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#2600 
景虎 2002/04/03 01:45
今年の夏は猛暑かも

城といえば、春日山城後が地元の企業に破壊されるとかいう話があったはずですが、どうなったんでしょうね?

>モーグリさん
徹夜城さんのおっしゃるように、

>武器の強化による戦死者増大

というのは私もありそうな気がします。
まあ、この頃(もうちょっと前?)からベトナム戦争くらいが特別な時代だったような気がします。現代の傭兵が書いた本を読むと、有利な状況以外では弾はほとんど当たらないとか、危なくなったら逃げると書いてあって、現代の地域紛争では死傷率は低いのではないかという気がします。新聞などでも数百人の軍隊が戦って、死者数人〜十数人とかいうのを時々みかけますし。
戦国時代でも中世ヨーロッパでも、死者は少ないという話を読んだことがあります。
本来戦争というのは、例外的な戦いを除いてそれほど死傷者は多くなかったのではないか?と思ってしまいます。まあ、調べたわけではないので、おもいっきり間違ってるかもしれませんが。



#2599 
徹夜城(BS漫画夜話見てた管理人) 2002/04/03 01:37
手塚ファンは眠れぬ日々?

「鉄腕アトム」を見て、風呂をすませて「BS漫画夜話」の「W3」にそのまま突入。明日は「ブラックジャック」だ!ってなわけでようやく自分のHPを覗きに来ました。
昨日のアクセスから察するに某海外交渉史研究会(で、いいのかな)の関係者が何人か覗きにいらしているようですね。

>ななさん
バックアップは完全ではないけどたまにしています。やはり昨年のハードディスク吹っ飛び事件で懲りてますので。あの時はたまたま新PC購入直後でLAN組んでデータを移していたので助かったのですが、今にして思うと冷汗ものです。掲示板のログはほぼ毎日ハードディスク内に保存していますが、バックアップはたまにしかやらない、そんなところです。

>タロイモさん
「ムロタイ」毎度ご覧頂いて誠にありがたい限り(^^)。
あそこで世阿弥クンも言わない舞台裏をここで明かしますと、前回と今回は物凄い葛藤をしながら書いております。ある一件をやるかやらぬか随分迷っていたのでありまして…それが何かはまだ申せませんけど、かなり思い切ったドラマティックな創作をやるかやらぬかという点でして…で、悩んだ挙げ句「やる」ことに決し、今回のような内容になったわけです。まぁ昨年の大河の主人公のお兄ちゃんのことを思えば何でもありだろう、などと開き直ったりもするのですが(笑)、そこは一応「うん、ありえないことではない」と思える創作にするつもりです。
なーんて思わせぶりな事書くと変な期待をされるかもしれないな。まあそれほど驚天動地ということじゃないんで。慈子、良子、幸子さんたちのキャラクターは実はこの件をやるために(中止の可能性も考慮しつつ)ジワジワと築き上げられてきているのです。あ、実は里沢尼にもこのあと最大の見せ場が用意されています。ようやく女性陣の出番がつくれる段階になったと書き手も密かに喜んでるんです。

女性、といえば…
昨日の皇太子夫妻の会見はずいぶん珍しいものを観た、という感想。雅子さんが婚約会見以来久々に「一人間」の表情を見せた瞬間でした。あれは素直に感動したものです。裏読みするとそれだけプレッシャーがあったということなんでしょうが…



#2598 
タロイモ 2002/04/03 01:14
「ムロタイ」感想

おひさしぶりです。
「ムロタイ」毎週欠かさず読んでおります。
今回の女優陣が活躍する創作部分もとても面白かったです〜
とりあえず私の頭の中では、
渋川幸子が紺野美沙子さん、乳母 椿が小川真由美さん
というイメージが出来上がっておりますです、はい。


http://konno-misako.com/


#2597 
なな 2002/04/03 00:58
城と金箔

自宅に天守閣を建て、金箔を海苔のようにご飯にのせて食べている人がいました。
現在「羽柴秀吉」を名乗っている、立候補したこともある、あの御仁です。

>奥野さん
レス遅れました。
松平健さんは、「姫路城天守から江戸の町を見下ろしてほほえんでいた」と思います。しかも同一シーンの使い回しを見たという記憶がないので、「ほほえみのシーン」だけで何パターンも撮りだめしていたのでしょうか。役者さんもスタッフも大変ですね…。
遺構を壊してまで天守閣を、という発想は初耳です。驚いてます。先にリンクした岩崎城では、山上の建物跡や堀はそのまま公開しており、天守閣は小山の下、表門の横にくっつく形で建てられています。城郭はうわものより石垣が重視されてきたのですから、それを現代の価値観で破壊するとは言語道断だと思います。

>徹夜城さん
愚問その2なんですが、ここの過去ログはバックアップを取ってあります?
「たとえ明日地球が滅びても」、史劇的伝言板の過去ログのデータは残るようにしておいてほしい…と思うのです。詳しい事情がお知りになりたければ、メールしますが。



#2596 
徹夜城(ウソつくネタもヒマも無かった管理人) 2002/04/02 00:40
「ムロタイ」上がってます

いちおう予告どおり月曜中に更新してました。ギリギリでしたけど。せっかく4月1日更新にあんったんだし「再来年のNHK大河に『足利義満』!」なんて大ボラこくかとも思ったのですが、さすがに実行せず(笑)。

>ひろさわさん
そうですか、「赤松太平記」のこと、残念です。まぁ腰を据えてゆっくり再開されてはいかがでしょうか。はっきり言って週刊連載なんてやるもんじゃありません(^^;)。僕だっていつまでもつかと不安になってますもん。それに最近は予定より物語の進行が遅くなっている気配も感じ、当初の予定通りのラストに50回で到達できるのかという不安も加わってます。7月ぐらいに「康暦の政変」で主役交代かな〜などと考えていたんだけど、清氏vs頼之が予想以上に盛り上がりそうな気配もありまして…

>モーグリさん
「日露戦争は帝国主義の終わりの始まり」「シンガポール陥落でイギリスの植民地支配に打撃」といった見方が欧米にもある、とのご紹介ですが、奥野さんもすでにお書きですけど僕も特にあちらで変わった意見とは思ってません。客観的にみるとそういう見方が出てくるのは確かでしょう。特に日本に好意的な意見なのかどうかは実際に読んでみないと分かりませんけど。
日露戦争ってのが世界史的にみて重要な戦争であるのは一般的な意見だと思うんですが、これをどう定義づけるかは一様ではないですね。それだけ背景の複雑な戦争であるということでしょうけど。日本vsロシアという二国間の問題だけでなく周辺諸国や欧米諸国などがさまざまに絡み合ってます。当時の漫画でよく紹介されるのがイギリスとアメリカが日本を鉄砲玉にしてロシアにぶつけているというやつですが、客観的に見ているとそう見えるところが確かにあったんでしょうね。
一方で日本の勝利(っていうよりは試合終了の笛が鳴ったとき相手陣内に入っていたって感じかなぁ)がアジア諸国やロシア支配下の諸民族に希望を与えたのも事実。あの時期青年期を送った多くの独立運動家が「日露ショック」を受けてますね。まぁ実際に自分の国に日本が関わってくるとかなり現実的に立ち回るんですけど。
日露戦争での戦死者と戦病死者の話ははじめて聞きました。しかし戦地医療の進歩や整備もさることながら武器の強化による戦死者増大って部分もあるんじゃないでしょうか?

>阿祥さん
鄭成功がオランダを破って台湾を占領したってのは確かにしばしば「アジア人の西欧人に対する勝利」と持ち上げられることがあるんですが、言及されている通り、近代以後の欧米列強との戦いとは同列に論じられないと思います。僕なんかは海賊的武装商社である鄭氏集団がオランダと言うこれまた海賊的武装商社と台湾と言う拠点をめぐって争っていたという程度に見ております。鄭成功自身、「民族英雄」を気取る自覚があったともあまり思ってないもんで。ただその後しばらく寿命があってルソン島占領なんか実行に移していたらその後の東南アジア地図はかなり違うものになってたかも、とは思います。

>アール・ケイさん
「明治天皇」、確かに面白そうですね。金があったら買うんですが、このところ物入りで(笑)。
大河になるかどうかはともかく、山岡荘八の小説で「明治天皇」ってありましたよね。吉川英治も企画のうちには挙げていたような…
大正天皇については「ひで」さんもご紹介になっている原武史さんのが最近話題になってましたね。いわゆる「遠眼鏡事件」の否定をされているらしいですが、僕は未読です。そんな研究者でもあの「実録」は読めないんですよねぇ。誰のために編纂してるんだか理解に苦しみます。

>奥野さん
ゴリーツィンはドラマ「ピョートル大帝」では確かに悪役でしたねぇ。ただ巨悪ではなくあくまでソフィアという最大の悪役(?)の忠実な愛人としての小悪人って印象でしたが。確かホリー・ハンターさんも書いておられるネルチンスク条約って彼が政務を執っていた時代じゃなかったでしたっけ?

>ホリー・ハンターさん
ううむ。いろんなお話を次々と書き込まれてますねぇ。どれにレスしてよいものやら(^^;)。
とりあえず最後のユダの話ですが、太宰がそんなの書いてたんですか。わたし太宰をはじめ日本文学ってろくすっぽ読んでないので…しかし面白いネタだなと思いました。確かそういう話は他でも聞いたことがあるような。
昨年BBCがイエスの実像に迫る(というより新解釈を出す)特番をつくっていてNHK教育で放映されたものを僕も見たんですが、そこではイエスがユダに命令して自分を売らせた可能性が高いという見解を大きく紹介していました。まぁやたら安い値段で売り渡しているのでユダの「裏切り」というのがかなり複雑な心理のもとで行われたのではないかという話は子供時代に読んだ聖書本でも出てたんですけどね。

ああ、レスするのが遅れるといろいろネタをためこんじゃって大変です(^^;)




#2595 
ホリ−・ハンタ− 2002/04/01 20:53
取調室のユダ

太宰 治氏の古代西洋劇・『走れメロス』は
あまりに有名ですが、他にも手がけた歴史モノが
あるようで、私が読んだのは題名は忘れましたが
ユダがイエスを売ったテンマツを提督傘下の
取締官の前で白状するとゆう話し。
この話しによれば、ユダはイエスが自分を
金づる としか思ってなく粗略に扱われたので
売ったのであり、イエスは聖人でも何でも無く
新興宗教のエセ教祖であるとユダが
ぬけぬけと告白するとゆう内容。
太宰サンはキリスト教徒にケンカを売ってたようですね。



#2594 
奥野 2002/04/01 17:15
ゴリーツィン

モスクワの歴史博物館に行ったら、ゴリーツィン公の肖像画が公開されていました。ピョートル大帝の姉・ソフィアの側近政治家として辣腕を振るった人です。NHKで放映されたドラマ「ピョートル大帝」をご覧の方ならご記憶かもしれません。最後はピョートルとの政争に負けて流刑になったのですが、肖像画だけは残されたようで。
ピョートル大帝はロシアの近代化・西欧化を押し進めたことで有名ですが、父アレクセイ帝や姉ソフィア(摂政)の時代にも、すでに西欧からの影響は現れ始めていたそうです。「天才」の影に先代が隠れてしまうというのはよくありがちな話ですね。ドラマでもソフィアやゴリーツィン公はろくな描かれ方をしていませんでした。

>モーグリ様

日本の戦争に対する好意的な見方が欧米に存在することは、別に不思議でも何でもないと思います。過去に対する見方というのは多様なもので、「欧米人」といえども一枚岩の意見を持っているわけではないでしょう。ナチズムに関しても事情は同じことです。もしも最近の大きな流れとして、日本軍部やナチズムに対する考え方が変化してきているのなら、それは注目に値するものですが。

日露戦争に対する考え方というのも興味あるところです。「ヨーロッパに対するアジアの勝利」というのは、ヨーロッパから見るとどうだったか。当時の西欧諸国が、果たしてロシアを「ヨーロッパ」ととらえていたかどうかは疑問の残るところです。それに、ロシアの敗北はイギリスの植民地政策にとって却って好都合だった節もあります。日露戦争によって列強の植民地支配という枠組みが大きく変わったとは言えないのではないでしょうか。
もちろんアジア諸国にとっては話は別で、日本の勝利を大きな希望をもって迎えた人々は多かったと思います。ロシアの桎梏から抜け出す希望が現れたわけで、ポーランドやフィンランドにもいい印象を与えていますね。

http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/6218/


#2593 
ホリ−・ハンタ− 2002/04/01 06:36
太宰サンの遺跡

わたし がいつだったか東京へ行って偶然
発見した記念碑で驚いたのは
『太宰 治が入水した地点』東京のどこかの川べり
彼は5回も自殺を決行したそうですが
とすれば5つの記念碑があるのですかね?
自殺未遂まで史跡になるとは驚きでした。

日本の文豪で『犬ギライ御三家』とゆうものが
あるそうです、太宰と泉鏡花と芥川竜之介。
この3人は友人どうしでもあったそうで
3人が酒の席で揃い、『犬、憎し』って主旨
の討論になると話しのネタが尽きず
朝まで討論となり周囲を煙たがらせて
いたそうです。



#2592 
徹夜城(やっと帰還した管理人) 2002/04/01 00:41
帰還しました

出かけてくときは一言も言わずいきなり帰還の挨拶です(笑)。
実はこの2泊3日、瀬戸内海のとある小さな島に旅しておりました。「本業」の方のお勉強関係です。この件については近日中に「月日は百代の過客」コーナーでご報告させていただこうと思います。
このサイトの宣伝もしちゃったのでたぶん関係者が見ているだろうなぁ…と少しビクビクしながら書いてるんですけどね(笑)。たまには当サイトの掲げる趣旨、アカデミックな現場と一般歴史ファンの架け橋になるような内容にしてみたいと思います。

なお、そんな事情で「ムロタイ」も「史点」も全然進んでおりません。「ムロタイ」は出かける前に完成度40%まで行っていたので月曜中にはなんとか…と思います。「史点」は大正天皇実録といいエリザベス皇太后死去といい、ロイヤルネタが豊富なようで。その一方で「迷惑賞」のあの人についても触れなきゃならんでしょうな。
現在旅帰りの疲労がドッと出てきているところなので各種レスは明日以降にさせてください。お詫びに小噺(?)。
「睦仁さん、何やってんの?」
「目いじってんの」
他の天皇にもいろいろ応用できますのでお楽しみください(^^;)



#2591 
モーグリ 2002/04/01 00:19
医学の勝利

外国では日露戦争は「戦死者の数が病死者の数を上回った人類史上初の戦争」として有名です。それまではボーア戦争でも日清戦争でも病死者の方が戦死者より多いのが常識でした。
こういう意味で日露戦争は「医療技術の初勝利」かも知れません。

ただ、なぜか日本ではこうしたことがあまり語られていないんですよね。脚気のせいかもしれませんが「日露戦争で日本軍は医療に気を配らなかった」と批判する本(しかも著者はジャーナリスト)を読んだことがあります。



#2590 
ひで 2002/03/31 23:31
大正天皇

>アール・ケイさん
大正天皇に関しては、原武史「大正天皇(朝日選書)」という本がありますので
それを読んでみては如何でしょう。




#2589 
ホリ−・ハンタ− 2002/03/31 23:12
太宰 治

大河ドラマですか?私は、やはり
太宰 治 氏の生と死を見つめる生涯
(自殺決行5回)
をドラマ化してみてはと無責任なことを。
思想犯として特高に逮捕されたりと
かの文豪、なかなか波瀾万丈の生涯だった
そうじゃないですか。史実かどうか
分かりませんが、特高の刑事、
太宰氏を取り調べてて、かの
変則作家があまりに貧相で
不甲斐ない男だと思い太宰氏に
『べらぼうめ、革命ってのは
てめえみたいブルジョワ野郎に
起こせるもんか、おれらみたい
現場・労働者がおこすもんだ!』
といって釈放したとか。



