しい日本語を使ってると思いますよ」
このあいだお話しした、時事ネタ好きの韓国人青年B氏に語った言葉です。
帰宅してよく考えてみたところ。小説を書き始めた数年前、念のために辞書をひくと、それまで
自分が日常で使っていたはずの言葉が、国語辞典どころか広辞苑にものってなかった、なんて
経験をたびたびしました。どこかで聞きかじった言葉を我流で解釈して使っていたらしい。<爆
ふと不安になり、今日図書館で日本語関係の本を借りてきました。助詞なんて、学生時代の授業
は「感覚」で乗り切った覚えがあるんですが、あれって分からない人にはさっぱり分からない
シロモノらしいですね? 日本人でも。韓国語にも助詞はあるので、まー安心でしょうが、あれ
をどうやって外国人に説明しましょうね。12月の日本語能力検定試験1級を受けようかな。



#978 
徹夜城(サミット首脳を全部をなかなか言えない管理人) 2000/07/21 23:46
英語のお時間

サミット参加国(EU含む)は分かるんですけど、カナダの首相がなかなか出てこない(笑)。イタリアはつい最近だったので覚えてましたが。

ウソか誠か判然としませんが、昨日あたりからネット上で森首相に関する傑作小咄が流れています。元ネタは「東スポ」ではないかと言うんですが…その辺で真偽のほどは怪しいですけど。

先頃森首相が訪米し、クリントンに初対面した際のこと。側近(あるいは通訳)が森首相にこうアドバイスしました。
「"How are you?"と挨拶して、"I'm fine, thank you. And you?"と返事が来たら、"Me, too."と言って下さい」
了解した森首相でしたが、緊張の余りか、クリントン大統領への第一声は
「Who are you?」
クリントンは目をパチクリさせましたが、ジョークと受け止め、
「I'm Hillary's husband.」
と切り返しました。すると森首相、
「Me, too.」
ちゃんちゃん。

…出来過ぎですよぉ(^^;)。情報源は複数ありましたが、ホント説とウソ説が入り乱れております。やりかねないって思われてる人であるのは確か。

>アール・ケイさん
ホントに今朝未明の地震は凄かったですねぇ、と茨城県人モード。
我々のところではたぶん震度4ぐらいでしょう。僕も目を覚まして「おおっ、久々に骨のある地震が来たな」などと茨城県南部育ちの習慣で模様眺めしてました。震度5までなら体験したことがありますが、なにぶん多発地帯なので「揺れ」には慣れちゃってるんですね。
そのせいか、弟の「K・E・N」(最近高校野球シーズンでスポーツページが凄いことになってますな)はグッスリ寝ていて全く地震のことを知らないと言ってました(…)。



#977 
アール・ケイ 2000/07/21 23:17
仮面リーマン・アール・ケイ

なな様 WROTE
>アール・ケイさんがちゃんと社会人してる・・・。これはちょっとした発見でした。(^^;)

ほっといてちょーだい(笑)。
いちおー女房とたかちゃん(ペットのハムスターです(笑))を養っている身です。会社を首になったら、筆ならぬ書き込み1本で食っていこうと思っています(食ってけへん食ってけへん(笑))。
管理人様、すみませんでした。(地震怖かったですね)
史上最低?のサミットが始まりました。開催する理由がないんだからしょうがないですねえ。




http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#976 
なな 2000/07/20 23:51
歴史ネタではないんですが。

アール・ケイさんがちゃんと社会人してる・・・。これはちょっとした発見でした。(^^;)




#975 
昨夜から会社に張付けアール・ケイ 2000/07/20 13:48
窓の外では旗が舞い…

お暑うございます。
馬鹿な私が会社のPCの容量が不足していて不安定な為、初めてディスクの圧縮をやり始めたのが昨夜の7時過ぎ。はい、いまだに終わってくれません(涙)。途中で帰るわけにもいかず、東京のど真ん中で閉じ込められております。窓の外にはビルの持ち主・三×地所がウ×ク除けの為に飾った公称国旗がはためいております。海の日、というより頭が膿の日という感じです(笑)。
長谷川さんところ、「望夢楼」様へさっそく初めて行ってみました。広瀬正のファンでらっしゃるようで。
私は仕事で韓国の方と会う機会がありますが、政治向きの話はタブーですね。ただ若い世代の方は確かに少なくとも表面上は日本に対して好感を持ってくれているようです。(全く言葉は分かりませんが)『シュリ』を見た、『オクトーバー・クリスマス(邦題・8月のクリスマス)』を見たよ、とそういうだけで通じ合う取っ掛かりのようなものはありますよね。やはり文化交流というのは大切なんだと痛感します。でも、Y2Kとかいう日韓合作バンド(日本じゃ韓国人が抜けてドギー・バッグ)のどこがいいのかわたしゃ分かりませんが(笑)。
え〜確か、敗戦後、当時の中華民国が琉球・沖縄の所有権を求めてきたことがありませんでしたっけ。また彼らが台湾に逃れた後、台湾・沖縄間で交流を持っていた旧留学生か誰かが、沖縄の帰属を台湾に戻そう(彼らはそう表現してました)という運動があったやに聞いています(TBSの「報道特集」だったかなあ)。考えてみれば、江戸期までは琉球は日本と清、両方に従属する形を取っていましたよね。はっきり日本領とされたのは維新、琉球処分(でしたっけ)から米軍占領までの80年足らずの間だけだったわけですから、沖縄が日本の一部であることを当たり前のように考えるのは誤りなのかもしれません。
まあビートくん(BY後藤田長官)の文章って彼自身が本当に書いているとは思ってませんけどね。だからといって彼を批判するつもりもないですが(優秀なブレーンがいるということで)。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#974 
徹夜城(書き忘れを思い出した管理人) 2000/07/20 10:54
そうそう、チベットのピラミッドネタ。

以前、アール・ケイさんが触れていた「チベットの奥地に巨大ピラミッド!」のネタの続報が、リンク先の「望夢楼」様方のトンデモ掲示板に出てました。ご覧ください。
↓下のアドレスが「望夢楼」様。

http://village.infoweb.ne.jp/~fwjf1899/


#973 
徹夜城(夏休みは逆に仕事が多くなる管理人) 2000/07/20 10:47
今日は「海の日」だそうで。

海関係の歴史やってる私としちゃー、なんでこの日に「海の日」がくるんだか…と思うばかりなんですけどねぇ。
今日付けの「産経抄」が「海」がらみでまた面白いことを書いてますな。今週はネタ枯れの恐れがある「史点」ネタになっちゃうかも(笑)。
では、以下に順番にレスを。

>くるぶしさん
「ベルリン会議」についてはアール・ケイさんがお答えになっている程度のことしか僕も知りません(^^;)。帝国主義全盛期のアフリカ分割の激化を調整するためにドイツのビスマルク首相が開催したもののようで…。この結果、コンゴ(一時「ザイール」になったけど最近また「コンゴ」に戻りましたねぇ)がベルギー領として確定し、ドイツはカメルーンなど東アフリカ方面に「割り込み」を図るようになったそうで。以上、「商売道具」の山川「世界史用語集」から(^^;)。

>ななさん
「教育改革」の名の下にお偉いさんが考えることってのはあんなもんでしょうな。子どもたちに何かを集団でやらせてそれを管理すればいいと思っているようで。割とよく言われることなんですが、北朝鮮みたいな教育のやり方ってあの手の方々には究極の理想なのかも。
ボランティア活動みたいなものの重要性は僕も認めますけど、「義務」化するのは本末転倒だと思うんですけどねぇ。こうした活動を「成績」に加えて点数化するという恐ろしいことを本気で考えてる人もいますからね。
よその国の話ですが、ドイツでは徴兵の代わりに社会奉仕させるという制度があったそうで。ま、僕はこれにもあまり感心はしませんでしたが。実際、最近の軍縮と徴兵制度廃止の流れの中で社会奉仕への人材不足という問題が起こっているみたい。

韓国人のお友達の話は、興味深く拝読しました。なんにせよ、国際的「友達の輪」が広がるのはお互いに良いことですよ。僕自身は留学生ばかりが交流対象ですけど(それも必ずしも多いとは言えませんが)、しゃべったり議論したりすることでいろいろと発見があるものです。
日本の若者(に限らないと思ってますが)の社会的なことへの関心が薄いってのは韓国人から見れば確かでしょうね。ただ、韓国人も若い世代ではぼちぼちその兆候が見えつつあるようです。「平和ボケ現象」は共通なのかもね。
日本人が韓国人と歴史談議を下手にやると圧倒されちゃうことはあるでしょうね。あちらは確信に満ちて断言調で話す傾向がありますから。徹底した国定教科書による教育のせいもあるのかなぁ…。日本人は歴史については結構いい加減(良い意味でも)に教育されてますし、「臭いものにフタ」でお隣に迷惑かけたことについて触れないことが多いですから、その状態で韓国人と話すと圧倒されちゃうんだと思います。まぁこちらも基礎知識ぐらいは頭に入れて対応すべきでしょう。
以前にも書いたネタですけど、韓国人に「好きな歴史人物」を聞くと「李舜臣・安重根」と答え、「嫌いな歴史人物」を聞くと「豊臣秀吉・伊藤博文」と来ます。ホントに示し合わせたようにこの答えが返ってきたものです。最近は多少変わってきたかな…?
そういや中国人にこの質問をぶつけたことがなかったなぁ。

>おやかたさん。
森さんあたりだと沖縄の歴史的経緯についても良く知らないのでは(笑)。
雑誌「新潮45」にビートたけしが「サミットより琉球独立」という文を出しています。勝手なことをノリで言ってる部分も多いですが(笑)、歴史的なことはちゃんとおさえた上で話しているので好感を持ちました。尚氏を復位させて琉球王国復活!なんてのは面白い。いっそのこと台湾(旧小琉球)と一体化させて「大琉球国」ってのはどうですかね。
これ、経済圏というレベルなら結構現実味をもって語られてる構想なんですけどね。



#972 
なな 2000/07/19 23:54
これもアキバツ効果?

