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#1700 
Q世代 2001/07/13 02:04
禅宗のわけわからなさ

というのは、京極夏彦の「鉄鼠の檻」を読んだくらいの知識しかないんですが、戦前はそんなでしたか。ビックリしました。

一方で(宗派は分かりませんが)植木等のお父さんのように、「敵を殺すな。自分も死ぬな」と説教して出征兵士を送り出していた、お坊さんの鑑みたいな人もいたわけですが、こういう人をどれほど抱え込めるかで、国民の度量というのは判断できそうですね。

>歴史教育
前にも書いたかなぁ。
藤岡先生が「歴史の授業になると生徒が『また日本の悪口か』と言い出す」みたいなことを何かに書いてまして、それを読んだとき私は「ウソだ」と思ったんですよ。だって周りの誰に聞いても、授業で昭和史までろくに届いたことがないって言ってますし、私の経験でも、中学・高校とも「大正デモクラシー」あたりで時間切れでしたもの(^^;)。

それとも日教組色の強い先生は、日本の悪口言いまくってたんでしょうか?って、それ藤岡先生のことじゃないの(笑)。教科書じゃなくてあんたの教え方が悪かったんじゃないの?って訊いてみたくなりますね。



#1699 
ひで 2001/07/13 02:04
最近見かける妙な本

「ローマ文化王国 新羅」(由水常夫著、新潮社)なる本を最近本屋で見かけました。
著者の由水常夫氏というひとは美術畑のひとのようで、以前も「ガラスと文化」(NHK人間大学講座テキスト1999年10月〜12月期)において”新羅の古墳から出土する文物はローマ文化の系統を引いているというのである。かならずローマン・グラスが出土する。金製樹木形宝冠は、鉢巻状のダイアデムに前と左右に樹木形の立飾りがついていて、これはギリシア神話から生まれた形。ヨーロッパの王様がかぶるものと同系列のものだ。古墳の形式も前5〜後3世紀、南ロシアのスキタイ・サカ族と同型式という。貴婦人たちの装飾品としてイヤリング、首飾りが出土するのだが、これも中国をはじめとする東アジア諸国では新羅だけ。極めつけは、暦も中国の干支暦ではなく、ローマ暦を使っていた”という説を展開していたので(参照URL http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/5965/siragi.html)、おそらくこの路線で突っ走って一冊本を書いてしまったものとおもわれます。

形が似てるからってそういうことには必ずしも成らないだろうに・・・・と思うんですがはたしてどの程度暴走(笑)してるのかちょっと見てみたい気もします。本来はトンデモ本の掲示板に投稿した方がよいのかも知れませんが一応トンデモ本“候補”としてご紹介をば。



#1698 
徹夜城(歴史教育が無くなっちゃうと飯の食い上げの管理人) 2001/07/13 00:41
「歴史教育不要論」など

>アール・ケイさん
オールスターのナショナリズムって言えば、韓国の朴賛浩投手がイチローを打ち取ったことで韓国は韓国で大騒ぎだったみたいですね。ナショナリズムの激突もこの程度なら歓迎なんですけどね。

福田和也氏の発言は見ていませんが(この人のことだからだいたい予測は付きますが)、宮崎哲哉氏も「週刊文春」で公教育で歴史を教える必要は無いのでは、と書いてました。
少なくとも後者についてはあえて一つ過激に言ってみたという印象です。歴史を商売の種(?)にしているような者からすれば言語道断な話ですが(笑)、「一理」はあるのです。宮崎さんの趣旨というのは「国が歴史という得てして曖昧なものの『公式見解』を定めてそれを押し付けて良いのか」という主張も含んでいるようです。これには韓国・中国の教科書に対する批判もあります。実際僕も両国のともすれば自己中心的な教科書執筆態度は余り好きではないです。というか、実は「つくる会」の姿勢になかなか酷似してるんですな、これが(笑)。

教科書問題について日本政府にアドバイスするとしたら、とりあえず検定制度をやめちゃうことです。そうすれば少なくとも「国の責任」からは逃げられます。そいでもって中国・韓国政府は問題があるとにらんだ教科書の執筆者・運動団体の方に集中砲火を浴びせれば良いわけで(笑)。政府レベルの問題にしてると、実は「つくる会」の人達の思う壷なんじゃないかと僕は密かに思ってますよ。僕みたいな「つくる会」に眉を顰めてる人間までがいっしょくたに周辺国から嫌われるのはかないませんからな。
今回の一件で検定が無茶な記述に対する一定の歯止めになった部分もあります(検定前のはホント凄かったですから)。しかし少なくとも今回の韓国政府要求の内容とその回答を見る限り、僕は公権力がこれ以上内容に介入するのは良くない前例を残すと思ってます。『公式見解』とやらがひっくり返ったときのことを考えると、これがまた怖い。
むしろ問題にすべきは例の教科書がどういう団体によって書かれ、どういう運動が展開されたか、そうった「体質」でしょう。記述のうんぬんをめぐって政府レベルの話にしないでその団体をよく見ろ、と言いたいのはその辺に問題のキモがあるからと僕が思っているからです。

まぁそれで歴史教育の要不要の話になりますが。
「歴史好き」は放って置いても教科書なんか読まずに世間の本やTVなどで勝手に学んじゃってるんですね。こうなるとほとんど公教育で歴史を学ぶ必要はないわけですが、世の大半の人は歴史を公教育で学んでも単なる年号と事項の羅列であってここ100年何が起きたのかもサッパリな人がかなり多い(圧倒的?)なわけです。あれみてると「歴史教育」って役にたってるのかな、と心配にはなるんですけどね。裏返すと「新しい歴史教科書」で学んだところでほとんど洗脳されないよ、と言うことも出来ますが(笑)。

まぁ歴史やってる(教えてる)人間としては大雑把な流れぐらい覚えとけよ、とは言いたいですが。墾田永年私財法や殖産興業政策なんてのはいちいち覚えんでいいから、関ヶ原の戦いと太平洋戦争の前後関係は覚えろよな、と(笑)。
人間だれしも行動を起こすとき、自分のこれまでの経験・知識がもとになるはずで、それを個人から人類レベルに拡大したのが「歴史を知る」ということでしょう。その姿勢で教える側がしっかりしてれば、学ぶ側は受け止めてくれるんじゃないかな、などと考えてます。
あとは現場の教師(学校・塾含む)の工夫ですね。公教育でしか「歴史」に触れていかない人も多いと考えて、しっかりと臨んで欲しいものです…って私が日々やらなきゃならないことでもありますね。
幸いにして「ネタ」に事欠かない人間なので、授業では面白おかしくやっております。少なくとも先日の授業を受けた中学生達は鎌倉時代の合戦作法と念仏と題目の唱え方ぐらいは一生覚えていってくれるでしょう(笑)。点数に結びつくかどうかは知りませんが(←受験産業では禁句ですね)。



#1697 
五番街 2001/07/12 23:29
兵庫精神

うむ、アール・ケイさんは、「兵庫精神」をもっているんですね。じつは、私はその権化ですが。

兵庫精神とは、日本の異境に位置し、日本文化に絶えず「否」を突きつける邪悪な精神をいうらしいです。
たとえば、古くは反軍演説の斉藤某、宝塚歌劇、阪神タイガース、神戸のサカキバラなどなど、まともな日本精神からすれば、アホラシいもんばっかしに熱中することで、その中核は、なんといっても忠臣蔵なんだそうです。・・・これは板元剛という方が唱えた説です。そういえば、兵庫県はいままで一人の首相も出したことがない出色の県です。これは兵庫精神がなせるワザで、未来永劫、そんなもんは生まれへんらしいです。



#1696 
アール・ケイ 2001/07/12 20:54
すみません、訂正です。。。

×隙間産業的(ニッチってやつですな)の本の製造業者みたいで、
○隙間産業的(ニッチってやつですな)の日本の製造業者みたいで、

です。本の製造業者って出版会社かいな…(冷汗笑)



#1695 
アール・ケイ(DVD−RW装備テレビチューナー付きのVAIOが10万円ぐらい値下がりしたら買おうかと思っている(笑)) 2001/07/12 20:51
歴史教師が失職する日(笑)

根がナショナリストなのか(笑)、イチローくんの活躍には胸踊るものがあります。シケた内野安打の連発で打率を稼ぎチームの勝利に貢献するなんざ、隙間産業的(ニッチってやつですな)の本の製造業者みたいで、すごくシンパシーを感じます(笑)。
また準被災者として、阪神大震災復興の心の支えになってくれたことは感謝しています。
オリックスのオーナーが直系の先輩に当ったり(阪急ブレーブスを買収した翌日にたまたまお目にかかったことあり)、同じく大リーガーとなった長谷川投手の日本での初勝利の日にたまたま東京ドームに観戦に行ってたり、とオリックス関係では不思議な縁がある私です。まあ、親父が阪急ファン(オリックスファンではない(笑))でしたし、阪神間生まれながら下町色の強いタイガース(も好きでしたが)よりも山の手の阪急文化(含む宝塚歌劇)に憧れる部分がありましたね、子どもの頃は。

さて、「名主」か「庄屋」かというはなしですが、私の地元では、「庄屋さん」という言葉が残っていました。逆に「名主」と云われても意味が分からなかったですね。因みに私の育ったとこは「長田区庄山町」といいます(そこまでカミングアウトせんでもええやろに(笑))。

日韓中教科書問題はなかなか治まりそうもありませんねえ。もうここまで来たら、たとえ内容が間違っていたとされても、訂正できないと思います。訂正したら、訂正を強要した側は満足でしょうが(満足するとも思えないのですが)、イデオロギーの左右を問わずこちらの気がおさまらないでしょうしね。違うことは違うのだ、不満だ、と表明して矛を収めた方がいいと、もうそう判断する段階なのに、世論を気にしてか身動きが取れない韓国政府にも困ったものだと思ったりします。
(もちろん、かの教科書に肩入れするほど気がふれてはいませんけどネ)
そういや、金大中事件が映画化されるとの報道がありましたが、この分だとポシャっちゃうじゃないでしょうか。

不見識も甚だしいと笑ってしまうのは、いっそのこと学校の授業で歴史を教えるのをやめてしまおうという意見です(福田和也氏あたりがいいだしっぺかな。その分、本を読めとかほざいてましたっけ。読めへんっちゅうに(笑))。徹夜城さまも歴史知識について「史点」で取上げておられますが、いまや50年余り前にこの国に戦争があったこと、どこと戦争をしたかということすら覚束ない連中が大勢いるというのに、このうえ学校で歴史を教えなかったらさぞや恐ろしいことになると思いますけど。

オウムの起こしたことって、他の宗教が、かつてもう少し慎重に時間を掛けて、時に狡猾に実行してきたことを大急ぎでぶざまにやっただけのような気がします。彼らの行為が許されるはずもないけど、一連の事件が歴史的にみて特別な出来事だと思わない方がいいのではないでしょうか。用心するに越したことはないですな。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1694 
徹夜城(家庭内LANを実現してLANLAN気分の管理人) 2001/07/12 10:31
野球と禅

そういえば没になった映画企画で「ハリウッド・ゼン」ってのがありましたね。

>五番街さん
なんとこの伝言板で大リーグオールスター情報が読めるとは(笑)。
僕は五番街さんの書き込み見た後でニュース等で映像を見ました。日本のニュース番組はイチローの第一打席の内野安打と盗塁、佐々木のセーブの場面ばっか流してましたね。あとはせいぜいリプケンのホームランとラソーダさんへのバット直撃(笑)。
五番街さんがお書きになっていた佐々木の「拝み挨拶」の映像も見ました。どうも日本から見ていると「そりゃ違うだろ」といいたくなってしまうのですが、そちらではよく見かけるとなると、これは面白い現象だと思います。
イチローもほんと気分よさそうで、あの辺がアメリカのいいところですね。イチローがファンに囲まれてサインしているとバレンタイン監督がそれに紛れ込んで「サインクダサーイ」などとイチローに声をかけてふざけている場面も映ってましたが、ホントうらやましい雰囲気です。松井も行きたくなるわなぁ…ってこれは未確認の話ですが。

>調久さん
面白いですね、その本は。僕も探してみます。
ご紹介の臨済宗の坊さんの話なんてオウムの「ポア」の思想とおんなじじゃないですか…



#1693 
調久 2001/07/11 19:00
「禅と戦争」

 表記の本(光人社)を、先日フト買って読んだんですが、むちゃ面白い。ヴィクトリアさんという元宣教師で後に曹洞宗の僧籍を取得し、いま豪州の大学の先生をされとる方の著作なんですが、いや、欧米人でないと書けないような核心部分、すなわち戦時中の禅僧たちがどれだけ戦争を煽っていたのか、これでもか、とばかりに叙述されております。近代以降の坊さんって、廃仏毀釈の苦い経験と反キリスト教(ないしは反西欧)の立場から、妙に護国主義というか国家主義に迎合してしまう傾向があるんですが、日蓮宗がその最右翼だと思っていたら、禅宗もひどいわ。こりゃ。特に最悪なのが臨済宗の坊様。妙な精神主義にこりかたまって、「剣禅一如」とか申して、あげくのはてには「戦争で敵軍を殺すのは仏の大慈悲の現れである。殺して殺して殺しまくれっ」と、平然と殺生戒を捻じ曲げ、煽りまくってます。しかも更に最悪なのが、戦争に負けるや、恥じることなく「平和主義」に看板をすげかえ、時々ホンネが出て馬脚をあらわす有様にて、なんとまあ。言ってることが、西尾キャンデイと似通ってるのもコワイ。ぜひ、御一読あれ。



#1692 
五番街 2001/07/11 13:39
オールスターのイチロー

(この投稿は、別の掲示板にさっき投稿したものですが、この掲示板とは読者・投稿者があまり重なっていないと思いますので、転載しました)

メジャーリーグのオールスター戦、さっきまで観てました。
イチローって、アリーグなんですね。知りませんでした(って、野球はほとんど興味がないものでして)。
選手紹介では、ひときわ大きな拍手を浴びたイチローは、敵将のメッツの監督さん(あ、名前、思い出せない・・・健忘症の兆候ですかね)と握手するまえに、彼を指さしながら冗談を言ってました。画面からは何を言ったのかさっぱり分かりませんが、この監督さんも、笑顔で何か冗談を返していました。

こういう楽しい冗談を英語でやりとりできるようになったイチローを見ていると、あ、彼は日本へは決して帰らないだろうなあ、と思います。こんなやりとりは、まるでちがった英語という世界のドアを開けて入ったような(というタトエは適切かどうかは分かりませんが)、そして、日本では決して体験できないざっくばらんな楽しさです。これは、あるいは自分が生まれ変わったような、新しい体験というべきかも知れません。イチローは、どこまで意識しているのかは分かりませんが、野球のプレーとは異なったしびれるような快感を感じていると思います。

あ、それから、佐々木が、両手を合わせてお辞儀をしてましたが、日本人はアメリカ人などに、最大限の敬意を払おうとすると、どういうわけか、タイでもないのにこんな挨拶の仕方をするんですよね。これはちょっと面白い。

またまた、それから、KONISHIKIが、ビザカードのCMに出てましたね。このCMもおもしろかったです。ついでに、自分の子供に同じユニフォームを着せて、選手紹介の列にならんでいた選手もいました。日本なら、とんでもない、ってもんでしょうが、誰に迷惑をかけるものでもなく、むろん、誰も不快に感じるものでもなく、こういう開けっぴろげさは、私は大好きです。



#1691 
徹夜城(連続書き込みで自慢を続ける管理人) 2001/07/10 00:41
書き忘れを

>貧乏神さん
庄屋と名主の話ですが、商売道具の日本史用語集には地方ごとの呼び名の違いと出ていました。関東で「名主」、関西で「庄屋」、東北では「肝煎」と呼ぶのだそうです。僕の先祖(宮城県)は「肝煎」ということになるはずなんですが、本家の屋号は「なぬし」らしいんですがね。

>ななさん
「雇用」の話、専門がら連想するところもあって非常に興味深く、また案外現実的とも感じました。単にボーダーレスってことになるかもしれませんけど、ひとつの解決策ではあるかもしれません。



#1690 
徹夜城(これ、新しく買ったVAIOで書き込んでるんだぞと自慢する管理人) 2001/07/10 00:34
17インチモニターは広いなぁ。

ってなわけで新PCから書き込んでおります。HP用の各種データはまだ以前のPC内にあり、はやいとこ家庭内LANを組もうぜと弟と画策している最中。
いつも見慣れている掲示板がなんかまるで別物に見えます(笑)。

>貧乏神さん
こんにちは。親鸞さんの話、読んでいただいてどうもです(^^)。
恥ずかしながら僕も浄土真宗の歴史はあの記事書くために始めて調べました。東西本願寺の一件もおぼろげに耳にはしていたのですが、ああいう事情だったとは知りませんでした。明治以後のことなんかもまた然りで。「史点」は毎度書くほうが勉強してるようなもんなんです。

