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#1300 
徹夜城(ついさきほど衛星の黒澤特集を観ていた管理人) 2000/12/24 23:37
うどんつゆ

>ほしむらさん
その「タモリ倶楽部」でやっていた「新幹線各駅うどんつゆ味見」企画は僕も大変興味深く観ていました。豊橋まで濃いめの関東風つゆだったのが三河安城で劇的に薄くなるんですよね。そして米原で完全に関西風になってしまう。
似たような企画を以前日テレでやってまして(確かズームイン朝)、北陸方面で調査していました。なんと富山県の真ん中でつゆの濃度が変わるとか言う調査結果でしたよ。魚津では濃いけど高岡では薄いとか。このへんは富山県在住の方に聞きたいところですなぁ。



#1299 
ほしむら☆てるき(愛知県って東西の文化の分かれ目なんだなあ、静岡県の浜名湖辺りと同様に) 2000/12/24 00:51
地理的伝言板

タモリ倶楽部ですか・・・「尻フェチ」の・・・
私としては、うどんつゆの分岐点、と言うところで、
感心させられました。たしか、豊橋が一番色が濃くて・・・
三河安城から急激に色が薄くなって、
米原で、完全に関西うどん形式のつゆとなっているようです。

<聖骸布>
これは、番組でもやっていたのですが、
原始的な写真の制作方法によって作られた、
作り物のようだという説が紹介されていました。
それも、カトリックの権威向上のために作られたという話らしいです。




#1298 
徹夜城(先日のタモリ倶楽部で大笑いしていた管理人) 2000/12/24 00:30
あれこれ

>肩書きの件
「タモリ倶楽部」も今世紀最後ということで「空耳アワー」の傑作選をやってまして…ああ、面白かった(笑)。

>ななさん
その北朝鮮と中国朝鮮族の合弁企業の話は僕も見ました。それに加えて在日朝鮮人とか韓国人も加わった合弁事業があったような気がします。なんだか東アジアを股に掛けた展開ですよね。こういうの専門がら好きです。

>SPA!によると
又聞きで直接読んではいないのですが週刊誌「SPA!」でブッシュ次期大統領と森首相の共通点を列挙する記事があったそうで。
「親父が政治家のボンボン」
「失言癖」
「外交オンチ」
「逮捕歴疑惑」
「腑に落ちない選出方法」
…うーむ、僕もいくつか気が付いていたものがありましたけどね。ついでにいうなら「BUSH」と「森」って似た意味の言葉と言えなくもないんだよな(笑)。

>専門のお話
先日、東洋文庫で資料を読んでいたところ、思わぬ「発見」をしてしまいました。
明の万暦年間に李氏朝鮮の役人が船で漂流してしまい、長江河口付近に漂着します。当然ながら「倭寇」との疑惑を受けるのですが、服装や積み荷から朝鮮人と確認されます。この時に明側から「通事・新五郎」なる人物が登場し、文字で意志疎通をするんです。「え?」と思わず身を乗り出してしまいました。

万暦の前の嘉靖年間、「大倭寇」の中でも最大の勢力を為したのが徐海率いる集団なのですが(知らない方は「俺たちゃ海賊!」コーナー参照)、その徐海の副将だった人物が大隅人の「辛五郎」なんですね。「辛五郎」は「新五郎」だろうと言われていまして、徐海が戦死した後に明軍によって捕らえられています。逮捕の場面まで詳細に記録が残っています。
しかし、その後のことは不明でした。ただ普通に考えると処刑されたとしか思えない…と考えて「人名録」にもそう書きました。しかし今度の「発見」でひょっとするとひょっとするかも、と考えています。思い返せば明官憲ってそう無闇に処刑はしないんですよね。この「新五郎」が「通事」と肩書きがついているところなぞはかなり怪しい…うーん、想像が膨らんでしまいますな。



#1297 
なな(今日は「大地の子」再放送だ〜) 2000/12/23 22:03
けっこうフツウ

北朝鮮政府に公式ホームページ(公認ページと言うべきか?)があるのは知ってました。
「DPRKorea Infobank」。その日本語版が明日オープンするそうです。
中国語版は来年。オフィスは北京にあり、北朝鮮と中国朝鮮族の方々で作ってるそう。
やはり北朝鮮から来ている方は「国家公務員」なんだろか? オフィスは今風で民間風だけど?
英語版を見たんですが、何というかその…とっても普通な作りでした。(^^;)
別にチュチェ思想をバーン!と正面に掲げるでもなし。「プレジデント キム ジョンイル」の
項を除けば、格別政治性は感じません。あぁ…憲法が掲げられてた。最初に「人権」とあった。
以前に韓国と北朝鮮のインターネット事情についての番組があり、韓国の制作者が、
「(金正日書記の行動を逐次発信している)北朝鮮政府のHPなんて、誰が見ると思います?」
と言ってましたが、私は少し見物してきただけですが…いろんな意味で興味深いサイトでした。
海外から北朝鮮との合弁事業を申し込むメールは、日に100通もあるそうです。在日朝鮮人が
故国で始めた事業はこれまですべて赤字、らしいのですが。経済の復興になればいいですね。
先日私が言っていた団体「○ENK」が発する北朝鮮情報とはまるで別の国のように見えます。



#1296 
徹夜城(実際いしい作品大ファンの管理人) 2000/12/23 00:42
大統領漫画・映画

>アール・ケイさん
そのいしいひさいちの漫画は見ましたよ(笑)。もう大受けです。にしても漫画の中とはいえ自殺させちゃうのは凄いですよねぇ(^^;)。
今週の週刊文春のいしい漫画も飛ばしております。ちょいとシモネタになってますが…
そのシモネタの題材になっているクリントン大統領(実際漫画みたいなことをしていのが恐ろしい)ですが、仮にヒラリーさんが大統領になったときどう呼ばれるのかは興味津々ですな。
そういえば先日、ブッシュ次期大統領夫人がホワイトハウスを訪問したのですが、案内しようとするヒラリーさんに「義父が住んでましたからよく知ってますわ」とか言ったそうで。何やら「女の戦い」みたいで怖い(笑)。今度はヒラリーさんが「前に住んでましたから」とかやるのだろうか(笑)。

>13デイズ
で、予告どおり一昨日見てきたんですが、意外や意外、盛況でした。こんな堅物な映画よく来るなってぐらい入ってましたねぇ。
ケネディ大統領、似てない(笑)。似せようと努力しているのは分かるんですけどね。弟のロバート=ケネディ役はまぁまぁと思ったら、以前にも同じ役をやった方なんだそうです。
映画の方は正攻法的政治映画。そのぶん盛り上がりには欠けます。どうも「キューバ危機」という「世界的危機」が実感をもって伝わってこない。ソ連とかキューバの動きがまるで出てこないからだと思うんですけどね。むしろケネディとそれ以外の閣僚・軍部の確執に見所があったかなぁ…。
劇中、太平洋戦争でも有名なルメイ将軍(日本人には悪名というべきかな?でも航空自衛隊の創設に関与して勲章もらったりして)が出てきますが、かなり悪役扱いであるため空軍の協力が得られなかったとか。

劇中しばしば他の閣僚を遠ざけてケネディ兄弟とケネス=オドネル補佐官(ケビン=コスナー)だけでコソコソと話すシーンがあります。この三人、いずれもアイリッシュでカトリック。サラリとですが彼らがそれによって強く結びついていること、そして周囲からはいささか冷たい視線を浴びていることとが描かれていて興味深かったですね。

>「史点2000総集編」
なんてものを編集中。昨年もやったんですが、一年間のネタ総まくりやります。
しかも今回は今年の「史点」に登場した人物(現役、歴史上の両方)の登場回数をカウントするという企画をやっております。果たして今年の「史点」に一番登場した人物は誰なのか?



#1295 
アール・ケイ 2000/12/22 18:30
駄洒落で綴る20世紀(笑)

そんな時代もあったよねと♪、中島みゆきの歌ではありませんがとかく20世紀を回顧してしまう今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。私はここにきて今世紀の疲れがドドッと出て、一人世紀末の気分です(笑)。
>ブッシュの息子・G消滅作戦
上手いっ。座布団3枚(笑)。「ユーゴがフロリダに選挙監視団を派遣した」とか「イギリスがアメリカの独立を取り消した」だとか、ジョークには事欠かなかった今回の開票騒ぎでしたねえ。我が(というのも嫌なんですが)森首相との相似を謳われるブッシュ・ジュニアの舌禍が恐ろしくも楽しみです。
選挙ネタのマンガで爆笑だったのが、やはりいしいひさいち氏。
ブッシュが当選しホワイトハウスにのり込む。ゴアは莫大な訴訟費用が払えず自殺(!)。ホワイトハウスの裏庭に夜な夜な不審な影。調べてみると、裏庭の古井戸のそばでゴアの怨霊が、フロリダの投票用紙を数えていていわく、「1枚、2枚、……あと500枚あれば逆転だぁ〜〜」(週刊文春)。怪談“ワシントン一番町・目を皿に屋敷”の一席…。
一方すっかり影の薄くなったクリントン現大統領ですが、これでホントは歴史上出番がなくなる筈が、絶対大統領の椅子を狙っているに違いない奥さん=ヒラリー・クリントンによって話題にされ続けるでしょうね。引退してこれからはオネーチャンと堂々と(?)淫行に走れる、と思ったかどうか知りませんが(笑)、当てが外れたようで気の毒ですな。
ところで女性大統領が誕生したらその配偶者は何と呼ばれるのでしょうか。“ファースト・レディ”に対して“ファースト・ジェントルマン”では座りが悪いし“ファースト・ハズバント”だとセカンドハズバンド、サードハズバンドと他に男がいるみたいだし(笑)。ビル・クリントンの運命やいかに…といったところでしょうか。

戦争中のアヘン栽培についてですが、中国人をアヘン漬けにする為よりも経済的な理由のようですね。日本は旧満州から華北、さらに南へと侵攻していきますが、占領地で流通させるべく発行した通貨が通用せず、逆に中華政府側の通貨に駆逐されていきます。戦費調達、占領地統治のため日本側は中華政府発行の通貨を入手せざるを得ず、それを得るためにアヘンなどの作物を栽培して売りさばいていた、ということのようです(事実誤認があったらご指摘ください)。
それにしても人間の愚かしさには際限がないようです。
月並みな云い方ですが、来たる21世紀こそは、その愚かしさゆえの悲劇が出来るだけ起こりませんよう、切に願うばかりです。



http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1294 
徹夜城(ファーストガンダム以外は見てもいない管理人) 2000/12/21 00:01
オタクな歴史会話?

>ななさん
「ガンダム」といえば劇場版3部作のDVDが今週発売なんですよ。音声を全部リニューアルしてしまい、賛否両論が飛び交っております。声の出演者にはすでに亡くなった方もおりますし、アムロのお母さんに倍賞さんを持ってくる訳にもいかず、部分的に変更になっているようです。富野さんは「芝居の20年ぶりの再演と思えばいい」とおっしゃってましたが…
ちなみに僕が最近読んだガンダム本では「ガンダムの現場から」という本がお薦めです。当時の富野氏の発言を中心にまとめた本でして、「ガンダム」企画段階から空前のブームになるまでの舞台裏の動きが見えてきます。確かに、これも「歴史」ですね。

>今回の「史点」
ちなみに今回の「史点」のタイトルの元ネタは全部分かりましたか?「工夫」とか言っていたのはこのことでして。怪獣映画マニアは一発でお分かりと思うんですけどねー(^^;)。念の為紹介しておきます。
「ゴジラ・モスラ・エビラ南海の大決闘」「メカゴジラの逆襲」「ガメラ・大怪獣空中決戦」「ゴジラの息子」「オール怪獣大進撃」それと先日公開の「G消滅作戦」などが元ネタとなっております(笑)。

>余談ついでに。
先日、大河と時代劇の忘年会で初めて知り、週刊新潮の今週号で写真を確認したんですが「仮面の忍者・赤影」を東映が製作中だそうで。もちろん実写。しかしリメイクではなくまったくの別物になるようですな。だったら新タイトルにせんかい、と思うところなんですけど、特撮映画界も基本的に「再利用」ばっかりだもんなぁ。ヤクザ映画も「新・仁義なき戦い」だし。ハリウッドも似たような所がありますが。

…いかんいかん、映画BBSに書くべきなんだよな、こういうの。まぁたまにはいいでしょ(笑)
たぶん明日、キューバ危機映画「13デイズ」を観てきます。ケネディ兄弟の「キューバしのぎ」が見所(爆)。



#1293 
なな(昔々アニメマニアだったのがばれましたか) 2000/12/19 23:22
56700番踏みました。

いつもは掲示板しか更新しないので、キリ番の経験ないんですよ。ちょっと嬉しい。
「ガンダム20周年」ということで、”歴史”にこじつけちゃっていいですか?
ガンダム実写版…。モビルスーツの描写は映画「〜F91」等でかなり精密に描写してきたから、
今さらCGでもないでしょう、アニメ(セル画)の心意気はどーした、という気がしますが。
それより登場人物の実写部分が見たいよーな、見るのが恐ろしいような…気がします。
さらにあちらの俳優の芝居を加藤○彦と篠原○子らが吹き替えるんでしょ? 字幕にしてよぉ。
第一作ファンである時期までガンダムワールドを見続けてきましたけど、ここまで枝葉が
広がってしまうと、「もーどうとでも料理してちょうだいな」、という気分で眺めています。
余談ですが図書館で「富野よしゆき(字忘れた)全仕事」なる本がありました。
ガンダム続編以降の安彦氏との確執など、子どもの時分ではわかり得なかった制作背景を知り、のめり込むほど面白く、どの作品も懐かしかったです。私の「リアル追及主義」はどーも富野
作品に端を発しているようで、それゆえか私は「パトレイバー」には深ーくはまったのに、
「エヴァンゲリオン」は理解不能でした。この本で富野氏・安彦氏ともにエヴァを批判されてて
納得しましたね。オウム問題があったように、主人公を「神のお告げ」みたいな理由づけで
戦わせるのは青少年への影響としてよくない。だいたい、こんなことが書かれていました。
わが名古屋テレビはお久しぶりにガンダムイベントで盛り上がりそうです。やはり見てみよう。
あ、私は特撮は興味なかったんですが、今回のゴジラ番宣はダイナソーのより格段いいですね。



#1292 
徹夜城(東宝特撮映画マニアでもある管理人) 2000/12/19 01:23
ゴジラ新作を観てきました。

観ちゃいましたよ、「ゴジラ×メガギラス・G消滅作戦」。
いやー、面白かったです、マジで。シリーズ久々(残念ながら)の傑作の誕生。1954年のゴジラ襲撃で首都が大阪に移されているというとんでもない設定なんですよ。しかもゴジラ襲来を防ぐために原発を完全に廃止しているというパラレルな日本が観られます。それでいてなぜか渋谷とか秋葉原とかお台場が現実と全く同じなのは変ですけど(笑)。

さて、その映画の熱い感想は映画のBBSに書いたので、こちらでは歴史絡みで。
来年議論を呼ぶであろう「ムルデカ」という映画の予告編を初めて観ました。インドネシア独立戦争に参加した旧日本兵の話なんですが、企画・製作が「プライド」に関わった人達ですからねぇ…当初「プライド2」とか言われていたもんな。なぜか今度は東映でなく東宝系での公開となったようです。

昨日の「ニュースステーション」で、先日この掲示板で話題になった日中戦争期のアヘン政策の話を特集でやってましたね。江口圭一さんもチラッとではありましたが登場していました。知らずにチャンネル変えたらいきなりこの話題をやっていたので驚いてしまった。大平正芳首相の話も出てきてましたね。
見ていて思ったのは当時を知る関係者の方たちの証言を早い内にちゃんと記録しておかないといけないな、ということでした。



#1291 
徹夜城(また仕事で大河最終回を一部見逃した管理人) 2000/12/18 11:32
かくして大河の歴史がまた1ページ…

ってなわけで「葵・徳川三代」がとうとう終わってしまいました。なんだかんだで結局毎週見ていたところを見ると、個人的には後半まで結構面白がっていたようです。一般受けはしにくかったと思いますけどね。

>ほしむらさん
お返事が遅れましたが、あいにく僕はその「ふしぎ発見」は見逃しました(某オフ会に出ていたため)。さすがにビデオ予約するほどの気が起きなくって。
「郡上一揆」のことですが、先日ようやく大規模に宣伝などが始まったので期待しています。思えば一揆そのものをテーマにした映画ってほぼ皆無なんじゃないかな(大島渚の「天草四郎時貞」ってのはありますけど)。

>アール・ケイさん。
先日は御苦労様でした。たいへん楽しませていただきました。
私もおそれ多いお方とポンポンとしゃべっておりましたが(笑)。しゃべりだすと止まらないところがありましてね、特にお酒が入ると(^^;)。

>最新の「史点」は…
忘年会、そして日曜から今日にかけてのとある受験産業でのお仕事とで「史点」は現時点で全く書いていません。そのぶん少し工夫した文を書いてみたいと思ってますので、気長にお待ちを。



#1290 
アール・ケイ 2000/12/17 23:21
私信っぽくて恐縮です

管理人様におかれましては、昨日の忘年会、ご参加ありがとうございました。
今現在、総幹事だった私は『葵』の最終回の稲葉正勝状態寸前です(笑)。
2次会での管理人さまのいつもにも増しての熱弁、拝聴仕り感じ入る次第でした。いーやー、その隣りに座っているのが、時代劇評論ではその名を知られた大先輩・N先生だったので、私は内心冷や冷やものだったんですよ(笑)。
いつしかネット参加者層が上がり、60歳代以上の方々がどんどんアクセスするようになると、例えば中国映画を巡る論争もその姿を変えていくかも知れませんね。
ではまた(『パールハーバー』の山本五十六役がマコ・イワマツ氏になった話とかはまた)

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1289 
ほしむら☆てるき 2000/12/16 21:06
聖骸布?