今、私が派遣で行ってる会社は、会長が在日の方だそうで、韓国からの留学生(男性)を数人、
アルバイトに受け入れているんですね。で、カタコトの韓国語とハングルを覚えたおかげで、
彼らと仲良くなれたんですよ。私が日本語を教え、彼らから韓国語を習うことになりました。
留学生といっても、社会人になってから日本で必要な分野を学び直す、ということらしく、
年齢は私と同じか、上ですかね。先日、うちの一人と初めて会社外でお話したんですが…。

以前から韓国の同世代と話すには、まずの過去の歴史の話題から入らなくちゃならないのかしら
と思ってたんですが、やはりそうだった…。もちろん、彼も現代の日本人を責めてるわけではな
くて、来日して若い人があまりに国内外の政治に無関心なのに驚いて、日本の将来を危惧してる
といった口調でした。しかし日本の植民地支配と豊臣秀吉は避けて通れませんでしたね。しかも
私が韓国を知るきっかけとなったのが「倭寇」…^^;。南北首脳会談の話とか、テポドンとか。
バイト仲間の日本の大学生がテポドン事件を知らないと言って驚いてましたが、それには私だっ
てびっくりしました。私は国外の政治はまだ知ってる方だと思いますが、国内政治にまったく
関心がないアンバランスさを再認識しました。これから彼らとお話するには、私の意見=日本人
全般の見方、というとらえ方をされかねないので、私も歴史漬けを脱却して、ちゃんと時事問題
も答えられるようになろうと思いましたよ。
たんに彼が時事討論好きなのかもしれませんが、けどねえ、初の外食でこういった話題ばかり出
されたら、「世間や世界の動向に関心のない」多くの日本人と打ち解けるのはかえって難しいん
じゃないかしら? 映画でもサッカーでも、もっと親しくなれる話題はあるでしょうに、とも。
違いばかりを言い立ててたら、せっかくできた絆も切れてしまいますよね。彼の学生時代の恩師
が韓国史の先生だそうで、史料のことなら相談にのれるよとおっしゃって下さいました。私は、
滞日年数の長い彼にはビジネス用語の解説を、もう一人の留学生には基礎会話を教える予定。
アキバツを知って急に知り合いが増えました。北斎の時は史料に埋もれてても一人だったのに。

>徹夜城さん
小説は全然急いでないですよ。なんだか恐縮です。お世話かけます。連続カキコ失礼しました。



#971 
おやかた 2000/07/19 22:04
首相

なんかのイベントで君が代を口ずさんでいなかった安室を
叱ったらしい、しかも公の席上で。
そういうところが、戦前の体質?という以前に、気が働かないと言うか、
公人として使えないとこだと思います。
それとも、小渕氏が依頼したサミットイメージソングを歌うのが
気に入らないのか?



#970 
なな 2000/07/19 18:13
合宿して奉仕活動や農作業を?

神の国発言など、あまり気にしてはいなかったんですが。今日の夕刊見て怒り爆発です。
「小学校から徐々に、簡素な場所で合宿生活させて奉仕活動や農作業を体験させ云々・・」
おいおいおい。なんかもう、まるで戦前、というか私はむしろ北朝鮮の子どもたちの生活を
イメージしてしまいました。ったく、やはり考え方がフリーズしてるんだわ、あの総理。
一昔前と比べて校則などがゆるゆるになった今でも、不登校は増え続けているというに。
学級崩壊なんかで教師は疲労困憊、これ以上子どもら預かる余裕なんてあるのかしらん。
奉仕活動はいいことだと思うから、社会人のボランティア休暇を充実させ、夏休みとかで
親子一緒にやれるよう推奨するなど、もう少し現実に対応した方策は出ないのかしらね?



#969 
アール・ケイ 2000/07/19 13:00
『ベルリン忠臣蔵』っつう映画もありましたね。

え〜本当にお忙しい管理人さまに勝手に成り代わって、
お邪魔虫アール=『MI−2』は大爆笑映画でした=ケイがおこたへを…
歴史の素人がネット検索でどこまで分るかという挑戦ですな。

ベルリン会議といってもいろいろあるみたい。質問の態を成してませんよ(笑)。アフリカに関係しているといえば、下記ですな。

1870年頃から約30年の間に、アフリカ大陸はヨーロッパ列強に よって分割されつくすが、アフリカの内陸部が列強の争奪の舞台となると、ドイツのビスマルクは1884年列強に呼びかけて『ベルリン会議』を開催し、アフリカ植民地分割の原則を協定する。

同じベルリン会議でもこれまた宰相ビスマルクが主宰した、1878年の会議(ロシアの西方進出抑制)というのもあって……これは自分で調べてください(笑)。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#968 
くるぶし 2000/07/19 03:34
すいません。教えてください。

今日、学校で「ベルリン会議」なるものを聞きましたが、いまいちどんな会議だったのかよくわかりません。アフリカに関係しているらしいのですが・・・。詳しく教えていただけたなら、幸いです。新参者のくせにすいません。よろしくおねがいします。



#967 
徹夜城(今日はとにかく暑かった管理人) 2000/07/16 23:51
イエスさんの映画

>Tちゃんさん。
あ、これはどーも。大河オフ会では長居せず失礼しました。

「歴史映像名画座」の聖書関連ですが、いまだにイエス・キリスト関係、つまり新約聖書ネタがないのは気にかかっていたところです。案外あるんですよね、これが。
ご紹介の「ジーザス…」は有名なんですけど、まだビデオを観てないんです。どうせなら観てから…と考えているうちになかなか観る機会がなくって。
他に「偉大なる生涯の物語」って大作もありますよね。変わり種としては「最後の誘惑」かな。いずれも近いうちに制覇しておきたいものです。

キリストさんといえば、「ベン・ハー」にも出てきますね。後ろ姿しか見せてくれませんが(笑)。でも後ろ姿だけでなんとなく「キリスト」と分かるところが面白い。誰が決めたのか知りませんが、イエス=キリストって顔や姿のイメージがなんとなく決まってますよね。



#966 
Tちゃん 2000/07/16 04:29
歴史映像館・聖書関係に、ぜひ「ジーザス・クライスト・スーパースター」も加えてください

大河オフ会以来です、(前回は交流会で話せなくてちょっと残念でした)
例によって大河掲示板から飛んできて、
本ページちょこちょこと楽しませてもらってます。

そうそう、歴史映画コーナー、聖書関連のところに、
ぜひメジャーな一本、
「ジーザス・クライスト・ス−パースター」を加えてください。
あれは新約のマタイ伝にかなり忠実な内容だし。
まあミュージカル的・現代的アレンジはあるにしても、
基本精神は、オーソドックスな解釈となっています。

「ジーザス・・・」といえば、かわぐちかいじのマンガ「アクター」でも
とりあげられていました。
あのマンガでは、ジーザスの方を主人公としてとらえているような感じでしたが、
僕はこの話は基本的にジューダスこそが主人公であると信じています。
いい歌、有名な歌、見せ場は、みなジューダスがおいしいとこもっていってるし。
結局、ジューダスの視点から語られるジーザス像って話なわけです。

ちなみにミュージカル化される前の、オリジナル・ロンドン・キャスト版では、
あのディープ・パープル第2期(黄金期)のボーカルである
イアン・ギランがジーザス役でした。



#965 
徹夜城(小説を読む速度はあまり速くない管理人) 2000/07/16 00:00
ドラ・ドラ・ドラ

↑ってなタイトルの日米麻雀対決パロディ映画を来年制作するってのはどうでしょうか(笑)
>+αさん
ご質問の件、ちょいと調べてみました。
映画「トラ・トラ・トラ」のオープニングの表示を見ますと、原作とされる本の一つにゴードン=W=クランゲ著「トラ・トラ・トラ」が掲示されています。もう一冊の方はよく読みとれず(画質の問題か…)。発行年代等は分かりません。
ちなみに脚本は小国英雄(「七人の侍」「隠し砦の三悪人」等)、菊島隆三(「用心棒」等)といった、「黒澤脚本組」がクレジットされています。このメンツからすると黒澤明自身も参加してるんでしょうが、「解任騒動」のせいで外してるんでしょうね。この辺の事情は佐藤忠夫さんが助監督として当初参加していた佐藤純弥(「新幹線大爆破」「敦煌」の監督)からかなり詳しく聞き出していましたね。そういえば、最近どっかのマンガ雑誌にも黒澤の「トラ・トラ・トラ」の事が載ってましたね。
私の文章の利用の件ですが、あんなものでよかったらどうぞ。ご自由にお使いください(^^)。

>ななさん
いただいた小説、まだ読み終えてないんです。すいません。このところあれこれと忙しくて集中して読めないんですよ。集中して読めるのは通勤通学時の電車の中ぐらいでして。
そこで読んだのが、先日書いた陳舜臣さんの短編集「胡蝶の陣」。いやー、他の話も面白かった。個人的には唐の武将・高仙芝(高句麗系)を描いた「パミールを越えて」が気に入りました。陳舜臣は敬遠ぎみだったのですが、短編は結構乗って読めました。
ななさんの小説の感想ですが、もうちょっとお待ちください(今、半分ぐらいまでしか読んでなくて…)。
金正日さん関連のことですが、情報はイロイロとあったんですよ、ピンからキリまで。ただ日本や韓国だけでなく、世界的にも「興味本位の話」が優先されて人々にアピールした、と言う点は否めないでしょうね。
僕などは「あんなにしゃべれて機転も利くのなら、なんで今まで出てこなかったんだ?」と思うばかりです。

>松永さん
歴史学の「トンデモ」ってのは結構難しいのですよ。「まさか」と言っていたことが「事実」になることもままありますので。それでも「おいおい」って言いたいレベルのものもありますが。
その伝で行くと「項羽=モン族説」はそれほど「トンデモ」とは言えないでしょう。ただ、項羽の生きた時代にあっては、やっぱり彼は「中国文化圏」内の人間と捉えられていますよね。それを「モン族」って時代の違う枠組みでくくるのは難しいんじゃないかと思うわけです。



#964 
なな 2000/07/15 22:41
話題変えましょうか?(^^)

アキバツで盛り上がってるっつーよりは、私が一人で舞い上がってるだけでせう…。

話変わって、ちょっと前にニュースで見たんですが。金正日さんが韓国の女性ジャーナリスト
を迎え、和やかに談笑されてる映像が流れました。びっくりしたのは、お二人が手ェなんか
つないじゃってて…。偶然つけてた番組だったんで、思わず唖然として見つめちゃいました。

これまでは韓国の女優が拉致されて、彼女は隠し持っていたテープレコーダーで金総書記の
肉声を録音できたとか、日本(だったかなあ)の映画監督夫妻が拉致されて、向こうで映画
を作らされたとか、そんな話ばかりを北朝鮮関連の本で読んでいたから…。隔世の感とは
このことです。けれどもやはり、あの見事な方向転換が、あの笑顔がうさん臭く感じられます。



#963 
+α 2000/07/15 02:58
映画「トラトラトラ!」の本ってありましたっけ?

 ご無沙汰をしております。+αです

 アキバツ君の話で盛り上がっているところに、関係の無い話題で割り込んで申し訳ないのですが、映画関連の知識は余りないので、迷惑を承知でお尋ねする次第です。

 実は、メールで「トラ・トラ・トラ!の映画が作られたのはいつでしょうか。また本が出版されたのはいつでしょうか」との問い合わせを受けたのですが、映画「トラトラトラ!」は知っていても、映画「トラトラトラ!」の本といのは知りません。
ご存じの方がいればお教えいただけませんでしょうか?
 ウォルター・ロードの「真珠湾攻撃」あたりなのかなとも思っているのですが、自信がありません。お手数をおかけしますがよろしくお願いいたします。

 >徹夜城さん

 映画「トラトラトラ!」に関して、こちらのサイトにある文章を引用させて頂いてかまいませんでしょうか。


http://homepage1.nifty.com/SENSHI/


#962 
松永 2000/07/13 12:46


 ふーん、世界ふしぎ発見で項羽=モン族説を取り上げていたのは知らなかったです。あの番組は好きでよく見ているのですが。しかし考えてみれば、項羽がモン族であるというのはトンデモ学説なのでしょうね。私は歴史学志望でしたが、今は脳と神経を専門とする生物学者です。理工学系トンデモ本(UFOネタも含む)を見分けることは出来るのですが、歴史学ではまだ修行不足ですね。
 



#961 
なな 2000/07/12 23:25
アキバツ合戦勃発!