>Q世代さん
レスが遅れた話題ですいませんが、「単一民族発言」について「史点」にも書いた後ということでちょこっと書かせてください。
Q世代さんご指摘の在日コリアンに帰化を迫る人と「単一民族信仰」の人たちって重なるんじゃないかという話、僕も以前から思っているところでした。よく「朝鮮系(韓国系)日本人になればいいんだ」と言う人がいますが、日本国内にいる「少数民族」として認めようとしているとはとても思えない人が目に付くのも確かですね。在日の人たちに「民族教育」など文部科学省が事実上認めてない現実もありますし。
まぁそれでも一昔前に比べれば日本人も多様性を容認できるようになってきているとは思ってるんです。だから逆に声高に単一民族論や自民族優秀論を唱える人も出るわけですけど。

>アール・ケイさん
では、介錯仕る。御免!(笑)。
なお、介錯とは本来「お手伝い」のことであって別に止めを刺すことではありません(笑)。「太平記」でも「御介錯」って身の回りの世話をすることを指してます。そういえば切腹の時に「介錯」するのっていつから始まったんだろうな。「太平記」では見かけないような気がしますが…

山縣有徳さん、やっぱりそうでしたか。佐竹さんはいまだにわかんないな。
思えば井伊家の人が彦根市長だったこともありますし、熊本県知事が細川さんだったことも…だいたいこの人は首相にまでなってしまいましたが。



#1689 
なな 2001/07/09 23:50
お知恵を拝借

>アール・ケイさん
いやいや命を粗末にしてはなりませぬ。残された女房殿とハムスターはいかがあいなるのぢゃ。

>在中北朝鮮難民問題の”妙案”
北京の国連事務所経由で亡命申請を受諾された脱北難民「チャン・ギルス一家」。
北朝鮮難民を支援する日本NGOのサイトを見てきました。その団体はHPも数年前からあったようですが、ヤフーに登録されたのがついこの間だったので、存在を知りませんでした。
私はこれで難民の状況が多少は好転すると楽観視していまして、明るい結果報告を期待して見たのですが、管理人さんのお話では中国も北朝鮮も取り締まりを強化すると予想され、現地のNGOにも監視がつくだろうし、事態は今後さらに厳しくなるだろうとのことでした。
NGOは大組織ではないので、押し寄せる難民を前に資金も人手も限界に達しつつあるというのです。国際世論を喚起して国連の難民認定と韓国の難民受容を求める運動以外に、何か妙案はないものかと問われました。

素人の意見なのですが、私は「難民認定」の方向で推し進めても解決にはならないと思います。
難民の規模が大きくなれば、韓国も日本も、受け入れ先の国が及び腰になりますし、最終的には「誰が二千万人もの北朝鮮難民を引き受けるのか」の話に行きつくからです。
以前からロシアや中国に北朝鮮人が出稼ぎに出ていたように、中国に工場や作業所兼住宅を用意して脱北者を「出稼ぎ労働者」の処遇で収容するのはどうかと思います。
潜伏者捜索にかかる費用と工場の見込み利益を比較して、国連を通じて中国を説得してもらうとか。利益が中国と北朝鮮(従業員の賃金を通じて)に分配されるとなれば、両国政府の態度が軟化しないでしょうか? 「やはり中朝間に難民は存在しなかった」と世界にアピールできますし、体面も保てます。
韓国や日本は資金面や経営指導などで中国を援助し、国連が製品を買い上げるなどの支援を陰でしつつも、北朝鮮の面子をたててやるようにすればいいんじゃないかと・・・。中国は日本や韓国と北朝鮮との間で、したたかな外交ができそうな国ですから。
しかし十万人かそれ以上(今後も増えると思われる)の規模の「雇用の創出」とは・・・、それを商売としてうまく軌道に乗せられるのかも、私にはよく分からないんですよね。
私があれこれ思案したところで、同じようなことは誰かがとうに考えているんでしょうけどね。



#1688 
アール・ケイ 2001/07/09 20:19
判明しました(?)

連続投稿をお許し下さい。
「山縣有徳」「山県有徳」の双方で検索したら案外簡単に判明しました。やはり、山縣有朋の子孫にあたる方のようです。おそらく日本航空に勤められた後、ご自分で会社を興された(或いは跡を継がれた?)のだと思います。本家を継がれているのだとしたら、4代目の有信さんの息子さんではないでしょうか(ということは孫の孫ですね)。
以上、ネット検索の結果ですが、史料をお持ちで「そいつぁ間違いとる!」とおっしゃる方は是非ご教授下さいませ。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1687 
大汗ベソかきアール・ケイ 2001/07/09 20:00
OH!ミステーク、なんたることを…

なな様、もーしわけーございませーーーーーん(特大平伏)。
ハンドルを間違えるとは一生の恥でございます。
もうこれで田舎には帰れない、石もて追われる身分と成り果てました。
この上は、この腐れ腹、しわ腹をかき斬って、お詫び申し上げまする。
徹夜城殿、介錯をお願いつかまつる。
いざ… グザッ

いえね(おい、死んだんじゃないのかい(笑))、秀吉ばなしで、ねね(おね)の名も出ていたもので、混同してしまったのであります(汗)。ああ、寝ぼけて書き込んだらいけませぬなー。
>そのうち「ののちゃん」とか言い出していしいひさいち方向にも突っ走ってくれるかも知れません(爆)。
…うう、これで完全にトドメを刺されました(笑)。

>たぶんアール・ケイさんが「ほっとした」とおっしゃるのは、おはけんさんの書き込み自体を見つけたからだと思いますよ。
フォローしていただきありがとうございます。はい、その通りです。某掲示版の騒動で精神的に追いつめられておりましたもので、おはけん様のいつも通りの書き込みに(普段は長いなあ…などと思ったりもする(ご、ごめんなさい、、、))心より、ほっとさせられたのであります。

>中日ドラゴンズの前田幸長投手が由緒ありげな名前です。
こちらにおいでの方は皆同じことを思うようですね(笑)。私も前田投手の名は怪しい(笑)と睨んできました。でも、私の取引先に「嶋津一斉」さんという方がおいでなんですが、薩摩生まれではなく、ましてや、かの島津家とは縁もゆかりもないというんですよ。
山縣有徳さんは無事発見されたようでなによりです。ロシアの船に救助されたというあたり、もしも山縣有朋の一族の方だったら因縁を感じますけどね。



http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1686 
貧乏神 2001/07/09 09:12
はじめまして

いつも楽しく拝見させていただいております

>親鸞の大師号
これって、門徒の人でもその存在自体知らない人が多そうですね。寺の関係者でも、
住職以外は知らない、なんてこともあるような気がします。親鸞その人を呼ぶ際も、
「親鸞さん」「ご開山」とか呼ぶのが普通で、大師号はまず使わないですし。
現在、目に見える形で残ってるのは、東本願寺の御影堂(真中のお堂)に掛かっている
「見真」という額くらいでしょう。というわけで、実際の変化としては額が降ろされる
ことくらいでしょうね。
教団内では、だいぶ前から特に左派(^^; の方から「返上すべき」と指摘されていた
ようです。あと、菊の紋のついた勅使門の存在が問題視されてたようですが、門から
菊の紋を外すとかいうことになるんでしょうかねぇ。

>由緒ありそうな名前
少し前に行われた最初の西東京市長選挙で負けた方の元保谷市長が「保谷さん」
でしたね。やっぱり庄屋(そういえば庄屋と名主ってどう違うんだろ)の家系
なんでしょうか。




#1685 
Q世代 2001/07/09 02:38
あっ、もう一人

中日ドラゴンズの前田幸長投手が由緒ありげな名前です。

連続書き込みすみません。



#1684 
Q世代 2001/07/09 01:48
由緒ありげな

>佐竹さん
というと、平成ガメラシリーズに登場していた佐竹陸将補を思い出しますが、なんとなく軍人向きの苗字だなぁと思っています。

今日のニュースで見たのですが、サハリン沖で行方不明の小型機に乗っていらした方が、山縣有徳(ありのり)さんというお名前でした。ご無事をお祈りします。

あと、西武ライオンズにいた立花義家選手の名前がいかにも由緒ありそうなのですが、九州柳川の立花家となにか関係があるのでしょうか?



#1683 
徹夜城(先日新PCを導入した管理人) 2001/07/09 00:29
あれこれ書いてる管理人

たまにはタイトルにしましょう(笑)。
「史点」で鈴木宗男代議士やらクロマニヨン人やらを相手にし、「太平記」では楠木・北畠・新田ら南朝オールスターズを抹殺し、「倭人襲来絵詞」では杭州・上海の情景に思いを馳せ、いい加減映画評も書かないとなどとあれこれやって首が回らなくなってますが(笑)。

>おはけんさん
レス遅れました。毎度どうもです。
まぁ、僕も当時「大激怒」したクチなんですがね。今はありのままに受け入れて「これでよい…」などと最終回の尊氏みたいな境地に達してしまいまして(爆)。
義貞贔屓を標榜されているおはけんさんには少々辛い次回更新5回になるかと思われます。あまり義貞を評価しない僕にもちょいとひどい扱いが目に付きますので。湊川の戦いなどでは…(汗)。
最近ようやく「太平記」の総集編を見る機会があったのですが、第一部は案外うまくまとめてますね。というか5回分を圧縮してるのでカットが少ないんですけど。

ああ、そうそう。たぶんアール・ケイさんが「ほっとした」とおっしゃるのは、おはけんさんの書き込み自体を見つけたからだと思いますよ。

>ななさん。
ねね様…(^_^;)
まぁ大河世界にどっぷり浸かってる方ですので、キーボードが滑ったのでしょう。
そのうち「ののちゃん」とか言い出していしいひさいち方向にも突っ走ってくれるかも知れません(爆)。

ところで、先ほどニュースを見たら、秋田市長に佐竹敬久(のりひさ)さんというお方が当選してらっしゃいましたが、この人、もしかして秋田藩主・佐竹家の方なのでは?知事選にも出たって言うし…秋田県在住で詳しい方、お教え下さいm(__)m。
 血筋はつながってないかもしれませんが(養子などもあるので)、佐竹というと茨城人は反応しちまいましてね。「信長の野望」で佐竹で天下統一したりもしましたし(笑)。ドラマ「太平記」でも北畠父子のセリフにチラチラッと言及されてます。



#1682 
なな 2001/07/08 23:04
ん?

ねね様・・・(ーー;)



#1681 
おはけん 2001/07/08 22:39
>アール・ケイ様へ

 おそらく、ホッとしていただいたのは、「太平記のリアルな公家描写を、「時宗」制作者も見習え!」と一喝している箇所でしょうか?
 はずれだったら、阿呆ぅなわたしは、よくわかんないので、教えて下さい(^^)。



#1680 
アール・ケイ 2001/07/08 22:18
短信です。

ねね様、「秀吉」の件、ありがとうございました。
おはけん様、これほど貴公の書き込みを読んでほっとしたことはないです(笑)。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1679 
おはけん 2001/07/07 19:50
続「大激怒」の回(太平記)について

(大激怒の続きです)
 とくに、私がここまで怒っている理由には、
・ こんなおいしい話満載部分を、アッサリ捨てるな!藤夜叉やましらの石らのエピソードにあれだけ時間を使っておきながら・・・(予算がなくてもせめて回数はもうチョットだけ割いて、工夫してよ!)
というのと、
・ (尊氏も決して嫌いではないのですが)義貞をかなり贔屓にしている(義貞は不当に低能評価されている・領地・軍事力・名声におけるの足利氏との隔絶・大差を考えてやって欲しい・・・)私には、勾当内侍の描写「だけ」になったのは我慢できない・・
というのもあります。

 後者についてですが、結局、九州落ちや九州に尊氏が行っている間を埋める朝廷の描写としては、祝宴のドンチャン騒ぎ&義貞と勾当内侍とのロマンスしか描かれていません。
 しかしこの間に、光厳上皇行方不明(播磨の赤松円心のところに逃亡?)や、尊氏再上洛の先兵となるであろう、目先の最大の敵となった、播磨の赤松円心に対する遠征が行われており、後者については間違いなく義貞自身が出陣していたのですから、ロマンス描写しかしないのは、少々義貞に対し不公平で気の毒に思います。
 あの描写だと、九州からの尊氏出発までの間、義貞が「勝った、何もかも手に入れた」と無能に何もしていなかったように写ってしまいます。

 なお、勾当内侍が実在したかどうかはともかく、実際に義貞が彼女に心奪われて出陣機・戦機を逸したか否か(播磨出兵が遅れたか)については、私見を書こうと思ったのですが、次回に徹夜城様ご自身が「検証」されるそうですので、期待&戦々恐々してお待ちいたしております(^^)

 この5回分の解説はさぞやお疲れになったと存じます。
 特に尊氏の「躁鬱質」分析や、公家の戦場や朝儀での右顧左眄場面の特質描写(この点「太平記」でのの公家描写の演出のリアルさは、「関白切腹事件」をしでかして議論になった現『北条時宗』制作者も是非見習って欲しい!!!)、ギバちゃんフェードアウトの件へのコメント(ちなみにこの後、モックンもフェードアウト)、そして「大逆転」「続大逆転」「続々大逆転」の解説描写は本当にお見事でした。
 少しは私の「激怒」も晴れました。ありがとうございます(完全に晴れてないのは、執念深いわたしの悪い癖ですが・・)



#1678 
おはけん 2001/07/07 19:07
やはり「大激怒」でした・・・(苦笑)

>徹夜城様
 「太平記大全」更新ようやく拝受しました。
 たしかに当時の制作側としては、あまり戦闘シーンにかけられる残予算が無かったなどの制約はあったのかも知れませんが、しかしそれにしても、いくら何でも第35回はもうあんまりです!(私はこの回の惨状・貧弱描写があったために、太平記を「一番好きな大河ドラマだ」とは絶対呼べないのです)。
 戦闘シーンが既にあったシーンの使い回しになったり、描写時間が短かったりするのは致し方ないのですが、それにしても「バッサリカット」はやりすぎです。
 「鎌倉炎上」の回で言うと、義貞が稲村ヶ崎を回るシーンや、海中に太刀を投じるシーンがなかったら、誰が納得しますか?「足利決起」の回で、高氏が「敵は、京、六波羅、北条氏」と声を挙げたり、家時の置き文を読むシーンがなかったら、それは拍子抜けというものです・・・
 ここまで強力に勝ち上がって上京してきた尊氏軍が、なせ北畠軍に無残に敗れたのか(一度箱根・竹ノ下で勝っているのに)を説明するには、結城親光の大友貞載に対する刺し違え事件など、尊氏が上洛途上も抱いていた「賊軍コンプレックス」心理をも少し丁寧に触れる必要があったはずです。
 それ以外にも、徹夜城様ご自身が書かれている、顕家・義貞・正成らの尊氏追撃の名場面(兵庫では本当に間一髪の海上脱出で、あと何刻か遅れていたら尊氏自身自害を考えねばならなかった際どい窮地だったようです。少なくとも太平記的には・・・)

〜長くなりそうなので、続けます〜




#1677 
なな 2001/07/06 23:04
見果てぬ夢

>五番街さん
男女の役割分担という点では、韓国男性はまだまだずーっと儒教的(保守的)ですよ。
ちょうど今の30歳くらいを境に、ずいぶんと考え方が欧米寄りになってきているようです。
30歳以上の男性をパートナーに持つ人の話を聞くと、一昔前の頑固オヤジを相手にしているみたいですよ。逆に大学生のカップルだと、日本と韓国の若者気質はあまり変わらなくなってるのかな?
軍隊生活を経験するおかげで誰しも一通りのことはできるようですね。
「献立に頭を悩ます」という意味ですが、女性たちの不満はちょっと別なところにあるようですよ?
外国で韓国食材が手に入りにくいのに、毎食韓国風の料理を作らなくちゃならないとか、韓国の場合だとスーパーにデリカ(総菜)がまだないので、働く女性が楽をできないということだと思います。どちらにしろ旦那が手伝わないという前提があってのことですか。



#1676 
Q世代 2001/07/06 23:00
挨拶しない日本人

五番街さんの書き込みを読んで私も思い出しました。
欧米の人はすれ違いざまの挨拶なども気楽にやりますね。シャンゼリゼ大通りなどではいざ知らず、エレベーター、商店の店先、郊外の路上などで一対一に近い関係になれば、必ずと言っていいほど挨拶は交わされます。
そこで郷に入らば郷に従えとばかりに、私もやってみました。あれは不思議な物で、やっているうちに気分が良くなってきます(^^)。いやもう、ただ「ボンジュール」「ボンソワール」と声をかけてみる、あるいは声をかけられたらその通りに返すだけなんですが。

調子に乗って、夜の散歩をしているときに、向こうから歩いてきた若い日本人カップルに「こんばんは」と声をかけてみたところ、「何、この人?」という感じで無言で遠ざかられてしまいました。異国の空の下、思わず同胞が嫌いになりかけましたよ(^^;)。日本人がやったので、かえって変な目で見られた可能性はありますが、気さくに「こんばんは」と返してくれた人もいらっしゃいましたので、私は反日日本人にならないですみましたとさ(笑)。