#2588 
アール・ケイ 2002/03/31 22:30
『明治天皇』読了す。。。

これ、大河ドラマになりませんかねー、と半ば本気で思っています。
実現には、予算、国際関係、右翼対策、左翼対策、と高ーいハードルがいくつもありそうですが、幕末から明治の終わり(乃木殉死)まで、朝鮮史を含めた日本・東アジア史をその時代最も高みにいた人物の視線を意識して描いていくというドラマを是非作るべきだと思います(昔あった明治天皇のドラマは未見のため、比較できませんが)。あくまでも明治天皇の視線、視点を意識して、であって、明治天皇の思想、内面を通して描くことは難しいですがね(およそ、私(ワタクシ)というものが感じられない人物なので)。
と思ってたら、「大正天皇実録」が中途半端公開(笑。それもその一部)されましたね。全体が公開されたら、大正天皇のイメージも変わるのでしょうか(と書くほど大正帝について知りませんが)。
と思ってたら、史点ネタのエリザベス皇太后が亡くなられましたねー。これはひょっとしたらイギリス王制の改廃問題がさらに大きくなっていくきっかけとなるかもしれません。

・サッカー日本代表と赤穂浪士(トルシエが大石で、中田ヒデが安兵衛)。どこか似ている。
・平和を愛しながら(愛するといっておきながら)、また近親者を戦争で失いながら、他方日本の勝利に熱狂する明治の民衆の正体とはなんだったんだろう。
…てなことを考えながら、デパートで女房が靴を選ぶ時間をつぶしていた私でした(笑)。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#2587 
ホリ−・ハンタ− 2002/03/31 19:36
清VSロシア

外蒙古の領有を巡り16世紀後半
ロシアと清朝が戦闘した時期があったそうです。
勝敗は、確か、1685年黒竜江の
ロシア側がこもったアルバジン
とゆう名の城塞を清朝が
兵1万8千、攻城砲40門、野砲150門とゆう
脅威的な人海戦術で陥落させ
1689年ネルチンスク条約で
清露の国境線が確約されたそうです。




#2586 
阿祥 2002/03/31 14:09
欧米とアジア間の戦争

日露戦争がヨーロッパの侵略戦争に対する始めてのアジア側の勝利という言い方はよく聞きますが、16世紀から17世紀にかけて戦われたポルトガル、オランダと中国間の戦いでは、中国側は少なからず勝利を収めています。有名なものは鄭成功による台湾からのオランダ人の追放ですが、それ以外にも明朝の正規軍はポルトガルに対して、鄭芝竜の船隊もオランダ人に対して勝利を収めています。もちろん産業革命の前後で状況は大きく変わっているとは思いますが。



#2585 
ホリ−・ハンタ− 2002/03/31 08:06
ブラック・ホ−ク・ダウン

昨日、見に行ってきました。
ソマリア内戦に投入されモガジシオの
迷宮でゲリラに苦戦する米兵たちの
運命を描いた映画でした。思えば
この映画、リドリ−・スコットが
よく使う手法だと思いました、
エイリアン、ブラックレインとも
複雑で濃厚な空間・舞台では人間はパニックに
陥る、そして人んちの庭を土足で踏み込んだ
者たちが体験する運命というもの、
エイリアンでは宇宙人の庭を地球人が
ブラックレインでは日本ヤクザの庭に
踏みこんだ米刑事の運命、
今回は部族紛争の庭に踏み込んだ米軍兵士
たちの運命。



#2584 
モーグリ 2002/03/30 23:49
欧米でも

>「欧米列強からのアジア解放」という論拠
こうした見方は欧米でも存在しています。
『コマンドマガジン日本語版』40号のアメリカ人Ron Bell氏の日露戦争のコラムでは、「日露戦争の日本の勝利がヨーロッパ人がアジアで敗北した嚆矢であり、日露戦争が帝国主義終焉の始まりとなった」と記述しています。
イギリスのオスプレイ社から出ているMen-at-Armsシリーズ最新刊The Japanese Army 1931-45(1)でも、南京虐殺なども取り上げつつ「日本軍のシンガポール攻略は大英帝国にとっての最大の敗北であり、英国の植民地主義が崩壊した」という日本軍に好意的な内容も存在します。ちなみにこの本は洋書です。
欧米人のにはこういう見方も存在することは知っておいた方がいいと思います。




#2583 
素人筋 2002/03/30 21:59
国の好き嫌いの判断

日本人がどこの国が好きでどこの国が嫌いかという調査は、色々な報道機関等が行っていますが、その結果を見ると過去に日本に対してどのような行動をしたかによってはっきりと現れます。日本に対して好意的な行動にでた国は、総体的に好きな国としてあげているが、反抗的又は好戦的な行動に出た国は嫌いな国としてあげているのではなかろうか。この様な観点から見てみると、好きな国と嫌いな国ははっきり選別されていると思います。ただ、最近は民族・宗教など従来と異なった考えでものを見ることが多くなってきた場合は、好き嫌いの判断も多少変化してきているかもしれません。判断基準を何にするかによっても好き嫌いが分かれる可能性もあります。



#2582 
ホリ−・ハンタ− 2002/03/30 20:40
ロシア恐怖症

確かに日本人にはあるかもしれません。
私の大叔父はノモンハン戦役で陸軍兵として
ソ連と戦って何とか生還できた人で
やはり共産的なものを全て憎む人でした。
また祖父は大陸で中共軍と戦い戦傷で
本国送還、やはり彼も共産ギライでした。
彼らに共通するのは反共で自民党員。
何かウチの親戚って右がかってるね。




#2581 
ひろさわ 2002/03/30 11:59
赤松太平記打ち切り・・・(涙)

すんません、また中断しちゃいました。多分再開無しです。
弘安の役さえ書けませんでした。
ムロタイは、がんばってくださいね!!!!

http://fox.zero.ad.jp/~zan29306


#2580 
ホリ−ハンタ− 2002/03/29 19:15
まち、むら起こしに

城って、よく地方自治体の活性化と称して利用されがち
ですよね。わたしらの県、富山でも、かつての平城を
復元しようって町がありまして予算が足らなくて
堀と土塁だけ復元したとか。さすがにそれだけでは
身も蓋も無いので、堀に囲まれた高台に
小さな資料館を建てたそうで。



#2579 
奥野 2002/03/29 14:28
ロシア・ソ連と日本

>日本におけるロシアイメージ

実際のところ、ソ連が日本に対して悪い印象を与えていたのには充分な理由があると思います(シベリア抑留とか領土問題など)。今でも、ロシア側は日本人が納得するような「戦後処理」を怠っていますし。この点で、ロシアには弁解の余地が全くないでしょう。

ただ、それ以外の要素もあるとは思います。戦後日本がアメリカ陣営に組みする道を選んだことで、ソ連に対する敵対感情を高めていくことは不可欠だったのでしょう。それに、日本はロシア/ソ連の一貫した脅威に立ち向かうため大陸進出の道を選んだ、という形で戦争を肯定する人は意外に多く見受けられます。「欧米列強からのアジア解放」という論拠は、(アメリカ側につくことで)少なくとも大っぴらには使えなくなってしまいましたが、「ロシアの脅威(もしくは、赤の脅威)」だったら安心して使えるという具合。同盟国じゃないから好きなだけ悪口を言えるわけで、ある意味ロシアは日本にとって都合のいい存在だったのかも。
戦後史の流れの中、日本の政治家がこのような方策を採ったのも理由のあることで、軽々しく批判はできないのかもしれません。ただ、実際にロシアと関わる仕事をしていると、「何とかならないかなあ」と思ってしまうのも事実です。もっと日露が仲良くなってくれれば我々の仕事も増えるのに…なんて、みんな半分くらい諦めかけてますけどね。

それから、今はなき「ソ連シンパ」。これも逆に問題で、かつての親ソ派が強引なソ連賛美や正当化を行ったために、余計イメージが悪くなっているような気はします。我々のサイトの書評コーナーでもいくつか扱ってますが、ひと頃のソ連礼賛本はかなり無茶苦茶な内容です。産経新聞なんかは、こういうのを真に受けて(あるいは真に受けるふりをして)、戦後日本がソ連に洗脳されていたかのような論を展開してくるわけですな。まあ、同じ時期によく出版された「ソ連攻撃本」も荒唐無稽で笑えるものが多いです。

>モーグリ様

「パールハーバー」、落選ですか…しかし「猿の惑星」といい「パールハーバー」といい、駄作として注目を浴びるのも大金を投じたスペクタクルばかりですね。金もなくアイデアにも乏しいという本物の駄作は、人知れず朽ち果てていくのでしょう。現実は厳しいものです。
しかしいわゆる「大作」って、強引にラブストーリーを入れすぎる傾向があると思います。真珠湾まで恋愛ものにするハリウッドの根性には脱帽しました。あの「タイタニック」も、デカプリオと相方の女(名前は忘れました)さえいなければ10倍は面白い映画になったのに…単に船が沈むだけじゃダメだったんでしょうか。その意味で、金髪の美女が出てきたものの本筋にはまったく絡まなかった「猿の惑星」には、駄作ながら共感が持てます。

そういえば、「タイタニック」の続編が出るという話は完全なデマだったようですね。

>デルタ様

日本のロシア正教信者は、東北地方に多いのだそうです。日本の正教史を研究されている方に聞いたのですが、明治政府にとってロシアはすでに学ぶべきものの少ない「二流国」で、ロシア正教もエリート層に食い込むことはほとんどありませんでした。一方、戊辰戦争で打ちひしがれた東北地方の人々にとって、ロシア正教はどこか惹きつけるものがあったようです。日本正教史はまだ研究が進んでおらず、調べるといろいろ面白い事実も出てくるというお話でした。

>なな様

確か仙台城でも、伊達政宗時代の貴重な石垣を潰して、(見栄えのいい)江戸時代の櫓を再建しようという動きがあったはず。地元の商工会が強引に計画を進めている、と新聞で報じられていました。今はどうなったのか、気になるところです。城=白亜の天守閣、というイメージが広まりすぎていますね。
そういえば「暴れん坊将軍」で吉宗がよく天守閣に登ってますが、あのころ江戸城の天守閣は燃えちゃってなくなってたのでは…

http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/6218/


#2578 
ホリ−・ハンタ− 2002/03/29 06:26
黄金といえば佐渡が島

黄金のたぐい、金の装飾、とにかく黄金が
死ぬほど好きな人は一度、佐渡が島の観光名所
『佐渡の金山・砂金採り体験コ−ナ−』へ行かれることを
お勧めします。私は以前、会社の慰安旅行で体験したのですが
佐渡山系から流れる夏でも冷たい岩清水の沢で
30分ほど砂をすくいまくって手が凍えるような思いをして
採れたのは耳垢3粒ほどの金。それはビニ−ルカ−ドに圧着
して、お守りとして持ち帰れます。
私などは砂金採りは割りに合わん仕事だと思いましたが
これを体験して、ますます黄金が好きになる人は
本物の黄金好きでしょう。



#2577 
なな 2002/03/29 00:54
金塊文化

純金製サッカーボール。近頃では久々に景気のいいお話ですね。
年末年始のワイドショーなどで全国区に紹介されたりするので、ご存じかもしれません。
こちらのデパートでは、正月の福袋で、「金製品の詰め合わせ」豪華福袋が用意されるのが目玉なんです。最高額は「一億円の福袋」で、中身は三億円相当の金製品や宝石類が入ってる。
五千万、一千万とランクがいくつかあったと思います。99%は「見せびらかし」で、正月にフロアーにコーナーを設けて展示するためなんですね。
昔、景気がよかった頃は、三大デパートが競って出していたと思うし、「二億円福袋」も出たと思うし、これまでに数千万円クラスのが「二つ」売れているらしいですよ。
今は松坂屋か三越か、どちらかだったと…。しかし今年も確かあったと思う。
とはいえもし私に一億円があったら…やはり「三億円相当が入った」福袋を買うような気がします(汗。…などと思っていたら、福袋の発祥は松坂屋なんですって。血は争えない。
婚礼は「さすがに都会化してきているので」(笑)、むしろ周辺市町村の方が伝統を守ってると思います。もう長いこと見かけませんが、子どもの頃は「婚礼家具を積んで紅白のリボンをかけたトラック」が走っているのをよく見かけたものです。



#2576 
徹夜城(ひとっ風呂浴びて戻ってきた管理人) 2002/03/29 00:29
「黒船」の再来?

書き忘れた話題です。
すでに映画マニアの方などは小耳に挟んでおられると思いますが、トム=クルーズ主演、エドワード=ズウィック監督(「グローリー」だの「マーシャル・ロー」だの史点的話題作多し)で「THE LAST SANURAI」なる幕末日本を舞台にした時代劇映画の製作がワーナー映画により実行されます。今年秋クランクイン、2004年公開を目指すとか。聞くところではクルーズ演じるアメリカ人将校と日本のサムライの友情をとりまぜて「武士道精神」を描く内容とか。はてさて、いろんな面での「期待」が膨らむ企画であります(^^;)

>素人筋さん
吉野ヶ里などは本来工業団地を建設するために破壊されるところだったんですよね。三内丸山も野球場を造る予定だったとか聞いてます。発掘してみたら重要なものが出てきたため、「観光地」として生き延びることが出来たというところもあります。日本みたいに狭い土地柄では中国みたいに「そのまんま保存」という真似はなかなか出来ないでしょうねぇ。開発をするために発掘がなされ、たまたま大当たりが出たときに保存してもらえるというのが実態ですから。
また「発掘捏造」という本の話になりますが、長屋王邸跡などは「奈良そごう」の建設のために発掘が行われ、結局そごうのために破壊されてしまっているそうです。その後「そごう」がどうなったかは言うまでもありません。



#2575 
素人筋 2002/03/28 23:51
吉野ヶ里遺跡を見ましたか

アール・ケイさん:吉野ヶ里遺跡がひどい目にあっています。歴史学者の想像により、周りにある小さいながら多くの遺跡が、復元建築物によりコンクリートで埋められ全く影も形も無くなってしまいました。勿論復元することが無意味だとは言いませんが、ちょっとやり過ぎの様に思いました。発掘した当時の航空写真が資料館にありますので見て頂くと判りますが、これで良いのかなという疑問が湧きました。発掘した時には、年代が異なっている部分が二重、三重に古墳群が存在しました。しかし、復元したのは、そのうちのたった一つだけで、後は何も無くなりました。私にはどうしてもこの様なやり方には理解できません。素人だからかもしれませんが。中国の兵馬俑坑の遺跡は、大きな建物で覆い被せて人工的な装飾・変更などは一切行っていません。私はこのやりかたが正当なやり方ではないかと思うのですが。



#2574 
徹夜城(なんかサーバーのせいかHPの反応が早いような気がする管理人) 2002/03/28 23:41
金箔の度が増しています(笑)

>アール・ケイさん
ご意見、いちいち思い当たるところもあり、歴史をやってる者の一人として自戒したいと思うところですが、業界内から見ると歴史学者の大半の方はかなり地味な作業をコツコツとなさってるんですよ。歴史の学術雑誌を一冊でも手にされるとそのへんよーく分かります。あえて言いますと、思い込みの激しい方のほうが目立った研究をされるというところもございます(笑)。だからまた別の思い込みの激しい方とぶつかって激しい論争を巻き起こしたりもするんですけどね。まぁこれは歴史学に限らずどの学問分野でもあることだと思いますよ。大きな業績というのは限りない思い込みの成果にほかならないと文系の学問では特に思うことがあります。
いま毎日新聞社の「発掘捏造」を読んでるんですが、僕などからはかなり科学的に進めていると思っていた考古学の世界が実はかなり怪しい思い込みに立脚していた(考古やってる方で反論する方が絶対いると思いますが、少なくともチェックが出来てなかったとは思えます)というのを見て改めてショックを受けますね。文書史料中心の歴史学でも無縁とはいえない問題ですし。

明治天皇、伊藤博文、安重根の「三角関係」ってのは面白い表現ですね。確かに安の心理ってかなり複雑なんですよ。伊藤の罪状の一つに「孝明天皇暗殺」を挙げていたりしますし(それは岩倉では…とかツッコミ入れると泥沼化します(笑))。独立後の韓国でいまなお民族英雄のシンボルとして神聖視されてしまっているこの人ですが、いい加減ふつうの悩める青年として取り扱って欲しいなぁと思ってるとこなんですけどね(だいぶ前にもこのネタ書いたな)。それはそれで面白く魅力的な人物だと思いますし。なんか楠木正成みたいな話になってきたかな(笑)。