巴さんから、小説の書き方について学べる文芸サイトを三つほど紹介していただけました。
そのメールの末尾に、彼女も来年七月をめどに「阿只抜都」を書き上げるとの意思表明が。
私がしつこくあらすじだけでも見せろと言ったので(?)、がぜんやる気を起こされた
ご様子です。心強い相談者を得ると同時に、アキバツに関してのみは、私は背中を追いかけ
られる立場となりました。(笑 他ではまだまだ巴さんの足下にも及ばないのですけど。
徹夜城さんも、ホント波に乗り遅れちゃいけんですよ?(笑 
私たちが前期倭寇に詳しくなったら、二人して、前期倭寇についてもっと紙面をさけ〜、と
徹夜城さんにリクエストするようになるかもしれません。二人ともアキバツファンですから。



#960 
星村輝旗 2000/07/12 00:29
怪人・・・

かい人二十一面相って・・・
許永中だと思うけれど、僕は。
分かりません。
とにかく許永中はすごいインテリなのに、
なぜか裏社会で活躍してしまうと言う、ある意味もったいない存在。




#959 
徹夜城(今日も「プロジェクトX」を観ていた管理人) 2000/07/12 00:05
モン族のこと

うーん、意外に反響(?)がありましたね。

>がおがおさん。
僕も実のところよく知らん話なので「続報」には期待せんでください。宮崎学氏の「血族」は評判は聞いてますので、そのうち図書館ででも探してみます(さすがに買うのはちょっと…^^;)。
それにしても最近いたるところに「宮崎学」さんが登場しますね。やっぱり「かい人二十一面相」…?(←あくまで冗談とうけとってくださいね)

>松永さん
モン族かどうかはともかく、ラオスの山岳民族が昔中国南部にいて、楚の項羽もそれだった…ってネタは少し前のTBS系「世界ふしぎ発見!」のラオスの歴史を取り上げた回でも出てましたね。なんの根拠もなく唐突に「項羽もこの民族でした」って断言しちゃうのはいささか乱暴だと思いましたけど。誰かそういう事を言ってる方がいるんでしょうね。
楚にしても秦にしても「異民族扱いされていた」って話は良く聞きますけど、それがそのまま現在もいる民族に結びつけるのは難しいところだと思います。そういや「越=倭」説ってのもありますよね。なにせ昔の話ですから、先祖が一部重なることは考えられなくはないですけど。

モン族のことですが、「史点」のあの記事は基本的にマスコミ報道をそのまま読んで書いています。その後でちょこちょこ調べたのですが(日曜は用事で時間が無かったので後回しになったんです)、「モン族」というのを事典などで引くと、クメール人ともにインドシナ半島のかなり広い地域に古くから住んでいた民族と説明されてました。ビルマのペグー王朝なんかはモン族だったみたい。現在ではミャンマー以外ではタイやメコン川流域に点在して住む、などと出てましたからラオスにいるのもそうした中の一つかも知れません。いつ現在の中国南部から移動してきたかはよく分からなかったなぁ。
調べていくとインドシナ半島ってのは何度か大きな民族移動が起こった地域でして、だいたい北方から南下して来るという動きをしてますね。華僑なんかもその一つと言えるかも。

>プロジェクトX
国産機「YS11」がテーマでした。ずっと気になっていた「YS」ってのが何の頭文字なのかようやく知りました。「輸送機設計研究協会」の頭文字だったのか…
次回には開発に関わった東條英機のお子さんが出てくるそうで。



#958 
松永 2000/07/11 13:04
モン族について

 楚漢の抗争で有名な、項羽はモン族の人です。楚国自体、中原とは異質な民族とされていたことから、楚はモン族の国であったのでしょう。



#957 
がおがお 2000/07/10 01:19


 今週の「史点」のモン族のネタ。つい最近読んだ、宮崎学の『血族』という小説に、その辺の話が書いてありました。
 小説では、CIAの他に、国民党軍の残党、華僑も含んだ錯綜した展開なのですが、実際はどうなのでしょう?
 黄金の三角地帯を含んだあの地域の話は、非常に複雑で、面白いのですが、よくわからないです。
 続報求む(笑)



#956 
なな 2000/07/09 23:12
巴さんに感想をいただきました。

やはり実際に歴史物を執筆される方は見るところが違いますね。
いろいろと参考になるご意見をいただきました。目からウロコなご指摘もありましたよ。
それと秋山如雪さんからもメールをいただきまして、読んでいただけることになりました。
皆様のご厚意に感謝、感激。私もお返しになにかお役にたてるといいのですが・・・



#955 
徹夜城(ただ今「史点」執筆中の管理人) 2000/07/09 00:01
うかつ…!

いやぁ、何がと申しますと、倭寇絡みの小説を今頃になって発見したからです。それも陳舜臣さんという超大物の。
短編だったんで知らなかったんですけどねぇ。今日図書館に出かけて「琉球の風」の続きを借りるべく陳さんの棚に行ったら「胡蝶の陣」って短編集が置いてある。
胡蝶陣というのは後期倭寇が敷いたとされる幻術まがいの陣のこと。実態はどんなモンだったかわかりませんが、名前がカッコ良いので詩の題材にもされていたことがあります。タイトルにそれが冠せられているので「おおっ」と思い、手に取ってみました。
「うかつ…」
と思ったんですよ、そこで。こんな作品があったとは知らなかった。王直を説得に日本まで赴いた陳可願が主人公の小説じゃないですか!当然蒋洲や王直も登場!
幼いときに倭寇に家族を殺された陳可願が、一生を倭寇への復讐に捧げ、日本まででかけて最終的に復讐を果たす。しかし実は…ってなお話。オチ、効いてますね。なかなか。こういうどんでん返し的展開は好きです(だからルパンとかアシモフが好きなんですよね)。
正直に白状すると(前にも書いたことですが)、僕は陳舜臣さんの小説にどうも生理的に合わないんで敬遠していたところがあります。そのビジョンとか知識の広さには恐れ入ってますけど、物語作家としてホントに生理的に合わないんです。単純に好みの問題なんですけどね。
それにしても本作では僕は結構興奮しました。なんか、珍しく乗れましたね。いやぁ、見てきたようなウソをつくなぁ、と。誉め言葉ですよ、念の為(^^;)。司馬遼太郎(こっちは不思議と好み)だって相当に「見てきたようなウソ」をついてます。それと短編のせいもあるんでしょうが、話の展開にしまりがあり、見事な構成になってると感じました。最後に「ドンデン」があるお話のせいなんでしょうけど(史実を知る私にはオチはなんとなく見えましたが)。

さて、物語を離れて専門研究者の立場から見ると、この小説はいささかフィクション度が高いですね。陳舜臣さんが入手した資料をどの程度見て物語を構想されたかよく分かりました。しかし残念ながら陳可願が倭寇の被害者だったという史実はまずありえません。「俺たちゃ海賊!」のコーナーに陳可願の伝記を載せているのでそちらを参照して欲しいんですが、むしろ彼自身が倭寇勢力と深く関わっていた疑いの方が濃厚です。そう疑われて太倉の住民に半殺しの目にあったという事実があります。さすがに陳先生もこの史料の存在まではご存じ無かったんでしょうね。
それにしても蒋洲のキャラクターがだいたい僕が想像しているものと同じで気に入りました。この人だけで十分小説のタネになるんだけど、無名の陳可願に注目したのがミソでしたかね。

>今日のNHKスペシャル。
三宗教の聖地・エルサレムの特集でした。大変面白かった。
中でもゴルゴタの丘に立つ「聖墳墓教会」の内部でカトリックとギリシャ正教がナワバリ争いをしているところが興味津々(笑)。一教会の中で宗派争いをしてるってのが凄いですね。イエスが十字架に打ち付けられたところと十字架を立てたところの二ヶ所に祭壇を置いて、お互い入ってこないように見張ってます。「隣人愛」はどこへやら(汗)。
エチオピア正教のスタッフにいたっては教会の外に追い出されてましたし(^^;)



#954 
徹夜城(批判的歴史オカルトファン?の管理人) 2000/07/08 00:15
チベットにピラミッド?

>アール・ケイさん
えーと、「史点」リクエストのネタなんですが、どちらも不覚にも初耳でした(^^;)。
で、そのチベットのピラミッド群とやらのニュースはつい先程検索にかけて見つけました。
ムチャクチャ怪しい話で…(汗)。情報源となっている「天津日報」のHPにも行ってみようとしたのですがなぜか接続できず。まさか世界中の人がアクセスしている?(笑)

チベットではないのですが、今たまたま図書館から借りて読んでいるハルトヴィヒ・ハウスドルフ+ペーター・クラッサ著・畔上司訳「中国・衝撃の古代遺跡を追う」(文芸春秋・1996)にも西安のあたりにある「白いピラミッド」の話題が出てきます。
それにしてもこの本も凄かったなぁ。タイトルと出版元と手堅い表紙で安心してはいけません。UFO、超古代文明、野人(ビッグフットとか雪男の類ね)、ピリ=レイスの地図(「神々の指紋」でおなじみ)などなど、もうオカルトさん総集結!ってな本でしてね。勉強になったのは中国にもオカルトさんがいっぱいいるってことが分かったってことでしょう(笑)。
それにしても徳○書店あたりならともかく、文芸春秋がよくこんな本を…(汗)。



#953 
蝸牛 2000/07/07 13:35
ザ・ショック!蝸牛のミス。

 管理人さん、お返事有り難うございます。
昨日ですねぇ、ショックなことが起こりました・・・。
 それは、この前録画した知ってるつもりの「小栗上野介」の回を、
蝸牛がミスってつぶしてしまったんです・・・・。(これぁかなりのショックでした・・・。)
あぁ、これからどうしよう・・・。



#952 
蝸牛 2000/07/07 13:29
お返事どうもです。





#951 
アール・ケイ 2000/07/07 12:30
またぞろ恐縮、リクエスト

管理人さま、お互い多忙のようですね。
取上げなくても、取上げても結構ですが(当ったり前(笑))、「史点」ネタのリクエストです。

@先日亡くなった旧ソ連のスパイ・ゾルゲの恋人だったという女性の話。
A絶対に誤報だと私、自信を持って(笑)顛末を窺っていました、中国奥地のピラミッドのお話。
話として広がりにくいかなあ。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#950 
徹夜城(例によってヘロヘロになっている管理人) 2000/07/07 00:19
パロディもチェックしないとね

やれやれ、毎週のことなんですが水・木は大変なスケジュールでして…

>Fおばさんさん(…なんか妙な…)
「裸のローマ帝国」ですか。名前だけは知っていましたけど、中身は未見でした。今度見てみます(^^)。ニールセン的なギャグもそう嫌いではないので。
まだチェックしていないギャグ映画ですと「珍説世界史」ってのがありましたよね…見たいな、とは思っているんですけど。

>ななさん
レス遅れました。秋山さん所は時々のぞいてまして、巴さんという方の存在は知っておりました。それにしても「アキバツ」で書いていたことがあるとは…
ふっふっふ、何か僕も早いところ倭寇小説の一本も上梓しちゃった方が良いのかな(笑)。波に乗り遅れてはいかんかも。

>史点ネタ予告。
これから書こうというネタなんですが、話題の鮮度のこともあるので、いまのうちにここに書いちゃいます。
ショーン=コネリーが「ナイト」の称号をもらってしまいました。これからは「サー・コネリー」とお呼びしなければならんようです。
スコットランドから「裏切り者〜!」って声が聞こえてきそうだな(笑)。



