☆歴史のトップページに戻る
<<<過去ログ1602〜1700
過去ログ1401〜1500>>>

#1600 
班超.H.K. 2001/06/15 13:18
香港より

どうもはじめまして。自己紹介させていただきます。
私は、ここのご主人こと、徹夜城さんとは個人的に長い付き合いをさせてもらっているものでありまして、現在香港の某機関にて、情報収集及び調査研究に携わっているものです。以降お見知り置きお願いします。
いつも楽しく拝見させていただいておりましたが、徹夜城さんからの依頼もありまして、発寄稿させていただくことに相成りました。仕事柄忙しいので、あまり書き込む機会も少ないとは思いますが、よろしくお願いします。

さて、まずは香港から見た歴史問題でも書きましょう。
実際のところ、そんなに盛り上がった様相も見せておりません。香港人にとって、差し迫った問題は経済回復であり、中国への中西部投資の動向です。政治面では、法輪功を法律的にどのように位置づけるかということの方が、一種の興味を持って見られているようです。時折、日本の歴史教科書に関する発言もあるのですが、それは中国本土に対するリップサービスといった面が強いようで、その意味では歴史問題とは歴史そのものの問題というよりは、中国の国内政治の一環、また外交問題の一環としての様相の方が濃いでしょう。
歴史において被害を被ったものがまだ生存しているときに、それを全てに決着のいくように解決を図るというのは、E.H.カーが指摘しているように、最も難しい問題の一つであり、永久の課題のような気も致します。彼は、歴史家であるだけでなく、有能な外交官でもあったことを考えれば、その難しさ、同情と事実認識における葛藤、そして歴史家といえども現実の呪縛から逃れられない存在であることを誰よりも認識していたように思います。
何回か著名な識者にお会いして、今回の歴史問題についての意見を聞いたのですが、面白いように対照的な意見の違いが見えました。
ある方は、「被害者の方が生きている間にこそ、解決されるべき問題である、私はE.H.カーには反対だ」と言い、また対照的に「E.H.カーは本質を突いている。今の段階で歴史問題を全面的に押し出せば、問題が政治化するだけだ。我々がなすべきことは、対話の基礎を築くことであり、歴史問題とは別の角度で対話をはかり信頼関係を強化するべき」とのコメントを残しました。
私個人としては、後者の立場に近いのですが、しかし問題はさらに前面に押し出され、政治的な問題としての側面がますます濃くなったような気がし、棚上げするのは事実上不可能なようになった気もしないではありません。6月4日には、ここ香港で天安門事件での被害者追悼の会があり、5万人近くが出席したのですが、皆イベントもしくはコンサートに出るような感じであった気もします。歴史においての刹那の感情とは風化していくものなのでしょうか。そして、実はその時が一番、冷静に歴史を判断できるときなのでしょうか。いかがでしょうか。

顔が出ていないとはいえ、緊張するものでして、初めてのこともあり、かなりポイントのつかみにくい書き方になってしまいすいません。もし、コメントがありましたら、なんなりと。



#1599 
ホリ−・ハンタ− 2001/06/13 15:32
奴隷 とは?

どなたか上記の言葉を使っておられましたが、この悲しい言葉は本当に現代では死語である
のでしょうか?どなたもお忘れになったでしょうが、最近アフリカで発覚した、奴隷船の話
とか、また学校で集団いじめ に遭う子らは奴隷にされてしまっているようなもの。
話は飛びますが、ロ−マの荘厳なコロセウムや印度タ−ジマハ−ルなどの巨大で華麗な
建造物、これらは強大な権力機構が多くの奴隷を投入せねば不可能な事業です。
建築の歴史に、奴隷の存在は不可欠とすら云えます。いえ、それは現代においてもでしょう。
バブル期から行政改革を叫び始めた間の期間、日本は各地で、本当に必要かどうか判らぬ建物
、ド−ム、リゾ−ト施設、などの建造物を 公共事業や第三セクタ−の名の下に建てまくりました。私も配管業者として、この建築ラッシュに遭遇、体験しておりました。発注者は行政側、
工期は通常の半分でして、作業員、全員が「奴隷」のように文句1つ言わず働き回らねば
工期に間に合わず工事予算をオ−バ−して赤字になってしまうのです。このようなパタ−ンは
建築業界では常識で、それが例えバブル全盛期でも一緒で建設工事の宿命でしょう。だから
現場監督と言うのは作業員を部品や機械のように効率良く動かしていかねば、工事は頓挫して
しまいます。特に工期が少ない工事は作業員は奴隷のようです。産業別の統計による話ですが
勤務中での事故死亡者の就労人口に占める割合は、建設業界が1位の座を空け渡した年は
戦後1度も無いそうです。思えばあの頃、どんな人々が一番おいしい目をみたというのでしょう?少なくとも平の私に実感は無く、その後の贈賄事件などで捕まる土建屋や政治家のお偉方
のような人々が、あの当時のラッシュのピラミッドの頂点に居た事でしょう。
そして日本は不況となり、まず公共事業に癒着した建設業界が、やり玉に挙げられてます。
その事に対しては弁解はなく、ただ、例え今日の恐慌が予測できたとしても、やはり
平で奴隷の作業員の私には、発注者だった行政側に何も出来なかったでしょうし生活の為に
犯罪の片棒を担いだようなものです。1つ云えるのは日本には土建屋が多すぎる。
その業界の人間の私が云うのも異常ですが、土建屋の数が半分ほどにでもならぬ限り、
産業構造改革は成らぬのでは?個人のレベルで見ても、家、建物は人間が買う商品の中
では一番、高い部類に入ります。そのような産業に比重の高い構造を変える時期には
当然、様々な軋轢が出るでしょう。その点に関しては「恐れず、怯まず」の
小泉内閣に期待してます私は。例え私のような人間が失職しても構いませぬ。
日本という国が誇りを持てる国になるべく突き進んでいって下さい。




#1598 
五番街 2001/06/13 10:06
ホリー・ハンターさんへ

>書き忘れましたが、私自身は江戸時代に逆行した方が良いと
>思っているのでは毛頭、無いです。(後略)(ホリー・ハンターさん)

もちろん、もちろん、分かっていますとも。ホリー・ハンターさん、アール・ケイさん、私、そして他の皆様も大阪の凶悪な事件にショックを受けて、なんとかならないものだろうか、これ以上、社会のムードが悪くならないように考えているのでしょう。ホリー・ハンターさんのお話は、非常に興味深く拝読させていただきました。精神疾患をもつ人たちに対して偏見をもってはいけないし、思いやりも大事だ、ということですよね。



#1597 
ホリ−・ハンタ− 2001/06/13 08:43
エシュロン、ついに史点に登場ですね。

それにしても恐るべき秘密兵器の割にはソフトでオシャレな名前だなと思い
クラウン英和辞書を繰りましたところ、フランス語だそうで意味は、
「歩兵、艦船、飛行隊、戦車などの ハシゴ形編隊」と ありました。
何じゃ、そりゃ〜?!全然、意味不明、どんな比喩なのでしょうか?

ア−ル・ケイ様、五番街 様、私の落書き を読んでいただいたようで
有り難うございます。書き忘れましたが、私自身は江戸時代に逆行した方が良いと
思っているのでは毛頭、無いです。というより、後戻りなど物理的に不可能だという
点では五番街 様に同感です。私が云いたかったのは、戦後からバブル期まで
物欲礼賛で突っ走ってた日本人がオ−ム事件を目にし、精神 というものを
煮詰めて来なかったなと思い知らされ、空白の10年を経て、また
大阪での酷い事件。欲望は悪では無いですが、人間の 妬み や 嫉み が
副産物 として付いてきます。どんな君子でもジェラシ−するのでは
無いでしょうか?誰にでも存在する精神の暗黒面、 生きている限り
これと向き合っていかねばならないと思います。品の無い比喩ではありますが
警官の加藤茶が落ちている財布を拾い、神の いかりや長さん と
悪魔の志村けん の二人の善と悪の ささやき の狭間で、もがき苦しむ
姿、思い出されてしまいます、私。




#1596 
アール・ケイ 2001/06/13 02:21
寝る前の緊急投稿(笑)

えー、ちょっと気になったのでひとこと。
凶悪犯罪、少年犯罪、中高年の自殺、等々昨今増えている、というのは統計的に見て必ずしも正確ではありません。増えているものもあるでしょうが、それが、いわゆる不況下の“閉塞感”とつなげて語られることにはある種の危険性を感じます。
これまでの歴史でも、大衆の不安心理を却って煽って利用したナチス・ドイツのような邪悪な存在が出現したことがありました。不況→不安心理→外敵を「作る」→防衛という名の侵略、という愚かしいサイクルに陥らないよう平常心を保ちたいものです。
それにイチバン有効なのは「へそ曲りの精神」やもしれません。
「チーズは…」とかいうベストセラーが出てきたら、「バターは…」という本を出してからかったり揶揄ったりする。改革が必要という大声には、このままで何故悪いの、と現状肯定してしまう。昔は良かったという人がいれば、じゃあ昔に帰ればタイムマシンでも作る?とチャチャを入れる。
こうしたことが、とても必要なような気がして仕方がありません。


アイザック・アシモフ博士と学生の対話より(記憶だけで書いているので違ってたらすみません)。
「犯罪も多く人権も守られない現代より、直接民主制が徹底されていた古代ギリシャの方が素晴らしいと思います。出来ることならあの時代のギリシャで暮らしたい」と学生。それにドクター答えて曰く、「奴隷としてでも、ですか?」
(古代の政治軍事経済大国だったギリシャの市民1人の生活を支えるのに、(確か)100人の奴隷が必要だったそうです)
私は、今のこの時代が好きですし、この時代に生まれたことを感謝しています。不十分であり不満があり様様な危険があり生きていくのも難しい世の中ですが、経済的な面を除いても、一市民として得た生きる自由と種々の選択肢を我々は保有しています。それは何よりも得難いと考えます。命令1つで苦役につき年貢を取られ兵隊にされた、我がご先祖よりも、いまは素晴らしい。それを噛み締め、大切にしないと、ご先祖たちに申し訳がないですよ(笑)。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1595 
五番街 2001/06/13 01:48
一連の事件について

特にこの数年の日本の事件を新聞などで読んでいると、たとえば、イジメによる殺人、校内暴力、幼児虐待死、新興宗教による殺人、精神病者による無差別殺人など、弱き者が弱き者を襲うという特徴があるように思います。

現在の日本は、バブル後の不況が長引いているとはいえ、生活水準では世界でトップクラスで、海外旅行者の数も多く、世界第2の経済大国の位置を依然としてキープしているように見えます。しかし、こうした弱き者による犯罪の多発が示唆するものは、社会的な重圧によって彼らが追いつめられて逃げ場を失い、より弱き者に牙をむきだして自分たちの恨みや鬱屈を晴らそうとしている姿ではないかと思います。

ひょっとしたら、ホリー・ハンターさんがお書きになっているように、江戸時代以前の日本では精神病者でも一定の社会的地位が与えられたり、そうではなくとも、彼らを追いつめる社会ではなかったのかも知れません。

すくなくとも飢えがない社会が実現できた日本でのこうした事件は、たとえばバブル崩壊後の問題処理が遅れに遅れているように、危機感がなくなり、目標をうしなって生き生きとした活力の発揮ができなくなっていることと無関係ではないと思います。そして、現在の状況がさらに悪化して、企業倒産が拡大し失業率が上昇して、飢えが間近な問題になるようになれば、人々は無理やりに「敵」を設定して、それと戦うことを掲げることで社会的な不満を解消しようとし、ヒトラー型の人物の登場を無意識的あるいは意識的に渇望するようになるのかも知れません。・・・・その兆候は、すでに現在の日本にもあらわれているように思います。

それよりも、江戸の昔に帰ることはできない以上、人々の活発な経済活動によって社会の富を増すことによっても、こうした弱き者も共生できる社会が実現できると考えられます。しかしそれでは、経済が停滞した時点で、社会に余裕がなくなることになるのですが、当面は、それくらいしか処方箋がないのではないだろうか、と考えます。



#1594 
ホリ−・ハンタ− 2001/06/12 09:47
精神衛生

私の祖父は去年亡くなりましたが、隠居する前、精神科の看護士をしておりました。
看護士の前は先祖の田畑を守る農協職員を。看護士に転職するときは親族・知人みな
驚いたようです。ちょと異例のトラバ−ユだと思います。というか専門の学校に
行ってない祖父が独学で看護士の資格をとれたという事実は私には驚異でした。
まあ「横弁の爺さん」(覚えてますか?あのオ−ムの弁護士)が司法資格を
持ってた事実に比べれば驚くに足らぬかもしれませんが。と云う訳か判りませんが
私は精神病に関して無関心でも無かったです。親類の人にも躁鬱病を患ってる方がおられ
世の中には社会と折り合いが付けられない人が存在するのを目にしてきました。
そしてその事自体が罪だと、えてして世間は思ってしまう。最近の数々の
精神鑑定を受けた人々による酷い事件で、他の罪無き正当な患者の方々までが
同一視されぬのは避けられないしょう。これは看護士だった祖父の受け売りですが
精神病患者の人口に占める割合は、現代でも江戸時代でも変わって無いのでは
ないかという見識があるそうです。昔は精神衛生の観念が無く、精神病というより
狐憑きにあったとか、神懸かり だとか神秘的に受け止められ、巫女や山伏、祈祷師
占い師と云った職種の人々に多く精神病患者がいたと推測されるという説です。
そして皮肉な事に精神病だと知れると職に困り知人も親からですら敬遠される
現代社会に比べ、江戸時代のような妖怪が存在すると信じられていた社会の
方が、精神病患者には住み心地が良さそうに思えるのです。
私の祖父は患者さん達と親密にしてたようで孫の私も病院の学芸会の壁絵を
描く手伝いをさせられたこともあります。幸いにも私の知る範囲では
凶暴な患者さん はいませんでした。そもそも凶暴な患者を隔離する事は
口では簡単に云えても実行するのは、法的に難しく新しいシステムすら
必要でしょう。19世紀のフランスで犯罪的に凶暴な精神病患者に対して
恐るべき外科手術法が発明されました。ロボトミ−と呼ばれたその手術は
何と患者の前頭葉を一部除去して凶暴性を無くしてしまうというものです。
発明された当初は、狼が羊に変わってしまうのを見て世間は拍手喝采し
この発明はノ−ベル賞まで獲ったらしいのです。しかし、この人権を
全く無視した療法は誰も用いなくなりました。ロボトミ−をされた患者の
多くが排泄物を垂れ流しながら歩く廃人となってしまったからです。
他にも電気ショック療法など、このような奇天烈な療法は、挙げたら切りが無く
トランキライザ−が発明されるまで、精神病の治療法の歴史では、
精神病患者は医師に人体実験されてたようなものだったそうです。
 
長くなってしまいましたが、私の祖父は死の間際に、皮肉なことに
躁鬱病にかかってしまいました。甲状腺を患い声が出なくなり
入院中に鬱病となり、奇跡的に声を取り戻し退院したとたん、今度は
躁病となり、寝食も忘れて喋り続ける状態に。親族は暴れる祖父の
相手を根気良くしてました。アルツハイマ−と逆で、躁病は患者が
絶えず動き回り何をしでかすか判らぬので監視が必要でした。
私も暇な時は祖父の相手をしてました。祖父は自分の86年の
生涯にあった出来事を全部、私に喋るつもりの如く勢いで
マシンガンのように喋り続けてました。相づちを打とうが打つまいが
お構いなしで、ボケと突っ込みを両方やってる漫才師のようなものです。
思えば久しぶりに祖父とさしで会う日々だなと数週間、呑気に構えてた
矢先に祖父は亡くなりました。眠るような大往生ってなかなか出来ない
ものですね。「人間って何だろう?」と柄にも無く哲学的な事を考え
させられる 祖父の最期でした。


t5w1@viola.ocn.ne.jp


#1593 
アール・ケイ 2001/06/12 09:04
短めに…(なるかなあ(笑))