>金のシャチホコばなし
金箔入りのお酒は相変わらず売ってますよ。たまに父親が買ったり贈られたりするので僕の飲むことがあります。正直なところあまり気色はよくないです(笑)。誰が思いついたんだか。
天守閣つきお城の件ですが、昨年茨城県南西部を走っていたらやっぱりでっかいお城が見えましてねぇ。「なんじゃありゃ」ってなもんでしたよ。やはり資料館になってるんですけどね。
ただ金のシャチホコを乗っけるのは名古屋文化圏の趣味かもしれない。今日のニュースでW杯記念で純金製のサッカーボール(1個2000万円)が作られた話題をやってまして、2つ作ったうち1つは購入した人がいるとか。それが「名古屋在住の方」っていうんですよ(^^;)。
確か名古屋文化圏って結婚式にやたら金かけるんでしたっけ?茨城県の一部地方では七五三に異常なまでに金をかける(親戚一同呼んで結婚式並みのスケールでやる)という習慣があったりします。



#2573 
アール・ケイ 2002/03/28 21:08
史学者は 見てきたような 嘘を云い (管理人さまごめんなさい)

(ニュースな史点を読んで)
よく遺跡発掘で、歴史学者のかたがたが、骨の埋葬のされ方、木の燃え方、石の置き方1つから、いろいろ、ああでもないこうでもない、と当時の習慣を想像してみせてさもそれが真実だったかのような云い方をされてますよねー。縄文時代に戦争があったとかなかっただとかというハナシも同じで、想像力を働かせているのに過ぎないと思うのですよ。
確かにそうだったのかもしれない。しかし(もちろん)証人がいるわけでもなく、それを証明できる証拠が発掘されない限りは仮説でしかないですよね。
私、別に偏見を持っているつもりはないのですが、どうも歴史学者のかたの、その「想像力」とやらが一般人からみて偏っているような気がすることがあるんですよねー。その模様は冷静にみればただの模様なのにそれを文字だ、と言い張ったり…。
私だったら、考えうる可能性の全てを謙虚に並べて記述し、「これは××だ!」と決め付けたりはしないですけど、それじゃあ、マスコミ受け、学会受けが悪いのでしょうか(笑)。

お気を悪くされたらすみませんです。でも前から思っていたことなのですよ。邪馬台国論争のときもただ自説の優位性を叫ぶヒトが多くて(この場合は学者に限りませんでしたが)、相手の意見も聞いてみようとする人が少なかったように感じたものです…。

『明治天皇』、まだ読んでいます(笑)。
でも知らないことが多すぎて、すっごく勉強になっています。
明治天皇、伊藤博文、安重根(伊藤暗殺犯)の3人がいわば精神的な“三角関係”にあったくだりなど、歴史とはなんと皮肉なものかと思わざるを得ませんでした。
そういや昨夜放送の『彦馬がゆく』は歴史ファンの三谷幸喜氏らしく、付くべきツボをついた仕上がりになっておりました。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#2572 
なな 2002/03/28 20:56
金箔ブーム

うあぁ思い出した。
たしかバブルの頃に、なんでもかんでも金箔を入れて売るブームがありましたね。うどんやラーメン、お酒、お茶、お菓子…。化粧品もあったし。
確か「金は体内で吸収されずに出てしまうだけだから、だいじょうぶ」と、テレビのレポーターが解説していたのを覚えています。逆に言うと、効果もないと。
今思えば、夢のような金満ぶりですね。…ちょっと懐かしかったりもする。



#2571 
ホリ−・ハンタ− 2002/03/28 19:00
金のシャチホコ?

そうですか、金塊でなく金張りですか?
盗んだ賊どもは、たぶん石川の金沢の闇の金箔職人
をつてに換金してたりして。(自爆)
金沢は金箔で有名ですから今も昔も。
金箔入りの地酒や饅頭、ゼリ−などあります。
しかし金って体内に入っても大丈夫なんかな?




#2570 
なな 2002/03/28 00:32
全国的現象だったのか

>史点のシャチホコネタ
読みました。もう地元民にとっては恥ずかしくて恥ずかしくて…なニュースです。(><)
なんというか、バブル期の金満体質の「遺産」が不意に目の前によみがえってきた感じ。
「天守閣建てちゃえ〜現象」ってこの地方特有なものかと思っていましたが、全国的にそーなんですか…。
しかし、連れ去られたシャチホコ夫婦は金塊ではなくて金張りでしょう?
目にはめた宝石ははずすとして、あとはどうやって換金するの?



#2569 
徹夜城(復活第一号書き込みを狙った管理人) 2002/03/27 21:15
テストを兼ねて

今日一日、アクセスが完全にとまってましたね〜。しかも予定より2時間も延長してくれまして。
サーバーが変わった事でCGIのトップを書き換えたり久々に作業をやらされましたが、どうやら動いているようですね(さっきアシモフのは書き換えを忘れてたので動いてなかったですが)。書き込み実験をかねての書き込みです。

>デルタさん
日本とロシアに関してですが、確かに文学者たちへのロシア文学の影響は無視できないでしょうね。
それとロシア革命以降の社会主義運動への影響も大きいでしょう。あのスターリン時代のソ連は日本に限らず欧米でも知識人の一部には理想郷のように移った時代もありましたしね。



#2568 
デルタ 2002/03/27 02:03
日本におけるロシア風…

皆様のロシアネタを読みつつふと考えたことです。
明治〜昭和初期の日本の人は、どこかロシアに親近感を持っていたような気がしますが、
いかがでしょう。
根拠は、
・ロシア正教がある程度入ったこと。
・名投手スタルヒンの存在(半分冗談です)
・坪内逍遙がもともとロシア文学の研究者だったこと

特に、3番目は文学史上重要な事実に思えます。
具体的にロシア文学が、日本の文学(主には自然主義の系統でしょうか?)
にどう影響したか、興味があるんですが、さすがに私も調べられない

http://www4.ocn.ne.jp/~hosiakar/


#2567 
デルタ 2002/03/27 01:54
ありがとうございます

徹夜城さま。
どうも、いきなりスミマセンです。
>陳舜臣さんが「インド三国志」ってのを書いてらしたような…
この小説はインドにイスラム王朝ができたころ(たしか15世紀だったような…)
を舞台にしてますね。王家での血みどろの後継者争いが展開されていて…(ずいぶん昔に読んだので、ワタシも記憶が曖昧)

実は私が、それより数百年前に興味を持ったのは、インド北部がイスラム化する過程を描きたかったからです。異文化の受容というか、ヒンズー系王朝の没落過程といいますか。
語られていないドラマありそうに思えたものでして。



http//www4.ocn.ne.jp/~hosiakar/


#2566 
モーグリ 2002/03/26 00:14
ゴールデンラズベリー賞

>「パールハーバー」
昨日、全米最低映画を決定する「ゴールデン・ラズベリー賞」選ばれましたが、
残念ながら「パールハーバー」は6部門ノミネートされたのに落選でした。全体的にハイレベル(?)な駄作対決だったらしく、「パールハーバー」程度ではダメだったようです(残念)
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/2174/main/razzies22.html

結果は
* Freddy Got Fingered- 5部門 (ノミネート8部門) 
* 猿の惑星 - 3部門 (ノミネート3部門)
* ドリヴン - 1部門 (ノミネート7部門)
* グリッター- 1部門 (ノミネート6部門) 
* フォルテ - 1部門 (ノミネート3部門)
それにしてもダントツのFreddy Got Fingeredってさぞかしすごい駄作なんでしょうね。日本で全然公開されていないですし(笑)

>独裁者
下のリンクにナチの大衆宣伝の話が載ってます。これによるとナチ宣伝に従来言われているような効果はなかったそうです。
http://www.kcg.ac.jp/acm/a5072.html



#2565 
ひで 2002/03/26 00:04
あ、いかん、間違えた・・・

内容補充および訂正が一カ所。
クセノフォン「アナバシス」の件ですが。王弟キュロスがペルシア王アルタクセルクセスに
対して反抗して密かに軍を集めて攻め込んだもののキュロスが戦死、そして残されたギリシア
人傭兵がペルシア領内を通って帰国する様を書いたのが「アナバシス」です。で、このキュロス
の反乱がおきたのは紀元前5世紀末のことです。キュロスが戦死するのは紀元前401年のこと
です。さっきの書き込みだと5世紀には傭兵がいないように読めてしまうので、それはちょっと
まずかった(^_^;)。





#2564 
ひで 2002/03/25 23:44
昔取った篠塚・・・もとい杵柄

>ホリー・ハンター様
アレクサンドロス大王の軍隊の主力はマケドニアで民衆を動員し鍛え上げた密集歩兵部隊や
貴族をメインとした騎兵隊といったもので、ギリシア人傭兵はいるにはいますが主力という
ほどのものでは無かったようです。

とはいえ、紀元前4世紀初頭の段階でクセノフォン「アナバシス」に見られるように、
ギリシア人の中に傭兵として働きはじめる人々は出てきますし、傭兵の使用がこのころ
から盛んになってくるのは確かです。で、その最大の雇用主はどこかというと、ペルシア
だったりします。



#2563 
ホリ−・ハンタ− 2002/03/25 19:38
ホ−クウッドという人物

そうですか、興味を持たれましたか、徹夜城サマ。
フランスからイタリアへまで傭兵稼業を終生
貫いたホ−クウッドとゆう人は英雄というより
飢えた狼のような人物だったようです、戦場で略奪をし
教皇に雇われたが報酬の滞納に怒り以後・教皇側に
敵対したりとか、ですが、イタリアでは
自治諸国から依頼が殺到する人気のある傭兵隊長
だったようです。
傭兵の起源はスゴク古いらしくアレキサンダ−大王は
ギリシア傭兵が軍団の中核だったようですが、
我々が普通イメ−ジするフランス外人部隊などの
傭兵部隊、そのはしりはホ−クウッドがいた頃の
中世が終ろうとしている西欧で見られたのかも
しれません。



#2562 
素人筋 2002/03/25 11:13
再度:サケ

「本朝食鑑」によりますと、この魚も古くからいたようです。名称も『源順』(和名抄)『年魚』(和名抄)『れん』『けい』(共に漢字が出ません)などがあり、「本朝式」(『延喜式』)に、“丹波・丹後・若狭・越前・但馬・因幡より生Cを貢献した”という記述があるそうです。
“鮒”はサケよりももっと歴史が古いようです。「日本食糧史考」(最上 宏著)によりますと、上古の書籍「伊呂波字類抄 不動物」「新字鑑 魚」「本草和名 十六虫魚」「倭名類聚抄 十九龍魚」「日本釈名 中魚」「延喜式」等などにフナが紹介されています。万葉集にも鮒を材料とした歌が出ており、産地としては、琵琶湖と諏訪湖が特に有名であるといっています。
時代は下りますが「朝倉亭御成記」の永録11年(1568年)5月17日の会食の献立の中に『四、うづら。さかひて。やきあゆ。御什。ふな。』とあります。この中に、“すし”という名称が出てきますが、“鮒寿司”であるかどうかは調べてみないと解りません。また、包丁裁きで有名な「四條流包丁書」にも『一 包焼ノ事。鮒ノ五六寸斗ナルヲ能鱗ヲフイテ。腹ヲ明能テ。……』のように、書かれています。(以上「群書類従」を参考にしました。)



#2561 
徹夜城(いま長期中断していた某コーナーの新作を書いている管理人) 2002/03/25 00:49
ああ、今回はきつかった…怒涛のレス

「ムロタイ」、なんとか日曜中に更新しました。今回はなぜか物凄く悩んでしまった箇所があり、半日ぐらいそのシーンをあれこれ試行錯誤しているうちに「史点」が吹っ飛びました(笑)。どこのシーンかはご想像にお任せ。
それにしても書き込みが凄いですねぇ。新規の方もいらっしゃるし。レスつけるのが大変だ。

>素人筋さん
これはまた毎度いろんなところからお調べになってますねぇ。「鮭」の語ひとつでもいろいろと話が出てくるものです。室町時代には「鮭」はサケだった、となると食っていた人もいたんでしょうかね。
話が連想で飛びますが、確か当時の京都人は琵琶湖でとれるフナから作る鮒鮨(ふなずし)を大変な美味と好んでいたとか。僕は食したことは幸か不幸かありませんが臭いが凄いものらしいですね。ちなみにその京都人たちは納豆は「山家(やまが)の食い物」とさげすんだそうです。

>建武新世紀さん
うん、まぁ大河は長丁場ですから結構覚えてないもんですよ。僕もビデオには録っておいたけど好きな回しか見返さなかったから、「大全」の作業を通して「あら、こんな場面が」と驚くことも多かったです。トヨエツ登場シーンとか観阿弥登場シーンなんかは完全に記憶にありませんでした。最近「独眼竜政宗」の総集編見てるんですが、こちらも記憶にない場面が多かったです。
伊東章夫さんも描いてらした日本史の人物漫画シリーズは僕もかなり読んでいました。伊東さんは「北条時宗」「武田信玄と上杉謙信」も担当されてました。特に後者は「この人、こんな絵になるんだ!」と驚くほど骨太劇画タッチも披露してくださいました。

>秦太さん
前世紀から見ていただいていたとは恐れ入ります(^^;)。固定読者と言うのは実にありがたいものです。
クローンについては確かにやたらと怪物じみた扱いをすることが多く、これについては誰かが「一卵性双生児の人たちに対する差別になるぞ」と軽いノリですが言っていた事があります。この件については「ブラジルから来た少年」という映画が…と触れるのが定番なんですが、アール・ケイさんに先を越されておりました(笑)。

>阿祥さん
中国の歴史ドラマ、台湾でも放映してるんですね。日本では最近やらないなぁ。NHK衛星で「三国演義」「楊家将演義」「武則天」とかやっていたんだけど…「ヌルハチ」はなぜか日テレが深夜にやってましたっけ。「水滸伝」はビデオ発売。以後、入ってきてないような気がします。最近大陸で「太平天国」をやったことが報じられ僕も史点ネタにしたことがありますが、日本では見られないなあ。
人員動員がモノ凄いってのは中国中央電子台製作の「三国演義」でイヤと言うほど思い知らされました。人件費が安いんでしょうけど(笑)。TVドラマで往年のハリウッド史劇大作並みの動員ですもんねぇ。いまどき生身の人間の大量動員のスペクタクル映像が見られるのはあの国ぐらいのもんかも。ハリウッドはCGで作っちゃうもんな。「指輪物語」の映画もCGで兵士たちをつくり、それぞれに判断して勝手に戦闘を行うようなプログラムをつくり、映像にしたてているとか…

>ななさん
しゃちほこ盗難の一件は「史点」ネタ候補(まだ一つも書いてないんですが)。いろんな意味で歴史を感じさせる話ではありました。まぁ詳しくはそっちで書きます。
このサイトの英訳うんぬんの話がこれまでになかったわけではありません。特に「史点」は英語版書けと言われたりしてるんですが、そんな技術もヒマもありません(笑)。しかしまぁ翻訳サイトの実力も凄いもんなんですねぇ。これについてはなんらかの検討してみたくもなりました。

>デルタさん
はじめまして。インドですか〜「東洋史専攻」って枠組みでもまるでジャンルが違くて手が出せない(^^;)まして12世紀…世界史の授業をすることもある僕ですが当時インドで何か目立つことがありましたっけ?
インド史ものの日本の小説だと陳舜臣さんが「インド三国志」ってのを書いてらしたような…なんでも「三国志」にすりゃいいってもんでもなかろうに(笑)。「ゲーム業界三国志」って本もあったっけな、っていうかまた出てるような気もするしと大脱線でした。今後ともどうぞよろしく。

>奥野さん
奥野さんのサイトでも出ていた話題ですけど、「ラスプーチン」から「プーチン」って姓が出たって話題を「史点」ネタにしたことがあります。なんか有名なんですよね、ラスプーチンって。「ワールドヒーローズ」って格闘ゲームにも出てきましたし(笑)。僕も「太平記」に出てくる文観を「南北朝のラスプーチン」と呼んでました。これは結構イメージあってると思います。
「神の手」のあの人ですが、ちょうど今あの捏造を暴いた毎日新聞取材陣のドキュメント本を読んでます。いやほんと、「プロジェクトX」にしたいぐらいのゾクゾクする実録ですね。
また伊東章夫氏の話になりますが、僕も「先祖をたずねて億万年」「いばるな恐竜ぼくの孫」といった科学漫画が大好きでした。