#1675 
なな 2001/07/06 20:25
秀吉さん

勇気を出して〜、日韓サイトで聞いてきました。ほとんどレスがつかなくて・・・気まずい感じがしました。
それでもレスをくださった方々によると・・・。けして一般的な名前ではないし、知人にその名前の人はいない。だが発音もよし、字の意味もよし、もしかしているかもしれない。毛虫のように忌み嫌われてるわけではなさそうなニュアンスでした。ただしレスをくれたのは日本人ばかりなので、韓国人はどうなのか分かりませんが。
あと、「チャン・ギルス」さんはおそらく「吉秀」さんだろうと・・・。韓国の映画監督で同姓同名の方がいらっしゃるそうで、「銀馬将軍は来ない」という映画が日本公開されたそうです。

話が脱線して、ヤン・ビョンギ(洋便器)さんとイム・シンジュン(妊娠中)さんというお名前の方が実際にいるそうです。いわゆる同音異字ですね。(^_^;)



#1674 
五番街 2001/07/06 02:38
日々の献立

>旦那や恋人のため、日々の献立に苦心している日本女性

あ、そうなんですか、私のイトコの妻なんて子供達の食事はつくるが、イトコの食事なんて無視しているようです。マリーも似たところがあって、自分のつくった食事を私が食べなきゃイヤだなんて言いません(自分のつくった食事が不味いことは相当自覚しているようです)。

彼女は、ジェイソンちゃんには今日は何が食べたい、なんて尋ねていますが、考えてみれば、週の2、3日は私が子供の食事をつくっています(マリーが仕事の関係でおそくなるため)。「日々の献立に苦心する」なんて言われると、これは「黄金の日々」で、500年ほどタイムスリップしたような気になります。私にとっては見果てぬ夢です。はい。



#1673 
五番街 2001/07/06 02:27
ムレムレ

Q世代さんの投稿を読ませていただいて、日本人の旅行客とアメリカ人のそれが異なる点をもう一つ思い出しました。

アメリカで生活していると、特に郊外に行って、朝の散歩の途中なんかに出会った隣人と「How are you?」「Fine thank you, and you?」「Very good」なんて挨拶を交わします。日本の田舎でもよく見られる光景でしょう。

ところが、妻のマリーに言わせると、旅行先やホテルで日本人にこんな挨拶をしても、なんの返答もなく、無視されているようで不愉快だ、というんです。日本人からすれば、見ず知らずのアメリカ人から何か言われて、どう対応してよいのか分からないんでしょう。しかし、この程度の英語は中学生のレベルですから、日本人だって言う気になれば言えるんでしょうけど、ちっともそんなことは無視するのが一番、と考えているようで、周囲にとけ込む努力をしないという批判は当たっているように思います。



#1672 
なな 2001/07/06 00:35
その時先祖は

秀吉の話をうかがってると、たぶん同時代に同じ尾張にいたであろう、私のご先祖様は何をしておられたのだろうかと思いを馳せます(笑。なんせ極めつけローカルな名字なので、ご先祖様がこの地を動いていないことは確かなんですよ。

「スギル」の話ですが、先頃北京の国連事務所に駆け込んだ「チャン・ギルス一家」(亡命果たせてよかったですね)、この「キルス」さんの漢字が気になりますね。北朝鮮では漢字を使わなくなって久しいので、どの字か本人も知らないでしょうけれども。北朝鮮で「スギル」名が続いていたら、これも驚きではありませんか?



#1671 
なな 2001/07/06 00:25
「日本人は群れたがりか?」論争

特に海外からのナマのご意見は参考になります。皆さまありがとうございました。
ことの発端は、「韓国人は海外に行っても韓国人どうしで集まり、韓食ばかり食べたがる」というような意見が日韓サイトで出されたんです。まあ「どこへ行っても韓国料理を食べたがる」旦那や恋人のため、日々の献立に苦心している日本女性側のぼやきと受け取ってあげてください。
かく言う私も、相棒の食の保守性には閉口することもしばしばで、上の論争に相槌をうってたんですが・・・。
思い起こせば、以前の日本人だって海外へ行くのにお茶漬けや漬け物を持っていく話、現地で和食ばかり食べたがる話、日本人だけで固まってしまう話など、同じことを言われていましたよね? 今では世界中の都市で和食が食べられるから、わざわざ持参する必要がなくなり、目立たなくなっただけで。
ただ韓国の食文化は異国での適応を難しくしていると感じます。あの強烈な刺激がないと、どの国の料理でも食べた気がしない、甘くて食べられないと言うのですから。
新婚旅行まで団体で行くのは日本特有の現象なのですか? 欧米にもあります? アジア諸国は日本にならってツアーがありそうですが・・・。個人で行くと高いですしね・・・。行きと帰りでカップルの組み合わせが変わっていた、なんていう悪いジョークもあるみたいですね。



#1670 
徹夜城(明史専攻とか日本史専攻とか逃げ回る管理人) 2001/07/06 00:01
参考…にはなりませんけど、ネタとして。

秀吉ばなしが続いてますが…
かなり以前からこのサイト覗いている方はご存じの話なんですけど、「明史」の日本伝に秀吉についての記述があります。以前このサイトの「珍文漢文」で紹介していたやつです。問題の部分を現代日本語で翻訳してみましょう。
「日本にはもともと王がいたが、その下の関白という者が最も尊ばれる。時に山城州の主である信長がこれになっていた。あるとき狩りに出ると、樹の下で寝そべっている一人の男に遭い、その男が飛び起きたところでぶつかってしまった。つかまえて問いただすと、自ら『平秀吉なり。薩摩州の奴(ど)だ』と答えた。すばしっこく口も達者なので信長は喜んでこれを馬飼いに雇い、名を「木下人」と名付けた」
このあと本能寺の変の叙述になるんですがカット。
この話は実は「木下」という苗字の由来話になっちゃってます(「樹下」→「木下」)。もちろんこれが真相だと言うのではありません。ただ秀吉の名が「木下」であった時期があることが何らかの形で中国にまで伝わっていたことを示す話です。それと秀吉が低い身分の出身であり、それが信長に拾われたという話がセットになってこの伝承が出来上がっているわけですね。
この明史・日本伝の秀吉ばなしは日本人から見ればデタラメにも見えますが、このあとの本能寺の変のあたりの叙述も含めて妙に正確なところもあるんです。当時の情報伝達のあり方からすれば僕などは恐ろしく正確な叙述にすらみえるところがあります。

そういえば、アール・ケイさんの書かれていた「秀吉(スギル)」の件ですが、実際にそうした韓国人の名前はあるというのに僕は素直に驚きました。あの映画だけの意味深な設定だと思っていたのですが。考えてみれば「秀」であり「吉」である目出度い字面ですもんね。「秀吉」って名前に「あの人物」を連想しないのか、うかがってみたいものです。



#1669 
Q世代(最近TV版「日本沈没」を見始めた中年) 2001/07/05 23:54
日本人は群れるか

まあむれむれに群れるんですが(^^;)。

私の乏しい海外旅行経験から言わせていただくと、パリなんかではアメリカ人の団体旅行客だって相当目立つように思います。ただ彼らを見ていると、体格の違いにメリハリがあって、髪の色もてんでバラバラ、服装のセンスもまちまちで、“個人”の集まりであることがよく分かります。対して日本人集団は、日本人の目から見ても個人差を認識しづらくて、群体生物のような目立ち方をしてしまうのではないかと。

ハワイに行ったことはありませんが、リゾート地へのツアープランには新婚さん専用のツアーもあるようなので、この場合世代のほとんど違わないカップルだけが群れているわけで、想像すると異様な光景ですね。

ところで鈴木宗男さんのように、相変わらず「日本は単一民族」とのたまう人(鈴木さんは加えて「アイヌは完全に同化された」と言ったそうですが)がいるようですが、こういうコメントを聞く度に、いっそ在日の人たちが一斉に日本国籍を取ってくれないものか、と思ってしまいます。
選挙権が欲しければ帰化しろ、というのはある意味理屈が通っていると思うのですが、さて、在日外国人が一斉に日本国籍を取得した場合、単一民族神話に縋っている人たちは、はたしてその状況を受け入れる度量があるのでしょうか?私の印象では“帰化しろ派”と“単一民族派”はかなり重なっているいるように思うのですが。
そんなに大勢帰化するはずがないと高をくくっているのか、それともハードルを高くして帰化を阻止するつもりなんでしょうか?

>木下姓
藤吉郎が松下家に仕えたときに「松下」からインスパイアされて付けた苗字、というのはだめですかそうですか。



#1668 
五番街 2001/07/05 12:28
籐吉郎秀吉の「姓」

木下籐吉郎の「木下」という姓について、書こうかな、と思う反面で、やめとこうという声が聞こえてくるようで、断念していたのですが、のよりんさんのご指摘で、不透明だった部分が相当程度明らかになったように思います。どうも、貴重な情報をありがとうございます。ー>のよりんさん

私が考えたことは、たとえば、国定忠治は、「国定村の忠治」という意味で、「国定」は、彼の本来の苗字ではないのですが、一方、木下籐吉郎の姓は、出身地の「中村」とは無縁のもので、籐吉郎秀吉の本来の苗字である可能性があることです。

さらに、江戸時代には、農民として苗字帯刀を許された者はごく一部の庄屋や地域社会に大きな貢献を残した者に限られることから、江戸以前にも、同様なしきたりがあって、そのため、「木下」姓を名のっていた籐吉郎秀吉は、庄屋クラスあるいはその上の武士階級の出身であることも考えられます。・・・ただし、江戸時代以前の農民の姓については、全く知識がありませんので、自分としてもそれを主張するほどの確信はないために、この考えはいちおう脇に置いておくことにしました。

そして、以前に書いたことがある岩波新書の「苗字」によると、一揆の連判状や嘆願書の農民の署名などを調べた結果、ほとんどの農民には姓があり、そのため、「苗字帯刀を許される」という意味は、正式な場所での苗字の使用が認められおよび、本人が苗字とともに呼ばれることを指すのであろう、と推測されます。帯刀にしても、江戸時代のヤクザというか流れ者や、富山の薬売りなどは旅には「長ドス」を帯びていたワケで、これは実質的に刀ですから、同様に、正式な場所での帯刀と言う意味であろうと思われます。

こういうワケで、籐吉郎秀吉が「木下」という苗字をもってたとしても、貧農階級出身とも考えられるワケです。

ところが、のよりんさんのご指摘は、以前に書いたように、また、ねねさんが書かれていたように、籐吉郎が農民以上の階級の出身で、地侍のような支配層の出身であったことを窺わせるものだと思います(この地侍が刀などの武器を秀吉によって奪われ、江戸時代には富農と言うべき庄屋・名主となって明治を迎え、今日まで続いているケースもよくあるようです)。

つまり、まとめますと、籐吉郎秀吉の父親は、わずかな村、あるいは一村、あるいは村の一部を支配する程度の地侍(小領主)階級の出身であり、「木下」という姓をもっていたことも、幼名が「日吉丸」であったのも、さらに彼が読み書きができ、さらにひょっとすれば和歌の素養があったのも、この階級出身であったからだと考えることができるのではないかと思います。



#1666 
のよりん 2001/07/04 12:10
系図やから見た秀吉の出自

秀吉の出自に関してはこんな史料もあります。
これは秀吉の義父筑阿弥の親族の笠原寺の寺侍あての文書に残っていた系図とされるものですが…

秀吉の曾祖父にあたる昌成(昌盛)法師は比叡山の僧で近江浅井氏の親族。
還俗して尾張中村の木下越中守高泰の婿になり木下国吉を名乗る。
以下
国吉−長助吉高−弥右衛門昌吉−秀吉
となります。
秀吉の一族が江戸の神社に奉納したとされる別系図も似た記載があり、当時の秀吉の親類筋ではそういった出自で語られていたようです。

このあたり系図研究者間ではいくつか興味深い話があって、秀吉の正室のねねの出自も秀吉の母の姉の嫁ぎ先の親族でドラマや小説に語られるような出世ばなしではなく、実質は親戚同士(ねねは秀吉のまた従兄弟の娘)の結婚だったらしいことが判っています。


http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Cinema/5784/


#1665 
徹夜城(例によって明日は早朝出勤するのでとっとと寝る管理人) 2001/07/03 23:56
ケンカばなしといえば

>班超さん
たぶんその話のバリエーションだと思うんですけど、日本人vs韓国人のケンカのたとえ話を聞いたことがあります。やはり1対1だと韓国人の方が圧倒的に強いが、5対5だと日本人の方が圧勝するというものでしたね。ホントかどうかはともかく。
ちと連想で思い出したんですけど、「在日コリアンはなぜスポーツに強いのか」というテーマの本(正確なタイトルは忘れました)が新書で出てました。

中国人の団結力の無さ?の話ですが、かつて孫文も嘆いたんですよね。我が民族は砂だ、って。もっとも漢族の場合は「民族」って定義がかなり難しいような気もしますけど。

外国行って文句を垂れている日本人の話が出てましたが、僕などが「ヘンテコ歴史本」コーナーで採り上げた本、あるいは採り上げようかと候補に挙がっている本の著者に外国経験、とくに欧米在住経験のある人が多いような気がします。どうも向こう行って物凄い欧米コンプレックスを抱いて帰ってきて民族主義・国粋主義にハマってしますケースが多いんじゃないでしょうか。西尾幹二氏なんか濃厚に感じられるんですけど。もちろん外国経験者のほんの一部だとは思いますけど、中途半端に「国際的文化人」な人ほどこのドツボにはまるような印象があります。



#1664 
班超H.K. 2001/07/03 14:39
訂正(毎度のごとく)

五番外さん→五番街さん(すいません)
Mind own your business→Mind your own business




#1663 
班超H.K. 2001/07/03 14:34
やっぱり追加

五番外さんに同じく、海外で日本人が群れている光景というのは何故かぞっとするものありますね。妙に強気でね。
またロンドンにいた頃もそうなんですが、語学をろくにしゃべれない人に限って、その土地の文句うだうだといいますね、確かに。話せないから、うっぷんがたまるのでしょうか。
それと同じで、六本木で群れる外国人にも同じ事が言えませんか。どっちもその土地をないがしろにしているんですよね。帰国して文句いうのも、これがまたこういう連中なんです。
Mind own your business! ですね、はっきり言って。



#1662 
班超H.K. 2001/07/03 14:16
海外の日本人という話題が出たんで一言

「日本人は群れる」というのは、私も一般論だと思います。香港でもイメージ的にはそうですね。ただ、外国に来ると、語学の問題でどうしても徒党を組まずにはいられないのでしょうね。ただ、日本人は徒党を組むと、異常なほどに強気になるところはあるような気がします。逆に、1人でいることが非常に恐いのか。
ご存知の人の方が多いと思いますが、中国人と日本人を比べたこんな話しがあります。
「1人だけだと中国人が強い。2人だと同じ強さ。3人だと日本人が強い」
まあ、これは日本人の団結の強さよりは、中国人の団結の弱さを述べたものという見方の方がいいと思いますが。似たような話しで、中国人の団結力の弱さを語ったものでこういうものも。
「1人ならバケツ2杯、2人ならバケツ1杯、3人だと1杯も汲めない」



#1661 
五番街 2001/07/02 14:33
追加

NYには日本人街というほど日本人が集中した地域はありませんが、派遣されて来た日本人が住む地域が2、3箇所あって、通勤時間帯はその鉄道の駅のプラットフォームには日本人が鈴なりなってます、なんか、おぞましい光景をみているような気になります。こういう街では、むろん、日本の食料品店をはじめ、だいたい何でも入手できて、日本的生活を楽しむことが可能です。社員もその家族も、どうせ2、3年で日本にかえるのだからと考えて、英語も勉強せず、アメリカでも日本語で生活できるとうそぶいています。ま、こういう人たちが、日本に帰って、アメリカではどうだった、ああだった何て言ってるんでしょうから、日本人のアメリカ観なんてこんなものでしょう。そういえば、こういう日本人を皮肉ったコトバで、ちょっと言いにくいのですが、アメションなんてのがあります。



#1660 
五番街 2001/07/02 14:24
群れたがる日本人

海外で日本人が群れるっていう批判がましい指摘は、一般論としてなされているのか、それとも、特定の現象を指しているのか興味があるんですか、一般論として語られる場合が多いのかなあ、とも思います。

でも、一般論として考えた場合、ロスで有名なリトルトウキョウがありますね。NYには日本人街はないとしても、中国人、韓国人もそれぞれチャイナタウン、コリアンタウンを形成していますし、他にもリトルイタリー、ジャーマンタウン、ヒスパニックのヒスパニック・ハーレム、さらにフィラデルフィアの近くには、フィラデルフィア・ダッチと呼ばれる。かたくなオランダ人の一種が、昔同様に電気のない生活を営んでいる街があります。

このように、異国に来た同国者たちが自分たちの街をつくるのは、やはり、文化を共有する者たちと助け合って生活を営もうとするからで、ユダヤ人街と同じ発想だと思います。

だから、一般論として言えば、日本人はとかく群れやすいという批判は、日本人だけに焦点をあてるのはおかしいんじゃあないか、と思うんですけどね。一方では、アメリカとの文化の壁がそれほど高くない西欧系移民の場合はアメリカにすぐにとけ込みますが、東欧系だとやや壁が高くなる傾向があるようです。

私の、日本で言えばマンションのビルに新しいマネージャーが就任した後、彼は、自分とおなじユーゴスラビア人のドアマンばっかしを新規雇用してます。ま、ドアマンとして問題がなければ、何も批判することはないのですが、どうしてもこういう傾向はでてくると思います。

ちなみに、NYのある日本企業で、日本人の従業員ばっかしの中に一人だけアメリカ人が雇用され、企業の主催するパーティーの彼を招待しなかったりとか、口頭で交わされた約束が何の説明もなく保護にされたりとかで、この企業がこのアメリカ人から人種差別として訴えられたケースもあります。

こういう例はあるにしても、おそらく、日本人は群れたがるという批判は、20年以上もまえに、日本人が海外旅行を楽しめるようになって、「農協」なんて旗を掲げて一糸乱れぬ様子で行動していたために、それが目立つのでこんな皮肉が言われたのでしょうし、いまでも、日本人の団体さんがアメリカやヨーロッパを席巻してるんですから、いまだになくならないのだろうと思います。

それから、日本人が日本食を食べるのも、日本のNHKの12時間さかさまになった衛星放送を楽しむのも、同じことです。中国人なんかは、京劇の衛星放送を楽しんでいるそうです。ちなみに、たぶん東欧か北欧に住んでいる日本人だとおもうのですが、現地の食に慣れ親しんだのだが、年齢を重ねるに従って、自分が幼い頃に食べていた塩昆布だとか佃煮が無性にこいしくなって仕方がない、と言うのを読んだ記憶があります。ま、人間ってこんなもんでしょう。ちなみに、スシは今日では堂々たるインターナショナルの食事ですね。フランスでもオランダでも、スペインでは空港のマクドナルド的レストランでも販売してました。



#1659 
アール・ケイ 2001/07/02 01:00
ちょっとだけ秀吉ばなし

えー、『北条時宗』最終回シナリオを書いてしまったアール・ケイです。
馬鹿にしないでください(笑)。
『太平記大全』はこれから拝読いたします(平伏)。

私の本業がらみで付き合いのある、韓国のさる財閥系のメーカーの製造現場責任者の名が「秀吉」というのです。ご本人にお会いしたことはありませんが、戦後生まれであることは間違いないようです。秀吉って仇敵の名だけではなく、ポピュラーな名前なんでしょうか?

