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☆漫画にみる怪盗ルパン

おまけ企画
モンキー・パンチ「ルパン三世」とおじいちゃん
<その2・アニメ編>


☆TV第1シリーズにおける「一世」

 では、アニメ編です。1971年に放送された第1シリーズは、当初原作に近い「大人向け」を意識した内容だったために視聴率的に苦戦し、後半から子供向けのドタバタ系アニメに移行、結果的にこれがその後の長い「アニメ版ルパン三世」の基本路線になった、ということは広く知られています。アニメ版でも「三世」がアルセーヌ・ルパンの孫とされており、第1話の銭形警部のモノローグでもそのことが明確に語られています。
 
 第7話「狼は狼を呼ぶ」は、それまで敵だった石川五エ門がルパン一味に加わる記念すべき回ですが、この話でルパン三世が狙うのは、祖父アルセーヌ・ルパンが盗み出し、父・ルパン二世が奪い取られた斬鉄剣の秘伝です。この回では三世も「これはルパン家の誇りの問題なんだ」とえらく気負っています。

 第19話「どっちが勝つか三代目!」は、三世の祖父「ルパン一世」の遺品(マント、シルクハット、片眼鏡など、通俗イメージの「怪盗ルパン」です)の展示会が日本で開かれ、その警備のために祖父の宿敵ガニマール警部の孫「ガリマール三世」(なぜか「ガリマール」と発音されています)が来日して三世と対決するストーリーとなっています。「遺品」ということはこの時点でアルセーヌ・ルパンは故人と確定してるわけですね。1874年生まれの彼だとこの時点ではまだ百歳を超えておらず、生きてたことにもできそうですが…遺品を身に付けたアルセーヌ・ルパンの人形に、三世が「おじいちゃん」と呼びかけてますが、そういえば原作漫画でもアニメ版でも三世はアルセーヌを「おじいちゃん」と親しみをこめて呼んでますね。このことはモンキー・パンチ氏も「夢を食う冒険児ルパン三世」で明言しています。またその「おじいちゃん」を馬鹿にすることは絶対に認めないという態度も示しています。

 続く第20話「ニセルパンをつかまえろ!」は、原作漫画に出てくる泥棒島のエピソードを脚色したもので、原作同様にこの島にアルセーヌ・ルパンの著書『盗術』があり、これを三世が取り返すストーリーになっています。村に住む老婆のセリフによると彼女は子供のころにアルセーヌ・ルパンに会っていて、「ほれぼれするほどいい男じゃった」と回想しています。


☆TV第2シリーズにおける「一世」

 アニメ版「ルパン三世」のイメージを決定づけたのがこの第2シリーズ。第1シリーズ再放送の人気を受けて1977年から放送開始されましたが、原作からはかなりかけ離れ、明るく楽しい子供向け路線になったことで好き嫌いが分かれるともされるシリーズですが、4年もの長きにわたって放送されました。

 第28話「女刑事メロン」はまたまたガニマール警部の孫が登場しますが、今度はガリマール・メロン、通称「刑事(デカ)メロン」なる女刑事(なぜかまた「ガリマール」と発音されています)。これ、原作では男の刑事だったのですが(こちらはガニマールの孫ではありません)、アニメではなぜか女性に。ガニマールの孫にしたのは「一世」ファン向けのサービスでしょうか。舞台も元祖ルパンの故国、フランスはパリが舞台です。

 第97話はタイトルがずばり「ルパン一世の秘宝を探せ」。アルセーヌ・ルパンがその墓に埋蔵した莫大な秘宝を狙い、なぜかシャーロック・ホームズ三世が各国のエージェントまで動員して探り回る話。「ルパン一世の墓にその財宝が」というアイデアは面白く、また意表をついた笑えるオチもつきます。なおホームズ三世は第15話「名探偵空をゆく」ですでに登場済みでした(この話では「金田二耕助」なんてのも出てきますし、「水晶の栓」の流用も見られます)