今回の「不思議発見」もなかなか胡散臭い内容ですよ。皆さん見ましょう。
P.S
なお、郡上一揆という映画も公開されるそうです。



#1288 
徹夜城(これからとあるオフ会に参加する管理人) 2000/12/16 11:20
あれこれ更新。

「歴史映像名画座」に一挙4本が追加されました。もうなんだかんだでかなりの量になってきてしまいましたねぇ。
そして!お待ちかねの「ヘンテコ歴史本閲覧室」に新作が追加されました!この忙しい時期に何をやってるんだと思いつつ、ついついその内容の凄さにツッコミを入れてしまった一文です。当初魏志倭人伝関係のトンデモ本をやる予定としていて予告もしたのですが、こちらを優先させてしまいました(笑)。ちょっと「歴史本」とは思いにくい範疇かも知れませんけどね。

>ななさん
「ダイナソー」はあまり興味がわいてないんですよね、僕は。あからさまに狙いすぎの企画で、ディズニーともあろうものが何をやってるんだと思っています。ちらちら聞くところではいい評判を聞きません。だいたい「ダイナソー」ってのもずいぶん工夫のないタイトルですよね(笑)。
猿が出てくるとのことですが、大昔の「原始人映画」には逆に恐竜が出てくるのが定番でした(笑)。ディズニー映画は狂言まわしのマスコット的なキャラが出てくるのが定番ですが、たぶんその「猿」もそういうことなんじゃないですかね。

とりあえず僕は今日公開の映画としては「13デイズ」、そして「ゴジラvsメガギラス・G消滅作戦」は確実に見るでしょう。凄い落差だなと自分でも思ってますが(^^;)。岩波ホールでやるアンジェイ=ワイダの新作もナポレオン時代のポーランド史ものだそうで、見てみたいと思ってます。



#1287 
なな(不都合が生じたら即刻削除して下され…) 2000/12/16 01:30
なぜ猿なのだ?

史点のミレニアム・アンセスターを読んでて思いました。
こういう性質だからフィクションが楽しめないんだ、というのは分かってるんですが…。
映画「ダイナソー」で、なぜ恐竜が滅ぶあの時代に猿がいるんだ? なぜ恐竜がしゃべるんだ?
「ジュラシックパーク」は好きでしたねー。「ダイナソー」のCGの方が自然っぽくて、
映画は見たいんですけどね。なぜ猿か…。なぜ江○マ○コが吹き替えるかな…。

韓国人の彼と知り合い、当然韓国について興味が増すかと思ってたんですが。
料理と伝統文化には興味が向くんですが、現在の音楽や芸能…若い人が韓国を知るとっかかりに
するモノはダメですねー。日本と似てるのが余計にいけないのか、あまり興味持てないんです。
あいかわらず私の頭にあるのは、北の隣国。あの価値観の国で文化遺産はどんな風に扱われて
いるんだろう。特に高麗の古都、開城…。…って、人より物の心配するなよなぁ、と思い立ち。
新世紀から某団体の機関誌を購読します。購入代金が活動費用になるそうなのです。あの国の
最新情報が入手できるので嬉しいですが、一方で無力な一般的日本人はそんなことしか役に
立てないのでしょうか。前の日曜日に朝の民放ニュース番組で潜入映像が流された、アレです。



#1286 
徹夜城(今日は寄るの10時まで仕事だった管理人) 2000/12/14 23:38
美国総統選決着

ちょっと中国語っぽく書いてみました(笑)。
結局「年越し」はしませんでしたねぇ。終わってみれば「結局ブッシュ」ということになりました。
この話題は次の「史点」で書くのでここでは余り書き込みませんが、「新ブッシュ政権」がこれから4年間いかなるネタを提供してくれるか、変な意味では期待しています(笑)。大統領候補になる前から数々の爆笑ネタを提供し、大統領選では史上まれなるドタバタを演じてくれたブッシュ・ジュニア。どうもこの人の「治世」はいろいろと(変な意味で)賑やかになりそうな予感があります(フーバー大統領に匹敵するかどうか…)。この点は森さん以上に期待株かもしれませんぜ。

…なんかもうさんざん書いちゃってるなぁ。少しは「ご祝儀」するべきだったかな。

それはそうと今日は赤穂浪士討ち入りの日、ではなく討ち入りの日とたまたま太陽暦で同じになってしまった日です。でもやっぱり年末といえば忠臣蔵ですねぇ。
ただいまNHK衛星で1958年の大映作品「忠臣蔵」を放映しています。大石は長谷川一夫。



#1285 
五番街 2000/12/13 13:59
米大統領選

ま、みなさまがこの投稿を読む頃には連邦最高裁判所の判決も報道されている
と思いますが、基本的には、リカウントはよろしい、ただし、統一的な基準が
必要とのことで、フロリダ州最高裁の差し戻しを行いました。

要するに、全集規模の統一的基準を設定してリカウントをやりなさい、という
ことですが、選挙人団の選出期日(12日!)までになどという条件をつけられていて、実質的に
それをクリアすることは不可能です。

ゴア陣営は、公平なリカウントを行うために、選挙人団の選出期限および選挙人団
による投票(18日)の繰り上げを要求する戦術を採用すべきと思いますが、その前に
ゴアに敗北宣言を推薦する奴も現れたり、で、ゴアが窮地にたっています。ま、私としては、
あきらめずに頑張って欲しいと思っています。



#1284 
徹夜城(見てない映画をため込んでしまう管理人) 2000/12/12 23:51
「史点」やっとこさ更新。

なんか書き進まなくてズルズルと遅れてしまいました。これからは「ネタ」と思ったらさっさと書く習慣を付けないとダメかなぁ。

>歴史映画ネタ。
つい先程NHK衛星で「会議は踊る」をやってまして、当然ながら録りました(これで「ドイツ・オーストリア」が一本増えるわい)。しかし前日に木下恵介監督の「陸軍」なんかも録画してまして、いつ見られる事やら。
そういえばおやかたさんの書き込みを見て思い出しましたが、「シンドラーのリスト」なんかも「歴史映像」の範疇に十分入るんですよね。これなんか、どこに入れるのが適切なのかな?

さてさて、ぼちぼち米大統領選の決着が付くんじゃないかと思うんですが…本音は「もうちょっと楽しませてくれ」なんですけどね(笑)。



#1283 
おやかた 2000/12/12 21:25
ありがとうございます

お返事ありがとうございます。
やっぱり辛い目に会ってるんですね。本当に、おかしな
時代だったのでしょう。
「さらば我が愛」は私もみたのですが、
その直前に「シンドラーのリスト」も見てました。
収容所の描写にかなりの恐怖をおぼえたのですが、(2日くらい夜が怖かった)、
中国人同士で狂信的に攻撃しあう文革も恐ろしかったです。
どちらも、人間のおかしな部分が力を持ったときにどんなにひどいことも
できるというのを見せつけられまして、連続であんな映画を見てしまった自分が
呪わしくなったりしたのでした。




#1282 
がおがお 2000/12/12 03:43
宋慶齢と文革

>おやかたさん
 詳しくは知りませんが、やはり厳しい状況に置かれたそうです。角川文庫の『宋姉妹 中国を支配した華麗なる一族』という本に、そういう話が載っていて面白かったです。




#1281 
徹夜城(元寇、じゃない原稿をどんどん遅らす管理人) 2000/12/11 23:53
中国現代史ばなし

今回は「待ち」じゃなくて単純に個人的理由で遅れてます。「史点」更新は明日に順延。

>おやかたさん
文革期の宋慶齢ですが、どうなんですかねぇ。でもやっぱり「孫文未亡人」という立場は大きかったのではないでしょうか。迫害されたという話はとりあえず僕は聞いてません。もっとも訳が分からない文革期のこと、何が起こるか分かりませんが。

先日、衛星放送で漫画家のちばてつやさんが「故郷」である満州を訪れる番組をやってました。ご存じの方も多いでしょうけど、ちばさんは満州生まれで、日本敗戦時にお父さんの仕事先の部下だった中国人に屋根裏にかくまってもらっていた経験があります。この満州訪問の主目的はその恩人に会うことだったのですが、ようやく住所をつきとめたもののご本人は3年前に亡くなっていたのです。それを知った途端、泣き崩れるちばさんの姿は強烈でした。
 そしてその恩人の子供達から「その後」の話を聞かされるわけですが、やはり文革期に「日本人をかくまった」としてその一家に迫害があったんだそうです。ホントにワケの分かんない事態になってたんだな、と思うばかりでした。映画「覇王別姫(邦題・さらば我が愛)」なんかも「文革」ものとしては必見ですよ。

 で、その文革の「主犯」と言っても良い毛沢東ですが、僕は少なくとも政権を取るまでの毛沢東が大変魅力的な人物だったことは認めざるを得ないと思っています。スノーの有名な「中国の紅い星」、ロドリックの「中国史の目撃者」なんかも読みましたが、とにかく当時のアメリカ人ジャーナリストたちが描く延安時代の毛沢東ってすごく魅力的なんですよ。もちろんそうした陰で強烈な権力志向や猜疑心があったことも否定はしませんが、外国人をも圧倒するような強烈なカリスマがあったことは確かですね。毛沢東の事績をあれこれ読んでいると、中国を統一する初代皇帝のパターンがかなり出てくるように思えます。とくに明の洪武帝なんかは似てるかなぁ。朱鎔基首相のご先祖とか噂されてますが(笑)。
 あの中国での歴史上の英雄、しかも統一して建国の父ともなっちゃうクラスになると、良くも悪くも「大人物」にならざるを得ないんじゃないですかね。功罪ともに多大、と言いましょうか。蒋介石なんかはその伝で行くとまだまだ「大人物」では無かったと思えます。それでも日本の政治家で蒋介石に会った人は「物凄いスケールを感じた」そうですから…タハハ。



#1280 
おやかた 2000/12/11 14:33
宋慶齢のこと

私も「知ってるつもり」見てました。久々に。
で、疑問が一つ。次女の宋慶齢は文革当時どうしてたのでしょうか。
標的にされてそうな気がするのですが。1980年代まで生きたということだったので、
どうしていたのか気になりました。ご存知の方いらっしゃったら教えて下さい。
それから、若いころの毛沢東の映像がありましたが、こいつも晩年はひどいことを
したんだよなあと思うと、その笑顔が不気味に写り寒気がしたのでした。




#1279 
徹夜城(酔っぱらって秀忠死去シーンを見逃した管理人) 2000/12/10 23:56
酒は百薬の長

…などと言いつつ病み上がりで酒飲んでグースカ寝てしまった。大河ドラマは最初と最後のほうしか見えてませんでした。やれやれ。そんなわけで「史点」更新は月曜日以降ということで。

それでも本日はけっこうTV見てましたね。「100人の20世紀」のナセル(エジプトの大統領ね)、そして「知ってるつもり?」の蒋介石と宋美齢。両方見てると江守徹のナレーションが頭に余韻を残します(笑)。両者ともなかなか面白く見てました。
ただ「知ってるつもり?」の方はゲストのおしゃべり部分は不要だなと相変わらず思いますね。ホントにレベルが低い会話が多くて…。まぁそれが前々から批判されながらも続いているところをみるとそこが「ウリ」にもなってるみたいですけどねぇ。
とりあえず映画「宋家の三姉妹」がまた見たいなと思うところでした。あれってまだソフト化されてないんだよな。

>ななさん
その「世界ふしぎ発見!」も見てました。ネタがネタだけに見ておかないと(笑)。鷹島のモンゴル村ですが、確かに「戦地」であることを縁にして民族ものの観光地にしちゃうというのは凄いですね。日本人の発想だな(^^;)。実は先日房総半島のど真ん中でも、一時的企画ではありますが似たような「モンゴル村」が作られてたのを目撃したんですよ。ホント、日本人って外国のものを国内につくるのが好きですよねぇ。

>五番街さん
うーん、しかしお書き込みになった後に今度は連邦最高裁が再集計を差し止めちゃいましたよね。ホント、土壇場まで盛り上げてくれてます。
どうもこっちから見ていると、結局ゴアさんが「譲る」形でブッシュさんを次期大統領にしちゃうような気配を強く感じます。というかそれが「落としどころ」になっちゃうのでは。ただ大統領になったとしてもブッシュさんも初っぱなからケチがついて正統性を疑われ続けるわけで、これも「貧乏くじ」と思えます。四年間大変だろうな〜などと。経済の好調もぼちぼち失速するような気がしますし、次の選挙で選ばれるのはかなり困難ではないかと。



#1278 
なな 2000/12/09 22:28
今夜の世界不思議発見

見ましたか? 鷹島のモンゴル村、いいですねぇ。倭寇の歴史も、中国や韓国であんなふうに
伝えてくれないかなあ…。豊臣秀吉の侵攻は…? さすがに近現代史はお願いできない…。



#1277 
五番街 2000/12/09 07:52
正義は死なず

厳正たるべき正義も時として時として盲いることもある・・・・。

しかし、正義は死んではならなず、回復されなければならない。

フロリダ州最高裁が、カウントを終わっていない投票のリカウント再開を
命令!



#1276 
徹夜城(病から復活しつつある管理人) 2000/12/08 23:27
風邪とライオン

↑変換ミスではありません(^^;)。
風邪ひいて自宅療養する間に先日録画した「風とライオン」を鑑賞しました。
以前からタイトルだけ知っていて見たこと一度も無かったんですよね。なんでタイトルだけは知っているかといいますと、黒澤映画ファンの方ならば見当がつくと思われます。
20世紀初頭、アメリカ人の夫人とその子供達がモロッコで部族の酋長に誘拐される。これに対してアメリカ大統領セオドア=ルーズベルトがあれやこれやと策を巡らす。まぁそんな映画です。二人の主役は当然ながら一度も顔を合わせません。

酋長を演じるのはショーン=コネリー。まぁとにかくトコトンまでコネリーをカッコ良く撮った映画です。チャンバラシーンも盛りだくさんで、あの「隠し砦の三悪人」ほか黒澤時代劇へのオマージュが気をつけているとそこかしこに見えますね。監督はジョン=ミリアス。
たぶん「名画座」の「イスラム圏」に入れるんでしょうけど、アメリカ歴史物としても捨てがたいですねぇ(本音を言えば数が少ない「アフリカ」にしたくもあったけど)。時々分類に困る映画にお目にかかるものです。

そうそう、書いてませんでしたが、「226」(五社英雄監督)なんかも先日観てみました。なんだかやたらにいろんな人がチョイ役で出ている映画ですね。

最近の邦画で気になっているのは神山征二郎監督の「郡上一揆」でしょうか。出来たって話を聞いただけでそれ以上の情報は知らないんですが。百姓一揆そのものをテーマにした映画となるとかなり珍しいと思います。



#1275 
徹夜城(どうやらお風邪を召したらしい管理人) 2000/12/05 23:41
喉の痛み…

風邪の引き方にはいろいろとありますが、どうやら今回はノドからきたようです。「商売道具」なので大事にいたらなければいいんですけどねぇ。以前2日間全くしゃべれなかったことがありまして、黒板に「筆談」をした経験もあります(塾だからこれで済んだんですけど)。

>ほしむらさん
「花岡事件」はかなり身近な話題だったそうですね。
僕自身はこの手の強制連行・労働ばなしに直接的には縁がないんですけど、在日朝鮮人の方から知り合いの話として、北九州の炭鉱で働かされ、やはり過酷さに耐えられず逃亡した人の話を聞いたことがあります。四国の方の民家にかくまってもらっていたとか…大昔に見た「思い出のアン」という映画でも似たようなシチュエーションが出てきましたっけ。
実は「史点」には書かなかったものの連想したのが、またしても「ブラックジャック」。「中華飯店」という作品に中国人の強制労働の話がチラッと出てきます。

>コメットさん
「杜聡明」ですか…うーん、台湾系のサイトを回ると案外見つかるかな?
ちなみに日本の各種検索サイトで探してみると同姓同名のベトナム人字喃研究者にぶつかります(笑)。