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1658 
徹夜城(怒濤のようにキーボードを叩く管理人) 2001/07/02 00:20
日曜夜はいろいろ打ってます。

>おはけんさん
あ、「太平記」へのご意見どーも。その直後にさらに更新されてしまってますが。ついに35回、あと一歩だぜい。それにしても今回は疲れた。
今回、例の「大激怒」の回について怒濤のように書いております。ただ、今回の作業をやっていると、僕も何やら当時の制作側の気分といいますか、各種事情が我が事のように感じられて来るんですよ。一話一話順番に追いかけていくと、結局のところこういう風になるんだろうな、という必然性も感じられてくるのです。無駄と思える回もそれなりに味があるな、と思えてくるものです。
なお、以前から良く人に言われるんですが、僕が何かの作品を語るとき、オリジナルを越えて面白く語ってしまう事が多いんです(笑)。話を聞いてからオリジナルを見て「つまらんかった」と言われたこともしばしばありまして…(笑)。まぁあのコーナーもそんなもんだとお思い下さい。

ガンダムばなしが続いてましたが、実は「太平記大全」コーナーはマニアックなガンダム解説本を参考にしているというのは、以前「大河BBS」で明かした裏設定(笑)。どこが?とお思いの方も多いでしょうが、実はあのコーナーの文書くときのBGMもガンダムの歌曲集CDだったりします。「砂の十字架」とか「ビギニング」とか聞きながら南北朝を書いてるんですよ。わっかるかな〜?

>五番街さん、ななさん
秀吉の話の投稿を読んでからちょいと調べている内にお答えが出てましたね。確かに秀吉が貧農ではなく富農レベルの出身だったのではという話は僕も以前聞きました。ま、どっちにしても空前の大出世には違いないですが。今読んでる本に出てましたが、身分が固まった江戸時代に「太閤記」ブームが間欠泉のように現れるのも、その大出世にやはり魅力があるようです。
ただ韓国の人にとっちゃ大悪役の最たるもんなんですよね〜。僕も韓国の人に聞いたことがありますが(以前書いたけどまた書きます)、好きな歴史人物が「李舜臣」「安重根」、嫌いな人物が「豊臣秀吉」「伊藤博文」と見事な対称の答えがかなりの確率で返ってきましたから。でも、韓国ドラマ「壬辰倭乱」の秀吉役はなかなか良かったです。
「秀吉」といえば崔洋一監督の傑作映画「犬、走る」で、新宿で刑事の情報屋やら不法入国中国人の片棒担いでる在日朝鮮人の名が「秀吉(スギル)」と言うんですよね(演じるは大杉漣)。日本人には「ひでよし」と呼ばれ、朝鮮人には「スギル」と呼ばれるというボーダーレスなキャラクターになってました。

ところで、先日神田の三省堂に行ったところ、例の「新しい歴史教科書」がノンフィクション武門売り上げ2位に転落してました。あらら、と見たら1位は大川隆法「奇跡の法」。なんだか象徴的な光景のような(笑)。
地元の高校野球でも有名な学校の中学部門がこの教科書の採用を内定したとかで、産経新聞が有名校が来たとばかりに大はしゃぎしてました。高校在学時から高校野球では仮想敵だったけど、これで今年はまた別の敵視ネタが増えたな(笑)。もちろん高校球児のみなさんは全然関係ないですけど。
そういえばPL学園…(汗)。ただ、どこでもあの手のまるでかつての軍隊の内務班を思わせる構造は有力校ではかなりあるようですね…。



#1657 
おはけん 2001/07/01 11:51
太平記大全、いよいよ・・・

徹夜城様、太平記大全更新ご苦労様です。
 たしかに仰るとおり「今回更新分は割とヒマな内容」なのに「解説は熱い」ですね(私は再三、「藤夜叉死す」〜「千寿王と不知哉丸」の回あたりの時間無駄遣いに立腹してますが、これを拝読すると「公家か武家か」の回も「開戦前夜」とまとめて一回にできたはずだと思いました)
 次の5回もきっと、前半〜2/3くらいは、内容が超ヒマ(おはけんは激怒)&後半は内容が濃いのに時間不足で省略詰め込み(おはけんまたまた激怒)になるだろうなと思います。
 次の回、特に長くなられるだろうと思う「☆解説☆」を楽しみに切望いたしております。

 なお、中先代の乱は、北条氏遺臣ら中心のように一般には解釈されていますが、むしろ中心人物は諏訪頼重(諏訪神社大祝<おおはふり>=現人神的神官の家柄)であり、全国3千もの支社・分社・末社を持つ諏訪神社・諏訪大明神(「日本第一大軍神」と称されたらしい)の軍旗を大動員しての挙兵だったようです。
 私が記憶している限り、頼重は配役としては登場してこず、名前だけだった(あるいは本の一瞬写っただけで全然印象がない)という気がするので、その辺は描写省略されてしまっていたようですが(鎌倉炎上以降は、こういう戦記物としての描写が省略しすぎなのが残念)。



#1656 
なな 2001/06/30 16:13
お役にたてましたか

>五番街さん
「武功夜話」を紹介しながら、そのページだけ見ていませんでした。m(_ _)m
漂泊民出自説の方が面白味があって興味深いのですが、そうはいかないみたいですね。
ついこの間、「ハングル検定」を受けに「中村公園」付近まで出かけてきました。
豊国大明神や秀吉清正資料館は、試験が終わって疲れちゃったので見てきませんでしたが。
参道の入口にそれはそれは巨大な朱の鳥居がどど〜んとあるんです。戦後、地元商店街が地域のシンボルとして建てた物だそうですが、あまりにグロテスクで見ていて気持ち悪くなりました。(^^;) だいたい名古屋人のセンスは昔からハデでデカイものが好きらしいです。<金シャチ
個人的にこの頃なにかと日韓関係について神経過敏になってるうえに、当日はハングル検定でしたので、・・・なんというか、神格化された秀吉・今も庶民に愛される秀吉をこうも見せつけられてしまうと、私も地元民なのですが複雑な気分になりました。ここには彼を連れてこられません。
余談ですが、ここ尾張三河は、尾張徳川家を筆頭に(笑、物持ちのたいへんよい土地柄なのだそうです。以前「なんでも鑑定団」が出張鑑定に来た折りも、鑑定師の中島誠之助さんが同じことをおっしゃっていました。「掘り出し物が出てくるのはたいていがこの地方なんです」

あ、アフリカ話にご回答くださりありがとうございました。(^^)
女は「相手がどれだけでも待つ価値がある男性」だったら待ちますが、同じように男性も「絶対に自分が帰るまで待っていてほしい女性」だったら、そう言いますよね・・・?
アフリカへの情熱は以前から彼女に語って聞かせていたようですが、いざ旅立つ段になって言わなかったのは、結局彼女が自分の夢を理解してくれてないと感じたからだと思うんです。
これも余談ですが、韓国人男性というと徴兵制があることから、日本人女性はたくましさや男らしさにひかれる人が多いのね。確かに体格がいい人が多いし、人生について考え方もしっかりしてる・・・面もある(^^;)んだけど、異なる環境への適応力という点では、日本人男性の方が柔軟性があると感じます。ともすると「やっぱり韓国がイチバン!」に落ちつくんだな・・・。
日本人でも、いまだに海外で日本人どうしで群れたり、日本食に固執する人は多いんですか?



#1655 
五番街 2001/06/30 13:56
RE:脱線のついでに

えー、ゴホン、アフリカに旅立った恋人と似たような経験をした私としては、結局、彼女は彼を愛しちゃってるのに対して、彼はそれほどでもない、連絡するのも面倒くさいなあ、というような、ギャップを感じます。

これは、あくまで私の想像ですので、実際にはどうか分かりません。

でも、何となく、二人はうまく行かないだろうと思います。たとえば、私がマリーとつきあっていたころ、一時日本に帰ることになって、「絶対に帰って来るから」、「日本から連絡するから」と言い残してから帰りました。ま、こういうことを言うのは、マリーとはうまく行くだろうと考えていたのに対して、以前の彼女の場合は、何せ大金持ちのお嬢さんで、一途なとこがあるけど、鼻持ちならない特権意識を感じることがあって、それが連絡もせずにふっとどこかへ消えた理由でした。

ついでに書けば、マリーと結婚し、それから7、8年も経ってから、日本に向かうジェット機の中で何気なく日本の雑誌を読んでいると、ある女性が写真入りで紹介されていて、彼女の顔も名前もどこかで見たことがあるなあ、あっ彼女だ!と気がつきました。苗字も以前と同じだったので、まだ結婚していないのかも知れません。少しばかり、というか相当に罪悪感を感じました。

ではでは。



#1654 
五番街 2001/06/30 13:38
出自は「村長」


そうそう、「武功夜話」でしたね。ありがとうございます。ご紹介いだたいた江南市のHPの「武功夜話」を読むと、次のように書かれていました。
-------------------------------------------------------------------------
「武功夜話」には、

・秀吉は貧農の出身ではなく村長の子。
・秀吉の墨俣一夜城は実際には3日かかった。
・信長と婚約した濃姫(「信長公記」によると天文17年(1548)に濃姫は正室となっている)は、親 の斉藤道三が死ぬ前にこし入れしてきた。
・信長の側室はその名を「吉乃」といい、濃姫がこし入れした時には既に嫡男信忠を懐妊していた。
・信長は桶狭間の奇襲作戦を小折生駒屋敷で立てた。
・秀吉は小折生駒屋敷で吉乃の口添えで信長に仕官できた。
・蜂須賀小六と前野将右衛門と義兄弟であった。
など史実を書き換えるエピソードの多くが体験記として、また関係者の言葉として記されており、信長、秀吉のほとんどすべての合戦について生々しく触れられています。
-------------------------------------------------------------------------

それで、「前野将右衛門」の子孫の蔵からこの「武功夜話」が発見され、長篠の戦いで磔にされた鳥居強右衛門の子孫っていうのは私の記憶間違いのようです。

というワケで、「秀吉は村長の子」というのがこの武功夜話の伝える出自で、(しかし、当時、村長って呼んだんだろうかという疑問があるのですが)彼が読み書きができたのも、なるほどという気になるし、俗世間で貧農の出身というのも、当時の大名クラスからすれば、村長も水飲み百姓も同じようなもの、という意味では、完全に間違っているワケではないと解釈できますね。

さらに、ちょっと気になるのは、当時の「村長」は、地侍で、小領主だったんではないかと思ったりします。秀吉は刀狩りで、地侍の武器を取り上げ、彼らを完全に農民化し、武士と農民との階級を分離したんですから、ま、自分のような存在が出現するのを恐れたんでしょうか。

http://www.city.konan.aichi.jp/rekisi/bukouya1.html



#1653 
なな 2001/06/29 16:44
秀吉の出自

秀吉の出自については、卓抜した建築のセンスから「土木技術者集団」出自説や、漂泊民「サンカ」出自説などがあるようですね。特に後者は、芸能民でもあり、隠密集団でもあるようで。秀吉が「猿」と呼ばれていたことが根拠にあるようです。「猿飛佐助」のように、「猿」とは隠密用語だったとか。
しかし五番街さんがおっしゃるように、もともと農民や卑賤な身分の子に通常「〜丸」(日吉丸)とはつけないそうです。これは私も昔から「ずいぶんとしゃれたお名前」と違和感を持っていました。



#1652 
なな 2001/06/29 16:19
それは・・・

なにぶん地元なものですから。(^^)
「伊勢湾台風で旧家の土蔵が壊れて古文書が発見された」といえば、それは「武功夜話」のことだと思います。「愛知県江南市」の公式ページに「武功夜話」について詳しい解説が載っています。ただし、秀吉の出自については触れられておらず、秀吉が信長に出仕する経緯が書かれているもようです。
「磔にされた武士」のエピソードは、これは「長篠の戦い」の時のことで、長篠城主・奥平信昌の家臣、鳥居強右衛門のことだと思います。しかしこの人物とくだんの旧家につながりはありましたっけ・・・?





#1651 
五番街 2001/06/29 14:33
露に起き・・・

露に起き露に消えにし我が身かな浪速のことは夢のまた夢

私の記憶で書いたものですが、太閤秀吉の辞世の句として伝えられるこの和歌は、山本健吉さんなどが編んだ「日本の名歌 100選」に取り上げられています。

この歌は、何となく秀吉以外の者がつくった偽作の一首だろうと考えていたのですが、この100選の一首として読むと、以前とは違った感慨がわきました。第1に、決してど素人の作ではないこと、したがって、和歌の素養があること、さらに、この歌の俗っぽさが秀吉のイメージにちょうどあうことです。そして、秀吉の作とすれば彼は決して文字の読み書きができない貧農、あるいは下層階級の出身ではない、ということも考えられます。

そういえば、だいぶ以前に、籐吉郎の出自を示す古文書が伊勢湾台風によって打撃をうけた土蔵から発見された、とどこかに書かれてあったと記憶しています。この文書は、確か、長篠の戦いの前哨戦であった高天神城(?)の攻防戦で、この城に籠城する徳川軍に向かって十字架上から「援軍は来ない」と叫べと武田軍に命じられ、実際にはそれとは逆に、「援軍が来る」と叫んでそのまま刺し殺された、何とかという武将の末裔の家から発見されたというものであったと思います。

どなたか、この古文書と、その詳しい内容をご存じではないでしょうか。



#1650 
ホリ-・ハンタ- 2001/06/29 08:02
北といえば

うちの県は日本海に面してるせいか、意外にこの関係の事件が起こってます。
海岸で、いちゃついてたカップルが黒づくめの集団に拉致されそうになったとか、
ス-パ-Kを大量に持ち込んだ日本人と朝鮮人の集団が一斉検挙されたり、
海岸で朝鮮語の刻印がある軍用潜航艇が打ち上げられたり。
潜航艇といっても魚雷を改造しただけの代物で、こんな物で荒波・日本海を潜って
侵入してくる連中って凄いなと思います。



#1649 
なな 2001/06/28 22:32
安彦氏のサイン持ってます(^^;)

もうこれもカミングアウト済み。だからいいの。^^
私は第一作も見てましたが、Z・ZZの方に夢中になった世代です。「いくつなんだ?」とつっこまないように。その後、枝葉が広がりすぎて後続作品を把握しきれなくなり、卒業しました。
ファーストガンダム時代の安彦さんが富野監督に対していろいろと思っていたらしいことは存じていますが、なぜに今頃になって筆をお取りになったんですか?
そういえばファーストガンダムの年代設定である「宇宙世紀0079」って、確か西暦でいうと21世紀前半くらいなんですよね? いまだに地球にへばりついてるオールドタイプな私たち?
安彦マンガというと「アリオン」以来です。私も見てみよっかなー? 
あ〜、安彦作品なら「ジャイアント ゴーグ」も見たいなぁ。この時期のアニメ、特にサンライズ社(旧日本サンライズ)の作品だったらしゃべれますよ〜、私(笑?