#949 
Fおばさん 2000/07/06 10:53
歴史映画に加えて

グラディエーター公開で、各所で話題になっていますが、レスリー・ニールセンのはだかシリーズの「裸のローマ帝国」(原題・SPQR)を一度ごらんになって下さい。ローマ物の穴場です。イタリア製なので、安直なパロディながらも本格派。




#948 
なな 2000/07/04 22:35
同志発見!(^O^)

徹夜城さんもご存じかと思います。秋山如雪さんリンクで、巴文庫の管理人、巴さんです。
秋山さんの掲示板にて、秋山さんにもアキバツくんを読んでいただけないか打診したところ、
巴さんが申し出て下さいました。始め巴さんには「前期倭寇の小説」とだけでファイルを
お送りしたところ、なんと巴さんが以前に手をつけて現在は休止してる倭寇小説というのが、
「阿只抜都」だったというんですねー。お互い、初めてアキバツについて語り合える相手が
見つかったということで大変よろこんでおります。私も巴さんのアキバツくんを読ませて
いただきたいと思っています。読み比べも面白いでしょう? 前期倭寇小説はこれからも取り
組むので、心強い相談者ができました。巴さんがこちら遊びに来られるかもしれませんよ。



#947 
徹夜城(マメにマイナービデオもチェックする管理人) 2000/07/03 23:48
女帝キャサリン

さてと、「史点」も更新したし、軽い話題でも。

最近新作ビデオで「女帝キャサリン」というアメリカ製時代劇がリリースされてます。歴史映像マニアとしてはチェックせざるを得ませんで(笑)。
何を言い訳がましく書いているかといいますと、これ、ちょっとH系ビデオのノリで宣伝されてるんですよねぇ…僕の近所のTUTAYAでもエロティックムービーに分類されちまいました(笑)。まぁ確かに内容は男をとっかえひっかえする美女の愛憎劇でございまして、ベッドシーンもいささか濃厚。あ、「女帝キャサリン」ってのは英語名でして、要するにロシアのエカテリーナ2世のお話です。吹き替え版で見たんですが、全部「ピーター」「エリザベス」と英語名で統一されてました。

しかし実際に見てちょっと驚いたのが出演者の豪華さ。メル=ファーラー、ジャンヌ=モロー、そしてあのオマー=シャリフがまたロシア人役で出てます(^^;)。ちなみに出演者表示の「トリ」はオマー=シャリフでした。しかしモロー以外はほとんどチョイ役です。「特別出演」ですな。
どうもテレビ用映画のようですね。やたらに安上がりな仕上がり。もう一つ驚いたのは監督が以前ミニ・シリーズ「ピョートル大帝」を撮ったのと同一人だったこと。名前から察するにロシア系なんでしょうな。

その後オマー=シャリフの出演作を調べていたら、なんとあのチェ=ゲバラを演じていたことが判明。まさに人種を越えた活躍です(笑)。



#946 
徹夜城(史点の遅れの言い訳を考える管理人) 2000/07/03 00:02
蝸牛…といえば柳田国男(笑)

>蝸牛さん
はじめまして。これからもよろしくお願いします。
「小栗上野介」ですか…渋いです(^^;)。と言いつつ、基礎知識以上のことはこの人について知らないんですが。
そういやー「しりとり」も放ったままついに一年が…(汗)
いやなに、実は次回予定者は幕末の人だったのですよ。いい加減書こうかな〜

>ななさん
もう次作ですか(^^;)。恐れ入ります。
この調子で世間で倭寇ものブームでも起きてくれると面白いんですが…
あ、つい「専門」の目から見ちゃって激怒しまくってるかも(笑)。陳舜臣の「戦国群雄伝」も結構クソミソに言ってしまう私なので。まぁあれはかなり上出来な方だと思っていますが。
ななさんから送っていただいた作品の方は、ゆっくりと読みたいと思いますので感想等は少し遅くなります。ちなみに私は「同業」には厳しいかも(笑)。

>「知ってるつもり?」
久々のヒット。戦後初の首相・東久邇稔彦さん(え?ATOKが一発で変換!)がとりあげられてました。102歳まで生きてたんですな、この人。首相になる前の奔放な皇族ぶりと、首相を辞めた後に臣籍にくだって(ホントのシンセキですな)闇市に店を出したり新興宗教「ひがしくに教」の教祖になったりと、まぁ大いに笑わせて(失礼!)いただきました。
ところで「史点」の参考にした「皇位継承」という本で読んだのですが、もしこのまま皇室に男子が誕生しない場合、女帝を立てるか(もちろん男性の配偶者を民間からとる)あるいは男系の「元皇族」を立てるかという選択肢があるわけですが(どちらにせよ前例無し)、後者の場合、この東久邇家の方々に話が回ってくるかも?とのことです。実際宮内庁で検討したこともあったみたい(読売あたりがスクープしてたかな)。

>史点は明日。
まぁいつものことですが(笑)。あるニュースの結果待ちも入っています。
それとこちらは落雷のため停電のおまけもつきましてねぇ。夕方の執筆ができませんでした。



#945 
蝸牛 2000/07/02 15:12
初めまして

 皆さん、初めまして。私は『蝸牛』という者です。
サーバーをいじってたらここに着きました。
私は『小栗上野介』が好きな(と言うか、尊敬してます。)高校2年生です。
まだまだ至らないところも有りますがよろしくです。



#944 
蝸牛 2000/07/02 15:08
初めまして。





#943 
なな 2000/07/01 23:33
前期倭寇小説続投決定!<早い^^;

11月末〆切の、「松本清張賞」です。応募規定最大の400枚を予定してます。
アキバツくんは二重投稿になりうるので出せません。父親の新三甫羅(名前変更)と
李成桂のお話にすると思います。「アキバツ!」の少し前の時代、ということで。
「南原山城の戦い」の部分を除けば、他は全部私の創作でしたから、次回作にもろ
バッティングすることはないと思います。<よくあんな少ない資料で書けたなあ…。
時羅はかなりお気に入りキャラなので出したいですが、双子の設定と名前は変えなきゃ。
余談ですが、時羅は「パトレイバー」の黒崎さんがイメージモデルです。かなり好き〜。
アキバツと呼ばれる前の、幼少時代の彼は出るかもしれません。これはいいでしょう?
ともあれ現地調査したいですね。長編なら、徹夜城さんがおっしゃっていた、
「人と人のぶつかり合いを描く中で、テーマを浮かび上がらせる」ことも可能と思います。
短編だとどうも説明過多になりがちですね。アキバツくんも短編向きのキャラですね。



#942 
徹夜城(さっきまでPainterをいじっていた管理人) 2000/07/01 00:34
御苦労様です。

>ななさん。
完成されたようですね。おめでとうございます。評価もいただけるとなお素晴らしいことですね。
とりあえずメールで原稿はいただいたので、近日中に読んでしまおうと思っております。
「海賊」コーナーの更新はもうちょっと待ってくださいね(^^;)。「事件簿」もあまり進んでないしなぁ…あのあと怒濤のドラマが!
怒濤のドラマといえば先日入手を報告しました「中国海盗史」は面白い!徐海のくだりなんてほとんどメロドラマと化しておりました(まぁもともとそういう話なんですが…)。著者の海賊たちへの愛情をひしひしと感じますねぇ。どこにでもいますな、こういう種族(笑)。
あと、さすがに充実してると思ったのが、むしろ「王直以後」の海賊達です。マイナーどころを抑えているのが嬉しい(って、「倭寇」自体がマイナーなんですけどね)。
実はこのマイナーどころの連中を主人公に軽く小説を書けないかと企画はしてるんです。王直死語10数年で出てくる海賊達のドラマがまた面白いんですわ。
…っと、それはともかく小説室・専門書室は近いうちご要望に沿えるよう努力いたします。

ところでPainterいじって何をしていたのかというと、いい加減トップのイラストを変えようと決めたからです。とりあえず「マンドハイ」はいい加減降ろしましょう(^^;)。



#941 
なな 2000/06/30 20:42
されど去りがたし、この時代。

アキバツくん100枚で完成したんですよー。「当日消印有効」でちゃんと応募してきました。
徹夜城さん&中西豪さん&+αさん、他の皆様、ほんとうにありがとうございました!!
思えばなにか手がかりを求めてこちらへお邪魔してから、まだ二ヶ月半なんですよね。
えっちらおっちら、なんとか書き上げられたのは、ひとえにこちらのHPのおかげです。
小説の時代考証にはちと不安が残ってますが、よく書けたなあー、というのが感想です。

さて次なる作品ですが、どこの時代&地域or国へ行きましょうねえ。
歴史小説を募集する賞が少なくなってきてるので、次は「歴史群像」かな?
とはいえ、倭寇、それも前期倭寇もまだほんの少しかじっただけですものね。
さて「海上史事件簿」を読み進めようかな。あ、あとこれはリクエストなんですが、
「海上史図書館」の小説&専門書とも、更新してほしいでっす。特に専門書の充実を希望。



#940 
アール・ケイ 2000/06/30 14:19
何故、「長いナイフの夜」というのだろうか

管理人さま、ジンギスカンについてのお答え、ありがとうございました。
ハリウッドの大ハーンに寄せる感心を考えると、この先もとんでもないジンギスカン映画が観られそうで楽しみです(笑)。コッポラ監督、主演はジャッキー・チェンかブラピかトム・クルーズか、顔付きからいけばキアヌ・リーブスか…
で、お礼代わりに下のご質問について調べてみたんですが、これは年寄りの冷や水、じゃなかった(笑)素人の浅知恵、説明するの難しいですね。
「長いナイフの夜」事件って、ナチの内部抗争、ヒトラーによる反対勢力の粛正ですよね。ご質問は短いのに、答えは長ーくなっちゃいそう(笑)
ネット検索すると、
「ヒトラーについて」
http://members.tripod.com/~shinonome/mate/adrf.html
というのが出てきました。ご参考にしてください。

でも“何故、「長いナイフの夜」というのだろうか”

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#939 
とも 2000/06/29 23:28
1934年の今日のこと、教えて。

1934年6月29日から30日にかけて、ドイツで「長いナイフの夜」
っていうのがあったそうですが、詳しいことを教えてください。




#938 
宇宙少年 2000/06/29 23:18






#937 
徹夜城(中国の海賊本を発見して驚喜している管理人) 2000/06/28 17:50
映画における「チンギス・ハーン」像

今日、お仕事の休み時間にで神保町の中国書籍店をウロウロしていたら、ズバリ「中国海盗史」って本を発見!古代から清代までの海賊史を網羅し、倭寇や鄭芝龍・鄭成功父子もやたら詳しく触れています。この内容で¥3600は安いぜ!いやー、当然かも知れないけど中国でも研究が盛んなようです。

>映画におけるチンギス・ハーン
アール・ケイさんのリクエストにお応えしまして(^^)。

確かにソ連が、というかロシアが、そのモンゴルに支配された歴史を「タタールのくびき」として否定的にとらえたために(エイゼンシュテイン監督の「アレクサンドル・ネフスキー」にチラッとそれが見えます)、チンギス・ハーン賞賛をやたら警戒したのは事実ですね。おかげでその衛星国であるモンゴルでは長い間チンギス・ハーンを讃えることはタブーでした。「解禁」はゴルバチョフのペレストロイカが始まってからなんですよね。
 1987年に中国で「成吉思汗」が製作されますが、この映画、モンゴル統一で唐突に終わってしまい、「その後のことはよく分からない」というナレーションが入ります(^^;)。まだ配慮していたかな、と思われるところです。
 翌1988年にモンゴルで歴史大作「マンドハイ」が公開。日本でも反響を呼び、僕も当時熱狂したんですが、ここでモンゴルは「様子見」をしています。劇中、ハーンがチンギスの肖像をチラリと拝むシーンがありまして、まだおっかなびっくりという印象でした。
そしてソ連崩壊後に同じスタッフで「チンギスハーン」を製作できたわけです。それでもチンギスを「悩める征服者」的に描くというあたりが現代風なのかもしれません。