>アール・ケイさん
森新内閣ですが、確かに強力ですねぇ。重量フォワードってところでしょうか(笑)。こりゃー意外にもホントに参院選まで森さんでいっちゃうのかも知れませんね(野党は案外喜ぶかも知れませんが)。「元首相」ばかりが話題になりますが、「元自民党総裁」と考えると3人もいます。
600万年前の猿人の話は、まぁ「史点」ネタ有力候補でしょうねぇ。

>がおがおさん
「儒教資本主義」ってのは例の「プロテスタンティズムと資本主義の精神」の東洋翻案というものでしょうね。中国の「資本主義化」、韓国・台湾・シンガポールや東南アジア華僑経済の台頭なんかでひところかなり言われたもんです。先年の「経済危機」でちょいと後退した観がありましたが、また顔を出してきているのかも知れません。その「孔子大学」の件だって深センでブチあげているあたりが象徴的です。

>網野善彦の「日本とは何か」
読み終わりました。久々に書評でも書こうかな。
「右」の方々が読んだら激怒ものの内容だろうなぁ。などと思いつつ。あの「国民の歴史」についても1行だけ、しかし的確に触れてますね。



#1274 
おやかた 2000/12/05 23:37
撤去

国立博物館の考古学展示スペースの、藤原氏が発掘した遺物が
撤去されてました。年表、解説にも訂正跡がありました。
中国国宝展見に行ったんですけど、わざわざ確認しに行ってしまいました。
中国〜の方は、人の波でした。
兵馬ようの御者の手綱を持ってる(はずの)手つきが、プレステのコントローラーを
持ってるように見えたのが楽しかったです。



#1273 
2000/12/05 23:36






#1272 
がおがお 2000/12/05 23:12
孔子大学

 中華文明の「精華」ということなんでしょうね、儒教は。
 中国の本を読んでいて感じるのは、日本では完全に滅んだように見える「儒教資本主義」がそれなりの場所を占めているということです。「儒教資本主義」というのは、90年代前半ぐらいにブームだった、「儒教が東アジアにおける経済活動を倫理的に支えていた」という考え方で、東アジア・東南アジアの経済発展を背景にしたものだったのですが。
 そういう考えも背景にあるんですかね。



#1271 
アール・ケイ 2000/12/05 17:45
悲劇的伝言板

「新宿爆弾少年」の件は大袈裟に喧伝されている(またこれからさらに少年法と絡めて騒がれる)感、これありですね。ああいう趣味?で爆弾作る奴は昔からいましたし、取り立てて騒ぐようなことではないと思いますが。
(もちろん、やってはいけないことを彼はやったわけですがね)
噴飯ものなのが、
「少年は高校1年の時「危険物取扱者乙種第4類」の試験に合格しており、爆発物について専門的な知識を持っていた」(サンケイサイトより)
という報道ですな。
だって、私だってその資格持ってますもん(笑)(会社で受けさせられました)。普通自動車免許試験に毛の生えた程度の、テキスト丸覚えで合格する試験ですよ、あれは。あれを以って“専門的知識”とは片腹痛しです。アメリカで百科事典だけを頼りに原爆を試作した(しそうになった)青年の話があるように、その気があれば、手製爆弾ぐらい街の薬局で売っている薬で、誰でも作れるということでしょう。
この件、問題の所在は他にあると思います。

第2次森改造内閣に、な、な、なんと橋本元首相が入閣。入閣させる野中氏も野中氏ですが、引き受ける橋本さんもヤケクソなんでしょうか(派閥の領袖にして、派閥内で一番浮いているようだし)。末期的状況ながら、こうなるとなかなか森さん退陣しないでしょうね。
この上は、いっそ文部科学相は海部さん、そして防災・国家公安委員長に中曾根さんを据えて、オール・オールド・オービー内閣にしたらいかがでしょうか(笑)。

あっと歴史ネタを書かねば(笑)。
「最古の祖先か 600万年前の猿人化石、ケニアで発見」
うーん、素人としてはしばらくこの手の記事を見ても、懐疑的になってしまいます。あの人、ケニアまでいって、骨埋めてたんじゃないか、とかね。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1270 
コメット 2000/12/04 09:16
杜聡明について教えて下さい

こんにちは。最近、アヘン政策にはまって、結果、台湾歴史ファンになっています。

さて、台湾総督府のアヘン政策を語る時、後藤新平以上の役割を果たした、杜聡明という医学博士の名前が、どの本にも熱く語られています。

 1930年代の台湾のアヘン中毒治療は、世界で一番だったのですが、その理論及び、実践をしたのが、この杜聡明。台湾アヘン問題の視察に国際連盟がやってきた時。台湾総督府が非難されなかったのは、この杜聡明の実力。彼が考案した治療法は、今でも麻薬などの治療に使われています。胎内中毒を世界で初めて発見したのも彼だし、現在、麻薬中毒患者を識別するのに、尿検査をする手法がありますが、それを発表したのも杜聡明。それまでは、麻薬がきれる10時間ちかくも部屋で観察するしか手がなかったとか。
 ノーベル賞を貰っていないのが不思議なくらい。
 しかも、台湾人なので、アヘン問題の専門書でないとその名前が出てこない・・・

 逸話とか、ご存知の人がいたら教えて下さい。
 



 
 






#1269 
ほしむら☆てるき(今回はやや真面目です) 2000/12/04 02:06
花岡事件について。

「花岡事件」では、母から、その当時連行される中国人らを見た、
との証言を得られています。
それ故、私にとってはとても心の奥底にはっきりと残る関心事で、
和解のニュースを知ったときは、それなりに驚きました。
確かに、当時8歳の母の目にも、
中国人に対する官憲(?)の仕打ちが酷かったように映ったそうです。
このこともあってか、何となく、私は「花岡事件」には、
「それなりの思い入れ」があります。
しかし、私の拙い実行力では何もできませんでした。



#1268 
徹夜城(漢文と格闘するはずが予定が狂った管理人) 2000/11/30 23:57
東洋文庫は休みだった

月末は休みだったんだ、そういえば(涙)。
やむなく予定を変更してイーストウッドの「スペースカウボーイ」を鑑賞。この行動の落差。
予告編で「パールハーバー」をやってまして映像をやっと見ることが出来ました。意外にCGによる戦闘機は円谷特撮と変わりがない程度にも見えますね。予告編映像はどうも「平和な島に突如やってきた侵略軍」ってな雰囲気が濃厚で、なーんかイヤな雰囲気です。そういえばタイアップのつもりなのか、東宝が来年6月に「幻の名作」とも言える「太平洋の嵐」のDVD出すそうです。

それと12月公開の「13デイズ」も注目です。キューバ危機もとうとう映画化されてしまいました。ケビン=コスナーが出ているのは「JFK」ファンを取り込む作戦か(笑)。ケネディ大統領役は…もう少し似た人を使って欲しかった(^^;)。どうも予告編を見る限りソ連やカストロの動きなどが描かれる気配は感じられないですね。
「パールハーバー」にも思うのですが、この手のドキュメント的「戦争」映画は敵味方双方の立場を取り混ぜて描くように心がけて欲しいんですけどね。「トラ・トラ・トラ」「史上最大の作戦」「ヨーロッパの解放」なんかはこの点は結構上手くやってたと思うんです。

それとは別に神保町の本屋巡りもしてました。いろいろと発見があるものです。

歴史本ではおなじみの山川出版社から「シネマ・ウォーク」という本が出てました。内容はずばり「映画で学ぶ世界史」。我が「歴史映像名画座」と瓜二つの趣旨でありました(もっとも僕は「映画の中の世界史」の影響でやったんですけど)。全2巻で、前近代・近代にだいたい分けられています。ビデオの有無、図版や歴史物としてのみどころなどを書いてくれているところはさすがですね。ただし収録本数だけなら「歴史映像名画座」の方に分がありますな(←自慢)。
世間的にはあまりほめられていないモンゴル版「チンギス=ハーン」をかなり高く評価していて、個人的にも嬉しかったです。他にもなかなか良い作品を選んでますね。

平凡社東洋文庫の棚を見ていたら「乱中日記」の翻訳が出ていることに気が付きました。あの秀吉の朝鮮侵略時に活躍した名将・李舜臣の日記です。前から読みたかったんですが、翻訳が出るとはありがたい。全2冊になるそうです。

そうそう、朝日の書評にも出てましたが、「海賊大全」という本も出版されてます。価格が4000円以上しますが(^^;)。世界の海賊を網羅した大作で、倭寇もわずかではありますが、触れられて王直なども出てきます。



#1267 
徹夜城(明日は漢文資料と格闘予定の管理人) 2000/11/29 23:23
二重国籍のはなし

>五番街さん
いやぁ、大変興味深く読ませていただきました。いやなんというか、国籍ってのも日本人の大半が凝り固まって考えるよりも現実にはかなりリーズナブルというかアバウトというところがあるようで…個人的にはアバウトな帰属意識ってのは好きでしてね(昔のそういう連中が研究対象なので)。
フジモリさんも日本に来るときにどの程度分かっていたかは確かに不明ですね。現時点でも法務省は「プライベートなことだから」と言葉を濁してますが、熊本県に戸籍が生きているのは確かなようです。
もっとも国籍のことはともかく、外遊(公務)に出かけてそのまま逃げちゃうってのはないだろうとやはり思いますねぇ。「引受人」が曾野綾子女史だったというのも僕などはなんか妙な繋がりを感じてしまいまして。

ところで二重国籍の話を読んでいてふと連想したのが、在日の永住外国人のことでした。地方参政権の話はとりあえず今国会では流れたんですけどね。あれもすでにある意味「二重国籍化」しているような気がします。そういうのもアリってぐらいの感覚が僕は好きですけどね。

>ヘンテコ歴史本掲示板
面白い書き込みがありますので、あまり常習的に覗いてない方、久々に覗いてみてください(^^)。



#1266 
五番街 2000/11/29 06:14
「うっかり」について

少なくともNYでの私の友人・知人の間で、アメリカ国籍を取得して日本国籍を離脱する手続きを
しないのは、意図的なものです。というのは、日本人はどうしても日本国籍に対するこだわりが
強く、アメリカという「異土」で同化出来ない場合には日本に帰ることを考える者が多くいます。
いったん日本国籍を離脱して、再取得することも考えれば、離脱届をださないのが得策と考えて
います。それに、二重国籍であってもアメリカでの生活には何の障害もなく、日本の法律違反と
いっても、それで罰を受ける可能性は低いということもあると思います。

フジモリ氏の場合は、両親の戸籍も存在することからすれば、あるいは両親も日本国籍を保有した
状態でペルー国籍も保有していたとも考えられます。といっても、フジモリ氏が知らないところで
両親が日本の戸籍に登録したのですから、彼がそれに気づかなかったのが真相ではないだろうかと
考えていますし、繰り返すことになりますが、彼のようなケースは移民の子供、および、移民間に
多く見られるのではないだろうか、と考えています。

二重国籍者といえば、まるで小説や映画にのみ存在し、あたかも禍々しいとでも言うべきもので
あったり、あるいは、反対にそうなりたいと考える対象のように思えるのかも知れませんが、
実際には二重国籍者は相当数いて、日本国籍のみを保有する者と全くかわらない生活を営んでいる
のが実状です。このあたり、日本人の非合法滞在者と同じで、危険でもなければ奇異でもない、
というのが私の考えですが、2、3年程度しか滞在せず日本企業に勤務する日本のサラリー
マンだと違った感想を抱くとは思いますが。



#1265 
コメット 2000/11/28 22:13
アヘン関連本の紹介ありがとうございました

今日さっそく、広島市立中央図書館に出掛けて本を借りてきました。

「日中アヘン戦争」「証言日中アヘン戦争」江口圭一著
今、ざっと読んだんですが、いやあ。凄い。
「皇軍阿片謀略」千田夏光著の匿名伝聞を中心にした小説みたいな本を
読んだ直後に、江口圭一の本を見たら、事実の重さに圧倒されてしまいました。
故大平正芳元首相もかんでいるとか。
 膨大な情報量にしばし戸惑っています。
 ヘロインの1932年から33年までの日本の人口100万人あたりの平均消費量が2位のフィンランドの六キロ前後を3〜4キロを引き離し世界第1位!!モルヒネ、コカインは関東州が第1位。(多分密輸出している)
  
 図書館の同じ棚にあった「人物でみる台湾百年史」吉田荘人著(医学博士で専攻は中国医学史)も借りてきたんですが
 1928年の台湾総督府の改正アヘン令が公布されて、台湾民衆党が国際連盟に抗議をして、
 国際連盟の極東アヘン問題委員会が、1930年に台湾に乗り込んできて、そこでようやく台湾総督府が、台北更正院という矯正施設を作った程。国際連盟がやってきた時には間に合わなくて僅か30床の矯正所で誤魔化したんだそうです。

 阿片までも、「商売」にしてしまう日本商法の逞しさは感じたけれど、
 通説のように、台湾総督府の政策だけの為に、阿片中毒が減ったなんて考えられないです。



#1264 
徹夜城(これから大学に出かける管理人) 2000/11/28 10:27
仁義なき戦い(そういえば新シリーズ開始でしたね)

>+αさん
「加藤の乱」についてですが、彼の「撤退」は彼があくまで自民党内で生き続けるためには確かに現実的戦略とは僕も思うんですよ(ただし国民の不信は買いますけどね)。実のところ野中幹事長なんかは加藤氏をかなり買っているのは事実のようで、「鎮圧」後はむしろ加藤氏をかばう動きを見せています。加藤派を徹底的につぶそうとしたのは江藤・亀井派の連中ですよね。どーも見ていると野中さんは結果的に加藤氏を生かすために反乱を潰した、ということになるんじゃないかと。何やら時代劇の中の陰謀世界みたいですが。
加藤氏が「私だけは本会議場に行く、君らは残ってくれ」と涙し、子分達が「あんたは大将なんだから」と涙ながらに引き止めるシーンに「時代劇」を感じた人も多かったはず。加藤派の一部では離党覚悟の「血判状」まで実際に作られていたそうですから日本の政治劇は戦国とか江戸とあまり変わりがないのかも知れません。

+αさんの「亀井謀略説」ですが、僕自身も亀井さんの名は出てこないものの、加藤さんがある筋から吹き込まれた可能性は強く感じています。10月末に橋本派の青木さん(思えばこの人、今年の「顔」の一人でもありますね)と二人っきりで会談した事実があるそうで、このあたりで加藤さんは「決起すれば橋本派内で分離する者が出てくる」という感触をつかんじゃったのではないでしょうか。
橋本派のリーダー達、野中・青木・村上の三氏って結束しているようで実は激しく主導権争いしているところがあると思うんですよ。ひょっとするとその辺が「加藤の乱」の背景にあるようにも感じてます。案外「代理戦争」だったのかも。ああ、「仁義なき戦い」の世界ですねぇ(笑)。

>五番街さん
なるほど、二重国籍というのが結構あり得るケースというのは分かりました。ただそれってわざとそうしているわけでもないんですよね。「うっかり」に近いんじゃないかと。
フジモリさんに関してですが、別に彼が二重国籍であること自体は僕はあまり問題とは感じません。ただ、ヤバくなったので国籍があるのを幸い日本に逃げ込んだという形になっているのは10年間一国のリーダーだった人間のやることじゃないだろう、と思っちゃいますねぇ。一方の国籍を持つペルーに対する責任を放棄していると言われても仕方ないところでしょうね。「やっぱりあいつは日本人か」などと言われているようですし、やんなっちゃうところです。



#1263 
五番街 2000/11/28 07:40
フジモリ氏の国籍

ペルーの大統領であったフジムラ氏が日本国籍を保有していたことについて、他の掲示板などでも話題になっているようで、AMLの複数の投稿では、国籍法の視点からフジムラ氏はペルーと
日本の二重国籍の保有が可能であるのが理解できない、というような内容でした。

内容をかいつまんで言えば、フジムラ氏の両親は同氏の出生以前にペルーに移民として渡り、
フジムラ氏の出生時点で日本の戸籍に登録すると同時に、ペルーではいわゆる出生主義を採用している
ために、ペルー国籍も保有したが、22歳の時点で、一方の国籍を放棄することが法律で定められている。

ペルーの大統領になるのはペルーで生まれた国籍保有者に限定されるために、ペルー国籍を保有
していることは間違いないが、では、どうして日本国籍も保有できるのかが理解できない、
という内容です。

じつは、NYに住んでいると、日本人でアメリカ国籍を保有している者が少数ながらいますが、こうした
人たちの多くが、日本国籍も保有し、二重国籍者となっています。なぜなら、アメリカの国籍を
保有した時点で、日本政府が自動的に日本国籍を抹消するのではなく、国籍抹消は、届け出によって
行われるからです。つまり、アメリカ国籍を取得しながら、日本政府(ごく簡単にいえば、日本領事館)で国籍離脱の届け出を行わないならば、日本の戸籍にはその名前が記載
されたままになります。