>Q世代さん
落合氏のビールのCMはよぉーく覚えております。そして、「きゃあ、かっこいいー♪」と言った覚えもありますね・・・。(^_^;)



#1648 
Q世代 2001/06/28 22:00
落合さんについて

落合信彦さんの著作は読んだことがないんですが、昔はプレイボーイとか、いくつかの雑誌のレギュラーでしたから、雑誌掲載分はごくたまに読んだことがありました。で、その頃の印象は世間で言われるとおり「この人きっとゴルゴ13のファンに違いない(^^)」というもので、その後TVCMの中で、ヨーロッパのどこかの国らしい酒場で、わざわざアサヒスーパードライを飲んで、胡散臭さにとどめを刺しましたとさ(笑)。ってCMなんだから仕方がないですが、あのCMは出演する人が味覚音痴だと思われるので、出演を誘われた有名人は断った方が良いと思います(^^)。

私が似たような胡散臭さを感じる人は他にも何人かいまして、「元グリーンベレー」の柘植慶久さんとか、一時期話題になったミス美奈子・斉藤とか、実はドクター中松なんかもそういった類の人です。
ああ、でもあの人達は皆、胡散臭さを積極的に個性にしてるんですよね(^^;)。

すみません、無駄話でした。



#1647 
なな 2001/06/28 20:45
ジャーナリスト

>ホリー・ハンターさん
落合氏については前にもここで話題にしたことがあるので、引き合いに出したことは気にされなくてもいいと思いますよ?
「落合氏の転落」と書きましたが、当時彼が批判されたのは、予測が外れたことそのものよりも、同時に彼のこれまでの取材方法などが暴露されて金メッキがはがれてしまったことにあったのではないでしょうか?
例えオリンピックやソ連の予言が、地道でまっとうな取材によって導き出されたものだったとしても、以前の著作の「パクリ・誇張・記述の食い違い」が暴露されては、すべてが水の泡です。

外国の文献を、それが未邦訳であることをいいことに、ちゃっかり自分の新説として出版する。
落合氏が小説家だったなら、あるいは彼の著作にはいわゆる「ノンフィクション・ノベル」という、彼が独自に開拓した(?)小説ジャンルがありますが、それならばエンターテイメントとして問題はなかったと思うんです。
しかし落合氏は報道の第一線に立つ「ジャーナリスト」です。ジャーナリストの著作はエンターテイメントとくくってよいのでしょうか・・・?
下で紹介した「飛鳥昭雄研究室」の管理人さんは、飛鳥氏がもっとも子どもたちに影響力のある、マンガという表現手段でオカルト世界を説いているのが問題だ・・・というようなことを書いておられました。
私としては、それでも飛鳥氏は小説家・漫画家ですから、彼の作品がいかに悪影響を及ぼす内容であろうが、それらは「フィクション」なので批判ばかりはできないと思うんです。
対して、ジャーナリストである落合氏がくだんのオカルト作家とそっくりの執筆姿勢だということの方が問題は大きいと感じました。・・・うまくまとまりませんねぇ。この「ジャーナリスト」と「小説家」の相関関係は、「研究者」と「小説家」の間柄にも通ずると思うんですが、例えばこのどちらの立場にも立っておられる徹夜城さんは、何か感じられるところはありませんか?

落合氏が日本で活躍できた背景には、「外国語資料の未邦訳」という地域差と時間差があったわけですが、同じような現象は欧米のテレビ番組を日本がパクって、それをアジア諸国がパクるという図式、日本文化解放前の韓国では歌謡曲や映画に日本の作品のパクリと思われる物が多かった(らしい)・・・などということがありますね。





#1646 
アール・ケイ 2001/06/28 18:50
ペテン師はまず自分自身を騙す

あれはね、ホリー・ハンター様、
>ニュ-ス情報番組で新聞や雑誌の切り抜きをただ並べて其れを棒読みしてるだけのコ-ナ-
このルーツは知られている限り、テレビ朝日の「やじうま新聞」(現・やじうまワイド)という番組です。もともとは各新聞の記事を比較し、その論調の違いを際立たせることによって、ニュース、事件にもいろんな見方、視点があるのですよ、ということを目的としたコーナーだったんです。ところが他のテレビ局も真似をし始める一方、新聞社側の抗議(というか親会社としての圧力ですな)を受け当たり障りのない内容に変化していったようです。新聞社は何かというとテレビ批判をするくせに自社を批判されることを、“いじょーーーーーうに”嫌いますから(笑)。また新聞の報道は自由ですが、放送局には「放送法」という枷(かせ)があってテレ朝のようにちょっとはみ出すとすぐ与党筋から「放送免許を取上げるぞ、更新を認めないぞ」という圧力が加わったりします、ご存知だと思いますけど。
ですので、冒涜、なんてものではなくて、“気の抜けたサイダー”“辛味の抜けたワサビ”みたいなものであって、あまりお気にされなくてもいいでしょう(笑)。ま、忙しい時にはあれが短い時間に情報を得る貴重な手段だったりしますしね。
落合信彦氏については、ま、ジャーナリストという名の芸人だと思うしかないのでしょう。金を取る原稿を書く商売をしているわけですから面白ければいいのでしょうが、少しでも彼の虚言を信用した人がいるのなら(いるんですな、これがいっぱい(笑))、1人ずつ謝罪してお金を返して廻ってもらいたいものです…

私は言論の自由は最大限に守られねばならないと思っているし、いま審議されている個人情報保護法(でしたっけ)にはいささか疑義を挟むところがありますが、ただ、その前提として、事実として言った、書いたことについては書いた人間は責任を持つべきだと強く思います(その代わり、フィクションとしてなら何をどう書いてもいいと思っています)。間違ったのならちゃんと読者に対し謝罪し、何故間違えたのか原因を明らかにする責務があります、物書きにもね(世間一般のメーカーや流通業者はそうしていますよ。クレーム対策が出来ないような業者は生きていけません)。勝手な憶測や思い込みによってさらに歪んだ憶測を再生産するようなトンデモ本に対しては、あまり鷹揚な、寛容な態度が私には取れません。(ややこしいのは宗教本の形を取っている時でしょうけど)

えー私もぎりぎりファーストガンダム世代?ですかな(笑)。アムロやシャーのいない(出ない)ガンダムはガンダムではないと思ってしまいます。安彦さんは今度の執筆について朝日新聞にいろいろと言い訳(笑)を書いておられましたっけ。

過去ログについては残せるものなら残して下さいませんか。
1度書き込んだものに対しては、逃れられない永遠の責任(爆笑)が発生すると思ってますから。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1645 
ホリ-・ハンタ- 2001/06/28 10:46
ジャ-ナリズムは人畜無害であるべきなのか?

私が落合さんを引き合いに出したのは話に勢いがあれば良いと思いそうしたわけで、
深い意味は有りません、軽率だったかも知れませんね、反省。彼を擁護する気も有りません。
ただ、皆さんにあまりに集中砲火を浴びてるのを読み、民主的に少しだけ言わせて下さい。

最近、ニュ-ス情報番組で新聞や雑誌の切り抜きをただ並べて其れを棒読みしてるだけのコ-ナ-
ありますね?あれってヒドイと思いませんか?その記事の雑誌の広告にしてるつもりかも
知れませんが、私は其の雑誌を買って読みたく無くなります。ジャ-ナリズムの何たるかを
私は語る資格も権利も有りませぬが、少なくとも消費者の立場から云うと報道を冒涜してる
と思います。報道・情報は確かに金で買え、また換金されるのが資本主義社会の情報産業の
宿命かもしれませんが。

落合さん が冷戦下で書いていた事は例え、ガセや大げさな表現があったにしろ、
デスクワ-クだけで生み出されるようなネタは無いと思います。
少なくとも私は彼の著作をエンタ-ティメントとして大いに楽しみました。
彼の予言が的中しなかったからといって恨む気も皆無です。
当人が調子に乗り過ぎた時期のあった事も認めますし、私もそれは望みません。
でもゴ-マニズムとやらを振り回しておられる方よりはマシと私は思いますが。



#1644 
なな 2001/06/28 01:25
落合氏の転落

>徹夜城さん
落合氏の最初のツマヅキは、88年ソウルオリンピックの「開催危機」予想が大ハズレに終わった時じゃないかしら・・・。その数年後に懲りずに大風呂敷広げちゃったでしょう? さすがに彼への愛(笑)も冷めた頃だったので、「相変わらず威勢のいいおぢさんだなー・・・。大丈夫なの〜?」くらいに眺めていた記憶があります。

>ホリー・ハンターさん
飛鳥昭雄ってオカルト作家、ご存じですか?
落合氏のトンデモぶりがすぐさま見られるHPがないかと思い、ヤフーで検索かけたら、矢追氏と同じ「超常現象 人々」カテに「飛鳥昭雄研究室」なるサイトがありました。この中の一項目で、落合氏と飛鳥氏の”類似性”が検証されており、同時に落合氏のパクリ・誇張・妄想ぶりが簡潔かつ詳しく書かれていて勉強になりました(笑。飛鳥氏も問題多き作家のようでうすが、オカルト作家と類似性を検証される「国際ジャーナリスト」って一体何なのでしょうね?



#1643 
徹夜城(多岐にわたる書き込みに呆然とする管理人) 2001/06/27 23:58
凄い板になってるな、ここ…

わずかな間とは言え、ちょっと見放していると怒濤のように書き込まれてますな。しかも話の幅がムチャクチャに広い…(^^;)。まぁここの特色ですから嬉しいのも事実なんですが、何からレスして良いものやら。ま、思いつくままに。

>落合信彦さんの話題。
僕はこの人の本って「最盛期」には全然手を出したことがありませんでした。存在としては知ってましたが、なにやら「ゴルゴ13」の読み過ぎの人、って印象はありました(何かのマンガでそういうネタがあったんです)。
この人の名前を決定的に覚えたのは、1991年ソ連の反ゴルバチョフ・クーデターの勃発時でしょう。ホリー・ハンターさんもご紹介のような発想をしていた彼ですから、「それみたことか」ってんで冷戦復活と「ゴルバチョフの姿を我々は二度と見ることはないだろう」と週刊誌記事で大見得を切ったんですね。哀しいことにその週刊誌が出た頃にはクーデターは失敗し、我々はすでにゴルバチョフの姿をTVで見ていました。不可抗力の部分が多く同情の余地もありますけど、何事もそう大見得を切るもんじゃないな、と思ったものです。
それまで何やら大物ジャーナリスト扱いされていた落合さんに批判や冷たい視線が始まったのがやはりここからだったと思います。今でも彼を大物扱いしているのは小学館ぐらいだと思いますけど。
 落合さんの「実態」について詳しいのは別冊宝島「陰謀がいっぱい」でしたね。確かその文の執筆者は同テーマで一冊本を出しちゃったはずです。落合さんは相変わらずいい加減な国際情勢本を書いてますが(落合さん以外でもそういう国際情勢本はいっぱいありますけどね)、最近はどうも人生論とか説教臭い本を書いて方向転換を図っているようにも思えます。

>秀吉の南進など。
タロイモさんが高山国出兵の話をお書きでしたが、ルソンには実際に脅しをかけてますね。僕などは専門がら、一連の動きに倭寇活動との共通性を感じてしまいます。倭寇後期の首領・林鳳は台湾などを拠点にマニラを攻撃してますし、後の鄭成功も方向としては同じです(マニラ攻略は彼の急死により実行されませんでしたが)。
 「明史・日本伝」では秀吉の大陸侵略の動機に、王直の残党が明情報をもたらしてけしかけたことが挙げられています。日本側にそれを裏付けるものがなく信憑性は乏しいですが、明側から見るとそう見られる所があった、とは思えます。
 前田家文書といえば、秀吉が明から来た使節の沈惟敬に毒殺されたなんて話が載っていたような…沈惟敬ってのも謎だらけというか僕好みのアウトローでしてね、いつかこいつを俎上に乗せたいと思ってるんですが…

>安彦ガンダム。
Q世代さん同様、わたしもファースト以外のガンダムは認めない(というかほとんど見ていない)人間でして、安彦さんによる今回の漫画化は何やら胸をときめかせてしまってます(笑)。
細かいところで変更を施してますね。そこらへんがまた「旧作のリメイク」ではない新鮮さがあってイイです。それにしても次号発売は9月とか…季刊ペースで6年がかりで描いていくとか聞きました。当分楽しめるというべきか…

>北朝鮮。
ななさんもお書きですが、今回の亡命者のことはちょいと注目しています。中国との絡みが出てきて、どうなるのかな、というところで。
それにしても金正日さんはホントにソウルに行くんですかねぇ。なんだか8月15日(光復節)に首脳会談、なんて噂もありますが。その日に首相が靖国参拝するとますますややこしいことになりそうで(^^;)。

ところで、管理人としてアンケート。
この「史劇的伝言板」のログデータは大きくなってくるとほどほどに僕がカットしてるんですが、過去ログに関しては消失したものをのぞき、全部手元に残してあります。「アシモフ伝言板」は量も多くないので過去ログを全て掲載しているんですが、ここに関してはどうしようかなと思い続けてはきました。
どうでしょうかね、今までのもの全部とはさすがにいかないんですが、一年以内の過去ログを掲載しようかという気もあるんですけど。そんな前の書き込みをさらすなんて恥ずかしいわ(^^;)ってな方もいらっしゃるかもしれないと思い、一応提案として書かせていただきました。



#1642 
なな 2001/06/27 20:58
脱北難民10万人

今朝の新聞で、久しぶりに中国に脱出した北朝鮮難民の記事を見ました。
とうとう難民自らが中国にある国連事務所に政治亡命を求めたそうで・・・。(T_T)
正直「よくやったなぁ」と心底喝采をおくるとともに、少しだけ明るい希望を感じました。
難民の数としては、国連がすぐにでも救援できる規模であるにもかかわらず、中国と北朝鮮の取り決めでこれまでずっとその存在を黙殺されてきた脱北難民ですが、これを突破口として彼らが置かれている窮状が好転することを祈りたい気分です。なにより、亡命前の北朝鮮国民から自発的な反政府声明が出されたのは初めてのことじゃないでしょうか?

これとは別に、今夏の北朝鮮ツアーの予定プランを調べていたら、同国の物産を販売しているレインボー通商が主催するツアーで、平壌から日本海沿いを北上して中国東北部へ抜ける、同国のツアーでは初めてというルートを見つけました。北朝鮮北部ではラジン・ソンボン以外の区域は初です。どの程度外国人に見せてくれるのか分かりませんが、まさに脱北者たちの”故郷”を突っ切るルートであると思います。費用が30万円もしなければ、私も行きたいんですけどねー。



#1641 
ホリ-・ハンタ- 2001/06/27 08:40
落合信彦の逆襲

おや、まあ、なな様、奇遇ですな、私も10代はMr落合にハマってましたよ。
でもMr落合のオカルト・ミステリ-分野の方の著作も好き嫌いせず読んでみられては?
むしろ貴方が其の分野に懐疑的であるという考えに肉付けを与え、良い反面教師になると
思いますよ。免疫の無い人ほどオカルトに一旦ハマると底無し沼らしいです。

それにしてもMr落合の予言はなかなか当りませんね。もっとも当っては困るような不吉な
予言ばかりですから。数例、挙げますと

 「赤い帝国ソビエトが早急に滅びるという学者がいるが、救いよう無い極楽トンボだ。
  私の目の黒いうちはロシアはソ連で在り続け、冷戦の悲劇は続く。」

 「第3次世界大戦はソ連にエネルギ-危機(中央アジア・シベリアの石油の枯渇)が起こる
  前に起こりうる。アフガニスタンはソ連の最終目標では無い。中東の油田地帯こそ
  クレムリンが渇望しているのだ。」     

私は10代の時、Mr落合の著作を読み漁り、じきに世界が破滅するなと思い、だから
私にとってのノストラダムスは落合先生だったわけで。1999年に人類は滅亡するからと
刹那的に生きてきました。〜なのに〜、2001年6月現在でも私も落合先生もピンピンしてるし
ソ連は、とっくに消滅してます。世の中、間違ってますな、落合センセ。



#1640 
Q世代 2001/06/27 02:14
南船北馬

織田信長は南進策を考えていたようなことを、何かで読んだことがあります。
あの人は実利の人だから、外征をやるとしたら、たしかに南方資源を求めたかもしれませんね。でスペイン艦隊と対決。ああ、こちらの方が血沸き肉躍るモノがあります。
うーん、誰が黒幕かは知りませんが、本能寺の変とはつまらないことしてしまったものです。ひょっとしてこの事件も「縮み指向」の賜物なのでしょうか。

秀吉もその前半生は実利の人に見えるのですが、もともと最下層から出発した人なので、どうしても持ち合わせることの出来なかった権威を、最後に求めようとするところがありますね。自分の地位も常に確認していないと安心できないと言うか。そこに北進の心理的動機がありそうな気がします。自分の知る限り最大最強の権威である中国皇帝との(広い意味での)対決によって、己の地位の確認に走った面があるのではないかと。

で、血沸き肉躍ると言えば、徹夜城さんがお書きになっていた「安彦ガンダム」ですが、私はファーストガンダム原理主義者なので、この作品があれば今後20年は生きて行けますです、はい(^^)。

私が覗きに行くいくつかの掲示板で、こちらでお見かけする何人かの人のお名前を見かけるので、世の中広いような狭いようなよく分からないなぁ、という気分に最近なっております。特に+αさんの名をくろきさんの掲示板で見たときにはびっくりしました。あそこは話題の難しさに加えて、匿名ルールの厳しさもあってか、他の場所で知っている名前にお目にかかったことはまずなかったもので。しかしお陰様で、例の会の教科書の欠陥品ぶりがいよいよよく分かってきました。



#1639 
タロイモ 2001/06/26 23:32
幻の高山国出兵?