他にも書き込みに行くとこが多いもので(爆)。

ニュースな史点、拝見しました。
エシュロンについては、ずっと気にかかってましたが(こうして“エシュロン”と書いたことが彼らの検索に引っかかってくるんだろうなあ)、一番変に思うのは、USA1ヶ国での「事業」でないところです。イングランド、カナダ、ニュージー、これらの国は今やアメリカと一枚岩ではないですよね。情報を巡って利害が対立することもあるだろうに…
日本もこの際、仲間に入れてチョーダイ!(遅いか(笑))
ネパールの件は、茶化してはいけないとは思いつつ、茶化さずにはいられない展開ですな。そう、私も藤原摂関家みたいなのがあるんだなあ、と、びっくらこいておりましたです。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1592 
徹夜城(よーやく風邪がどっかへ去った管理人) 2001/06/10 00:26
日本経済よりは早く回復しました。

三日間37〜38度の発熱の状態で授業をして小銭稼ぎをしていた私って仕事熱心なのか無責任(生徒に風邪移したらどうするんだ!)なのか(笑)。
ってなわけでどうにか回復しました。それにしても物凄い感染力の風邪でした。一家四人が順番に全く同じ症状でかかりまして、僕の弟なんかは僕の二日前を先行している形でした。このシーズンに風邪ひいたのは初めてじゃないかなぁ。

>石塚裕さん
初めまして。気に入っていただけましたようで幸いです。ただ「史点」以外は全然更新度が高くないので(全く止まっているコーナーも多い)そこらへんはご了解下さい。
もちろん唐突に新コーナー作って怒濤の勢いで進めてしまうこともある管理人なので、ツボを押さえて激しく突っつくとパパッと書いてしまうこともあります。結構気分屋ですので。
「ヘンテコ歴史本」コーナー、実は密かに反響が一番あるコーナーだったりします。少なくとも感想メールが一番来るのはあそこですね。中でも、あそこで採り上げたさる本の著者の授業聴講者からは昨年来たくさんメールをいただきまして。授業の様子が忍ばれます(笑)。
近々新作を用意したいとは思っていて、候補作が2作ほどあります。まぁ気長にお待ち下さい。
「珍文漢文」は…次にどうしようかまるで計画がない(汗)。漢文だけなら身の回りに焚書坑儒出来るぐらいあるんだけど(←坑儒は出来ないって)、もっと「珍文」になるようなものが欲しいなぁ、と思ってます。前に載せた「明史日本伝」の本能寺の変前後の記述は結構受けたんですけどね。

>史点の更新について
たぶん月曜になっちゃうでしょう。合併号にするつもりなんですが、幸か不幸か今週はあまり「史点」にアピールする話題がありませんでしたのでそんなに増量はいたしません。

P.S.
なんか最近この伝言板、夜11時過ぎ以降異様に接続状況が悪いようです。書き込みしてもハネられることがありますので、書き込み時は念の為書き込み内容をメモ帳などにコピーしてから送信することをお薦めします。



#1590 
石塚裕 2001/06/09 14:48
はじめまして!

はじめまして、こんにちわ。石塚裕と申します。
トンデモ本のコーナー、たいへん面白かったです。いままでは、その手の本は、タイトル見て、ぱらぱらとめくって、ため息ついて、棚に戻す、といういわば拒否反応に似た行動をとっていましたが、こういう楽しみ方もあるんだなあ、と感心しました。これで自分の読書生活の幅が広がった気がします。ほかにも、漢文のコーナーや、歴史名画のコーナーなど、ツボにはまるものが多いです。
さっそくお気に入りに入れさせてもらいましたので、これからも頑張ってくださいね。
それでは、また来ます。



#1589 
五番街 2001/06/08 14:02
+αさん、こんにちは

その節は、ご丁寧なご教示をいただき、ありがとうございます。
+αさんの核博な知識によるトンデモ歴史学の論破は、読んでいて爽快な気分になります。
またまた、剛腕のさえを期待しています。



#1588 
ホリ−・ハンタ− 2001/06/07 16:12
逆説の歴史教科書見直し

例えばですよ、中国や韓国その他各国が
要求する、日本の歴史教科書の見直しを
彼らが云うとおり見直しちゃったら、
どのようなマズイことが起こると
文部科学省のお歴々は恐れている
のでしょうか?(こんな事書くとは
私は非国民ですな、鳥肌実に取り殺さ
れるかも)大東亜戦争を侵略戦争と
認めたら、なし崩し的に戦後補償
賠償金を払わされると恐れている
からですか?



#1587 
徹夜城(病弱な管理人) 2001/06/07 10:20
「史点」は風邪と共に去りぬ

忙しすぎたのか、単に巷で流行しているからか(医者はそう言ってた)知りませんが、このシーズンに風邪をひいてしまいました。一家中で次々と感染してしまい、僕が最後の被害者になっちまいました。
ってなわけで「史点」は今週は休ませて下さいませ。次回更新時に合併号みたいな感じにしたいと思います。

>松永さん
英米の新聞に命を拾ったネパール王族の目撃談が詳細に載っていました。これを見る限り、「陰謀」はちと考えにくいなぁと僕は思いました。余りにも生々しい証言で、作り話には見えなかったです。ほとんど「八つ墓村」状態(「フォーカス」も見出しに使ってたな)。

>「史点」ネタ続報。
批判を浴びていたタリバーンのヒンドゥー目印政策ですが、正式に中止が決まったそうです。別に少数者差別をしようとしたわけではなく、少数者を保護する目的だったのだが、というのがタリバーン側の主張。

>+αさん
例の教科書、お読みになりましたか。まぁ市販するのもチェックが出来るという意味ではそれなりに有り難くもありますね。授業で使うとなると現場は大変でしょうが。
「週刊アスキー」の「仮想報道」というコラムで先週と今週の二回にわたってこの問題のネット上の動向などがとりあげられていて、なかなか面白く読めました。

>アール・ケイさん
いやぁ、考えさせられる文章でした。僕も時々似たようなことを思ってはいるもので…
連想しちゃうのが歴史SLGにおける数値化された兵士たち、民衆達のことかなぁ。

…ってなわけで今日は寝込みます。夜の仕事までに回復を期す!



#1586 
+α 2001/06/07 01:32
久々のご挨拶

 ご無沙汰をしております、+αです。
 最近めっきり、中央処理装置の性能が劣化してしまい、シングルタスクを余儀なくされております。(単に、年取っただけかも)

 巷で話題の、くだん(「九段」と「件」にかけております)の歴史教科書の現代史の部分をぱらぱらと立ち読みしました。
 明らかな間違いが3件、間違いではないが正しくもない表現が1件ありました。丁寧に読んだら他にもあるかもしれません。
 文部科学省、どこチェックしとる!


http://homepage1.nifty.com/SENSHI/


#1585 
松永 渉 2001/06/06 16:58
盗人猛々しい

 ネパール新国王、ご即位おめでとう。親族を殺してつかんだ王座だけにありがたみが増すでしょう。お幸せに。(あくまでこれは僕の私見です)


http://matsumat.hoops.ne.jp/


#1584 
ホリ−・ハンタ− 2001/06/06 15:50
田中知事は偉い。

私の本籍は田中知事の長野県の隣の県です。
はっきり云って羨ましい。田中知事が
うちの県を合併吸収してくれないかとさえ
思います。我が県は破産の坂道を転げ落ちてます。
県の負債は全国2位だそうで現知事は
其れでも北陸新幹線の完成を目指し
県の財政を圧迫してます。つまり
田中知事とは行政スタイルが逆な訳で、
JR西日本は北陸新幹線の赤字採算を
予測して、もし完成を断行するなら
在来線は廃止すると、我が知事と
真っ向から対立しています。
列島全線新幹線計画を唱えた田中角栄氏の
言葉を未だ信じておられるのです、うちの
知事は。しかも県民は誰も知事の暴走を
止めようとはしません。新幹線・反対運動は
1つも起きません。みんな新幹線工事で
地元土建屋が潤うだろうと旧態然な期待を
もっているから。でも長い目で見ると
それは県の産業の構造改革には負債で
大体、瀬戸大橋、東京アクアラインの
大赤字を知りつつも、このような
公共事業を押し進めようとしてます、我が県は。
皆さんの御膝元はどうですか?
公共事業は好きですか?




#1583 
ホリ−・ハンタ− 2001/06/06 11:56
親父狩り と カツアゲ の 違い

違いの解る男 を目指す小生、上記の違いが
ようやく解りました。最近、親父狩りに
遭いそうになり、そう云えば中学の頃、
カツアゲに遭った事もあったなと
思い出したからです。懺悔に来た愚者の
愚痴を聴く神父のように読んで下されば
幸いにと存じます。

私が中坊の頃のゲ−ムセンタ−は
不良の巣窟でして優等生の寄り付かぬ場で、
私は不良では無かった(自分で思ってただけ)
ですが、悪友で私の弱みを握ってる不良が
いて、嫌々ゲ−セン通いの日々でした。

その時、悪友はギャラクシアン(これを知って
るとは歳ばれますな)の台に、かじりつき
私はその横でボケ〜っとしてました。すると
背後で殺気を感じ振り向くと、頭に剃り込みを
入れた、しかし私より身長低い顔だけ怖い奴が。
悪友は私より体も大きく自称・空手初段で
チビがガンたれてくると「邪魔や、消えなチビ!」
と宣戦布告してしまいました。するとそのまた
背後から身長180cm以上の奴が出現、
「ダチ、コケにしたな、ワレ何処の学校や?!」
そうです、この凸凹コンビはカツアゲ・チ−ム
だった訳で、悪友は一呼吸置いて、その場を
全速離脱、足遅い私は拉致され財布の有り金、
全部、献上した次第でした。

それにひき換え、親父狩りは、やられた本人は
もっと惨めだと思います。自分より年下の奴に
なぶられる訳ですから。私の場合、一見、渋カジ
風(死語やね)の連中が因縁つけてきましたが、
私、現在、顔は貧相ですが、見掛けの割りに
声が、でかい。(耳が遠いせいでしょう)
何叫んだか覚えてませんが、天敵に出くわし
威嚇を試みるホエザルの如く荒れ狂いました
ところ、回りに人が集まり、賊は興醒めして
撤退していきました。まあ被害ゼロでしたが
その代わり回りの人々に狂人を見る目で
見られちゃいましたが。 

最後まで読んでくれた方、
有り難うございます。どんな
醜態でも打ち明けると
スッキリするものですね〜。



#1582 
ホリ−・ハンタ− 2001/06/06 09:54
さて日本は。

痛みを感じる事の無い、当事者でも無い者に
事件を論じる資格は無い!との御意見が
ございましたが、誠に其の通りで痛み入ります。

では、手前の祖国、日本の将来について
考えてみますか。最近、経済学者のお歴々が
「日本の国家破産」の可能性について口に
泡して述べておられますが、国が破産する
と云う感覚は私のような下の人間には
想像を絶するものです。国が破産したら
我々は、どうすれば良いのか?万一の時、
慌てふためかぬよう、勝手に
日本破産を想像しますと〜。

国家公務員が全員解雇?って事はポリスが
無くなる、犯罪を取り締まれ無くなる、
北斗の拳のような弱肉強食の時代に
なる?円(¥)は紙クズになり、
ポルポト政権下のような物々交換の世に?
貿易がマヒして食糧自給率の低い日本は
飢餓となり、人口が半減するのは
まだましで、日本人絶滅の危機ですね。

この手の想像は週刊プレイボ−イの
特集で頻繁に組まれてて、もはや
皆、感覚がマヒしてるかも。
国、自分の属する組織が自分を
守ってくれないとなると結局、
我が身を守るのは自分だけなのは
当然で、私も最近、親父狩りに
遭いそうになり痛感しました。
てな訳でダイエットも兼ねて
ジム通いを始めました
今日この頃です。



#1581 
長谷川@望夢楼 2001/06/06 02:05
「……国」という国号など

ホリ−・ハンタ−さん:
>日本ぐらいでしょう、下が国だけなのは。
 いや、決してそんなことはないです。
 日本の場合、日本語での正式表記が「日本国」、英語での表記が Japan ですが、これは単純に、現行の憲法が「日本国憲法」だから、だったと思います。また、これと同様に、正式な国号が、その国の言語では単に「……国」、英語では国名を示す固有名詞のみから成っている例としては、他に「モンゴル国」(共和制)や「エスパーニャ国(スペイン)」(立憲君主制、君主は国王)があります。(……探せばまだあるかも。)
 また、英語で「State of ...」という名称の国は、ふつう、日本語ではただ単に「……国」と表記されます。「イスラエル国」(共和制)とか「クウェート国」「バーレーン国」(ともに立憲君主制、君主は首長)など、中東には多いですね。
 ただ単に国名を示す固有名詞だけを正式の国名にしている例も決して少なくありません。「カナダ」(立憲君主制、君主はイギリス女王)とか「マレーシア」(立憲君主制、君主は国王)とか「ルーマニア」(共和制)などがそうです。

邪馬台国:
 それで思い出した。『日本書紀』には堂々と「卑弥呼は神功皇后だ」と書いてあるのに、なぜ国粋主義者のくせに『日本書紀』を信じないのだっ!(^^;)……まあ、このかなり無理のある設定のおかげで、『日本書紀』の年代設定は大幅に狂っているんですけどね。

http://village.infoweb.ne.jp/~fwjf1899/


#1580 
アール・ケイ 2001/06/05 20:05
かく、ジレンマの日日を過ごしたる…

史家は時として、政治家より冷たい存在だと感じることがあります。
もっと冷たいのは、アシモフ博士のような数学者かもしれませんが。
アシモフのエッセイに確か「番号礼賛」というのがありまして、いわゆる国民総番号制について「数字ほど平等なものはない、どんなエライ人物でも平凡な人間でも1つの“1”なんだ(だから推進すべきだ)」とポジティヴに評価した内容で、ドクターって基本的には性善説の人なんだなあ、と呆れながら微笑ましく思った記憶があります。
ですので、性格的にそっけなくても(笑)、アイザック・アシモフは数学者としては温かい人だったんでしょうね。
ハナシが横に外れましたが、現代に至るまで、戦争や災難によって幾人もの人命が奪われ多くの人間が不幸になってきました。その時、そこに存在した当事者にとってはその状況がすべてであったろうと思います。ところが、歴史家はおよそその災難が及ばない(当然ですが)安全な次元より、他人事のように(他人事ですから(笑))多くの市民、庶民、兵士らをさも命を持った存在ではなかったように紙切れに書き記します。1つ1つの命の重さ、というものに(結果的にせよ)背を向けてはいないでしょうか。
これは、国民総歴史家、総評論家、総マスコミ化・ワイドショー化している多くの先進国の大半の人間にいえることなのかもしれません。たとえ寿命が延びようとも、死は必ず、それこそ平等に1人1回ずつ訪れます。そのことをついぞ忘れ勝ちになってやしませんでしょうか。

世界で災難が起こるたびに、これで新しいネタがまた出来た、と、管理人さまは思ってはいらっしゃらないとは存じますが、その当事者の痛みを多少なりとも心のどこかで意識していなければと、自重と自嘲を込めて思う次第であります。
私は災害が、戦争が起こるたびにそう思うようになりました、あの故郷・神戸の爆撃されたサラエボのような惨状を目に焼き付けてからは…。

…と、ちょっと真面目に迫ってみましたが如何だったでしょうか(笑)。
他方、野次馬精神というか、パパラッチズムとでもいうか、とにかく世間を面白がることはある種健全である証拠なのかもしれませんネ。誰でもそうだと思っていますが、私の中にもその両面が時として互いに摩擦を起こしながらも存在していますし。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1579 
ホリ−・ハンタ− 2001/06/05 08:30
ネパ−ル弾道交差点

さて今回のネパ−ル王宮での惨劇、弾道学や
司法解剖等の正確な鑑識が待たれるところですが。
少なくとも初動捜査には挫折しているのでは?
重体のまま国王となり亡くなられた前皇太子から
王位を継承された新国王。素直に真相解明を
捜査当局へ協力なさいますかどうか。いや
捜査当局そのものを掌握なされているかも。
銃の暴発が原因だと発表されたそうですが、
新聞各社は自動小銃の暴発で、あんなに
死者が出るか?と書き立ててますが、
凶器が特定されぬ限り、何も判明しませぬ。
凶器が自動小銃か?サブマシンガンか?
それだけでも、事件の解釈は違ってきます。
自動小銃の弾は火薬が非常に多い。
拳銃弾を使うサブマシンガンの倍の
炸薬量はあるはずで、新国王の発表は
全く信憑性が無いとも言えぬのです。
むしろ不審なのは、室内の狭い空間に
銃身の長い自動小銃が使われた事で、
また、皇太子が、こめかみを自分で
撃ち自殺を図ったと報じられてますが
長い銃身(最短でも1m以上、自動小銃は
ライフルに属する武器)で自分の頭を
撃てるものでしょうか?となると
短い銃器(拳銃等)が犯行現場に
存在するはずで、正確な現場検証
無くしては、この事件の真相は
藪のままでしょう。現時点では
続報を待つのみです。ア−メン



