☆歴史のトップページに戻る
<<<過去ログ1901〜2000
過去ログ1701〜1800>>>

#1900 
徹夜城(「歴史上の人物」の死を悼む管理人) 2001/10/16 00:00
張学良氏死去

仕事からようやく帰って来て(ちなみに片道2時間弱)ネットに入ってみたら「張学良氏死去」の記事が目に入りました。ああ、やっぱり…という思いでした。まるまる一世紀の人生でした。
これで「史点」ネタが一つ埋まった…なんて不謹慎なことも考えたりして(^_^;)。
江沢民いわく「中華民族の永遠の功臣と呼ぶに値する」とのこと。いやはや、「功臣」とはかなり時代がかったフレーズですなぁ。



#1899 
タロイモ 2001/10/15 23:35
饂飩と餃子

なな様>
うどんつゆの件、ずいぶん前のことだったので、すっかり忘れておりました。
御返答ありがとうございます。駅そば専門サイトの掲示板見てみました。
そこで話題に出ていた静岡駅のうどん
こないだ食べる機会があったのですが、確かに刻み青ねぎに甘辛の濃い口うどんつゆでした。
あの甘辛いつゆは、伊勢うどんのつゆと何となく似てるなあ・・・と思ったのですが
どうなんでしょねえ。
あ、それから伊勢うどんを食べることが出来るのは「サガミ」じゃなくて
「丈山の里いずみ庵」のほうです。名古屋市緑区なら「サガミ」のすぐ近くに
ありましたね。確か「カレーハウスCOCO一番屋」の隣で。
(桶狭間古戦場のすぐ近くにもなりますか。あの辺りは車でよく通るので)

班超H.K.様>
はじめまして、タロイモと申します。以後お見知りおきを。
麺といえば、この間まで日経新聞の「私の履歴書」というコーナーで
日清食品の創業者安藤百福氏が執筆されてました。
その中で記述されていたことですが
日清食品が総力を挙げて麺の起源を探ったことがあったそうで、
結局麺の起源は中国で、陸のシルクロード沿いに伝播してゆき
西洋のスパゲティになった、とのことでした。(異論反論もあるのかもしれませんが)
日本テレビの「雷波少年」という番組で麺ロードの旅という企画があったのですが、
(くうだらないと皆様思われましょうが、結構私は見てたりします。)
中央アジアのラグマンという麺料理は美味そうでした。
中国のウルムチやウズベキスタンで食されているそうで、あの辺は「ラグマン食文化圏」
ですね♪
その番組によれば、アゼルバイジャンには餃子があるそうです。確か「キャンギャル」
とかいう名前でした。餃子文化圏もけっこう広がりがあるのかも、などと思ったり。
「雷波少年」HPの2000年5月21日放送分に「キャンギャル」の写真が出てました。
一応何かの参考までに。






http://www.ntv.co.jp/raiha/index.html


#1898 
班超H.K. 2001/10/15 18:28
管理人さんは未だに3時間通勤なのでしょうか

どうも、電車で本を読む、そういや、通勤時間長かったですもんね。

>それにしてもこのあたりは少ない素材からこれだけあれこれと議論ができるのかと、かなり素材が多めの時代をやってる人間から見るとかなり新鮮な驚きがありますね。

それはね、素材が少ないからこそ、いろんな議論ができるんじゃないかと・・・。想像いろいろとできるわけだしね。

ところで、「どの宗教が一番すぐれているか」なる本を読んだ方、いらっしゃらないでしょうか。是非、ご感想を。






#1897 
徹夜城(足利尊氏びいきの管理人) 2001/10/15 01:03
小耳には挟んだことがあるんですが…

あーあ、「史点」更新は明日できるのでしょうか(^^;)。いえね、今週は致命的にネタが少なくって(テロ関連ばかりは多くて)…「羽柴誠三秀吉」氏宅にドロボーが入ったなんてのはネタにならんしなぁ…

>つねさん
僕もこの件は小耳に挟んだことがあります。その桜田氏の著作自体は読んでませんが、かなり意図的に尊氏を貶めようという意図を感じてしまう書き方ですね。戦前の逆賊イメージをひきずってるんと違うかなぁ…
いまパッと調べることが出来ないんですが、少なくとも「恒良・成良毒殺」を記述しているのは「太平記」しかないはずで傍証がありません。そして成良親王については史料からその後も生存していた可能性が強く指摘されています。恒良親王が急に死んだのが事実として、またひょっとして毒殺があったとしても、桜田氏のようなことは全て勝手な憶測に過ぎませんね。それにしても「空前にして絶後」とは…なんか物凄い「尊氏憎し」の気分が感じられるんですけど、それで「足利尊氏」ってタイトルで書いているわけですか…。
大河ドラマ「太平記」にはこのあたりの描写は全くありません。だいたい義貞の北陸戦あたりもかなりカットされちゃってたからなぁ…



#1896 
つね 2001/10/14 23:42
久し振りに太平記の話題

古本屋で「足利尊氏」(桜田晋也著、翔伝社)という本を購入しましたので。
まだ拾い読みしかしていませんがタイトルにしては尊氏のことはかなりいけすかない
人物として描いてますね。(「骨の髄までの役者」という評価。楠木正成が非常に
すがすがしい)
 大河ドラマでは恒良親王の毒殺はどう描かれてたんでしたっけ。今、「太平記大全」を
ざっと見たところではなかったのですが。
 ちなみに桜田さんの小説では「外聞を極端に気にする尊氏らしい殺害手段だが、もとより
日本の長い歴史においても、政敵の少年を毒殺することで証拠隠滅を企てたような武将は
尊氏をもって空前にして絶後とする。」と散々な評。ちなみの「証拠隠滅」とは毒を
少量ずつ長期にわたって飲ませることで病死に見せかけようとしたことですが。



#1895 
アール・ケイ 2001/10/14 16:41
いつか全ての事件は物語になって昇華される

何故、藤村副理事長が捏造に走ったか、彼がどういった形で責任を取るのか(確かにあまりに一方的に責めると彼を自死に追いこんでしまいそうではありますが)、興味が持たれるところではあります。
きっと、テレビ朝日・制作、ビートたけし・主演でドラマ化されるに違いない、とドラマ情報評論家(笑)の私は踏んでいます。ドラマのタイトルはズバリ『捏造』でしょう。

携帯天皇…なるほど私のPCでもそう変換されました(笑)。あまり話題にされませんが、皇太子妃のご出産って12月ぐらいが予定日でしたっけ。これが皇子ではなく皇女だったら、女子天皇か、携帯…じゃなかった「継体」天皇みたくどこからか皇位継承者をひっぱってくるようなことになるのでしょうか。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1894 
徹夜城(たまに古代史にも首を突っ込んでみる管理人) 2001/10/14 00:04
携帯天皇(あ、やっぱり)

↑MS−IMEだとこうなりますな。旧PCのATOKだと全天皇と年号は一発変換でしたが。

先日ちょろっと書いた文春新書の「謎の大王・継体天皇」(水谷千秋著)を一通り電車内で読み終えました。「古事記」「日本書紀」の世界に触れるのはヘンテコ歴史本の例の本をやった直後以来。あのとき古事記は読破し日本書紀は途中まで読んで放り出しました(笑)。
「新王朝始祖か」と何かと話題の継体天皇ですが、この本では「継体は王族ではあったが、かなり遠く本来王位継承権はなかったが結局中央豪族たちによって擁立された」という見解みたいですね、ざっと呼んだところでは。
それにしてもこのあたりは少ない素材からこれだけあれこれと議論ができるのかと、かなり素材が多めの時代をやってる人間から見るとかなり新鮮な驚きがありますね。

南北朝時代、直義と戦う尊氏が「降伏」したため南朝軍が京都を一時占領して北朝の上皇・皇太子らを一斉に拉致してしまうという事件がありました。尊氏は北朝を復活させるため僧籍に入る予定だった皇子を即位させるのですが(後光厳天皇)、当時は「治天」である上皇が天皇即位を命じる形式なんですね。その上皇がいないもんですから、「臣下が天皇を推戴する」という前例として継体天皇のことが「先例」として強引に引っ張り出されています。この本ではそうした中世における「継体天皇」の存在にも触れている点が嬉しかったですね。

>ななさん
いやぁ、本格的に進めておられますねぇ。こちらも倭寇関係をちゃんと進めておかないと…



#1893 
なな 2001/10/13 19:37
重要文化財をコピー

蓬左文庫へ行って来ました。(徳川美術館隣)
「高麗史節要」の1380年一年分の記事をコピーしてもらいました。
「原本をコピーして製本しただけのもの」(出版物ではない)が書棚にならんでいました。
開架にない史料はマイクロフィルムなので、コピーも業者発注となるのだそうです。
「原本のコピーのコピー」なので、返り点も送り仮名もない、まっさらきれいな漢文です。
小説中に倭寇の侵攻記事を順次引用していくことにしたので、原本の記述が必要になったんです。
これでいつでも「節要」を閲覧&コピーできることがわかりました。注記なしの原本だけど。



#1892 
徹夜城(よく物忘れをする管理人) 2001/10/12 23:59
ノーベル平和賞

書き忘れたネタを。

毎年いろいろと話題を呼んでしまうノーベル平和賞、今年もこんな情勢のなか誰にあげるんだと注目しておりましたら、なんとアナン国連事務総長および国連そのものが受賞だそうです。
特に何かをしたというわけでもないと思うんですが(僕個人としてはアナンさんは結構評価してますが)、これはこんな情勢の中での「期待賞」の性格が強いものでしょうね。



#1891 
徹夜城(今日は仕事に行けなかった管理人) 2001/10/12 23:51
珍しく映画のほうで更新作業

本日、僕が通勤に使用する常磐線が朝、人身事故で三時間にわたってストップし、ちょっと特殊な仕事をしている私は時間に間に合わないことから仕事をキャンセルしてそのまま自宅に帰ってました。
夕刊によると、中学2年の少女の飛び込みでした。ちょうど毎日顔合わしている教え子ぐらい、しかも実際に勤め先の周辺の子であったようで…イヤなもんですね、ホント。

>歴史映像に追加。
そんなわけで自宅に帰ってから映画関係のデータ更新作業をしておきました。「歴史映像名画座」には平安時代を扱った作品として「竹取物語」を追加してあります。以前から存在は気になっていたのですが、映画の掲示板でご紹介を受け、ようやく観てみた次第。
ちょっと怪獣映画が入ってるところなどは東宝特撮の流れだなぁ、などと。ラストは完全に「未知との遭遇」のパクリですが。でも確かに「竹取物語」の原文でもかぐや姫が月へ還っていく場面はまさに「未知との遭遇」って感じなんですよね。

>鈴木小太郎さん
JSAの栗拾いの一件ですが、僕などはなにやら俳句でもひねれそうな牧歌的季節感のある話題だなぁ、などと感じてもおりました。
ついさきほど映画コーナーで感想アップした韓国映画「JSA」はJSA(共同管理区域)で監視にあたる南北双方の兵士が軍事境界線を越えて交流してしまうというお話でした。あの映画ではフィクションの世界としてあっさり境界線越えをするわけですが、事実は映画より気軽だったというか、奇だったというか…
そうそう、なぜか「むしりとる」と僕は書いてましたね、これは訂正しておきます。「引き出す」となると銀行みたいだな(笑)。歴史問題を心理的圧力に使ってるってことについては僕も否定はしません(こちらに「引け目」があるのは確かだし)。中国政府の外交駆け引きのうまさはいつも舌を巻く思いがしますね。春の軍用機衝突事故なんかでもつくづく思い知らされた気がしてます。



#1890 
班超H.K. 2001/10/12 11:18
恐いのは大衆なり

管理人さん、鈴木小太郎さん、お2人の見解に横槍を入れるようで恐縮なのですが・・・。私は、当然両方あるとみてます。
鈴木小太郎さんのみるように、当然歴史問題を利用している面はあるでしょうし、大衆、中国的にいうなら人民でしょうが、一旦焚き付けた人民の感情をコントロールできなくなることを恐れているのも事実だと思います。
ただ、管理人さんのおっしゃているように「やたらに」盛り上げることはやはり好むところじゃないでしょうね。確かに、中国の近代史をひも解けば、時の政府上層部が権力闘争において勝利するために、あるいは政策遂行を目指して人民を焚き付けることはよくあったことだと認識しています。文化大革命がその典型だと思いますが、あれですら当事者たる毛沢東が人民がコントロール不能になることを最も恐れていたようですからね。実際、一部初期紅衛兵などは毛沢東すら批判の対象にし始めようとした形跡があるぐらいですから。人民を焚き付け、それを一旦は抑えて、また焚き付けて、また抑えて、とこの中央権力の揺れ動きのために文化大革命という権力闘争は表面的には複雑怪奇なる様相を示すようになったわけですからね。
管理人さんが指摘したように、中国政府が最も恐れているのは、やはり人民が制御不能になることでしょうね。領海問題においても、最終的には中央政府が介入することにより、沈静化の方向に進んでいますから。国際的にも国内的にもイデオロギー的な求心力を失った共産党の権威をどう確立していくのか、これがやはり中国の抱えている最大の課題だと考えております。歴史問題にしても領海問題にしても「中国」という国家として人民を中央のもとに吸収しやすいという点では、中国にとっては国家統一という大戦略における戦術としての価値は一面には持っていますが、あくまでも「中央のコントロール可能な範囲」という前提付きのものであり、その意味では、「やたらに」歴史問題を使うことにより金を引き出させることは考えていないでしょうな。何はともあれ、右に行き過ぎれば左、左に行き過ぎれば右、とバランス感覚を大切にする国家ですから。



#1889 
鈴木小太郎 2001/10/12 02:22
おもろくて やがて悲しき 栗拾い

まあ、そこまで食糧事情が厳しいのかな、と思うと、あまり笑えなくなりますね。

>「金をむしりとる」
細かいことですが、私はあくまで「金を引き出」すと書いています。
日本人は道徳的に非常に劣っているのだ、と心理的に誘導して、自発的に金を出させている訳ですから、「むしりとる」はあまり適当な表現ではないでしょうね。
私は決して中国指導部を非難しているのではなく、その巧妙さを極めて高く評価しています。
国連に全然分担金を出さずに常任理事国としていばっている点もいいですね。
外交とはそういうものですから、ナイーブな日本が悪いだけです。

新疆ウイグル自治区の件は、少し前だったら大変な「人権問題」に発展しかねない話ですが、さすがにこの時期ではアメリカもガタガタ言えないでしょうね。
うまいものです。


http://www2.justnet.ne.jp/~jingu/


#1888 
徹夜城(新聞サイトを一回りしてきた管理人) 2001/10/12 01:17
笑える記事ですと、こんなのもありました。

さらっと新聞サイトなどを回ってきてみたら鈴木さんの書き込みが。
お返事の前に見つけた面白いネタを。

「北朝鮮兵、クリ拾いで38度線越え(読売)
 【ソウル11日=浅野好春】在韓国連軍司令部(ソウル)は11日、板門店の共同警備区域(JSA)内でさる8、9の両日、北朝鮮軍兵士がクリの実をとるため2回にわたって軍事境界線を越境したと明らかにした。 」(本文は読売サイトでご覧下さい)
以前にはカニを取ろうとして「黄海海戦」をやったりしたもんです(笑)。

さて中国指導部の歴史問題の件ですが、鈴木さんはそういう見解なんでしょうが、僕はかねてそう見ている、ってことでこれはまず平行線になると思います。
「金をむしりとる」という話ですが、歴史問題にこだわり続けて関係を損なうほうがよっぽど将来的に「むしりとれない」と考えるんじゃないかと。日本側から見ていると向こうが執拗にこだわっているように見えてくるんですが、指導部は外交関係ではギクシャクしたくないのが本音でしょう。中国指導部がいま一番怖いのは中国国民の「世論」を抑えきれなくなることだと思ってます。だからあれもたぶんに国内対策なんじゃないかと感じてましてね。だからこそ小泉さんの盧溝橋訪問で「狂喜」するんだと思ってます。大いに宣伝することでしょう。

それと、ご紹介の中国の「対テロ」記事ですが、たまたま僕も同じ元ネタの記事を読んで「ネタになる」とコピペしていました。なかなか興味深い記事だと思います。
そりゃー中国指導部にしてみれば願ったりかなったりのところがあるでしょうね。また同時に現実にウイグルが「聖戦」に呼応して不穏化する可能性も考えられますしね(すでに昨年あたりから不穏だったみたいですが)。ロシアもチェチェン問題にからめて同様の動きがありますね。こういうあたりは大国間が「共通の敵」を見出して連係プレーをはかっているようにも見えてきます。



#1887 
鈴木小太郎 2001/10/12 00:47
わはは。

>あくまで僕のみるところですが、実のところ中国指導部は「歴史問題」をやたらに盛り上がらせたくないんじゃないかと思っています。

さすがにそれはないでしょう。
「歴史問題」さえあれば、いくらでも日本から金を引き出せますからね。
もちろんタイミングの問題はありますが。
ところで、こんな記事を見つけたのですが、どう思われますか?