 ヨーロッパではモンゴルは徹底して悪役と相場が決まっていました。かの「フン族」なんかともイメージがゴッチャにされています(ディズニーアニメ「ムーラン」もこの系統ですな)。前回書いた「蒙古の嵐」って映画もそうでして、ジンギスカンは悪役でしかもなぜか息子に殺されるそうで(笑)。他にもイタリア映画「ヘラクレス・モンゴル帝国の逆襲」(爆)って映画があり、これではチンギスは悪く描かないのに息子達が超悪者。ただその後は製作すらしていないのでは。
 アメリカ映画でなぜかチンギス・ハーンが英雄視されるってのは僕も不思議に思ってるんですが、「ソ連を征服したから」ってのはどうでしょうかねぇ。ジョン=ウェインってのは確かに怪しいんですが見てないんで確認できません。でもオマー=シャリフの映画ではそんな嫌味は感じません。むしろ「文明」に溺れる中国をバカにする傾向の方が強いかも。
 かのコッポラ監督も「地獄の黙示録」撮影中にジンギスカンの伝記を読みふけっていたと読んだことがありますし、アメリカ人ってのはなんかこう、彼の希有壮大なスケールに惹かれているのかもしれません。草原へ乗り出していく西部劇の気分が抜けてないのかも(笑)。



#936 
アール・ケイ 2000/06/28 10:00
解説希望、チンギス・ハン

徹夜城さま、おはようございます。
映像の中のジンギス・カンについての話題が続いていますが、
確かソ連崩壊あたりまでは、モンゴルにこの民族の英雄については映像化はおろか触れることもタブーだったと聞いています。
友好国、というより共産主義の宗主国であるソ連に気遣ってのことでしたよね。
かつてモンゴルに占領されたり侵略されそうになったことというのは
ロシア・東欧のみならずヨーロッパ人にとって、忘れがたき民族の恐怖の記憶なんでしょうか。
他方、アメリカはそういう怖れより興味の対象としてこの世界帝国の覇者を
認識し(気持ちに受け入れる余裕があるということかなあ)、英雄映画の題材として
取上げるに至っているのかなと思うのですが、これは戦後の合衆国の対ソ戦略と
何か関係あるのでしょうか、仇敵ソ連(ロシア)を支配した男だからということで。
ジョン・ウェインが演じてたり、穿ち過ぎかもしれませんがどうもその辺クサい感じがしますんで。
え〜なんかまとまりませんが、各国におけるチンギス・ハン観の変遷を
お教えいただければと存じます。



http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#935 
星村輝旗 2000/06/28 02:25
西洋系中国人(謎)?

白人にドジョウヒゲ・・・
としたら、
唐の玄宗皇帝時代後期の安禄山を、
西洋人の肥満体の俳優にやらせたらどうなんだろう、
と言うしょうもないことを考えてしまった・・・
なんかな・・・



#934 
徹夜城(歴史映像マニアの管理人) 2000/06/28 00:05
「ジンギスカン」ばなし続き

この映画、歴史ネタとしていろいろとツッコミが入れられるのですが、書き逃した「激しく変なところ」を列挙してみましょう。

○テムジンの父「イエスガイ」がなぜか部族名になっている。ちなみに冒頭にテムジンの父が登場するが、ジャムカに殺される。
○「ジンギスカン」の称号がマンチュリアを破ったテムジンになんと中国の皇帝から授けられる。
○なぜかムガル帝国の建国者が「ジンギスカンの孫」と語られている。

だいたい白人の俳優だらけでモンゴル映画を撮ろうという企画に無理がありますわな。ジンギスカンはアラブ人俳優にやらせたわけですけど。中国人もみんな白人俳優がどじょうヒゲつけて演じてます(^^;)。
もっとも日本映画でも日本人だらけでインドを描いた「釈迦」(大映)がありますけどね。

ちなみに僕の知る限り過去にチンギス=ハーンを演じた俳優は…
ジョン=ウェイン(「征服者」)
ジャック=パランス(「蒙古の嵐」)
オマー=シャリフ(「ジンギスカン」)
ドリ=グアル(「成吉思汗」)
加藤剛(「蒼き狼」)
アグワンツエレーギン=エンフタイワン(「チンギス・ハーン」)
…どうです、結構名優が揃ってるでしょ。聞くところによるとこの他に二作ほどあるようです。日本で戦中に国策的に作られたものもあるようですが…
完璧に「そっくり」なのが最後のモンゴル版のエンフタイワンさん。風貌が似ているってだけでバレエ役者だったのを映画に引っぱり出したんだそうで。まぁ結局本場が作るのが一番みたいですね。加藤剛の「蒼き狼」は史実関係は日本人らしくしっかりしてるんですが、モンゴル版の監督は「馬の乗り方が違う」とバッサリ(^^;)。だいたい加藤剛みたいなタイプはモンゴルにはいなそうですし、チンギス・ハーンみたいな顔の日本人もいなそうですね。

 一時期「ラストエンペラー」のベルナルド=ベルトリッチ監督が「チンギス・ハーン」に意欲を燃やしていたそうですが、幸いにしてもう一つの候補だった「ブッダ」に行ってしまいました(それでできたのが「リトル・ブッダ」だったわけで…)。
ジャッキー=チェンが一番演じたい役に「チンギス・ハン」を挙げていたこともありました。勘弁してくれ(ファンなんですけどね)。



#933 
アール・ケイ 2000/06/27 09:26
犀は投げられた、ドッコイショっと

森という人に、というより今の自民党に一番欠けているのは、
謙虚さ、潔さですね。やや差別的な言い方をすれば「男らしくない」と
いうことです。
負けは負け、失言は失言と素直に認めてしまった方がずっと真っ当ですよね。
ほんと、余裕もない、人もいない、というヒドい政党に成り下がってしまいました。
小泉さんも禅譲を受けるという戦略に変えたんでしょうかね。
まあ、相対する民主党も党を成していないですし。
選挙制度に問題はあるがゆえの結果という面もありましたが、
与党3党で絶対安定多数とっちゃった以上政権を担うのは当然でしょう。
来年は参議院選挙ですが、状況によっては衆参ダブルかもしれませんね。

『ジンギスカン』は私も偶然テレビで見て、思わずのけぞってしまいましたっけ(笑)。
要は英語さえしゃべれば何でもあり、なんでしょうね。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#932 
徹夜城(また合間をぬって歴史映画を見ていた管理人) 2000/06/27 00:06
「帝国」映画二題

選挙について思ったところは「史点」に書いたんですが、ほとんどmozawaさんの書かれているところと一緒ですね。
変化を求めていないわけでもないと思うんですけど、積極的ではないでしょうね。
自民党が政権を追われて細川内閣が誕生したとき、妙にフィーバーして(特にテレビマスコミ)幻滅した記憶も多少影響してるかもしれません。
僕の地元に近いところで汚職で有罪になっているお方は当選した後、「選挙で疲れた」といって今日の法廷に出てこなかったそうで。
それと森さんの「敗北ではない計算式」はなかなか面白いです(^_^;)。

お口直し(?)にこの数日に見ていた歴史映画の話なぞ。
まず予告通り「クォ・ヴァディス」。有名作ですが初の鑑賞でした。
ほとんどネロ帝のお話ですね、これって。全編見終わってもピーター=ユスチノフ演じるネロばかりが印象に残ります。パウロが登場して「おおっ」とか言っていたら「主の声を直接聞かれた方が来る」と言い出すのでさらに「おおっ」と。ペテロ(英語映画なので当然「ピーター」)が登場。このペテロが表題「クォ・ヴァディス・ドミニ」と言うんですね。
ところでホントにペテロって「逆さ十字架」にかけられたんですかね?

もう一つは「ジンギスカン」。1965年アメリカ製です。以前テレビで見たことがあって「珍作!」と驚喜したものでしたが、完全に見たのはこれが初めて。
オマー=シャリフがジンギスカン役なのですが、トップタイトルはライバルのジャムカ(英語ではジャムーガになってた)を演じるスティーブン=ボイド。この二人がボルテイ(チンギス=ハンの妻ボルテ)を奪い合ったり(詳しい方はお分かりでしょうがジュチがジャムカの子になってます)、一騎打ちで戦ったりとノリはほとんど西部劇(^^)。なぜかアジアのほとんどを征服してからジャムカとジンギスカンの決戦になります。
特に珍妙なのは劇中テムジンが中国に行っちゃう下り。当時華北を支配していた金なのかな、と思っていたのですが、今回確認したところ北から「マンチュリア」が攻めてくるので(しかもジャムカが率いている…)違うみたいです。それでいて風俗考証は明らかに清朝末期(「北京の55日」みたい)。なんであんな展開にしたんだかサッパリ(^^;)。
あ、でも若きオマー=シャリフはカッコいいですよ〜!マーロン=ブランドの若い頃と似てますね。この人アラブ系なんだけど本作でモンゴル人を演じ、「ドクトル・ジバコ」「ピョートル大帝(TV)」ではロシア人を演じてます。聞いた話ではナチス将校も演じたとか(笑)。一番有名なのは「アラビアのロレンス」なんでしょうけどね。



#931 
mozawa 2000/06/26 12:00
すみません

下の書き込み、署名が抜けておりました。



#930 
2000/06/26 11:59
安定多数・・・

もう少し投票率上がると思ってたんですけど。
「寝ててくれれば」発言すら知らない、聞いてない人もかなり
いたということでしょうか。
地縁、血縁選挙が改まらないうちは、この国の政治は変らないのでは
と思えてきます。
年齢層高いほど投票率は高いですけど、そのなかで、政策や中央の政治の事を
考えて投票してる人の割合ってそう高くないと思うんです。
地縁絡みで投票してる人が多いと思うので・・・
それを考えると、政策や国政について判断している投票率は、若い人も年配の人も
そんなに変らないのではないでしょうか。
んでもって、そういう選挙が続いていては、日本は今のままなんだろうな。
「森はなんかやだけど、地元の○○先生はいい人なんだから・・・・」的な発想が
おおいんでしょうね。地元の誰かを選ぶ事が、総理をも選択する事になってるという
ことを分ってないんだろうな。





#929 
漏子 2000/06/26 03:48
自公保連立政権は支持された。

絶対安定多数確保ですから、そう言って良いでしょう。
自民党の「敗北」は今までもこの程度の事でした。
この国は何も変わってません。変化を望んでいませんね。
批判するだけ。




#928 
徹夜城(選挙速報とにらみあっている管理人) 2000/06/26 00:20
「史点」は明日。

今回はかなり早めにほとんど書いちゃったんですけど、いかんせん最後のネタが衆議院選挙でして(^^;)。大勢が判明しないと文が書けない(笑)。
どうも出口調査がアテにならないようで、各放送局の予測もまちまち。なかなか最終情勢が出てこないですねぇ。
というわけで、更新は明日の夜以降じゃないかと(仕事がありますので…)。