#1578 
徹夜城(推理小説マニアの管理人) 2001/06/05 00:16
カトマンズ宮廷晩餐会密室殺人事件

ほとんど土曜ワイド劇場(笑)。
ともあれ、このネパールネタ、とっとと「史点」で書きたいんですですが、現在他の仕事に追われていて書けないんですよ。明日あがるかどうか怪しいというところです。
そうこうしているうちに犯人(?)の皇太子→国王は亡くなってしまうわ(意識不明のまま在位期間を終えた国王ってのも史上初でしょうな)、「真犯人」の疑いはもちあがってくるわ、一歩間違えると「革命」が勃発しそうな情勢もあるわで、ウカウカしていると新情報がドンドン出てきて更新がますます遅れる可能性もありますな。



#1577 
五番街 2001/06/04 13:22
ななさんへ:材料の提供

北斎ほど有名ではないのですが、佐伯祐三は、ななさんの意図にぴったり合う画家のように思います。
彼は、諜報予備軍というほどの位置にありました。彼をとりまく脇役も、薩摩次郎八(ご存じですよね)、
芥川、藤田嗣次、陸軍特務吉薗周蔵、西本願寺22世門主大谷光端、さらに佐伯の妻の米子、そして佐伯贋作事件、なんて、面白そうなネタがいっぱいです。

次のサイトを参考にしてください(長いですけど)、って、既にご存じかも知れませんが。

http://www02.u-page.so-net.ne.jp/rb3/ochi-eye/aaa.html

http://homepage2.nifty.com/hokusai/saeki/saekiyuzo.htm



#1576 
ホリ−・ハンタ− 2001/06/04 13:07
ネパ−ル王宮での惨劇

誰もこの話題で突っ込まぬようですので
ちょっと入れ込みたいと思います。

「皇太子が宴を中座されて、軍服、自動小銃で身を
固め戻って来られた。」と各紙、報じてますが、
いくら私的な晩餐会とはいえ、広間の出入口には
衛兵がいたはず。彼らは王子を制止したのでしょうか?
王子に全滅させられたのでしょうか?
また自動小銃が凶行に使用されたとのことですが、
自動小銃とはライフル弾を使う銃で射程が長く、
室内で使うには威力が強すぎで取り回しに不便な
代物で、凶器の特定如何では実に微妙な事件です。
多数の死者が出ており皇太子以外は全員、丸腰
だったのか?その皇太子も重体で、また現場が
王宮という事で、現場の保存は絶望的。だいいち
亡くなられた国王はもう出棺され、検死など
もっての他といった状況でしょう・
これは古畑任三郎でも二の足を踏む難事件です。
政治的圧力も強烈でしょうし。
あえて挙げれば「ジャッカルの日」で登場した、
ルベル警視(ドゴ−ル暗殺を阻止した刑事)の
ような人物が当事件の捜査当局にいて欲しい
ものです。




#1575 
ホリ−・ハンタ− 2001/06/04 11:46
日本の正式国名

実にくだらない疑問ですが、日本って
どうして「日本国」なんですかね?
長いのでは「北朝鮮民主主義人民共和国」とか
どんな国名にも上の句と下の句が在りますが、
日本ぐらいでしょう、下が国だけなのは。
戦前戦中は大日本帝国って御大層な名前でしたけど。
まあ日本共和国って付けても語呂が悪いでしょうな。
でも個人的には好きです、日本国ってネ−ミング。
何のイデオロギ−にも染まって無い、「国」だけで
上等じゃねえかって、感じで。それとも私が知らない
だけで日本の正式国名が存在するのでしょうか?
誰か知ってたら教えて下さい。




#1574 
ホリ−・ハンタ− 2001/06/04 08:27
知らなかった。

ネパ−ルって王国だったんすか?
まあ、報道が飛びかってますが、
まるでハムレットみたいな話ですね。
よく雲の上の話って云いますけど
チョモランマが在る国ですもんね〜。
現場は王族方だけの晩餐会、治安要員
ですらシャットアウトされてた
密室だったそうですが、
密室での惨劇、そして誰もいなくなった、
サスペンス物が1本書かれちゃいそうです。
ア−メン



#1573 
徹夜城(そんなわけで「史点」が遅れる管理人) 2001/06/04 01:03
太平記のこと

>おはけんさん
えーと、毎度どうもです(^^)。一つ一つお答えさせていただきます。
(一)佳境を過ぎて。
鎌倉幕府滅亡後、建武新政期のタイトルを見ればおわかりでしょうが、ホントに妙に時間をつぶしてるんですよね、ここで。改めて観て時間配分にビックリした回もあります(笑)。ま、それは後日更新で。

(二)石の会話シーン。
僕はシナリオの方は未見でして、あくまで本放送時の録画からシーン、セリフを再録しています。ですからもちろん例のシーンはあったのです。

(三)義貞の評価。
僕はいろいろ考慮してもやっぱり義貞に辛い点を付けざるを得ないと思う立場でして。義貞は護良親王なきあとの尊氏(足利家)の対抗馬として後醍醐に無理矢理引っぱり出されたように感じてます。公家に足を引っ張られた、と言ってもその公家に取り立ててもらわねば浮上もしてこなかったところもあるわけですし。佐藤進一さんも義貞にはかなり辛いですね。古風な関東武士気質といえばそれなりに評価もできますが、やはり「時の人」では無かったように思っています。

(四)尊氏と直義。
尊氏のとらえどころのない茫洋としたところ、またその良家のお坊っちゃん的性格は、確かに室町幕府を弱体にしたという意見はあります。ただ逆にそうでなければ幕府そのものを建てるに至らなかったという意見もあるんですね。僕はどちらかというと後者。彼のそうしたとらえどころの無さが問題をこじらせもしたけど、結局はバランスをとっているところがあったんじゃないかと。
とかく複雑怪奇な南北朝をなんとなく渡り歩いちゃったあたり、相当図太い神経だったか無神経だったか(笑)と思われます。これも後者かな(笑)。もちろんしばしば世捨て願望見せたりとても繊細な神経だったことも分かっているんですが…まぁとにかく複雑怪奇な性格ですね、本人が。
佐藤進一氏などは尊氏を「躁鬱質」ではないかと見てまして、新し物好きの後醍醐に気に入られる所があったのではないかと書いてます。面白い見方ではありますね。
直義みたいな文武両道・秀才タイプは敵を作りやすかったと思います。本人もたぶん分かっていて、人の相手は人当たりの良い兄にやらせて自分は実務を担当したんでしょう。兄弟が戦うことになったとき、結局尊氏が勝っちゃうのもその辺りが分かれ目だったかもしれません。

(五)赤橋守時。
ホント、勝野洋は素晴らしかったですよね。とてもカッコ良い守時でした。
それにしてもあのドラマの鎌倉幕府首脳はやたら濃かったですねぇ(笑)。「鎌倉炎上」の回で一気に片付いちゃったら、寂しいこと、寂しいこと(^^;)。



#1572 
徹夜城(数日採点のお仕事をする管理人) 2001/06/04 01:01
邪馬台国のことなど

>五番街さん
まぁ僕も近ごろはかなり大和説方向に傾きつつあります。結局「邪馬台」は「ヤマト」の音を写したに過ぎないと言う原点に戻ることになるんじゃないかと。高校生ぐらいまでは完全に九州説支持者でしたけどね。

ところで実証的な検討は別として、邪馬台国がヤマトだと都合の悪い方々もいるんですよね。変に国粋主義者な方々は「魏志」倭人伝、邪馬台国の記述そのものを抹殺しようと躍起になってますから。例の「つくる会」の歴史教科書、市販されたんで立ち読みしましたが、しぶしぶ邪馬台国を書いてやったという姿勢が明白ですね。わざわざ半ページも使って資料的な疑問だとダラダラ書いてます(あれでも相当修正されて毒気を抜かれたんですけどね(笑))。こういう人達にとっては邪馬台国がせめて九州の小国でないと都合が悪いはずです。
以前、「魏志倭人伝」無視論者の西尾幹二氏に安本美典氏が対談してこんなことを言ってました。3才ぐらいの子供の時、転んで痛かったという強烈な思い出があったとしても、その転んだ場所や時刻などを正確に覚えているのは親など周囲の大人なんだと。「魏志」の邪馬台国の記述もそんな風にとったらいいんじゃないかとたしなめていたんですよね。

まぁそれはいいとして「つくる会」の教科書の中世部分はツッコミどころがまるで無い(笑)まるで単調な記述で拍子抜けしました。南北朝なんかもう少し変な熱意が入ると思ったんだけどな。倭寇についても従来の教科書と同じありきたりの事しか書いてないです。やっぱり古代と近代に熱を入れたくなっちゃうわけですな。



#1571 
なな 2001/06/03 22:50
DPRコリアのHPが

・・・不気味でした・・・。DPRコリアのホームページ、追加したおぼえがないのに、しっかり「お気に入り」に登録されていました・・・。
それに気がついて久しぶりに見てみたら、例の教科書問題に抗議して日本語版を「暫時停止」措置にしていました。画面に現れた通告文は、大部分は(日本人ながら)納得できるものでしたが、ただ一点「あなた(北朝鮮側)に言われたくはない」と思いました。



#1570 
おはけん 2001/06/03 12:47
「佳境」を過ぎて・・・(苦笑)

(一)
 太平記大全また続きを拝読しました。「京都攻略」「鎌倉炎上」と目もくらむ凄絶・華麗かつ震撼するような場面が蘇ってきました。
 それに比べると(もともとそう言う話なので仕方ないのですが)この後しばらくは、陰にこもった・描写としても煮え切らない(中途半端な面がある)辛い回が続きそうですね(もうすぐ、私と徹夜城様共通認識?の「大合戦省略描写連続に激怒」のあたりも近づいてきますし・・・)。
 あのあたりは、護良・尊氏対決をもっとテンポよく・早く済ませて、尊氏関東下向・「反逆」そして上洛戦へともっと早く進んでいればよかったのにと悔やまれます。
(二)
 一つお聞きしたいのですが、ましらの石が、京都攻略の中心人物として高氏の名を聞くという場面は本放送でたしかにありましたっけ?(私は前々記憶にはなく、脚本本にはあるので、「本放送ではカット」されたシーンだとばかり思い込んでいたのですが・・・)
(三)
 新田と足利の「格差」ゆえ「ここまで頑張ったんだよ」がもっと端的に(露骨に?)出ているのが、私の愛読してる「新田義貞」(新田次郎作・新潮文庫←なお、新田先生は本名が偶然「しんでん」だっただけで、別に義貞の末裔・縁者ではなかったということです)です。
 あちらには、もっと明確に「100対1くらいの国力・兵力・財力」でしかも「寄せ集め軍団やお荷物の後醍醐や公家らに振り回された」という指摘があり、平等の力さえ与えられお荷物がなければ、義貞が勝っていたのでは?という指摘があります。<この辺は争いがあるでしょうが・・・>。
 ただ、この作品の唯一の(私からすると)難点・不満点は、足利直義を、どちらかというと「むやみに新田を敵視する陰険な人物」と描写しているところです(北方謙三「破軍の星」などですら、直義を高氏の片腕・切れ者として描いていますし、新田次郎氏の直義評価がなぜか私の知る限り一番低い・・・)。
(四)
 話は変わりますが、直義の怜悧・冷徹(冷酷)さは、為政者・武将としてはある種「長所」であり、尊氏の「茫洋たる」点は(人間的魅力・長所でもありますが、為政者・武将としては)「欠点」だと思っています。
 後醍醐への対応、直義、直冬への対応など、冷徹果断さが必要な場面で、それに徹し切れていないため、内戦を長期化させたのでは?と思えますし、ある人曰く「尊氏を排し、帥直と直義が手を組んだら、もっと強力な室町幕府が当初からできたのでは?」という意見すらありました。
 もっとも、おそらく「尊氏・義詮のため」に)西国中心の新興武士勢力取り込み・糾合を担っていた帥直と、東国武士の利害&寺社・荘園・天皇公家勢力との「調和」維持志向の直義とでは、連携は至難だったのでしょうが・・・
(五)
 赤橋守時の出陣の弁は、たしかに失言ですね。「得宗殿」「得宗家」というべきだったのでしょうね。勝野洋氏の過去大河出演作の中で一番の当たり役・名演だったと思います。

 〜またしても、勝手に長々すいません。〜



#1569 
五番街 2001/06/02 14:57
邪馬台国論争の行方

邪馬台国論争は、九州派が将棋で言えば投了寸前という状態なんでしょうか?私は新聞とか数冊くらいの著作を読んだに過ぎないのですが、邪馬台国と同時代の大規模な遺跡が九州で発見されない限り、九州派の逆転のチャンスはないように思います。

しかも、現在の箸塚古墳などが示唆するのは、邪馬台国当時に、この周辺に大勢力があったことで、もし、九州にも同様な勢力が存在したことを示す遺跡が発見された場合にも、この勢力は九州勢力に拮抗する規模のもので、そうならば、魏志倭人伝の記述は九州地域だけにかたよったものでしかない、ということになります。もっとも、これまでに「戸数7万」の邪馬台国の遺跡に相当するものが九州で発見されていないというのも不思議なことで、そんな大国はもともと九州には存在せず、大和にあったと考えるのが理にかなっているように見えるのですが。

さらに、倭人伝の著者は、「倭」という国について述べているのですから、九州出自の大和地方の大勢力を知らないというのも不可解です。

それに、倭人伝で例の「南」を「東」の間違いだと考えると、「水行」は瀬戸内海を横切るという意味になって、この沿岸一帯は邪馬台国勢力の下にあったことになります。このコースは、神武東遷のそれと半分程度一致し、神武は、大阪の南部で上陸を阻まれ紀伊半島に南下して、橋頭堡を築くワケですから、邪馬台国と神武とは非常に密接な関係があるのではないだろうか、と考えてしまいます。

九州の山門地方の地名がそっくり大和地方にあるのは、九州の勢力が大和に移動してきたからで、彼らの行動が神武東遷の神話となって残り、その後、邪馬台国をきづいた、っていうのが、私の身勝手な想像です。






#1568 
徹夜城(太平記大全を急ピッチであげている管理人) 2001/06/02 10:54
ネパールが大変なことになってます

「史点」ネタひとつ変更だな…
それにしても世の中には映画みたいなことが実際にあるもんです。まぁマサオさん(仮名)の一件もそう言えるけど。

>五番街さん
「パールハーバー」は確かに事前の評論家の批評は辛目でしたね。まぁ一般観客と批評家がずれるのは映画ではよくあることですが。「インディペンデンス・デイ」とか「アルマゲドン」とかね。「タイタニック」も批評家はそんなに誉めてないんですよね。まぁ僕自身の感想は見てからにしましょう。日本公開は7月14日。

>EZoWolfさん
ご紹介のところ、見てきました。まぁ大筋で同意見。ただタリバーンへの報復ってことはないんじゃないかなぁ。そういえば昨日日テレの夜のニュースで破壊された大仏の跡地をルポしてましたね。
先日のイスラム教徒の抗議デモを見ていて思ったんですけど、男性ばかりで集まって気勢をあげていくとボルテージが妙な方向に上がりすぎる嫌いがあるんじゃないかなぁ、と。ケマル=アタチュルクも言ってますけど、イスラム社会は女性をどんどん外に出すべきなんじゃないでしょうかね。ちなみにタリバーンは女性の車の運転を禁止したそうで。
「ええじゃないか」は未見。探してみますね。そう言えば「名画座」もしばらく更新してないな。

>「史点」ネタ続報を一つ。
アンチ「風と共に去りぬ」の件ですが、ミッチェル財団は控訴ではなく裁判のやり方そのものを不服として再審理を要求しているそうです。そこまでムキになっていることはないんじゃないのかな、と僕などは思いますけどねぇ。



#1567 
EzoWolf 2001/06/01 18:24
二度あることは三度ある(かもしれない)

以前に一度ドイツに派遣された潜水艦で書き込んだ者です。

富山県以前のコーラン破り捨てについては
サイコドクターの 5月27日の日記に記述があります。
http://member.nifty.ne.jp/windyfield/diary.html