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
新疆独立グループは国際テロ組織、打倒目指す…中国
 【北京11日=石井利尚】中国外務省の孫玉璽・副報道局長は11日の記者会見で、イスラム系民族が多数居住する新疆ウイグル自治区で独立を目指し活動する「東トルキスタン運動」を構成する各組織について、「反政府活動を行う国際テロ組織」とみなし、米国などと協力して組織打倒を目指す方針を明らかにした。
これは、「国際テロ」根絶を旗印にした米軍のタリバン攻撃を容認することで、国内の分離・独立運動封じ込めの国際環境を手に入れたことを受けての動きだが、人民解放軍や警察力に頼る自治区の統治が一層強硬になる懸念が出てきた。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

http://www.yomiuri.co.jp/00/20011011i113.htm


#1886 
徹夜城(今日の授業は時事問題対策と称する雑談だった管理人) 2001/10/11 23:45
未確認ですが。

CNNのサイトを見ていたら、台湾紙インターネット版が報じたニュースとして、あの張学良氏がハワイで危篤状態になったと報じられていました。
今も生きてる「歴史上の人物」中の最大の大物と言っていいかもしれません。「史点」でも何度かご登場いただきましたし…

>班超さん
個人的なことについては…まぁここでは触れますまい。ご本人が触れたきゃ触れても良いけど(♪)。
さてさて、貴重な投稿を拝読しました。僕もそうではないかと思っていたのですが、小泉訪中、ことに盧溝橋訪問はこちらの想像以上に中国政府の受けは良かったようですね。このあたり、やはり「メンツ」の国だなと再認識するところもあります。
あくまで僕のみるところですが、実のところ中国指導部は「歴史問題」をやたらに盛り上がらせたくないんじゃないかと思っています。ただ日本で何かあると中国の市民が騒ぎますからねぇ。最近は共産党ですらも「世論」が無視できない(突き上げられているとも言う)というあたりじゃないでしょうか。

日本では全然注目を集めなかったこのニュースですが、今日仕事帰りの電車で見かけた中吊り広告によると週刊文春と週刊新潮は怒りの見出しを載せてますね。日本人一般はともかく「歴史問題」に神経質な人々には「盧溝橋」はかなり痛かったとは思われます(どっちからの提案なのかかなり興味がありますね)。
APEC後に韓国に行く計画だそうですが、こちらでは抗日運動家が収容された監獄跡などを訪問するとの噂が。
どっちにしてもテロ事件が一つのキッカケになっているというのは皮肉な話です。



#1885 
班超H.K. 2001/10/11 20:10
さすがの人気ドラマも・・・

どうも、ご無沙汰してます。このところ、公務でも個人的にも(個人的な事情については、管理人さんはご存知ですよね)忙しいことがいろいろと続きまして、レスする暇が本当にありませんでした。

ところで、うどんですか。いあー、久々に食べたい、と早速現地の日系スーパーに駆け込み、自分で料理して食べちゃいました。う、うまい、の一言につきます。最近、手頃なスパゲティばかり食べてたもんで、ほんと、感動しちゃいました。うどんっていうと、中国には数ある麺が存在しますが(1000種類以上と言われてます)、日本の麺類ではうどんが中国のものに一番近い気がします。ところで、うどんの発祥というのは、中国雲南省だときいたことがあるのですけど、誰か本当のところご存じないですか。また、私が日頃お世話になっているスパゲティ、これも麺類の起源は中国にあり、と紹介されていたような無いような・・・。中国、全てのものの起源を中国にあるように言うからなあ、どうなんでしょうか。まあ、起源説なんて、証拠の提示が難しい分、何でも言うことできますから、言いたい放題の趣がありますけどね。古代史によく「とんでも説」がでてくるのにも、うなずけます。

ところで、小泉さん訪中されましたけど、米軍攻撃開始の報道の陰に隠れてしまったみたいですね。実は、今回の訪中、中国でも当地でも結構評判いいんです。タイミング的に絶妙ですよね。中国からすればAPEC会議が上海で開催間近ということもあり、焦ってた面もあるようですし。最後の最後の段階で、双方が歩み寄った結果、何だかそんな気がします。日本側も中国のメンツを一応立てたわけですから、これでAPEC開催にはずみがついたといったところでしょうか。もちろん、歴史問題は依然と残っているわけで、朱首相も今後に期待する、なんて釘指してますからね。友人のG交官いわく、「こんなにも簡単に中国に喜んでもらえるなんて、もっと早く訪中させればよかったよ」なんて。何だかなあ。でも、元々日本側は訪中の意向を述べていたわけで、中国側が折れた、というのが実状みたいですね。何か、裏取り引きでも、というのが、最近頭をよぎってしまいます。

空爆、ついに決行しましたね。時間をかけたのは、水面下の交渉に手間取ったのを含め、アフガン地域の情報など、情報収集に手間取ったのが一因にあったのでしょうね。でも、思ったとおり、世間は空爆報道一色のようで。小泉ドラマという日本製ソープオペラを食ったのは、空爆というハリウット製戦争映画であったわけですね。後に残るのは、やはり瓦礫の山と死者の怨恨とそして視聴者の満足感のみ、というのは何だかむなしくなりますな。

ところで、「どの宗教が一番優れているか」なる本を読んだのですけど、一読された方がいたらご感想を。宗教版、「ソフィーの世界」ってな感じの本です。



#1884 
なな 2001/10/09 00:26
そうだ、うどん!

ごめんなさい。ながらく忘れてました。<(_ _)>
駅そば専門サイトで、うどんつゆについてお聞きしてきたんですよ。
ご回答いただいたのはすぐ後だったんですが、それをこちらに転載する機会がなかなかありませんでした。個人的にもう二、三点お聞きしようかどうか迷っていたもので。
アドレスをリンクしておきますので、掲示板の記事bXをご覧いただけますか?
もし疑問な点、知りたいことがありましたら、あちらに直接お尋ねになるとよろしいかと。
どうも、伊勢→三河→駿河→江戸と、味覚が波状に分布しているもようで、興味深いです。
あ、そうそう。名古屋市緑区のサガミに伊勢うどんはなかったんですよ(涙。>タロイモさん

http://bbs2.nazca.co.jp/cgi-bin/bbs-c/bbs.cgi?id=nagaya


#1883 
つね 2001/10/09 00:23


>とんでも人
 自らが作り上げた幻想の中で酔い続けることができる・・・ある意味、幸せなのかも
しれません。

>前理事長
 実は、それほど関心がなかったのですが、考えてみたら、もしこの人が
真実を話す前に事故死してしまったりしていたら、彼の「業績」は全て残ってしまって
いたわけですね。ヘンリー・フォードのように「歴史はでたらめだ」とまでは
言わないまでも、その危さを感じさせる一件ではありますね。



#1882 
タロイモ 2001/10/08 23:21
アフガニスタンの州名

おひさしぶりです。
最近よくニュースで「アフガン南部のカンダハル州・・・」
と耳にするので、
他にはどんな州名があるのだろ、と調べてみたら
ガズニ州、ゴール州などの州名があったのが
興味深かったです。(ガズニはカンダハルとカブールの間)
どちらも高校の頃に世界史とってた人には馴染みの
王朝名ですが・・・
ガズニ朝、ゴール朝のどちらとも
北インドのイスラム化に果たした役割は大きかった、
などと習ったものです。
今度の戦争でもインドが大きな鍵を握っている
ように見うけられます。





#1881 
なな 2001/10/08 23:13
船の描写

>北方謙三「波王の秋」の、船の描写について
有名小説家の脚色次第によっては、時に歴史家の方々の地道な研究成果を一瞬にして吹っ飛ばす威力があるんではないかと、「波王」を読んで思いました。
「波王」の参考資料、「図説 和船の史話」を読んでます。
すると小説中の船の描写が、どうも戦国時代の船の大きさで描かれてるように感じられるのです。
小説の時代設定は1360年頃、南北朝の初期。第3次元寇を未然に防ぐため、松浦党と済州島の水軍が協力して元軍を叩くというストーリーです。南北朝期〜室町時代前期にかけての船舶事情が空白なのが最大のネックなのですが、時代経過からして、船の大きさは「史話」中の「鎌倉時代の船」とさほど変わっていないはずなのです。ところが小説の描写からイメージを起こすと、どうしても戦国時代の中型軍船の規模になるんですね。
小説に登場するのは関船です。関船は戦国時代の軍船ですが、名称そのものは以前からありました。南北朝期の小説に関船が登場することはまちがいではないけれども、描写がさりげなく巧みに「戦国時代」にすり替えられているということです。
面白いのは、「史話」中の解説で「元寇当時の日本の船舶事情からみて、鎌倉幕府の異国征伐計画は無謀だった。実行しなくてよかった」と喝破されてるんですね。まるで「波王」の構想をハナから否定するように。この指摘を回避し、かつ海戦場面の迫力を増すために、意図的に戦国時代の造船技術と大きさに脚色して描くことで乗り切った・・・と私は見ています。確か、小説に船の大きさに関する具体的な記述はなかったと思います。
しかし本書は数少ない前期倭寇(実際は倭寇じゃないけど)の小説です。読者はそのまま信じてしまいます。北方氏が「史話」以外の資料を参照した可能性もありますが、「史話」からはとても導き出し得ない設定に脚色したのは、歴史作家の姿勢としてどうかと思います。私も「波王」と「史話」の整合性で一週間ほど悩みました。断定はしませんけれども。

>次次作
次作は「勝海舟の親父さん」を書こうと企んでいますが、その次はふたたび中世に舞い戻って「後期倭寇と岸岳末孫」にするかなぁ・・・。怖いけど面白そう。オカルトは入れませんよ。

>攻撃開始
湾岸戦争の時と同じく、「日本は中東に対して武器輸出や武力介入した歴史がない。欧米と足並みをそろえず、日本独自の対応をすべきだ」という意見が出ていました。中東諸国の親日観を思うと、やはりそれが理想なのでしょうが、特に今回は相手が国でないだけに難しいですね。
自衛隊派遣と新法成立は、今年発足した小泉政権としてはこれ以外に対処法がなかったと感じます。むしろ湾岸戦争から十年の間で、自衛隊の位置づけをはっきりさせてこなかった歴代内閣の無策ではないかと。いっそのこと軍隊にしちゃったら・・・などという意見が頭をよぎります。



#1880 
ホリ-・ハンタ- 2001/10/08 18:52
報復?今日は祭日なのにね

やはりラマダンが始まる前に、やってしまいましたか。
でもトンネル掘りまくってカッパドキアの遺跡みたいな
拠点で待ち構えてるわけでしょ?長期・持久戦に?
自衛隊も心配ですね。辻本さん等の派兵に反対
されてる方々の平和主義も大切ですが
国会は議論の場だから、反対するなら
代案を用意してくればいいのに。
もっとも、自衛隊を派遣せずに国際貢献する代案
なんてのも想像すらできませんが。あんなヤバイところに
民間人が貢献に行ったら、まあ誰も志願しないでしょうが。

しかし麻生センセイの「バズ-ガ砲ぐらいブっぱなしても良い」発言は
ちょっと。代議士がチンピラみたいな言葉使いをするのは
今に限ったことでは無いですが。



#1879 
徹夜城(「史点」更新が偶然遅れた管理人) 2001/10/08 09:42
攻撃開始

昨日(じゃない、今朝か)就寝した直後のことだったようですね。目がさめて初めて知りました。時間の問題だとは思ってましたけど…「史点」更新が偶然遅れているので攻撃開始について書いてからアップでしょうね。世間は休日だというのに私は仕事があるので今日中の更新は保証できませんが。
タリバン政権を倒すこと自体は容易だと思ってるんです(容易じゃなかったらそれこそ大変です)。問題はそのあとでしょうね。
小泉首相はこの慌しいなか中国へ仲直り日帰り訪問。どうやらアメリカに強力な圧力をかけられたらしいですねぇ…。あの盧溝橋を訪問するというのが興味深いところ。

>アール・ケイさん
藤村氏の一件は今度の「史点」でも書く予定です。確かに犯罪的行為だとは思うんですけど、こういうケースは例がないんで刑事事件にするには法律的に難しいんじゃないかなぁ。民事裁判になる可能性は高いですけど考古学者の皆さんも「見抜けなかった」ことでやりにくいところもあると思うんですね。

>つねさん
熊沢天皇については詳しく調べたことは無いんですけど、そんなのが突然現れたのでGHQとしては利用を考えなくは無かったらしいですね。
ただ、そのくだんの本は末尾に「天皇の権威が落ちた日本の現状を見てほくそえんでいるのはフリーメーソンであるかもしれない」なんて感じの文章を書いてしめくくるんですよ。この手の陰謀史観本に見られる特徴なのですが、「陰謀がある」とにおわせつつどうも本人がそうした「組織」に狙われることを本気で恐れているらしく、本の中で明確に書くことを避けて妙に遠まわしな表現をするんですよね。おかげで読んでいても一貫性がないところがあります。

>ななさん
その番組は見てませんが…まぁようやっとるなぁ、というところですかね(^^;)いまなお確信犯的にこうしたオカルト番組は作られ続ける…



#1878 
ひで 2001/10/08 02:05
攻撃開始

つい先ほど(1時40分頃)よりアフガニスタンに対する攻撃が開始されたようです。
カブール、カンダハルあたりに攻撃が行われた模様です。
これからどうなる?