おひさしぶりです。

ただそれ以外は(読んだ一部分だけですけど)残念ながら谷沢さんの知識の方が脇が甘いですな。一例を挙げると…
中国の冊封体制について触れて「李氏朝鮮が「建国」したなどと書くのは間違ってる!」とくだんの教科書の記述を責
めてるんですが(これも相当問題がありますが)、そのくだりで「秀吉は明から贈られた日本国王に任じるという国書を
引き裂いている」と書いちゃってます。これ、大ウソというか江戸時代に捏造された話なんですよ。問題の国書って無
事に残っているそうですから。
他にも倭寇のくだりも読みましたが、いくつか事実誤認をしてますな(まぁ中途半端な知識と言うべきかな)。その一方
で「朝貢とは臣従ではない」と言って案外まっとうな朝貢論をして「つくる会」教科書を批判したりと一貫性がないところ
も。なんかとにかく「つくる会」を叩きたかったんだということかな。

管理人様の上記の書込みに 多少は関係するとおもうのですが、
秀吉の2度目の朝鮮出兵(慶長の役)に関して
最初は高山国(台湾)への出兵という計画もあったけれども、
結局は朝鮮再征ということになった、というものです。
秀吉から前田利家に宛てた手紙の中(前田家文書)に
明くる年の高山国征伐に関する記述がある、というのが
幻の高山国出兵の根拠になってるらしいです。
実は去年、台湾に行ったのですが台北近郊の淡水という町にある
スペイン人の築城したサン・ドミンゴ城を訪れた際に
そのような記述のあるパネルを見かけたのですが、
どこまで信用できるものなのでしょうか・・・
秀吉が本当に台湾に出兵していたら、北上しつつある
スペイン軍と衝突して台湾付近で大激戦、ということになったのでしょうか・・・




#1637 
なな 2001/06/26 22:37
公式サイトより

>ホリー・ハンターさん
「矢追純一・ツアー2001」
これまで東京での開講のみだった「ヤオイ塾」が今年から全国へ出張してくれるのだそうです。現在地域リーダー・主催者を募集してるようですよ。健在ってことですね^^。



#1636 
なな 2001/06/26 17:56
脱線はとどまらず

・・・徹夜城さんの困惑した顔が目に浮かぶ・・・。
>ホリー・ハンターさん
もうここではカミングアウトしてますが、実は私、落合信彦にも”かなり”(!) はまっていました。一体、私の十代とはなんだったのでありましょうか(笑? しかし私は超常現象・怪奇現象には懐疑的でして、オカルトや宗教に誘惑されたことはないんです。落合氏でも”そっち系”に話が及んでいる著作は途中で読み捨てたままです。
>Reeさん
補足訂正ありがとうございます。(^^)
子どもの頃は夢中で見ていましたが、今見直したらけっこうツッコミどころ満載の、雑な番組作りだったのかもしれませんね。やはりひでさんがおっしゃったように、ビデオorDVD化を望む
(笑!
>アール・ケイさん
・・・脱線と言っても、なぜにそこまでご存じなのですか(笑? やはりここの掲示板の住人たちは奥が深い・・・まさに底なし沼だ(笑。
ん? ・・・アフリカのハナシは、なな彼さんのことじゃないっすよ?
確かに某BBSは女性が多いので、この出来事が書き込まれた時は”残されたヒロイン”と”旅立った男のロマン”にわきたったものですが、その中で「アフリカへ行くことがそんなに大したことなのか? 飛行機も予防接種も宿泊施設も用意されてるのに」とレスしたら皆のひんしゅくをかいました(笑。私の価値観としては、男性は一生のうちに一度くらいは毒グモ・毒ヘビ・サソリの猛襲に遭い、ジャングルや氷河の世界から九死に一生で生還してくるべきと思ってますから(爆)。(^^;) もちろんボランティアという志は素晴らしいと思います、単なる冒険よりもね。



#1635 
ホリ-・ハンタ- 2001/06/26 15:48
矢追純一VS落合信彦

前述で矢追純一が「UFOはナチスの開発した秘密兵器だった?」っつう特番を
TVでやってたと申しましたが、それより以前に、このキワモノ・ネタを本に書いた
作家がいます。誰あろう落合信彦氏。「20世紀最後の真実」という本の中に出てた
と思うのですが。(私の記憶違いでしたら、すいません)
辛口で過激な落合さんが矢追純一にクレ-ムをつけたっつう噂も聞きませんでしたが
矢追純一は、うまいこと落合さんを丸め込んだのでしょうか?
う〜ん、やはり、矢追純一は恐るべし。



#1634 
アール・ケイ 2001/06/26 14:44
川口一家の災難

えー、歌詞をそのまま引用する時は多少は気を付けましょう(笑)。厳密に言うと著作権違反になっちゃうそうです。1フレーズならいいようですが。まあ嘉門師匠自身はぜんぜん気にしないと思いますけどね。
川口浩さんというと、元々は俳優さんでありました(岸惠子版『おとうと』が有名かな?)。父・川口松太郎(作家)、母・三益愛子(女優)、弟妹の恒、晶、厚がいずれも俳優という芸能一族(浩さんの奥さんも女優(野添ひとみ)でしたネ)だったんですが、その弟妹たちが次々に不祥事を起こすは、長命だった松太郎さんはよしとしても愛子さん、浩さん、恒さん、ひとみさんと数年の間に次々と家族が死んでいくは、で「呪われた一族」などとも呼ばれています(もう(笑)ってもいいでしょう)。その後の生き残った一族の消息も含め、ここは1つ「川口一族探検隊」を結成する必要があるようですな(笑)。雑司ヶ谷霊園には、そのままずばり「川口一族」と彫られたお墓があるようです。

なな様の
>ある若い韓国人男性が、日本人の恋人には一言も告げずに阿弗利加へと旅立った
…というお話ですが、なんかノロケ話に聞こえないこともないです(笑)。結果として恋人女性の行為により男性が恥をかいたとしても、黙って出かけた方が悪いわけで自業自得ですよね。またそうやって恋人に気にされ探してもらえるなんて、実に幸せなことではありませんか。こういうことは万国共通なのではないか、と思いますが。
>女は、期限がはっきりすれば恋人の帰りを平気で待っていられるものです。
そ、そうなんですか。。。男は、少なくとも私はおとなしくは待っていられません(笑)。

>ペルーの大地震
ただただ、同情致します。

>参議院選
巨泉サンも重い腰を上げたようで…。上岡竜太郎師匠がかつて言ったように、タレントが駄目になったら、スポーツ選手が駄目になったら、みな立候補して政治家になれちゃうなんて、国会議事堂はそうした落ち目人間の巣窟だということなのでしょうか、ネ。小泉サンもマキコさんもその中ではマシなタレント議員だと思えば、今の変な人気も納得がいったりします。
末広議員ですか? まあどんな人間でも彼女よりはマシ、と思わしてくれる効用はありますわな(笑)。

>谷沢栄一氏と藤岡氏
まあ、近親憎悪というか、相互に裏切り者と思っているのでしょうね。早く共倒れしてくれないかなあと思っています、鬱陶しいもので。あの市販されている教科書“候補”を読んで、「大したことはない」「問題ないんじゃない」という批評をする人が識者の中にもいるのは驚きというか嘆かわしい限りです。彼らが当初旧文部省に持ち込んだ検定前の原本を読んでこそ、彼らの意図が分かろうというものを…。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1633 
ホリ-・ハンタ- 2001/06/26 10:43
それより矢追純一は今、いずこ?

川口浩で盛り上がってますな、替え歌、間違って覚えてる私(しかも嘉門達夫も達郎って
書いたな、物忘れはミスタ-並みだ、こりゃ)としましては、他に川口浩ネタは皆無で、
なな様の期待に応えられそうもないス。私はどちらかと言うと矢追純一のミステリ-特集を
見てた方でして。今、どうしてんの?彼。私が最後に彼の特番、見たのは、ん〜と確か、
「UFOはナチスが開発した秘密兵器だった〜?!」つう主旨でした。証拠写真で物凄かった
のが、『鉄十字のマ-ク付けた戦車の砲塔が取り付けられた空飛ぶ円盤』ひぇ〜?!
合成だとか疑うよりもまず、空飛ぶ戦車っつうシュ-ルな発想に、私は、のけぞりました。
目撃証言もエキセントリックでした。アメリカの片田舎の人が夜、円盤の着陸に遭遇、
ハッチ開けて降りてきたのはナチスSS(親衛隊)の制服を着た将校。
将校は、ビビって固まる目撃者に、ドル紙幣を差し出し、
「これで何か食べ物、買ってきてくれんかね?ずっと円盤に缶詰状態だったものでね。」
ひぇ〜?!、矢追純一、恐るべし。



#1632 
Ree 2001/06/26 10:03
探検隊補足

川口浩探検隊の歌詞の補足です。

1番
川口浩が洞窟に入る。カメラマンと照明さん の後に、入る
洞窟の中には白骨が転がる。何かで磨いた異様なピカピカの白骨が転がる
すると突然 頭の上から 恐いヘビが襲ってくる
何故か 不思議なことに 尻尾から 落ちてくる
ヘビの攻撃避けると 動かないサソリが襲ってくる
サソリの次は毒グモだ
浩は 素手で 払い落とす

(サビ)

(2番)
原住民が 底無し沼にはまる
溺れている原住民の 顔は笑っている
川口 浩が ピラニアにかまれる
かまれた腕が 突然 画面に大アップになる
さらに未開のジャングルを進む
道には 何故か タイヤの跡がある
ジャングルの奥地に 新人類発見 腕には時計の跡がある

こんな大発見をしながら 決して学界には発表しない
川口 浩の奥床しさに 僕らは思わず涙ぐむ

(サビ)

大発見をしてジャングルを後にする
来る時 あれだけいたヘビや サソリ 毒グモ いやしない
底無し沼さえ 消えている

(サビ)

川口浩と聞いて今、思い出すのがこの歌と、ゆうきまさみの”川口浩探検隊SP パリの雑踏に 三浦和義を追う”というTVネタの読み切り漫画です。




#1631 
徹夜城(また史点が遅れている管理人) 2001/06/26 01:00
ヘンテコ批判本…?

えーと、まずお詫び。最新「史点」更新は火曜日となります…って書いているこの時点で火曜日になってますわなぁ(汗)。
そもそも安彦良和氏の「ガンダムオリジン」(「ガンダムエース」誌掲載)が今日発売になったのがいかんのです(爆)。「ガンダム」がバッチリ安彦マンガになっちゃってるな、と思いつつ、この人の絵って基本的にほとんど変化がないなと思ったりもして。
今回のマンガを読んでいると、アムロとブライトってさして歳が変わらないんだなと気づかされます(わざとそうしてる節も感じる)。

さて、「枕」はこの辺にして。
その雑誌を買うついでに書店歴史コーナーをうろついておりますと、「新しい歴史教科書は絶版にせよ!」(確かそんなタイトル、ちょっと違うかもしれんが)というデカい見出しを付けた本がありました。案外多く出ている「つくる会」批判本の一種にしては派手な見出しだなとよく見ると、著者は谷沢栄一氏。あらら、と驚いてパラパラと読みました。
凄い。チラッと一部をみただけですが谷沢氏の「つくる会」に対する強烈な怨念(?)が炸裂してます。細かい点まで一字一句あげつらって無知、無理解、誤解、と大攻撃してます。少なくともパワーに関しては歴史学者によるありきたりの批判本をはるかに上まわります。
ただし。僕などから見ると「目くそ鼻くそ」は言い過ぎとして「五十歩百歩」という言葉が頭をよぎる内容です。それも谷沢さんの方が「百歩」なんです…(汗)。谷沢さんの主張はむしろ「つくる会」よりも右方向に突っ走っちゃってますから(笑)。あれ読んでると「つくる会」の教科書が良心的にさえ見えてくるところがあります(笑)。

ま、思い起こしてみれば谷沢さん以前から「つくる会」に批判的でしたからね。藤岡信勝氏と大喧嘩したこともありましたし。ハタからみていると歴史観はさして変わらないようにみえるんだけどな〜。
谷沢さんのこの本の主張で、一点だけ僕が全く同意したことがあります。谷沢さん、「つくる会」の教科書を「西洋コンプレックス」とバッサリ切ってるんですよ。これ、以前から僕も思っていたところでむしろ民族主義的な人から文句が出ないことに不思議を感じていたのです。
例えばくだんの教科書は奈良時代や飛鳥時代の彫刻などを紹介してミケランジェロとかと比較して「うちにも負けないぐらいのものがある」とばかり自慢したりする。江戸時代や明治時代の評価でも基準が「欧米にどれだけ近いか」に置かれている。文明の古さ自慢についても同じことが言えますね。そう、つまるところ西洋コンプレックスなんです。これは見事に突いたな、と思いましたね。

ただそれ以外は(読んだ一部分だけですけど)残念ながら谷沢さんの知識の方が脇が甘いですな。一例を挙げると…
中国の冊封体制について触れて「李氏朝鮮が「建国」したなどと書くのは間違ってる!」とくだんの教科書の記述を責めてるんですが(これも相当問題がありますが)、そのくだりで「秀吉は明から贈られた日本国王に任じるという国書を引き裂いている」と書いちゃってます。これ、大ウソというか江戸時代に捏造された話なんですよ。問題の国書って無事に残っているそうですから。
他にも倭寇のくだりも読みましたが、いくつか事実誤認をしてますな(まぁ中途半端な知識と言うべきかな)。その一方で「朝貢とは臣従ではない」と言って案外まっとうな朝貢論をして「つくる会」教科書を批判したりと一貫性がないところも。なんかとにかく「つくる会」を叩きたかったんだということかな。

うーん、変な話ですけど、くだんの教科書よりこっちの方が面白いです。「ヘンテコ」に採り上げたくなったぐらいで(笑)。



#1630 
なな 2001/06/25 23:51
秘境観光

>ホリー・ハンターさん
嘉門達夫の替え歌とは、存在すら知りませんでした。音声つきでないのが残念です(笑。
話のコシを折ってしまったうえに、フォローまでしていただいていたみいります。(^^;)
とはいえ、実はもう川口浩氏の顔すら覚えていないんですよね。記憶の断片だけが残ってます。

しかし子ども時代に培った嗜好というのは変わらないもので、今でも「僻地」が大好きです。
↓下の相談事につき合った過程でアフリカに興味を持ち、さっそく旅行代金の相場を調べたりしてみました。面白いのは、ケニアのツアーは平均25万円なのに、すぐ南のタンザニアだと35万円にはね上がるんです。どの経由地で行っても、どの旅行代理店の商品でも。それにサファリでテント生活を体験するツアーでも、一流ホテルに滞在するプランでも、代金はほぼ一律で変わらなかったりします。なにか業界内の取り決めでもあるんでしょうか?
もうひとつは北朝鮮観光です。なんでも数年前から「一人でも申し込める」”ツアー”が解禁になったそうで、要するに現地で案内人2人がつく”ツアー”でありながら、実質は「個人旅行」が可能になったそうですね。団体旅行は嫌いなので、北朝鮮への旅行はハナからあきらめていたんですがこれは朗報でした。JSA効果で、日韓サイトでは板門店が観光スポットとして注目されていますが、そういう時は必ず「ならば私は北から見てみたい」と思う思考方式の持ち主なので(笑、先日よりにわかに個人HP上の「北朝鮮旅行記」をスクラップし始めました。
どのツアー記録も当然ながら大同小異なのですが、その小異の部分に筆者の価値観や観察力が表出されるのでそれぞれに読みごたえがありました。複数の方が高麗航空の機内食と平壌冷麺の写真を載せてるのですが、年次順に並べて見ると、量や味がかなり違っているようで興味深いです。開城&板門店方面だけ、というわけにはいかないことと、料金がアフリカ旅行並みに高いのが難点ですね。



#1629 
ホリ-・ハンタ- 2001/06/25 08:46
なな さん へ

故・川口浩さん で思い出されるのは嘉門達郎さん の替え歌です。
一つ口づさんでみましょう。え?聴きたくない?そんな事おっしゃらずに。
(私の記憶に間違いが在れば誰か訂正して下さい。)

「川口探検隊の歌」作詞作曲・嘉門達郎

川口浩が洞窟に入る。カメラマンと照明さん の後に、入る。
洞窟の中には白骨が転がる。何かで磨いた異様なピカピカの白骨が転がる。
洞窟抜けたらジャングルで動かないサソリが襲ってくる。
サソリの次は毒グモ だ!ヒロシは素手で払い落とす〜!
 行け行け!川口ヒロシ(×3)どん!と、ゆけ!