>ホリー・ハンターさん
ホークウッド…ふうん、全然知らなかったけど、面白そうな人ですねぇ。なんか佐藤賢一さんの「双頭の鷲」の主人公と対になるような…。ほっくりかえせばいろいろ面白い人がまだまだいるものです。

>アール・ケイさん
日本のロシア観ですが、一つには江戸時代以来の警戒感があるでしょうね。それが日清・三国干渉・日露、そしてロシア革命、第二次大戦でますます印象が悪くなったってところかな。思い返せば残念ながら日露両国にはあまり良い思い出がありません。
しかし面白いもんで、外から見ると日ソ(露)関係ってのはまた違って見えることもあるようです。いまキッシンジャーの外交会話記録の本を読んでるんですが、毛沢東・周恩来とのやりとりで中国側はソ連と日本が結びつくことを極端に警戒し、日米同盟の強化(と同時に安保条約により日本の暴走をアメリカが食い止める)を願っていると発言する部分があります。キッシンジャーもまた「先ごろソ連が大平を招待したが、日本の思惑は…」といった日本人からすると「へえ」と思うような見方をしています。まぁあくまで中ソ対立が激しかった時期の見解ですから深読みのきらいも感じるのですけど、アメリカも存外日本を信用してないな、と思わせるところはあちこちに感じました。



#2560 
ホリ−・ハンタ− 2002/03/24 23:46
ありがとう なな様

>ホ−ク・ウッド
早速、言われたアドレスに寄ってみました。
このイギリスの庶民の出の戦士が英仏の百年戦争で
勇猛を馳せ、休戦状態になったフランスから
さらに南下し、イタリアでドイツ人傭兵隊長が
率いる『白の軍団』とゆう多国籍傭兵団で
活躍するとゆうくだり、知らないことばかりで
ありがとう、ななサン。
そんな昔から国籍を問わぬ傭兵団とゆうものが
存在したんですね。
英仏の不仲の長い歴史の幕開けとなった
百年戦争とは、近隣諸国にも影響を及ぼした
ようですね。ホ−クウッドが70歳で没したのは
ジャンヌ・ダルクが生まれる22年前だそうで。




#2559 
アール・ケイ 2002/03/24 22:13
それぞれのプライド

>ホ−クウッド
ホリー・ハンターさま、どういう綴りでしょうか?聞いたことがあるようなないような…。

>杉さまの北條氏康
山国の(平地がないわけではないのですが)領主である信玄と好対照にある、海の幸に恵まれた大名として氏康を登場させたわけですな(「海の北条」というサブタイトルの回です)。伊勢海老の入った汁を飲んで悦に入るスギリョウ氏康、適役でした。

平将門以来、否、たぶんそれ以前から、“東国(独立)政権”という思想があったのでしょうね。鎌倉政権の本質も(もともとは)そういうところだったし、家康の思想にもそういったもの−いざとなったら日光をバックに西国(朝廷)と事を構えるべし−があったのでしょう。逆に家康や大久保利通らが江戸、東京を捨てずに国の中心とし続けたのは、関東独立への怖れからであり、その象徴が将門の首塚である、というのは穿ち過ぎでしょうか。

>ロシアへの誤解
いったいいつからなのでしょうか、ロシア(ソ連、露西亜)に対して恐怖と憎悪と畏敬と憧憬が入り混じった感情を、日本人が抱くようになったのは。中国(呉智英氏ではないですが、“シナ”と呼ばせて欲しいと思っています。中華人民共和国はシナを統治する1つの王朝?の名前だと思うので。でも当の国の方に嫌がられてもシナと呼ぶべきだ、とまでは思いませんけど)、韓国・朝鮮に対しては古くから交流があったからなんとなく分かる相手だという意識があるし、アメリカは遠すぎてピンとこないところがあるのに対して、ロシアは隣人のわりによく知らない相手だということなのでしょうか。


http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#2558 
なな 2002/03/24 21:57
ありまっせ?

>ホークウッド
ヤフーで検索したら、20件も出ましたよ?
一番詳しい説明がありそうなページのアドレスを書いておきます。
個人サイトなので直接リンクはやめておきますね。(^^)

http://www.dokidoki.ne.jp/home2/akira16/index7-17.html



#2557 
ホリ−・ハンタ− 2002/03/24 20:49
ホ−クウッド

唐突ですが、どなたかホ−クウッドという
人物について詳しいかた、おられますでしょうか?
私が入り浸る或る歴史HPで、この謎の人物の事が
話題になり、レスを繰り返すうち下記のことまでは
分かりました。

@ イギリス出身、英仏の百年戦争に参戦

A その後、イタリアへ渡り諸国に分裂する
戦国時代のようなイタリアで傭兵団を率い
報酬次第で、どんな陣営にでもつく
表裏常ならぬ君主に。(領土は、何処かは不明)

B かなり長い間、活躍したようで、彼は死に際しても
国葬されるほどイタリアでは有名だったらしい。

C ウッティチェロとかゆう画家が(名前の発音が正しく無いかも)
描いたホ−クウッドの騎馬の肖像画は今も残っているらしい。



#2556 
奥野 2002/03/24 20:45
ラスプーチン

ちょっと前の話ですが、外務省の高官で何だか悪いことをして捕まった人(たくさんいそうで誰だか分からないですね)が、省内では「ラスプーチン」のあだ名で呼ばれていたと聞きました。まさかラスプーチンも、こんなところで引き合いに出されているとは夢にも思わなかったことでしょう。
しかしすぐに「ラスプーチン」という例えが出てくるところに、外務省的な衒学趣味が現れているような気がします。それとも僕が知らないだけで、あだ名としてはよく使われているのでしょうか?「あいつは経理課のラスプーチンだからな」という具合に。
そういえば、石器捏造の人も面白かったですね。「ゴッドハンド」。捏造の事実よりも、本当にこういうあだ名が実在したことに感動したものです。

>景虎様
 
杉良の北条氏康、懐かしいですね。確か小田原の海岸を馬で走り回って、しかも浜辺で味噌汁を飲みながら「海はいい!」とつぶやくという奇矯なシーンがあったはずです。何とも意を計りかねるのですが、海を領有していなかった武田信玄への当てつけだったのでしょうか。上杉謙信の2人で小田原包囲というのは忘れておりました。いくら個人プレーの謙信とはいえ、やはりやりすぎなような…
北条氏は最終的に伊達政宗からの援助を期待していたし、それ以前には徳川家康と同盟関係を結んでいました。東日本での同盟ブロックを形成しつつ、関東の支配権を確保するという戦略があったのではないでしょうか。結局、徳川氏が豊臣側に取り込まれた時点で破綻した戦略とも言えるのですが。

>徹夜城様

確かに、外国の映画を見る際に「変な日本」を期待してしまうことはありますね。それで、中途半端にまともな日本が出てくると逆にがっかりするという。僕が「パールハーバー」を見に行ったのも、実はそういう下心があったからです。で、期待は裏切られませんでした。

マスコミについては、ロシアに来てから余計にそのいい加減さが分かるようになりました。何というか、日本でのロシア報道ってソ連時代のイメージを引きずっていることが多いのです。確かに旧ソ連の遺物が多いのは事実だけど、いわばそれを悪用して、古いステレオタイプの繰り返しですましている。最近ではワールドカップ関連でロシアのサッカーについて調べていますが、日本のスポーツ紙などを見るとやはりひどいですね。ろくに調べもせずに「秘密のベールに包まれた謎のチーム」扱い。こちらでは人気スポーツだけあって情報量も多く、謎でも何でもありません。ただ調べてないだけの話で。
そんな感じで、いちど何らかのイメージが染みついてしまうと、それを補強するような情報しか提供しないという悪癖がマスコミにはあるように思います。森さんのへの批判も、途中からはそんな感じでした。小泉評価は…最近は変わってきたのでしょうか。

>建武新世紀様

伊東章夫さんも学習マンガの常連でしたね。歴史物とは別に、生物の進化を分かりやすく解説した『キネズミさんからヒトがでる』という作品も描いておられて、子供のころに家で読んだ記憶があります。古生物学者の方と組んでの作品だったと思います。しかしこういう「学習もの一筋」な漫画家は、今でも多いのでしょうか。

http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/6218/


#2555 
なな 2002/03/24 19:22
ついて逝きましょか?

なるほど。これ以上手を広げるより、止まってる更新箇所(特に倭寇史…)を進めてほしい。
……こちらのお願いの方が妥当かもしれませんね。
「太平記大全」の英語訳かぁ…。翻訳サイトの英語訳を参考にしながら、自分で訳してみっかなぁ?
日本史は戦国時代と幕末と太平洋戦争だけじゃないのよん、とペンパルに教えたいので。
こちらで交わされてる日本語ははるかにまともだと思いますが、ここに限らず、ホムペ上のこれだけくずれた日本語を訳せるんですから、すごい機能だと思います。>翻訳ウエブサイト



#2554 
アール・ケイ 2002/03/24 18:50
独裁者でエレベーターは満員

えー、管理人さまならよくご存知のはずですが(でも歴史映像名画座には入っていないのはフィクションだからでしょうね)、日本未公開の『ブラジルから来た少年』という映画がありました。ヴィデオは発売になっているし、原作小説も入手可能だと思います。出演もローレンス・オリビエ、グレゴリ−・ペック、ジェームス・メイスン、ブルーノ・ガンツとめっちゃ豪華なんですが、何故未公開だったのでしょうか。
要はナチの残党狩りがヒトラーのクローン(それも94人!)の存在を知って…というハナシなのですが、独裁者は1人だから独裁者なんであって、いっぱいいたら互いに自滅していくんじゃないでしょうか。
独裁者というけれど、実際はペテン師、詐欺師なのであって、かの大神氏(まだ容疑者じゃなかったんでしたっけ)や野村サッチーなんてえのも大きい括り方だと同類項のような気がします(サッチーは違うかな?)。何故か騙されてしまうんですな、人間っつうものは。どんなに胡散臭くてもヒトの心の内側にはどこかに騙されるような要素、騙されたいという部分があるんでしょうか。
小ブッシュ氏や小泉氏は人心を惑わしてはいるけど、詐欺師としては失格でしょうね。詐欺師はまず自分の心を騙さないといけませんが、2人とも自信のなさがありありですから(笑)。プーチン氏あたりはひょっとしたらヤバいかもしれませんね。

>英語版
なな様ァ、
「小説を一冊分翻訳するのと同じくらいの価値がある」とは私も思いますが、これ以上管理人さまを地獄にお連れするのはどうかと思いますよ(笑)。所詮、無料で我々閲覧させていただいているわけですし、「この表現、あとで英語に訳しにくいなあ」とか思い始めたら何も書けなくなるような気がします(笑)。

でも、ムロタイの英訳化、イケるかも(爆)。

>12世紀の北インドを舞台に書いてみようと思って資料を探しているところです。
>が、…案外ないもので……、途方にくれております。
デルタさま、はじめまして。
私は13世紀の南アメリカを舞台に物語を考えようとして挫折した思い出があります(笑)。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#2553 
なな 2002/03/24 16:17
英語版

昨秋、”日本史が大好き”なアメリカ人とペンパルを始めた時、まっさきに「史劇的な物見櫓」を紹介しようかと思いました。
「ここの英語版も作って♪」と喉まで出かかりましたが、さすがに「俺を過労で殺す気か?」と管理人様からつっこまれそうな気がしたので、やめておきました。(^^;)
インターネット上の文章は「話し言葉」が多いですし、加えてこちらは「歴史用語」や「専門用語」が頻用されているので、翻訳ウエブサイトを使っても、満足な英語に翻訳されないと思っていました。
今日、ペンパルとの間でふたたび翻訳ウエブサイトのことが話題にのぼりました。
ほんの試しに、こちらを「@nifty Global gate」というサイトで「日本語→英語」のウエブ翻訳にかけてみたところ、意外にもほとんどの文章がまともに英訳されました。
この伝言板の文章でさえ、ちゃんと訳されていましたよ。
そこで提案したいのですが、読み物関係のコーナー(「太平記」「室町太平記」「倭寇」)などを、翻訳ウエブサイトを通せばきちんとした英語で読めるような文章に手直しするというのはいかがでしょう。
いくつかの「話し言葉」を除けば、英訳されないのは歴史上の地名や人名だけのようです。
ただし文章を整えるあまり、独特の語り口が失われるのは惜しいです。
はたして英訳版に需要があるのかどうか、分からないのですが、小説を一冊分翻訳するのと同じくらいの価値があると思いました。(^^;)

↓のデルタさんは、私が紹介した方です。ようこそいらっしゃいました。
つつましやかなお人柄が書き込みにもよく出ています。私も見習おうかしら?
なにか手がかりをご存じの方がいたら、私からもよろしくお願いします。m(_ _)m



#2552 
ホリ−・ハンタ− 2002/03/24 06:28
クロ−ン技術は万能では無いかも

確かに、皮膚は培養できるとゆうような話しは
聞きます、最近、活躍している元・ヤクザのボクサ−殿は
背中の刺青の為、試合に出られなかったので
自分のお尻の皮膚を採取・培養して刺青を埋める手術をして
ようやくプロのライセンスが降りたそうです。

しかし、臓器の培養は、簡単では無いそうです、
受精卵が各臓器の胚に分裂を完了するまでの間に
手を加えねば、もうクロ−ニングは無理だとか
聞きました。臓器とゆう複雑な生体物は
各々のお互いの機能と連携していなければ
長期の維持、培養は不可能だそうです。
クロ−ン臓器は実用段階とゆうのは
早計ではないですか?



#2551 
デルタ 2002/03/24 01:32
無謀なる素人モノカキ、中世インドをめざす……

はじめまして。ネット界の片隅で歴史物を書いている者です。
これまで日本ばかり舞台にして書いていましたが、次作(来年くらいから書き出します)
では、12世紀の北インドを舞台に書いてみようと思って資料を探しているところです。
が、…案外ないもので……、途方にくれております。
特に、王族の結婚の風習、武器(象まで使っているというけれど?)、当時のカースト制度の実情、といったところについて資料をご紹介いただければうれしいです。

それでは。

http://www4.ocn.ne.jp/~hosiakar/


#2550 
秦太 2002/03/24 00:44
クローン臓器は実用段階

ホリー・ハンター様
 クローン臓器というと大げさに聞こえますが、皮膚組織や血管のような比較的単純な組織については、だいぶ前から実用化されているんです。患者から採取した皮膚組織を培養して、整形手術や火傷の治療に使われています。
 これに倫理的抵抗を感じる人は少ないと思います。が、技術の進歩によって肝臓、心臓、神経組織と、複雑なクローン臓器が作られるようになると、難しい議論になってくるでしょうね。

・・・いけません、のっけから歴史と関係ない話に深入りしてしまいました。このへんにしておきます。



#2549 
ホリ−・ハンタ− 2002/03/23 19:27
臓器工場

クロ−ン独裁者はギャグで済ませられるかもしれませんが
最近では、人間クロ−ンが必ずしも人間丸々一体造れなくても
臓器が本人と同じ物を造れる技術が医療に革新をもたらすと
考える研究者もいるそうです。つまり、臓器移植というのは
他人からの移植が必然の現在、本人の免疫機能による拒絶が
ネックで成功が困難なわけですが、
クロ−ン技術によって本人自身の細胞分裂によって作られた
クロ−ン臓器なら拒絶反応は究極に少ないだろうとゆう
考え方です。倫理・道徳上の問題は当然ありましょうが
人間は、車が在庫からストック部品を交換・オ−バ−ホ−ル
するかのように、マイ臓器をストックして
臓器の交換を とゆう時代が遠からずくるのか?
それで犠牲となる献体は、本人と同じ遺伝子の不完全・複製人間。
恐ろしい近未来かも。



#2548 
なな(鯱の話題は以前にも書いた気が…) 2002/03/23 18:42
しゃちほこ誘拐事件

墨俣一夜城の「800万円相当の金のしゃちほこ」がかどわかされたそうです。
観光客を呼び込む目玉とするため、地元住民の誇りとするため、言い分はあるでしょう。
砦ていどの「城跡」でも、復元の際には「天守閣」に「金ピカのしゃちほこ」を乗っけてしまう……この地方特有の「病理現象」ってのがあるんです。
私が知ってるだけでも、三カ所。(ーー;)(ヤフーで「日進市電子郵便局」を検索、「日進市のご案内」ページに「岩崎城」の写真が出ます。ここがその一つ。笑ってやってください)
墨俣の場合は、例の「ふるさと創生資金」で復元し、目玉として金鯱を作って天守閣=展示室に飾っていたようですね。たかが800万円ていどの「金塊」で客を呼び込もうなんて…。
そういえば高知でも同じ「一億円」で「金のカツオ像」を作り、まんまと盗まれちゃった自治体がありましたね。
「一夜城」の親戚みたいな「徹夜城」さん(笑、トップページのシルエットには見事なシャチホコが乗っているようにお見受けしましたが?