#1877 
アール・ケイ 2001/10/08 00:49
何故彼は捕まらないのか

ビンラディン氏のことではありません、かの東北旧石器文化研究所の藤村元副理事長のことです。
彼が行ったことは民事上はもちろん損害賠償の対象となるだろうし(信じた方にも幾ばくかの責任はあるとは思いますが)、刑事上も詐欺罪の適用対象になるのではないかと思われます。同情する点はあるとして、自らの利潤のため意図的に複数の旧石器捏造を行ったことに対しては法的な処分がなされるべきだと確信いたします、よ。
私は歴史学者のお仲間うちで庇いだてをしているような印象を受けています。もちろん、学説である以上証明できるとは限らないし結果的に間違うこともあるでしょう。そういうことを罪に問うことは出来ません。でも、今回はちょっと酷過ぎです。世界で新たな遺跡等が発見された、という報を聞くたびに「また捏造してるんとちゃうかー」と疑うようになってしまいましたよ。

ここはいろんな方が往来していていいですね。鈴木小太郎さん、お久しぶりです(笑)。
こちとら過疎地ですから(笑)。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1876 
つね 2001/10/08 00:40
掲示板の流れに取り残されてます。

自業自得なのですが・・・

 経済学でも管理人さんの書かれたとおり、「絶対的真実」というのは
ないですね。どんな経済政策がいいかは時代によっても人によっても変わるものです。
ただ、好不況や失業率など、限界はあっても基準というものができているので、
「評価」も決まりやすいのではないかということです。

 「歴史家」と「歴史研究者」については難しいですね。何よりも私の中で言葉の明確な
定義づけがなされてなかったので、「歴史家」は事実を丹念に拾い集めて全体を構成し、
「歴史研究者」は歴史の流れをとらえたり、ある時代の歴史における位置付けを試みたり
するものだと捉えていました。まるっきり逆ですね。「研究者」という響きに学究的なもの
を感じてしまっていたようです。

>熊沢天皇
 たしか「日録20世紀」に「GHQが昭和天皇の影響力をそぐために熊沢天皇を利用しようとした」
ということは書いてあったような気がします。

>「読売VS朝日」
 私も偶然、昨日、立ち読みしたところです。私は(以前も書いたとおり)保守的なので
読売の主張のほうが支持できる(ただし、タイガースファンなので新聞はとってませんが)
のですが。井沢氏も書かれていたとおり、朝日にも同趣旨で出版してほしいですね。



#1875 
鈴木小太郎 2001/10/08 00:05
おうふう

橘樹さんの言われるように、旧社名は「桜楓社」です。
あまりセンスの良い改名ではないですね。
国文学なのだから「わふう」にすればいいのに、というベタな冗談を、数え切れないほどの国文学関係者が言ったことでせう。

http://www2.justnet.ne.jp/~jingu/


#1874 
なな 2001/10/07 20:17
呪われた財宝・・・だって

テレビ朝日系列で夜7時から、財宝発掘に挑む番組。見ましたか?
松浦党・波多氏の本城、岸岳城の財宝伝説ですと。そんなものがあったんですね。
山頂から麓まで抜け穴が掘ってあって、その途中の山腹に財宝が埋められてるとか。
たんなる財宝さがしの番組なら好きなんですが、この番組は「呪われた財宝」だそうで、現場に霊能者を同行。心霊映像と霊現象がテンコ盛り。「今も山を守り続ける波多家臣の霊」が女性霊能者に乗り移って取材班を下山させようと迫るんだけど、だったら500年前の言葉でしゃべれよなぁ・・・。
テレビの心霊番組ってきっとヤラセだと思ってるから、こうした演出は嫌いですね。特に自分が多少なりともかかわってる松浦党の歴史でやられると。
・・・と書いてるうちに、岸岳は「洞窟が崩落の危険」とかであっさり中断。一時間もかけたのに、半分は霊能者の「鬼気迫る演技」。ダサイわね・・・。次は樹海で武田氏の埋蔵金さがし。どうもこの番組の「ウリ」は女性霊能者の豹変ぶりを見せることらしい。
数年前にTBSで石坂浩二と糸井重里が赤城山を掘ってたけど、あれはおもしろかった。
手元の資料で波多氏の歴史を見たんだけど、確かに波多氏は秀吉の命令で約500年前に滅亡してる。滅亡はしたが、資料では波多氏最後の当主は常陸に流されてる。番組が言うように、「家臣が百人以上も切腹して果てた」「お家再興の願いがかなわずに死んだ」「最後まで抵抗して背中を斬られて死んだ(という霊が出てきた・・・)」というのはほんとうなの?



#1873 
橘樹 2001/10/07 19:59
おうふう

管理人様
おうふう社は昔は桜楓社という名前だったと思います。それを、ただ平仮名にしたのではないでしょうか。『太平記要覧』ハードカバーになってでたみたいですね、これはいい本です。



#1872 
徹夜城(「金融腐食列島・呪縛」なんぞついつい見てしまう管理人) 2001/10/07 00:09
Re:おうふう

>鈴木小太郎さん
こちらでは初めまして。
わざわざのお書き込み、恐れ入ります。僕も下の投稿を見てから検索をしてみました。なるほど、そういう出版社なんだと初めて知ったような次第です。それにしても国文学関係の出版社で「おうふう」ってのはどこに名前の由来があるんでしょうね。
そうそう、「太平記総覧」と僕は書いてましたが「太平記要覧」が正しいようです。

妙な南北朝本の話で書き忘れていたのですが、護良親王を殺害したとされる淵辺伊賀守義博(だったかな)が実は護良を逃がした大忠臣であると主張する本も置いてありました。こういう主張がわりと昔からあるのは聞いていましたが(よくある悲劇の英雄逃亡話ですな)、現在の書店の南北朝史コーナーでこんな主張の本を見かけるとはいささか驚きました。



#1871 
鈴木小太郎 2001/10/06 10:32
おうふう

こちらでははじめまして。
「おうふう」というのは、国文学関係の出版社としてはけっこう有名ですね。

http://www2.justnet.ne.jp/~jingu/


#1870 
徹夜城(今週は「史点」ネタ絞込みに苦労している管理人) 2001/10/06 00:35
ブッシュ政権の対応と書店めぐり

事件から三週間が過ぎ、いまだに本格的な戦闘が起きていない(アフガン内の内戦は別)というのは、有り難いことながら正直意外の感もあります。すぐにも空爆だ!ってな感じだったのですが。
これについてはブッシュ政権はかなり慎重にことを進めているのは確かですね。僕もパウエル国務長官らの深謀遠慮がかなり感じられます。五番街さんもお書きでしたが、軍人出身ということでなんとなく危なっかしいものを感じていた僕も、このところのパウエルさんの姿勢にはまた違った評価をするようになってきています。
もちろん戦争を回避するということではないんでしょう。ただイスラム全部を敵に回すとかそういうことが無いように、ここまでの独走主義がウソみたいに協調路線を強めつつあります。アラブ諸国にいい顔をし始め、パレスティナ独立国家樹立にも前向きな姿勢を示したことで、イスラエルのシャロン首相が慌てて牽制発言をしています。そういえば、この人に「迷惑賞」あげてから一年が経ちますな(笑)。

ところで、先日神保町に繰り出して本あさりをしていたのですが、人文社会コーナーのイスラム関係本の充実ぶりには目を見張りました(笑)。出版社が慌てて出したものも多いですね。
「太平記」についてですが、「おうふう」という聞きなれない出版社から「太平記」の現代語訳と「太平記総覧」という登場人物解説本が出てました。
講談社「日本の歴史」の「太平記の時代」も購入。パラパラと読みましたが、少々小難しいかも。ついでに目に入った文春新書から出たばかりの継体天皇研究本も購入。
そうそう、以前アール・ケイさんが紹介されていた「読売vs朝日」も初めて見かけました。このタイトルで「読売新聞編集部編」というのが、まぁよく恥ずかしくもなく…などと(笑)。
南北朝時代のコーナーを眺めていたら自費出版(?)とおぼしき妙な本を発見。途中も妙ではあるものの何とか読めたんですが、最終章で熊沢天皇(※注。敗戦直後に「南朝の子孫」を称した人)の問題に触れ、これを利用しようとして結局捨て去ったのは「ユダヤ系秘密結社フリーメーソンの陰謀」と、まぁいきなりトンデモ界ではおなじみの単語が出てきてちょっとビックリ。太田龍みたいにハイテンションで書いておらず静かに淡々と書く文章なのでかえってギョッとする本でした。
もし「ヘンテコ歴史本」に新作をいれるとしたら、これとは別の後醍醐天皇本にする予定ですが…うーん、南北朝にも忍び寄るトンデモの影。



#1869 
五番街 2001/10/05 06:48
パウエル国務長官

パウエルさんは、もと軍人というイメージとは違い、非常にソフトな方で、深い観点から物事を見つめることができるタイプのように思います。現在のところ、アメリカに初めての黒人の大統領が誕生するならば、彼をおいて他にないと言い切ってもよいですね。

ところで、パウエルさんは「国際法を重視すべきだ」と発言していますが、ひょっとしたら、彼は反戦を主張していると考えている方もいるかも知れませんが、それは違うと考えます。国際法では、こうしたテロ攻撃への反撃を自然法にもとづく権利として認めており、また、戦争による惨禍をできるだけ避けることが目的として、さまざまな戦争関連の国際法が制定されており、テロ勢力への攻撃は、これらを遵守しなければならない、ということをパウエルさんは主張していると考えています。

ついでにいえば、国際法にもとづいて、戦争に反対するという一部の人たちの主張は、国際法が上述のように、武力をもちいた自衛権の行使を認めていることを知らないのであろうと思うのです。



#1868 
きよ美 2001/10/04 00:18
平和な世の中に

 はじめまして!テロによる戦争が起きないよう。早く解決するように祈ってます。
 少ない情報で、足りない脳みそで考えたことですが、パウエル国務長官のような配慮のある人が、こういう戦争なんかで活躍されるのは嫌です(沖縄基地問題や、実習船沈没の対話を見ると、やっぱアメリカ人なんだなーと思います。アメリカ的、というか当たり前だけど、アメリカの立場にたっていると、思いました。良い悪いは別として。と、それは置いといて・・・)もったいないというか。なんか、とてつもなく悲しい。なんか、今、海外ばっかり行っている気もするし、体、平気なんだろうか?
 けど、才能のある人が、人を不幸にするために動いちゃいけないし、動いてほしくない。
これは、戦争を知らない平和な日本人だから言えることだと分かってるけれど、でも、きれい事ではないと思う。私も人のことを憎んだり、意地悪したりするけど、そういうのやめていきたい。人に対して優しくなりたい。そういう事を出来る人が集まると平和な世の中になるんだと
思う。できてない自分が悔しいです。




#1867 
徹夜城(例によって火曜はとっとと寝る管理人) 2001/10/02 23:51
「証拠」をようやく示したようですね。

旧石器捏造のほうじゃなくて、テロ事件に関して。
ただし、どうも一般レベルにはほとんど開示されない内容のようですな。
しかも英語圏から優先的に開示され、その他の関係国は後回しのうえ開示内容も大幅に減っているとか(CNN報道)。
それってつまり「エシュロン」ってことですよねぇ。

>つねさん
歴史家と歴史研究者ってのは定義の難しいところですね。僕などは専門分野だけでなくそこから幅広い視野を収めた通史を書けるぐらいの人を「歴史家」と認識します。ま、それもかなり曖昧なものですが。最近の日本史だと網野善彦氏クラスかな。

価値観は時代と共に変わる、そして評価も当然変わっていくと僕も思ってます。歴史研究者も所詮は歴史的存在でありますので、絶対的真実なんてもんに到達できるとは思えません(それは経済学でも同様のような気もしますが?)。思い返せば古来そうだったんですけどね。
ただその「評価」(評価、というと善悪論を指すみたいに聞こえるので「位置付け」ってしようかな…と思いつつこのまま)をするにあたってその根拠に実証的な方法を使って説得力のある説明をしましょうね、ということが歴史を扱う上で気をつけなければならないことなんですね。ともすれば、人間は自分の思い描く「歴史像」にこだわるあまり、歴史を勝手に「創造」(捏造?)していくことがあります。それじゃなんでもアリになってしまいますからね。



#1866 
なな 2001/10/02 22:59
30以上?

発掘にかかわった遺跡が全部で33カ所だそうで、そのうち「ねつ造したのは30カ所以上」と告白しちゃったら・・・。(@o@)



#1865 
つね(タイガースファン) 2001/10/01 00:04
歴史のIF

さて、タイガースファンの季節が近づいてきました。ストーブリーグこそ夢見る時期!

 ・・・と言うのは措いといて、相変わらず、レスが遅くなってます。

 「歴史にIFは禁物」というのは、何となくランケかな、とは思ってました。
というより、他に歴史学者の名前知らないもんで(F.フクヤマやら中西教授くらいなら思い浮かびますが)。
「歴史家」なら、ヘロドトスとか司馬遷とか陳寿とか思い浮かぶんですが。
微妙にこの2者は違うんですよね。
私が教養レベルで独学した経済学なら「実証経済学」と「規範経済学」
があるということですが、社会科学は全般的にそうなるのかもしれませんね。
このあたりは自然科学との徹底的な違いになるかもしれませんね。
あちらは「規範」やら「価値観」やら入れるわけにはいきませんからね。
しかし、この「価値観」は時代によって変わるもののはずですから、基本的に「その時」の
経世済民を追求する経済学とは違って、歴史学の場合、「評価」というのも難しいのでは。

 こうなると、あの「新しい歴史教科書」と同じ土台に立ってしまっているわけですが、
ここは一般論と言うことで容赦してほしいです。



#1864 
徹夜城(そろそろヘンテコの新作を書くべきか…悩む管理人) 2001/09/30 00:09
読み返してみたら

下の書き込みをしたあと、ふと杉山教授の本について書いた「ヘンテコ歴史本」の自分の文章を読み返してみたら、杉山教授の本からこんな引用部分があることを思い出しました。

「強大な米軍に対し劣勢となって勝利の見込みがなくなると、爆弾を手に米軍戦車に飛び込む玉砕戦法や、片道燃料だけで爆弾を抱えた飛行機で、米軍に突撃する神風特別攻撃隊で起死回生の勝利を得ようとしたが、これこそまさしく武士道精神の極端な発露であった。現在ではイスラム原理主義の過激派や北朝鮮軍が、旧日本軍の玉砕戦法を取り入れているほどである」

…ってなくだりがあったんですねぇ。杉山教授、この自論についてTV局でコメントしなかったのでしょうか(汗)。

>ホリー・ハンターさん
松浪議員もそうですけど、アフガンに関わりの深い人たちは一様に「アメリカは勝てない」と言っているように見受けますね。元自衛隊員でアフガンゲリラと共闘した人もそんなコメントをしてました。かつてアフガンゲリラと戦ったソ連軍の人たちも言ってますね。
ただ、あの時と違ってタリバンは孤立無援に近いからなぁ。タリバン政権を倒すこと自体はアメリカにとっちゃ大して難しいことじゃないでしょう。ただ問題なのはタリバン政権を倒すことと「テロリスト根絶」がイコールなのかはなはだ疑問だと言うことですね。
それにしてもアフガニスタンの「元国王」なんてのが一躍脚光を集めているというのが面白い。カンボジア和平のパターンなのかな。

>ななさん
そうだろうとは言われてましたが、ついに白状していたようですね、旧石器捏造のあの人。当初白状した「2箇所」だけのはずはないだろうと言われていたわけですが、これで彼が関わったところは完全に「クロ」扱いですね。
ここ20年の日本の前期旧石器研究の成果が全て吹っ飛んだといっても過言ではないようです。
…つくづく…この人、文学作品の主題になりそうだなぁ…などとヘンなことを考えてしまってます。



#1863 
なな 2001/09/29 21:55
石器ねつ造は20遺跡以上?