幕末期の映画として「ええじゃないか」を入れて下さい。




#1566 
アール・ケイ 2001/06/01 16:33
「ふくしゅうはふくしゅうを呼ぶ」「それじゃあ予習してる間があらへんやんか」

↑ は、往年の鶴光師匠のネタでした(笑)。
確かアメリカのSFで、広島原爆投下50周年記念かなにかでイベントとして“記念日にまた原爆を落とす”という風刺小説(『リトルボーイ再び』だっけ?)が書かれて、それに対し(確か)豊田有恒氏がやはり真珠湾攻撃何十年記念でパールハーバーを奇襲するという小説を書いて話題になったことがありました(そうとう昔の話ですが)。もちろんシャレなんですが、シャレだと笑い飛ばせないような感情を抱いてしまうエピソードです、私にとっては。
ただ、無理矢理ラブストーリーの背景にされるよりは、キツい風刺としてでもそうしたパロディの方が意義が有るような気がします。
先だって放送の『世にも奇妙な物語』の一編もそういや戦争ネタでした(特殊な兵器でアメリカ本土を攻撃しようとする日本軍機が時間の裂け目に入って現代に現れ、21世紀のアメリカだと知らず攻撃しようとするのを、兵士の子孫が止めさせようとして説得するというハナシ。落ちは、な、なんと『パールハーバー』のラストと同じだったりする(笑))。

えっと、映画BBSにも書き込んでしまいました…

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1565 
五番街 2001/06/01 01:02
パールハーバーの評価

封切り前の映画評論家の評価(NYタイムス)では酷評に近いものだったのですが、観客の反応はまったく異なったもので、私の感じたことに近いように思います。

今後、評論家がどんなコメントを出すか注目してるところです。

--------------------------------------------------
ラブストーリーはパール・ハーバー(真珠湾)が背景となっており、日本軍の真珠湾攻撃も映画の中心核をなす重要なものとなっている。

配給会社のブエナ・ビスタの調査によると、観客は25歳以上が63%で、十代の観客はわずか19%だった

 配給会社のブエナ・ビスタが映画館出口調査を行った報告によると、男性の観客は全体の53%、25歳以上が63%、映画を「最高」(excellent)または「非常によかった」(very good)と評価した観客は87%だったという。十代の観客は全体のわずか19%だった。

 「CinemaScore」の調査では、観客の映画の評価は「A-」で、21歳以下は「A+」だった。

 若者の間では、悲しい愛の行方に感動し、またCGをフルに駆使した45分間にわたる日本軍のパール・ハーバー攻撃のリアルな戦闘シーンに目を見張り、感嘆する人が多かったようだ。

http://www.zakzak.co.jp/
----------------------------------------------





#1564 
徹夜城(さっき映画伝言板に書き込んでいた管理人) 2001/06/01 00:42
考古学ジャーナリズム

タイトルはこう掲げつつ、ひとまとめにレス。

>金マサオさん(仮名)の一件
あの一件ですが、その法律的・感情的是非論はちょっとおいといて、僕はどの政権でもああしただろうな、と普通に受け止めてます。むしろ話をこじらせないうちに追い払ったという意味では見事かつ迅速な処理でした。韓国政府も評価したぐらいで。
あれが「マサオさん」本人なのか、北朝鮮側に確認したという話は聞いてませんし、北朝鮮側がそれを否定したという話も公式には無かったはずです。裏でいろいろあった可能性はもちろんありますが。それより、どうも事前にイギリスのMI6(007の勤務先)から通報があって、日本側が待ち受けていたということのようです。以前にも来たことがあるようですしね。
つまるところ、来た相手がいろんな意味で「大物すぎた」んですよ、今回の一件は。これがもう少し下の高官とか単なる潜入工作員だったらあれこれ取り引きしたかもしれませんけど。
それと「拉致事件」ですけど、北朝鮮はその存在自体を認めていないわけで、「取引」なんてとても応じたとは思えないんです。あれこれと考えると、ああいう措置になるというわけでしょう。実際日本国民の大半もそれを支持しちゃった空気があります。支持率を見る限りは、ね(^^;)。

>コーラン破り事件。
がおがおさん、「史点」にその件はチラッと書いてます。あの集会に集まったのはほとんどがパキスタン人であったのは確かですが、インド人、バングラディシュ人も含まれていたそうです。まとめると南アジアのイスラム教徒ってことですな。知り合い同士で連絡をとりあって集まってますから、そういう構成になったんでしょうね。

>邪馬台国は古墳時代。
おやかたさんが思ったようなこと、実は僕も感じてまして…。考古専門の人なんかはあの見出し見てどう思うかなぁ。たぶん次回「史点」ネタ。
とかく「邪馬台国」がらみの考古学ネタは大衆ジャーナリズムを刺激するものがあるようで、センセーショナルに書き立てる傾向は否めませんね。もちろん重大なことだとは思うけど。「魏志倭人伝」や「邪馬台国」に憎悪とも思える態度を見せる「つくる会」の、本山ともいえる産経新聞からして大きく扱ってましたからねぇ(笑)。
今度の「発見」で邪馬台国畿内説にまた傾く気配ですが、九州説の安本美典氏あたりがどう騒ぐか注目です。…って僕もしっかり面白がってますな(笑)。

昨日見た「BSマンガ夜話」の忍者武芸帳ばなしについてはなぜか栄耀映画伝言板の方に書きました。よろしく。↓

http://www2s.biglobe.ne.jp/~tetuya/EIGA/bbs/bbsr.cgi


#1563 
おやかた 2001/05/31 21:31
邪馬台国

今日の読売の一面トップは「邪馬台国は古墳時代」です。
桜井市の勝山古墳(前方後円墳)のヒノキの年代測定(3世紀初)から
古墳時代が50年溯った。3世紀初頭の古墳が機内で確認されたので、
邪馬台国は機内にあり、初期ヤマト政権と一致するかも。
との記事でした。
うーん、私全く門外漢ですが、やっぱり新聞の一面記事でそう
書かれてしまうと、断定されたわけじゃないのに載せていいのかなって
思ってしまうのです。
判断するのは読者と言われればそれまでですが、一応
影響度合いを自覚して欲しいなあ、大新聞は特に。
伐採後すぐ使用したのかも疑問だし。




#1562 
がおがお 2001/05/31 17:58
コーラン破り捨て事件

 最近、新聞を読む暇がないので、よくわからないのですが、あの事件に反発した集会って、イスラム教徒の集会でした?それともパキスタン人の集会?

 よくわからないのですが。



#1561 
がおがお 2001/05/31 17:57






#1560 
アール・ケイ 2001/05/31 13:17
されど雑感の日々

その1
いわゆるキタ(といっても大阪のキタ(梅田周辺)のことではない(笑))、朝鮮民主主義人民共和国という非民主主義のクニのことです。彼の国が起こしてきた数々の騒動、国際犯罪行為については決して許し難いものがあります、が、とにかく日本(日本人としてなのか、日本政府としてなのか微妙な問題がありますが)には彼らを批判する権利をまだ有していないと思っております。戦後処理の枠組み、東西冷戦下という流れの中において仕方ない面はあるでしょうが、北朝鮮に対して、戦争賠償、正式な謝罪(何をもって謝罪というのか正式なのか、という問題もあったりしますが)を行っていないのです。まあ、彼らはそれを逆手に取ってるところもありますのでいささか腹立たしく感じますが、(不適当なたとえをすれば)昔、金を借りた相手が悪辣なヤクザに成り下がっていても、借財は消えないのです。まずは、戦後処理を済ませて全てすっきりさせた上で、文句を付けてやりたい(笑)と考えています、私は。その金でミサイルを作るのもその照準を東京に合わせるのも彼ら次第なのです。

その2
『パールハーバー』、日本の配給サイドは相当困惑しているようですな。宣伝をみても、「日本」「日本軍」という文字すらなかったりします。尤も、日本がかつて合衆国と戦争をしていた事実さえ知らないヤツ(嘘みたいな話ですが)が大勢いる時代ですから、そういうパブリシティも有効なのかもしれませんが。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1559 
ホリ−・ハンタ− 2001/05/31 09:51
底無し日本海

最近、韓国映画が熱いようですね。朝鮮半島情勢という巨大な素材、
我々日本人より切実に考えざるを得ませんしね、向こうの方々は。
いや我々も目を背けてはならぬ問題がありますよ、拉致疑惑事件。
最近の日本政府の対応は御家族の感情を逆撫でしてるような。
金某の息子と自称の不法入国者。あっさり帰してしまったのは
理解に苦しみます。向こうの当局が彼の存在を認めなかったのなら
拘束された男は単なる一犯罪者となるわけで、
それを不起訴で帰すとは、日本政府は主権を放棄してます、
法治国家では無いのですか?日本は。
それとも政府はミサイルを落とされるのが怖かったから
でしょうか?恫喝に屈するような外交をする
政府に我々は目をそらしてはならないと思います。





#1558 
徹夜城(BSマンガ夜話録っている管理人) 2001/05/31 00:24
忍者武芸帳・影丸伝

「BSマンガ夜話」でただいまこれを採り上げて放送中。とりあえず僕は録画してあとで見る方針。あちこちにたまったレスを今書いてます。
なお、この番組の後に大島渚監督の「忍者武芸帳」も放映されるので、未見の方はぜひ。今ならまだ間に合いますぜ。

>恋愛映画論(?)
五番街さん、まぁ僕が恋愛ネタ映画を見るのがやや苦手なのは認めますけど、やはり一ひねりあったほうが面白い、という僕の性癖もありまして。例えば「恋におちたシェークスピア」とかは好きなんですよ。三角関係が歴史物に絡んでくるのは中国映画の特色なんですが、「始皇帝暗殺(荊軻刺秦王)」なども好みでした。

>ボーダーレス
ホリー・ハンターさん、その事件については非常に面白く読ませていただきました。
あんまり有り難いことでは無いんですけど、犯罪や暗黒社会でボーダーレスが進行するのは古今東西良くある現象のようです。僕が専門でやってる「倭寇」がまさにそうですし。
最近面白かったのは泥沼の民族紛争をやっていたユーゴのコソボ自治州で、セルビア系とアルバニア系とが協力した密輸活動が行われていたという事実です。民族間の憎悪が渦巻いているはずのこの地域で、犯罪においては両者の垣根が取り払われていたという皮肉な現象でした。

>旧石器捏造事件
五番街さんご紹介のところ、見てきました。面白かったんですが、大筋は毎日新聞のサイトに以前出ていたものと大差は無いと思います。ややディティールが細かくなってましたが。

>調久さん
「JSA」ね。僕も見に行く予定です。ちょっとした韓国映画ブームって感じで良いですね。
なお、僕は「スターリングラード」の英米系俳優ゾロゾロの独ソ戦には違和感ありまくりでした(^^;)。まぁこの辺はそのうち映画日記で書こうかな。最近ためこんじゃってて。

なお、ここは歴史ネタ掲示板ですので…純粋に映画ばなしの場合は「栄耀映画伝言板」にお願いしたいな、というのが管理人としての本音です(^^;)。歴史から離れた場合はそちらに書いて下さると有り難い(あっちは書き込みが少ないもので)。こちらには「あっちに書いたよ」とか連絡を入れて下さると、なお良いかと。
栄耀映画伝言板は↓

http://www2s.biglobe.ne.jp/~tetuya/EIGA/bbs/bbsr.cgi


#1557 
調久 2001/05/30 18:31
映画話

 おひさしぶりでやんす。ひさしぶりに書き込み申し上げます。
 近頃、スターリングラードやパールハーバーとか戦争映画が話題になっておりますが、小生、こないだ「JSA共同警備区域」を遂に拝見いたしました。板門店の韓国軍兵士と北朝鮮軍兵士の「禁断の友情物語」ですが、えらくリアルーで、いや、久しぶりに感涙いたしました。どんなに友情を深め合っても、兵士というものは、条件反射的に行動して大惨事を生み出してしまうのが、よっくわかりました。これ以上申し上げると、ネタばらしになりそうなので、是非、じかに見に行ってください。はっきりいって「シュリ」の100倍リアルーです。慎重な臆病者ほど、パニくってしまうと残虐行為に走りがちなことも、痛々しく描かれておりました。前に、イ・ビョンホンはソン・ガンホに食われていたとのこと申しましたが、訂正いたします。イ・ビョンホンの演技はすごいです。彼が悔し涙をうっすら浮かべるシーンが2度あるのですが、あれは泣かせます。それからチョコパイのシーンもお忘れなく。パールハーバーはラブものという触れ込み(言い訳?)ですが、JSAは男同士のラブものかもしれん。おすぎが絶賛してるのも、そこらへんにあるのでしょうか。
 追啓 スターリングラードも凄かった。赤軍じゃ兵士は消耗品あつかいですな。イギリスの俳優が英語で演技してるのに、みんなロシヤ人に見えた。ううん。




#1556 
五番街 2001/05/30 12:56
旧石器偽造事件関連の2ちゃんねる

この偽造事件をスクープした毎日新聞の裏話が語られています。
ご興味がある方はどうぞ。読み応えはありますが、ただし、非常に長いです。

http://natto.2ch.net/test/read.cgi?bbs=mass&key=985356605&ls=50



#1555 
ホリ−・ハンタ− 2001/05/30 09:28
5/30史点の更新、拝見しました。

ボ−ダ−レスの時代ですか?、田舎も少々、物騒になった点では
実感があります。去年、私の職場の近所で悽愴な事件が、
大きなお屋敷の夫婦が白昼、射殺されました。被害者のご主人は
金融業を営んでたとしか近所では知られてませんでしたが、
山口組系組長を務めていたと報じられました。いわゆる
「ケツ持ち(暴力団傘下)の街金」、最近ベストセラ−になった
「無間地獄」の主人公を地でいく人だったわけです。
事件前日お隣の石川県金沢市で日本人・中国人の集団が
強盗計画を企てていたのを検挙されました。
関東で暴力団組長宅ばかり狙った連続強盗事件があり
彼らはその一味だったようで、彼らの所持品の中に
射殺されたご主人の写真、そのお宅の見取り図・地図
が発見され、金沢署から高岡署を通して組長に
身辺を注意するよう通達したようですが、
凶行は防げませんでした。
この事件は、色々な点でボ−ダ−レスです。
まずヤクザのお宅を強盗する集団がいるという点。
連中は別にヤクザをなめてたり呪っていたわけでもなく
現金決済が常識のヤクザが現金を手元に置いてるだろうと
踏んだにすぎません。しかもアングラ・マネ−
「被害届けの出せぬ金」なわけです。
次に連中が日本人、中国人(他にも外国人がいたらしい)
の多国籍だった点。この傾向は蛇頭や密輸では珍しく
ないですが、組織犯罪に国境は無いというのは
アンダ−グラウンドの世界では常識なのでしょうか。
凶器は数週間後、近所の用水で見つかりました。
回転式と自動式消音器付の2丁の拳銃。発見した
のは溝さらい をしてたオッサンで
ようできたモデルガンやな?と思い、引き金を
引いたら発射してしまったというドリフみたいな話。
事件はまだ公判中で被告集団は、実行犯は他にいて
逃走中だと主張しているようです。ア−メン



#1554 
ホリ−・ハンタ− 2001/05/29 14:40
恋愛映画?色男が必須アイテム

別に良いのじゃないですか?だって映画館ってカップルだらけだもの、最近。
興行側もペアで来てもらう方が良いだろうし、男女両方でお客呼べるネタったら
そうなるでしょ。でもタイタニック以来、そのジャンルで当てた映画が出てこんのは
何ででしょうね?レオ様もブラピ様やらキアヌ様やら強敵が一杯いてるから。
この3人、一見どれも似たよな優男ですが、芸風に違いがあると思います。
ブラピ様は肉体派では?、どの作品でも必ず脱いでます。脱ぎたがり度は
ブル−ス・リ−並みです。(ブル−ス・ウィリスもか)
キアヌ様はトランス系。「お前の血は何色だ?!」と云いたくなるよな
人間離れ・現実離れした役が得意です。JMやマトリックスが良い例で。
さてレオ様ですが、スタイルは前者らと比すと劣勢かな、若い時分は
母性本能をくすぐる手が得意だったが、刑事ディカプリオのCMを
見る限りちょっと、お肉がお付きになったのでは?
ジャック・ニコルソンの物マネが得意だそうですが似合いそうで怖い。
でもレオ様が3人で1番、人間味・愛嬌があるでしょう。
何にせよ、彼ら3人が前時代のスタロ−ン、シュワちゃんの
筋肉アクション全盛期をブチ破ってくれたわけですから、
彼らの映画史上での功績は大変なものです。