おそらく。フジモリ氏の場合も、両親が領事館を通じて日本の戸籍に登録し、それを同氏は
知らなかったか、忘れていたために、22歳になっても国籍抹消の届け出をしなかったのだろうと
想像します。というのは、ペルーの大統領になる人物が二重国籍であっては、資格問題に関わって
くると思われますから、自分の名前が戸籍に記載されていることをフジモリ氏が知っていたなら、
ペルー国籍のみにするための手続きを行ったと思えるからです。

ということで、フジモリ氏が日本国籍を保有していたとしても、驚くべきことではなく、海外に移住
した日本人の間では、よくあるケースではないかと考えています。



#1262 
+α 2000/11/28 02:02
加藤の乱(長くなったので、今回はこれだけ)

 この掲示板でも、評判の悪くなった加藤氏ですが、加藤氏が、勝てないと判断した段階で、損害を最小限にしようとしたのは当然だろうと思います。
 かっての大日本帝国の指導者連中のように、勝てないのが分かっていながら、感情や行きがかりに動かされて、破滅に向かって突き進むというのは、指導者としては最低でしょう。(勝敗に関係なく突き進むべきだったなどと言う「識者」のコメントを見ると、めまいがします。)そういう意味での分別を加藤氏が持っていたという点は評価されるべきでしょう。(あまり受けないやり方のようですが)
 
 それよりも、今回の騒動で、分からないのは、11/7のNステでは、不信任決議には反対すると言っていた加藤氏が、11/9の夜になって、いきなり、態度を変えたことです。
 三国発言や中川前官房長官のスキャンダルで、政権が不安定になっていた時期ならともかく、それが一応解決し、小康状態になった今となっては、弱小の反主流が主流派に正面切って対抗しても数の差で潰されるのは目に見えています。その意味では、11/7の「不信任決議には反対する」という発言は、理にかなっています。
 ところが、それから僅か2日後の11/9の夜に、いきなり態度を変更して「不信任決議には欠席する」と言い出しています。この変心の理由が分かりません。なにしろ状況は、表面的には11/7から変化したわけではありません。勝算がないことは変わりがないはずのです。
 加藤氏が、いきなり態度を変えたのは、主流派の一部と森下ろしで話を付けたためかか思えば、そういうわけでもなく、主流派は、早くも11/11に森政権を支えることで一致団結してしまいます。
 どうみても、情勢は絶対不利なのに、加藤氏は、些かもひるまず、11/12になると、不信任の賛成すら口にするようになります。
 しかも、加藤氏が、事前に派閥の根回しすら充分に行っていなかったことは、11/12になって、ようやく、名誉会長の宮沢氏を訪問して、首相退陣要求への理解を求めたことからもあきらかです。
 加藤氏が自派の常任幹部会を開いて、一連の発言の説明したのは、なんと翌11/13のことでした。(コンセンサス重視の日本の社会では、こういう独断専行は好まれません。この時点で、加藤氏は、多分負けるなと思いました。)
 その後も、加藤氏は一貫して強気態度を堅持し、妥協を拒否し続けましたが、11/20になると、表面的には、状況は変わっていないにも関わらず、今度はいきなり、賛成から欠席にトーンダウンします。
  
 今回の加藤氏の行動を見ると、はっきり言って、「自滅」としかいいようがありません。特に争点もない時期に、身内を固める時間さえも惜しんで、勝ち目の乏しい勝負に強引に出たのは何故なのか。

 もしかすると、加藤氏ははめられたのではないでしょうか。
 11/9位に、主流派の有力者の誰かから、森不信任に協力するとの囁かれてその気になってしまったのではないでしょうか。密約を当てにして、強引に突っ走ってきたあげく、土壇場で裏切られた。
 そう考えると、加藤氏の行動は、非常によく理解できます。では、加藤氏をはめたのは誰か。

 今回の政変で、一番利益を被ったのは森首相ですが、まさか、この人に騙されるほど加藤氏も馬鹿ではないでしょう。
 では、その次に利益を受けるのは誰か……、となると、あまり政界に詳しくないので判りません。
 アプローチを変えてみましょう、今回の政変で、普段と行動が違っていた人いないか。
 これなら簡単に見つかります。いつもなら、言わなくてもいいことまで言う亀井氏が、今回は何故か沈黙したままでした。非常に奇妙なはなしです。しかし、もし、亀井氏と加藤氏が密約を交わしていたとしたら……、これは、黙らざるを得ないでしょう。
 更に、首相候補としては、YKKに次ぐ位置だった亀井氏とっては、今回の政変で、YKKは多かれ少なかれダメージを被り、首相候補としては後退を余儀なくされたことは、非常に好都合であったことは間違いありません。
 もしかすると、亀井氏こそが、今回の政変の裏の主役だったのかもしれません。
 
 いうまでもありませんが、以上の妄想にはなんの根拠もありません。
 加藤氏の行動も、単に情勢を読み間違えた(もっと同調者がでると思っていた)だけの可能性も充分にあります。なにしろ、加藤氏は、わざわざ、Nステに出て、「不信任には反対する」と言っちゃう位、情勢の読めない人らしいですから。
 (Nステの視聴者層を考えれば、そんなことを言えば、批判が嵐のようにくるのが目に見えているのに、どうして、不信任に対する賛否を聞かれた場合に「分からない」とか「仮定の質問には答えられない」とか言って逃げなかったのか、それ以前に、不信任案に反対するのなら、何のためにこの時期にNステにでたのか。そういう、状況判断のまずさというのが、加藤氏の敗因なんでしょう。)

>徹夜城さん

 石原莞爾と東條英機の折り合いの悪さは有名でしたし、東條が憲兵隊を使って石原を監視させていたことも有名だったからではないでしょうか。
 それに、石原は結構人気がありますし。(少なくとも東條よりはあると思う。私は、石原よりは東條の方がましだと思うけれど、そういう人間は少ないだろうな。)


http://homepage1.nifty.com/SENSHI/


#1261 
徹夜城(今日はフランス革命やらナポレオンやら教えていた管理人) 2000/11/28 00:05
フジモリさんは「日本人」だった!

…のだそうです。先ほどTVでやっていたところによると。「史点」にもこの件を書いていましたが、実際に日本国籍所有者であったとなると厳密には「亡命」ではなくなります。が…なんかしっくりしないと日本・ペルーの大多数の人が感じるのではないでしょうか。

>+αさん
東条英機の詳しいデータ、どうもありがとうございます。
ところで先日見た「大日本帝国」では若山富三郎演じる石原莞爾が東条と密かに会談して彼を「同情」しつつ批判するシーンが唐突に入ります。しかも「憲兵隊にわしをつけまわさせるのをやめてくれ」とまで言う。対して東条は「私に逆らうと言うことは陛下に逆らうということだ」とかなりの脅し文句を言うんですな。
短いながらもなんとなく気になるシーンでした。大筋にはあまり関係なく、製作者がどういう意図でこのシーンを入れたのか判然としないのですが。映画全体としては東条を「美化」というよりは「同情的」に描いているので妙に浮くシーンではあります。
で、このたった3分程度のシーンに出ているだけで若山富三郎は出演者ロールのトリをつとめております(笑)。

>網野善彦さんの「日本とは何か」
以前、アール・ケイさんがお書きだった講談社「日本の歴史」0巻、購入していま読んでいます。「網野史学」はかなり以前からなじみがあるので(実は倭寇研究に入るキッカケの一つではありました)全体の主張については僕にとっては耳新しいものではありません。

でもやっぱり読んでいて引き込まれますねぇ。今回読んでいて「おおっ」と思ったのが、日蓮に関する下り。日蓮は実は元寇が日本を征服することを望んでいて、それが「神風」のために吹っ飛んでしまったことでガッカリした、なんてのは結構ビックリものでしょう。これまでとは違った意味で日蓮を再評価しているのは新鮮に感じました。来年の大河ドラマに関わることでもありますしね。



#1260 
+α 2000/11/27 04:02
お久しぶりです

>復活
 パソコンが直りました。
 いかれたマザーボードやらなんやらを、取り替える羽目になったので、修理代金はしめて15万円。
 よっぽど買い換えようかと思いましたが、適当な機種がないし、このままでは壊れたパソコンは粗大ゴミにしか成らないので泣く泣く修理しました。
 前にキーボードにお茶こぼしたときは乾かしたら直ったのに(前回はデスクトップ、今回はノート)。


>東條英機
 以前話題になった東條英機について、誰も触れていないようなので、とりあえず、問題になった時期の略歴をあげておきます。

 1928. 3 整備局動員課長
 . 8大佐
 1929. 8歩1連隊長
 1931. 8参本課長
 . 9満州事変勃発
 1933. 3少将・参本付
 . 8兵本付(軍事調査委員長)
 1934. 3陸士幹事
 . 8 歩24旅団長
 1935. 8第12師団司付
 . 9関東憲兵隊司令官兼関東局警務部長
 1936.12中将
 1937. 3関東軍参謀長
. 7日中戦争勃発
 1398. 5陸軍次官
 . 6兼航空本部長
 .12航空総監兼航空本部長
 1940. 2兼臨時軍事参議官
   . 7陸相兼対満事務局総裁
 1941.10大将
 1941.10首相〜1944.7
   .10兼内相〜1942. 2
   .10兼陸相〜1944. 7
 1943.11兼軍需相〜1944. 7
 1944. 2兼参謀総長〜1944. 7
  . 7予備役
 1945. 9自殺未遂
 1948.12A級戦犯として刑死

 参謀本部の課長になって1月で、満洲事変、関東軍の参謀長になって4ヶ月で日中戦争が起こる経歴から言えば、関係ないとは言えないが、中心的な役割を果たすには不十分というところでしょうか。

>杉原千畝氏

 ヒレル・レビンの『千畝』(清水書院)は発売直後に買って読みましたが、謳い文句の割には、内容に間違いが多く、引用元も分からなければ、参考文献の記載もなく、監修者の後書きも訳の分からん内容になっていて、学術書なんだか、エッセイなのだか分からず困惑したものです。
 どうやらこれは、日本に関する知識が余りない、恐らくは日本語の分からないアメリカ人に、余り歴史の知識のない日本人が協力して作ったものだろうから、資料的価値はないと判断してほったらかしていたものですが、色々と曰く付きの本だと聞いて疑問が氷解しました。
 最近、杉原千畝氏と樋口季一郎氏は並び称されることが多くなっていますが、樋口氏の行動は、基本的に関東軍(日本政府ではない)の方針に従っていたようなので、そういう意味では、外務省の方針に真っ向から逆らった杉原氏とはだいぶ違うというの正しいようです。


http://homepage1.nifty.com/SENSHI/


#1259 
徹夜城(勤労感謝の日だというのに仕事が入っていた管理人) 2000/11/23 23:43
いろいろレス

>ほしむらさん
もちろん「民主主義の回復」なんてことでは無いでしょう。まだまだペルーはどうなるか分かりませんよ。「ラスプーチン」はまだ捕まってませんしね。こう言う時は軍部も怖いし。
ただフジモリさんがAPECからそのまま「亡命」しちゃったのはいただけませんね。辞表をFAXとかEメールで議会に送りつけたというのも歴史上初では(まぁ技術進歩といえばそうですが)。逃げ込まれた日本もいい迷惑ですし、それでなくても「日系」「日本」との結びつきを反対派から強調されてましたから、ペルー日系人にとってもいい迷惑というものでしょう。
もちろん功績も多々あるとは思いますけど、締めくくりは余りにもまずかったと思います。

>ななさん
僕もあれ、見てました。NHKの夕方のニュースから大きく取り扱ったみたいですね。
まぁまだまだ慎重に扱って下さい、という話題ですね。ただ漢文にいわゆる「訓点」をつけるルーツが半島側にあった可能性は考えられるでしょう。ご存じのごとく朝鮮語は文法的にはほぼ日本語と一緒ですから。大昔からずっと漢文を中国語と同様に読んでいたとは思えないところがありまして。
それが「カナ」の発明にいささか関わりを持ったかもしれない、という程度の可能性ですかね。

ななさんもお書きのように、韓国の人が何かにつけて「日本に文化を伝えた」という事を強調したがるのは事実(もちろん文化伝達自体は事実ですけど)。この「発見」も変に利用されなきゃ良いんですけどね。
そうそう、市村さんの情報有り難うございました。

>長谷川さん
フォローどうも(^^;)。この本、以前地元の市立図書館から借りて読み切れなかったんだよなぁ(笑)。案外前の本だったんですね。

>DVD事情。
今日仕事の途中秋葉原に寄って年末のDVD発売予定表を見て頭を抱えた。
金が足りん!(笑)
日本テレビの年末時代劇「忠臣蔵」「白虎隊」「五稜郭」「奇兵隊」など一斉に発売。しかもNHK「映像の20世紀」がまさかの全巻セット発売!!!7万ぐらいしたかな(^^;)。「映像の20世紀」はほとんどビデオにとったんだけど、DVDとなるとやはり食指が…
他にも「グラディエーター」とか、歴史映像ネタ目白押しで。悩ましい年末。
そうそう、「歴史映像名画座」にちょこっと追加してます。




#1258 
なな 2000/11/23 22:18
複雑な気分です…仮名文字の起源

韓国人の知人と話してると、古代日本は文化的には何もかも大陸から教えてもらったんだと、
よく自慢されます。これで仮名まで韓国起源となったら…と思うと、なーんかイヤでした。
別に国粋主義者じゃないですけど…。今、ニュース10でこのニュースを見ていますが、
確かに現在韓国語を習ってる身としても、ハングル発明以前に韓国語文法にそった便宜的な
符号があってもおかしくないとは思います。あまりに漢文(中国語)と隔たりがありますもの。
ただね…。希望としては日本の仮名があちらに伝わった、となってほしいなあ…。



#1257 
長谷川@望夢楼 2000/11/23 18:46
ちなみに、

 日本の十五年戦争期のアヘン政策も凄いもので(「蒙疆連合自治政府」(日本が内モンゴルに作った傀儡政権。1939-45)などでの大量生産と、中国占領地への大量販売。もちろん完全な国際法違反)、東京裁判でも問題になった、れっきとした国家レベルでの戦争犯罪です。その割には、一次史料が長い間見つからなかった(1982年に江口圭一氏が偶然古本屋で発見した)ことなどもあって、一般にはあまり知られていませんが。しかし、国家レベルでこーゆー無茶苦茶なことやっといて「イギリスのアジア侵略」とか叫んでも説得力ないよなあ。



#1256 
長谷川@望夢楼 2000/11/23 17:54
『日中アヘン戦争』

徹夜城さん:
>岩波新書で日中戦争期におけるアヘン問題を扱った本

 江口圭一『日中アヘン戦争』(岩波新書 1988)ですね。
 で、同書pp.29-31に、日本統治下台湾におけるアヘン政策の話が少し出てきます。(同書は劉明修『台湾統治と阿片問題』(山川出版社 1983)を参考にした、とのこと。その後に新しい研究が出ているのかもしれないが、良くは知らない。)
 後藤新平による漸禁政策と専売制度導入については、「アヘンを厳禁することは、アヘンイン者〔インはやまいだれ+隠。アヘン中毒者のこと〕に苦痛をあたえ、その反抗を招き、これを鎮圧するための兵力と犧牲を必要とするのにたいして、漸禁政策はイン者にたいして人道的配慮をあたえるもので、さらに軍事的負担を免れるうえ、巨額の専売収入を確保できるというのが、その理由であった」としています。
 で、特許料を払っての吸煙許可制度になったわけですが、「アヘンイン者であるという公医の証明がなくても、満二〇歳以上であればアヘン吸煙の特許があたえられた一方、イン者の救済・矯正措置はとられず、膨大なアヘン収入が獲得された」。ただし特許料が高額であったこともあり、またイン者の死亡などもあって、特許者数は1900年の16万9000人から1930年には2万3000人に減少。また、1930年以降は内外の批判にさらされて次第に矯正措置が取られるようになった、としています。最後は太平洋戦争突入で原料アヘンの輸入が途絶えたため、ピリオドが打たれた、とのこと。



#1255 
なな 2000/11/23 10:52
通りすがりに…調べました。

市村萬次郎氏が開いているHP、「KABUKIforEVERYONE」に略歴があります。



#1254 
ほしむら☆てるき(間違っていたら突っ込んで下さい、という浅はか者) 2000/11/23 01:25
ペルー政変

どうも、「フジモリ解任」の動きを見ていると、
「民主主義の回復」というより、「議会風ファシズム」のように、
思えてきますが・・・
また、アメリカ大統領選挙で、フロリダ議会共和党が、
これと似たようなことを与党側でするかも知れない。
選挙人に関することについてだが・・・



#1253 
徹夜城(またビデオを見ていた管理人) 2000/11/23 00:33
見てみるもんですな。

>コメットさん。
台湾については僕はまるっきり知識がないので…どなたか、詳しい方いませんかね?
日本とアヘン政策については、台湾と直接は関係ないですけど、確か岩波新書で日中戦争期におけるアヘン問題を扱った本があったはずです。チラッと読んだことがあるんですが、著者は「第二のアヘン戦争」とまで表現してました。

台湾と言えば陳水扁総統への野党の攻勢はますます苛烈なようですね。真偽はともかく女性スキャンダルまで持ち出すほど低次元な部分もあるようで。フジモリさんみたいなことになる可能性も無いとは言えませんね。
そのフジモリさんは現時点で行方不明…?そういえばこの人、以前「国籍疑惑」を野党に追及されたことがありましたっけね。

>「大日本帝国」
とうとう見ちゃいました。この映画。見てみるもんです。
えーと、公開当時「軍国調」などいろいろと言われた映画なんですが、実際にちゃんと見たのは今回が初めて。見てみると予想外に日本軍の異常さやアジアへの加害、反戦思想などもちゃんと描いた映画でした。問題なのは丹波哲郎演じる東條英機をはじめとする指導層の描き方が薄っぺらで「被害者」的に描かれることですね。
昭和天皇を市村萬次郎という方が演じてるんですが、本物そっくり(笑)。どういう方なのかご存じの方います?