30qはなれた地点から発掘された「接合石器」でしたっけ?
ニュースを聞いた時は、しばし歴史ロマンにひたったものでした。よく覚えています。
それもねつ造だったそうで・・・。(TT)  



#1862 
ホリ-・ハンタ- 2001/09/29 19:32
松浪ケンシロウ

ワイドショウではいろんな人がアフガン情勢についてコメントしてますが、
アメリカは勝てないと断言してた人がいました。松浪・保守党議員。
あの人はバ-ミヤンの爆破の時もそうでしたが、何でそんなにアフガン問題に
しゃしゃり出てくるのかとゆうとアフガンで体育教師として赴任、娘さんも
アフガンで生まれたとかで、アフガンは第二の故郷だと言ってました。
それはともかく、ケンシロウちゃん、国会水掛けの汚名返上に
タリバンを説得してらっしゃいよ、アンタがコメンテ-タ-をやってても
何だかな〜。




#1861 
徹夜城(いちおうアンチ巨人を標榜している管理人) 2001/09/28 23:37
トップニュースが変わった日

夕刊タブロイド紙一面と夕方以降のニュースのトップが事件以来はじめてテロ事件関係以外の話題になりました。「長嶋茂雄」ってそういう存在なんですねぇ…(^^;)
NHKニュースまでトップで伝え、「長嶋監督の履歴」として選手時代から長々とやっていたのは、なんだか追悼番組の趣きすら感じました(笑)。これで長嶋さんが野球に直接的に関わるのが最後になるだろうということなんでしょうが、世代的にはピンときませんな。「終身名誉監督」とやらで巨人の守護神(?)みたいになるんじゃないでしょうか。王さんみたいによそにはいけない感じだなぁ。

新聞サイトでみかけたところ、長嶋監督引退を受けてアンケート調査をしたところ、なんと4割が「TVの巨人戦をみるのが減るだろう」と回答。それでも以前「解任」されたときよりは拒絶反応が少ないようですが。「解任」のときは読売新聞の売上が何割(?)か減ったとか伝説になってますね。

>昨日のワイドショー
夜のお仕事が多いもんで、日中家にいてTVを観ることが多いのですが、昨日の昼のワイドショーでアメリカの軍事行動についてあーだこーだと特集していたのですが、外交・軍事の専門家として「中国4000年の真実」の著者・杉山徹宗教授が画面に映っておりました(ヘンテコ歴史本コーナー参照)。直接ゲスト出演するのではなくTV局に呼んで編集室でコメントを録画する形で登場していたのですな。動く映像でこの人をみたのは初めてでした。授業の様子なんかは学生さんから教えてもらったことがあるんですがね。
期待に反して(笑)そうムチャクチャなことは言ってませんでした。ただ日本でもテロが起きるとか、スーツケース大の小形原爆なら東京都全体が吹っ飛んで関東全域が壊滅するとか、要するに「怖がらせキャラ」としてTV局に呼ばれたようです。しかしまぁ日テレのスタッフも外交・軍事の専門家で他に呼べる人はいなかったのかな。「日本は常に相手より少数の兵力で勝つ!」とか言ってるに人に軍事を語ってほしくないもんです(笑)。



#1860 
アール・ケイ 2001/09/28 18:53
ジャイアンツは永遠に…仏滅です(笑)

長嶋が退任するじょー。
後任はハラ坊だじょー。
清原、工藤、桑田、松井…
誰もハラ坊の言うことなんか聞かないじょー。

まあ、ナガシマさんも終身名誉監督(なんじゃそれ(笑))だそうですから、たまにはベンチに入ったりして…ほとんど亡霊ですな。あんな無邪気に明るい亡霊はいないでしょうけど(笑)。これでますます来シーズンは巨人戦、テレビ視聴率は取れないでしょうね(ハラ坊の方が森氏よりはまだ数字が取れると読売サイドは思ったのかしら)。

「歴史にIFは禁物」という言い回しは、必ずといっていいほど、「『歴史にIFは禁物』といいますが、もし××が××だったら…」という文脈で語られますよね。ですので、私は歴史にIFはつきもの、だと勝手に思っています(笑)。
私のMY・BEST・SFの1つは広瀬正の『マイナス・ゼロ』だったりします。タイムマシンものの傑作でして、そのラストシーン、
“また新しい未来が開かれようとしている。そして新しい過去が開かれようとしている。”
という件りがセンス・オブ・ワンダーを感じさせてくれて、めっちゃ好きです。「歴史は変えてはならない」という主人公の苦悩をひょいと飛び越えて…。

テロ事件では、身近に被災者・被害者がいるかどうかで、心理的影響の差がはっきり分かれてきましたね、当り前ですけど。ネット上の日記で、友人が巻き込まれたとか行方不明だとか、そういう記述を読むと、悲壮感がこちらまで痛いように伝わってきます。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1859 
ホリ-・ハンタ- 2001/09/28 17:59
近鉄ファンは十数年やってます。

私は梨田監督の現役時代からの近鉄命です。彼のコンニャク打法は誰にも
マネできないでしょうね。梨田さんは就任1年目は近鉄を足攻めも出来る
緻密な野球の出来るチ−ムにしようとして失敗しましたが、
今年は開き直って猛牛打線もとい、いてまえ打線の復活に苦心されました。
そうです、近鉄は創設以来、守りの野球をやったことが無いのです。
これほど、チ−ムカラ-が不変不滅の球団は皆無です。
悪くいえば大味、良く言えばダイレクトな野球をする近鉄、
これからもファンでいたいものです。



#1858 
魔術師 2001/09/27 00:00
今夜すべてのBARで

 うーん、昔阪急ファン、今はその流れでBWファンの私としては(ORIX鰍ヘ大嫌い
ですが・・・(^^;)ちょっとサービスしすぎな一戦でした。
 あんなところで北川に一発浴びるなんて、人が良すぎますよね。筋書きのあるドラマかい。
 史点ネタにされるなら、近鉄は昨年から大阪近鉄バファローズらしいのでさりげなく大坂の
 歴史にも言及されたりすると、より興味深いのですが、いかんせん燕に軽くひねられるかも
しれません、もしくはミラクル読売暴力団に完膚なきまで叩かれて転がされるかもね。



#1857 
徹夜城(その昔近鉄ファンだったこともある管理人) 2001/09/26 23:37
代打逆転サヨナラ満塁優勝決定ホームラン

…まさかホントに出るとは思っていませんでした。これ以上「肩書き」のつくホームランってありませんよね。これで近鉄の優勝が決まってしまいました。僕が「その昔近鉄ファンだった」のはまさに12年前の優勝時(仰木監督時代)のことでした。あのころからどうも近鉄って「劇的」に縁があります。
…さて、近鉄は日本一になったことのない唯一のチームなのですな。日本一になったら歴史的大事件ですから「史点」ネタにしましょう。公約です(笑)。

…というわけで(どういうわけだ)、かなり前から予告だけはしていた「史点」過去記事リストを完成させました。あくまで「リスト」ですので、読むことは出来ません。読みたい方はメールください、ってシステムにさせていただきました。
我ながらリスト作っていて「よくもまぁ書いたもんだ」と少し呆れてました。

>長谷川さん
こりゃどうも、言い出しっぺはランケあたりですかね。ダンケ。(すいません、オヤジギャグで)
歴史のIF論についてはE=H=カーも書いていたような。



#1856 
長谷川@望夢楼 2001/09/25 02:23
ランケじゃなかったかな?

 うろ覚えで申し訳ないのですが(何で読んだのかもちょっと思い出せない。間違いだったら済みません)、「歴史にIFは禁物」は、確かもともとランケの言葉ではなかったかと思います。ランケでなくてもたぶんその周辺のドイツ実証主義史学の誰かだったような。(そのうち機会があったら確認してみよう。)



#1855 
徹夜城(世間は休日だってぇのに6時間も授業をしていた管理人) 2001/09/25 00:26
歴史におけるIF

>つねさん
「歴史にIFは禁物」と確かによく聞くんですが、誰が言い出したことなのか、いつから言い古されていることなのかは不明。実は僕も以前から興味を持っていた問題です。

 研究者に近い立場から言いますと、別に「歴史にIFは禁物」という指導を史学科で受けた覚えはありません。もちろんIFを歴史研究の方法として教わったこともありませんが。歴史家の皆さんの著作などを読んでいると結構「IF」的表現に出会うこともあります(ま、論文ではなくあくまで一般向け著作に多いですが)。
 僕の考え方ですが、歴史研究には「何が起こったのか」を資料をもとに論理だてて説明していく「実証」と、それによって組み立てられた歴史に対する「評価」という二段階があると思うのですね。「IFは禁物」というのは特に前者の「実証」過程において強調されることなんだと思ってます。「もし○○だったら…」を想像するは可能ですが、「こうなるのだ」と実証することは出来ません。「死児の齢を数える」という古い言い回しがありますよね。
 「IF」に一定の意義が出てくるのは「評価」の段階なんだと思っています。その実証された「歴史」がどのような意味を持つのか、歴史家は何らかの「評価」をしなければなりません。こういう表現を嫌う方もいますし、歴史家は審判者ではないことは百も承知ですが、歴史に向き合うとき、「評価」という作業はやはり避けては通れないのです。「評価を下さない」と言ってる人だって実はちゃんと何らかの評価(単純にほめる、けなすということではありません)を下しているはずなのです。
 いま自分がブチあたっている「歴史」がどういう意味を持つのか、それを考えるうえで「そういう歴史でなかったらどうなるのだろう」と考えることは一つの方法ではあります。もちろんこれは証明することは出来ませんけどね。ここで「IF」を考えることに一定の意義が出てくるわけです。ま、こんな風に考えてます。

>橘樹さん
 詳しい本の紹介有難うございます。小学館の古典全集は未チェックでした。
 そういえば最近「太平記」の現代語訳の本で新しいのが出版されてましたね。注釈とかはほとんどないけど、おかげで薄い割に本編のボリュームはかなりある。今度大型書店で見かけたらタイトルなどチェックしておきます。



#1854 
つね 2001/09/24 01:32
ご無沙汰しておりました。

 管理人さんにご返答もらっておりながら、なしのつぶてで申し訳ありません。

最近はテロの話題一色ですね。
あの事件そのものほど、言うべき言葉も見つからず、
かつ感想も一致するようなことは、そうそうないでしょう。
「寛容」こそが本来の自由主義の精神を伝える言葉(F.A.ハイエク)であれば、
異なる主義や宗教であっても共存できるはずなんですけどね。
(ちなみに私はかなり保守的な見解の持ち主なんで管理人さんとは
意見の異なるところもあるんですけど、いずれ感情的にならずに
意見交換していけるといいですね)

 さて、荻原義貞ですが、たしかにIFの話になってしまいますね。
ところで、「歴史にIFは禁物」というのは一体、誰が言い出したんでしょう。
仮想戦記物のようなものなら、単なる娯楽として捉えるべきでしょうけど、
歴史の可能性を追求していくことは研究者ならば(私は一般人なんで無関係ですが)、
必要なことのような気がするのですが。 



#1853 
橘樹 2001/09/23 17:59
あれ?

すいません、先のほうがなんだか切れてました、正確には
「このような状況の中で、右翼のなすべき仕事、残されている仕事としては一人一殺以外に無いのではないでしょうか」です、すいません。



#1852 
橘樹 2001/09/23 17:55
テロルの決算

のなすべき仕事、残されている仕事としては、一人一殺以外に無いのではないでしょうか」
「いや、たとえどのように政治的な意見が異なっても、殺すことで決着をつけようとするのは間違っている。それでは何の解決にもならない」
「テロリストが、テロルというひとつの行動を、その後の政治活動で勲章か何かのように胸にぶら下げて生きていく。そういった右翼のテロルは少しもいいものじゃない」
「どうしてですか」
「それは人間の生き方における美学の問題だが・・・・・」
「美学?」
「自分の行為は自分自身で責任をとる、。他の命を奪ったら、自らの命も奪わねばならない」
「それだけの覚悟が無くて、一人一殺などと口にしてはいけないものなのだ」
沢木耕太郎『テロルの決算』より、山口二矢と山田十衛の会話
アメリカのテロを見て、思わずこの話を思い出しました、まあ、沢木耕太郎はノンフィクションとしてはかなり問題があるのですが。
今回の事件では犯行声明すら出されていない、黒幕は状況証拠しかありませんがあの男でしょう。あの男は、アメリカ憎しのあまり、数千の民間人を殺し、その責任をとろうとしない、このまま、黒幕ではないといいつづけ、逃げるつもりでしょうか。死者の中には、イスラム教徒の人間もいたでしょうに、そのことを彼はどう考えているのか。
アメリカの自国中心主義は目に余るものがあります、苦しんでいるパレスチナの人々のこともわかります。グローバル化といったところでアメリカ化でしかない現状、そしてそれが弱者の切捨てに繋がっているような現状に対する怒りもわかります、わかりますが、それで一般の施設を狙い罪も無い死者を出したことはやはり許せません。まして、部下に命を捨てさせ、自分は生き長らえている黒幕は。
しかし、この事件ばかりが大きく報道され、パレスチナの問題は脇に追いやられている状況、この状況がまた怒りを買うのでしょう。
それにしても、問題をここまでこじれさせたイギリスに対して、彼らはどう感じているのでしょうか?気になります。また、あの外交はイギリスではどのような評価を受けているのでしょうか?
これも知りたいですね。
すいません、思いついたことを書き流したのでよくわからない文章になってしまいました、ただ、書いてみたかったのです。テロでは歴史の流れは変わらないことの見本になって欲しいのですが。このようなことが二度と無いことを祈ります。

>中西豪さん
そのような元ネタがあったとは知りませんでした、ありがとうございます。

>管理人さん
徳間書店から1993年に新書版で出ています。ひょっとするともう絶版かもしれません。しかし、古本屋に結構あります。あと、太平記ですが、古典では小学館の新編日本古典文学全集の太平記は参考文献に加える価値があると思います。まず現代語訳が全てついている上に、各章の内容もダイジェストで載っているので非常にわかりやすいです。天正本を底本としているため、他系統の本との比較が必要ですが、わかりやすいことは間違いないと思います。あと、おうふう社から出ている安井久善『太平記要覧』もいい本です。成立、内容、登場人物、参考事項などがわかりやすく載っています。あと、現代語訳では河出書房の日本国民文学全集が巻33までを尾崎士郎の訳で載せています。これは後に岩波書店からも出ましたが、これは手に入らないかももしれません。参考までに、どうぞ。




#1851 
ホリ-・ハンタ- 2001/09/23 14:38
中島らも さんの告白

この間、偶然とゆうか不幸にして、とゆうかNHK教育TVで
やってた中島らも さんのインタビュ−を見てしまいました。
その番組はシリ-ズ「地獄を見た人々」とかゆう触れ込みで
第1回目は百億の負債を返済中の人物、中島さん は
第2回目で、アル中との壮絶な闘いを独白。久々に見た
中島さんは、まるで別人のようで、アル中になったら
こうなってしまうのか、とゆう強烈な実像でした。
まず異様だったのが、しゃべる速度が遅い、会話の
際の間が長く、しゃべるのが面倒そう、例えてゆうなら
蚊取りマットのCMの「生きているのが面倒だ」オジサン
そのものでした。番組は回想シ−ンのような映像は
ほとんど無く、ひたすら中島さんの独白、それも
本人のアップをロングしたカメラワ−クが中心で
ほとんどマバタキをせずはれぼったい目を開いた
ままトツトツボソボソとしゃべる中島さん、
トロンとしたその目が次第に充血していくのです。
この夏で一番の怪談です、私にとっては。
世の迷惑印の酔っ払いはあの番組を見て、そして
中島さんのアル中闘病記録の本を読むべきです。