#2547 
阿祥 2002/03/23 15:24
中国の大河ドラマ

台湾で中国大陸の大河ドラマが流行っています。僕が見たのは「康煕帝国」と「チンギスハン」です。驚くのは戦闘シーンやモブシーンなど、日本では映画ででもできるかどうかというシーンが目白押しなことです。もちろん、コストが安いことが大きいのでしょうけど、それにしてもこんなドラマを50何回と作るのは大変だと思ってしまいます。
個人的には「康煕帝国」で鄭成功のあとの鄭経をどう描いているかに興味があったのですが、その点ではいまいちでした。もちろん、清朝側からの描写は非常に綿密で(正しいかどうかはわかりませんが)興味深かったです。
チンギスハンはちょっと見ただけですが、北条時宗でフビライをやっていた役者さんがジンギスカンだったのが面白かったな。
これから、「ホンタイジ」をやると予告していました。大陸では今何をやっているのでしょう?



#2546 
秦太 2002/03/23 15:06
クローンのウソホント

 徹夜城様、皆様、はじめまして。
 発言させていただくのは初めてですが、ほとんど毎日拝見しております。前世紀から(笑)
 クローン人間というのは、ようするに「歳のはなれた一卵性双生児」です。遺伝情報は同じですが、記憶や人格までコピーできるわけではありません。同時に誕生して同じ家庭で育った双子でも、人格が同じにはなりません。ましてや、異なる時期に異なる環境で育ったクローン人間は、全く異なった人物に成長するでしょう。
 それに、独裁者というのは大抵中高齢者ですから、クローン(もちろん赤ん坊で産まれてくるのです)を影武者には使えませんし、クローンが成人して権力移譲できるころには、御本人は死んじゃってるか引退してるはずです。若いうちにつくった自分の子供に世襲した方が無難だと思います。
 だからよく言われる「ヒトラーのクローン」は杞憂なのです。クローン人間の真の危険性は、それがヒトの無性生殖への道を拓いてしまうという点にあります。



#2545 
ホリ−・ハンタ− 2002/03/22 22:07
クロ−ン人間

この間、地上波でルパン三世劇場公開第一弾・ルパンVSクロ−ン人間
を見てて、ふと、つまらん事を思ったのですが、
最近、論争の的となってる人間のクロ−ンの是非、
今、世界で闊歩をする独裁国家の首領諸君が
もし、人間クロ−ン技術をゲットしたら
迷わず自らの独裁政権の延命のために使うのでは?と。
でも、待てよ、それで独裁者の影武者が作れても
今度はオリジナルVSコピ−との間で
内戦が勃発してしまうか?おそまつ。




#2544 
建武新世紀 2002/03/22 21:18
あの頃の大河ドラマは派手だった

>徹夜城さん
ありがとうございます。調べたら「大楠公」は昭和34年頃の日本テレビのドラマらしいです。僕の大学のある京都の京都市文化博物館に、古い映像を管理している所があるので、あとで当たってみます。ちょっと可能性は少なそうですが。でも、あっても多分白黒でしょうから、大河ドラマ「太平記」総集編を使うことになると思います。
 それから、本来は一番初めにいうべきでしたが「太平記大全」、全部読まさせていただきました。僕はあのドラマは全話リアルタイムで見たはずなんですが、中学生だったので細部はほとんど覚えていないんですよね。正直、中盤のあたりはほとんど覚えてない・・・・・「太平記大全」を読んで、映像がフラッシュバックしました。あの時代の大河はよかったっすねえ。また、南北朝時代やってもらいたいものです。
 僕の研究は一応新田義貞についてで、今度7月にある中間発表会で稲村ヶ崎をやります。僕は歴史ですが、うちの大学は環境や音楽をやってる人もいる人文学部なので、義貞でもっとも知名度の高い稲村ヶ崎を選びました。論文自体、義貞のどこに焦点を絞るかは未だに決まってません。嗚呼・・・疲れて困って煮詰まってます・・・・・南北朝時代って研究対象になりづらいんですよね、義貞に限らず。稲村ヶ崎について言及した学者も石井進氏、峰岸純夫氏、磯貝富士男氏ぐらいですよね。戦前は何人かいますが・・・
 あと、伊東章夫さんの伝記マンガ「足利尊氏」は僕も小学生の頃に読みました。学研の人物日本史シリーズのヤツですね。このシリーズは結構あつめてました。




#2543 
素人筋 2002/03/22 16:05
サケとシャケ

語源辞典によると、《鮭は「フグ」と読むのが本来であるという。サケの本字は「C」で、ナマグサの意である。鮭は俗字であるというが、室町時代既に鮭をサケとよんでいる。……サケは、アイヌ語のシャケンベ=サク・イベ(夏の・たべもの)の訛ったものだとの説がある。》ということです。倭訓栞では、和名は“C”といっています。また、江戸時代には、既にサケもシャケも両方とも使われており、江戸では特に“シャコ”とも言ったそうです。



#2542 
徹夜城(「管理」もしておかなきゃならない管理人) 2002/03/21 22:33
キャスティング

えー、まず事務連絡です。
来週の水曜、3月27日にBIGLOBEがサーバー移転作業を行うため、本サイトは27日の朝7時から夜7時まで12時間まるまるアクセス不能になります。このサイト、一日中まんべんなく人がいらしているようですので、ご注意申し上げます。

>杉本伊予守佳尋さん
…凄いお名前で(^^)。ようこそいらっしゃいました。FXの回想コーナーにも書き込んでおられましたね。一部で噂される、「太平記」好きのマイナーゲーム機好き説がまた一つ補強されたかも(笑)
キャスティング拝読しました!偶然ですが、数日前に友人から「あれはキャスティングをつけるべきだ」と意見されてました。腹案はあるんですけどね、まぁ各自の想像に任せていただこうかと思っています。そのうち気が向いたら投票システムでも作るかもしれません。
んで、杉本さんのキャスティング想定ですが…「太平記」に出てた方々はそのままシフト、ということですね(^^)。10年経ってるし、ちょうどいいかも。僕も道誉などは陣内さんに老け役で出ていただきたいところです。「太平記」のキザな感じよりもっと悪巧みタイプになると思いますが(今はまだ出てませんけど、このあとの展開ではかなーりワルな役回りになりますので)。
 それにしても「時宗」のキャストとかぶっているのが多いですねぇ(笑)。北大路さんに頼春というのは「惨殺される父親役者」ということかな?山名時氏に白竜ってのはウン!というところですね。唐沢寿明さんに清氏というのは、ちとマスクが甘すぎるかも。清氏には戦場では強烈な凄みのある、それでいて日常はカラッと明るい破天荒タイプの人にやってもらいたいですねぇ。前半で退場になるキャラですけど、たぶんこのドラマ中で一番美味しい役だと思ってます。信長役なんかに似合う人が理想的かな。
世阿弥に新之助さんはマズイでしょう(笑)。一応設定上は永享十年にしゃべっていることになっているのでかなりお年の世阿弥です。発想としては「八代将軍吉宗」で江守徹さんがやっていた解説役の近松門左衛門がルーツなので、そのへんがよろしいかと。
こちらとしてはいずれ登場するであろう帝王・義満を誰がやったらいいだろうかと妄想をふくらませております(笑)。

>建武新世紀さん
ふうむ、興味深いご研究をなさっておられるようですね。「稲村ガ崎の奇跡」の変遷の研究と言うわけですか。
僕の知るかぎり、あの場面の映像って大河「太平記」以外皆無なんじゃないかなぁ。あるとしたら、TV時代劇初期にあったドラマ「大楠公」に紛れ込んで描かれたとか…戦前の映画であるかどうかはわかりませんね。
NHK大河の本放送での描写は「太平記大全」に書いたとおりです。基本的には吉川英治の原作小説にベースを置いています。放送当時僕が注目したのが、一般に絵などで描かれる「太刀投げ」は崖の上から海に落とす形が多いと思うのですが、ドラマでは義貞が海に数歩入ってゆき、祈ったあとでポンと投げ入れるような軽い感じに描かれていたことです。

>ホリー・ハンターさん
人類史の件ですが、いわゆる「アフリカ発生説」に一石を投じかねなかったんですよね、あの旧石器捏造のあの人は。ひょっとすると人類は日本発祥なんじゃないかと、実際そういう趣旨の本も書いちゃった方もおりましたし。
縄文人と弥生人の戦争?の跡の話は当然「史点」ネタです。ついでにその人類発祥問題に関するネタも候補にしています。

>モーグリさん
「シャケ」と「サケ」、なるほどね。ちなみに僕はもっぱら「シャケ」と発音しています。

>奥野さん
映画「黒船」ですが、奈良・京都ロケはやはり「日本的な風景」を探してああなっちゃったんじゃないですかね。なんとしても東大寺でロケしたかったんだと言うフシも感じます。大仏をバックにいろいろ話すシーンがチラチラとあります。そうそう、山村聡さんは最後にちゃんとハラキリ決めてくれました。もうお約束と言わんばかりに。
 外国の描いた「日本」をテーマにと、「ガン・ホー」(ロン=ハワード監督、マイケル=キートン主演とこちらも結構本格的)も見てみました。アメリカの田舎町の自動車工場を日本企業が買収、進出して文化摩擦やら何やらで町は大騒動、ってなお話。一部で国辱ものとの評判を聞いていたんですが、案外まともな作品で拍子抜けしました(おいおい)。もちろん変なところもいっぱいありますけど、個人や家庭を大事にするアメリカ人、社に滅私奉公する日本人、という構図をそれほど偏見なく双方の長所短所をうまくすりあわせた仕上がりになっていたと思います。

>景虎さん
「神の国」発言については「史点」2000年5月21日の記事をどーぞ(^^)。
まぁ森さんに限ったことではありませんが、マスコミの叩き方って的外れなことをやってることが多くてですね。森さん叩きは途中からもう「お約束」って感じになってきて過剰なところは明らかにありました。もちろんそれは読者である国民がひそかに期待してるからでもありますが。
「神の国」発言は「神道政治連盟」の懇談会であの村上正邦参院議員(その後KSD汚職で逮捕)をヨイショするために調子に乗って出た発言です。森さんに関してはとにかく口が軽く、そそっかしい人というイメージがありますね。
しかし海外メディアにペラペラしゃべっている田中元外相によると、最近小泉内閣にかなりの影響力を持っているらしいですね、このお方。まぁ幹事長までつとめた人だから「やり手」ではあるはずなんですけど。



#2541 
杉本伊予守佳尋 2002/03/21 16:32
ムロタイ期待しています。

徹夜城様、始めまして杉本伊予守佳尋です。
細川頼之を主役にその後の太平記を描くムロタイ、期待しています。
太平記の時は、殆ど見れなかったので、(総集編は見ましたが・・・)
本当に嬉しい限りです、有難う御座います。
さて私は、このムロタイを楽しむにあたってキャストはこう想定しました。
細川頼之…保坂尚輝 細川清氏…唐沢寿明 楠木正儀…東幹久
足利尊氏…真田広之 足利義詮…松田洋治 佐々木道誉…陣内孝則
山名時氏…白竜   山名師氏…渡部篤郎 北畠親房…近藤正臣
細川頼春…北大路欣也 後村上天皇…吹越満 今川貞世…柳葉敏郎
慈子…高岡早紀 里沢尼…池内淳子 正子…田畑智子
赤松則祐…渡辺謙 世阿弥(解説担当)…市川新之助 
考えたら結構無理のあるキャストかも…、まあ兎に角楽しんでます。
それでは、またメールを出します。



#2540 
モーグリ 2002/03/21 11:19
訂正

この前あげた本の正しいタイトルは『スターリン重戦車』(大日本絵画)です。大きい書店に行けばあると思います。



#2539 
ホリ−・ハンタ− 2002/03/21 10:34
三つ目が通る

手塚センセイの作品の中では、特に好きなものの一つです、コレ。
日本人の源流を探る、センセイ自身の造詣が
破天荒な表現ではありましたが、随所にあり良かった。
最近の人骨発掘で、土着縄文人と大陸渡来人の間で
戦争があったのでは?とゆう説の浮上、
手塚センセイは冥界で如何、思われてますでしょうか?



#2538 
景虎 2002/03/21 08:09
二人で小田原城包囲

刀剣専門サイトの掲示板で、日明貿易で輸出された刀は、明では刀を大切にする日本と違って消耗品として使い捨てにされて、他の製品の材料にされたと書いてありましたが、本当はどうなんでしょうね?
色々な説があると、どれを信じたらよいのか分からなくなってきます。まあ、歴史関係に限ったことではないですが。
例えばここ↓
http://natto.2ch.net/test/read.cgi/mass/1008566037
を読んで森さんに対する評価が変りました。
特に、神の国発言の全文25〜28、32〜33と、オフレコ発言全文237〜246、それに対する朝日の記者の記事263。
森さんを過大評価するのはどうかと思いますが、あれほど叩く必要はなかったのでは?という気がします。

大河ドラマ武田信玄のビデオで、謙信が十万の軍勢で小田原城を包囲するシーンがありました。
銃弾が飛び交う中、謙信は床几に腰掛けていて、家臣が『危のうございます、お引きくだされ』と言ってましたが、いつものように二人しかいません。あの、十万の軍勢は何処へ・・・?