#1252 
コメット 2000/11/22 11:36
台湾総督府のアヘン専売

お礼が遅くなりましたが
リンクをしていただいてありがとうございます。

ところで、小林よしのり氏の台湾論、戦争論の発売のせいか、にわか
近現代史ファンが、「ヤフー掲示板の軍事カテ」でデイ―プな話をしている有様。
あまり、詳しくない私は、真偽の判断に困る有様です。

後藤新平の水沢記念館には、「台湾のアヘン撲滅の功労者」と評価されているそうですし。

台湾総督府が、アヘンの専売をしていたのは、百科事典にも書いてある事実なんですが
その評価は、歴史学的にはどうなんでしょう?

1、アヘン中毒者を撲滅する為にアヘンが専売され結果として減った
2、台湾経営を軌道に載せる為にアヘンが専売され結果として減った
3、台湾経営を軌道に載せる為にアヘンが専売されたので、減らなかった。
4、アヘン専売により、アヘン中毒が悪化し、中毒者が死滅したので減った。
5、アヘン専売制50年でも7000人近くの特許者がいるのは変。
6、いきなり禁止しては中毒者が騒乱を起こすから、中毒者以外には売らないようにして徐々に減らそうとした。その成果として日本の敗戦の頃には中毒患者は殆どいなくなった

掲示板の論者は、私も含め、その方面には、疎いので、理由がないまま
ごちゃごちゃに・・・
喜安幸夫『台湾統治秘史』原書房 発行昭和56年7月15日 という本も出てくるし。

皆様のご見識を教えていただければ幸いです。


http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/1036/


#1251 
徹夜城(やっと「史点」を更新した管理人) 2000/11/21 11:11
「史点」更新。

私も加藤さんに振り回された一人と言うことで(笑)。「史点」やっと更新しました。
書きたいことをそのまま書くとやたらと長くなりそうなので、自重して半分ぐらいに縮めました。まぁあんなところかな。ホントは1コマ漫画の一つもつけようかと思ったんですが、描く時間がとれませんでした。
結局は「コップの中の嵐」に終わり、コップの水をぶっかけた奴がいたというオチになるようです(^^;)。

「歴史たんけん」のことが話題に出ていますが、あいにく見ていませんでした。ただ最近バイト先の日本史の授業で大正から昭和初期にかけての政治史をやりまして、授業直前ににわか勉強して(笑)多少知識は得ました。この時期の政党政治というのもいろんな意味で今学ぶところが多いのは確かです。あの直後に日本は無茶苦茶な方向へ進んでいきますが、あの一時期、うまくやれば日本流の民主主義への流れが産まれたかもしれません。まぁ結局歴史は結果を見てモノを言うしかないのでありますが。



#1250 
長谷川@望夢楼 2000/11/21 05:15
不信任案、190対237で否決。

 ということは、確かに加藤・山崎両派が造反してもやはり否決された可能性が高い。
 ……とはいえ、結局、加藤紘一は最後の土壇場で、統率力と決断力と実行力の無さ、及び意志の弱さを露呈してしまいましたな。一気に思い切り株を下げましたね。何が「名誉ある撤退」なんだか。
 もちろん、これで済むわきゃ全くないし、そう思っている人もおそらくいないでしょうが。支持率20%以下、不支持率60-70%と末期症状を呈している内閣が、いつまで持つか。



#1249 
ほしむら☆てるき(加藤、もう一回前言翻して本会議場行ってくれ、と願う生半可者) 2000/11/21 01:23
九死に一生・森政権

松波健四郎議員が野党議員に水をかけるシーンを世界に流されると、
日本は世界に恥をかきますでしょう。
また、加藤、山崎両氏に関することですが、
党を守ろうとすべきではなく、自民党を割るべきだったと考えます。
加藤氏らの挫折はとても残念なことですが、
しかし私は、もっと自民党執行部への非難をした方がいいような気がします。
何で、総理大臣にふさわしくない人を自民党主流派は守ろうとするのでしょうか?
報道は、加藤氏の態度を批判するだけでなく、
自民党主流派のなりふり構わぬ行動をもっと批判すべきでしょう。
そして、「森首相は速やかに首相を辞めるべきだ」と、
はっきり言うべき時が来たような気がします。
無論、自民党主流派など(特に「5人組+橋本派+池田行彦」)への批判も、
徹底的かつ論理的で冷静にすべきでしょう。




#1248 
なな(どーにか国内政治に興味を持とうとしてるのだが…) 2000/11/21 00:32
テレビにかじりついて損した。

夜十時に仕事から帰り、テレビに釘付けでしたのに。
私も途中からですが「歴史たんけん」見ましたよ。
全国民が選挙権を勝ち取るまでにあんな道のりがあったのね…。私の一票は尊いのね…。
今日の政変(茶番!)劇とあまりにタイムリーに重なったため、いつもより感慨深かったです。
あのドラマの登場人物が今日の国会を見たらさぞや嘆くだろうな…。そんなことを思いました。



#1247 
おやかた 2000/11/20 23:51
なんだったの?

て感じです。ああもう、馬鹿ばっか。
そりゃあ、可決されたって、総辞職して首が変るだけだったかも
知れないですけど。所詮、どいつもこいつも、使えないことには
かわりないということです。
かなり、格好悪い形になりましたね。
大言壮語吐いといて逃げるというのは・・・。
それで、勝ったと思ってる連中も見ててむかつくし。
こいつらを選んでるのは誰?ああ、国民か。

全く関係ないですが、教育テレビの「歴史たんけん」は、
普通選挙法の成立について、ドラマ仕立てでした。
子役出身の伊崎充則くんが、貧しい農家の息子で、
普選成立のため、政治運動したりするという内容でした。
たまに、子供向け歴史番組はこういう面白いときがあるから、
見てしまいます。



#1246 
アール・ケイ 2000/11/20 23:20
日本列島ドッチラケ

以下は、私の師匠?いしかわじゅんさんのホームページより、あえて引用させていただきます。

なんだか、日本の政治はもう駄目なんじゃないか。
加藤と山崎は、土壇場で腰が引けて逃げるし、
松浪は口にするのもくだらないほど愚かだし、
抗議する野党議員を見て指差して笑っている森は馬鹿だし、
鉄板の上で猫踊りをさせるらしい橋本は尊大なオイルポマーダーだし、
こんな程度の低い連中を、いったい誰が選んでるんだ。
こんなやつらに投票してるやつは、
いったいなにを期待してるんだ。

はっきりしたことは、
これで、もう自民党にも、もちろん加藤にも山崎にも、
多くの人が愛想を尽かしたってことだ。
野党があてになるかどうかは、また別の問題だが、
あいつらがなんの役にも立たない穀潰しだってことに関しては、
もう誰も疑わないだろう。
ああ、ただ絶望感だけが増していくなあ。

師匠、すみません(笑)。ただここは大便、じゃなかった代弁していただくのが最適だと感じまして…

講談社版「日本の歴史」00巻『「日本」とは何か』(網野善彦・著)を読んで、素直に感銘を受けております(素人なもので(笑))。第01巻は何かと問題があるようですが…。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1245 
徹夜城(政界は一寸先は闇だと思い知らされる管理人) 2000/11/20 23:12
ドンデン返し

参ったなぁ…想定していたいくつかのシナリオを吹っ飛ばされてしまい、「史点」の「加藤の乱」記事がまとまらない(^_^;)。情勢を見極めて整理する必要がありそうなので、私も加藤さん同様予告を撤回して(笑)更新は明日の午前ぐらいにしてみたいな、と。
いろいろと思うところがあって、書くのは大変そうです。
松波健四郎議員がつまらなくなった国会を少しは面白くしてくれたようですが(爆)。



#1244 
ひで 2000/11/20 04:06
アーサー王

「エクスカリバー」ですが,私が見たのも1981年,ジョン・ブアマン
監督作品のやつです.それにしてもリーアム・ニーソンが出てるとは
しらなかった.後にシンドラーやクワイ・ガン・ジンになってスクリーン
に出てくるなんて本人も思ってなかっただろうに(笑)

ちなみにアーサー王の伝説ですが,普通ケルト起源の伝説として説明
されていますが最近ではあれはローマの時代に属州ブリタニアの守備隊
として連れてこられたスキタイ系民族に起源があるんじゃないかという
説も出されています.
その説で主張されていることは
1「アーサー」の語源はサルマート人部隊の指揮官に任命された
 ローマ軍司令官ルキウス・アルトーリウス・カストゥスに由来する.
 指揮官であった彼がブリタニアのサルマート人の間で偶像化され,
 「アルトーリウス」がサルマート人社会の指導者の称号として代々
 使用されるようになった.それがのちに「アーサー」になった.
2アーサーと円卓の騎士の戦い方や比較的重い甲冑に剣という武装がサルマート人
 のものと類似している.
3コーカサス地方に現在も生きている彼らの末裔がキリスト教以前に遡ると考えられる
 アーサー王伝説と極めて似通った英雄叙事詩を持っているという
といったことです.

年代的にはこっちのほうがはるかに古い(なにせ2,3世紀頃のことですし)ので,これが
ケルトにも浸透していったのかとも思いたくもなるんですが,個人的には
2と3の説明がどうも納得がいかなかったりもします.この説の発端となった本は
「アーサー王伝説の起源 〜スキタイからキャメロットへ〜」(青土社,1998年)という
本ですので,一度御覧になってみてはいかがでしょうか.




#1243 
徹夜城(英語メールを書いて大変な思いをした管理人) 2000/11/20 00:01
結局採決までいくのかな

>「加藤の乱」
結局採決まで行っちゃうようですね。直前まで攻防が続くのでしょうが、結果がどっちにしても現在の自民党の主導層には痛手になるのはおんなじですね。まぁ注目と言うところ。

>ひでさん。
いろいろと情報有り難うございます。
実は「エクスカリバー」なる作品はつい最近も作られているようです(DVDで新旧2作出てます)。僕が見たのは1981年製作のもの。知らない俳優サンばかり出ています。意外なところでレーアム=ニーソン(「シンドラーのリスト」「マイケル・コリンズ」)が脇役で出ているようです。ラストのクレジットで見つけました。
「キャメロット」というのは同名のミュージカルを映画化したものです。こちらは結構名作と評価があるらしいです。アニメもいくつかあるんですが、最近では「王様の剣」というのがありました。「トゥルーナイト」は知ってはいたものの食わず嫌いでみていません(^^;)
アーサー王伝説は5世紀とか6世紀の設定らしいですから、まぁ日本の「ヤマトタケル」みたいなもんなんでしょう。確かに映画向きの設定が多いですよね。

>ななさん
アキバツくんに再び熱中されているようですね。僕も「予告」はしたものの、いつ書けるかは不明です。まぁボチボチと構想を練っています。
前期倭寇については僕も弱いところなので歴史的にどうということは余り正確を期して言えないんですよ。ななさんの小説についてはこれといって歴史的に問題があるフィクションは無かったと思いますけど。ただ、なにぶん元の資料が少ないですからねぇ。

後期倭寇になるとほとんど中国人ということもあってか、倭寇や海賊の頭目達の伝記がかなり分かってくるので小説書く立場としても凄く助かってます(とくに王直死後は異様に詳しい資料がありまして)。ちなみに今企画中の長編には主人公の相棒役として日本人の頭目も登場します。
日本で生まれ、福建・広東で中国人海賊の相棒として暴れ、フィリピンでスペイン軍と戦って死にます。もちろん、実在の人物。この辺で僕がどういうあたりの小説を書こうとしているか、分かる方は分かるかと。最近このあたりの資料をついでに東洋文庫なんかであさってるんですが、「倭人」がほかにもジャンジャン出て来ちゃって、ただ今整理中です。



#1242 
なな(倭寇のページを見てる方でどれだけ前期倭寇ファンがいるのだろーか?) 2000/11/19 01:53
アキバツ始動させます

徹夜城さんが倭寇小説を連載されるという予告を見て、俄然刺激を受けまして。
久しぶりにアキバツ君と対面しました。まー史料が無い人ですから、私がどんな風に創ろうと
勝手なんですけど、ホントのところ本人は草場の陰でどう思ってるんでしょうかねー?

考え続けてずっと答えが出せずにいた、高麗侵寇の理由ですが、ふと閃いたんです。
玄海倭寇が高麗政府の裏切りに合って、それ以後住民を殺戮するようになった時期。
済州島から蒙古勢力が駆逐された時期。これがぴったり同じ年なんですね。
もしかして済州島倭寇に囚われていた捕虜とは、同島に流入した本土の逃散農民だったのかも。
さらに倭寇全体が殺戮行為を行っていただろうか、という疑問が浮上しました。
松浦党の変貌を理解できない・支持しない倭寇集団もあっただろうと。それが済州島倭寇。

で、侵寇の発端は、まず済州島倭寇が松浦党に攻め込まれ、馬を奪われそうになる。
これは撃退するが、急増する島の人口を養うために本土穀倉地帯への侵攻は必至。
しかも玄海倭寇より早く行き、収穫直前の稲を根こそぎ奪う。松浦党の脅威に背中を押されての
出航となるわけです。本土へ航行する途中、高麗水軍の作戦に引っかかり、鎮浦へ入港するよう
し向けられる。思うに鎮浦の地形って、入り江が深くて一度入ると脱出しにくそうです。
アキバツの父親(現棟梁)は秘かに高麗軍と内通して、一緒に王朝転覆を企てる。
全国から支持者が駆けつけ、合流する。ところが高麗水軍の裏切りに合い、多数の犠牲者を出
す。鎮浦で火薬武器を初めて試用したのも、狙ってやった感じがします。父親が途中で戦死。
アキバツは不測の事態に急きょ後を継ぎ、山間部への敗走を余儀なくされる。
だが烏合の衆を上手くまとめきれず、脱退者や裏切り者が続出。食糧も尽き…後は前作と同じ。

父親が途中まで生きてるので、前作のような短編向きスーパーヒーローにはなりません。
最初はクーデターの目的を持って乗り込み、内ゲバや裏切りで崩れていく。
この展開は以前+αさんが提案して下さったのを再登用します。アイディアいただき〜(笑。
南原山城はかなり潤色されてるそうですが、もしや倭寇を裏切ったのはイ・ソンゲだったかも
しれませんね。自分が太祖になってから、実は倭賊の方が先に国家転覆を計画してました。
自分はそれを裏切りました、とは普通書かせませんから…。今回は彼を悪者にはしませんが。
そう、倭寇の政治的思惑についてですが、確かに高麗史には大規模な侵寇に政治的意図があった
とは書いていません。しかし高麗史が書かれたのは李朝初期です。太祖の功績を誇大宣伝する
ため、それ以前の政治的決起についてはすべて伏せたということはあり得ませんか?
それと徹夜城さん、前作の学問的なご指摘の件なんですが、どこか史実と食い違う点がありまし
たらぜひ教えていただけませんか? どうせフィクションだから、で済ませたくないのです。



#1241 
ひで 2000/11/19 01:29
妙な映画

>アーサー王映画
「エクスカリバー」御覧になられたんですね.
私はあれを大学の講義「アーサー王伝説」の初回で見ました.
たしかにあれはちょっと・・・
「キャメロット」はたしかアニメ映画でしたっけ.
随分今っぽい人物の書き方だったなぁと言う印象は残ってますが
それ以外は覚えてないし・・(^_^:)
アーサー王関連の映画だと1995年にショーン・コネリー主演で
「トゥルーナイト」というのが他にあります.が,内容的には
「エクスカリバー」とそんなに変わらなかったような記憶があります.