#1850 
徹夜城(気分転換に映画観てかえって鬱になる管理人) 2001/09/22 00:10
特撮映画2題

…またカウンタがリセットされてる…(涙)

最近また東宝特撮にハマっておりまして、数本集中的に鑑賞しました。映画ネタは栄耀栄華掲示板で書くべきなんですが、歴史がらみの2題はこちらに書きます。なお、現在ためこんだ映画日記も今ごろになって書き進めてます。数日中にUP予定。

「ハワイ・ミッドウェイ大海空戦・太平洋の嵐」(1960)
東宝からようやくDVDでソフト化され、観ることが出来ました。なるほど、ミッドウェイ海戦の映画化では最高峰かもしれません(特撮シーンは米建国200周年映画「ミッドウェイ」に流用された)。今から見れば「ああ、ミニチュア」と露骨に感じる部分も無いわけではありませんが、「実写?」と感じてしまうカットが多々あるのも事実。
空母「飛龍」の戦闘機乗りが主人公(夏木陽介)で、司令官の山口多聞に三船敏郎(山本五十六役が多いので何気にみてるとややこしい)。その他東宝男優陣文字通りの総出演。前半は勇壮に、しかし後半は一気に悲惨な状況になっていくという、戦場が舞台の反戦映画(意外と難しいんだ、これが)になっております。監督は松林宗恵で「西部戦線異常なし」の線を狙ったそうです(DVDだと副音声で監督本人の解説が全編にわたってついている)。

「世界大戦争」(1960)
上記の映画の翌年に同じ松林+円谷コンビで製作された核戦争の恐怖を訴える秀作。平凡かつ幸せな日常が淡々と描かれる中、東西両陣営(いちおう「同盟国」「連邦国」とぼかしてある)の緊張が高まり、核戦争の危機が迫る。
日本政府は一方の陣営に属しながらも「戦争を放棄した国にしかできないことがある」と世界に核の使用禁止と和平を呼びかける。両陣営の核ミサイル基地では故障やトラブルからミサイル発射のボタンを押すミスも起こるが、それぞれ基地の軍人たちの懸命の努力で危機は回避される。38度線で衝突が起こるが、これもなんとか和平になる。世界がホッとしたその直後…
シナリオ、演出がとにかく強烈。描写の大半はフランキー堺一家のごくごく平凡かつささやかな幸せを味わっている様子に割かれています(これはこれで昭和30年代の日本人庶民の生活の記録映画みたい)。それが終盤一気に破局へと向かう。この一家も、世界の政治家たちも、ミサイル基地の軍人たちも、誰も戦争なんて望んでいないのに、破滅があっという間に来ます。あまりにもやりきれないラスト。
たまたま海上にいて助かった船乗りたちも全員が放射能の危険を覚悟で破壊された東京へと帰っていきます。船に乗っている笠智衆が言います。「人間は素晴らしいもんだがなぁ…一人もいなくなってしまうんですか…」
昨今の状況のこともあってかなり鬱になってしまった。なお、こちらはレンタルビデオで見つけて鑑賞しました。

ところでこの映画で準主役の宝田明が「火薬を兵器に使ったのはモンゴルが最初だ。そしてわが国は元寇の時にその洗礼を最初に受けた。原爆も、水爆も最初に洗礼を受けた。だからこそ…」というようなセリフが入ります。うーん、火薬の洗礼を日本が最初に受けたわけではないと思うが。

>Q世代さん
ご紹介の文章、読んできました。そう、僕もこういうことが言いたいんだよな、と思うところが多々ありました。冒頭で「文明の衝突」を「ハンチントンの願望」って表現していたのは思わず膝を打ってたりしました。
それにしてもブッシュ政権も「戦争」の終着点というか着陸点をちゃんと考えてやってるんですかね。なんかこのところ「対象」が次第に拡大してきているような気が…

>ホリー・ハンターさん
うん、僕もアーミテージさんってとてもカタギには見えないと思ってました(笑)。スキンヘッドにあのごつい体格。あんなのにすごまれては日本の政治家なんて(汗)。
伝え聞くとことによるとブッシュ政権内でも「戦争」の対象をどこまでにするのか、また外交的努力をどれだけやるのかで揉めているようですね。



#1849 
ホリ-・ハンタ- 2001/09/21 20:22
スキンヘッド

電話一本でパキスタンの大統領をビビらせて味方にしてしまった
パウエル国務長官はコワモテですね。あ、元・軍人か。湾岸戦争の時の
アメリカ軍の参謀総長でしたっけ。でも、今のアメリカの閣僚には
もっと怖い顔の人がいますね、ア-ミテ-ジとかゆう人。
あの人は、どう見てもカタギの人には見えません。
政治家やる前は何してた人ですか?



#1848 
Q世代 2001/09/20 16:20
暗黒の火曜日:イスラマバードから

 パキスタンの物理学者ベルベース・フッドボーイ氏が、今回のテロ事件についてe-mailで回覧していた論評の全訳だそうです。
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/hoodbhoy/index-j.html

 この掲示板で紹介するのは場違いなような気もするのですが、たいへん良い文章であると思いますので、多くの方に読んでいただきたいと思い、URLを記しておきます。

 それではまた。



#1847 
徹夜城(なぜか仕事先でイラスト描かされてた管理人) 2001/09/20 00:14
トンデモ本の世界R

「と学会」の新作が出ておりました。巻頭を飾るのは小林よしのり「戦争論」です(笑)。
以前出た本でも「戦争論」にチラッと触れていたんですけど、今回は山本弘会長自ら取り扱って批判を加えてます。さすがに「トンデモ」として愛でるというよりも激しく叩いている印象がありますね。
で、そこで参考として同人誌とともに挙げられているのがズバリ「+α」さんのHP「戦史研究所」だったりしました。

そのほかにも僕が読んでいた本がいくつかありましたね。やや間接的ですが僕が「ヘンテコ歴史本」でとりあげた「日本探検協会」の高橋良典氏の著作も取り上げられ、「戦国七雄はユーラシア大陸全土を舞台にしていた!」という、あの説(っていうのか?)も触れられております。
歴史ものでは天海=光秀説(これじたいは珍しくないけど)のいっぷう、というかかなり変わった本も紹介されています。

「太平記大全」の「参考文献」コーナーに「ひろさわ」さんからいただいたメガドライブ版「太平記」の情報を追加しておきました。



#1846 
魔術師 2001/09/19 23:34
ラヴ アンド ピンフ

 アメリカでウサマビンラディン似のシーク教徒がアメリカ人に射殺された模様。
 気の毒というかなんというか・・、見た目格好が似てるだけで原理主義とは
 なんの関係もないだけにほんまにかわいそう。
 さて、アメリカが報復軍事行動をした場合テロリストの報復がえしがえしは避けられ
 そうにはないので、われわれもおちおちしてられないですね。
 核と生化学兵器の恐怖に怯えながら生活するのってちょーさいあくです。



#1845 
Q世代(過去ログのトップにいきなり名前が出現して恥ずかしい自由業) 2001/09/19 19:43
日の丸が見たい

 お久しぶりです。この一週間はなんかボーゼンとテレビ見てました。

 アーミテージさんのコメントやら、それに関連した中谷防衛庁長官の冷や汗コメント(湾岸戦争の時の轍を踏みたくない云々)を見ておりますと、我が国は関ヶ原の合戦で徳川家康にすごまれた小早川秀秋みたいですね(^^;)。
 中途半端な気分で自衛隊を現場に出したりしたら、アメリカ軍から攻撃催促の発砲を受けちゃったりなんかして(笑)。いや笑い事じゃないんですけど。



#1844 
なな 2001/09/19 01:44
了俊が呼んでいる?

14世紀倭寇は、私の独壇場だと思っていたのに。(^^;)
拙作はあくまで高麗が舞台なので、冒頭で南北朝期の九州の情勢を「さらっと」説明したいのですが・・・それが難しいですね。時代背景は元寇から元滅亡と明建国、後日談として南北朝統一と朝鮮建国までを、軽く関連性を示唆する程度ですが、言及します。
・・・かぶってるじゃないですか。(−−;)
いえいえ、拙作が書き上がったら、参考に使ったHPや本をお教えしますよ。「ある人物の13××年当時の肩書き」一つを書くにも、関連するサイトを検索しまくって確認取ってるありさまですから。
島津氏の例でお分かりのように、「高麗史」の倭寇の侵攻記録と、九州・西日本諸家の動きを根気よく「すり合わせて」みると、意外に多く記事の関連性が見つかるかもしれません。



#1843 
徹夜城(一週間前も「明日は早い」と書いていた管理人) 2001/09/18 23:39
一週間たちました。

はやいもんです。怒涛の一週間だったという感じです。

「史点」に書くころには鮮度が落ちていそうなので今書いときます。
「知日家」と言われるアーミテージ国務副長官が非公式ながら「日の丸の旗が見たい、現場で見たい」とおっしゃったそうな(山崎幹事長の表現による)。
やがて戦争開始後、戦闘するアメリカ軍の後方には「日の丸」の旗だけがヘンポンと翻っていたそうな(爆)。
アーミテージさあん、日本人バカですから遠まわしな言い方は分かりませんって。言うなら堂々とはっきり言わんかい(笑)。
あ、日の丸弁当を大量に補給するという手もありますな。

シンガポールの空港でインド人とアメリカ人が話していた。インド人が自分の職業を「ベース・ギタリスト」と名乗ると、アメリカ人は顔色を変えて警備員に通報、飛行機に乗ろうとしていたインド人を拘束させた。アメリカ人は「ボスニアン・テロリスト」と聞き間違えたのだそうな。
…シンガポールの新聞に載った話だそうですが、いくらなんでもネタじゃないのか。「わたし職業はテロリストでーす」なんてゴルゴ13でも名乗らんだろうに。

>ななさん
興味深く読ませていただきました。実は、このへん私もいま調査中でして。予告編をうった「室町太平記」の内容でかなり近いところにいくんですよ。了俊、メインキャストですから。
「アキバツ」についても触れないわけにはいかない、さてどうするかと考えていたところであったのです。思わず「いただき」たくなってしまった(笑)。ま、僕は他の手を考えることにしましょう。



#1842 
アール・ケイ 2001/09/18 12:58
世に変わり易きものありて…

秋空や 女心と 国家の大義 柿ノ本ノ人手呂 詠める

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1841 
なな 2001/09/18 01:22
倭寇ネタでっす。

こんな時に歴史ネタを書いてもよかですか?

「まだやってんの?」とつっこまれそうなんですが・・・。
アキバツくんと1380年8月の鎮浦侵攻に、新たな推論を立てました。
1380年頃になると、もう九州のほとんどの豪族が今川了俊(幕府)方についていて、南朝方は懐良親王と肥後の菊池氏だけなんです。薩摩と大隅の守護だった島津氏は、それまで何度か寝返りをくり返した末に了俊に下り、二国の守護職には了俊がついていました。
それがこの年の7月、了俊が勝手に島津の軍勢を動かそうとしたとかで、了俊と絶ってしまうのです。九州の勢力地図が大きく崩れたわけです。7月8月はちょうど収穫期ですし、息を吹き返した全国の南朝残存勢力が兵糧を確保しに大挙して高麗を目指したかと。もちろん便乗組も多くいたと見ています。彼らは日本で幕府と対決するために遠征しているので、高麗への政治的野心はなかったと思う。鎮浦へ上陸後は小単位が四方八方に逃走していくようで、やはり寄せ集めだったかな。
・・・で、倭寇軍の総大将アキバツくんの正体です。
実戦経験や手勢の多さより、寄せ集め南朝軍団をまとめられる貴種性と神秘性。社会から逸脱した悪党や海民が武装化した海賊の頭、地頭職レベルの家柄でもなし。守護職レベルの有力氏族出身で、二男以下。当主や惣領は所領の攻防で長期間離れられないだろうから。当時15歳前後だった者。
倭寇の出航記録はなくとも、各家の系図の中に当該人物の手がかりがあるかもしれない。九州の諸家を一つずつ(!)ツブした結果、この時の菊池家の当主武朝が18歳で、弟が二人いることが分かりました。弟二人は子孫を残しておらず、特に三男武相は系図によっては記載がありません。武相といういみながあるから元服はしたと思われますが、若死にが予想されるのです。
ここまで割り出したからといって、証拠が出るわけじゃないんですけどね〜。執念ですね。
拙作のアキバツくんはすでに設定ができあがってるし、ここを変えると小説の主旨も変わってくるのでこのままで行きます。んで、アキバツくんと菊池武相が「どこかで交差する」という「もうひとひねり」を加えることにしました。(^^)
翌1381年8月、幕府管領斯波義将から大隅国守護の了俊へ、同国の悪党が高麗へ渡って狼藉をしているのを厳密に取り締まるようにとの奉書が出ています。秋頃には、島津氏が了俊に降参しました。願わくば、この時期の九州の動きがもっとよく分かる資料が欲しいところです。



#1840 
徹夜城(怒涛の打ち込みを終えた管理人) 2001/09/18 01:02
またアクセスカウンタが故障してやがる

うーん、プログラム書き直したんだけどなぁ…スポーツコーナーでも同様のリセット現象が起き、双方とも「推測値」でとりあえず復帰。
気づいた方もいたかもしれませんが、ここ数日凄い勢いでカウンタが回っていたのですよ(当社比1.5倍はありました)。思い返すと例のテロ事件がおきてから異様に増えたような気がしてます。
そのテロ事件関連を扱った「史点」を先ほど更新しました。正確には18日更新ですが、書いたのはほとんど17日のうちですから、多めに見てください(汗)。それにしても連日この件に関する情報ばかり次々と出て情報過多という感もありますね。どこまでホントやら分からない話も多い。

気分治しにまったく話題を転換して…
今日書店をのぞいたら、あの谷沢栄一氏、今度は「つくる会」の公民教科書まで袋叩きにしてますね。彼らを「共産主義者」呼ばわりにはもうビックリ(笑)。で、ご本人の主張は言えばハタからみていると彼らとどこが違うんだがよく分からない(笑)。いやむしろ彼らより過激なんですよね。それにしてもあそこまで「つくる会」に憎悪を燃やせるパワーはいったいどこから出てくるんだろ。考えようによっては観ていて楽しい人です(笑)。

「ノストラダムスの大予言」の五島勉さん、気がついたら「日本が原爆を開発していたが、昭和天皇が人類のために中止させた」という趣旨のトンデモ本を書いてらっしゃいました(タイトル忘れましたが光文社じゃなかったかな)。今度の「解読」の種本は「終戦の詔勅」です。五島勉節は相変わらず健在で、なによりでした(笑)。この人も観ていて楽しい人です。それにしてもトンデモ系の本ってなんでそろいもそろって日本愛国、天皇賛美に走る傾向があるんでしょうな。