 第100話「名画強奪ウルトラ作戦」はストーリーを一般公募した作品のひとつで、かつてルパン一世自身が描き、ルーブル美術館に盗みの代わりに置いてきた名画(?)「汚れなき青春」をアラブの首長が買い取ったので、それを三世が狙う話です。

 第121話「オレの爺さんが残した宝物」は、タイトルの通りアルセーヌがらみの品が登場。まず冒頭にアルセーヌの遺品シルクハットが骨董品店で「非売品」として展示されていまして、三世が祖父の形見をこんなところに飾らせてなるかと盗み出します。ところがそこで銭形に追われ、ドタバタの最中にシルクハットに空いた穴からアルセーヌが盗品「オパールのビーナス」を泥棒仲間に預けた「預かり証」が発見され、三世がそれを取りに行くことに。この一話は原作漫画に元ネタとされた類似のエピソードがあるのですが、漫画の方ではアルセーヌは一切関係がありません。


☆TV第3シリーズにおける「一世」

 1984年から放送された第3シリーズは、当初原作に近いムードを目指したもののやはりTVアニメとしては明るく楽しい路線を取らざるを得ず、後半に行くにつれずいぶん雰囲気が変わってしまい、中途半端な印象になってしまいました。再放送もほとんどされないため、存在自体を忘れられてる気もする不遇なシリーズです。

 第10話「秘宝は陰謀の匂い」では「アルセーヌ・ルパンの遺品」である宝石が登場。それが本物であるかどうかはルパン三世にしか鑑定できないということで、その宝石をもつ某国法務大臣に呼び出された三世がその宝石に光線をあてると、宝石から光が放たれ、なんとアルセーヌ・ルパンの映像(ホログラム?)が空中に浮かびあがります。アルセーヌの姿はやっぱり一目でそれと分かるシルクハット、マントに夜会服、モノクルの姿です。

 第12話「バルタン館のとりこ」では冒頭で三世が盗み出すのが、「アルセーヌ・ルパンの愛人、マリアンヌ・ドゥビビエの肖像画」。なんでも一世が女にだまし取られたものだとか。盗み出した三世は「さすがご先祖様、女性の趣味もいい」とか言っておりますが、良く見ればそれはソックリに作られた贋作。それを描いた人物に心当たりのあった三世は…というお話で、それ以上はアルセーヌとの関わりはありません。


☆TV第4シリーズにおける「一世」

 2015年秋から2016年春にかけて、深夜帯放送ながら久々のテレビシリーズ「ルパン三世」全24話が放送されました。このシリーズは製作事情がやや特殊で、イタリアのTV局との共同制作(アニメ製作は全面的に日本側)で、ほぼ全話の舞台がイタリア、サンマリノに限定され、放送もイタリアで先行しました。以前から「ルパン三世」のアニメがイタリアで人気だとは聞いていたのですが(モンキー・パンチさんによる漫画もイタリアでしか出なかったのがあるそうで)、ほぼ完全にイタリアを舞台にしたシリーズが作られるとは驚きでした。

 もともと無国籍な作風なのでイタリアが舞台になろうとそう違和感はなく、むしろ本来のルパンの「本場」であるヨーロッパを舞台にしたことで、「祖父」であるアルセーヌ・ルパンの世界に近づいている感もありました。ただ残念ながら作品中で「ルパン一世」に触れることは一切ありませんでした。一つには21世紀初頭の年代で30歳前後としか見えないる「三世」の祖父が百年前に現役というのはすでに辻褄が合わなくなっているため、触れないことにしたということかもしれません。

 ですが、それでも「祖父」の話とのリンクをうかがわせるエピソードがいくつか。
 まず第一話が「ルパン三世の結婚」です。なんとルパン三世が本シリーズのヒロインと挙式してしまうという驚きのオープニングになったのですが、これは祖父の「ルパンの結婚」の一編をいくらか意識していたフシがあります。少なくとも放送時には当サイトの「ルパンの結婚」ページに時ならぬ数のアクセスが殺到しました(笑)。物語上の共通点を挙げれば、この結婚の真の狙いが盗みにあること、「離婚問題」が残ってしまうこと、そしてヒロインが冒険に憧れる女性であること(といってもこちらは思い切り積極的ですが)、などがやや強引ながら指摘できそうです。
 