ところで「史点」ネタから漏れた話題を。
あの張学良氏の妻、趙一荻さんが88歳でハワイで亡くなったそうです。最期は張学良氏自身に看取られて亡くなったとか。



#927 
アール・ケイ 2000/06/25 00:06
因業な年号

シーザーと いえどもサラダの 名ではなし     似非子

『グラディエーター』を女房と見ていて、女房に「シーザー、シーザーってどこに出てるん」と聞かれ、
テキトーに「シーザー、カエサルが偉かったからそれに因んでローマ皇帝はシーザーと呼ばれてたんや」と
答えたんですが、まんざら嘘ではなかったようで、ほっとしてます(笑)。
字幕でフォローするべきだったと思うのですが、どうでしょう。

安岡正篤とか中村天風とか、いやに経済人や政界に人気がありますねえ。
右翼だと決め付けるのはいささか乱暴な気はしますが、
キョウイクチョクゴみたいなもので、部分的にはいいことを言っていても
根底にあるのは結構怪しかったりするようですね。
元号という制度を否定はしませんが(便利な時もある)、
密室で作るのではなく、次は国民公募という方法も考えられるべきでしょうね。
まあ、そのうち極めて限定した使われ方しかしなくなるでしょうけど(皇紀=日本紀元みたいに)。

秋山さま
え〜大河ドラマのことなら、「大河ドラマの歴史」BBSまで(笑)。


http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#926 
徹夜城(激務の疲れをいやしている管理人) 2000/06/24 13:37
次は「クォ・ヴァデス」を観るぞ〜

この二日間、激務が続いてしまい、書き込みを怠りました。
その間にまぁ幅の広い話題が続いて、管理人としては嬉しい限りです。
特にまるで詳しくないローマ史の名前の件は勉強になりました。
BBBさん、外語学部生さん、ご教授ありがとうございます。
それにしても思うことは、歴史物での人の名前の呼び方の難しさですね。中国史なんかだといわゆる「あざな(字)」やら「号」やら、皇帝の諱やら廟号やらおくり名やら…いろいろと話題になります。小説とか映画とかで当時を再現する際、人名をどう呼ばせるかってことには作り手は結構頭を痛めるようです。考証をうるさくやると今度は人間関係や話の展開が分からなくなったりしますしね。
僕も倭寇小説を書いた際にこの問題では悩みました。どうも後期倭寇の海賊どもはあだ名で相手を呼び合う習慣があったようで(「水滸伝」を読むと雰囲気がわかるかと)、一人の人物に本名・あだ名・号など多くの名前が存在します。あだ名や号を複数持ってる奴もいました。王直などですと本名が[金呈](テイ)、あだ名が「直」、号が「五峰」、称号として「徽王」「浄海王」といった具合。
そういえば「許二」のように何男かを示す名もよく使われています。すごいのになると「王十六」とか「キョウ十八」とか。これは以前「賊の中でのナンバーじゃないのか」と言ったかたもいるんですが、一族内でのナンバーなんじゃないかなぁと思っているところです。

>秋山さん
真田幸村といえば、以前NHKで「真田太平記」を水曜ドラマで一年間やっちゃってますのでちと厳しいんじゃないかと。これは当時熱狂して見ていて、池波正太郎の原作も全部読んだものです。
東北の事をお書きでしたが、「九州」「四国」も少ないですよ。幕末ものぐらいでしょ。戦国時代の九州なんて案外面白いと思うんですけどね。

>長谷川さん
「平成」にしても「昭和」にしてもこのご時世になっても中国古典から引っ張ってきて元号を決定するってのがこの国の面白いところですね。日本の保守主義って結局「中国」からは離脱できないのかなぁ…
「平成」が決まる直前に民放で「新元号大予想」をしていたことを思い出します(笑)。過去の例を全部コンピュータで検索したりして「光」の字が使われるのでは、とか言っていたような。天皇が亡くなった直後というのに案外変な熱狂がありました、アレには。
で、その新元号を発表した官房長官はその後首相になり、もうこの世の人ではありません。この時の首相も先日亡くなりましたねぇ。



#925 
秋山如雪 2000/06/24 01:39
古い大河ドラマ

 お久しぶりです。相変わらずここのページの歴史映画の情報には感心させられます。皆さん
「グラディエーター」の影響か古代ローマの話で盛りあがっているようですが、私はちょっと
ローマ関係は詳しくないので、その代わり戦国時代前後の話を一つ。
 実は私の住んでる町にある、とあるビデオレンタルショップには微妙に古い大河ドラマの
総集編が置いてありまして、結構借りてきては見ています。
 確認しただけでも、「独眼竜政宗」「武田信玄」「跳ぶが如く」「花神」「風と虹と雲と」
「新平家物語」「国取物語」「太平記」「おんな太閤記」などなどなかなかおもしろいライン
アップです。
 特にすばらしいのが「独眼竜政宗」でしょうかね。渡辺謙主演の有名なドラマで当時はかな
り流行りましたよね。なにしろ東北を扱った大河ドラマってあまりありませんからねえ。
 私が知っているのでも、この「独眼竜政宗」と「炎立つ」くらいですし。
 でも、今年の大河ドラマにはせっかく「独眼竜政宗」に出ている津川雅彦が家康役で出ている
ので、どうせなら政宗を渡辺謙に演じてほしかったのに、いざ見ると全然違う人がやっていて
しかも似合っていませんでした。
 やっぱ政宗は「渡辺謙じゃなきゃ!」というのが私の望みです。
 来年は確か「北条時宗」が主役らしいですね。個人的には真田幸村を主人公にした壮大な
戦国物をやってほしいですね。
 それか前編新撰組の話とか。

http://www.geocities.co.jp/Bookend/4591/


#924 
長谷川@望夢楼 2000/06/23 21:13
安岡正篤

安岡正篤:
 なるほど。詳しい経緯は全然知りませんでした(^^;)。ありがとうございます>中根さん
 つまり、朱を入れたのみならず、全部書いたんですね。
 公式には大した役職でもないのに。やはり只者ではないですね……。

 そういえば安岡正篤は「平成」という元号の考案者とも言われていますね。



#923 
外語学部生 2000/06/23 06:07
ローマ人の名前

いつも拝見しているだけの者です。
ローマ人の命名法の話題になっているようなので少し書きます。

fanoさんのおっしゃる通り、
ローマ人は「個人名」・「氏族名」・「家名」の3つを組み合わせた名前を持ち、
男性は家名で、女性は氏族名の女性形で呼び合うのが普通です。
ガイウス・ユリウス・カエサルがカエサル、
その娘がユリアというように。
「オクタヴィアヌス」というのはこれらとは別の通称で、
彼がオクタヴィウス氏からユリウス氏のカエサル家に入ったから
ガイウス・ユリウス・カエサル・オクタヴィアヌスとなりました。
アントニウスとアントニヌスも
アントニウス氏族に属すことを示す氏族名と
アントニウス氏から他氏に養子に入ったのを示す通称という違いがあるはずです。

-n-というのに文法的になにか意味があったような・・・
いえ、当方ラテン語をかじってすぐ投げた経験があるもので(汗)



#922 
中根大輔 2000/06/23 00:34
終戦の詔勅

ご無沙汰しております。中根です。
さて、終戦の詔勅ですが、実際の経緯は大東亜省顧問だった陽明学者の安岡正篤(瓠堂)氏
が草案を書き、秘書官の速水守久氏がそれを書き直して原稿が出来ています。

まあ安岡氏は中国思想史の研究者だった(専門宋〜明)こともあり、
あの詔勅は実は「万世の為に太平を開かんと欲す」
(そのものずばり北宋の思想家・張載の「万世の為に太平を開く」から取った)
など漢文脈が非常に強いですが、果たして徹夜城さんのおっしゃる如く
「漢文から書き下した」かどうかはわかりません。張載の文章も
戦前は基礎教養だった朱子学入門書『近思録』に出てくるよく知られた文句でしたし。

ちなみに安岡氏は速水氏の書き換えがかなり不満だったようで、
『春秋公羊伝』(?)から取った「義命の存する所・・・受諾す」が
「時運の赴く所・・受諾す」に変わったのを後々まで不満を漏らしております。

http://ueno.cool.ne.jp/souryuu/


#921 
BBB 2000/06/22 04:18
オクタヴィアヌスの呼ばれ方

私は歴史の研究を専門にしている人間ではありませんが、ちょっと書きます。
オクタヴィアヌスの呼ばれ方は時期によって変わっています。
最初はうまれてからカエサルの養子になるまでの間です。
この時期はオクタヴィアヌスと呼ばれています。
それからカエサルが暗殺されて彼の遺言で養子に迎えられたときです。
このときに養子になったので正式な名前がガイウス・ユリウス・カエサル・オクタヴィアヌスとなります。
そしてこの時期の呼ばれ方はカエサルです。
ですから徹夜城さんが見た映画はアントニウスとクレオパトラと戦争している時期ですから、カエサル(シーザー)の呼び方でいいのです。
そしてアントニウスとクレオパトラに勝った後で元老院からアウグストゥスという称号をもらいます。
それ以後は死ぬまでアウグストゥスと呼ばれます。
ですからオクタヴィアヌスの呼ばれ方は
オクタヴィアヌス〜カエサル〜アウグストゥス
と変化していたわけです。


それからオクタヴィアヌスの姉と娘で名前が違うのは娘が生まれたのはカエサルの養子になった後でオクタヴィアヌスの氏族が変わったからです。
ユリウス氏族になったからユリアという名前になったのです。
たしかオクタヴィアヌスの娘はアントニウスとクレオパトラ相手に内戦している時期にうまれていたと思います。
ただカエサルの養子になる前のオクタヴィアヌスの正式な名前は私も知りません。
知っている人は教えてください。



#920 
星村輝旗 2000/06/22 00:27
アントニウスとアントニヌス

歴史で疑問です。
アントニウス(Antonivs)とアントニヌス(Antoninvs)というのは、
元々同じ名前なのでしょうか?違うのでしょうか・・・
プロレスのアントニオ猪木は「アントニウス」で、
サッカーのトニーニョは「アントニヌス」から由来するような気はするのですが。




#919 
長谷川@望夢楼 2000/06/21 23:50
Re:国立公文書館

国立公文書館:
 2、3回利用したことがあります。修論と中ノ鳥島の資料探しで。いつもガラガラに空いてるんですよね。(ま……当然のことかもしれませんが。)
 確か、有名どころの文書は常設展示にしてあったと思います。手続きさえすれば、直接手に取って見ることも出来ますけどね。
 で、サイトは↓ここ。
http://www.sorifu.go.jp/koubunsho/

終戦の詔書の加筆:
 安岡正篤(1898-1983。「歴代首相の御意見番」の異名を持つ陽明学者、右翼思想家。終戦の詔勅に朱を入れたことでも有名)が入れた奴でしょうか?

http://village.infoweb.ne.jp/~fwjf1899/


#918 
徹夜城(毎週水木は特に過酷な生活の管理人) 2000/06/21 23:27
どうもどうも。

>fanoさん
詳しいご説明、ありがとうございます。そういえばローマ皇帝ってフルネームにするとやたら長くてどれが個人名やらわからないことが多かったですね。
マルクス=アウレリウス=アントニヌス帝とか(^^;)。後漢で「安敦」とだけ記録されてますけど、中国人も最後だけ聞き取ったんじゃないかと(笑)。