#1553 
五番街 2001/05/29 10:23
恋愛映画

>ストーリーの方は僕は苦手そうですな(^^;)

あ、そうなんですか?恋愛映画は、あんまり好きじゃあない、とすると、映画を観る上でだいぶ損してるんじゃないだろうか、って思うんですけどね(笑)。


考えて見れば、映画の多くに恋愛が描かれているし、10代の始めから、「誰がために鐘は鳴る」とか「カサブランカ」、「モンパルナスの灯火」なんて観ていたんで、私は恋愛映画は特に好きとは言えませんが、全く気になりません。・・・そういえば、「ある愛の詩」とか「卒業」なんて映画も観ました(ビデオですが)。ということで、妻もアメリカ人になったワケです・・・これは関係ないか(笑)。

コロンビア大学の中心にあるロー・ライブラリーに入って、ここが「卒業」のシーンに使われたのだろうか、とか、バトラー・ライブラリーでは、「ある愛の詩」で二人が出会ったのはここじゃあないだろうか、とつい勝手に想像して楽しんでいます。



#1552 
ホリ−・ハンタ− 2001/05/29 09:39
キュアでコアな核の小説

新潟県刈羽村のプルサ−マル計画の延期が発表されましたね。
去年の東海村・臨界事故の影響は少しあったかも。私の住んでるとこ
だって能登に原発あるし、人ごとでは無いか。でも、核の話って
難しいです。私は以前、高村薫さんの「神の火」を読破しようとした
無謀者で、あの作品は原発の描写が緻密で圧倒的で、読んでると
偏頭痛になります。そのディティ−ルは娯楽小説の範疇を超越してます。
あらすじは(僕の飛ばし読みで解釈が違うかも)
主人公は、日本人とロシア人の混血児で、日本の核技術をソ連に
売り、原発技術者をクビになった男。故郷で再会した友人は
公安にマ−クされるヤクザ。故郷で建設中の原発で働く不法就労
外国人青年はチェルノブイリで被爆し核を呪って暴走する
元・ソ連軍兵士。この3人が核技術を軸にした国際謀略戦
に巻き込まれながら共犯者的友情を持ち、破滅的な原発
占拠計画を実行させてゆくという話です。この話の時代
にはソ連はまだ存在してて、しかしゴルバチョフが改革
をしてた頃で、ソ連解体のドサクサにまぎれて、
こんな話が人知れず進行してそうな説得力のある
重い小説でした。この本を読んだのは6年ほど前ですが
読もうと思ったのは、この本のカバ−イラストの
海岸にそそり立つ青白い巨大な炎が綺麗だなって
ゆう些細な事からなんですけど、
今さらにして思えば、この炎は「臨界反応」の事だと
高村さんは云いたかったんですかな?ア−メン





#1551 
徹夜城(月曜中の史点更新が間に合わなかった管理人) 2001/05/29 00:11
どんどんずれていく更新日

「史点」、今日めいいっぱい頑張ってはみたのですが…間に合いませんでした。ネタの決定までにちょっとすったもんだがあった上に、調査にいささか手間のかかるネタもありまして。おまけに久々にイラストなんぞ描いちゃったもんで(笑)…書き上げまであと一息ですけど明日の更新にしておきましょう。

>五番街さん
密かに期待していた(?)「パールハーバー」の現地リポート、ありがとうございます。ちと未見の方にはネタバレだったかなぁ(^^;)。
まぁ戦闘シーンは確かに見物らしく(本物の再生零戦が飛ぶらしいですし)、それは見に行っちゃうでしょう。ストーリーの方は僕は苦手そうですな(^^;)。「タイタニック」もいまいち乗れなかった僕なので。

>ホリー・ハンターさん
こちらも現地リポートですねぇ。コーラン事件ネタは「史点」にも書くので思うところなどはそっちで。
ところでネット上での注意事項なんですが、○で囲んだ数字とローマ数字は機種依存文字というやつで環境によっては表示されません。僕は読めてるんですが、人によっては読めませんのでなるべく使わない方が良いかと思われます。

>映画ネタ。
うーん、歴史からちょっと遠ざかっちゃうかな…映画伝言板もちょっと離れたところにあるのだけれど、管理人も書き込んでないしなぁ(^^;)。
「山猫は眠らない」はビデオで観ました。確か原題は「スナイパー」とかじゃなかったかなぁ。邦題の密かな名作(笑)。
それでいて「エイリアン4」は観てないんだよな。このシリーズ、リドリー=スコット監督の1作目しか観てなくって。とりあえずスコットさんには予定に上がっている「永遠の終わり」を撮って欲しいんですけどね。なんでかってーと、僕のやってるアシモフコーナーをご覧下さい(^^)。

そういえば「パール・ハーバー」のディズニーですが、新作の「アトランティス」とかいうアニメが「ふしぎの海のナディア」に酷似しているとか、あちらのアニメオタクが騒ぎ出して議論になってるらしいですね。第二の「ライオンキング」か?もっとも「ナディア」も「海底二万マイル」がモチーフなんですけどね。



#1550 
ホリ−・ハンタ− 2001/05/28 16:46
映画案内

そうそう忘れてました。(まるでコロンボやね)ついでに
もう1つ挙げたい戦争映画は、「山猫は眠らない」(邦題)
南米の麻薬組織を壊滅させるためジャングルに派遣された
アメリカ狙撃兵の話です。この映画の好きなところは、
主人公の狙撃兵が言い訳をしないところです。彼は密林で
のサバイバルに長け、数々の戦闘で仲間を失い、それでも
ランボ−のようにヤケを起こさず黙々と敵軍司令官に
迫ってゆきます。まるでヒグマを追うマタギのように。
戦争を狩りに例えている点が成功していると思います。
最近、公開のスタ−リングラ−ドは、これを参考にしたのでは?
と思えるほどに、狙撃の描写がダイレクトで
戦争映画とアクション映画の危ない境界線を
綱渡りする逸作です。お試しを。



#1549 
ホリ−・ハンタ− 2001/05/28 15:38
徹夜城さん へ

そうそう、忘れてました。私がT−34を持ち出すと、それが出てる映画を教えて
くれた徹夜城様、貴方の映画通には脱帽です。てなわけで(どんな訳?)
戦争映画の話を。戦争映画には戦争の悲惨さ、映画の必要条件=娯楽性との
両立が許されるかと云うジレンマが絶えず憑いて回り、なかなか、両方バランスが
とれた作品が少ないのですが、私が挙げたいのはエイリアン4です。
それSFやろボケと突っ込まれそうですが、人類がエイリアンを兵器として
飼おうと、宇宙戦艦内に強制収容所(恐怖!餌である人間を確保するため)
を作ってしまう話ですよ?エイリアン4はシリ−ズ中で一番の完成度だと
思います。しかもパ−ト5を予感させるようなラストで
パ−ト5は恐らく、シリ−ズ中、初めて地球が舞台となるでしょう。
監督はリドリ−・スコットなら良いのですが、(あの方は
グラディエ−タ−、ハンニバルと連作されてるので無理か?)
てな訳でエイリアン4観てない方、一度お試しを。




#1548 
ホリ−・ハンタ− 2001/05/28 13:20
コ−ラン節U

冨山コ−ラン破り捨て事件が短絡的外国人排斥に発展するのでは?という意見が
ありましたので、近所の人間として(冨山県人)ちょっと言わせてもらいます。
捜査の方は期待できそうにないかも。県警は最近ではコンビニ誘拐事件を解決、
ひと頃前では偽ドル取引団を検挙するなど田舎警察にしては優秀ですが、
被害者がコ−ラン、って掴みどころ無い事件は頭を抱えるでしょう。別に捜査に
手を抜いてる訳では無いのでイスラムの方々、まずは怒りを鎮め下さい。
それよりも知りたいのは犯人が逮捕されたらイスラムの人々は
どうするのでしょう?日本の司法・刑法に委ねてくれますのでしょうか?
私が怖いのは歴史上コ−ランが破り捨てられた事は皆無で、
その史上初の暴挙が今回の事件だと彼らがコメントしている事です。
犯人が日本人であれば、目的は?この騒乱を予期してのこと?
もしそうなら、この件で派手に騒ぐのは犯人の思うつぼです。
私は暴動をやる者と暴動を煽る者は同罪だと思う。
暴動を煽る者は自分で手を汚さぬ分、たちが悪い。




#1547 
五番街 2001/05/28 11:07
三島について

>彼の狂気の正体は何だったか、狂気であるものを、描くことを避けることなく、変に持ち上げる事もなく、消化、描写できる作家の登場を待っています。

奥野健夫の「三島由紀夫伝説」は、こうした問題にある程度の回答を与えていると思います。ただ残念なことに、この著作は、出版禁止になった例の「紅と寒椿」が現れる前に書かれたことです。奥野氏のことですから、「紅と寒椿」を読んでいれば、さりげなくそれを参考にし、だいぶ自説を修正したと思うのですが。そして、奥野氏は「伝説」を発表後しばらくして死亡したので、たぶん「寒椿」を読む機会はなかったとおもうのですが。




#1546 
五番街 2001/05/28 10:57
「パールハーバー」

メモリアル・デイの連休で、妻のマリーとジェイソンちゃんとで、ニュージャージーのマリーの両親を訪ねました。マリーの父親から「パールハーバーを上映しているから観にゆこう」というと誘われて、近くにある映画館へ行きました。マリーとジェイソンちゃん、彼女の母親はションピング。マリーは「戦争映画は観たくない」そうです。

映画館まで自家用車で15分くらい。その途中で私が、「1941年12月7日は何をしていたのか憶えている」と訊ねると、マリーの父親は「当時は学生で、ニューヨークの郊外に住んでいて、当日は裏庭で友人たちとゲームをしていた」、「ラジオを聴いていた友人の誰かが『パールハーバーが爆撃された』と大声で叫んだんで、『パールハーバーってどこにあるんだ』と言ったことを憶えている」、「日本海軍の大軍団がちかづいてくるのを気がつかなかった、っていうのは一体どうしてか分からなかった」と答えていました。

私は「いや、当時はレーダーもお粗末なものだったし、まさか太平洋を横切って攻めてくるとは想像もしなかったし、たしか、報告を受けた上官は、他の船舶が通過していると考えたんじゃあなたっかですか。それに、アメリカのスパイは、フィリッピンがどこかを攻撃する可能性がある、という報告をだしていたようだし」・・・などという会話を交わしながら、映画館へ向かいました。

この3時間もの超大作を見終わった時に思い出したのは、私が小さかった時に、母親が何回もはなしてくれた私の故郷の小さな町で実際にあったことです。

「戦争に行く前に結婚式を挙げて、それから戦争に行って、それっきりになって、戦死の通知が届いたのよ。両親は葬式を行って、墓も建て、残されたお嫁さんはその弟さんと結婚して、子供のできたんだけど、数年後に、ひょっこりと死んだはずの兄が帰ってきたことがあって、大変なことだったのよ。お兄さんは、いたたまれなくなって、家を出ていったわ」

この映画は、このような戦争期に起こった悲恋を軸とした物語ですが、真珠湾攻撃は、添え物として描き出されているのでもありません。45分にわたる真珠湾攻撃のシーンは見事なまでの映像美でした。人が死ぬ光景をこうまで美しく映像化するのは、戦争の惨禍を感じられなくなっているじゃないか、というのが、最初の私の感じたことでした。

しかし、日本軍機による猛攻が終わった後に、水に浮かぶ死体の群れや、その間を縫うようにして進められる救助活動、そして、まるで荷物の積み降ろし用の太い網で引き上げられる「物」に化した死体や、転覆した戦艦の船腹に穴をあけて救出しようとして握りしめた相手の手が急に力が抜けてゆく様子などのシーンは、私たちがともすれば気がつかない、もう一つの重要な真珠湾の出来事を描いています。こうした視点は、いままでの真珠湾映画にはないものだろうし、おそらく戦争映画でもなかなか着想できにくいものではないかと思います。

そして、真珠湾攻撃に至る過程も必要最小限度にとどめられ、特に考証の点では、問題が多いという批判もあり得るのでしょうが、映画を見終わってみると、そんなことは、些少なものにしか思えませんでした。

何よりも私が忘れられないのは、死んだと思われていた兵士が、恋人に再会するシーンです。最初は、彼女が狂わんばかりに喜んでいたのに、いつのまにか、彼は何か彼女の様子が変だ、と気がつき、そして、友人の兵士が彼女に近づいて来るのをみながら、それが何であるかを理解し、目に怒りと絶望とが交錯して現れ、何も言わずに立ち去ってゆきます。・・・その後、「なぜだ?」という彼の問いに「私、妊娠しているのよ」と告げるのですが、今度はカメラは彼の表情を大きくはとらえません。こうした、切ないシーンは、胸ふたぐ思いがします。

・・・まだまだ見せ場はあるのですが、あとは皆様でお楽しみください。最後に一言付け加えると、「タイタニック」がアカデミー賞と受賞するなら、その賞を「パールハーバー」にも与えても当然じゃあないだろうか、と考えたことです。







#1545 
ホリ−・ハンタ− 2001/05/28 09:27
コ−ラン節

冨山のコ−ラン破り捨て事件、実は私、現場の付近に住んでます。まさか東京まで舞台が
でかくなるとは思いませんでした。私の県は保守的で閉鎖的な土地で(北陸保守王国って
ありがたくない通称が)、犯人がもし県内人なら料簡の狭い県人気質が悲しい。
もしそうでしたらイスラムの人々に謝罪します、同県人として。
私の右翼的知人などは、騒がしいアラブ原理ゲリラめが、迷惑だ!といきり立ってますが、
私はコ−ランの為なら火の中、水の中ってコアなイスラムの人々に圧倒されます。
聖戦をこんな極東の田舎町で見るとは夢にも思いませんでした。イスラム教の伝播が
世界規模で進んでいるのでしょうか?そういえば、パレスチナでの聖戦も連日、
報道され、宗教戦争は何と血生臭いのかと驚かされます。ひと頃前はタリバンの
仏像爆破が世界を震撼させましたね。西洋主導のグロ−バル化への反動現象とすら
思えますが。何を云いたいのか分からなくなりましたが、1つ、断言します。
冨山県警と、東京までデモに行った人々はそれほど物騒な人間、ゲリラなどでは
ありません。その群衆の中のある人の店の美味しいカリ−を私は食べてます。
相手が怒って喧嘩になりそうになったら食い物で丸める、
国々の外交も食事をしながら、すすめられます。
飢えた兵士ほど恐ろしいものは無い、って諺が在ったような気がします。




#1544 
アール・ケイ 2001/05/28 01:51
本日の…

…「太平記のふるさと」、じゃなかった(笑)「時宗紀行」は、朝鮮軍が対モンゴルの為に立てこもる為一時期首都を移すまでしたあの島でしたよ。以上ご注進まで(笑)。
MISHIMAの件、お答えになりにくい話にお答え戴きありがとうございました。やはり、ここいらでキチッとエンターテイメントとしての三島伝が描かれるべきだと思います。彼の狂気の正体は何だったか、狂気であるものを、描くことを避けることなく、変に持ち上げる事もなく、消化、描写できる作家の登場を待っています。

なんと云っても、ネタは『パール・ハーバー』ですか(笑)。私、MISHIMAには程遠いですが、なんか尻がムズムズ、ナショナリストしてしまいそうです…。やっぱ見たくないなあ。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1543 
徹夜城(最近「時宗」をちゃんと見ていない管理人) 2001/05/28 00:08
高時クンの少年時代が出たそうで。

今日は臨時のお仕事で出かけてて「時宗」は見逃しました。もっとも最近いまいち乗れないのは確かで、モンゴル軍が実際に来るまで様子見かもしれません。

>おはけんさん
熱い書き込みどうも(^^)。
まずご指摘の置文の件ですが、再確認した限りでは「しかれども」という一節が抜けてました。次回更新時などに修正しておきます。他はあのまんまでした。
直義についても意見の一致を見たようですね。古典「太平記」は特に直義の出番が多く、作者もどうやら直義を高く評価していた節があります。
ただ武士全般の「人望」「人気」って点においては兄の尊氏に遙かに及ばなかったとは言わざるを得ないようですね。カタブツ過ぎたのは記録にも残ってますし。尊氏って何がどういいのかよく分からないけど、茫洋とした魅力があったのは確かなようで、みんなが担いじゃうようなところがあったみたいです。やっぱ良い意味で良家のお坊っちゃんだったんでしょうね。
高嶋政伸の演じた直義は、脚本段階でああいうキャラクターに設定されていたようです。その意味では「好演」と言えるのでは。それにしても、あのドラマにおける尊氏・直義・師直のトリオ(?)は僕がイメージするところとはかなり違ってますね。

>ほしむらさん
座布団一枚(笑)。
まぁブッシュ・ジュニアの能力うんぬんに対する疑問は選挙前から言われていたことですからねぇ…。李登輝の名前はいい加減覚えたかな?覚えたつもりでいて陳水扁になっていることを忘れていたら大笑いですが。

>五番街さん
前の書き込みの時は入れ違いになってしまいまして…
「MISHIMA」の本物を観ておられたのですか。僕も興味はあったんですけど、見る機会は国内ではなかなか無いもので…あれってコッポラが製作に関わっていたりしましたよね。
内外における三島由紀夫の評価ですが、文学者として、はたまた奇矯な最期を遂げた過激行動者として、いろいろと見方があるようですね。僕の聞いた話ですが、エジプトだったかアラブ系のある国へ行った人が、この事件について「日本には立派なことをする人がいる」などと現地の人に言われたなんてことがあったそうで。反西欧的という意味での親近感なのかな。日本には現代でもハラキリをする人がいるんだという実例になっちゃってるかも。



#1541 
おはけん 2001/05/26 23:48
いよいよ佳境ですね!