 第3話「生存率0.2%」では、「祖父」ゆかりのお宝である「マリー・アントワネットの首飾り」が登場。「三世」ならこのお宝とおじいちゃんの深い因縁について一言あってしかるべきだったんですけどね。またこの話からシリーズ全体にわたってイギリス諜報部「MI6」が物語に深くかかわって来て、三世と彼らのやりとりには「ルパン最後の恋」の影響があるような気もしました。
 
 このシリーズの放送途中で、スペシャル版「ルパン三世 イタリアン・ゲーム」が金曜ロードショー枠で放送されています。これはTVシリーズの再編集と新作をミックスした内容で、中核をなすお宝がなんと「カリオストロ伯爵の遺産」だったから元祖ルパンファンとしては嬉しくなっちゃいました。「祖父」の物語をしらない人はやはり多いようで、放送前のネット上では「カリオストロの城」とのつながりを予想する人を結構見かけたのですが、これは実在した詐欺師の「カリオストロ伯爵」のことです。これまたおじいちゃんとは深い因縁があるはずなのですが、残念ながらそのことにもまったく言及はありませんでしたね。

 ほかにもルーブル美術館所蔵の「モナリザ」盗難ばなしが「祖父」と関わるといえば関わりますね。このようにチラホラと関連ばなしをちりばめてるのに、「祖父」への言及が全くなかったのは前述のように年代的に無理があるからということなんでしょうけど、「三世」を知りながらその「祖父」の話を全く知らないアニメファンが少なくないだけに、ちょっとはリンクをつけてほしかったところです。


☆スペシャルアニメシリーズにおける「一世」

 1989年からアニメ「ルパン三世」はほぼ毎年90分程度の「TVスペシャル」が製作されるようになり、これはこの文章を書いている2011年まで、実に20年以上も続いています。これだけ長く続いてしまうとルパン三世たちもすっかり20世紀末〜21世紀の人間になってしまい、本来なら「ルパン五世」ぐらいになってそうな話になってしまっています。このため「アルセーヌ・ルパンの孫」という設定は深く考えられなくなり、アルセーヌ・ルパンはあくまで「ご先祖様」的な扱いになってきます。

 1991年に放送されたTVスペシャル第3弾「ナポレオンの辞書を奪え」は、「余の辞書に不可能という文字はない」とナポレオンが言った、その「辞書」が狙うお宝となっていますが、その辞書をナポレオン三世の家からある侍女が盗み出し、その侍女がルパン一世の妻となっていた、という設定がなされています。ルパン一世の妻で泥棒といえば『ルパンの冒険』『白鳥の首のエディス』で活躍したソニア・クリチーノフが思い起こされますが、史実のナポレオン三世はアルセーヌ・ルパンが生まれる以前に失脚した人物で、どう考えても一世代ほど前の話になっています。アニメの中で描かれるルパン一世時代の状況も20世紀というよりは19世紀的で、もはや「三世のおじいさん」ということではなくなってる気もします。
 この話ではルパン一世は盗みにより莫大な財産をつくり「ルパン帝国」まで作りあげますが(この「帝国」の設定は原作漫画にあり、アニメで言及されるのは珍しい)、あまりに浪費がひどいことに呆れたルパン夫人がそのうち最大の財産となる秘宝をひそかに隠し、その隠し場所を自身が盗んだ「ナポレオンの辞書」に書いておいた。一世の死後、息子のルパン二世(ここでは実の息子の設定です)もまた遊び人であったために「ルパン帝国」も崩壊、借金のカタに「辞書」を奪われてしまう。そして時は流れて1990年代、財政難に苦しむ世界各国のエージェントが「ルパン帝国」の莫大な財宝を狙って三世ともども「辞書」の争奪戦をする……というストーリーが軸になっています。ただ劇中「ルパン帝国は中世以来存在した」というセリフもあって矛盾も生じています。
 大騒動の末に三世はとうとうルパン一世の秘宝を発見するのですが…これがなかなかひねったオチ。未見の方のためにネタばれは控えておきます。そういえばアルセーヌ・ルパンの時代(20世紀初頭として)であればかなり価値があったかもしれません。
 