#1839 
ホリ-・ハンタ- 2001/09/16 17:01
米同時テロ、静観するしかないか、一般市民は。

TV、特にNHKはテロ関連で染まりきってますね。我が県、富山の某放送局が
県内に在住の外国人の方々に今回の事件に感想を聞いて回りましたところ、
欧米、ロシア、東欧、南米、あるいはアジア、アフリカの人々からは、
いずれも被害者・犠牲者へのお悔やみを述べ、自殺テロは最も卑劣な暴力だという
事で意見が一致、ところが、ムスリム教を信仰する人の中には、
『アラ-の罰が下されたのだ。イスラエルが中東戦争で、あるいはアメリカが湾岸戦争で
 虐殺した人数は、今回のテロ犠牲者数の比では無い。』
という強烈な意見もありました。
わが県のイスラム教徒の団結は固そうです。この前のコ−ラン破り捨て事件で
結集した人々が我が県に多く住んでます。我々は、今回の事件が
とても対岸の出来事には思えません。



#1838 
徹夜城(早くも史点執筆中の管理人) 2001/09/16 00:22
どうしてもどこ行ってもこの話題ばかりになりますね。

今回の事件についての内容を含む「史点」を書き出しているわけですが…通りいっぺんの書き方を僕がしても意味が無いのでかなりひねった記事になるかと。ひょっとするとこの話題だけで2つ文章を書いているかもしれません。
そんなわけで、思うところは「史点」に書いてしまうのでこちらの掲示板ではこの件について書くのにちょいと困っちゃうわけですが…

>班超さん
仕事でお忙しいなか、書き込み有難う。非常に貴重な話を読ませていただきました。
僕もね、そういう逸話があるだろうな、とは思っていたのです。ユーゴにせよイラクにせよ、「合法的テロ」にあった民間人の犠牲者だっているわけですから。そういう視点は今こそ貴重です。似たようなことは何かと話題の長野県知事も口にしていましたね。
ネット上で見かけたのですが、日本の社民党国会議員が自分のHPで「『ざまーみろ』と思ってる国もあるはず」と書いたところ、抗議が殺到して「お詫び」を掲載したとか。別にその国会議員が「ざまーみろ」って言ったわけではないですし、言ってること自体は決して間違いではないでしょう。まさかテロを肯定しているはずもない。そこまで書いたなら「お詫び」など書く必要は無かったはず。日本人が冷静さを欠いてどうするんだ、と思った話でした。

>五番街さん
確かにビン=ラディン(が犯人として、ですが)などテロ組織の中心人物を抹殺するのではなく「逮捕」して「裁判」にかけるのがアメリカ政府として優先されることでしょうね。それはかなり困難なことではなかろうかと素人考えでも思いますが。
気になるのがテロ組織の背後に「国家」がいる可能性も、とイラク・イランの名が取りざたされていることです。「戦争」となればいろいろと考慮はするものでしょうけど、何やらドサクサに紛れて範囲を広げているような気配も感じます。テロ同様、この手のことは警戒しすぎるということはありません。
テロの首謀者についても「確実な証拠がある」と繰り返すだけで一向にそれが示されないのも気になります。昨日でしたか、NYの空港で10人が逮捕され「ナイフを持っていた」「偽の航空ライセンスを所持していた」と報じられ、「さらなるテロ実行部隊がいた!」と日本でもかなり大きく騒がれました。僕も生きて捕まった人間がいたことで犯行の実体が分かってくるのではないかと期待をしたりもしましたが、聞けば完全な誤認逮捕だったそうじゃないですか。「全員釈放」の報道を見て(これがあまり大きく報じられてないんだよな)、「あの報道はなんだったんだ」とあきれ返ったところです。

それにしても日本でもTVが連日のようにこの事件を報じ、ほとんどTVジャック状態。この土日は週間ニュース番組が多いので「再復習」の日になりそうです。中東問題専門家がひっぱりだこで、中には明らかに目にクマを作ってる人も見られます。



#1837 
五番街 2001/09/14 12:31
友人の体験と「報復」

皆様から多くのコメントを頂き、感謝いたします。
第一号機がWTC1号館(屋上にアンテナがある棟)に突っ込んだとき、私の友人でもある通訳の女性が、WTCの一階にあるカフェで日本から来た客と朝食をとっていたそうです。彼女はWTCの80階にあるオフィスで、午前10時からミーティングの通訳を行うことになっていました。日本から来た場合、時差の関係で朝早く起きてしまうので、この時間にWTCに来て、仕事までの時間にこの周辺を案内するつもりだったそうです。

強烈な衝撃が走り、地震かと思う間もなく電気が消え、誰かが「外に出ろ」と叫ぶのを聞いて、正面入り口の広場に向かい、後ろを振り返ると、もくもくと煙が上がっていたそうです。その後、少し離れた場所でバスに乗り、客をホテルに連れてゆき、自宅に戻りました。そのため、第二ビルへの航空機の突入や、その後の崩落はテレビを知ったそうです。

この攻撃が1時間遅れていれば、彼女も巻き添えになった可能性は高かったと思われます。

ところで、アメリカによる「報復」ですが、ブッシュ大統領もパウエル国務相も「裁判にかける」ことを明言しているため、今回の攻撃の中心人物の逮捕とその勢力の壊滅を合法的な方法で目指すことになると思います。



#1836 
班超H.K. 2001/09/14 10:53
悲劇は繰り返す

朝、ABC、CNN他、地元のニュースをはしごして見てましたが、話題はこれ一色ですね。特に、ABCのニュースなどは、視聴者にこれでもかというくらいに犠牲者の遺族の姿、犠牲者の写真を見せ、涙と怒りを誘うところ、変な話しですが、「沈黙の艦隊」という漫画の中のABC放映とタブって見てしまいました。国全体が既に戦争を煽っているようで・・・。
救出に当たった人達や、生還した人達、画面に登場した姿は、何だかハリウッド作品の一部分を見ている気がしました。皆、小さなヒーロー達なんですね。
これで、次に例えばアフガニスタン等に侵攻し、その映像を流した場合、多くの米国民のみならず、世界中の多くの人達がライブ映像を見ながら狂喜する姿を想像したとき、ちょっとだけぞっとしました。恨みを晴らした、という思いよりも、新たな恨みが更に発生していく過程をライブで見ていると思うと・・・。悲劇はこうやって繰り返すのみならず、世界規模で拡大していくのでしょうか。犠牲者の皆さん、遺族の方々の悲しみを考えれば、非常に言いづらい言葉ではありますが、せめて世論、特にメディア及び政府当局は冷静に対応して欲しいと願っております。
しかし、このニュースがこれだけ大きく取り上げらるというのは、事件の異常さ、犠牲者の数の他に、場所がアメリカであったからでしょうね。メディアの力を思い知らされるばかりです。
かつて、ロンドンに留学していた頃、ユーゴの友人がいまして、その時ちょうどユーゴへの空爆があったんです。別の米国人の友人は、そのユーゴの友人の前ではばかることなく、空爆の正当性を主張しており、ユーゴの友人が家族と連絡が取れることもなく、密かに泣いていたことを覚えています。
私もこの事件のおかげで、無茶苦茶忙しく、ここに書いている場合ではないのですが、何だかやりきれないですね。



#1835 
徹夜城(これまでにもネット怪現象にいろいろあってきた管理人) 2001/09/14 00:13
「ランボー怒りのアフガンパート2」になるのか…

あくまで例のビン=ラディン氏の関与が確定したらの話だそうですが、NATOがコソボ派遣並みの地上軍数万を派遣する用意があるとか発言が出てました。
しかしアフガニスタンのタリバーン政権じたいが積極的に関与していたとは僕には思えないんですけどね。タリバーンじたいには困った連中だと思いつつも。その辺の区別がちゃんとなされるのでしょうか?一歩間違えると単なる「腹いせ戦争」になりかねません。それはそれでまたさらなる報復を呼ぶのは必至ですし。ローマ法王も言ってるそうですが、報復合戦は御免こうむりたい。

>班超さん
えーとね、たぶん最初の書き込み時に反応がなかったんじゃないかな?そういう時にもデータだけは送信されていることがあるのです。「あれ?投稿されてないな?」と思った場合、ちょっと待ってからリロードしてみると出てくることがあります。原因は不明ですが。
それとは別に短時間のタイムラグで二重投稿になっているときもありますね。これは「投稿」ボタンを二度押ししたのかもしれない。
まぁ内容が重複してるけど、微妙に違う味(?)もあるのでこのままにしておきます。

講談社「日本の歴史」の南北朝時代編はズバリ「太平記の時代」ときました。やはり「太平記」は南北朝の代名詞ですね(誰か「梅松論の時代」って南北朝本出さないかな?)。書店でパラパラとめくり、金が無かったので購入は先送りしました(涙)。



#1834 
ホリ-・ハンタ- 2001/09/13 20:29
まずは黙祷。

このたびのアメリカの惨事、まずは犠牲者の方々にお悔やみを。
もちろん人身被害は目を背けるような事実ですが、あの巨大な二つの建造物が
1時間以内に、もろくも崩れ去る様子は、建設業を仕事とする私には、
ショックでした。あのような巨大で象徴的な建物を立て、維持するのに、
どれほど多くの人々が尽力されたのか。
「建設」に費やす月日に比べ「破壊」にかかる時間の何と短いことか!
破壊者=テロリストという人種は、モノを作り出すこと、命の大切さを
知らない、心病んだ人々でしょう。



#1833 
班超H.K. 2001/09/13 18:50
問い合わせ

管理人さん、朝私が書いた文章、さっきまで載ってなかったのに、ふと見たら、載ってました。何が起こったのか・・・判りますか。
とりあえず、重複した内容になってしまったこと、謝ります。
忙しいんで、とりあえず、これで。



#1832 
班超H.K. 2001/09/13 18:46


五番街さん、まずはご無事で何よりでした。実は、一度文章載せたんですが、何故か切れてしまいまして・・・。同じ文、もう一度書きます。
それにしても、事件当時、ブリティッシュ・パブで一息いれていたところ、店内の音楽が突然切れて、ニュースの声が・・・それで、テレビの方を見ると・・・衝撃でした。声が出なくなる、というのはあのことを言うのでしょうね。一瞬にして店の中がシーンと静まり返ったんですから。そこに、ただあのニュースの声が響いているんです。
飛行機に乗っていた人達、崩壊するビルの中に人達の恐怖を考えると、苛つくやら何ともやりきれない思いがします。しかし、血を血で洗い、恨みをさらに増幅させるようなことにはならなければいいのですが。ハンチントンの「文明の衝突」を地で行くのだけは止めて欲しい。中東やユーゴ、他幾多のところで余計な血が流されてきましたが、もうこれ以上一部の人間の妄想のせいで犠牲者が増えるのはまっぴらですな。
では、仕事に戻ります。



#1831 
班超H.K. 2001/09/13 10:35
恐怖主義

五番街さんがご無事でなによりでした。
恐怖主義、まさにそのままです。何かが狂ってるのだとしかいいようがありません。飛行機の乗客、犠牲になった人々の恐怖を思うと、いらだちと抑えようのない怒りと無念を感じます。
事件当時、ブリティッシュ・パブで一息いれていたところ、いきなり店内の映像が切り替わり、ニュースの大音声が響きわたり、何事かと見てみると・・・。
こちらも大変です。株価はもちろん暴落。米総領事館は極度の緊張に包まれています。
これで、報復は間違いないでしょうが、血で血を呼び、恨みが恨みを呼ぶ結果にならないといいのですが。ハンチントンの「文明の衝突」が地でいくようなことにはならないことを心から祈っています。これ以上、一部の人間の妄想で犠牲者が増えるのはごめん被りたい気持ちです。
では、仕事に戻ります。



#1830 
徹夜城(まだ「史点」執筆中の管理人) 2001/09/12 23:26
ご無事で何よりでした

>五番街さん
ご無事で何よりでした。それにしても実際きわどいところでもあったのですね。本当に恐ろしい限りです。
中国の新聞みてたら「テロリズム」って「恐怖主義」って言うんですねぇ。直訳そのとおりですが。テロ、テロ、って言ってると日本語としてはニュアンスがいまいち無いような気もしました。

一か月分ためこんだ「史点」をいま仕上げようとしているところですが、あの事件の特番などついつい見てしまい、はかどっていません。明日には上がる予定ですが、今回の事件の件についてはその次で触れるかと思います。
にしても、この事件をどう表現したら良いのか、現時点でも「言葉が無い」というのが正直なところです。ついつい誰もが口にしてしまうのが不謹慎ながら「特撮映画みたい」という言葉ですね。現実はゴジラより恐ろしいのだなぁ、などと緊迫感の無い言葉を僕も頭に浮かべてしまいます。

過去の例から考えてもアメリカが何らかの「報復」をするのは確実でしょう。もう「これは戦争だ」と言ってますし、キッシンジャーさんだったかな、「真珠湾攻撃をした連中と同じ結果にあわせてやる」とかいう発言も出てました(実際パールハーバーがらみの発言は多いようですね)。ただ標的をどこにするんだという問題はありますね。下手にやるとホントに泥沼化してしまうかもしれない。つくづく救われない話だな、と思ってしまうのでした。



#1829 
スズメ♂ 2001/09/12 22:04
下の続きです(なぜか切れた)

 たまたま直接の関係はありませんでしたが、前にこの苗字の歴史について調べたこともあり、いよいよ他人ごとではないような気がしています。
 ついでに言うと、昨夜のTVの中で、フジテレビの報道番組の中でニューヨークのレポート?を担当していたのが久下香織子さんでした。お名前はかねがね伺っていましたが、お顔を見たのは初めてでした。




#1828 
スズメ♂ 2001/09/12 22:02
ひどいことになりました

みなさん、こん^^は。スズメ♂です。
ひさしぶりにおじゃまします。
ひどいことになりました。

 今日の現代社会の授業は、日本国憲法前文をくだいて説明したプリントをくばり、平和教育のスタートとする予定でした。この夏は小泉首相の靖国参拝問題もあり、また沖縄問題や教科書問題もありましたから、改めて先の戦争をふりかえり、平和憲法の意義を学習しようと考えていたところでした。ある意味では、それに直結する教材なのかもしれません。

 ところで、ハイジャックされた旅客機の乗客の中で、確認できた日本人男性の名前がご存じのように「久下さん」でした。これは私の本名と同じ姓です。また住所が兵庫県ということ、珍しい苗字だからでしょうか、私が仕事に行っている間に毎日新聞・毎日放送・読売新聞・読売テレビから電話で問い合わせがあったようです。また、心配して電話をくれた知人もいます。

http://member.nifty.ne.jp/suzumei/


#1827 
なな 2001/09/12 16:17
ご無事で・・・

ご無事でなによりです。明日の運命はわからないものなんですね・・・。

ハイジャック犯が「カッターナイフ」でのっとったということが、さらに悔しいです。
乗客乗務員とも、「ハイジャックならどこかには降りられる」と思って、犯人にしたがったのかもしれません。まさかカミカゼ戦法でもろともにつっこむとは思いませんものね。



#1825 
アール・ケイ 2001/09/12 14:21
カオスの時代、なのか?