1題目は、うろ覚えで2題目は完璧に忘れました。
誰か教えて下さい。あしからず。



#1628 
なな 2001/06/25 00:38
↓ m(。 。)m

実際、画面に表示されるとめっちゃ恥ずかしいです。掲示板の主旨にそぐわなさすぎる内容で大変失礼をいたしました。べつに削除してもかまいませんから・・・(大汗)。<徹夜城さん



#1627 
なな 2001/06/25 00:26
脱線のついでに

・・・歴史話でなくて恐縮です。脱線ついでに男性陣に質問させてくださいますか?<徹夜城さん

ある若い韓国人男性が、母親の大反対を押し切り、日本人の恋人には一言も告げずに阿弗利加へと旅立った。渡航前に研修期間がなかったことから推して、専門性のないボランティア団体の一員として。
青天の霹靂に恋人は憔悴するが、気を持ち直して駐日○○国大使館に問い合わせ、専門職でないボランティアの派遣期間は通常3ヶ月〜半年と知る。それでも気持ちは晴れず。
それで、私がその彼女に駐○○国韓国大使館の住所を教えて、大使館が把握している同国で活動中の韓国NGOのリストと、各団員の派遣期間を問い合わせるようにすすめたのね。女は、期限がはっきりすれば恋人の帰りを平気で待っていられるものです。
ところが。○○国にいる韓国人は200人足らずで、そのほとんどが首都にいるからと、大使館の人が親切にも「人捜し」をかってでてくださったんです。周囲の韓国人から人づてに、(彼女が日本から送った)彼の写真と名前を尋ねていくらしい。いずれは彼の耳に「日本から女性がお前を捜してるらしいぞ」と届いて、万事めでたく消息が確認されるのでしょう。
彼女から経過報告を聞いて、「それはまずかろー!」と忠告しました。残してきた恋人がまるで母親のように先回りして自分を「捜索」してると知ったら(それも大使館を動員して^^;)、意を決して旅立った彼のプライドはどーなっちゃうのよ? 彼のこれからの団体内での立場は?・・・などなどと思ったのです。
ここの皆さまはもしご自分だったら、女性側の上記の行動をどのように感じられるでしょうか?

これで彼が3ヶ月足らずで帰国する(だったら一言言い置いて行け!)、あるいは「僕を探し出してくれて感激だよ」などとのたまうような男だったら、私はきっと、(^_^;)/−☆、とやるでしょうな・・・自分の相手だったらね。しょうもない質問ですが、お暇だったらレスを下さい。



#1626 
徹夜城(史点ネタに困っていた管理人) 2001/06/25 00:08
今日のペルーは激震です

「史点」のネタの4つ目に苦慮(?)していたところ、思わぬネタが南米はペルーから地震による小さな津波と共に押し寄せてきました(笑)。
どうやらベネズエラであのモンテシノス氏が逮捕されたようなんですね。詳細はまだ分かりませんけど、どうもペルーがトレド政権になったことと関わっているような。



#1625 
なな 2001/06/24 21:38
(^_^;)

>徹夜城さん
意外です・・・。私は徹夜城さんもけっこうハマッてたんじゃないかと予想してました。(^^;)
私は、「猿岩石編」も時々ハマりかけましたし(東海地方は数ヶ月遅れての放送なので、のめり込むほどではなかった)、恐ろしいことに去る選挙では末広まきこに投票しようかと、ふと思ったこともあります。ようするにだまされやすいってことなんでしょうか?
またぞろ末広女史の顔写真がこの地方の新聞に登場するようになりました。梅雨なのに、さらに暑苦しいですね・・・。






#1624 
徹夜城(あまりTVッ子ではなかった管理人) 2001/06/24 00:28
川口浩探険隊ですか…

うーむ。思わぬ展開になっているな。
僕は当時まるで見ていなかったので何も言えません。周囲でよくネタにはされてましたが…スケールと言えば確かにスケールがあったようですけどね(笑)。まぁその辺のノリは電波少年系統の流れへ受け継がれていったとみるべきでは。いい加減なオカルト番組もまだまだ建材ですしね。

えーと、大河BBSにはとっくに書いたのですが、「太平記大全」がひそかに更新しております。今回更新分は割とヒマな内容でして(その割に解説は熱いですが)、次の5回、特にその後半がかなり濃い内容になるはずです。
 それにしても今週は「史点」ネタに事欠いてるなぁ。パリの航空ショーに出ていたロシア戦闘機を、ロシアを債務不履行で訴えているスイスの民間会社の要請でフランス当局が差し押さえようとしたので、ロシアが戦闘機を慌てて離陸させ帰国させたって報道には爆笑しましたが、史点ネタとしてはちと弱い。大国も借金取りの手に掛かってはかたなしです(笑)。

ところでたぶん月曜にならないとお読みになれないのかもしれませんが、ホリー・ハンターさんの書いていた大学関係の話題について補足を。
 僕があそこで世の中に貢献うんぬんを書いていたのは、学生側の方ではなく大学教員側に対する世間一般の視線についてがメインなので、実際に貢献しているか否かは別問題になっています。身近に知っている歴史学関係のことに限っても、これは結構切実な問題でしてね。これと「研究者か教育者か」という問題は切っても切り離せません。ことは大学というものの存在意義にまで及んでいきます。
 世の中には歴史好きは多いですし、様々な「需要」があるわけなんですが、プロの歴史研究者ってのがやっているのは、こうした世間の歴史需要とはまるでかけ離れたことであることが多いわけです。実のところ世間では「役に立たないことばかりやっている」と言われかねないものが大半なわけなんですよ。もちろん僕はそうした様々な歴史学研究の必要性を訴える者ですが、国公立大学が自立経営を迫られ、「効率性」が求められ出している昨今では、大半の歴史研究なんて下手すると「不要」の烙印を押されかねないところがありまして。
そんなわけで大学ってところに何を求めるのかって話題には歴史やってる立場からどうしても敏感に反応しちゃうところがあるわけなんですよね〜。



#1622 
なな 2001/06/23 21:57
私は遺跡と原始人

蛇だらけの回は一回だけ、記憶にあります。あの撮影のためにまき散らした大量の蛇は、後でちゃんと回収したのでしょうか? でないと環境破壊ですよね?
私はジャングルに埋もれた遺跡の回などが好きでした。NHKのシルクロードに影響されてもいたんでしょう。大人になったら行ってやる〜とか、思っていました(笑。
さすがに原始人発見の回は、原始人役の俳優さんも大変だなー、暴れたり喚いたりしてと、子ども心にもあれがヤラセだと分かったものです。



#1621 
ひで 2001/06/23 19:59
川口探検隊

>ななさん

いやぁ、川口探検隊、懐かしいですね。子供の頃喜んでみてました。
とくに毒蛇モノの企画が好きで、それがきっかけで学習図鑑「爬虫・両生類」とか
をかってヘビやトカゲの絵や写真を喜んでみてました。それ以降図鑑フェチ?にな
って、いろいろ買いそろえて図鑑を読みふけっていたりしましたが・・・
もういっぺん再放送するとか、ビデオ、DVDを出すとかして欲しいです。
いや、マジで・・・



#1620 
なな 2001/06/22 19:16
難しい・・・ーー;

皆さんがえらく難しいお話を交わしていらっしゃる間、私は「川口浩探検隊大百科」なるサイトを見つけてしばしの感慨にふけっておりました。
昔、この番組にハマッた方はいませんか? ヤラセでもいいから、こんなわくわくする番組が見たいなー・・・と思う昨今です。もうずっとだけど、最近のテレビはスケールが小さいよ〜。



#1619 
ホリ-・ハンタ- 2001/06/22 16:03
文系と理系の狭間の蝙蝠

徹夜城さん の言葉の尻を捕らえるようで恐縮ですが「世の中に貢献」うんぬん は、
深く考えても詮無きことと思います。私は歴史に興味というか殆ど趣味と化してますが
文系・理系つう乱暴な区分では一応、理系で、巷を騒がす富山大学工学部をやっとこさ
卒業した男ですが、理系だから「世の中に貢献」できるかなんて関係無いですよ。
むしろ、バブル崩壊後のこの恐慌は、理系人間の功罪が大きいかも。無茶苦茶な不動産
投機ばかりが原因と取られてますが、景気の良い時に産業構造改革を果たせなかったのは
理系技術者に先見の明が無かったとも言えましょう。私は現在は、建設業界に身を置いてます
が、その前は自動車メ-カ-の生産ライン工作機械を受注する会社におりました。
バブル全盛期でして確かに繁盛してました。しかし、稼いだ金を楽しく使うゆとりも無いくらい
忙しい毎日で、とてもバブルの実感など無い私でした。しかも私は当時、新車を買い、
よく考えれば顧客である自動車メ-カ-の商品で、何のことは無い、車のロ-ンの為だけに働いてるようなものでした。生産ラインというのはモデルチェンジに振り回されるもので、
「自動車っつう高価なものに振り回されてる時代」なんて長く続かない気がして退社しました。
転職先が、現在は公共事業との癒着で批判の的となってる建設業界で、つくづく私も
先見の明が無いものです。産業構造改革ですか?私も仲間に加わりたいものです。



#1618 
徹夜城(実は私も留年経験あるんだよな、とつぶやく管理人) 2001/06/22 00:23
心に移りゆくよしなしごとを

変なタイトルになっちゃったな(^^;)。このところ続いている話題ですが、読んではいたものの書き込む気力が起きない内に(単に仕事で忙しくて早く寝なきゃいけないとか、エネルギーが不足していただけです)書き込むタイミングを逸してしまいましたが…ま、順番になるべく短くレスを、といって長くなるんだろうな(笑)。

>おやかたさん
「映像の20世紀」のサントラを僕は持ってまして。よく「史点」書くときにPCでBGMに流してます。メインテーマは気分が滅入るネタにはもってこいです(笑)。あのメインテーマは「パリは燃えているか」というんですよね。元ネタは同名の映画と一緒で。
あの曲、そして番組については宮崎駿も絶賛(?)してましたね。「もののけ姫はこうして生まれた」というメイキングビデオがありますが、BGMに使ってました。
話がちょっと飛びますが、先日の「そのとき歴史が動いた」は邪馬台国と三国志を絡めたネタで、映像は中国ドラマ「三国演義」からバリバリに拝借し、BGMは「始皇帝暗殺」と「宋家の三姉妹」のサントラからとってました。TVの中国史もの番組はこれらと「ラストエンペラー」の曲の使い回しが目立ちます(笑)。あ、ついでにモンゴルの「チンギスハーン」のサントラも結構使われてます。こう書いてると俺って歴史映画サントラマニアでもあったのか…。

>斑超さん
まずモンゴルネタの話で補足を。ずいぶん前にここに書いたことがあるんだけど、ハリウッド映画は割とモンゴル、チンギスハーンは英雄的に描いてますよ(考証とかはいい加減だけど)。モンゴルをモロに黄禍論的に描くのはヨーロッパ系映画。僕が見たので凄かったのはイタリアの「ヘラクレス・モンゴル帝国の逆襲」というトンデモ映画。フン族のアッティラなんかもイメージとしてはゴチャゴチャになってますよね。
それで思い出すのがディズニーアニメ「ムーラン」。あれ見たらモンゴル人は怒ると思うぞ。ハンガリーやトルコで抗議活動が起きたってのははるか昔の「史点」第一号のネタでした。

つぎに歴史問題のことなど。深入りすると長くなるので思ったことを。斑超氏向けでなく読んでる方全員向けに書かせて下さい。とりあえず教科書問題とか責任論は置いといて「現代史」の話と言うことで。

まず、「E・H・カー」ってのは史学科入学者はほぼ確実に著書を読まされる人なんだとご承知おき下さい。とくに「歴史とは何か」というそのものズバリの名著があります。タイトルと同じ疑問を持っている方は一読をお薦めします(岩波文庫にあります)。正解とかそういうことではなく、いろいろと考えさせてくれる一書です。
カーって一応現代史(ソ連史)の人なんですよね。そのことも絡めて考えておくといいかも。
僕がよく引き合いに出す言葉ですが、「50年経たねば『歴史』にならない」と史学科の某先生に言われました(斑超氏もご存じの人物だ)。これは一世代が過ぎ、中心的関係者がほぼ世を去った時点と言えるでしょう。
ただそこにおける「歴史」ってのは当事者を介在させずに純粋に「学問」しちゃう、あるいは客観的に話として楽しめる「歴史」のことだと思うわけです。それでいいんかいな、という気分も僕にはある。僕が今生きている時代を後世からあーだこーだ一刀両断されちゃうのもかなわんな、と思うところもあります。しかしその一方で全くの他人から客観的に見た方がよく分かることもあるのも事実。
もっともこういう話は現代史に限った事じゃないですよねぇ。現代史はなまじ現状況との関わりが深いからいろんなしがらみが出て来ちゃってやりにくいのは確かだけど。だからこそ面白くもあるけどなぁ。

ところで斑超さんが書いていた「つくる会」と左翼的運動との比較ですが、僕などは「つくる会」ってのは実はもともと左翼的なノリの運動家が行き場を失って国粋運動と結びついたところがユニークなんだと思ってましてね。右翼ってのはもともと個人プレーの人達で、ああいう組織運動は本来苦手なんですよ。それが可能になっちゃっているのは、あれを組織化した人たちが、そういう「運動家」であったことも考慮した方が良いと思います。
まとまり悪いけど、とりあえずこの辺でね。

>ホリー・ハンターさん
大学のことをお書きでしたが、これも僕自身も揺れてるところがあるんですよ。大学の先生たちもそうだと思うんですけど。
大学は研究機関なのか、教育機関なのか。もちろんこれは両方とも然りなのですが、「教員」の方々には研究熱心な方と教育熱心な方と、もちろんその両立を果たされる方(多くはないけど)といろいろいます。で、どれが優れているのかというとこれも一概に断定しにくいです。研究と教育とどちらが世のためになってるんだろうかと思っちゃう所は誰しもあるでしょう。
特に歴史研究ってのは目に見える形で世の中に貢献することがなかなか難しいジャンルでして…



#1617 
アール・ケイ 2001/06/21 14:29
赤面してます(笑)

班超H.K. さま、ご返答いただきありがとうございます。
今、わたくし、不明を恥じております(笑)。
おっしゃっていることが半ば分かっていながら、文章力、考えの浅さから、紋切り型の反応を申し上げて馬脚を現してしまったこと、ほんと、恥ずかしいです…。
ただ、このテーマについて、班超H.K. さまのような高いレベルで議論されることがほとんどないように(たまたま私が目にしないだけかもしれませんが)思います。何とか、二元対立のイデオロギー論(変な日本語ですが)からようやく脱しようとしているところではないでしょうか。
いくつか反論?しようかとも思いましたが、論旨がずれてきそうなので自重いたします。

>実のあるものを残すためには、事実と冷静に向き合う必要がある
その通りだと思いますが、それはすごく難しいところですね。事件などで感情に訴えるような状況が起こらないと、テーマ(問題)としてなかなか認識されませんしねえ。「喉元過ぎれば熱さ忘れる」というところから、いかに脱却するか、でしょうか。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1616 
ホリ-・ハンタ- 2001/06/21 09:11
班超 様へ

わざわざご丁寧な追伸、有難うございます。
貴方に指摘して頂くまで当人も気づかなんだですよ。細かい事は抜け落ちるズボラな私
としては、全然OKですので気になさらんで下さい。

私の方でも貴方に誤解が。「北陸出身」の方?私は中国の方かと思ってましたので
日本語が堪能だなあ、と自分勝手な想像をしてました。こりゃまた失礼しました。



#1615 
班超H.K. 2001/06/20 16:20
さらに訂正

すいません!ホリー・ハンター様、・が抜けてました。決して悪気はございません。どうでもいいことかもしれませんが、名前は大事だと思ったもんで。
何だか、1人馬鹿やってしまい申し訳ないです。ちなみに私も北陸出身なんで、今後ともよろしく。