 1996年に放送されたTVスペシャル第8弾「トワイライト・ジェミニの秘密」については、当サイトの『虎の牙』ネタばれ雑談でそこそこ詳しく触れてますが、ここでも改めて書いておきます。
 ヨーロッパ闇社会の大ボス、ドン・ドルーネから「ベイビー」呼ばわりされる三世。すでに100歳を大きく超え、生命維持装置付きでベッドに寝たきりになっているドルーネは、自身がむかしモロッコから持ってきた宝石「トワイライト」の片割れを三世に渡し、モロッコのゲルド族の秘宝を探しだすよう頼みます。三世たちはモロッコに渡りますが、そこで調べるうちに、100年前にドルーネがフランス外人部隊の兵士であり(それでいてドルーネは「フランス人」と明確にされています)、モロッコでゲルド族の独立を守るために戦い、その姫と恋に落ちていた、という、アルセーヌのファンにはどっかで聞いたような気がする秘史が明らかになっていきます。おまけに不二子が町中でちらりと見かける若き日のドルーネの肖像画は三世に瓜二つ。全ての事件を解決して帰って来た三世から報告を受けたドルーネは「ありがとうよ、ルパン…」と初めて「ベイビー」ではなく「ルパン」と呼ぶのです。
 僕がこれまで見聞きした限り、「トワイライト・ジェミニ」と「虎の牙」のつながりに言及したものはないような気がするのですが、作り手はかなり明確に意識してやったものと思ってます。モロッコでの活躍時期はズレるものの、ドルーネの生まれは1870年代ということにもなり、彼が「その人」だったとしても矛盾はないのです。原作漫画で三世の父・ルパン二世が「ルパン」とはその名にふさわしい盗賊になったときに襲名するものだというような趣旨の発言をすることも傍証になると思われます。

  2011年に放送されたTVスペシャル第22弾「血の刻印〜永遠のMermaid」は、アニメ版誕生から40周年を期して不二子、五エ門、銭形のキャストが代替わりした作品で、日本を舞台に不老不死の伝説をもつ「八百比丘尼の財宝」をめぐるストーリーとなっています。この財宝に三世が妙に気負っていると思ったら、実は祖父のルパン一世、つまりアルセーヌがかつてこの「八百比丘にの財宝」を狙い、なぜかそれを盗めなかったという事実が明らかにされます。ただこの話は後半から唐突に出てくるので、どうしても「とってつけた」ような印象を受けます。
 財宝があるという島に渡った三世たちは侵入者をこばむ機械仕掛けのトラップを突破してゆきますが(この辺はインディ・ジョーンズですな)、ルパンを追ってきた銭形警部は島で「一世」が落としていった片眼鏡を発見、そこから偶然「一世」が通った抜け道を落っこちてゆくことになります。やはりアルセーヌ・ルパンというと「片眼鏡(モノクル)」がトレードマークにされちゃうんだなぁ、と改めて思わされます。
 いろいろあって最後に明らかにされる真相は、美しいままの姿を保つ八百比丘尼に「一世」は惚れこんでしまい、「目を覚ました時にまた参上」なんてメモを残し、比丘尼の手にキスをして立ち去っていた、というものでした。まぁ原作のアルセーヌも半分趣味で泥棒してるところがなくもないのですけど、割と実益重視でもあるのでここまで気分屋ではない気がします。
 なお、番組の最後にこの作品のソフトのプレゼントがありましたが、そこで映されたキーワードは「ルパン一世」でした。「三世」がいるから「一世」なんですけど、本当に「ルパン一世」という話やキャラがあるのだと信じてしまう人が多そうで怖い(笑)。