五番街さま、ご無事で何よりでした。
NYは日本人が多いので、東京の私の身近にいる方々もみな安否を気遣っています。

テロ行為により被った直接の被害より、アメリカ合衆国の威信が傷ついた、ということの方が深刻かもしれません。望む望まざるにかかわらず唯一の超大国であるUSAが、事前に何らかの情報を得ていたようなのにテロを防げなかった、特に(軍事上の)本丸であるペンタゴンをやられた、機能停止に追い込まれたということは、歴史的に見ても極めて大きい出来事でしょう。ホワイトハウスは懸命にこの失地を挽回しようとするでしょうが、この一連の事態がパックス・アメリカーナの「終わりの始まり」でなければよいが、と思わざるを得ません。
昨今のアメリカの、モンロー主義というか身勝手主義には辟易していたし、その存在が際立っている(と思えた)ことは弊害も大きいですが、他方、世界の平和を保つ(日本から見た場合でしょうが)という意義において、自由主義諸国の“家長”たる合衆国の存在はいま時点においても必要だと思えます。その合衆国の凋落は全世界にとって軍事バランス、また経済の安定に大きな影を落とすことでしょう。そしてその影響をもっとも受けるのは、この日本だと思うのです。

何億人もの人間が視聴するその最中に(それが狙いだったのでしょうが。湾岸戦争の際の意趣返しでしょうか)その示威行動を遂行し成功を収めた犯行グループは、さぞや得意満面でしょうな。

阪神大震災のあと、私は神戸西部に避難した両親を訪ねていく途中(実家は全壊)
徒歩でJR鷹取駅前を通りました。
私にとって小さい頃を過ごしたあたりのそばにあったその街は
すっかり燃え落ちて一帯が廃虚と化していました。
私はきっと空襲を受けた街というのはこういう感じなのだろうと、
旧ユーゴのボスニアはこういう状況なのだろうと思いました。
そして、天災ならまだしも
人為的に(爆撃や爆弾等によって)こういう廃虚を作り出すことは
たとえどういう理由があったとしても
決して許されない犯罪なのだ、と。

人類というのはなんと恐ろしく愚かしいものなのか。

私にあの時の悪夢の状景が蘇った昨夜でした。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1824 
五番街 2001/09/12 12:53
ご心配をおかけしました

皆様にご心配をおかけしました。私は大丈夫です。
じつは、仕事の関係で、8月の中旬くらいにはこの崩落したワールドトレードセンター(WTC)にオフィスを構える予定でしたが、WTCの所有が8月からニューヨーク&ニュージャージーの港湾局のJVから民間の不動産会社に移転したことにともない、賃貸方針の変更やその他の理由で、遅れていました。さらに、この件に関連して、数日中にWTCを訪れる必要もあったのですが、緊急性がなく、別の仕事で忙しかったために一日のばしにしていたところです。

予定通りに計画が進んでいたら、今回の攻撃の犠牲になっていた確率は非常に高かったと思います。WTCの私の担当者の方々とは、むろん音信不通ですが、犠牲になった可能性が高いと思います。

それにしても、不特定多数の民間企業の商業ビルを攻撃するのは、卑劣というほかに言葉がありません。犠牲者のことを思うと、胸が痛みます。

(他の掲示板への投稿の転載です。すみません)




#1823 
長谷川@望夢楼 2001/09/12 05:49
御無沙汰してます

 NHKが放送している真っ最中に2機目が世界貿易センタービルに突っ込んだのもショッキングでしたが、それ以上にビルが一瞬にして崩壊してしまったのが恐ろしい。
 ビルに突っ込んだのがアメリカン航空のボーイング757と767、ペンタゴンに突っ込んだボーイング767とピッツバーグに墜落したボーイング757がユナイテッド航空機、ということで、ひとまずは終わりみたいですね。まだ終わってないのかもしれませんが。
 必要最低限の労力で、最大限かつ最悪の無差別殺人。テロにしてもあまりに悪質すぎます。それにしても、犯行声明が未だに出ていないようですが、いったい何のつもりなのか。

 ……しかし、アメリカが報復とやらでまたどこかに空爆を行うのも止めて欲しいような気が。



#1822 
なな 2001/09/12 00:34
映像が

非常時に不謹慎な表現なんですが。映像があまりにも映画的なので、思わずハリウッド版ゴジラを思い出しました。ゴジラでもこんな破壊はしなかったような。
つっこんだ一機はジャンボだそうですね?
ハイジャックは11機で、あと4機が消息不明とか。それがどこに落ちるかですよね?・・・
 



#1821 
ほしむら☆てるき 2001/09/11 23:31
絶句。

皆様、お久しぶりです。

何でしょうか・・・
今回のビルに航空機が衝突した事件は、
余りにもテロとしても相当えげつない種類の物と思います。
襲撃予告という物が日本や韓国(!!)のアメリカ大使館にあったのは、
今回のテロへの陽動作戦という話だったという話も・・・

それとも日本や韓国にもテロが起きるのかな?
あっては貰いたくない・・・
どうなるんだろうか・・・



#1820 
徹夜城(明日は早いからとっとと寝ようとしたのに…の管理人) 2001/09/11 23:20
史上最悪のテロ

…になるのは間違いないでしょう。ひどいもんですね。
今書いている一ヶ月ぶりの「史点」でもパレスチナ紛争ネタをまとめて書いてウンザリしてたんですが、ここにまたひどい展開が待っていました…。テロで状況が好転したためしはないんだよな、歴史上(と、思いたい)。どうせ狙うんなら…あ、やめとこ。
現時点で国防総省まで攻撃を受けてましたね。トム=クランシーの「日米開戦」のラストみたいだな。
とにかく五番街さん、ホントに心配してますので落ち着き次第書き込んでください。

>橘樹さん
ご紹介の本、探してみます。「翔企画」の雑誌は一時ちょっと読んでました。「太平記」のゲームが出たときちょっとした特集を組んでまして、そこに載っていたリプレイ(?)漫画が爆笑ものでした。新田義貞がとことんバカにされてまして(ああ…ここでもか)、工事現場のおっちゃんのカッコで出てくる楠木正成など、描き手がなかなかツボを抑えてくれておりました。



#1819 
なな 2001/09/11 22:42
許せない

今夜のNステやNHKのニュース、見てましたか?
NYの世界貿易センタービルに飛行機二機がつっこんだ映像!
テレビをつけたら、ライブ映像が目に飛び込んできました。
ビルはウォールストリートの近くなんですよね? 五番街さん大丈夫かな・・・



#1818 
中西豪 2001/09/11 16:57
佐藤大輔「不征ノ国」の元ネタは

陸上自衛隊第四師団親修会刊『本土防衛戦史 元寇』(昭和38年)です……、
ぐわっ、時間犯罪者佐藤大輔の魔手が!!



#1817 
班超H.K. 2001/09/11 11:13
鄭和と少年殺人者

マカオに行ってまいりました。ポルトガルと中国の雰囲気が程よく融合したとても素晴らしいところですね。まあ、それにしても性産業がとても盛んなところで・・・(私は彼女と一緒に参りました、とりあえず)。カジノとともにマカオを代表する産業なんだそうで。娼婦にもレベルがあるということで、一番高いのがポルトガル系、次が中国系、最後に現地人というみたいで、ここにも何か西洋人に対する憧憬のようなものを垣間みる思いがします。
ところで、ここに海洋博物館がありまして、マカオのみならず、南シナ海を中心にした海洋の歴史、動向が紹介されており、関連する様々な船の模型が展示されています(どの海洋博物館もそうなんですけどね)。目を引いたのは、鄭和が指揮したという取宝船の模型。これがやたらに大きいもので、説明によれば全長120〜50M、幅が62M!まあ、いろんな文献でそのことは聞いておりましたが、実際に模型で目にすると、大きいというよりは、やたらに太った船という表現がぴったりなんではないかと。しかし、あの時代に本当にこんな大きなものが建造可能だったのか、今でも時折疑問に思います。何せ、8000トン級の船に相当するそうで・・・。バスコダガマの船が25M足らずですからね。私、セーリングの経験があるんですが、10M足らずの船でも非常に大きく感じるもんです。その10倍!うーん、実物を建造して欲しいの一言に尽きます。

話しは変わりまして、昨夜「日本の若き殺人者達」なる番組が当地の英語放送で放映されてました。少年犯罪の増加は日本に限ったもんではないのですが、特に安全であるということで日本は有名でしたから、最近一連の日本での少年犯罪は当地でもいろいろと噂にのぼることが多いんです。
それにしても、感心したのは日本の報道番組のように実名を伏せたり、少年だからといって顔にモザイク入れないことですね。暴走族の面々、元少年殺人犯等が、実名とモザイク無しで登場するのですから・・・。元少年犯などがインタビューを受けているのには、度肝を抜かれました。現場へ行って、犯行当時なんかを説明しているんですからねえ。
まあ、番組が問題視していたのは、やはり加害者の「人権」を過度に擁護している点と、被害者に対する社会的ケアの少なさでした。日本の社会、特に少年がいかに社会的な重圧を抱え、ストレスのかたまりになっているか、犯罪が起こっても無理はないとの見解を示しつつも、しかし、年少者であるとはいえ犯罪は犯罪、断固とした処置を取るべきなのでは、というのを暗に示しているようでした。
どの時代にも楽しみあれば憂いあり、でストレスなんてのは存在したわけですし。どのようにそれを解消していたかは、時代それぞれであり、人権の概念が希薄だった時代であれば、断固とした処置を社会的な制裁として加えやすかった時代なんかもあったんでしょうね。まあ、それを現在にそのまま持ってきたって、それは時代錯誤なんでしょうが。
自由を勝ち取るのではなく、与えられた自由にあっさりと依存し、その貴重さに気づくことない社会に、少なくとも日本はそうなってしまったような気もします。この反動で、逆に人間が耐えられずはずもない全体主義的な傾向が強くならねばいいのですが。某小林氏などがナショナリスティックな方向へ行ってしまった理由というのは、この社会に対する危機感というのが最大なんでしょうね。日本の夜明けは遠い・・・。



#1816 
橘樹 2001/09/10 20:45
「太平記大全」完結おめでとうございます

 ごくろうさまでした、最後まで楽しく読ませていただきました。この大全を見て、古典太平記の内容をだいぶ忘れていることに気付きました。また、読み直してみようと思います。
 太平記は、平家物語より芸術的価値が劣っていると思われていますし、研究も進んでいません。そのかわり日本人の思想に与えた影響は平家物語以上であると思っています。現にドラマの太平記が始まるとき、これは日本思想史の一つの事件であるという意見まで出されました(そこまで大げさなものじゃあないとは思いますが)。確かにとっつきにくいですが、太平記に触れる人が増えてくれればと思います。
 ところで、参考文献に翔企画のボードゲームが出てましたが、『主砲射撃準備よし!』という本をご存知でしょうか?小説家の佐藤大輔がウォーゲームについて書いたこの本のV、歴史編は翔企画のウォーゲーム専門誌に載せた短編を集めたものですが、この中に7ページほどの「婆娑羅という時代」というものがあります、おそらく、このボードゲームが発売された時期に書かれたものでしょう。自分でも書いていますが、南北朝時代に対してかなりひねくれた(しかしある意味では正論)見方をしています。しかしこの見方を作者は他の小説でも出しているので、本人は気に入っているようですが。ちなみに、この前にある「不征の国」は文永の役の話ですが、これもかなりユニークな見方をしています。当時の武士団単位だった日本の戦法を、肯定的な面もあると評価する人を始めて見ました。機会があれば一度目を通してください。



#1815 
徹夜城(PC環境完全再構築を成し遂げた管理人) 2001/09/08 00:26
いや、どうもどうも。

>班超さん
いやー、どうもです。熱く読んでいただけているようで、こちらとしても大変嬉しいです。
佐々木判官とは目の付け所が良いですな。陣内孝則さん、実に美味しい役でした。見せられる機会があったらぜひ拝見していただきましょう。しかし香港まで行かなきゃならんな。
同僚の方が録画したNHK「全員集合!」をご覧になったそうで。そんなの録ってわざわざ持っていく人もいるんだなぁ。まぁ貴重な映像には違いないですが。

>アール・ケイさん
明日、というかもう今日か。その件ではすいません。その時間は理科(!)を受験生に教えてます。
「室町太平記」ですが、もともとは南北朝通史みたいなものを書く場合、終盤の主人公は細川頼之と足利義満になるよな、と構想だけはかなり長く練っていたものなのです。これを機会にちょいと形にしてみるかと考えまして。もちろん「仮想大河」形式はアール・ケイさんのサイトを初めて見たころから「これはいける」と密かに考えていたことなのです。そういうわけで実は『雄飛雌翔』はかなり参考にさせていただいてます、ハイ。思えば「太平記大全」もキッカケつくったのはアール・ケイさんだからなぁ。お世話になっておりますねぇ。
というわけで、また別の機会に顔をあわせましょう。



#1814 
アール・ケイ 2001/09/07 21:29
本当に明日お会いできないのが悔しいですねえ…

…ということで、大河BBSからの続きです(爆)。

『室町太平記』ですか…
私もいろいろとオリジナル大河(偽作大河ですな(笑))を考える中、義満も候補の中には入っていました。ただ、本当にそのうち大河でやりそうな気もするし(義満が天皇に取って代わろうとしたあたりが問題なんでしょうな)、マンガ家・坂口尚さんの遺作『あっかんべぇ一休』という当時を舞台にした秀作もありますし、あまりにも真っ当すぎてやめました(でも、他人さまがやると聞くとちょっと悔しい(笑))。
で、結局私が考えたのは(アイディアだけですが)、後北条ものでした。
室町から戦国にかけての通史をやれないかなあ→当時長生きしたのは誰か→北条早雲、幻庵親子が凄い長生きだぞ、(のちの)早雲はいわば戦国時代の引き金を引いた人物だし応仁の乱も経験している、その子・幻庵はもっと長生きでなんと後北条氏滅亡寸前まで生きていたらしい、この2人だけで通史が書けちゃうぞ→いっそのこと、この2人が実は「××人×」だったらどうかなあ、アン・ライスかハインラインみたいだけど(これで分かる人にはネタバレ(笑))……てな単純理由で発想はしたものの、何せ哀しいかなドシロウト、それは大前提としても当時の関東情勢の複雑怪奇さ(足利家、上杉家、あとなんやかやの長ーい内部抗争、わたしゃ八犬伝がらみで扇谷上杉の名ぐらいしか分からない)で、ほとんど投げ出してしまっております(恥)。。。

上記はアイディアだけですが、
配役と各回粗筋付きの完全オリジナル大河、明治・大正のスポーツ史(+演劇+ブラジル移民史(笑))大河の『雄飛雌翔』の方は更新が止まって早2年(笑)。その間さぼってたわけではなくて、少しずつ資料を買い集めていたりします。
明治ものは恐い。1つ調べものをしていくと、新たな調査必要事項が3つぐらい発見されます(笑)。あと、明治の文化人は顔が広くて、ある著名人の「友達の友達はそもそも友達」だったりします。はっきり云って際限がない(涙)。どこかで割り切らなきゃ永遠に物語りなど紡ぎ出せそうにありません…。
でも、その最終回、ラストシーンは決まってたりします(笑)。だから投げ出せないんですよねー。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1813 
班超H.K. 2001/09/07 11:43
お疲れさま

徹夜城どの、太平記大全おつかれさんです。本当に楽しく拝見させて頂きました。私、個人的には、佐々木判官が好きです、ハイ。というかですね、陣内孝則さんの佐々木判官を一度見てみてみたいと非常に強く感じております。ビデオ貸してくれません?香港に来るときには、幾つか持って来て頂きたいのだが(ついでに「三国演義」もよろしく)。
太平記の後編のお話、実に楽しみです。何だか、徹夜城君らしい企画ですね。私個人的にも好きですね、室町の前半期というのは、世界史的スケールにおいても実に面白い時期ですし。海を中心に世界がまさに世界史レベルで胎動している時期ですから。