>ななさん
秒数同じってのはちょっとヒヤッとしました。いや、なんでかというとCGIプログラムの都合で同時に書き込みが起こるとデータが消えちゃうことがあるんですよ(過去に覚え有り)。回避法もわかっちゃいるんですけど、またプログラムとにらみ合うのが億劫で(^^;)。
それにしても時折チャット状態になっているような。
歴史小説の投稿、ガンバってくださいね。僕もそこに出そうかな〜と思ったことはあります(当然倭寇モノ)。今は学術雑誌に出す方を優先してます。

>mozawaさん
その展示はなかなか面白そうですね。確かに歴史的文書の現物というのは見ていてゾクゾク来るものがあります。ちょっと例が違うかも知れませんが、箱根の老舗旅館「松坂屋」で木戸孝允とか西郷隆盛などの名が記された過去帳が展示されていて感慨にふけったこともあります。
終戦の詔勅ですが、「忍び難きを忍び、耐え難きを耐え…」のフレーズは、以前読んだ本(確か半藤一利さんの「日本のいちばん長い日」かと)によりますと、昭和天皇自身のセリフだったと出てました。終戦の詔勅の原文は陽明学者なんかが基本文を書いているようです(なんか漢文調ですもんね)。



#917 
mozawa 2000/06/21 19:43
国立公文書館

の前をたまたま通りかかったら、有名どころの文書の
一般公開を無料でやっており、立ち寄りました。
近代以降は、新旧憲法公布、教育勅語(朕思フニ我ガ・・)、
終戦時の「耐え難きを耐え・・・」などの詔勅(というのかな?
天皇の御名御璽が入っていて朕で始まる文書)、民選議院設立建白書
などがありました。全てあまり綺麗なんで、「本物かいな?」と思いましたが。
民選議院設立建白書には、江藤新平の名前があり、この後の彼の運命を思うと、
ちょっと辛い気持ちになったりしました。
「耐え難きを・・」では、原爆の悲惨さについて加筆してあるのが目を引きました。
ほかにも、江戸期の、シーボルトが持ち出そうとして没収された樺太の地図
など、「教科書に絶対載ってる」文書があり、なかなか楽しかったです。
これまでも、公文書館では企画展(文書で見る歴史上の有名人とか)
を開催しているらしく、歴史好きには穴場だなと思いました。
ただ、土・日・祝日はお休みだそうです。




#916 
fano 2000/06/21 07:10
ローマ人の名前は

徹夜城さんへ

わたしはローマ史は専門ではありませんが、ちょっと書きます。
カエサルの本名は「ガイウス・ユリウス・カエサル」で、
「ガイウス」が個人名、「ユリウス」が氏族名、「カエサル」が家族名です。
ローマ人は基本的に個人名では呼び合わないので、
(なぜなら個人名の種類が7種類ぐらいしかないから。マルクス、ガイウス、ティベリウスなど)
普通、「氏族名」または「家族名」でよびます。
ですから、カエサルは「家族名」ですが、みんなカエサルのことは「カエサル」
と呼んでいたと思いますよ。

ちなみに、カエサルには娘が1人いますが、彼女の名前は「ユリア」これは「氏族名」です。
つまり、「ユリウス」の女性形ですから。
オクタウィアヌスの姉は「オクタウィア」ですが、これも姉弟で同じ名前ですから、
「オクタウィアヌス」「オクタウィア」
「氏族名」または「家族名」のはずです。
実を言うと女性には個人名は原則としてないんですが・・・。

みんな、個人名では呼ばれていないのがローマ人の特徴です。
インド・ヨーロッパ系の言語では普通個人名の方が氏族名よりも優先されますが、
ローマ人は例外なんだそうです。
でも、以上のローマ人の名前についての原則は共和制から元首制のはじめまでしか、通用しないようです。それ以降のことについてはわたしも詳しく知りません。

出過ぎた書き込みをお許しください。でも、オクタウィアヌスが世間からどう呼ばれていたのかについてはわたしもよくわかりません。
ただ、「オクタウィアヌス」の娘の名前は「ユリア」なんです。
カエサルの娘と同じ名前。ということは「オクタウィアヌス」の「氏族名」はユリウスだったのかもしれません。



#915 
なな 2000/06/21 00:10
わ、すごい。

秒数までぴったり一緒ですよ? 徹夜城さん呼びましたね、私を?<謎



#914 
徹夜城(そしてまた自宅からネットに入っている管理人) 2000/06/21 00:07
そういやそうか

>タロイモさん
そういやそうですね、「ユリウス=カエサル」ですもんね。ただそれにしても「カエサル」「カエサル」(英語映画なので「シーザー」「シーザー」)と乱発するセリフにはかなり違和感がありました。ついでながらこの映画では「皇帝(エンペラー)」という称号も平気で登場します。まぁ「インペラトール」のことなんでしょうが…ちょっと見ていて気になります。
気になるといえば「グラディエーター」で「連邦制」という言葉が字幕に頻繁に使われています。どうも「リパブリック」の訳のようなんですが、それって「共和制」なのでは…?劇中の展開から行ってもその方が正しいように思うんですが。アメリカの「共和党」に引っ張られたんじゃないでしょうね、戸田奈津子さん…

そういえば皇太后については産経新聞は「崩御」を貫いたとか聞きました。



#913 
なな 2000/06/21 00:07
アキバツただいま70枚。100枚になったら…

読む?……って、タイトルに入れたかったんだけど、恥ずかしくなっちゃったぁー。
文学賞の〆切は6/30、当日消印有効。あと30枚、なんとかなるかなあ。
いちいち見直しながら書く完全主義者なので、70枚までの推敲はほぼ終わっているからね。
〆切とジャンルからだいたい何に応募するか分かった人もいるでしょう。今回は自信あるのよ?
とはいえ、他人の小説がもしもつまらなかったら、読み通すのはそりゃあ辛抱が必要ですから。
ストレートには言えませんね。よく知らない人にメールで送って流用されたりしたら困るしナ。



#912 
タロイモ 2000/06/20 18:27
皇室関係者の死去報道

皇太后陛下が亡くなられた後の報道関係機関の死去報道、私も注目していました。
新聞、テレビ、ラジオなど、ほとんどが「御逝去」で統一されていましたね。
ただ一つ、とあるラジオのニュースで町角の様子を伝えるレポーターが
「皇太后陛下が、御・・・崩御されたことで〜」と、どう言い表せば良いのか
かなり迷っているのが印象的でした。
それで私も興味があって過去の例はどうだったのか、調べてみたのですが
貞明皇后死去の時の号外では「皇太后陛下崩御」(毎日新聞号外 昭和26・5・17)
秩父宮死去の時の号外では 「秩父宮殿下御逝去」(毎日新聞号外 昭和28・1・4)
高松宮死去の時の号外では 「高松宮殿下御逝去」(読売新聞号外 昭和62・2・3)
昭和天皇崩御の時の号外では「天皇陛下崩御」(朝日新聞号外 昭和64・1・7)

そして今度の皇太后死去では「皇太后陛下御逝去」という表現で、「崩御」という重々しい
表現は天皇以外では使わないというマスコミ関係者の考えなのでしょうか。

(上記の文章は「号外戦後史」〔羽島知之監修・大空社〕を参考にしました。)

あとカエサル(シーザー)って、家の名前じゃなかったでしょうか?
だとしたら養子に入ったオクタヴィアヌスが、そのように呼ばれても何ら不思議じゃ無いような
気もするのですが・・・と古代ローマは専門でもないのでこの辺で。(^^;




#911 
徹夜城(ただいま大学からアクセス中の管理人) 2000/06/20 17:09
カエサルのものはカエサルに・・・

>ななさん
映画のことは映画掲示板に(^^;)。壁紙の件はそのうち作り替えますから。
レスは映画掲示板に書いておきました。

ところで先日見ていた「アントニーとクレオパトラ」って映画なんですが。
当然登場するオクタヴィアヌス(のちローマ初代皇帝)を周囲の人や敵がみんな「シーザー」と呼んでるんですよ。確かにオクタヴィアヌスはカエサル(シーザー)の養子ですけど、彼を「カエサル」と呼ぶいわれはないんじゃないかなぁ。その後ローマ帝国では確かに皇帝のことを「カエサル」と呼ぶようになりますけど・・・この辺、古代ローマ史に詳しい方お願いします(←また人を頼る)。もっとこの映画ってシェークスピアの戯曲を映画化したものなので、原作の台詞のままなのかな?とも考えてます。
で、ひそかにこの映画と「グラディエーター」を「歴史映像名画座」に追加しております。



#910 
+α 2000/06/20 03:31
38度線の問題

 中西さんの説明に若干補足させていただきます。

 1945年5月30日の大陸命1339号によって、第17方面軍(朝鮮軍)は関東軍の指揮下に入ります。中、南鮮の侵攻に対しては第17方面軍が対処し、北鮮の侵攻に対しては関東軍が直接対処することとなります。
 北鮮の範囲は、同日の大陸指で「咸鏡南・北道、平安南・北道」と定められていますから、関東軍と朝鮮軍の境界線が38度線という報道は間違いですね。

 出典 戦史叢書 大本営陸軍部<10> P233

>ななさん

 どうも、お褒めにあずかって光栄です。お返事が遅れて申し訳ありません。前回のはあくまでも私の勝手な想像ですからお気になさらないでください。


http://homepage1.nifty.com/SENSHI/


#909 
なな 2000/06/20 00:25
映画の掲示板見て思ったんですが。

GIジェーンダメですか?
同性として、かなりスッキリサッパリ、ストレス解消しながら見れた映画だったんで。
軍事に明るくないので、どこまで設定が本物の米軍に似せてるか分からないから、よけいに
何も考えずに見れました。ラストでどうしても実戦で腕試ししようとするアメリカ映画の
オチのつけかたには不満でしたけどね。トップガンもそうだし。
日本の女優でここまでできる人はいないなー、って思いつつ見てました。
尼の役やる時、髪を剃って役作りする人、最近ではまずいないでしょう? 
ハリウッドでも、香港の女優さんでも、アイドル女優とは根性からして違うもんなー。
公開当時どんな酷評があったか教えていただけまえせんか? 興味あります。
映画の掲示板に書くべきでしょうが、なんだか徹夜城さんとアール・ケイさんの愛の交換日記
状態なので(笑)邪魔しちゃ悪いかな、と。いえ、あの緑のバックが目に痛くて苦手なんです。



#908 
アール・ケイ 2000/06/19 10:40
アール・ケイ流 追悼

竹枯れて 静かに笑う 森の中

奉行去り 主(あるじ)も逝きて 竜一匹

気配りも 一字違いで 大違い 登る意欲も 尽きて落日

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#907 
徹夜城(朝っぱらからネットに入っている管理人) 2000/06/19 08:02
竹下元首相死去。

なんか今年の政界はバタバタと大物があっけなく亡くなりますねぇ。
80年代以降の自民党および政界全体の最大の影響力を持つ人物が亡くなったわけです。
小渕、梶山、竹下…って、ホントに角栄の怨霊じゃないでしょうな(^^;)。