他のアーサー王ものと言うとカンヌ映画祭で批評家賞をとったかなり
難解&国内入手困難なフランス映画「湖のランスロ」とかアーサー王
伝説を茶化しまくった「モンティ・パイソン&ホーリーグレイル」くらい
でしょうか.個人的には後者がアホらしさ満点で一番好きなんですが,さすが
に歴史映画には入れられませんね.スキップする騎士の後ろで従者がココナッツを
こぽこぽならしてたりするような映画ですし・・・

話は変わりまして昨日の夜中のテレビ東京で「英雄スパルタカスの復讐」なる
映画をやっていたようです.その出だしが剣闘士の格闘シーンから始まったの
でてっきりスパルタカスの乱の関連かと思いきやどうやらローマを舞台とした
陰謀阻止ものの映画だったようです.途中で寝てしまい,半分以上は見てなか
ったりするのですが(^_^;)



#1240 
徹夜城(明日がヤマだなと思う管理人) 2000/11/18 23:36
どっちにせよ明日がヤマですな。

>予告に補足
下のような予告をしておりますが、万が一というシナリオもありえるなと後から考えました。
事前の票読みで不信任決議が成立することが不可避と判断された場合、「決戦」の前に日曜日の内に総辞職してしまうと言う可能性も感じてます。こちらとしてはちゃんと採決までやってほしいんですけどね。
逆に言えば月曜夜に本当に決戦が行われる場合、「良い勝負」か「否決の可能性大」だと判断できるでしょう。
今日の時点で野中さんの「口撃」が「除名」から「離党勧告」にトーンダウン(と、僕はとります)したあたりに現在の緊迫した状況が出ているような。

先ほどTBS「ブロードキャスター」でジェームズ三木脚本の仮想シナリオ「永田町の合戦」を見てました。冒頭の、
出演
加藤紘一
自民党のみなさん
永田町のみなさん
というテロップには大笑いしてました(^^)。

>歴史(?)映画
ワーナーブラザーズ製作の「エクスカリバー」なんぞ借りて観てました。「歴史映像」に加えようとアーサー王ものにも手を出してみたわけです。
アーサー王伝説を全部2時間20分にぶち込んだような映画で、それでもなんとなく安物観が漂ってしまうのは残念ですな。ファンタジー映画と歴史物の半々ってところでしょうか。次は「キャメロット」かな。
その昔「燃えろアーサー」というアニメを日本でやっていましたが、観ていた方いらっしゃいます?



#1239 
徹夜城(野次馬根性丸出しの管理人) 2000/11/18 00:27
予告

次回「史点」は月曜深夜に更新します。あらかじめ予告させていただきます。
理由は言わずもがな。「決戦」のあとに最終ネタを書き上げようと思うからです。
まぁ最近それでなくても月曜更新になりがちですが(^^;)



#1237 
徹夜城(漢文読み過ぎで目が疲れている管理人) 2000/11/16 23:47
日米ともに全面対決?

両国国内の政局の話なんですけどね。
アメリカ大統領選挙は今週末で解決しないばあい、ホントに泥沼化していく可能性もありますね。ここに来て双方ともかなり強硬姿勢になってきているように見受けます。
日本の自民党内の抗争もどうやら日本人お得意のなぁなぁではなく国会での直接対決になる可能性も高くなってきました。うむうむ、どっちが勝つにせよ見物ですぞ。


>笑っていいとも。
もう旧聞に属しますが、水曜日のこの番組中の、先祖に有名人がいる人を登場させ出演者たちに誰の子孫が当てさせるコーナーがありまして、見ていたら足利尊氏の御子孫が出演してました。
ヒントに「栃木県○○市」「真田広之」「頼朝−○○−家康」という写真入りプレートを出して丸わかりでしたけどね(笑)。



#1235 
徹夜城(歴史小説の一つも書いてみたい管理人) 2000/11/15 00:01
Re:双頭の鷲

>おやかたさん。
「双頭の鷲」ですが、事前知識はまるでいりませんよ。全く事前知識の無い僕でも大変楽しめましたから。作者もそのへん良く分かってて書いてらっしゃるように見受けます。
とにかくハチャメチャな主人公なんですが、フランスではやっぱ有名人なんでしょうかねぇ。元ネタがどのくらいあるのか、その創作の割合がどのくらいであるのかも興味がわきました。

僕も以前王直を主人公に倭寇の大河小説を書いたことがありますが(完全中断中)、史実と創作のブレンドが楽しくもあり難しくもありました。とくにこういう非合法活動の連中は詳しい事が分からないケースが多くって。王直みたいな大物はなんとかなるとして、他の海賊どもは名前だけ使って完全に創作してました。一番困ったのは王直の最大のライバルである海賊・陳思盻の前歴がまるでわからないことでした。ま、それは物語の自由度にも繋がるんですけど。

いま密かにHP上での連載企画をすすめているのは王直の死後の海賊群像を描く長編です。まぁ論文が一段落しないとね。



#1234 
おやかた 2000/11/14 18:03
双頭の鷲

管理人様
当時の歴史について知識が無いと、読み通すのは
難しいでしょうか?
読んでみたいんですけどね。ちょっと不安でして。

王妃の離婚は面白かったです。最後、ちと泣きました。




#1233 
徹夜城(やっと史点を更新した管理人) 2000/11/13 23:51
「史点」更新しました。

ちょいと予定より長くかかってしまいました。日本政局ネタはやりたくてしょうがなかったんですが、とりあえず様子見です。激動の自民党史が、また新たな局面を迎えつつあるのは確かでしょうね。

>タロイモさん
僕も近くまでは行ってるんですよ、その「三国城」。遠目に見ただけですが…そうそう、全然見えない写真を旅行記に載せてましたよね。あのころは確かまだオープン前だったのです。今だったら日本の旅行社のツアーでもコースに入れてるんじゃないでしょうか。絶好の外貨獲得の場ですよね。
そもそもあの中国大河ドラマ「三国演義」は、どうも製作当初か「日本向け」を意識していたような気がするんですよね。見た方はお気づきになると思うんですが、赤壁の戦いあたりの武将達の鎧デザインは明らかに日本のそれをヒントにしていました。他の部分の鎧もなんとなく「敦煌」のそれをマネしたような気がしてるんですが…三国時代に実際にああいう鎧だったんかいな、という疑問は感じてます。まぁ「演義」の映像化と思えばそれでいいか、って気もしますけど。
「水滸伝」のほうもだいたい目は通したんですが、かなり現代的アレンジが目に付きますね。これも深読みすると輸出向けなのかなぁ。さもなければ現代中国人の感覚もかなり欧米化してきちゃってるのかな。
現代的アレンジと言えば、北方謙三さんが「三国志」に続き「水滸伝」を書いちゃってますね。読んだ方いますかね?

私はと言えば佐藤賢一さんの「双頭の鷲」をつい先頃読了しました。いやぁ、面白かった。史学科しかも大学院出身者ということでも親近感がありましたが、これは大変なストーリーテラーですよ、ホント。本格西洋史小説はあまり日本ではなかっただけに貴重な存在だと思います。他のも読んでみよっと。
実は僕もぼちぼち当HPでちょっとした倭寇小説を連載しようかと思っています。と、ずいぶん前から言っているんですが(笑)。



#1232 
タロイモ 2000/11/13 23:09
太湖のほとり、無錫の街

こんばんは。ちょっとわりこみ。
上海、無錫、南京なら私も今年の4月に行ってきました。
南京に知り合いがいるので、会いに行ったのですが・・・
で、無錫の街ですが、太湖のほとりに
「三国城」「水滸城」なるテーマパークがあったので行きました。
中国の大河ドラマ、「三国演義」「水滸伝」のオープンセットを
そのままテーマパークにしてしまった施設です。
一応「三国演義」は全部見たので、ここであの映像を撮ってたのか〜
などと楽しんでました。
30分ごとに何かしらのアトラクションがあり、それなりに楽しめ
たので60元払った価値はあったと思いました。
あと近くに「唐城」なるテーマパークもあり、「則天武后」やら
なんやら唐代のドラマ撮影用の施設のようでしたが
時間が無くて行けませんでした。




#1231 
徹夜城(プライベートライアンのDVDを買ってきた管理人) 2000/11/11 23:53
今週の土日のニュースショーは大忙しですね。

>五番街さん
現在進行の事態もじゅうぶん歴史ネタです(^^)。ちっともそれてませんよ。貴重な現地報告(といってもアメリカは広大だからなぁ…)を楽しみに拝読しております。この辺がインターネットの強みでありましょう(^^)。
大統領選の騒動についての報道は日本でもそちらとそう大差なく流されていると思います(いちおう僕もネットであちらの報道をチェックしてまして)。問題のパームビーチ郡の投票用紙もさかんに日本のTV番組に登場しております。
確かに誰もが「なんじゃあこりゃあ?」と言ってしまうシロモノですね。しかし共和党側に言わせれば「事前に民主党側も了承したじゃないか」とのこと。ただフロリダ州法に違反しているのも確かなようで、議論が起こるのは当然です。
改革党を乗っ取ったド右翼(笑)ブキャナン氏の声明はこちらのニュースでも流れてました。問題の郡ではブキャナン票が周辺の3倍はあったそうですし、1万票以上の無効票があるのも事実のようで。その無効票ってのも「間違えた」と思って二度パンチしたものみたいですし。いま思えば出口調査にマスコミが振り回された一因がこの辺にあったりしないでしょうか。
民主党に入れた人はそれこそ対極の立場にあるブキャナン候補に入れてしまったかもということで、余計に頭に来ているところもあるようですね。
おっと、あんまり書くと「史点」の内容が少なくなる(笑)。

>アール・ケイさん
お帰りなさい。行ったところはだいたい僕の旅行記の地方と重なりますね。僕は安徽省には入ってないんですが…町の名前は聞いちゃダメですか?(^^;)いえね、実は後期倭寇のリーダー達には安徽省出身者が多いので…
あちらの交通事情ですが、僕も事前に聞いていて、実際に見て確認しました。ホントに凄いですよね。ワガママと言えばワガママなんですが、「こっちが押せば向こうが引っ込む」というやり方で、なんとなく社会秩序が保たれているのかも(笑)。よく言えば個人主義が確立しているとも言えますが…。だから儒教のような「飼い慣らしの道徳」が確立され、「専制帝国」を作ったんだという意見もあります。もちろん批判も多い見方ですけどね(僕も批判的ではあるんですが)。

某産経新聞のことですが、旧石器捏造事件についてはあくまで客観的に書いていると思います。あのコラムが素直に毎日新聞に敬意を表してましたし。「秩父原人」についてはまだ未確定ですしね(だいぶ怪しくはなってきましたが)。「北京原人は洞窟に住んでいたが、秩父原人は住居に住んでいた。高度が文明があったということだ」と書いてて、「史点」でツッコミを入れたこともありましたっけ。
ま、僕もその「発見」自体については報道のまま書いちゃってましたので、自戒はしてます。内心「住居」には「あぶないなぁ」とは思ってましたけど、やっぱり書けなかったことを反省してます。

>がおがおさん
「夏」の確定はあぶなかっしいものではあるけど、時期的にはそう無茶苦茶とも言えないですね。ただどうやって10年単位で確定できるのかは正確に示して欲しいもんです。議論のあった殷滅亡は前1046年で決着つけちゃったみたいですね。



#1230 
アール・ケイ 2000/11/11 22:56
♪上海、蘇州と汽車に乗り〜

3泊4日とピンポイント的ですが、中国出張に行ってきました。上海、南京、そして安徽省のある市…。都市と地方の格差については報道ではよく目にしていましたが、愕然とするほどでしたね。これじゃあ、貧しい(但しものがないわけではない)地方から都市部へと人口が流れ込むのも無理がないと思いました(盲流っていうんでしたっけ)。
それと感じましたのは自動車運転のマナーのひどさ。いや、あそこまでいけば、あれはあれでマナーなのかもしれませんね。首都高、大阪なんて目じゃない。スキあらば前へ割りこもうとする強引さ。片道1車線の道路の真中を、車も原付もオート三輪も自転車も走ってます。歩行者も信号なんか丸っきり無視、車が来ても振り向きもしない。
中華思想、上に政策あれば下に対策あり、このままの状態で一党独裁が崩れたら果たして社会としてまとまるだろうか…いろいろ感じさせるところ大でした。
上海や南京のホテルでも日本のテレビ(衛星)はばっちり見ていました。大統領選の混乱について当地の人間はどう思っているかですが、はい、言葉わかんないので聞けもせず(笑)。
さて気になってますのが、例の旧石器捏造について某産経はどう報道しているのでしょうか、ということですね。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1229 
五番街 2000/11/11 14:06
ブキャナン

歴史の話題からそれますが、・・・・パームビーチ郡の投票用紙の問題が
ありますから、まだまだ決着は先になりそうです。

この投票用紙の問題は、日本のテレビではどの程度報道されているのか知りませんが、
あれじゃあ、間違いが出るのは当然とも言えるってほどひどいものだと思います。
候補者名が左右見開きのページに上から順に並べられ、同時に両ページの真ん中に
黒丸の上下の列があって、たとえば、上から3番目の候補の投票する場合には、上から
3番目の黒丸に印をつけるというものです。

ところが実際の投票用紙は、ゴア候補が左ページの上から2番目にあるのですが、その
欄には左向きの矢印があって、この矢印は3番目の黒丸を指しています。そして、
右ページの先頭の候補者の右側に矢印があり、これが、2番目の黒丸を指しています。

ゴア候補に投票しようとした有権者が、3番目の黒丸に印をつけるケースが多かったというのが、
投票のやり直しを求める主張ですが、面白いことに、この3番目の黒丸は右派のブキャナン候補
のものです。

そのため、この郡ではブキャナン候補の得票が多くなった、と言われています。ブキャナン候補
自身も、それを認め、ゴア候補の得票が自分の得票としてカウントされている、とテレビの
インタビューで述べていました。ブキャナン候補は、言ってしまえば泡沫で、毎回大統領選挙に
登場するのも、右派団体が資金を提供しているからだと苦々しく思っていましたが、この潔いと
も思える発言を聞いて、ちょっと彼を見直しました。



#1228 
がおがお 2000/11/11 01:32
中国5000年

 見ました、ニュース。夏王朝の年代確定ですか。すごいですね。
 元のニュースを見ると、国家の重点プロジェクトで決着させたとのこと。あんまり詳しくは書いていないのですが、文化の比較、日食などの天文的なもの、炭素の年代測定などで調べたそうで。日本と違って、掘り出してはいないみたいですね。

 しかし、国が年代を決めるぞと号令をかければ、びしっと決まるあたりが素晴らしい。しかも、十年単位の正確さ。

 記事の最後には、中国5000年の歴史にはまだ800年以上の差が有るが、プロジェクトは今後も継続するとのこと。まだまだ期待できそうです。



#1227 
徹夜城(多数ある史点ネタのボツ選択に悩む管理人) 2000/11/11 00:32
戈爾vs小布什

↑確か中国語でこうかく(笑)。ブッシュさんは「小」扱いです。まぁ「大デュマ・小デュマ」なんてのもありますから。
それにしてもホント、五番街さんもお書きのように100年に一度、いや前代未聞の椿事になってきました。もう大笑いで。笑い事じゃないか。結局最終結果は来週に持ち越しのようで。

問題のフロリダのパームビーチ郡はすっかり世界注目の土地となってしまいました。しかしまぁアメリカってところは選挙方法はかなり地域の自主性に任せられているんですねぇ。せめて州で統一できなかったんかいな、って気はします。
開票の結果ブッシュ勝利だったとしても、あの郡だけの異様なブキャナン票の伸び(そういやこの人、「史点」に一度登場してました)、無効票の多さはやはり問題にはなるでしょう。下手するとそこだけ「再投票」もありえなくはないようです。そうなったら地域が限られるぶん白熱した選挙活動が見られるかも(笑)。
この騒動に、あるフロリダ州住民が「まるでフロリダの大統領を選んでいるみたい」と言っていたのが印象的でした。

>ほしむらさん
その両候補の電話のやりとりは僕も新聞で見ました。お互い困惑のていでしょうねえ(^^;)。少なくともこの騒動で両者は歴史に名が残ったな(笑)。

>長谷川さん
その中国ネタも新聞で見ました。いやあ、この「夏王朝」の件についても以前から「大丈夫か」と思って見てるんですけどね。新華社が今度の日本の騒動を(韓国ほどではないにせよ)「日本が古さを誇ろうとする動き」とからかい気味に報じたそうですが、中国もこのあたりについてはかなり危ないものがあるんです。
「夏」が存在していたこと自体は確実だと思うんですけど、成立年代なんて特定はほぼ無理だと思うんですけどね。しかし4070年とは意外に控えめな。韓国じゃあ4333年(笑)。
あ、中国は「夏」の前の三皇五帝があるから簡単に破れるか(爆)。



#1226 
ほしむら☆てるき 2000/11/10 17:26
訂正報告

24、ではなく、25、でした。
しかし、今度は大統領候補当人が、
口喧嘩の様相のようですね。



#1225 
長谷川@望夢楼 2000/11/10 15:45
夏王朝成立は紀元前2070年

http://news.yahoo.co.jp/headlines/mai/001110/dom/13150000_maidome062.html
 ということになったようです。