 2013年11月に放映されたTVスペシャル第24弾「princess of the breeze 〜隠された空中都市〜」では、その万能ぶり、おお暴れっぷりで強烈な印象を残す「ミスターG」なる老人キャラが登場しました。かつてルパン一世の仕事を手伝った子分なのか相棒なのかといった設定になっていましたが、ここでも「ルパン一世」という呼称が使われてしまいました。100年前に全盛期だった「一世」の協力者にしてはあまり年が行っていないような…とも思うのですが、そもそも最近の「ルパン三世」スペシャル自体が年代設定をどんどん現代にずらしてきていて、本来の「アルセーヌ・ルパンの孫」設定から乖離してしまってるのですよね。その一方で大人向けのスピンオフ作品「峰不二子という女」や「次元大介の墓標」では原作漫画の1960年代に戻しているのが注目されるところです。
 

☆映画版における「一世」

 「ルパン三世」のアニメ映画はこれまで5作製作されていますが、なんといっても絶大な人気を誇るのが1979年に公開された宮崎駿監督の出世作「ルパン三世 カリオストロの城」です。もはや説明不要とも思いますが、この映画は宮崎監督のカラーが強く「三世」原作のファンからは敬遠されるところもあるようですが、アルセーヌのファンから見ると「三世」よりも「一世」の世界に近い作品に見えます。そしてそこかしこに「一世」ネタがちりばめられているのです。これも当サイトのあちこちで説明してるんですが、改めて。

 そもそも「カリオストロ」という名前自体、アルセーヌ・ルパンが若き日に対決し、その最後の冒険にまで絡んだ女盗賊カリオストロ伯爵夫人に由来することは明らか(もちろんさらに元ネタの実在したカリオストロがいるわけですが)。ヒロインの名前クラリス『カリオストロ伯爵夫人』からの拝借でしょう。また悪役カリオストロ伯爵が三世の予告状を見て「アルセーヌ・ルパンの孫か」と口にしており、「実在」した初代とのつながりをより明白にしています。
 そして有名なのがラストで明かされる「湖底のローマ遺跡」という壮大な仕掛けが、祖父の冒険である『緑の目の令嬢』のラストそのまんまだということ。そもそもヒロイン・クラリスのキャラクター自体は「伯爵夫人」におけるクラリスよりも「緑の目」のヒロイン・オーレリーに近い気がします。クラリスは青い目ですが、かつて日本では「緑の目」を「青い目」と訳すのが大半だっ(保篠龍緒、南洋一郎ともに)というのも証拠の一つに上げられるでしょう。三世が最後に盗んでいった「とんでもないもの」についても、『八点鐘』の「お宝」がヒントになっているのではないかとの推測もあります。

 それと気になるのが、映画のクライマックス手前で映る「ル・モンド」紙に「1968年12月」の日付があること。1979年公開の映画ですが、劇中の年代が1960年代末なのです。しかも三世は明らかに中年以上の「おじさま」設定。仮に30代後半として生まれが1930年代前半ということになり、原作漫画の当初の設定に近いことがわかります。そのぐらいじゃないと「アルセーヌ・ルパンの孫」ってのは無理なんですよね。実は細かいところで宮崎監督、三世とその祖父をからめた年代設定をちゃんとやってるようです。実際のところ僕も原作的な「ルパン三世」ワールドというのは連載中の1960年代、がんばって1970年代までが現実味を感じる限界だったと思っています。


 以上、漫画とアニメにおける「ルパン三世」ワールドにおける、「祖父」アルセーヌ・ルパンを検証してみました。大雑把にあたってみただけなのでまだまだ見落としがあるかもしれませんが。
 漫画・アニメの「ルパン三世」をきっかけにアルセーヌ・ルパンに手をつけてみた、という人も少なくないようですし、この一文が二つの「ルパンワールド」の橋渡しとなり、「元祖ルパン」にもっと深入りする人を増やすことにつながってくれれば幸いです。


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