ところで、話しはぐーんと変わるのですが、最近ようやくドリフがHNKで復活というのをビデオで拝見しました。同僚の1人が日本に帰った際に、録画してくれたんです。いや、本当に感激でした。ドリフ世代にとっては、もうたまらないものがありました。特に、「飛べ、孫悟空」のテーマ曲には泣けましたねえ。ヒゲダンスはさすがにパワーダウンだったかなあ。全員集合担当Pであった居作さんが書かれた「全員集合伝説」っていう本を読んだ直後だったもんで、倍楽しんだように思います。
次は何が復活するのでしょうか。ひょうきん族がNHKで復活なんかしたりして。



#1812 
徹夜城(ひとまず一仕事を終えたと感慨にふける管理人) 2001/09/07 00:57
いろいろ更新してます。

「史点」は結局三週間連続でサボり(汗)。今週から新しい仕事先が出来てバタバタしていたのも一因ですが、「大全」を今週中に終わらせると某所で公約していたこともあり…
で、そちらの公約は果たしました。ついに完結でございます。いろいろとおまけもついてますのでお楽しみください(笑)。

ついでに、と「史劇的伝言板」の過去ログも同時公開しました。98年6月から始まる膨大な蓄積です。さすがにデータ量がばかにならず、容量増加(無料分突破)。「史点」の過去記事全部載せたらこんなもんじゃすまないんですよ〜(汗)。ってなわけでそちらは近々リストを公開する予定。

「史点」は次の日曜までに更新します。たぶんするだろう、するんじゃないかな、まあ覚悟しておけ(爆)。



#1811 
ひで 2001/08/31 23:53
玉虫

たしか玉虫が前羽に空気抵抗を受け、後羽をばたばたさせてその運動で前への推進力を得ていることにヒントを得て玉虫型をつくったんでしたっけ?
でも、もし彼がカナブンやハナムグリのように前羽を使わず、後羽の運動のみで飛んでいる虫のことに気を取られていたらきっと大変なことになっていたに違いない(笑)。



#1810 
ホリ-・ハンタ- 2001/08/31 22:14
その忠八さんの回、私も見ました。

ライト兄弟に先を越されたのは、さぞ無念だったでしょう。でもあの兄弟には
スミソニアン協会とゆう、デカイ、バックがついてたのですから。むしろ、
軍に見放されても孤軍奮闘した忠八さん、何より、そんな昔に、
世界初を目指していた日本人がいた事実に拍手したいです。
それにしても、彼が玉虫型飛行機に執着してたとゆうのは不思議でした。
私は玉虫が飛ぶ生物だとゆうのを初めて知りましたが、
そんなに速く飛ぶの?それとも、飛行のモデルに理想的なスタイルに
見えたのですかね、忠八サンには。



#1809 
徹夜城(史点更新にようやくとりかかれる?管理人) 2001/08/30 11:44
素晴らしきヒコーキ野郎

ってな感じでしたね。昨日の「その時」は。
ただし忠八さんが陸軍に入ったくだりでどうみても昭和の日本陸軍兵士の格好をしていたのはいただけません。そのあと長岡外史とやりとりする場面では明治の格好だったので、どこかの番組の映像を再利用したんでしょうね。

最後に航空神社を作っちゃったのには何やら感動しました。それも世界中の航空機事故犠牲者を祀るというスケールのでかい趣旨で。「靖国」とはえらい違いだ(笑)。

>韓国関係
草なぎクンが韓国人になりすます番組(笑)は、直接はみていないのですがフジテレビの朝のワイドショーで紹介していたのを見たことがあります。いや、ほんとペラペラですね、草なぎクン。家庭教師雇って特訓したそうですが。
それよりも驚いたのはインタビューする芸能リポーターの「前忠」さんがこれまたペラペラだったことです。仕事柄必要で覚えたというのですが…
フジテレビとしては正直なところ産経と扶桑社の一部の暴走には迷惑してると思うんですけどね。産経信奉者にはフジテレビに変な期待するところもあるようですが、あくまでグループ企業ってだけですし、しかもフジテレビの方が産経へ出資しているという力関係もありますからね。



#1808 
なな 2001/08/30 00:40
ブロードバンドって何?

最近、韓国人とコリアン・アメリカンとペンパル始めました。メール書くよりチャットしようよ〜と、彼らは気軽に誘ってきますが、「接続料金が高いからチャットはダメ!」と断る時のみじめなこと・・・。

>アール・ケイさん
徳川大尉・・・だれですかそれ(笑? 日本人飛行士の誕生については触れていませんでしたよ。
神主になったくだりは、エンディングの「その後」で紹介していました。この部分を見て、私は忠八さんのファンになりましたね。(^^)



#1807 
アール・ケイ 2001/08/30 00:21
アイ・テイ、どうしようかなあ… と、ここでテレドラばなししてもよかですか(笑)

その、管理人さまのお膝元では、当分せいぜいISDNぐらいだろうと思い(笑)、いち早くY市に逃亡した私ですが、いまだにCATVにしようかADSLにするか迷っております…。

最近笑ったこと。
フジテレビの深夜、ワープロソフト泣かせの草ナギクンが韓国でスターになるべく体当たりで挑戦するという企画の番組をやっておりますが(たぶんあまりやらせではないような)、その番組のスポンサーの1つが扶桑社であることに気付いた時(笑)。
何でも、アジアソフト戦略として韓国のマスコミとも提携しているフジテレビに対して、フジサンケイグループを敵視する韓国サイドより苦情があったとか。そのせいで、フジのニュースなどでは(除く日曜朝の2001(笑))靖国参拝問題について公正な立場で報道していたような…。今度、『踊る大ソウル線』(笑)というドラマバラエティ(例のドラマの番外編ですな)も放送するし、こと商売になるとその辺柔軟なんですなあ。来年のW杯サッカーの放送もあるしね。

その草ナギクンと同じ“メンバー”の稲垣メンバー(笑)が主演し9月放送予定だったドラマも、“日韓、海峡を越えた結婚”というのがテーマなんです(テレ朝)。
何をいまさら、てな内容なんですけどね。キムチを婚家の食卓に並べることがどーとか、佃煮が食えないだとか…。

今日の「その時…」は見損なったのですが、夢破れた飛行家が空の安全を祈願する神社の神主になるとこまでやったのでしょうか?あと、日本人飛行家第1号ということになっている(実は違う)徳川大尉についても触れていましたでしょうか。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#1806 
なな 2001/08/29 22:07
飛んだ〜あ

H2Aロケットの打ち上げ成功、おめでとうございまっす。
それよりなにより、どういった経緯で宇宙開発事業団の理事長に”JR”の元理事長さんが就任されたのか、そちらの方がわが家での話題になっていました。

ついで、今日の「その時」。
肝心の「その時」よりも、「それ以後」の気味悪いくらいに急速に発達していく飛行機の映像の方に恐怖さえ感じました。「鳥人間コンテスト」に出てくるようなきゃしゃな機体から、プロペラ機を経て、ジェットへ移行するまでの速いこと・・・。



#1805 
徹夜城(ただいまISDNでネットに入ってる管理人) 2001/08/29 00:53
イット革命の実態(笑)

どういうわけかいろんなことがいっぺんに集中して起こるようで…それもPCがらみ中心に。2台のPCの面倒を見続けるこの数日(笑)。ついでに夏期講習追い込み+飛び込み仕事でもうムチャクチャです(泣笑)。
ってなわけで本日から我が家もISDN。ようやく電話との競合状態が終わり、家族の迷惑は軽減しました。ただ事実上それだけですね。「少し早くなったかな?」という程度の実感しかありません。
実は当初はフレッツADSLにするはずだったんです。7月に僕の在住する市がサービス開始というので申し込んでみたのですが、「お宅の地域では出来ません」と蹴られました(涙)。電話局から遠いので半分ほど覚悟はしていましたが…最近PC雑誌に踊る「ブロードバンド」の見出しがうらめしいったらありゃしない(笑)。
そこでやむなくISDNに。ここで当然「フレッツISDN」を申し込んでいたつもりだったのですが、「お宅の地域では出来ません」と蹴られました(涙涙)。そんなに僻地とは思ってなかったなぁ。ここ、一応首都圏なんだぞ。IT革命なんぞ遠い先の話のようです。はやく光ファイバーを普及させてくれ。

>つねさん
返事が遅れて申し訳ありません。「太平記大全」楽しんでいただけましたら幸いです。
「萩原義貞」については、確かにそんな狙いもあったかもしれませんね。ただなにぶんにも何もしないうちに交代になってしまったので、もはや想像に任せるしかありません。
とにかく、あと一息で終結です。お楽しみに…というべきなのかなぁ。
なお、最近読み返すと第一回の本編内容がえらく簡潔というかダイジェストなので少し補足しようかな、とも思ってます。

>魔術師さん
「孔明の村」ねぇ。まぁ、あの手の村では「徐福村」というのが最近になって発見されたってのがありましたが…「発見」されるってのがどうも日本人にはピンとこないんですけどね。
ただ諸葛氏の子孫たちはあちこちにいるようです。以前台湾の画家で「諸葛なんとか」さんってのがいましたし、明代にも諸葛姓の有名人がいます。

>さて、NHK。
さてさて、人間講座「サムライたちの海」の第4回、「松浦党と倭寇」をビデオに録りつつみました。面白かったのですが、かなり問題点も指摘できます。
最大の問題点は「倭寇」を全て「松浦党」の範疇でくくろうとする姿勢が強いことです。松浦党が結束が強く、合議制の体質を持ち、陸上とは違う独立した勢力だったことは否定はしませんが、そうした「松浦党」に王直まで含めた諸民族が集まってきた…というのはかなり飛躍した意見です。これは確か「呼子丈太郎」という、恐らく郷土史家だと思われる方が書いた「倭寇史考」という本に載っている見解そのままです。確か戦中の「倭寇研究」にも似たような見解が出てきていたような。
僕の見る限り、「松浦党」は「倭寇」全体の中の一部に過ぎないんですけどね。対馬や南九州の「倭寇」たちのことはどうなるんだとまず思いましたし、16世紀倭寇の段階で「8、9割が中国人」という状態に触れているのにそれをも「松浦党」の範疇でくくるというのは現実離れしています。
明の圧政・腐敗に苦しむ民衆が倭寇と合流した、という話でも出てましたが、これ自体はある程度事実だとは言えます。ただ、その力点の置き方と言うのかなぁ、日中ともにかつて強かった「人民闘争史観」の流れを汲んでますね。白石一郎さんの直木賞受賞作「海狼伝」にもチラッとそうした文章があったので、白石さんはやはり明への「倭寇」をそうとらえているんだな、と再確認した次第です。あ、それと民衆反乱を「クーデター」と表現するのは間違いですね。「海狼伝」では「革命」って表現をしていたかな。
総じて白石さんの松浦党への思い入れと美化が目に付いちゃったと言うのが率直な感想。

その中で僕も覚えがあったのが、現地取材すると「うちの先祖は海賊で」と笑って語る人の話。直接の子孫ではありませんでしたが、僕も平戸の人に倭寇の話を聞いたら「どこそこの家の先祖は海賊で、さんざ向こうで悪いことをして…」と笑って話していたもんです。福江島のタクシーの運転手さんからも、江戸時代の初め頃(?)に中国船が座礁した際に地元住民(つまり彼らの先祖たち)がそれってんで殺人・略奪にかかったという伝説を聞かされたもんです。確かに「海の民」ってのは白石さんの指摘しているような感覚はあるかもしれません。



#1804 
魔術師 2001/08/28 23:56
ジョンロン

 お久です。
 噂によるとジョンロンは現在ぶくぶくに太って醜いという話を聞きました。
 ちなみに、ミッキーロークはガリガリで整形をしすぎて顔がヤバイという怖い話も
 聞きました。でもマイケルジャクソンほどじゃないでしょ・・(^^;。
 浜崎あゆみもかなり整形してるらしいですねってどうでもいいか・・。
 >三国志
 孔明の一族が住んでる村がありましたが、すごいですね、事実ですよね?
 恐るべし諸葛一族・・・、サンデーサイレンスなみの繁栄?ですな。
 



#1803 
班超H.K. 2001/08/27 10:52
GKKのこと

管理人さん、おやかたさん、早速、コメントを頂きましてありがとうございます。
いや、私もそのお役所の方とお話した後は、「やはり」というのと「なぜ」という気持ち半々で・・・。テリーI氏の「お笑い・務省」にも何か似たような話しが載ってましたけど、説得の仕方というか、言い訳の仕方というか、責任回避の仕方というか、つまり「私は悪くない、世間の皆様、一緒に考えましょう。責任を共有しましょう」能力というのは、実に見事なものです。もちろん、あの本の話し、どう考えても誇張の面はありますし、これは嘘だろうというような話しもありますが。
話しをさらに複雑にさせるようで申し訳ないのですが、私が面識あるG交官の中で、外K官として最も有能でそれらしい仕事をしている人というのは、実は私と口論したその人だったりしますからね。国内のことにおいて、我々ができることはない、相手は常に外国の人達である、我々ができることは限られているという一種立場を達観した態度が、優秀な外交Kたる自覚をつくるのでしょうか。
それと比べれば、私なんかは、(某小林氏の言い方みたいですが)未だふわふわとした個人主義をたのしんでいる未熟なアイデンティティーの持ち主なのかなあ。何せ、アイデンティティーをむしろ将来に置いているようなにんげんですから。



#1802 
つね 2001/08/27 00:30
はじめまして

はじめまして。
しばらく前に「大河ドラマの歴史」で、このページを知って
拝見させていただいてました。
「太平記」は中学3年か高校1年のころに見ていた記憶があるのですが、
今年になって、楠公ファンである祖父がビデオを購入して、一緒に総集編を見て
当時、ビデオに撮らなかったことを悔やんでいる次第です。
その後、このページを見てから、また総集編を借りて「鎌倉陥落」と「湊川」だけ
繰り返して見ています。
 しかし、総集編だけ見ていると、合戦シーンの使いまわしがやたら気になります(特に四巻)。
映像化されないままテープに残っているシーンなど使えなかったんですかね。
それとも、即座に廃棄されてしまったりするんでしょうか。
 それから徹夜城さんは、荻原健一の新田義貞では腹に一物ありそう、と
おっしゃっていますが、「226」なんかを見ていると、「理想と現実の狭間で
失意を味わう新田義貞」(つまり尊氏と同様の立場ながら、尊氏とは違って敗者である)
というのを表現できたかもしれないという気もします。ドラマ製作者の意図がそこに
あったかどうかは別として。
 残りわずかですが、「太平記大全」楽しみにさせていただきます。総集編の隙間を
そこで埋めさせていただいてますから。「武田信玄」みたいに放映してくれればなあ。



#1801 
なな 2001/08/25 23:41
男優の場合

ジョン・ローンの話題の時にかきそびれたことですが。
ハリウッド進出を見てると、女優の方がずっと浸透速度が速いですね。
女性は背が低くてグラマーでなくても、キュートという評価もありますものね。
きっと東洋人男優の方が、白人や黒人と体格差でハンデが大きいのでしょう。
スタローンやシュワルツネッガーなど、主役になれるのは白人という暗黙のルールがあるでしょうが、映画の脇役を見るとマッチョな黒人俳優が重要な役柄をしめてるように思います。
主役とコントラストをつける意味もあっての配役でしょうか。



☆歴史のトップページに戻る
<<<過去ログ1901〜2000
過去ログ1701〜1800>>>