 ↑
 太平記大全感想です!
 まじまじと場面場面が蘇ってきます。私の大好きな「足利決起」の回の道誉とのやりとりシーン「苦しかるまじ(“まい”?)」と述べて扇子をポンと突きつけて(肩を叩く)尊氏・・・もきちんと再現いただき、感激です。
(一)
 なお、私が手元に持っている(ただし引越のどさくさで、無くしてはいないものの奥深くに仕舞って出せない状態)太平記前半の脚本本(NHK?から市販されていました)によると、家時置文の文章は、たしか・・・
〜(中略)我、盛運を思うや多年、「しかるに、」我に徳なく、夢空しく破れ、わずかに、家名を守らんがために、命を擲つのみ。「これ家時が宿命なるかな。」我より後の子に「告ぐ」我が意を嗣げよかし。我に代わりて天下を取れ!〜
と記載されていました。
 放送時には、「これ家時が・・・」はひょっとしたらカットされていたかも知れませんが、「しかるに」「告ぐ」は、私の記憶にも合っているのですが・・・
(二)
 あと、足利兄弟についてのコメント(「人質」の回)も、人質についての古典太平記でのコメントや「天下取りはまさに兄弟の両輪で成し遂げられた」「冷静沈着で勇猛果敢(矛盾するようだけど、実際はそうなのだ)」は、まさに我が意を得たりです。
 私はもともと(大河化以前から)足利直義は、公平無私で人望がありそれでいて怜悧で切れ味鋭いというイメージで大好きでしたので、この点うるさすぎる(失礼!「熱血過ぎる」?)高島政伸にはどうしても違和感がぬぐい去れませんでした(彼も、「秀吉」の秀長はまぁ良かったのですが)。

 この先も、血沸き肉踊る、また丁々発止の緊迫したやりとり場面の再現を、どうかよろしくお願いします。期待してますので。



#1539 
ほしむら☆てるき 2001/05/26 23:06
古典的ポリティカルジョーク

徹夜城さん、お久しぶりです。
「ブッシュ大統領はきわめて愚かだ」と中国の江沢民主席が発言したことについて、
アメリカCIAは江沢民主席を、アメリカの最高機密を漏洩した容疑で捜査する方針を固めた。
って、少々表現が違いましたでしょうか?




#1538 
五番街 2001/05/26 13:53
旧石器偽造事件

今回の旧石器偽造事件は、刑事事件にはならないようですが、学会のみならず国民すべてを騙してきたのですから非難されて当然だと思うんですけどね。

それに、彼がアマチュアの学者でこれまでに優れた実績を残しながら学会から無視されてきたので、自分の存在を認めさせるためにあんな行為を行った、というような動機でもあれば、幾分かは(あくまで、<幾分かは>ですよ)情状酌量の余地もあるし、日本の考古学の閉鎖性をうち破るきっかけになったりする可能性もあるんでしょうが、どうやらそんな動機もないようです。新聞報道などで知る限りにおいては、動機は自分が有名になるためだったとしか思えません。

・・・しかし、こんなことをやってはいけないんだ、という自制が見事に崩壊して、次々と発掘を成功させて「神の手」という尊称まで奉られて、自分の行為が恐ろしくなかったんだろうか、と思います(最初の2、3の新発見でやめておけばよかったのに、あるいは、自分がつねに注目を浴び、考古学会の中心にいなければ気がすまなかったんでしょうかね。・・・このあたりは、精神分析学の領域になるんでしょうが)。



#1537 
徹夜城(ここの肩書きのネタに困ってしまった管理人) 2001/05/26 11:07
まとめてレス

いやあ、ちょっと見ないうちにドカドカと書き込みが。さてと、短くまとめてレスさせていただきます。

>ホリー・ハンターさん
>#1531
ロシア戦車「T−34」ですが、ソ連の古い戦争映画で「鬼戦車T−34」ってのがありますよ。ドイツ軍の捕虜収容所からT−34に乗り込んで「大脱走」するというかなり変わった映画。T−34が市街を疾走するなんてシーンまである。この戦車お好きでしたらお薦め。僕はDVDで持ってます。
>#1532
捏造事件のあの人ですが、僕は第一報を聞いたときにはやや同情し、詳しく知るにつれてやはり許し難いことをしたと想うようになりましたね。人間個人としては気の毒にと思わなくはないですけど、その「被害」は余りにも大きかった。その後「秩父原人」などみんな捏造であったことがほぼ断定されてきてますね。
ああしたアマチュアの発掘屋さんの存在が大きなものであるのは確かです。旧石器を日本で初めて発見した相澤忠洋さんがアマチュアであったために冷遇されてしまった前例もあり、むしろあの藤村さんなどはヒーローとしてもてはやされたところがあるのです(もう書店から消えていると思いますが、講談社「日本の歴史」の第一巻は…)。それがこうなってしまって、アマチュア考古学の人達にも泥を塗る形になってしまった。やはり許し難いことではあるのですよ。
>#1533
潜水艦の話もあっさり忘れてますなぁ。日本人は。リメンバーパールハーバー。
とりあえず「急浮上」の件ですが、実際にはあんなイルカの曲芸みたいなもんではなかったそうです。映像的に使えるのでTV曲が流しまくってしまったわけで。
>#1534
音楽系のネタは僕はまるでダメです(笑)。

>アール・ケイさん
「コーラン破り捨て事件」詳しいところは分かりませんが、筑波大学の一件を絡めているのは理解に苦しみますね。案外向こうでは「英雄的行為」と見なしている人が多いのかも知れません。昨日のデモでもTVに向かって「イスラム教徒は神のためには人も殺す」ととれるような事を言っていた人がいまして(一度見たきりでその後映りませんが)…。
「イジメ、ヤメテ」はすっごく分かるんですよ。今度の事件も明らかに外国人排斥の動きが背景にあったようですしね。それは大いにアピールした方が良い。絶対「犯人」はこれほどの反応が出るとは思ってなかったでしょうから。
それにしても富山県にそんなにパキスタン人経営の中古車店があるとは知らなんだ。ボーダーレスって案外地方から広がってますねえ。

>三島由紀夫。
僕は全く読んだことがないですが…というか僕は日本の昔の有名作家の小説ってどれも読んでないんだよな(笑)。
あの「決起」についてはこれからもいろいろと分析されていくでしょうけどね。これまでは「三島事件」はどちらかというと精神分析の対象であったように思うんですが、もう少し具体的な計画性があったのかもしれない、という話であるようですね。
緒形拳が三島を演じた「MISIMA」ですが、輸入されたビデオが都内の中古ビデオ屋で十万円以上の値が付いていて驚いたことがあります。遺族が「三島」についてはトコトン神経質でしてねぇ…文芸春秋から出た例の本の一件もあったし。

>史点ネタのその後。
昨日今日の報道で以前「史点」で書いたネタの続報がありました。
バーレーンから米兵と駆け落ちした王女さま、アメリカ永住権を獲得したそうです。
マクドナルドはヒンドゥー教徒に対して、フレンチフライに「牛肉風味」をつけていたことで謝罪したようです。




#1536 
五番街 2001/05/26 10:56
MISHIMAについて

映画「MISHIMA」はNYで15年ほどまえに観ました。この映画館は日本映画などの外国映画をよく上映するのが特徴でスクリーンも小さく、といっても、マニアのファンを対象にしているのでもありません。リンカーン・センターの前を通るブロードウェイを横切った一等地と言える場所にあります。・・・こんな感じで、当時のアメリカ映画界がこの「MISHIMA」をどのように評価していたかをぼんやりと窺うことができるのではないかと思います。

私の記憶も相当に曖昧なものになっていますが、感想としては、三島由紀夫という強烈な個性をアメリカ人の目で浮き彫りにしようとしたもので、彼らの目に映る異様なものを表面的に並べたにすぎない、というくらいでした。つまり、フジヤマ・芸者というステレオタイプの日本の異国情緒を映しだす代わりに、三島という別の異様なものを映し出しているだけで、対象に対する理解や咀嚼なんてものは感じられませんでした。男色がどこまで描かれていたのか全く記憶にありませんが、これは、3流の映画だなあ、というのが私の感じたことです。



#1535 
アール・ケイ 2001/05/25 18:05
ちょっと危険な香り、かも…

「太平記大全」更新、ありがとうございます(礼を申し上げるのも変ですが(笑))。
なんとなく身の危険を感じる書き込みになるそうなもので、HNを変えて書こうかと考えましたが、勇気を奮って書くこととします(笑)。

1、 富山コーラン破り捨て事件
私、ムスリムの方を特に恐いと思うわけでもないし、彼らにとってイスラムの教えがただの宗教ではなく生活、人生そのものである、ということも理解しているつもりです。ですので、今度の事件で彼らが(と一括りにしてはいけないのかもしれませんが)抗議運動をすることも当然だと思います。ただ、外務省へ出したという文章は(報道されている限り)いけませんねえ。‘91年の筑波大助教授殺害事件を引き合いに、イスラム教への侮蔑に対するムスリムの怒りというものを軽視してはいけない、とそこにはあるらしいのですが、その未解決である重大事件のことを出してくるのは誠に不適切だと思います。何か、この国に住む異教人として脅迫されているような感じさえします。そういうことを云うのなら、殺害事件の犯人を自分らのネットワークで探し出して連れてこいよ、てな「無茶」な発言をしてしまいそうになっちゃいますよ。何十億人もいるムスリムの人々をいっしょくたに考えてはいけないのは分かっているのですが。

2、 謎の三島由紀夫
今日の夕刊か明朝か、また朝日に載ると思いますが、三島と自衛隊の関係について、新証言が出てきたようです。
三島由紀夫に対しては、私、繋がりたくなくて、敬さずに遠ざける(笑)ことにしていますが、某所で彼が作った幻のフィルム「憂国」(逆輸入版)で何ともいいようのない軍人の切腹風景を見てしまったりと気になる存在ではあります。彼の文学者としての再評価、性的嗜好については真正面から語られるようになってきたようですが、肝心カナメの「盾の会」創設から彼の自殺(あえて自決とは云いたくないもので)については(事件当時はよく知りませんが)最近語られることはタブーではないにしても少なかったような気がします。
映画『MISHIMA』というのもありましたが(未見)、彼の生涯の謎の解明とともに、彼を主人公とした“エンターテイメント”小説や映画、ドラマがもっと作られてもいいのではと思いますね。彼自身がなかなか名役者だったりするので、本当は本人が本人を演じるのがよかったのでしょうが…。私が知らないだけかもしれませんが、やはり、いろいろ妨害が入ったりして作りにくかったりするのでしょうか?


http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1534 
ホリ−・ハンタ− 2001/05/25 10:45
女王の時代

この間、長者番付なるものが発表されてましたが、ブッたまげました、
我らが椎名林檎 姫が歌手部門でトップ5に!これは快挙だと思います。
彼女の功績は各音楽雑誌で書きまくられ今さらとはお思いでしょうが、私見で
勝手に挙げさせてもらうなら
@歌詞に古文を引用、彼女の歌詞には「盛えし者必ずや滅びゆく」や
 難しい漢字が多く出てきます。しかも歌詞の世界が演歌的や
 江戸川乱歩的であり(歌舞伎町の女王)にもかかららず
 曲は、巻舌を多用する、まぎれもないパンクロック。
 マイク代わりにメガホンアンプを使うのは、安保闘争の
 アジっぽい。
Aプロモでのコスプレがエキセントリック
 看護婦の格好で試し割りやベンツを縦割りにしたり
 姫のプロモはいつも度肝を抜かせてくれる。
B中島みゆき の後継者であること。
 その自虐的音楽センスは、日本人のマゾ的部分を
 煽っている。
C女王という存在意義を我々に教えてくれたこと。
 世の中には色々な女王が存在しますが、日本人ほど
 女王様が好きな民族はいないのでは?何しろ、
 最初に国を治めたのが卑弥呼って女王なんですから。
 最近では真紀子って女王が首相の座を目指してるし。
 卑弥呼は神の代弁をする巫女でもあったそうですが
 林檎姫もエレキをかき鳴らしてトランス状態になり
 白眼をむいて歌うところは巫女ですね。 
 さて最近の姫は、ネットで妊娠告知したり、
その旦那との経緯は略奪愛だなどとマスコミに
噛みつかれたり、プロモに懐かしのタツノコ・プロ
のようなアニメを使ったりと、やらかしてくれますが
今後一層のご活躍を期待して止みません。ア−メン
 



#1533 
ホリ−・ハンタ− 2001/05/24 16:59
3連発でゴメン仕事ひまなもんで、つい

拝啓、小泉首相&真紀子外相、えひめ丸事故の交渉は、その後どうなってます?
今だ私も不思議に思っている事がありまして、どなたか解りましたら教えて下さい。
潜水艦のクル−が「海航図を書くひまがなかった。」と証言してましたが、
電子装備の塊の最新鋭艦でも海図は手で書いているのですか?
例の緊急浮上っつうイルカか飛び魚みたいなアクロバットは、実戦上、必要な行動なのですか?
戦闘では潜水艦は浮上したら哨戒機やら駆逐艦やらにフクロにされるもの。敵水域での浮上は
降伏を意味します。民間人が乗ってたそうですが、米軍は国家機密を何と心得ているのでしょうか?ミッション・インポッシブルの国じゃないですか。落合信彦先生が泣きますよ。
アメリカは最近、中国に喧嘩を売られました。暗黙の了解で中国は米の最大仮想敵国だそうですが中国びいきの真紀子外相は気に入らんですか?ブッシュ閣下



#1532 
ホリ−ハンタ− 2001/05/24 15:49
掘る人々

この間、発見をねつ造したとして旧石器時代の発掘者がその筋の協会から除名されたそうですが
私は、この人をあまりに悪く言うのは、どうかと思います。人力で土中を掘るという作業がどれほどきつい事かは私も仕事柄(建設業)知ってますし、高校の頃、考古学クラブにいて発掘調査の現場体験もあります。そこは近所の土建業者に発掘を委託してましたが、渦中の人は別に学者
でもなく趣味が高じて、ついには仕事を辞めてまでして、その道にはまったそうです。
別に掘り当てたからといって石油やダイヤが出てくるわけでもなく、純粋な探求心なくしては
務まる事ではないです。彼が功名を焦った背景は知る由もありませんが、
(一部報道では発掘地の自治体が町おこし に利用すべく彼にはプレッシャ−だったと)
彼のような人がいなければ、研究室に引きこもり切りの教授たちは自分で野山を掘って回らねば
ならんでしょう。彼が再び発掘を出来る日は来るのでしょうか?