#1614 
班超H.K. 2001/06/20 16:10
訂正

ホリーハンター様、名前をホーリーハンターと書いてしまいましてすいません。
とりあえず、お詫びです。



#1613 
班超H.K. 2001/06/20 15:31
右でも左でもありません

ホーリーハンター様、アール・ケイ様、ご返答ありがとうございます。まあ、初めてということもあり、文章のポイントが取りづらかったろうと思います。しかし、読んでいただきありがとうございました。
さて、どうも私の意図が今一つ伝わらなかったようにも思います。一つ、申し上げておけば、私は右翼でもないですし、某小林氏の信者でもなければ、作る会に賛同を示しているわけではありません。ましてや好戦主義でもなければ、血の通わぬ実務一点張りの人間でもありません。一応、念のため。
一部には、熱狂的「主義」者というのは、存在しているようですが、私は滅多にそんな人はいない思います。実際、前回紹介した著名な識者の方々も、意見は180度違っても、そこには問題に正面から立ち向かわんとする意欲が十分感じられましたし、そうであるからこそ、単純な運動や熱狂に終わることに、一番の危機を感じているのだと思っています。
正直言うと、右翼は言わずもがな、サヨク的な運動にもいろいろと疑問を感じています。例えば、慰安婦の問題にしても、同情ばかりが目立ちすぎるようにも思います。また、運動をどのように決着させるのかのビジョンが非常に乏しいようにも思います。もし、運動そのもの、そして運動の継続そのものに意義があるのだというのなら、正直自己満足のように思え、その点では、つくる会と大差ないようにも感じられるのです。右翼は永久の自慰主義者であり、サヨクは永遠の運動主義者といったところでしょうか。
謝罪することは大事でしょう。それは心からの謝罪でなくてはならないのは当然です。しかし、誰が謝罪するのか、国家が謝罪して終わりなのか、国民としての我々はどのようにそれと向き合うのか、それとも我々はもう国民ではないのか、もうそれこそ当事者不在の右と左の議論が果てしなく続いていくことでしょう。
私は当時非常に苦労された人々に非常な同情はもちろん感じますが、それ以上に、そのように決して消えないであろう傷を心に持ちながらも、今日まで生き続けてきたことに尊敬を感じます。謝罪しても傷は消えないでしょう、絶対に。それで我々が彼女たちを救済できると考えるのは、愚かである以上に傲慢であるとさえ、思います。
前回、E.H.カーの文章を出したのは、そういう一個の人間が無数の悲劇と直面したときの、ある種謙虚さが見えるように思ったからです。私が、彼の言葉をもって強調したかったのは、外交官や歴史家の冷血さではありません。個人的な感情を抱きつつも、事実と現実に忠誠でなくてはならない、という面です。そして、それこそが歴史問題と向き合うときに一番必要なことであると思っています。
同情は一時の風潮を生みますし、人間の感情部分を刺激しますから、議論の余地を非常に狭めることになります。そして、もろくも風化してしまうのは、感情論に支配された運動と主張だと思っています。実のあるものを残すためには、事実と冷静に向き合う必要があると思っていますし、そのような土台を作ることこそが大切であると思っています。決して、一個の命を軽視しているのではありません。誰もそんな人はいないでしょう。「命が大事」この言葉を一般議論で使うのは、寅さんではありませんが、
「それをいっちゃあ、おしまいよ!」
ということになるのではないでしょうか。

長くなりましたが、とりあえずご返答に変えて



#1612 
ホリ-・ハンタ- 2001/06/19 09:01
富山大学の入試採点ミス

私の地元であり、かつての母校でもあり、嘆かわしい事であります。被害者の中には今も受験生
をしておられる方が存在するらしく心中察し、卒業生として申し訳なく思います。入試ミス時の
副学長で入試の責任者だった教授は私も存じてます、当人の講義も受けたことがあります。
この方は自分の著作も幾つか世に出てて、その筋の学会では有名人だそうで、彼の講義の教科書
などは全部、彼の書いた本でした。この方の講義は、日本の殆どの大学の講義の典型にもれず、
何を教えてるのか、さっぱり解らず(単に私が馬鹿なだけでしょう)眠いひととき でした。
もちろん小泉総理のように判りやすい講釈などなく、えてして理工学系の教授というのは人を人とも思わぬところがあります。そもそも大学の教授とは教育のプロでは無いのであって
(教育学部は違うでしょうが)研究のプロであり、同じ「先生」と呼ばれる存在でも
高校や義務教育での教諭の方々 とは違うタイプの教職者なのでしょうね。一刀両断に云って
しまうなら、日本の大学の大半の教授が、他人(生徒)のことより、自分の研究の方が大事だと
考えておられるでしょう。それを悪いと決めつけてしまうなら、「大学」という場所の、
本来の存在定義が分からなくなります。繰り返しますが、大学とは、純粋に「研究」の場で
あるべきではないでしょうか?教授の方々におかれましては、ご自身の研究も大事でしょうが、
生徒が自分の研究に関心を持ってくれる事が、その研究に携わる同志を増やして、長い目で
見れば、真理の探求を促進させることに繋がるという事を忘れて欲しくないです。
偉そうな事を云ってしまいましたが私自身は1年留年してどうにか卒業した駄目な大学生だった
人間でして、本分は勝手に懺悔のつもりで書いておりますが、この問題は受験関係者に
とどまらず幅広い方々に意見を伺いたいものです。



#1611 
アール・ケイ 2001/06/18 20:29
歴史は涙を流すのか。

班超H.Kさま、アール・ケイと申します。“ケイ”繋がりということで(笑)、以後お見知り置きください。
さて、
>歴史において被害を被ったものがまだ生存しているときに、それを全てに決着のいくように
>解決を図るというのは、E.H.カーが指摘しているように、最も難しい問題の一つで
>あり、永久の課題のような気も致します。
というご意見ですが、確かに全てに、また関係者全員の納得したような形での決着を図るというのは至難の技、というより無理だと思います。しかし、私は、決着という最終的な結果ではなく、あらんかぎりの叡智を絞って解決を図ろうとする意志、アプローチ自体にこそ意味、意義がある、と「信じるべきではないか」と思っています。確かにテクニックとしては、政治問題化を防いで遠回りして環境を整えながらじっくり解決を図る、というやり方もあるとは思います。が、当事者が死んでしまったら何の意味もありません。歴史家、政治家の方は時にこの事実を忘れているのではないかと思うことがありますが、(当り前ですが)どんな国のどんな人間でも生命はただ1つ、1回のみです。代替地も無期限延長もありません。
“その人の心に届くような謝罪がなされずして、何ぞ解決か!”
歴史は変えられない、必然であった、あの不幸は避けられなかった(更には、むしろ当然のなりゆきであったという開き直り)からは未来は見えてこないのではないでしょうか。そういう思想こそが逆に自虐史観だと思うし、こんどこそ本当に1つの国を、ひいては人類を破滅させることでしょう。歴史、未来へは永遠への1本の道があるのではなく、無限の可能性がある(過去にもあったはず)、というのは、アシモフ博士の『永遠の終わり』のテーマでしたね(笑)。
負ける戦争であっても国家的威信をかけて遂行せざるを得ない、他国への侵略であっても自国の利益権益を守るためには致し方ない…、そういう屁理屈は一笑に伏してしまいたいと思います。

訳の分かったような分からないようなことを申し上げ失礼致しました。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1610 
おやかた 2001/06/18 17:37
どーでもいいことなのですが・・

NHKが放映していたドキュメンタリー「映像の20世紀」の
サントラを時々耳にします。今日もホテルのラウンジで聞いたのですが、
私はあのメロディーを聞くとくつろげないのです。
どーしても世界大戦やナチス、多くの戦争、紛争の暗い映像と
結び付けられているので・・。軽い恐怖まで思い出したりして・・・。
曲そのものだけ聞いても、明るい曲ではないと思うんだけど・・。
結構使われているんですよね、最近。
1年間の放映期間と、映像の強烈さはかなりのすり込みと
なっているようです。




#1609 
ホリ-・ハンタ- 2001/06/18 16:40
はじめまして班超 様

私は飲み込みの鈍い人間ですので、貴方がおっしゃりたいのは、過去の歴史の追及と
現実(特に政治・外交がらみ)の両立は困難である ということですか?
このところ巷を騒がす歴史教科書問題、私のような小市民的で戦後生まれの日本人にも
アジアの方々の憤りには、恐れ多く思います。そもそも文部科学省がいくら歴史教科書で事実を
ぼかして書いても「日本が戦前戦中アジアに酷い事をした」という事実は小学生でも知ってますし、教科書だけでしか事実を知る事が出来ない人間などいない、別に隠されてるわけでも無いです。例えば私が中国や韓国の旅行を予定したとして、現地の方々に「お前の爺さんどもにエライ目に遭わされた。謝れ!」と言われはせぬかという恐れが先立ち思いとどまってしまう。臆病な私の偽らざる本心です。でも、いつまでもそんな事ではいけないと思うわけで取り合えず、
班超 様、貴方に返信した次第です。




#1608 
班超H.K. 2001/06/18 12:54
さらに補足

マンドハイ、私もみました。というより、徹夜城さんのしつこい(しぶとい)薦めにより、みせられたという感じですが。しかし、当のモンゴルが初めてつくった歴史物ということもあり、素直に感動しました。特にこれまで、モンゴル物といえば、ハリウッドあたりがつくったモンゴル来襲物で、モンゴルは完全な悪役。また配役をみても、西洋人ばかりですので、かなり違和感を感じたように思います。

ところで、私の下のコメントに対する意見はございませんでしょうか。特に、E.H.カーのことについてなんですが。ご自由にご意見お願いします。



#1607 
K・E・N(後2日と迫った千葉大会の抽選が待ち遠しい、管理人の弟) 2001/06/18 08:42
下の書き込みに補足

 「マンドハイ」は私も見ました。珍しく私が映画館に行ってみた映画(後は「阿片戦争」くらい)です。
 落馬がどうこうという話が出てましたが、何でも落馬したときの受け身というのは柔道のそれと似ていて、その指導のために、JRAでは柔道選手を雇っているんだそうです。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~tetuya/sports/sports.html


#1606 
徹夜城(また史点を日曜中にあげられなかった管理人) 2001/06/18 00:57
「マンドハイ」は劇場で3回見ました。

>きいわこさん
 「マンドハイ」ご覧になりましたか〜!意外と置いている店は少ないので見られる方はラッキーなんですよ、ホント。ちなみに僕は小説の方は当時立ち読みしただけできっちり読んだことがありません。
 映画が一回見ただけでは人間関係などが分かりづらいのは確かです。僕も何度か見てラストあたりの人間関係が分かったぐらいで(ウヌボルト、ダヤン=ハンの母などは見落としやすい)。顔が区別しにくい所もありますしね。
 その中でイスメル大臣役の俳優サンは目立ってたでしょう。あれ実在人物なんですけど、映画では日本の往年の時代劇みたいにかなり単純に悪役化してましたね。だから話としては面白くなり、娯楽時代劇のノリが出せたわけですけど。

戦闘シーンの迫力についてお書きでしたが、今にして思うと「プライベート・ライアン」なんかよりはるかに先駆けた残酷かつリアルな戦闘描写だったように思います(内臓飛びだし描写なんかありますからねぇ…)。戦闘シーンを勇壮なものだけにさせず、その悲惨さを強調する演出は社会主義リアリズムの伝統でもありますが、やはり時代を先どりしたものであったのではないかと思えます。
 モンゴルならではの壮大な騎馬戦シーンですが、落馬関係はソ連映画界のアドバイスを受けたらしいです。なぜならモンゴル人は「落馬」そのものができないからだそうで(!)。確かに馬が盛大にひっくり返っておりましたが、あれほど派手なのは他では見ませんねぇ。たぶん糸かヒモで倒す古典的な方法じゃないでしょうか。日本映画「敦煌」ですと電気ショックをつかったそうで。
 あの映画での馬はみんな借り物ですから(当時は社会主義国だったので国家命令で集めたとか)殺したりはしなかったと思います。累々と人馬の死体が倒れてる場面がありましたが、黒澤明の「影武者」のラストみたいに眠らせたんでしょうね。そういや黒澤監督は「影武者」の長篠合戦シーンをモンゴルでロケすることを検討していたと言われます。
 連想ですが、中国の大河ドラマ「三国演義」の南蛮遠征戦でどうみても牛が大量に焼き殺されてるとしか思えない場面がありましたっけ。

>つくる会の教科書
一人で百冊ですか、やれやれ。動員かけてるなぁ。「国民の歴史」の時も教育関係者への送付や団地の全戸配布などの事件が起こりましたが、またやるんでしょうか。ホントに勃興期の新興宗教団体の手法によく似てますね。



#1605 
きいわこ 2001/06/18 00:22
大変ごぶさたしております。

かなりごぶさたしてますのでお忘れかもしれませんが、きいわこと申します。
話題がずれて恐縮ですが、映画『マンドハイ』のビデオ、ようやく見ました。
小説を読んでいたので、大体のストーリーは知っていましたが、(結構変わっています)
それでも、人間関係とかちょっとつかみにくかったです。
モンゴルの人は、知っている話でしょうから、わかるのでしょうね。
戦争シーンは、恐いぐらいの迫力でした。私は残酷シーンが苦手なので身震いするぐらい。
騎馬戦シーンで人が転がるのはよくありますが、馬がああも見事に背中からひっくり返るシーンは、始めてみました。
戦争ものの映画はあまり見たことないのですが、他の映画でも馬がひっくり返ったりします? いえ、馬の背骨の具合が、心配になったもので……。
ビデオでもかなりの迫力でしたが、映画館だともっとすごいのでしょうね。

>作る会の教科書
バイト先の本屋(けっこう大きい)でも、どこどこ売れています。
私は売り場に出ていないのでよく知りませんが、一度に100冊ぐらい購入するお客様もいらっしゃるそうなので、品切れになったこともありました。
更に、批判本も同じコーナーで平積みで置いてあるので、なんだかな〜の気分になります。
まあ本屋は、本が売れれば何でもいいそうですから……。


http://www.page.sannet.ne.jp/keitanaka/


#1604 
五番街 2001/06/16 12:23
下段のアドレスは、私はOKでした

>下段のアドレスは何度試してもNOT FOUNDで見られなかったんですが。

あー、そうですか。私が下段のURLを試したらうまく行きました。
これは【『天才画家「佐伯祐三」真贋事件の真実』の私的まとめ】というタイトルで、この真贋事件をコンパクトにまとめたものです。落合さんの本格的な論究というか追求の前に読んでおくと分かりやすいとおもって付け加えたものです。

ちなみに、このタイトルでヤフーの検索をかけたら、HPが検索されましたが、そこに表示されているURLをクリックした場合には、Not Foundでした。どうしてでしょうかねえ。ヤフーで佐伯祐三を検索したら、多くのHPが表示されますから、その中に真贋事件をまとめたものもあると思いますから、それで代用されたらいかがでしょうか。いきなり落合さんの論究を読むと、概要がつかめないので、しんどいかも知れません。



#1603 
なな 2001/06/16 00:44
五番街さん

レス遅れました。ご紹介どうもありがとうございました。といっても、下段のアドレスは何度試してもNOT FOUNDで見られなかったんですが。
佐伯祐三の名前は北斎をやっていた当時もたまに耳にしました。時代が違いすぎるので気にしませんでしたが。30歳で亡くなってるんですね? 画風はどうも私の好みじゃないんですが、好みの絵を描くからといって、その人物についてよく書けるわけじゃなし、一度紹介いただいた上段のサイトを熟読してみます。
明治最初期の洋画家に川村清雄という人がいます。この人、御庭番川村修就の息子なんです。明治になって、勝海舟の赤坂氷川邸の敷地内にアトリエを開いていた時期があり、徳富蘆花・蘇峰兄弟もいました。徳川幕府の援助で渡欧しています。・・・私が北斎と御庭番にこだわり続ける理由の一つです。これで佐伯祐三と川村画伯の間に接点があれば面白かったんですが(笑!



#1602 
徹夜城(班超氏とは腐れ縁?の管理人) 2001/06/16 00:36
香港より愛を込めて?

下の書き込みをしている「班超」氏ですが、彼も言っているとおり僕の長年の友人です。文書見てもお分かりのとおり、決して怪しい奴でありますので(笑)、みなさん仲良くしてあげて下さい。日本を見渡してもちょっとこういう人は珍しいんじゃないかと思う人間ですので。
NYの五番街さんに続き、香港からの常連が登場したというのは国際的になってきて嬉しい限り(^^)。

さてさて彼も書いている歴史教科書問題の件ですが。
正直なところ、中国とか韓国でも一般レベルでは冷静なんじゃないかな、と期待半分で思ってます。もちろん関心はあるでしょうし持って欲しいとも思うのですが、過剰にかつ感情的に反応すると、そういう教科書を出そうとしてる連中の思うツボってところもあるんじゃないかと個人的には思ってまして。
例の教科書ですが、書店で大々的に市販されているのはご存じの通り。東京都内のちょっとした大書店では軒並み平積み、週間ランキングでTOPに躍り出ている店も少なくありません。
普通に考えても教科書がベストセラーになるって時点で不自然ですよね。誰が買ってるんだって(笑)。結局の所大川●法氏とか桐山●雄氏とかの本がドカドカ売れているのと現象としては同じに見えちゃいますね。大手書店で集中的に売れているのが見ていてよく分かります。
ま、あえて言えばところどころ変ですけど、検定修正前の「致命的」なものについては何とか言い逃れが出来る程度には修正されていて(元のはホントに凄かったですから)毒気はかなり抜かれてますので、「ヘンテコ本」のたぐいと期待して(笑)手に取ると「なんだ、あんがいまともじゃん」という印象を受けるでしょうね。あくまで印象、ですけど。
「つくる会」としては正直受け入れがたい修正のはずなんですけど、教科書を出すことを至上命題にしていたってことでしょうね。一回出しちゃえば追々内容を本来の方向に変えていけるさと思ってるんでしょうが…。採択でどの程度の数字を出すのか、注目はしています。
もっとも実際に社会の授業もする僕などに言わせれば、教科書通りで良い授業は出来ないし、教科書をキッチリ覚えてる生徒も案外いないんですよ。巷を見渡せばいろんな情報源があるわけですし。だから将来的な影響についてはそれほど心配していないと言うのが本音です。
これも所詮は政治的運動なんだし。



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