 ……ただ、よそさまの国の話とはいっても、あのことの直後だけに……う〜〜〜ん。



#1224 
五番街 2000/11/10 14:43
大統領選

今日5時の締め切り時点では395票差でブッシュがリード。
明日、二つの郡の集計では、おそらくもう少し票差が縮小して、
数千票の郵便投票で決定されることになるでしょう。
私は、民主党支持ですから、ゴアを応援しているんですが、総得票数ではゴアが
上回っているのですから、ゴアがかたなきゃ不合理になります。

ま、郵便投票は軍人によるものが多いから、共和党への票が多いと言われていますが、
これもどうなるか分かりません。ゴアが負けても、パーム・ビーチでの投票用紙の問題があり
ますから、まだまだ確定は先になるでしょう。しかし、これは100年に一回あるかないかの
大椿事ですね。



#1223 
ほしむら☆てるき 2000/11/10 02:14
ここで、少々毛色の違う投書です

アメリカ大統領選挙開票は、時が経つに連れ、
ますます混迷を深めてきました。

ここで、少々毛色の違う投書です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ゲームサンプル。
「アメリカンプレジデント・クエスト」
ブッシュとゴアはフロリダにきた
マスコミがあらわれた
マスコミは でぐちちょうさ を となえた
ゴアのたいりょくが 24 アップした
マスコミの でぐちちょうさ が とりけされた
ブッシュのたいりょくが 24 アップした
ゴアのたいりょくが 24 ダウンした
また マスコミの でぐちちょうさ が とりけされた
ブッシュのたいりょくが 24 ダウンした
フロリダのせんかんとうきょくしゃ が あらわれた
とうきょくしゃは マスコミを のみこんだ
とうきょくしゃは さいしゅうけい を となえた
まほうりょくのおおい ブッシュ と まほうりょくのすくないゴア の さ は
799 に ちぢまった 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
しかし、本当に、結果は16日まで待たなくてはいけないんでしょうかねえ。
アメリカの大統領選挙。



#1222 
徹夜城(歴史的激戦を楽しむ管理人) 2000/11/08 23:26
まだ確定してませんでした(^^;)。

下のようなことを書いてますが、ご存じの通りで。まったく最後まで退屈させませんでしたねぇ(笑)。
NHKはじめ、アメリカのメディアのキャスターたちも眠そうでウンザリしてましたねぇ。
結局完全に決着が付くのはもうちょっと先になるようです。次の「史点」更新に間に合いますかどうか…。結局ブッシュであろうというのが大方の見方ですけどね。しかし総得票数はどうもゴアさんの方が多かったという話もあり、今後議論を呼びそうですね。
この選挙の結果はともかく、選挙そのものは歴史的な「事件」にはなりましたね。

歴史を感じさせる「事件」といえば、日本赤軍の幹部・重信房子が逮捕されました。大阪でとは意表を突かれましたね。
日本赤軍については以前「史点」でも書いてますが、今回もネタになるでしょうね。実はあの重信女史については個人的にいろいろと感慨深いものがありました。これについては次回「史点」で触れたいと思います。

>歴史映像。
一昨日のNHK衛星の深夜に「ピサロ将軍」という映画をやっているのに気が付き「おおっ」と録画しました。
ロバート=ショー演じる、インカ帝国を滅ぼした軍人ピサロと、インカ帝国の皇帝アタワルパの奇妙な友情(?)を描く、ちょいと哲学的な作品でした。原作は「アマデウス」などのピーター=シェーファーの戯曲のようですね。



#1221 
徹夜城(選挙速報をかじりついて見ていた管理人) 2000/11/08 17:07
次期大統領確定

正午ごろ、とか言われてましたが結局日本時間の夕方まで確定がずれこみました。フロリダ州の開票速報でドンデン返しがあるなど、見ていて退屈しませんでしたね(笑)。しかしあれは後日ちょっともめそうな気がする。
とりあえず、ブッシュ・ジュニアが次の「世界最高権力者」に確定しました。「史点」にずいぶんネタを提供していただいたこともあり(笑)、ゴアさんに比べると多少身近なのは確かかな。ゴアさんはまるで個人的ネタを提供してくれませんでしたしねぇ。
ま、どっちにしても少なくとも外交政策的にはさして変化が無いだろうと予測してます。

アダムズ親子以来の親子大統領か…4年後は「史上初の夫婦大統領実現か」と騒ぎになるかも知れません。いや、かなりマジでそうらしいので。ヒラリーさん個人にしてみればこの結果は「もっけの幸い」だったりするんじゃないかなぁ。

ところで一方の日本の政界ですが、なーんとなく年内にトップが変わっているような予感がしてます。このところ何やら蠢動を感じるので。頭文字「K」のどれかな、などと。



#1220 
夜なべ紳士 2000/11/08 03:53
モナコ公国について

お久しぶりです
ニュースのところ見てみればモナコが話題に上がってるじゃないですか
てことで、ちょっと書き込みでもと

モナコ公家というとグリマルディ家
この家の歴史をひも解くとまぁ、ジェノヴァに行き着くわけで、というかもともとジェノヴァ共和国の領土でジェノヴァの有力家門グリマルディ家の領地であったんですね。ジェノヴァ共和国と言うと政争の激しいところで政争に敗れた側が良く亡命するんですが、グリマルディ家あたりは多分モナコとかに引きこもったんではないかな。このあたりは良く分からないんですけどね(^^ゞ
15世紀にグリマルディ家のもとモナコ公国となったのですがいかんせん弱小国ですから、サヴォア公国、スペイン、フランス、またサヴォア(サルディニア)と主を替えつつ今はフランスの保護下で生き残ってると言う状況で、継嗣がたえたらフランス領になると言うことでフランス政府としては垂涎の的なのかもしれませんねぇ。そういえば、グレース・ケリーのおかげでここの公室は美形ぞろいなんだよなぁ、確か。

マネー・ロンダリングはまぁヨーロッパの小国の裏稼業みたいなものですから、モナコでも当然のようにあったでしょうねぇ。ロスチャイルドあたりと血縁が合った気もするし、スイスへ抜ける裏のトンネルてのもあるという話だから、このあたりの金の流れは非常に微妙なんですよね。カジノてのもマネーロンダリングの格好の隠れみのになりますしね。モナコに掘られた穴が分かれば相当面白いんでしょうけど・・・闇のままでしょう。噂だけが肥大するそんなところではないだろうか。まぁ元々グリマルディ家というと商人の家系なんでしょうから、その意味では代々商才もあったと言うことなんだろうか



#1219 
徹夜城(久々に大学に行ってた管理人) 2000/11/08 00:26
パリは燃えているか?ファイヤー!

アホな見出しですいません(^^;)。とりあえず同名の映画を鑑賞しました。
宣伝文句風に紹介しますと、

「禁じられた遊び」「太陽がいっぱい」のルネ=クレマン監督作品、「ゴッドファーザー」「地獄の黙示録」のフランシス=コッポラ脚本(共同執筆)、ジャン=ポール=ベルモント、アラン=ドロン、オーソン=ウェルズ、カーク=ダグラスなどなどなど、仏米オールスター総出演で描く3時間の戦争巨編!

ってところでしょうか。ちなみにカーク=ダグラスはチラッとしか出ないくせにパットン将軍という大役。脚本のコッポラはこのあと「パットン大戦車軍団」の脚本も書きますね。
わざと白黒で撮影し、実写映像もかなり混ぜたドキュメントタッチ。ラストではド=ゴール本人がパリに行進してくる映像もあります。

メインはノルマンディー作戦後、パリ解放までのレジスタンスたちの活動の描写ですが、レジスタンス内でもド=ゴール派とそうじゃない派(名前不明)が路線対立したり大変だったようですね。
つまらなくはないけど、さして面白くもないという妙な作品。オールスターものにはありがちかも。

>捏造騒動
おやかたさんがチラリとお書きの件ですが、いわゆる「右傾化」と今度の事件を結びつける報道は韓国で大きく行われているようです(TBS系ニュースでやってました)。
まぁ僕はそれはちとうがって見すぎだと思いますけどね(この反応、半ば予想はしていましたが)。やはりあの事件じたいは藤村さんの個人プレーの域を出ないでしょう。もちろんチェック体制の甘さと「発見」に浮かれる学界・社会の空気があったといえばそのとおりですが。
最近の「日本文明論」の方々の言動でメインになっているのはむしろ「縄文」の方ですしね。四大文明より前とか平気で言う人が結構でてきてましてねぇ…。もちろん韓国・北朝鮮でも同様の動きがあるところが面白いところでして。やっぱ似たものどうしなのか(笑)。

受験業界にも波紋は広がってきましたね。僕は某所で日本史も教えてるんですが、幸い古代史は担当外でして。まぁこれでしばらく旧石器ネタは問題に出しにくいでしょうね。
そうそう、講談社の「日本の歴史」の第一巻、読みました。ホントに冒頭1ページから藤村さんの「神業」の様子が文学的につづられています。そう思って読むと実に怪しい描写になっちゃってますね(^^;)。ぜひご一読を。



#1218 
おやかた 2000/11/07 18:11
捏造の話

国立博物館にも、例の発掘物が展示されてたそうで、
撤去されたみたいですね。
それ、私も見てます。改めて、多くの人(自分みたいな
一般人)が騙されていたのだなと、怒りを感じました。
これで、右の方々、すこしおとなしくなるのでしょうか。



#1217 
徹夜城(米大統領選の結果が気になる管理人) 2000/11/07 11:08
捏造騒動つづき

>ほしむらさん
>発掘系のニュース記事が、素直に信じられなくなってしまった。

僕も残念ながら同じ気分ですね。その意味でも藤村さんは業界に多大な迷惑をかけたといえるでしょう。
毎日新聞のサイトへ行ったら詳細な記事と捏造現場写真が見られました。ホント、この件では毎日の大手柄と讃えたいと思います(あの産経抄までが素直に毎日に敬意を表してますね)。どうも8月頃からマークして取材していたようですね。発掘関係者から密かに告発があったのではないかと推測しているのですが。

>がおがおさん
やはり今度の件は世界的大事件と言って良いようです。ホントに「ピルトダウン原人事件」に匹敵すると言われています。
このところの日本での人類史的大発見の連続には日本人研究者からも(特に文化人類学の方から)「ホントかよ」と疑念はあがっていたそうなんですけどね。ましてそのいずれにも同じ人物が絡んでいるとなると…この辺、藤村氏にはキッチリしてもらわねばなりませんね。

>「右」がかった方たちは、盛り上がっていたわけですし。
「縄文文明」の件とセットになって、そういうところがありましたね。
もちろんまだ「原人」の居住が全否定されたわけではないですけど、かなり疑いを持たれるのは無理もないところでしょう。何でも古けりゃ良いってもんじゃなかろうに、とは僕は思ってましたが。気の早い人は「日本が人類文明発生地かも」などとのたまってましたしねぇ。何十万年前の話に「日本」って枠組みを持ってくること自体がナンセンスなんですが(笑)。
ついでながら上記の発言(というか文章)をしたお方が、今度の件に便乗してアカデミズム批判をちゃっかりやらかすのではないかと心配してます(^_^;)。倭寇ばなしとセットにして「中国人の捏造」なんていかにもやりそうだな〜(汗)。



#1216 
がおがお 2000/11/07 02:17
発掘捏造

 中国のネットのニュースでも、とりあげられていました。(http://tech.sina.com.cn/o/41211.shtml)
 思ったより、ニュートラルな報道でした。
 ただ、最近つづいた日本の考古学上の大発見に、疑いの目は向けられますよね。
 「右」がかった方たちは、盛り上がっていたわけですし。

 学問のルールが崩壊したわけですから、
僕のようなしろうとには、
もう考古学の何を信じていいのか、わからなくなりました。

 後引くでしょうね。この問題は。






#1215 
ほしむら☆てるき(昨日の今日で遺跡系情報を疑っている、常連未満) 2000/11/07 00:28
ん〜

発掘ねつ造問題がおきて、7日未明現在、
asahi.comでの(他新聞系のwebでも取り上げられているのだろうが)、
http://www.asahi.com/1106/news/national06018.htmlとか、
http://www.asahi.com/1106/news/national06014.htmlといった、
発掘系のニュース記事が、素直に信じられなくなってしまった。
どう言ったことなんだろう?



#1214 
徹夜城(考古学概説なら取ったことがある管理人) 2000/11/06 23:55
石器発見捏造事件に思うところ

今日一日、あっちこっちでこの話題でもちきりでした。スクープ元の毎日新聞も買い(肝心の第一報をした5日付は明日にでも図書館で読みます)、仕事場に置いてある各種新聞も目を通し、帰宅してからはニュース番組をハシゴしてこの話題を観ていました。
ジャンルはまるで遠いものの立場的に近いところにいる者として(「史点」にも書きましたが築館町ってのもちょいと馴染みがある町なんです)、今日一日いろいろと考え込まされました。そしてこの事件のもつ学問的影響の重大さについては「史点」を書いたときよりもかなり重く受け止めるようになってきています。

前期旧石器文化研究では先駆者にして第一人者であり、今回の「犯人」である藤村氏の師匠筋とも言える芹澤長介さんのコメントにはある意味ガクッと来ました。「綺麗すぎるとは思っていた」…ってそれじゃ僕の第一印象と一緒じゃないですか(^^;)。やはり「まさか」とは思うんでしょうね。というか「捏造」なんて想像もしなかったでしょう。
この騒ぎでかなり報道されてきましたが、疑念を持っていた人は少なからずいたようです。ある人などは「ほとんどオカルト」と批判していたと言います。それでも「捏造だろう」と言う人はいなかったでしょう。やはり「まさか」と思いますから。

とりあえずご本人は北海道と宮城の二遺跡のみ、それも今年のものだけに限り捏造を認めていて、「他はやっていない」と明言しています。しかし…あの捏造工作のスクープ写真を見る限り、僕には昨日今日に始めたこととは思えないんですよ。多くの考古学者も同じ気分だと思います。そしてこうした行為が、果たして一個人の特殊なものだったのかどうか、という際限のない疑惑もわいてきてしまうんですよ。

日本の旧石器時代研究はアマチュア研究者だった相沢忠洋さんの発見によって切り開かれたことは良く知られています。それもあってか、あの藤村氏に見えるように大学とアマチュアの良き協力関係みたいなものが築かれていたように思います。それが今度のことでかなりダメージを受ける恐れもあります。ホントにその影響は大です。まだ目を通してないんですが、講談社で刊行が始まった「日本の歴史」第一巻にいきなりこの藤村氏の活躍が書かれているそうで…

今度のことをあえてプラス面でとらえるなら、「まずは疑え」という姿勢が発掘調査において浸透することでしょうね。これまでは「捏造」なんて想像もつかなかったでしょうから、これは「良い薬」になる部分もあります。「大発見」が出ると浮ついちゃって検証を怠る傾向が無かったとは言えますまい。
読売新聞でしたか、記事中で「発見をはやしたてるマスコミも反省せねば」と自戒を述べてましたね。これはよくぞ書いてくれたと言えましょう。



#1213 
長谷川@望夢楼 2000/11/06 18:07
上高森遺跡事件

 昨日の昼のニュースで知って、しばし唖然としてました。これじゃまるで「ピルトダウン原人」じゃないか。
 大学人でこそないとはいえ、まぎれもなく第一線の研究者の“犯行”ですし、下手をすると「日本の前期旧石器時代」という時代の存在そのものが否定される可能性が既に出てきてますし、日本の考古学界に与える衝撃は計り知れないでしょうね。おまけに、毎日新聞が偶然に気付かなければ、(疑惑はあったとしても)“完全犯罪”が成立してた可能性は高いし。なにしろ「前期旧石器」なんて、「前期」だけに、もともと石を砕いた程度の簡単な代物ですし。

 しかし、ほんとに恐るべき、洒落にならない事件なんですが……うーん……魔が差してしまう気持ちはぼくもよくわかるような気がするんですよね……(^^;)。

http://village.infoweb.ne.jp/~fwjf1899/


#1212 
徹夜城(資料捏造をやってみたいと思うことも無いではない管理人) 2000/11/06 00:30
「発見」捏造騒動

>ほしむらさん
予告どおりです(^^;)。とっとと本日(というかもう昨日か)付けの「史点」ネタになってしまいました。あの騒動。
確かにトンデモないことでして、同情の余地はないはずなのですが…まぁ今回の記事を読んでいただければ分かりますが、なんとなく同情しちゃってるんです、僕は。甘いですねぇ。ご本人はもうこれで永久に考古学とは関わらないと言明し、「永久追放」となりました。しかしあの会見をみてるとなんか悲しくなっちゃいましてねぇ…。
しかし下手すると「氷山の一角」かも知れませんよ。早くもチラホラと他の「疑惑」も取りざたされているようですし。

必ずしも歴史ネタではないですが、ギリシャのあのバスジャック事件の犯人もああなってしまうと哀れを催しますね。それにしてもあの事件、日本人の多くが「デジャブ」に襲われたのでは。まったく凶悪事件は国や民族を問いませんな。
それと、あの事件の報道を聞いてると地名が世界史でおなじみの場所ばかりで何か変な感じでした(^^;)。

>「史点」補足
アップした直後に知ったのですが、陳水扁総統がTVで異例の「謝罪演説」を野党側に行ったそうです。しかし罷免の危機は相変わらず去っていないようです。これについては陳総統に同情しますね。

トップページが少々重くなってすいません(^^;)。何か記念に、と思ったらあんなもんしか作れませんで。



#1211 
ほしむら☆てるき(徹夜城さんの内容予告して、後で「外したな」と、他の常連さんや徹夜城さんにからかわれる生半可者) 2000/11/05 17:51
史点の予告?