信玄では杉良太郎が北条氏康でしたね。
小田原城を包囲されても、家臣と碁をやりながら『この城は落ちはせん』とか言ってて、カッコよかったです。まあ、敵は二人ですから余裕もあるでしょうが。

>奥野さん
確かに、関東と東北は独立性が強いような感じがしますね。
蝦夷の刀である蕨手刀も、関東〜東北で出土するようですし。

小田原の陣と言えば、赤壁の戦いと兵力はほぼ同じらしいですね。
しかし、曹操は敗れて天下を取れず三国鼎立の時代になり、秀吉は勝利して天下統一。正反対の結果になっているのが面白いです。



#2537 
奥野 2002/03/20 14:34
黒船

>徹夜城様

黒船映画、こんなものがあったとはつゆ知らず。確かに、1950年代でこれだったらなかなか頑張っているような気がします。それから50年近くたったのにも拘わらず「パールハーバー」みたいなものを作っている現代のアメリカ人の方が、よっぽどヤバいような…
しかし、外国映画に出てくる日本イメージってのは本当に面白いものです。「将軍」から「惑星ソラリス」、果ては「北斗の拳 実写版」(これは違うか)に至るまで。戦前にも、「国辱」として上映が禁止された外国製日本史映画があったとかいう話です。

下田には以前行ったことがありますが、非常に良いところでした。魚も美味しいし。歴史的には、城跡やお寺などの他に地元の歴史資料館が面白いです。やはり黒船関連の史料がメインでした。面白かったのは、当時の日本人が想像で描いたペリーの肖像ですね。天狗みたいなのは歴史教科書でもおなじみですが、なぜか中国人にしか見えないペリーもいました。関羽の如き長髯を生やして頭髪を束ね、手には青龍刀を持つという無茶苦茶なペリー。江戸の入り口を仁王像が守っているのと同じくらいなインパクトです。当時の人々にとって「外国人=中国人」だったんだろうなあ、と改めて思い知らされたことでした。

>景虎様

後北条氏はあれほどの勢力を持ちながら、ほとんど「天下」に絡む気配を見せなかったこともあって扱いが悪いですが、むしろそれだからこそ興味深い存在なのではと思っています。関東地方は平将門以来独自の伝統を持ち、北条氏が最後まで豊臣政権に屈服しようとしなかったのもそのためだという見解もあるようで。その辺りの真偽は分かりませんが、天下人中心になりがちな戦国観に一石を投ずるためにも北条氏が注目されれば…無理かなあ、やっぱり。いずれにせよ、江戸期からは関東が「中心」になってしまったため、北条時代は関東独自の伝統が残っていた最後の時代であるような気がします。
それから、北条時代末期の小田原城は派手な建築物よりも土塁や堀がメインなので、CGで再現してもあまり見栄えがしないかもしれません。規模は充分に壮大なのですけどね。12月に帰省したときに発掘現場を見学したのですが、驚くほど深い堀を見ることができました。あれが小田原のほぼ全域を囲っていたとすると、やはり大したものだったと思います。

>鈴木宗男について

鈴木宗男が去年モスクワに来たとき、モスクワ音楽院の学生に琴と三味線を(自分のポケットマネーで)プレゼントする、ということをやっていました。それはいいとして、楽器引き渡しのセレモニーで挨拶に立った宗男先生、学生たちに対して「私はね、政治家として約束したことは必ず守ります」などとおっしゃっておられました。まったく愉快な親父です。ロシアの若者たちにそんなこと自慢してどうするんだ。とはいえ、どんな場所でも売名のチャンスを逃さないのは政治家として見上げた根性なのかもしれません。「受領は倒れたところの土を掴め」でしたっけ?
今回のスキャンダルで宗男が切り捨てられるのは当然として、対ロシア・中央アジア外交って彼の顔と名前で進められてしまったところがあるから、外務省もこれからどうするつもりなのでしょうか。例えばタジキスタンなどでも、日本からの援助は全て鈴木宗男が運んできたかのように受け取られているらしいです。「宗男に利用された」ことばかり騒ぎ立てて、外務省が彼を利用してきたという側面は何とかごまかそうとしていますね。

http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/6218/


#2536 
建武新世紀 2002/03/20 10:01
探索!稲村ヶ崎「奇跡」の軌跡

はじめてここに書き込みます。
今、大学(人文学部です)の論文発表に使うんで、新田義貞の稲村ヶ崎太刀投げの映像資料を探してます。取り合えず大河ドラマ「太平記」の総集編は見たんですがね〜何か前後のつながりが省略されてるんですよね・・・NHKに問い合わせたら数分間の映像買うんで数万円だそうです・・・絶対に無理・・・・・
誰か他に映像化されてる知っている人、いたら是非教えて下さい。




#2535 
モーグリ 2002/03/20 01:03
はるか国後に

>ノシャップ
アイヌ語ではサ行とシャ行の区別がないので、日本語に置き換えたとき同じ単語でも「ノサップ」「ノシャップ」という別の文字になってしまうそうです。アイヌ語起源の鮭も「サケ」「シャケ」どっちでも呼ばれます。
たしかこの場合は「ノサップ」だったと思います。

>ムネオ
村議会議員程度ならあれでよかったんですけど。とても議員は無理だし、まして外交をするだけの能力はまったくないんでしょう。小選挙区で落選して比例で当選したというところに本人の実力が出てるような。

>北方領土
ロシア側は返す気ははないと思います。
冷戦時代にソ連軍は国後島の日本に面した海岸線一帯に退役した重戦車を並べ、車体を地中に埋め、砲塔だけ出して海岸線をにらみ付けてるそうです。インスタント沿岸砲台です。私の持っている『スターリン戦車』(翻訳本)に挿絵で出てます。この絵では92年ですが、多分今も現役です。
ただなぜか全然メディアでこのことは取り上げられませんね。なぜだろう?



#2534 
ホリ−・ハンタ− 2002/03/19 23:07
グレ−ト・ジャ−ニ−

最近、上記の言葉が盛んに目に付きます、
正確な意味は知りませんが、人類の源流・旅路を
たどる冒険とかですか?テレビの特番でよくやりますね。
そうすると、日本列島は元々、人が住んでなくて
大陸や海路から日本人の祖先が来たとゆうことになる?
なかなか壮大な話しですね。
人類は世界各地で派生したのでは無く
アフリカの最古の人類が移動していくうちに
各地に分散して栄え、西から東へ人類が増えていった
という説もあるそうですが、そうなると
日本とかは、かなり人類の旅路の末端に属する
わけですかね?



#2533 
徹夜城(北方領土記念館なら見に行ったことがある管理人) 2002/03/19 00:07
ノシャップだっけノサップだっけ。

いつも混乱してるんですが、そのどっちかの岬にある北方領土記念館(正式名称は忘れた)を10年以上前に訪れたことがあります。周囲はやたらに北方領土関係のモニュメントがあるなんだか不思議な空間でした。僕のあとから自衛官の集団がゾロゾロと見学していたっけなぁ。残念ながら天候が良くなく肝心の北方領土の島影は見えませんでした。

ムネオさんがどういう趣旨で言ったかはわかりませんが(これに関しては本人も言うように前段の話の流れから出た一つの「たとえ」だった可能性は高いと思ってますが)、実のところ「北方領土絶対返して」と心底から思っている日本国民って少ないでしょうね。以前住んでいた人たちと漁業関係者が返還によって大きなメリットを得るかな、というところでしょうか。
以前、あの地域に住むアイヌ民族の漁業関係者が「もともとあれは日本以前に我々のもの」との観点からソ連側と漁業権交渉か何かをしようとして日本の外務省が阻止したということがあったような。「日本」「ロシア」以前の人たちってのが確かにいますからね。
ところで、今日何気なく伝言板過去ログを眺めていたら昨年の7月に僕が「鈴木宗男議員のことやら南北朝のことやら書いている」という書き込みをしているのを見つけました。「あれっ」と思って確認したら「史点」で宗男さん登場してたんですねえ。それも「アイヌ人はほぼ同化された」という単一民族発言の件で。書いた本人がすっかり忘れておりました(^^;)。

>アール・ケイさん
この伝言板は学術的な話題から下世話なワイドショーネタまで幅広く取り扱っております(笑)。まさにミサイルからラーメンまで(笑。実際「史点」ではどっちの話題もありました)。
「ムロタイ」ですが、確かに頼之さん尊氏と絡みませんねぇ。確か第一回で挨拶するシーンがあったことになってます(笑)。その後頼之が阿波に、尊氏が関東に行っちゃったもんで会わせる機会がなかったというところも。
ですが、次回とうとう頼之と尊氏、大いに絡みますよ(変な想像をしないように)。尊氏と頼之が一度だけかなり深く関わる一件です。というかいささかトラブるんですが、まぁそれは次回で。

尊氏のご臨終のことですが、もう数回はあるんじゃないかと。大河「太平記」では直冬との戦いが終わったらすぐにラストシーンになってしまってましたが、その間に実に3年の月日がすっ飛ばされております。ま、たいした事件が無かったのも事実なんですけど。
「トシマツ」についてはここんとこ見てないんでノーコメント。その代わり毒掃丸、じゃない「独眼竜政宗」の総集編のビデオを借りて見てますよ。壮絶な北大路輝宗の最期を見届けたところでございます。うーん、これ改めて見るといろんな人がチョコチョコと出てますねぇ。放映当時はキャストなんてあまり気にしなかった(というよりよく知らなかった)ので覚えてなかったんですが、今にしてみると伊達家臣団は凄く豪華な顔ぶれですな。



#2532 
ホリ−・ハンタ− 2002/03/18 21:48
北方四島

>北方領土を返還してもらわなくてもよいと考える日本人は少なくない
私も。でも釧路の漁師の方々には正面切って四島いらん、と言う
勇気は無いです。
あの方々は北方四島の周り200海里の漁場を渇望してるらしいです、
ロシア巡視船から銃撃されることなく良い北の漁場で漁を
とゆうのが、あの方々の夢だそうで。



#2531 
相良義陽 2002/03/18 12:43
ちょっと面映ゆい……

なんか、ああいうふうに紹介されると照れますね(汗)。
「ユーゴスラヴィア」の名前が消えるという噂は一時期、コシュトニツァが大統領になったときに流れましたが、まさか実現するとは。
というか、私が聞いたニュースでは連邦のあり方を改組するとしか言ってなかったんですが、
国名変わっちゃうんでしょうか。悲しい……。

http://www.h3.dion.ne.jp/~jtpage/cy/


#2530 
アール・ケイ 2002/03/18 11:04
龍騎なら13人

能面ライダーなら週変わり−50回分でもイケそうなぐらい、昨今は仮面ライダーだらけだったりします(笑)。偽ライダーじゃないんですからそんなインフレの大安売りをされてもなあ…。
いよいよ来週、再来週あたりで、尊氏さんはご臨終でしょうか?>ムロタイ
主役と尊氏公があまり絡まないというのが、ほんの少々ですけど不満だったりします(笑)。その辺は『利家とまつ』みたいに、無理矢理反町信長と松嶋まつを何度も合わせるような強引さが欲しいなあ…。その辺は史実の曲げ放題ですから(笑)。

当掲示板のような学問の香りさえする格調高い場所で、ワイドショーネタを展開するのはいかがなものでしょうか(笑)。
でも1つ…。本当に彼が云ったかどうかはさだかではありませんが、「(膨大な代償を払ってまでも)北方領土など戻ってこなくてもいい」と思っている国民は少なくないと思います。本気でプーチン氏に「返してもいいよ。その代わり…」と云われたら大変だー、と頭のいい外務官僚は思っているかも。基地付き返還ということになれば、日本は北の端と南の端(だけじゃないけど)にこれから対立しかねない軍事大国の基地を抱き込むことになるのでしょうかねえ。

http://homepage1.nifty.com/arukei/index.htm


#2529 
徹夜城(いろいろと更新作業を進めている管理人) 2002/03/18 00:47
ミスってました

久々に「ムロタイ」と「史点」の同日更新(「史点」はギリギリでしたが)を実現しました。
今回の「ムロタイ」は史実が面白いんで創作の必要が少なく、楽でしたね。このあたりから頼之・清氏たちが時代の中心を担う段階に入ってきます。あ〜なんかここまで来ただけで長い道のりを来たような…
今回は「清氏くん大暴れ」でしたが、次回は「頼之くんストライキ」となります(笑)。ようやく主役らしくなってきたかな?
なお、「ムロタイ」の更新は昼間だったんですが、世阿弥の新規CGへのリンクが間違ってました。つい先ほど直しておきました、すいませんです。

>ムネオさんのこと。
まーこの二、三週間の日本で一番の有名人でしたね。同姓同名(同音異字含む)の人のところに嫌がらせ電話がいくなど感心しないおなじみの現象も起きているそうで。あんまりフィーバーしてるんで僕は「史点」では書く気が起きなくて放っておいてます。ななさんもお書きのようなことも起こっているし、なんか全国民のはらいせのためのオモチャ(ストレス解消用の憎たらしい顔した殴られ人形ってのがありましたね、あれを連想しますな)扱いされているようで…やっぱりなんだかんだ言いつつ政治家は国民の「鑑」ですよ(笑)。
でもぼちぼち「特需」も終わりでしょうね。批判の矛先が先週後半から外務省方向に向きつつある感じもしますが、そこは特殊な役所ですからねぇ、なかなかしぶといでしょうな。



#2528 
なな 2002/03/17 23:36
いまや全国民のおもちゃ

>「ムネオハウスを眼前にのぞみながらのカニ食い放題ツアー」
懸賞サイトにて。BNNというウェブマガジンがクイズを出しています。締め切りは明日18日。
「鈴木代議士が4月11日にはどうなっているかを予想してください」
応募資格は一般人やマスコミ関係者はもちろん、”お世話になったムネムネ会の方々や殴打された外務官僚まで幅広くどうぞ”…だそうです。
正解者には、ムネオさんの地元でのカニ食べ放題ツアーが当たるとのこと。
季節は初夏以降になるのだろうけど、「寒々しい光景」が目に浮かぶよーだわ。
ムネオさんも自民党の闇の部分を全部ぶっちゃけてから地元に帰れば、まだ男らしかったのに…。(我が家では以前から亀井氏を”しずかちゃん”と呼んでいて、”ムネオさん”は二番目♪)
ムネオさんより腹が立つのは、小泉首相の「まるで他人事のような応答ぶり」ですね。
「あぁ〜日本はこのままこの人とともに沈んでいくのねぇ〜」という気分になってきます。



#2527 
モーグリ 2002/03/17 22:44
外務省の勝ち逃げ?

>真紀子・宗男・外務省の暗闘
そうですよね。ここ一週間ほどで外務省が秘密文書を公開したのはどう見ても鈴木宗男にとどめを刺す狙いなのはミエミエですから。だからといって鈴木宗男を許す気にはなれませんが。ただ、これで外務省が被害者面されたら国民が黙っていないでしょうが、今の小泉首相や川口外相に外務省とやりあう覚悟があるかといったら、絶対ないでしょうし。
それより一連の騒動でもともと下手な日本外交がいっそう外国からなめられるのは間違いないですね。北方領土のムネオハウスや発電施設にしても、ロシア側は返還しないでしょうし。

>「創竜伝」
一番問題なのは田中芳樹の周りで彼を批判する人間がいないことです。あのと学会も批判出来ない存在ですし。
と学会会長の山本弘が、文庫本版『創竜伝』8巻の巻末対談で田中芳樹と会談して、『創竜伝』(しかもあの社会批評部分)を「右翼やオカルトを批判している」と誉めているんです。山本会長は『トンデモ本の逆襲』でも『創竜伝』を参考文献に挙げていましたし。山本会長が作家のつき合い上批判できないのか、それとも本当にはまっているのかは分からないですが。
ただ、小林よしのりの『戦争論』を批判して『創竜伝』を推薦されても・・・

インターネットを見ていると、田中芳樹から『ゴー宣』に転向したり、逆に小林よしのりにはまっていた人が『創竜伝』に鞍替えするのを見かけます。傾向が似ているんでしょうね。



#2526 
素人筋 2002/03/17 16:03
最近の大河ドラマ

30年以上前からNHK大河ドラマを見ているが、最近はどう言う訳か余り見なくなった。ネタがなくなってきたのかどうか解らないが、どうも出演者に豪華メンバーを揃え衣装が派手になるだけで、ドラマの内容がピンとこない。こんな風に思うのは私一人だけだろうか。時々、芸術祭参加作品として素晴らしいドラマをやることがあるが、長編ドラマは期間が長いだけでどうも見る気が起きない。色々な事情で出来ない部分もあろうかと思うが、発想の転換が必要なのではないか。



#2525 
2002/03/17 10:30
CGのこと

「梟の城」はやたらCGを使ったことがウリでしたね。あの大阪城はたしかミニチュアだったと思います。背景がCGだったな。夜明けのシーンでスモークを炊いたせいかウソっぽく見えたかもしれません。「梟の城」だと瓦の上を駆けて忍び込む伏見城がフルCGでした。あれは忍者もCGだったかも(笑)。
「葵」の方は、佐和山城はフルCGじゃなく伏見城をベースにあちこちの城を寄せ集めて作ったものでした。炎上シーンの炎がCGだったのかな?炎といえば大阪城炎上シーンはなかなかの迫力でした、あの炎も不自然といえば不自然なんでしょうけど…



#2524 
ホリ−・ハンタ− 2002/03/17 06:31
万死に値す?

選挙で自民党がイマイチ成績のたびに
『万死に値する』と言って自分は絶対引退しない例の人、
今回の宗男・真紀子・外務省の騒動は、
あの人にとっても『万死に値』するのでは?
しかもカトちゃん疑惑まであるし。
それとも一万回ぐらい死なないと人間は懲りぬものなのか?
『万死』とゆう言葉は結構、イイ加減な言い回しだな。
しかし、あの人、何かと『離党』を武器にするね?
加藤氏は離党が怖くて去年の森オロシ騒動から撤退
したのだが、結局、離党っぽい、いと哀れ。
離党され、党復帰し当選した人には
森田健作サンがいるけど、今、何してんの?