#1531 
ホリ−・ハンタ− 2001/05/24 12:02
ロシアは侮り難し

管理人殿、私の過剰反応に応えて頂き有り難うございます。さてスタ−リングラ−ドを観てこられたとのこと、私の感想ですが、ロシア人が無茶苦茶弱く描かれてますね。エキストラの殆どがロシア兵の戦死体。大体あの映画はスタッフや俳優にロシア人が皆無だそうで、ロシアの方が観られたら複雑な心境でしょうね。私は小学生の頃プラモデルに凝ってましたがT−34と云うソ連戦車(独ソ戦の主力)を作った事が。兵器を誉めるのは気が引けるのですが、機動力、攻撃力、被弾傾斜を施したスマ−トな機体、あの当時の最優秀戦車だと思います。ロシアというとやたら野蛮な国にとられますが。さて脱線しましたが当映画は狙撃兵のサバイバルが主題で、その点では素晴らしいと思います。結局、人は生き残る為には闘わざるをえないと断言してましたね。ただ、「闘う」と「戦う」では意味が違うと思います。闘うとは自分のために、戦うとは他人のために。独ソ戦で活躍したパルチザンの人々の多くが戦後、軍事裁判で収容所に送られていたそうで、そう思って観ると鳥肌の立つ映画でしたね。



#1530 
徹夜城(「スターリングラード」をようやく見てきた管理人) 2001/05/24 11:10
ヘンテコ歴史本を発掘

ふふふ…昨日東京・神田の三省堂の歴史書コーナーでとんでもない本を見つけてしまった…
南北朝時代(もちろん日本ね)もののトンデモ本なんですわ、これが。なんというタイムリーなと思ってしまった。
いつ書けるかわかりませんけど、素晴らしい内容(爆)なのでいずれコーナーで紹介させていただきます。ヒントは「竹内文書」がらみね。こう書くともう読んだ方がいるかもしれませんが。足利尊氏はなんと人類史上の逆賊なんだそーです。わはははは。

>ホリー・ハンターさん
「パールハーバー」ですが、制作側にそう不穏な意図はないでしょう。単純にラブストーリーの背景としてスペクタクルが欲しかった、ちょうど60周年だし、ってな感覚で作ってるんでしょうね。そこがかえって「不謹慎なやつ」と僕などは思ってしまう。ちなみに僕は「アルマゲドン」も「タイタニック」も好きじゃないんですよ。ま、これは映画的な好みの問題として(あ、でも同じ監督の「ザ・ロック」は割と好きだった)。
昨日観てきた「スターリングラード」(これ邦題ね)なんかは完全にエンターテイメントなんだけど、「戦争」をしっかりと描いています。どうも「パールハーバー」にはその姿勢を感じないんだよな。ま、観てみないと何とも言えないかなぁ。

ちなみに僕の祖父はビルマ戦線に行って九死に一生を得て戦後帰ってきました。もっとも戦争の話は家族にはほとんどしなかったそうですが(僕が生まれる前に亡くなったので僕自身は当然聞いていません)。ただ時折話す内容にはかなりショッキングなものが入っており(人肉の話もあったそうです)、話せないほど強烈な体験だったことは確かなようですね。



#1529 
ホリ−・ハンタ− 2001/05/24 09:44
去年の夏

「パ−ルハ−バ−」という不穏な映画が封切られるそうで、否応なく太平洋戦争をフラッシュバックさせられますね。私は戦後生まれなもので受け売りしか出来んのですが、身内に戦時中の修羅場をかいくぐって来た人(祖父)がいて、去年の夏亡くなったのですが、だからこの映画で祖父の臨終を自分勝手にも思い出します。祖父はその頃、躁病を患い寝食も忘れて喋り続ける状態で、大昔のことを際限なく周囲に聞かせます。戦時中の徴兵の記憶が大半で、今まで記録や知識としてしか太平洋戦争を知らなかった私は、機関銃のように喋り続ける祖父に圧倒されました。祖父はそれまで戦中のことを一切語らず、彼は最期を悟り話さずには居られなかったのでしょうか?冥土まで隠して持ってはいけぬほどの体験、それが戦争、その発端がパ−ルハ−バ−です。私の祖父には。



#1528 
ホリ−・ハンタ− 2001/05/23 16:58
がんばれ真紀子さん

就任早々、台湾や北から物騒な、おっさん等が来たりしてご苦労様です。
でも、その時の対応とかがお粗末なんでは?機密費とかでもめてるからって。
台湾の おっさんに関しては観光客と限定すればいいんでない?そんな貴方、中国に卑屈にならんでも。北の金某の息子に関しては素直に帰らせ過ぎだと思う。北がそんな奴知らんつうて
突っぱねたんだから正体不明の一般人として拘留を延ばせたのでは?
日本には諜報機関がないんだから、真紀子さんも大変だね。



#1527 
徹夜城(早朝出勤のためとっとと寝る管理人) 2001/05/23 00:29
リメンバー…

「ニュースステーション」でもやってましたが、大作映画「パールハーバー」がまさに真珠湾の空母の上でプレミア公開されたそうで。
狙いは「アルマゲドン+タイタニック」だなと丸わかりですけど、なんだかんだいって当たるんでしょうね。あくまでここまで見聞きした限りの印象ですが、製作者は別にラブストーリーのバックにあるのが真珠湾でなくてもかまやしなかったんじゃないでしょうかね。なんとなく60周年なもんだから真珠湾にしてみた、という気がします。なんか気軽に戦争を扱っている感じでどうも気に入らない。
しかも未確認情報によると、ラストに「報復」として東京大空襲が出てくるとか…?

>長谷川さん
岩波新書の「皇室典範」、今度読んでみます。
田原さんの書いてた話ですが、ひょっとするとそういう意図もあったんじゃないかとは僕も思うんですよ。憲法原案者ならなおさらで。明治の時の女帝論議は欧米の王室のケースなども参考にしたんじゃないかな?
それにしても長谷川さんの「八紘一宇」(笑)の所を読んでいて、朝鮮王朝の李家と琉球王国の尚家が国王として今もあったら面白いことになっていたなぁ、などと思っておりました。



#1526 
長谷川@望夢楼 2001/05/20 08:15
女帝とか

 皆様どうもお久しぶりです(^^;)。

 現行法の「皇室典範」は国会で制定された正式な法律(昭和22年1月16日法律第3号。施行は5月3日)ですので、改正自体は簡単にできます。
 旧皇室典範(1889)には、草案の段階では譲位と女帝に関する規定があったのですが、どちらも井上毅(いのうえ・こわし 1844-95。大日本帝国憲法起草の中心人物)の強い反対で潰されています。女帝制が潰された最大の理由は、女帝の皇子は父親(女帝の夫)の姓を継ぐので、皇統が他に移ってしまう、というものです。アール・ケイさんご指摘の通りの問題が、当時からすでに指摘されていたわけですな。
 田原総一朗氏の文章は読んでいないんですが、当時の議論を見てもそんな話は出て来ないようなので、少々疑問ですね。

 ちなみに、当時の議論を見ると、女帝に臣下の夫を迎えるのが問題なら、外国の王室から迎えりゃいいじゃないか、という論も出てます。悪くない案だと思うけどなあ。イギリスとかベルギーとかデンマークとか、いっそタイとかカンボジアとかネパールとかサウジアラビアとか、モロッコとかレソトとかトンガとかから迎えれば、ほーら見事に八紘一宇の精神が……っておい。
 ……ま、まず通りそうにないですね、こんな話は。
(参考:鈴木正幸『皇室制度』(岩波新書 1993))

http://village.infoweb.ne.jp/~fwjf1899/


#1525 
徹夜城(現在頭痛が痛い管理人) 2001/05/18 16:22
皇紀は2600年♪

昨日の授業で声を張り上げすぎたせいか、頭痛が痛いです(笑)。

>SSGBさん
えーと、初めまして、ですよね?気が付いたらヘンテコ歴史本の掲示板にもお書き込みを発見。
海外メディアの「ご懐妊」報道はチェックしてませんでしたが、記事を書くにあたって「公式」(?)の資料をみるとそう言うことが書いてあるんでしょうね。皇紀こそまともに使っている人は少ないですが、我が家の百科事典の「天皇」の項目にも神武から全部出てますから…外国からみりゃそう疑問を覚えないのかも。いちおう最初の10代の平均寿命は調べておいてほしいもんですね(笑)。ついでに言えば「125代」というのも南朝を正統と考えた場合のカウントで。

そういえば戦後になって「南朝の子孫」を称した「熊沢天皇」ってのがいましたが、熊沢家はもう「女帝」になったとか聞いております。

>中根さん。
どうも、「太平記」の感想ありがとうございます。見たい気分にまでさせちゃったとしたら狙い通りです。総集編のビデオならレンタルもありますし、販売もされてますよ。カットされているシーンはアレを読んで「再現」してみてください。
貴HPの件ですが、こちらも作業をしておきます。





#1524 
中根東竜(HNを変えてみて久々書き込み) 2001/05/17 19:37
「太平記」面白いですねー

どうもどうも、ご無沙汰してました、中根@飛龍在天です。

太平記コーナー、非常に楽しませて戴きました(^o^)
しかし本当に内容の濃い企画ですよねー。ドラマ内容が面白いのもさることながら、
やっぱり徹夜城さんのコメントが良く聞いていますよ。南北朝好きの友人にも
教えようと思います。

実は、僕はドラマ太平記はまとも見たことがないのですよ。父が見ていたのを後ろでちょっと
のぞいた程度で・・我が家では父の方が太平記好きで、僕なんかはあんまり良く知らないんです。見たくなってきたなあ、ホント・・北条高時と顕子ちゃんのシーンには驚きました。スタッフの方、随分力を入れて作って居るんですね。

なお、私事ですがしばらく閉めていたウチのページも名前を「群龍天に在り」と変えて復活しました。お暇なときにでもどうぞ。

http://ueno.cool.ne.jp/souryuu/


#1523 
SSGB 2001/05/17 06:23
いぎりすの、BBCぺーじで、

雅子様ご懐妊にゅーすをみていたら、あきひと天皇は660BCの神武から125代目だといわれていると書いてあってびっくり。「皇紀は2600年」なんていう歌もありましたね。



#1522 
徹夜城(プロジェクトXも歴史は動いたも見落としてる管理人) 2001/05/17 00:40
気分は南北朝?

「夜のお仕事」が多いもんですから、両番組ともしばしば見落としてます。ビデオに録るのも面倒で(録ってもなかなか見られないし)。最近はよくよくネタに興味がわかないと見ていません。
「プロジェクトX」にはぜひアメリカ進出に成功したTOTOの開発者たちの戦いを描いてもらいたいものです(爆)。(分からない方は「史点」の昨年の某記事を参照のこと)

>アール・ケイさん、Q世代さん
「ラルフ一世はアメリカン」、僕は未見ですが、ストーリーにはびびった覚えがあります。確か英王室から抗議の一つぐらいはあったはずです。
女帝論議ですが、反対意見は自民党の中に一番多そうですので、改正案が提出された時点でもう強い反対者は出ないと思うんですよ。ただ「退位を本人の意思で認める」という改正案は天皇がどうやって「意志」を示すのかで議論になる可能性はあります。

「太平記」更新ついでに関連話など。
有名な話ですが、ドラマでは柄本明が演じた高師直は「帝や院などどこぞへ流して、木か金物で代わりを作っておけば良い」と言っています(確かこのセリフ、ドラマ中にも出てきました)。まぁ象徴天皇論はこの辺からあったわけで(←違うって)。
「史点」でも書きましたが、退位が認められることになると「上皇」が登場することになるんじゃないかと(まさか一般人になるとも思えないし)。「○○院」などと呼ばれたりするんでしょうか(笑)。
「なに、院というか。犬ならば射てやろう」
と言ってホントに射ちゃったのは土岐頼遠ですね。その結果は斬首でした(汗)。



#1521 
Q世代 2001/05/17 00:18
運慶は、決意した(田口トモロヲ風に)

今日の「そのとき歴史は動いた」はなんだか「プロジェクトX」でした(笑)。以前からそういう部分はありましたけど。

>アール・ケイさま
その映画は「ラルフ1世はアメリカン」ですね(^^)。私は映画館に見に行きましたが、物語がどんな展開でどうなったかは忘れてしまいました(笑)。ただもう、英王室の人たちが記念撮影の最中に全員感電死するというアイデアに「すごいことするなあ、向こうの映画は」と口を開けていたことのみ記憶に残っております。

>皇室典範
いっそ自然人の天皇はやめて、「天皇を象徴する三種の神器」を国民統合の象徴にしてしまって、勾玉を立法、鏡を司法、剣を行政に当てはめてはどうかと考えましたが、これこそ憲法違反かもしれません(笑)。だいたい与党からしか内閣が出ない日本のシステムでは、厳密な意味で三権が分立しているのかどうかも疑わしいですし。



#1520 
アール・ケイ 2001/05/16 12:47
宮家再興

「ご懐妊」効果ならぬ『太平記』効果でこちらも賑わっているようでなによりです。影の仕掛人として、密かにほくそえんでおります(笑)。
さて、女性天皇論(女帝という表現は問題なんでしょうね)ですが、そうすんなりと法案化、可決とはならないと思います(というより、「皇室典範」って正式な法律なんでしょうかネ)。云われていますように、皇位継承の順位の問題(姉→弟と生まれた時、姉が皇位を継ぐのか)、女性天皇は民間人と婚姻してもいいのか、婚姻して出産した場合これを皇位継承者としていいのか、などなど、もともと憲法との兼合いで問題があった部分(というより、はっきり云って違憲ですな)がクローズアップされるでしょう。
もっと私が思うのに、生まれてきた子供が将来「私は継ぐのは嫌だ」って云った場合はどうなるのでしょうか、ってことですね。そうなったら問題だし、そうさせない、即ち、職業?選択の自由がない、ということになれば、それこそ人権問題でしょう。
どちらにせよ、「天皇制」(これを制度と呼ぶ事自体にケチをつける人もいるし、なあ)を存続させていくのであれば、“血は絶えてはならない”のであり、それならば、いっぱい天皇候補をキープしておかねばならないですよね。こうなると、戦後大幅に絞り込んだ宮家を再興させる必要があるでしょう。
確か、アメリカ映画でイギリス王族がいちどきに感電かなにかで死に絶えてしまい、こまったイギリス政府は王家の係累を辿り、アメリカ人の一般的オッサンを王様にしてしまうというのがありましたが(未見)、一見不遜に思えることでも普段から考えておかないといけないことですよね。
っと、どっかの新書に書いているようなことを書いちゃったかしら…(笑)。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1519 
徹夜城(今日リンク先を一つ増やした管理人) 2001/05/16 00:38
次期臨時国会だそうです。

まず事務連絡。ここは更新記録がちと見づらいところにあるので。
本日づけ(いや、もう昨日か)で歴史映像関係でリンク先に「配役宝典inWEB」様方を追加しています。

さて、今回の「史点」の目玉(?)になった女性天皇論ですが、読売新聞によりますと、与党は次回臨時国会での皇室典範改正に着手するする方向に決めたようです。与野党ともに反対する人が出るとも思えませんので、改正案を出せばあっさり成立でしょう。妙に動きが早いような気がするのは「邪推」を呼んでしまいますが(^^;)。
今週の「週刊朝日」で田原総一郎さんも同様の話題を書いてますね。明治になって、なぜ天皇は男性のみと決められたのか、その理由を天皇が軍隊の最高指揮者「大元帥」であったことに求めています(女性は軍隊に入れませんしね)。あ、なるほどねと思う説明ではありますね。

それにしても宮内庁の発表の味も素っ気もないこと。なんだか沈痛な面もちに見えて、うちの母なんか悪い知らせかと思ったそうですよ。「兆し」から一ヶ月ももったいぶってこれだもんなぁ。
それと、某局ワイドショー。この手の話題をすぐ「経済効果」に結びつけるのはみっともないからやめましょうね。



#1518 
徹夜城(そそっかしいのは生まれつきの管理人) 2001/05/11 01:00
訂正いろいろ

ご好評になっているらしい「太平記」コーナーですが、第10回まで更新してあります。
すでに読んでみた部分でも訂正・追加がいろいろあるので読み返して見て下さい。僕も後から「あ、書き忘れた」ってことを次々書き足してますので。つい先程もちょっとしたネタですが結構重要な話を書き加えてます。