どうやら、宮城県の遺跡から、歴史的な発掘物を発掘したという研究者が、
実は、発掘物を遺跡に埋めていた、というトンデモない事実が発覚したようです・・・




#1210 
徹夜城(歴史映像を追い求める管理人) 2000/11/05 00:19
パリは燃えているか?(かなり長くなっちゃった)

という映画のビデオをただ今鑑賞中でして。ナチスからのパリ解放を描いたドキュメントタッチの映画です。登場人物はほとんどフランス人のくせにみんな英語をしゃべっております(笑)。

>+αさん
「ふしぎ発見」は二週連続で怪しげなネタをやってますねぇ。私の批判を期待した(?)方も多かったかも知れませんけど、残念ながらほとんど観てないんですよ。たけしがリポーターやってたゴチャマゼ人類史番組を優先させてまして(笑)。「ふしぎ発見」の方はCM中に様子を見に行きましたところ、ちょうど「ノアの箱船」のところでした。やれやれ。
こちらも見逃したのですが、10時台にNHK教育でアトランティスとか海底遺跡ネタをやっていたようです。NHKも油断できませんな(笑)。

>中根さん
いやー、こちらもご無沙汰しております。それにしても調査御苦労様でした。大変勉強になりました。
ところで井沢氏の「逆説の日本史・倭寇編」ですが、最新号でやはり明を「農業蔑視政権」として海禁政策を「バカな政策」と呼んでおります。その「バカな政策」をいうために枕に宇宙開発事業団の話をもってきて連載一回分の半分を使っちゃうのはやり過ぎだと思うんですけどね(^^;)。このところ毎週読んでいて思うのですが、ドサクサに紛れて時事ネタを書いている気もしてきます(笑)。いや、ご自分の主張があることは結構なんですけど、本題との結びつきが毎度強引で…(汗)

「海禁政策」については倭寇側の立場についつい立ってしまう僕としても問題のある政策だと思いますし、確かに「バカ」と言いたくなる部分はあります。しかしそれが井沢さんのおっしゃるような「商業蔑視」から来た政策かというと、それは違うんじゃないかと言いたくなりますね。

「海禁政策」をなぜ敷いたかについては日本の鎖国政策と同様に諸説ありまして、「決定打」はありません。ただそのキッカケが明の成立当初の軍事的状況にあることを忘れてはいけません。朱元璋が天下を取る過程で倒していった方国珍とか張士誠といった浙江方面の地方軍閥があり、彼らの残党が沿海部、群島部を拠点に明初時期まで蠢動していました。そしてこの地域との結びつきが以前からあったと思われる前期倭寇がこれと結びつく。明の初めの時期にはこうした沿海部の軍事的緊張(というか不安定状況)があったわけです。明はそこで群島部の住民を内陸に移住させ、海に出ることを禁じました。これが海禁のそもそものキッカケです。のちに清も鄭成功らの活動を押さえ込むために同様の政策を実施しています。
これと並行して明は「中華世界秩序」の新規構築を始めるわけですね。そこで私貿易を禁止し、自分が認めた「公的機関」のみとの外交関係を結び、それとセットで貿易を行うことにしたわけです。これと「海禁政策」が結びつくわけですね。言い方を変えればこれは政府機関による貿易の独占です。別に商業を蔑視したからというわけじゃないと僕は思います。ただ、私貿易を無制限に認めると上記のような沿海事情もあって国家としては不安定要素を抱えることになると警戒はしていたと思います。

まぁ明の「海禁政策」なんて言いましても、実際には福建・広東で「密貿易」というには余りにもおおっぴらな私貿易が行われていました(だって当時の地方志にバッチリ書いてありますから)。浙江などでも漁民などの生活に必要な程度の海への船出は認められていましたし。もちろんマストの本数を制限して海外貿易には出られないように禁令を出してはいますが。
このマストの本数の件で気づかれる方も多いと思いますが、明の「海禁政策」は江戸幕府の鎖国政策に多大な影響を与えています(実際、最近は「鎖国」と呼ばず「海禁」と呼ぶ学者もいます)。今回の「逆説の日本史」で井沢氏がこの事にちゃんと触れたのは評価して良いと思います。単純に明の政策の悪口を言わず「我が国にもバカな政策があった」と指摘したわけです。ただし松平定信を「中国流政治家」って呼ぶのはどうですかねぇ。ちょいと「中国」を単純化しちゃってないでしょうか。

さて、今回の「逆説」では王直の生涯を簡単にたどっています。材料が少ないのはお忙しいからと言うこともあるでしょうが、入手の簡単な単行本しか目を通さないからでしょう。おかげで知ってる立場からよーく読むと、ネタ本を斜め読みしながら書いたとしか思えない記述も目に付きます。まぁいちいち突っ込んでるとキリがないのでやめておきましょう(^^;)。大ウソも心配したほど無いですし、まぁまぁ良く調べた方だとは思います。
 ただ王直を明朝廷が「騙し討ち」した、ということについては補足しておきたいことがあります。王直を降伏させた胡宗憲はマジメに海禁政策の解除を検討していたようなのです。実際に彼は幕僚的な官僚に「王直の要求を認めるか否か」という諮問を出し、綿密な回答を送られているのです。それを読む限り、僕は明を単純に「商業蔑視政権」とは呼べませんね。この資料を読むと驚くほど詳細に私貿易解除の場合の経済政策が検討されてまして、「貿易が拡大すれば税収があがり国家の利益になる。沿海住民も安定職を得られる」など現実的な意見が出されています。もちろん現実的な弊害も予測されてますけどね。
 王直は最終的に処刑されましたが、それまで三年近く収監されています。しかも胡宗憲の保護を受け、王侯並みの生活をしていたと言われます。最終的に処刑されたのは胡宗憲の属する政治グループが危機に陥って王直との関係が政敵の攻撃材料にされたからでして、少なくとも単純に「騙し討ち」とするのは誤りです。結局数年後に海禁政策も解除されちゃいますしね。

この「倭寇編」の連載、ぼちぼち終わると思うのですが、ここまでの程度の間違いなら僕はまぁ大目に見ます(笑)。当初はもっと凄いことを言い出すかと思っていたら、なんか毎回話題が切り替わって繋がりが今ひとつだし(時事ネタで半分使うからだと思うんですが)、大昔に発行されたネタ本の丸写しに近い上に最新研究に全く目を通していないのが明らかなので、いちいちツッコミする気が無くなってきました。いやぁ、一時「ヘンテコ」でやろうかと思ったぐらいなんですが(笑)。もっともこれから妙なことを言い出すと事情は変わりますよ(^^;)。



#1209 
+α 2000/11/04 22:06
とりあえず、不思議発見の間違い

 おーい、不思議発見のスタッフ

 どこの世の中に、顔料に卵を混ぜるフレスコ画がある?
 テンペラ画と間違うんじゃない。

 フレスコ
fresco, affresco イタリア語
 13世紀末から16世紀中葉にかけて、イタリアで盛んに行われた壁画技法。フレスコは英語の「フレッシュ」に相当し、新鮮な(まだぬれている)石灰漆喰(シックイ)の壁に描く技法からの名称。したがってフレスコの語を壁画一般に用いることは避けるべきで、「真のフレスコ」(ブオン・フレスコbuonfresco)技法は、乾いた壁(セッコsecco)に描くセッコ技法はもちろん、ある程度乾いた壁に描くメッツォ(メゾ)・フレスコmezzo fresco技法とも画然と区別すべきである。真のフレスコ技法では、原則として顔料は水(ときには石灰水)だけで溶かれ、通常の絵の具のような接着剤やつなぎ材としてのメディウムは使用しない。フレスコ画の顔料は、石灰漆喰の化学変化による乾燥硬化で壁面と一体化する。ぬれた石灰漆喰の上に塗られた顔料は漆喰壁に浸透して絵の具層を形成する。つまり、石灰漆喰(水酸化カルシウムと水)は空気中の炭酸ガスと化合する際、水分を放出して石灰岩(炭酸カルシウム)の状態に変化し、壁と一体化した非水溶性の強靱(キョウジン)な絵の具層をつくるのである。
 「日本大百科全書」小学館


http://homepage1.nifty.com/SENSHI/


#1208 
中根大輔 2000/11/04 10:35
前の訂正・・

(誤)持っていこうとしているという趣旨もどうですかねえ。
(正)持っていこうとしているのもどうかと思います。

です。下書きがまぎれこんじゃいました。すいません。




#1207 
中根大輔 2000/11/04 10:31
以前のご質問の答え

どーもどーも。二ヶ月ぶりの書きこみの中根です。ご無沙汰しておりました。

さて、以前9月11日に徹夜城さまからご質問がありまして、
それについて調べておりましたら随分と遅くなりました。
すいません。

>以前そちらの掲示板でも話題にした「商人」の由来の件ですが、このところ話題にしている「逆説の日本史」の倭寇ばなしの中で、井沢氏が再び「殷=商の子孫達が『商人』となった。そしてその後の中国では伝統的に低く見られる存在になった」という趣旨の事を書いております。この話って聞くには聞くんですが、確定的なのかなぁ、とまだ思ってるところなんですけどね。

そうですね、この話あっちこっちで聞きますね。(手近な所では陳舜臣『中国の歴史』にも出ている)以前徹夜城さんがウチ(僕のホームページ)に書きこまれた時からずっと調べてたんですが、最近ようやく元ネタを発見しました。故・小島祐馬氏の『原商』という論文ですね。
殷=商の子孫が殷滅亡後、商業を生業としたことから商人と言う言葉がうまれた、という
論旨ですが、既に有力な反論が出てまして、
白川静氏の『漢字』(岩波新書)では「商の字は本来商業の意味ではなく、賞の意味である」として「商の子孫が商業をやってたから商人」という論を否定してます。

後、「殷の人が商業に従事したから蔑視された」という論旨、以前藤堂明保先生(僕の先生の先生ですんで、先生を付けます)の本で読みましたが、白川氏の『漢字』では「蔑称として商をつかったというのはおかしい」として否定してますね。

後中国の商人蔑視についても井沢氏が後の時代まで持っていこうとしているという趣旨もどうですかねえ。実はこの間読んでいた
明末の黄宗羲の『明夷待訪録』に、

「最近つまらぬ儒者が工人や商人を蔑視して古代からそうだったと
思いこんでいるようだが、誤りである。『孟子』には昔の聖王の政策として商工業振興が述べられている。」
と書いてありました。どうも商業を低くみるというのも後世の誤解らしいですね。


http://ueno.cool.ne.jp/souryuu/


#1206 
徹夜城(明日は早朝出勤の管理人) 2000/11/01 23:46
「軍閥」の新井記者のモデル

>★オスカーさん
いやぁ…わざわざの情報提供、有り難うございます(^^)。それにしても大変な充実度でしたね。
実際、映画「軍閥」のあの話はモデルがあるんじゃないかとは以前から気になってました。
あ、何のことか分からない方は「歴史映像名画座」の昭和時代あたりをご参照下さい。要するに毎日新聞の記者(加山雄三)が戦地の実態を知って批判記事(と言っても別に反戦記事ではありません)にしたところ、東条英機首相(小林桂樹)が激怒して前線に飛ばされてしまったというお話なんです。確か映画の方でも海軍との絡みは描かれていたように記憶しています。
LD出てるんですけどね、来年あたりから東宝が自社作品を次々DVD化するので様子をみています。
ちなみにDVD化のトップバッターは「ゴジラ」と「日本誕生」だそうで(^^)。後者は近ごろ当掲示板で話題の日本神話を題材にした名作です。未見の方はぜひ。



#1205 
★オスカー 2000/11/01 01:31
★『激動の昭和史 軍閥』の新井記者にはモデルがいた!

 皆さん、ここでは始めまして \(^o^)。

 東宝映画『激動の昭和史 軍閥』で加山雄三さんが演じた新井記者のモデルとなった、新名丈夫先生の著作目録ρ(^_^) を作りました。

http://member.nifty.ne.jp/sv/biblio/shinmyo.htm

 ある程度リンク集もかねています。
 あの話はほぼそのまま史実なんですよね (^^;)。
 ただ、実際には海軍との密接な関係があってのことだったようですが。

 おついでの際にでもお立ち寄りいただけると幸いです m(_ _)m。

http://member.nifty.ne.jp/sv/biblio/shinmyo.htm


#1204 
徹夜城(50000突破記念に何かを画策する管理人) 2000/11/01 00:46
「あんた誰」事件

>おじゃるまるさん。
どうも。はじめまして(^^)。
さて、先頃世間を騒がせた「フーアーユー事件」です。以前この掲示板でも書いたように思いますが、とりあえず「デマ」といいますか、「小咄」の類として片づけられたようです。まぁ実際そんなところでしょう。
その後一部の方が言ってましたが、どうも台湾あたりから始まったジョークだったらしく、面白かったので覚えた人が講演会などでつかみのネタにしていてようです。もっともこの小咄の原型では主人公は森首相ではなく、「東アジアの某国指導者」ということになっていたようです。
はて?誰なんだろう、と僕などはこっちにも興味がありますね。アジアの指導者ってけっこう英語ペラペラの人が多いからなぁ(中国の江沢民さんも先日香港報道陣に北京語と広東語と英語の混じった罵声を浴びせたそうで…どういう言語なんだ)。

それにしても歴史上の人物には、あれこれと勝手に作られたエピソードが多いですよね。しかしそれがたとえ実際にはフィクションであるとしても、そのフィクションを大衆が信じることで、伝説となっていくわけです。「そいつはいかにも、あいつらしい話だ」というやつですね。
「フー・アー・ユー事件」は主人公が森さん以外だったら「伝説」となることは無かったかもしれませんよ(笑)。



#1203 
おじゃるまる 2000/10/31 16:52
伝説になった男

はじめまして。歴史ねたでなく恐縮ですが、失言王森総理がクリントンにWho are you?
と言い、さらには「ヒラリーの夫です」というクリントンにMe too!と答えたという伝説は
真実なのでしょうか。だとしたらいつどこでなされた会話だったのでしょうか。
映像か音声でも残っていますか。
先日韓国人の友人とこの話をして「本当かね〜」などと言っていたのですが、実はその話は
尾ひれがくっついて面白いことになっているようです。彼の話によると、韓国で広まっている
おもしろ話としてこんなのがあるそうです。
森総理に負けじとばかり金大中大統領、Me three! といったとか。

いやはや、いくらなんでも金大中さんがそんなこというわけありませんけどね。
金大中さんは森さんほど馬○じゃないですし。個人的には金大中さんはたいした人だとひそかに
尊敬しています。ノーベル平和賞もおめでたいことだと思いますが、まだ早すぎたようですね。

それにしてもヒラリーさんはすごい、3号さんまでお持ちとは。それもアメリカ大統領に、
日本首相に、韓国大統領とは。







#1202 
徹夜城(徹夜城氏の過去を知る男氏の過去を知る管理人) 2000/10/31 11:15
これはどうも。

>徹夜城氏の過去を知る男さん
はじめまして(笑)…いや、前に一回ぐらい書き込んでなかったっけ?
ともあれ、50000ジャスト入場おめでとうございます。もちろん、何も出ません(爆)。

>長谷川さん
書き忘れたネタを。
「教科書の教えない武烈天皇」(笑)ですが、あれは確かに興味深い話ですよね。この天皇、どう考えても脚色としか思えない暴挙が書かれています。よく言われるのがこの武烈でいったん大王家の血筋が絶え、越前からやってきた遠い親戚である(とされる)継体天皇があとを引き継いでいるという事実です。「継体新王朝説」では中国の史書のように「前王朝」の最後の君主を暴君として描き、「革命」の正統性を主張したことにされます。
もっともそうならそうと、継体天皇を新王朝と書けばいいだろうと言う気もしてくるので、絶対的証拠とは言えないんですけどね。このあたり、古代史の興味深いミステリーの一つでもあります。



#1201 
徹夜城氏の過去を知る男(笑) 2000/10/31 00:23
I'm the 50,000th guest came into your regular entrance.

徹夜城さん、初めまして(笑)
50,000踏んだのは私でした。




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