#2523 
徹夜城(歴史映画コーナーを更新した管理人) 2002/03/17 00:14
歴史映像名画座更新

先日の「黒船」と「ホセ・リサール」を追加しておきました。
するとそこへ歴史映画ばなしが(^^)。

>れいじさん
「チュ・ニャッ・ディン」は僕は未見でして…今でもすっごく見てなかったことを後悔してます。公開当時見に行くつもりでいたら見逃してしまいまして、しかもその後一切ソフト化されてないんですよね。
なんとなくフィリピンの「ホセ・リサール」と似た位置付けができるかも。公開当時、モンゴルの歴史ヒロインを描いた「マンドハイ」とあわせてアジア女性映画現象とか言われていたような。

>ホリー・ハンターさん
なーんか終わってみると真紀子・宗男・外務省の暗闘は外務省の一人勝ちになるのかもしれません。まず宗男と組んで真紀子を追放し、次に宗男つぶしにかかった、そんなところじゃないかな。喚問実現あたりから外務省から続々とマル秘文書が出てきて宗男さんを窮地に追いやったあたりなぞ、宗男氏じゃないけど「政治的意図を感じざるを得ない」ところはありますよね。明らかに「完全につぶせる」と判断した段階(つまり宗男氏が生き残って反撃する心配は無いと判断)で一気呵成に情報が出ましたもんね。
その後、外務省の役人が「10人かそこらの拉致疑惑のために日朝交渉が〜」云々という発言をしていたという報道が流れましたが、宗男騒動での外務省の動きに不快感を示した自民党側の反撃のように思えます。

>素人筋さん
あ、そーなんですか、江戸に大仏殿いちおうあったんですねぇ。でもさすがに運慶快慶作の金剛力士像は無かったでしょうねえ(笑)。

>景虎さん
CGですが、すでに「飛ぶが如く」あたりの大河からあちこちで合成に使われてまして、意外と気づかないものも多いです。建物なんかはわりあい自然に合成できちゃうみたいです。
城だと「梟の城」が大坂城をCGで再現してましたが、CGくささが強すぎてあれはあまりよくなかった。大河「葵・徳川三代」では佐和山城が完全にCGで作られていましたが、これはそう不自然ではなかったような気がします(遠景ばかりのせいですけど)。
CGもかなり自然風景になじめるようになってきたなぁ…と思ったのは例の「ロード・オブ・ザ・リング」でも感じましたね。川の両岸に建てられた巨像のシーンなんてまさに出色の出来です。



#2522 
景虎 2002/03/16 23:49
小田原城

大河ドラマに後北条氏はいいかもしれないですね。
一族のサクセスストーリーであり、最後は滅亡というのも
日本人好みのような気がします。
でもそうなると、城郭都市の小田原城はどうするのでしょうね?
CGで再現するのでしょうか?何だか貧相な小田原城になりそう
な・・・。



#2520 
れいじ 2002/03/16 02:33
歴史映画

こんにちは。
以前より、ROMしている者です。一度だけ別名義で書き込みさせていただいています。
小躍りするほど嬉しいことがあったのでこちらに書き込みしました。

十年ほど、ある歴史映画のタイトルが分からなかったのですが、実は先日、ようやくタイトルが判明したのです!

タイトルは『チュッ・ニャ・ディン(Cut Nyak Dhien)』(エロス・ジャロット監督、1988、主演クリスティン・ハキム)。インドネシア映画で、アチェ戦争でジャングルに入ってオランダ相手に奮戦した女性の伝記映画です。善悪を断ずることなく、ナショナリズムや英雄称揚にも走らない、地味地味〜ですが見応えのある物語でした。最後に主人公のチュッ・ニャ・ディンは老婆になり、失明と体力の低下に悩まされ、最も信頼していた副官に裏切られてしまうのですから。
オランダ軍に囲まれてなお、オランダとの戦いを叫び、森を手探りではいずり回る老婆のシーンは名シーンといえると思います。いまでも私はこのラストシーンが忘れられません。この裏切りの動機さえもチュッ・ニャ・ディンへの崇拝といたわりがあったという解釈でして、そこがまた印象的なのです。
ビデオになっていないみたいで、それだけが残念です。それでも、また見てみたい映画です。




#2519 
素人筋 2002/03/15 09:59
上野寛永寺に大仏殿がありました

徹夜城さんの「黒船」のなかで、大仏殿について書いてありますが、上野寛永寺境内に大仏殿がありましたが、関東大震災で崩壊したということです。この大仏殿は、「江戸名所図会」にも建物の図がはっきり出ており、“紫銅(からかね)をもって二丈二尺余りに作れる釈迦如来の座像を本尊とす。万治年間、木食淨雲(もくじきじょううん)といへる沙門、これを造立ありしといへり。…”と大仏殿について書かれています。



#2518 
ホリ−・ハンタ− 2002/03/15 00:49
鈴木議員に殴られた?

今をトキメク鈴木サンに殴られた外務省職員がいたとかゆう記事
が新聞に載ってました。何でも北方4島のどれかの
日露植樹祭で、その外務職員がロシア側の要求を撥ね付けたとかで
鈴木サンが腹立てて手を出したとか書かれてました。
殴られた其の人は、今回の騒動で正面切って出てくるのでしょうか?
議員への復讐に燃える役人?




#2517 
徹夜城(歴史映像紹介のコレクションをまた増やす管理人) 2002/03/15 00:34
「黒船」(長文ですよ〜)

また映画ばなしですが、ちゃんと歴史ものです。ちょいとお付き合いを(笑)。

主演は押しも押されぬ名優ジョン=ウェイン、監督は名匠ジョン=ヒューストンという豪華な組み合わせ。ヒューストン自身が「私が撮った日本映画」と胸を張っていた(らしい)という、前から興味のあった歴史もの映画「黒船」を本日はじめて鑑賞しました。あの日米修好通商条約を結んだタウンゼント=ハリスを主人公にした映画です。製作は1958年。
「20世紀フォックス」のあのおなじみのオープニングに続いて「THE BARBARIAN AND THE GEISHA」の原題がドドーンと出ます。「異人と芸者」ってところですか。邦題は「黒船」でそれなりに正解ですが、内容は原題のほうがバッチリ正確です。
題名に続いて「この映画は全て日本で撮影された」との説明文がわざわざ出る。スタッフの中に「衣笠貞之助」の名前もあって邦画時代劇ファンとしては安心感が増します。
しかしこのタイトルの背景に映っているのがなぜか奈良の大仏で、日本人鑑賞者の胸にはかすかな不安がよぎります(笑)。

冒頭、ウェイン演じるハリスが下田の町にやって来て下田市民大騒動。奉行の田村佐衛門守(さえもんのかみ)がやって来て「帰れ」と言うが「2年前のペリー提督が結んだ条約により領事として赴任した」とハリス(通訳のヒュースケンもちゃんと登場)。このあたり日米双方の解釈の違いもちゃんと描かれていて面白いところ。下田市民も時代考証ばっちりで山村聡演じる田村も貫禄十分。だけどなぜいきなり英語ペラペラなの、お奉行?(笑)。
いわゆる「唐人お吉」を演じるのは安藤永子。田村の色仕掛け的スパイとして送り込まれるがハリスと心を通わせていくという展開。それにしても西部劇の王様・ウェインが芸者遊びしているシーンなんて…(^^;)
お吉やハリスたちが日本人の異人嫌いからあらぬ迫害を受けるあたりの描写なんかは結構面白い。上陸したアメリカ船員にコレラ患者がいたため下田にコレラが大流行し、これを食い止めるべくハリスが努力したことから市民、および田村と心が通うようになるのですが…ハリスの「努力」ってのがコレラ菌を殺すために家々に放火して回るって凄いもんなんだよな(^^;)。

で、めでたく江戸参府。江戸の町に近づくハリス一行のロケシーンがどこかの参道みたいなのは気のせいでしょう。江戸の町の入り口に大きな門があってその門の中に一対の金剛力士像(運慶・快慶作)が入っているのもまぁ気のせいでしょう。それを見て「これは江戸の守り神」と会話するシーンも笑って見過ごすことにします。先へ進むと大仏殿らしきものまで映っていますが、この当時の江戸に大仏殿のひとつぐらい建っていたのかもしてません(笑)。
将軍との謁見シーン。江戸城の外見が京都の二条城みたいだったのも気のせいかな。謁見シーンは割りとまともでしたが(ちょっと狭苦しかったけど)、望遠鏡をプレゼントされたぐらいで驚くな、将軍。
その後ハリスは幕閣たちと共に流鏑馬を見物。さすがはブッシュ大統領の遠いご先祖です(違う違う)。流鏑馬を見物しながら堀田正睦と会談するハリス(老中たちはなぜか英語がお達者なのが多い)。堀田は条約賛成派で幕府内有力者の「シジョウ」を抱き込めば条約は締結されると助言。「シジョウって誰よ?」とツッコミを入れようとしたそのとき、流鏑馬の射手がいきなり矢を参列していたそのシジョウ様に放って殺してしまい、とうとう正体がわからぬまま(^^;)。それにしてもハリスが条約の内容を「平和友好と共通の敵が現れた時の共闘」とか説明していたような気がするけど、ひょっとして日米安保条約を結びに来たのか、あんたは。
しかしまぁすったもんだの末に条約締結。下田に凱旋するハリスを市民たちが大喜びで祝福する。ああ、君達、それって不平等条約なんだよぉおおお!!!


日本で五ヶ月ロケしたそうですが、下田・京都・奈良ロケだったみたいですな。いろいろ書きましたけど、アメリカ人が作った日本時代劇としてはやはりかなりのレベルです。とくに前半はかなり素晴らしい出来だと思いますよ(細かいことを言えばいろいろツッコミどころがあるけど)。一気におかしくなるのは江戸参府あたりから。ヒュースケン暗殺シーンが無いのもちょいと残念でしたな。

>奥野さん
プーチン本の件、そちらの雑記帳で拝読しました。うーん、確かにいろんな意味で興味深い本ですね。
鎌倉公方の件については「ムロタイ」の展開上触れないわけにはいきますまい。ただどういう風になるのかはまだ調査・検討中の段階ですね。僕もよく分からないところが多くって。

>モーグリさん
「創竜伝」のことは風の噂には聞いてました。それもあってあえて読もうとは思ってなかったんですけどね。「薬師寺涼子」シリーズの方のことははじめて知りました。
引き合いに出した井沢元彦氏もそうなんだけど、妙に本筋と関係ない主義主張に走る作家ってのは疲れますね。それって物語作家としての才能の枯渇ってことなんじゃないかなぁ。井沢氏の場合もうすでに小説ではなく評論として書いているところがあるのでまだいいのかもしれませんが(でも「逆説の日本史」で歴史話にコジツケ的に社会批評やってるのを見てるとやはり疲れます)。



#2516 
モーグリ 2002/03/14 22:25
田中芳樹は

>田中芳樹
『銀英伝』は好きですね。むかし読み始めて一気に読破しました。いい意味で作者に歴史知識があって作品をうまく引きたてていたと思います。あの戦争の元ネタもナポレオン戦争から取ったのが多いですし。その後の『アルスラーン戦記』『タイタニア』『アップフェルラント物語』と一気に読みました。この頃の田中芳樹作品は本当によかったと思います。
中国歴史物も何冊か読んでます。結構良く調べて書いてありますですが、中国が好き過ぎるあまり中国賛美になっていますね。そのへん陳舜臣と似てるような。

管理人さんは田中芳樹の最近のノベルス(歴史小説以外)は読んでいないんですね。実は田中芳樹が批判されているのはこのジャンルなんです。
例えば、最近出た『薬師寺涼子』シリーズ。読むとすぐ分かりますが、ストーリーやキャラ設定がマンガ『GS美神・極楽大作戦』のパクリという凄い作品です。実際『GS美神』ファンのサイトの書評でそう書かれちゃってますし。
それでもまだ、あの『創竜伝』に比べればマシです。むかし読んだ人間だから書きますが、『創竜伝』は凄まじい怪作です。中学・高校のころ読んでたんですが、作者の言葉で文中にじかに膨大な社会批評が出てくるし、社会批評のやりすぎでストーリーが破綻しています。これは実際読まないと分からないんですが、とにかく尋常じゃないです。よく考えたら遅筆なので現在12巻でまだ完結していないんですよね。社会批評の方も、大学のキャンパスでよく撒かれる左翼のアジビラもどきなので、さすがに大学に入ったとき『創竜伝』は卒業しました。

私は『創竜伝』は小林よしのりの『新ゴーマニズム宣言』の左翼版だと思います。言い過ぎと思う人もいるかもしれませんが、本当にそれくらい凄いんです。いや、まだ叩かれているぶん小林よしのりの方がマシなような。

ちなみに、一般的なファンの田中芳樹作品に対する見方はこんな風です。何人か田中芳樹を読んでいる人と話したことがありますが、だいたい同じ感想を持っているようです。
http://boxlog.hoops.ne.jp/log/bt994341731.htm



#2515 
マナ 2002/03/14 19:53
大判小判・・・

富山県で見つかった大判小判の話題も、だいぶ落ち着いたみたいですが、小判を埋めた子孫の方が、私のお稽古事の先生の親戚らしく、今日いろいろお話を伺ったのですが、もともと当主の申し送り事項として、小判が埋まっている事を伝えていたが、埋めた場所までは分からず実際掘った時には、出てこず、今ごろ出てきて、こまっているらしいです。
また、今度できる、博物館か何かに、寄贈してくれという話も、来ているそうです。




#2514 
奥野 2002/03/14 15:33
イズベスチヤ

昨日は「イズベスチヤ」紙の創刊85周年という記念日だったらしく、プーチン大統領が本社を表敬訪問していました。しかしプーチン、記者との会談の中で最近の米ロ関係について触れ、「ここ数年間で大きな変化を経験した我々と違って、アメリカには古い考え方の人間が多いからね。彼らのことも理解しながらつき合っていかないと」などと放言していました。…根拠はよく分からんがすごい自信だ。まあ、自国の国民を鼓舞するために言ってるんでしょう。しかしそのためにアメリカをコケにしてしまうところがいかにもプーチンらしい。

>プーチン伝

史点で触れられていたプーチン伝ですが、弊サイトの「モスクワ雑記帳」というコーナーでちょっとだけ紹介しましたので、興味のある方はご覧下さい(宣伝ですみません)。18世紀にまでさかのぼるプーチン家の家系図が載っていたりして、なかなか愉快な書物です。

>新聞について

いや、実際夕刊は必要ないような…忙しくてみんな読む暇ないですよ。配達をしていると、つくづく新聞というのは時間がある人のためのメディアだな、と思いましたね。一人暮らしや共働きの夫婦は、契約してもすぐ止めてしまっていました。仕事で家にいない時間が多く、新聞を取っても意味がないのだそうです。

>ルムンバ

というと、モスクワにいる日本人留学生の間では有名です。外国人向けロシア語学校の1つにその名が付けられていて、日本人の留学先としても知られているからです(「ルムンバ記念諸民族友好大学」だったかな?)。ただ最近では名前も変えられましたが、ロシア人の中には今でも「ルムンバ」で憶えている人もいます。今でもソ連時代の地名・施設名は意外に多く残っているから、名前が変わったことを知らないでいるのかもしれません。

>北条早雲(伊勢新九郎)

早雲が伊豆に攻め入ったのも、実は中央政界との連動によるものだったという説が最近唱えられているそうです。当時の将軍・足利義澄は、細川政元などの力によって将軍の位についており、細川氏と近かった早雲(伊勢盛時)もこのクーデターに参加していた形跡があるそうです。この義澄はもともと伊豆の堀越公方家出身で、父・政知の死後に異母兄弟の茶々丸が義澄の実母を殺害して公方家を継承したため、その仇討ちとして早雲を伊豆に派遣した…という構図が成り立つわけです。さらに茶々丸は関東管領の(山内)上杉氏を後ろ盾としていましたが、早雲と戦った大森氏や三浦氏もまた上杉氏と結びついていました。つまり早雲は決して自分一人のイニシアティヴで挙兵したわけではなく、様々な勢力との協力・敵対関係に基づいて行動していたとのことです。
しかし関東管領や鎌倉公方って、早雲との兼ね合いだと全て「旧勢力」として切り捨てられている感がありますが(司馬遼太郎『箱根の坂』なんかでもそうですね)、実情はどうだったのでしょうか。実はこの辺り、初期の鎌倉公方についても語られそうな「室町太平記」に期待しているところなのです。

http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/6218/


#2513 
素人筋 2002/03/14 09:56
マネーロンダリングとアングラマネー

アングラマネーを追放しようということで先進国が中心になって色々やっているけど、マフィアやテロ組織は、自分で銀行を経営しているので、本当に無くすのはむずかいしいと思う。正式に認可を受けた銀行に対して、どれほどの立入検査をする権限があるかでしょうか。銀行自身の直接の犯罪行為を取締るという事であれば、ある程度可能かもしれないが、通常の銀行の業務として行っている行為を、たとえ犯罪の臭いがあるとしても、犯罪行為の一部として見るのは無理があると思う。ロシア、イタリアなどに本拠を持つ銀行の幾つかは、直接、間接、怪しい団体、個人と取引を持っているという。多くの取引の中でどれがアングラマネーでどれが正常のお金なのか区別が付けられないのではなかろうか。