今日チェックしてみてやっと気づいた大チョンボはキャスト一覧のところでトップの真田広之の役が全て「足利尊氏」となっちゃっていたこと。建武の新政で後醍醐天皇(尊治)から「尊」の一字をもらうまでは「高氏」となってるんですよね。本文の方では気をつけていたんですけどね(^^;)。
ところで「太平記」の総集編というのは僕は未見でして、ビデオ屋でパッケージだけ眺めてみました。
第一部(青春)と第二部(倒幕)がそれぞれ2時間弱、第三部(建武の新政)と第四部(南北朝動乱)がそれぞれ70分程度。
「うわぁ、こんな時間でどうやってまとめているんだ!」と思っちゃいましたが、大河ドラマ総集編ビデオの中では長い方でした。うーむ。「総集編」しか見られない人も多いわけで、あのコーナーの意義を我ながらしみじみと感じた次第。

なお、先日この伝言板で書いた「アルジェの戦い」ですが、受賞はカンヌではなくヴェネチア映画祭でした。



#1517 
Q世代 2001/05/09 02:10
兆候

こんばんは。

>フランスの反省
またまたどこかで読んだ話で、しかも今回はソースを明示できないので恐縮なんですが。
オランダの首相が、インドネシアに対して植民化についての謝罪を提案したそうです。

と言うだけではあまりにもナンなので、検索でそれらしいソースを見つけました。
http://member.nifty.ne.jp/htaguchi/information-archive/35.html

私が読んだのはこれではなく確か新聞記事で、発言後のオランダ国内での反発まで触れられていました。結果オランダ首相は発言を撤回したらしいのですが、ともあれ首相クラスの人からこういう声が出てくるようになったというのは、何らかの変化の兆しではないでしょうか。

>徹夜城さま
「太平記」のページすごいです(^^)。楽しく読ませていただいております。

それではまた。



#1516 
徹夜城(明日は早朝出勤の管理人) 2001/05/08 23:53
手短かに

書き出すと長くなるネタが多いんですが、明日早朝出勤せねばならぬ事情もあり、手短かに書きます。いつもダラダラと長く書く悪癖があるから、いつもこうすべきとは思ってるんですけど、なかなか…って言ってるそばから長文化してますね(と、つかみはOK?)。

>松永さん
フランスもいい加減、その辺の反省が出てきたってことなのかな?
先日紹介した「ミリタリーヒーローズ」という戦争映画オタク本で、「パリは燃えているか」などでフランス愛国心を高揚された人は「アルジェの戦い」を見て冷静さをとりもどそう、と書かれていて思わず笑ってしまいました。この映画、僕は未見なんですが、ぜひ見たい映画の一本。
この「アルジェの戦い」がカンヌでグランプリを取ってしまった瞬間、フランス映画界の代表団が一斉に退席して帰国の途に着いたとか。フランソワ=トリュフォー監督だけは残ったそうです。さすが。誰だか知らない人はスピルバーグの「未知との遭遇」を観ましょうね。

>アール・ケイさん
福沢諭吉の件ですが、今言える範囲で。
福沢諭吉のアジア観は変化するんです。最初のうちは日中韓の東アジア三国でそれぞれに「維新」を起こし、東洋連合を組んで欧米列強に対抗するなんてことも考えてはいたようです。それが朝鮮での甲申政変の失敗等で「やっぱ朝鮮はダメだ」って感じになって「脱亜論」へと流れていった、というところのようです。結局「文明」というのは西欧文明だと割り切っちゃったんじゃないかなぁ。
「学問のすすめ」の冒頭に「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず」ってのは有名ですが、この後に「…と言へり」とついている(つまり引用である)ことは余り意識されてないされてないでしょう。僕はこの辺に彼の思想の一端があったように思ってるんですけどね。 お札に関してですが、以前の「伊藤博文」なんてのは今日では全く考えられないこととなっちゃいましたね。僕の知人に伊藤さんというのがいますが、韓国行くと名前では苦労するようです(笑)。

>歴史教科書問題
で、韓国が列挙して並べてきましたね。やはりかなり感情的にこちらからは見えてしまいますが、あの国にしては比較的冷静のつもりかもしれない。
古代と近代に話が集中しがちなので見落とされてるようですが、前期倭寇に朝鮮人が含まれていたという記述にもイチャモンがついていて、「ちょっと待て!」とツッコミを入れてました。 どこの教科書のどういう文に、どういう意見をつけたのか現時点では分からないのでコメントしにくいですが、以前調久さんもお書きだったように、韓国の学者でも近代的民族観・国家観から抜け出せない人もいるのは事実で、「倭寇に朝鮮人」とくるとカチンときちゃう人がいるんでしょうね。

僕などは「倭寇」をむしろプラスイメージでとらえているところがあって、その民族混合状態は楽しいぐらいなんですけどね。そのせいか僕の身近な在日コリアンの方にも「倭寇の中に朝鮮人はいなかったかい?」と期待するように聞かれたこともあるものです。



#1515 
アール・ケイ 2001/05/08 19:43
あっそうそう…

欧米、イスラエルなどとの間に犯罪者の引き渡し協定がない、ということで、ナチの残党の逃亡先として、伯剌西爾(と変換されたぞ(笑))がクローズアップされ、よく小説にも出てくるわけですね。ヒトラーのクローンを作るという話=『ブラジルからきた少年』てえのもありましたし。何故協定がないのか、その理由は知りませんが。

『未来世紀ブラジル』のブラジルはブラジル違い…


#1514 
アール・ケイ 2001/05/08 19:19
ビッグスに何が起こったか。

ブラジルからの報道によると、「世紀の大列車強盗」として知られる英国人ロニー・ビッグス容疑者が8日、70歳の誕生日を迎え、リオデジャネイロの自宅で家族、友人ら約140人の祝福を受けた。
 同容疑者は1963年、英ロンドン発グラスゴー行きの郵便列車から260万ポンド(当時、約10億円)を強奪。禁固30年の実刑判決を受けたが65年に脱獄してブラジルに逃亡した。
 ロンドン警視庁がブラジルで逮捕し連行を試みたものの、両国間に身柄引き渡し協定がないためブラジル警察に阻止された。同容疑者は以来、悠々自適の“逃亡生活”を送っている。
 誕生パーティーには、刑期を終えた事件の共犯者も出席した。大量の酒類が持ち込まれたが、昨年、心臓発作に見まわれたビッグス容疑者だけは、健康のため英国産の紅茶で乾杯。
 世紀の強盗は「70歳になって、晴れて私も年金生活者だ」と周囲を笑わせた。ブラジルでは最近まで、70歳が年金取得資格の対象だった。

…以上は1999年8月9日の毎日サイトからの引用です。
1年半前まではこんなに意気軒昂だったのに覚悟の里帰りとはどういった心境の変化なんでしょうかねえ。おそらく不治の病に冒されていて、「最期は祖国で迎えたい」と思ったんではないでしょうか。
’65年の脱獄劇は『パピヨン』を地で行くような話ですね。って『パピヨン』も実話ですが。

『徳川家康』で著名な山岡荘八の『小説太平洋戦争』の後書きだけ読んじゃった(笑)んですが、いやあもろに“日本は世界でも希有な単一民族国家”思想(というか事実誤認ですね)が全面に出てますねえ。従軍経験者として東京裁判批判をしたいのは分かるんですが、氏の晩節を汚した部分だと思います。
あと、アジア侵略の理論的先兵であったとして福沢諭吉批判をする方がいますが(その方々によると韓国、中国では福沢は侵略主義者とされて非難されているそうな)、実のところはどうなんでしょうか。高額紙幣に載せるような立派な紳士である、という一般的日本人の意識というのは誤っているのでしょうか?(確かに欧米を意識する余りアジアを軽視した面はあったようですが) 高杉晋作に対する韓国の識者の批判というのは伺ったことがあるんですけどネ…。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1513 
松永 2001/05/08 10:04
戦犯

 今朝の読売新聞に、アルジェリア戦争中の残虐行為で元将軍の叙勲待遇が停止されたこと、さらに、当時法相だったミッテラン氏が残虐行為を容認していた、との記事がありました。最終的には負けたけど、アルジェリアやインドシナでのフランス軍の残虐振り(特に空挺部隊の)は有名で、今さらと言う感じもしますが、それでも自国の犯罪行為に対しての態度は、日本とはちがいますな。次いでにドゴールとその取り巻きの犯罪も暴いてくれたらいいのですがね。



#1512 
徹夜城(更新が遅いとこういうことになると思った管理人) 2001/05/08 00:54
逮捕されました

誰が?ってもちろん僕じゃないですよ。

その後新聞サイトみてたら霊の大列車強盗、無事に帰国して即刻逮捕されたそうです。「ビール飲めず御用」というのは朝日新聞の見出しでした(笑)。まぁその後飲ましてもらえるでしょ。健康上の理由から恩赦を求める見込みだそうです。

「史点」ネタの続報がもう一つ。韓国の高官が確認したところによりますと、マサオさん(仮名)と同行していた女性二人は「妻」「愛人」ではなく「いとこ」と「通訳」だとのことです。そしてあのお子さんは本人の長男に間違いないようです。
今頃映画マニアのお父さんに「だから大阪のUSJにしろと言ったろ!」とか怒鳴られ、お子さんには「ディスニーランドで15日までのショーが見られないじゃないかぁ」と泣き疲れているのではないかと(爆)。なんだかGW家族サービス失敗のパパ状態。
↑実はこのネタ当初漫画で描く予定だったんですけど、難しかったんで投げ出しました(汗)。



#1511 
徹夜城(たまには「管理」もしてみる管理人) 2001/05/08 00:41
データ修復

下の秋水さんの書き込み、ザーバーがエラーでも起こしていたらしく、フォルダ内に見慣れぬファイルが作られてその中に入っていました。で、さきほど復活させたわけです。書き込まれた時反応が無くて焦ったりなさいませんでしたか?
最近僕も書き込みに反応が無く、もう一回書き込むと二重送信になっちゃうとかいろいろトラブってます。
ブラジルに行った列車強盗の話題ですが、ひょっとすると移民国ブラジルでは現地で子供が出来ると何か法的な権利が生じるのかもしれません。

データ修復といえば、ご好評頂いてます「太平記」コーナー(カウンタの勢いが違ったなぁ、今日は)でもちょこちょこと間違いを見つけると直してます。それでも何か残っているかもしれませんのでチェックして気が付いた方はご連絡を。
そういやさっき更新した「史点」でも大チョンボを書いてまして、アップして30分後に気づき、ツッコミを入れられる前に(^^;)修正しています。その30分の間に目撃した方はラッキーでした。もちろん何も出ません(笑)。



#1510 
秋水 2001/05/07 23:04
望郷イギリス人

はじめまして。いつもHPを楽しく見させていただいております。
さて、ニュースな史点で取り上げられているイギリス人をなぜブラジルがイギリスに
引き渡さなかったのかというと、ブラジル人妻との間に子供をもうけていたからです。
子供には親が必要だとかそういう理由でひきわたさなかったんだと思います。
(かなりうろ覚えなので確実だとはいいきれませんが)



#1509 
アール・ケイ 2001/05/07 09:00
とりあげずお礼まで(笑)

えー、かく侍りしソレガシが煽りもうした新コーナー、拝見つかまつりました。
あの頃の感動が蘇ってまいります。
さて連休明けの仕事につき、とり急ぎ御礼まで…

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1508 
徹夜城(最近CGIの調子が悪いと思う管理人) 2001/05/06 23:32
新コーナーは突然に

最近自分の伝言板になかなか繋がらないという現象が起こってまして、書き込みが減ってます(汗)。おかげでこのところの話題に乗り遅れちまいましたが。

で、このGWの間に某大河ファンページで勝手に盛り上がったことをキッカケに新コーナーをあっさり作っちまいました(笑)。「歴史映像名画座」の下に「NHK大河ドラマ『太平記』大全」というコーナーが新設されています。
日本南北朝マニア+大河ドラママニアの方、もちろんその他大勢の方にお楽しみいただければ幸いです。
倭寇コーナーも「しりとり」も「ヘンテコ歴史本」も更新してないのに何やってるんでしょうね、ここの管理人は(爆)。まぁこいつについては一気呵成に完成に向かうだろうと思ってます。

…ってなわけで「史点」の更新はまだです(汗)。
いろいろと事件のあったGWでしたが、「史点ネタ」は4つ揃ってませんね。3つでいこうかなぁ。昨年なんかサボってますもんね。
「マサオさん」の話題はもちろん今回の目玉でしょう。思えば施設が牛久で成田と往復したわけですから、私と結構ニアミスだったわけです。だからどうした(笑)。



#1506 
なな 2001/05/05 00:33
わざわざお越しいただいて恐縮です

>中西さん
ごぶさたしておりました。こちらの投稿も読んでいただいたとは重ねてありがとうございます。
そちらの掲示板はずっと読んでいました。ごめんなさい、あの感想はてっきり実物を手に取ってみてのとりあえずの印象を述べられたものかと思っていました。_(._.)_
なにぶん引用とその検証で成り立ってる本ですから、私のような素人は難しい箇所はナナメ読みで済ませてしまえますが、専門の方は逐一それらの正誤を逆検証しながら読むのかしらん…、と思っていました。
おっしゃるとおり、これだけの研究書ですから、もう「前期倭寇は資料がない〜っ!」とは言えませんね…(笑。漢文には書き下し文くらいつけてほしいですが(苦笑。
往生際の悪いことに、それでも「済州島・倭寇本拠地説」と「高麗人倭寇参加説」は変えないと思います。現代のように民族と国境が認識された時代にあっても、外国人配偶者は日本では韓国人/韓国でも日本人が一番多いのだそうです。中世にあっては、それこそ記録に残らない膨大かつ広範な血の混ざり合いがあったと想像するからです。
この本では当時の高麗朝廷には落ち度がなかったように書かれていますが、これも納得がいきませんね。李成桂が王朝を打倒するにいたった背景にももっと踏み込んでいかなくてはいけないと感じました。少年武将伝説からずいぶんと壮大な歴史物語に変貌してきたものです…。



#1505 
中西豪 2001/05/04 23:36
三代続けて共○党シンパ

 どーも、お久しぶりです。

>小泉新内閣
 首相の親父が鹿児島県加世田の出身、福岡選出の麻生・山崎両氏が内閣・党の主軸として政権を支えるとあって、九州地元紙は概して好意的な論調が続いています。はぁ(ため息)。

ななさんへ>
>『倭寇と日麗関係史』
 当方の掲示板、2月10日書き込みに読後感を述べております。
 『中世倭人伝』読んだときに、なんで原史料にあたらなかったのか、と激しく後悔させられた研究書でありました。いや、ほんとうに「研究者くずれ」になってしまったのか……。
 別の読み方として、豊富な倭寇の朝鮮半島内移動図、小説化のための恰好の資料となりませんか? 再構成、がんばってください。



#1503 
おやかた 2001/05/04 21:59
失言

今回の件に関して、小泉さんは特に失言はなかったようですね。
前首相なら、何を言ってくれちゃったんだろう?と
ふと考えました。



#1502 
なな 2001/05/04 20:33
本物?

フジモリさんや李登輝さんのケースのように、外国要人のイレギュラーな入国には、日本政府は対応が苦手ですよね。今回政府が出した結論については、朝鮮半島情勢に詳しい専門家も評価しているようですね。私もあの男性と拉致疑惑とを関連づける必要はないと感じました。「偽造パスポートで入国しようとした」罪だけを問うての処置でいいと思いました。
北朝鮮といえば、以前アフリカのどこかの国で、北朝鮮の外交官が麻薬密輸で身柄を拘束され、国外退去になりましたよね? 本国の指示で外交官が裏で麻薬を売りさばくという。よく国外退去だけで済んだと思いましたが。こんな前例があるから、今回も誰もが「あり得ない話」としながらも、「あの国ならひょっとしてあるかもしれない」とも思ってしまうんですよね。



#1501 
アール・ケイ 2001/05/04 02:53
なにしに来たの?

しかし本当によくわからない国ですなー、朝鮮民主主義人民共和国って。
次期トップが何が悲しゅうて偽造パスポートで日本に来たのだろう。
云ってくれればディズニーランドぐらいパスなしで見せちゃるっちゅうねん。
あっそのパスポートと違ったっけ(笑)。
確かにマサオさんの家に行くと、いっぱいミッキーマウスのグッズが所狭しとならんでいるような気はしますね、ほんと。
全ては、事実とすれば、本当に金Jr.だとすれば、ですが、滑稽極まりない話ですね。茨城の収容所では特別待遇なのかしら…?

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


☆歴史のトップページに戻る
<<<過去ログ1602〜1700
過去ログ1401〜1500>>>