#906 
アール・ケイ 2000/06/19 00:22
白紙に戻そう剣闘士

このシャレは使ってよろしかったでしょうか(笑)。
すみません、感想お書きになられておられましたね。迫力満点でしたね。
昔『ベン・ハー』
(愚妻に知ってるかと聞くと妻曰く、「ああ、犬の…」「そりゃ『ベンジー』や」)
という、チャールストン=今はボケて全米ライフル協会たらの長に成り下がり、ライフルじゃなくてサラ金のアイ×ルのCMぐらいにしておきゃいいものを=ヘストン主演の映画がありましたが、テレビでみてもクライマックスの馬車競争のシーンはあまり迫力を感じませんでした。
映画館で見る効用ですな。
これからはCGを使った歴史映画というのがどんどん作られるのでしょうかね。

女(はは)逝きて 昭和は遠く なりにけり 滴るつゆも 乾く時代に

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#905 
徹夜城(「史点」ネタあと一つの選定に悩んでる管理人) 2000/06/18 09:54
「史点」ネタを先取り…(^^;)

>おやかたさん
確かに「盛りだくさん」という印象だったのですが、よくみると二つの大きなネタで大騒ぎしてその他はあまりないんです。現時点で今日の「史点」のネタが一つ決まってませんから(泣)。
歴史は日々の積み重ね…ってのはホントですね。よく言う例えですが、関ヶ原の戦いがあったとき、その歴史的意義を当時の人がどれほど実感したかは怪しいでしょう。そう考えると「歴史」なんてのは単に後世の人間による編集作業とも思えます。
でもやっぱり僕などは両首脳が握手した瞬間は鳥肌が立ちました。歴史の瞬間の現場を観た(実際には生中継を見逃して1時間近く後に観たんですが)、という感動がありました。今後どうなろうとあの場面は今後の歴史書を飾るでしょう。
思うんですけど、80年代後半からこっち、世界史的な激動期と呼んで差し支えないでしょう。映像やインターネットといったメディアの発達によって、僕らはこの10年ばかり、大きな歴史的場面の目撃者になることがしばしばでした。また、そのこと自体が人類史的な意味を持ってるんじゃないかと思うときがあります。

>アール・ケイさん
えーと、「グラディエーター」については映画の掲示板にもちゃんと書いてますよ(^^;)。いちおう「歴史」がらみはこっちに、「映画」中心の話題はあっちに、と一応使い分けているつもりです。
「宮中某重大事件」…アール・ケイさん、「史点」ネタを先取りせんでくださいな(^^;)。なんか感慨の部分も僕がこれから書こうとしているのといっしょですぜ(^_^;)
「痴呆症」のことですが(僕も「史点」ではあまり触れない予定ですが)、朝日新聞が「皇太后が介護を受けていた」と書いた程度で某右派サイトで噛みついてる人がいましたから、皇室報道はまだまだ道は遠いようです。
ところでイギリスの皇太后はお元気ですねぇ。どうも無事に100歳に到達されそうです。



#904 
先を越されたアール・ケイ 2000/06/18 01:05
総選挙が霞んでいく…

管理人さま。映画評は専用BBSに書いてお客を誘導しましょう(笑)。せっかく独立しているというのに、プンプン。それはともかく、『グラディエーター』お気に召したようで。私も近々に、ですね。しかし、名を問われて“グラディエーター”と答えるところは『ロボコップ』のラストみたいですな、尤もアッチは本来の名前を答えるのですが。
痴呆症、老人ボケというのは差別的表現でしょうか。ごく普通になるもので病気ですらないのですが。私の死んだ祖父もそうだったし。「老人特有の症状」としか書けないのであれば逆に書くべきでなかったではないっしょか。
まあ、こうして時代は進むわけです。
先週の『葵』のタイトルは「宮中重大事件」でしたが、「宮中某重大事件」と書けば別の意味になりますよね。山縣有朋とかが関与した出来事を体験した方が生きておいでであったとは感慨深いものがありますね。

来年の大河『北条時宗』に松浦党が登場するそうですよ。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#903 
おやかた 2000/06/18 00:40
今週はもりだくさん

でしたね、ニュースが。歴史的なことが続いて。

子供のころは、歴史の教科書に載るような事が起きるときって
激動を肌で感じるのだと思っていました。
でも、最近になって、歴史というのは、日々の小さい積み重ねで
できるものだというのが分ってきました。
南北会談だって、歴史的に違いないのに、重大とはあまり思えないんですよね。
将来教科書に載るかもしれないでしょうし。
「南北会談秘話」とかって特番になるかもしれない。
でも、いまのところ、歴史的にどういう意義があるかっていうのは判断できない。
完全に、日本が出遅れている感じがします。これからの日朝交渉って
どうなるのでしょう?

森氏、ほんとに2つの「民族」なんて言ったんでしょうか?
彼的には、「国家」と同義で言ったつもりかもしれないけれど・・・。
もしそうなら、その言葉に対する無神経さが問題ですね、やはり。
政見放送見てても、言葉が全く信頼(信用ではない、選挙公約以前の問題なので)
できません。
つい1週間ほど前まで、「わりとまとも」、「替え玉?」とか言っていた
顔の見えない指導者より、自国の首相が使えなそうというのは、悲しいです。



#902 
徹夜城(劇場でローマ史劇は久々に見た管理人) 2000/06/17 23:43
「グラディエーター」

観てきました(^^)。時間の都合もあったのですが、初日の第一回で。こんなの「七人の侍」リバイバル公開の日以来ですな。ちなみに肩書きのところにある話ですが、「スパルタカス」のリバイバル上映で劇場でローマ史劇映画は観たことがあるのです。

とりあえず、期待にたがわぬ傑作です。正直なところ「史劇」というよりは「刺激」と言いたいところなのですが(笑)。ここらへんはやはりリドリー・スコットらしさが出たと言うところでしょう。
ここでは「歴史映画」としての話に絞って書いてみます。
観る前に聞いていたストーリーで予想はしていたのですが、実際に観て、これは「ローマ帝国の滅亡」という映画のリメイクに近い、という印象を受けました。別にけなしているわけではありません。ただ基本ストーリーがよく似ているし、いくつか思い当たるフシがあったので、製作者は確実に知っていたと思う次第です。
「ローマ帝国の滅亡」という映画については「歴史映像名画座」に載せてます。イタリア・アメリカ合作のB級ローマ史劇と呼んで差し支えない作品ですが、「グラディエーター」と構造に似た点がいくつかあるのです。少々ネタバレですが、歴史映画としての許容範囲で。
登場するローマ皇帝は、五賢帝最後のマルクス・アウレリウス帝とその子で暴君と言われるコンモドゥス帝。映画の冒頭、ゲルマン討伐時にマルクス帝が息子によって殺されますが、この展開は両作とも同じです。マルクス帝に信頼されている主人公が放浪の身に落ちるのも確か同じ(「滅亡」の方は部分的に記憶が曖昧)。クライマックスで主人公とコンモドゥス帝が闘技場で一騎打ちをするのも同じ。ついでにこのシーンで戦う二人の周りを兵士達が取り囲んで盾で『リング』を作るシーンもよく似ています。ただこのクライマックスはコンモドゥス帝が実際に剣闘士の真似事をしていた史実があり、それを利用したものなので誰でも思いつくと言えば言えます。

もっともそうは言いつつ両者は完全に別の映画です。「グラディエーター」は主人公が剣闘士として戦う「個人戦」が中心であるのに対し(それでも冒頭にゲルマン人との大合戦シーンがありますが)、「滅亡」の方はパルティアの大軍と戦うスペクタクルシーンなど、もうなんでも有り(笑)という印象でした。
「グラディエーター」は最新のCG技術が歴史大作に本格的に使われた最初のものと言えるでしょう(日本でも「梟の城」がありましたが…)。これを機に歴史映画製作ラッシュでもハリウッドに起こってくれると面白いんだけどな。

最後に不満点を言えば「剣闘士」と訳して欲しかった(^^;)。CMでもやってますが、映画中でコンモドゥスに「名を名乗れ」と言われてラッセル=クロウが「グラディエーターだ!」と答えるシーンなんて、なんか白けます。一介の「剣闘士」って答えるべきでしょう。
そういえば先ほどTBS「世界ふしぎ発見!」でこの映画とタイアップしたローマの剣闘士特集をやってましたね。「スパルタカス」「グラディエーター」からも多数映像を拝借していました。



#901 
徹夜城(今日明日はローマ史劇漬け予定の管理人) 2000/06/17 00:10
ちょっと昔話。

>中西さん
待ってました(^_^)。詳細なご説明をありがとうございます。実のところ「そんなところじゃないのかな?」と僕が思っていたところにすっぽりハマッタ感じです。
その時の「Nステ」は見てなかったので正確な表現はわからないんです。で、中西さんの情報によりますと、「Nステ」で38度線が日本が引いたものだとまで言っていたとすれば明らかに問題があります。ただ、恐らく終戦時に軍隊がそういう配置になっていたことが、ソ連とアメリカによる分断占領の一つの根拠にはなったとは言えるでしょう。もちろんソ連はできれば全土を占領するつもりだったとは思いますが。
この議論ってつまるところ「分断」に対する日本の責任、という文脈で出てきてると思うんですよ。もちろん日本が隣国の分断に対して大きな「負い目」を持っていると認識してますが、歴史の検証は正確にやっていきたいですね。

僕が昨年中国江南をツアー旅行(^^;)した際、同行していたご老人が「そこの若いの」って感じで僕をつかまえていろいろ人生訓を垂れてくださったんですが(^^;)、この方、終戦時に満州・朝鮮国境に兵士として配備されていたそうです。敗戦となった途端、上官が逃亡。それまで命令を聞くことしかしてなかった兵士たち(お年からするとまだ少年といっていいはず)は茫然自失として、やむなく町に向かって何十qも荒野を歩き続けたそうです。
「ついた町で初めて散髪してもらったんだよ。気持ちよかったなぁ」
と語っていました。そしてその後、今度はソ連軍に確保され囚人に。牢番が朝鮮人だったそうで、彼が「今はおつらいでしょうが、辛抱してください」と日本語で語りかけてきたそうです。これを聞いたとき、この人は「ああ、オレ達はこういう人達を征服して言葉も押し付けたんだ」と実感したそうです。その後、シベリアに抑留。帰国後は地方公務員となり、その後まったく波乱はなかったとのこと。
この人、凄く最近の日本を心配してましたね。戦前の記憶が蘇ることが多いそうです。

>一ファンさん
今度の会談である方面の方々はかなり当惑してるんじゃないかと。もちろん「統一」なんざずっと先だと僕も思いますが、「緊張緩和」という事態に困っちゃってるとしか思えない方々がいるのも事実ですね。その他思うところは「史点」にでも書きます。

>皇太后逝去。
「逝去」にマスコミは統一してましたね(一部除く)。宮内庁の会見では「崩御」を使ってましたが、伝統的に后妃の死で「崩御」と表現してたんだろうかとちょっと疑問も感じました。これも誰か知ってる方、お願いします(←すぐ他人を頼る管理人)。
亡くなった良子皇太后については、たまたま借りた本で調べていました(予測したわけでもなんでもありません)。妙なタイミングで「史点」ネタになってしまいました。

>ローマ史劇。
今日、ビデオで「アントニーとクレオパトラ」を鑑賞。2時間半は長い(^^;)。
明日、「グラディエーター」をいきなり初日に見に行く予定です。




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