#2512 
ホリ−・ハンタ− 2002/03/14 00:53
史点で、ちょっと〜

>スイス銀行
国際犯罪活劇やゴルゴ13で、おなじみの
ホット・マネ−をク−ルマネ−にしてくれる銀行、
現在では、スイスには、そんな地下銀行も下火らしいです。
オ−ストリア、リヒテンシュタインなどの
コンピュ−タ−を導入してない口の固い地下銀行が
現在、ユ−ロ・マフィアの金庫番を担ってるとか。



#2511 
相良義陽 2002/03/13 22:00
ゆっびっわーゆっびっわー

証人喚問そっちのけでミドルアースにはまりこんでるバカタレがここにいます。
なんというか、両大戦間期のユーゴを見てたら、
なんだ、日本の政治って意外にまともじゃん!
という事に気づきました(笑)。
いや、下がいたからと言って悪いことが良くなる訳じゃないですが。
悲惨すぎます。

>麻薬
麻薬が蔓延すると国が滅びるって本当ですか?
産業革命とかでイギリスが隆盛した時期は麻薬が蔓延し、みんなその危険性に不感症どころか健康のために使ってたみたいですけど。

http://www.h3.dion.ne.jp/~jtpage/cy/


#2510 
徹夜城(深夜に更新作業を行った管理人) 2002/03/13 01:44
ふああああ、史点更新。

日曜からダラダラと遅れていたので先ほど仕事から帰ってから一挙に書き上げて更新。
集中力が上がるとこれだけ書けるんだな、と改めて思いましたが、それは小ネタがわりと面白かったからかも。それでも泣く泣くいくつかボツにしてるんだよな。

>松永さん
ご指摘ありがとうございます。アフリカネタは材料に乏しいもので(調べに行くほど時間がとれないし)手近なものでササッと調べて書いちゃってますのでいろいろと変なことも書くかと思います。その際はご指摘くださると助かりますし、勉強になります。

>奥野さん
新聞休刊日の件ですが、あれは産経新聞が今年から夕刊を廃止する(大阪などでは続けるそうですが)のと併せて「休刊日に新聞発行」という新戦略(?)を開始したのです。「夕刊廃止」だけだと後退イメージなのでブチ上げたものかと思われますが(駅のキオスクで100円売りってのもやってますな)、これに他の新聞が「抜け駆けすんな」とやっているわけですな。
産経はTVCMで「一日に新聞は二回はいらない」などとやったので読売のナベツネ氏が激怒、朝日など他の新聞と束になって会合でいじめたらしくCMの口調は自粛されました。それでいて休刊日発行の作戦も他紙が一斉に(なんと赤旗まで横並び(笑))「休刊日発行」に踏み切ってしまったので産経も踏んだり蹴ったりというところみたいです。まぁなんとも日本的光景という気もしますが、産経のせいで事実上休刊日がなくなってしまい新聞少年たちには辛いところでしょう。

>モーグリさん
うーん、僕は少なくとも最近の田中芳樹はあまり好きではありません。というかまともに読んだの「銀河英雄伝説」ぐらいでして。これは一時結構ハマりましたが、「中国史・軍事史オタクだな」とは感じてましたね(笑)。その後「三国志以外の中国史」発掘に邁進しているあたりはどこか僕も似たようなところがあるので共感しないでもありません。
ただ、以前彼の「中国武将列伝」なんか読んでその「幅は広いけど一部以外には深くはない知識」といささか強烈な批判精神(というかご本人の好き嫌いがかなりはっきり出るんですな)には辟易したところもあります。もう少し余裕をもちなよ、という感じかな。ベクトルは違うけど井沢元彦氏と似たところがあるような…。
強烈な「田中芳樹嫌い」が軍事史や歴史好き(こっちの方にも案外いますよ)の一部に見られるのはそうした「毒」のせいかもしれないな、と思うところも。自分がよく知っているところについて適当なことを言ってると文句の一つも言いたくなりますし(僕も「武将列伝」で覚えがあります)。
それとあくまで印象ですけど、「新規発掘」を標榜する割には結構メジャー系を引っ張り出して「開拓者」然とするところも感じるんですよ。などと倭寇や「太平記」後半戦などとドマイナーなものが大好きな僕などは思うのでした。もっと冒険していいんじゃないかな、と感じるところもあります。

>素人筋さん
あ、でもね、僕はあの喚問、面白い方だと思いましたよ。もともと喚問ってのは裁判じゃありませんからもともとあんなもんです。エキサイトする場面があっただけ見ものではありました(笑)。視聴率はやはり大変なものになったようですしね。それにいくつか明らかに「偽証」になる言質をとってますから決して無駄にはなってませんよ。
まぁそれにしてもマスコミはすっかり「宗男需要」。不景気の時代のアンチ・ヒーローとして大変な「人気」を獲得してしまったようですな(笑)。小泉フィーバーも真紀子人気も石原待望論も宗男叩きも根っこはおんなじのようで。



#2509 
モーグリ 2002/03/13 00:18
ううん

>宗男
それにしても鈴木宗男のあの狂いっぷりはスゴいですよ。
あの田中真紀子が聖人君子に見えてくる・・・・・

>物語作家
過去ログにありましたが、ここをはじめ歴史系サイトでは田中芳樹の評判がいいですね。
私は軍事系サイトにも書き込んでるんですが、軍事系サイトでは評判が良くないです>田中芳樹
なぜか人によって田中芳樹の評価が二極分化しているんですが、どうしてでしょうか?



#2508 
素人筋 2002/03/12 14:01
麻薬が蔓延している

今、若い人の間で、麻薬が蔓延しているという。麻薬といっても現在麻薬に指定されていないが、効果は麻薬と同じ位効くそうだ。渋谷、新宿の路上で鑑賞植物と称して販売しているが、実際は煎じて飲んだりしているようだ。麻薬中毒がどれほど恐ろしいものかは、19世紀から20世紀の初めまでの昔の中国を見ればわかる。国が滅びてしまうのである。今の若者は、麻薬に対して不感症になっているのではなかろうか。麻薬により一時的な楽園・快楽を経験することで、過去の苦痛を取り去ることはできても、そこで蝕まれる精神と肉体はそれ以上損傷しているのである。世の中が余りにも不況で、若者の働く場所が見出されない状況が、このような犯罪を生む原因の一つにもなっているのである。



#2507 
松永 2002/03/12 13:10
コンゴ

史点で
>コンゴの動乱を収拾したのはアメリカの支援を受けた軍人モブツ
 コンゴ動乱を収拾したのは、カタンガ州(国)の元大統領、モイゼ・チョンベだったように思いますが。ルムンバ派の叛乱に対抗するため、国外亡命中のわざわざチョンベを呼び戻したのですが。モブツ少将が権力を握ったのは、コンゴ動乱が終わった後のことだったように思います。
 モブツが権力を握ると、コンゴ動乱で活躍した白人傭兵達(=彼らはもともとチョンベと親しく、部下にはカタンガ人が多かった)は、モブツの独裁性を危険視してモブツ打倒の反乱を起こしましたが、失敗しています。



#2506 
ホリ−・ハンタ− 2002/03/11 23:44
大河ドラマに伊勢新九郎?

あ、でも、それ、民放ではやってましたよ、
確か、北大路欣也 氏が伊勢新九郎を演じてたような〜。
だいぶん前です、記憶がアイマイですが。

新九郎さん は徒手空拳から成り上がったのでは無いのですか?
京都では将軍・義尚の申次衆をやってたってのが
その根拠かもしれませんが、義尚が失脚して
新九郎サンも失業したわけで、やはり、
浪人をして、義妹の嫁ぎ先の今川氏へ職を求めて
流れてきたとゆうことになりませんか?え?違う?



#2505 
奥野 2002/03/11 16:43
「指輪物語」映画、モスクワでも大人気らしいです。

>徹夜城様

休刊日を潰してまで…去年の3月まで新聞配達(奨学生)をやっていた身としては他人事のように思われません。その分、代わりに休みをくれたりするのでしょうか。宗男ごときで(といったら怒られるかもしれませんが)休めるものも休めなくなったら、配達員にとっては泣くしかないです。
それから、「室町太平記」は予備知識がない分だけ余計に楽しく読ませてもらっています。京都という町は、思った以上に争奪が激しかったのですね。子供向のころに読んだダイジェスト太平記だと、この辺りは思いっきりはしょられていました。尊氏と直義の争いの後は「いろいろあったけど、平和になりました」というようなイメージで。

>アール・ケイ様

やはり後北条といえば早雲しかないのでしょうか。最近の研究では、早雲は徒手空拳で台頭したわけではなく、幕府内部でのクーデターなどにも参加する形でのし上がってきた、とする説が有力になってきているようです。一介の素浪人から成り上がった「下克上」イメージが染みついてしまっている現在では、この早雲イメージはきついのかも。もっとも、スケール的にはこちらの方が大きいようにも思われます。将軍の座をめぐる争いや関東管領上杉氏、堀越公方家内部での紛争など、いろいろな要素が絡み合ってきますし。
個人的には、後北条というと末期の頃の方が興味深いです。領国の支配形態もそれなりに完成度が高かったし、武田氏や上杉氏に比べて不当に注目度が低いように思います。同じような篭城戦でも「大坂の陣」だと悲壮な英雄物語になって、「小田原攻め」だと井の中の蛙イメージでは少し気の毒なような気が…まあ、実際にやり方はまずかったので仕方ないと言えば仕方ないですかね。

それから、家来の1人しかいない上杉謙信。意図的な演出だったとは初めて知りました。NHKを甘く見すぎていたようです。しかしあれはどう考えてもやりすぎで、春日山城に2人きりで暮らしているかのような雰囲気でした。「今日はその方が食事の当番じゃ」「ならば殿は洗濯をして下さいませ」とか言っててもおかしくない感じです。

>歴史マンガ

についての話題を引っ張ってしまってすいませんが、ちょっと思い出したこと。昔福井の一乗谷に行ったとき、復元武家屋敷で朝倉氏マンガを売っていました。地元の自治体か資料館か忘れましたが、特注で作らせたものらしいです。漫画家の名は忘れました(たぶん、福井出身の方)。僕が今まで目にした戦国時代物の中で、朝倉義景を弱虫に描いていないおそらく唯一の作品。明智光秀は、信長ではなく朝倉を裏切ったという意味でネガティヴな役どころとなっています(お約束の悪相)。他にも「ご当地歴史マンガ」を探してみると、案外面白いものが見つかるかもしれません。



#2504 
素人筋 2002/03/11 13:13
コケ滑稽

証人尋問が聞いてあきれる。与党の質問、あれってナレアイではないの。30分ももったいない。全国のテレビをつけている電力代を換算したら、日本に対し大変な無駄な出費をさせたことになりはしないか。石油のドラム缶何万本になるのだろうか。国会は茶番劇をするところではない、ということを言いたい。勿論あのような劇であれば、電車賃をくれても見に行くことはないが。野党も突っ込みが足りない。時間が限られているのは同情するが、そうであればもっと的を絞って質問すべきである。最初から余り期待はしていなかったが、滑稽劇にもならない。



#2503 
ホリ−・ハンタ− 2002/03/11 06:13
大判小判のツボの一族

例の大判小判のツボが出た場所は、
かつて豪農の邸宅があったとかで、その豪農の末裔や
子孫とやらが次々に名乗り出て、何やら不穏な雰囲気、
何しろ不景気ですから、約3900万の大判小判を
巡って、骨肉の争いか?(自爆)




#2502 
徹夜城(明日は朝から国会中継を見るかもと思う管理人) 2002/03/11 00:30
明日の国会中継は…

ひょっとして史上最高の国会中継視聴率になったりしないでしょうか(笑)。宗男さんのネタは「史点」にする気はないもののワイドショー的野次馬根性から見ちゃうような気がする。
明日は新聞休刊日のはずで、産経新聞だけが発行する…はずだったのですが、どうも他紙もみんな出すらしいですね(少なくとも朝日は広告が入っていた)。2月11日の再現になりますかな。あの時はオリンピックが言い訳になっていたのですが、まさか明日は「宗男喚問」のためというわけじゃないでしょうしねぇ。「抜け駆けは許さん」ってことのようですな。ちょっぴり産経に同情(^^;)真面目な話、つぶれかねない。

>ひでさん
お書きになっていた「世界の歴史」は立ち読みしたことが。確か集英社から発行された「手塚治虫監修」というやつではないでしょうか?アニメ「まんが日本史」で盛んに手塚治虫のアニメがしゃべるCM入れていた覚えがあります。

>相良さん
>そりゃあもう、イシルドゥアが動いてるのを見ただけで泣きましたから(笑)。
…同感(笑)。僕などはホビット村が想像のまんまだったもんでなにやらウルウル気味になりました。一部にイチャモンもあるようですが(トールキンの遺族がその筆頭らしい)、英米での試写会段階で「風と共に去りぬ」を引き合いに出されてしまったほど、有名原作映画化作品としては屈指のものだと思えます。
トールキン教授が言語学的興味から「エルフ語」を創作し空想世界を作り上げていったというのは解説なんかで読みました。物語作家としての力量はどこで獲得したのかなあと思うところもありますね。

>ホリー・ハンターさん
「大判小判がザックザク」のネタは僕も注目しました。ホリー・ハンターさんがお書きになるんじゃないかなぁと思ったら、やっぱりお近くでしたか(^^)。ところであれって所有は誰に帰属するんでしょう。

>アール・ケイさん
大河オフ会はしばらくご無沙汰しちゃってすいません。土曜に仕事が入っていることが多かったもんで…
一応5月か6月以降に土曜はフリーになる予定です。「ネットのオフ会に出るために」という口実はもちろん明かしていませんが(笑)。時には自分のHPでも(いろいろとあるけど)オフ会やってみっかなぁ、という気分もあるんです。歴史映像もの上映会でもできればな、と、やはり企画してみようかなあ。

>素人筋さん
ブッシュ政権ですが、一部でまことしやかにささやかれる噂として「イラク攻撃は来年秋では」というのがあります。なぜ来年秋かというと、イラク攻撃→フセイン打倒→大勝利でブッシュ支持率急上昇→そのまま大統領選で圧勝・再戦、というシナリオが描かれているから、というんですね。「そこまでするか?」と思うところある半面で「あの政権ならやりかねん」と思うところも。見え透いた「計算」で政策を動かすところがありますからね、あの国は。
核の話ですが、アメリカの新聞二紙があいついでブッシュ政権の核攻撃計画をスッパ抜いてますねぇ。「化学兵器工場を核攻撃」なんて計画まであるそうですぜ。
つくづく思うんですけど、この政権に8年もやられたらかなり世界的におかしくなるような気がする…。



#2501 
素人筋 2002/03/10 21:35
アフガニスタンの次は……

遂にアメリカが動き出しました。予想はしていましたが少し早く進んでいるようです。イギリス、フランスがどのように協力するのでしょうか。ロシアの出方も注目です。中国は恐らく黙認するでしょう。日本はアメリカに追随する可能性が大きいです。ドイツ、イタリアは中立を保つかどうか疑問です。目標は、タリバンの残党及びアルカイーダの一味が潜んでいると言う前提でしょう。未だにビン・ラディン氏が捕まっていない以上、周辺諸国を探さないわけにはいかないのでしょう。もし、ここで捕まえられなかったら当然次の目標が決まっています。その次も決まっています。その次はどうするのでしょうか。中近東の歴史を見ていくと、数百年単位で国境が移動していることがわかります。私の代では恐らく解決がつかないでしょう。次の代(私の子供)はどうでしょうか。やはり歴史は繰り返すのでしょうか。その前に地球上から人類が滅びてしまうかもしれません。猿の惑星が映画ではなく本当の世界にならなければ良いのですが。(祈りましょう)



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