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「緑の目の令嬢」(長編)
LA DEMOISELLE AUX YEUX VERTS
初出:1926年12月〜1927年1月「ル・ジュルナル」紙連載 同年7月単行本化
他の邦題:「青い目の女」「青い眼の女」「湖底の宮殿」(保篠訳)「青い目の少女」「緑の目の少女」(ポプラ)

◎内容◎

 ラウール=ド=リメジーことルパンは、パリの町中で不審な男に後をつけられるイギリス美女と、同じ男に言い寄られる緑の瞳をもつ美少 女とを見かける。イギリス美女のあとを追ってラウールは列車に乗り込むが、押し入ってきた謎の男たちに襲われ、イギリス美女は死んでしまう。現場近くで捕 まった一味の一人はあの緑の目の美少女。ルパンはついつい彼女を逃がしてしまうが、続く別荘での強盗事件の現場にも彼女の姿があった。
 緑の目の令嬢、オーレリーをめぐって暗闘する男たち。オーレリーのその緑の瞳に隠された記憶の中に、彼らが狙うなにか重大な秘密が眠っているらしいのだ。ルパンはオーレリーを救い、その謎を解き明かすために冒険を開始する。



◎登場人物◎(アイウエオ順)

☆アルチュール=ルボー

シャンパンのブローカー。列車内で死体となって弟と共に発見される。

☆アンシベル夫人
ギョームの母親で未亡人。

☆エティエンヌ=ダストゥー
オーレリーの祖父。秘密の莫大な遺産の鍵を孫娘の記憶に残す。

☆オーレリー=ダストゥー

美しい緑の目をもつ令嬢。彼女が受け継ぐ何か莫大な遺産があるらしい。

☆ガストン=ルボー
シャンパンのブローカー。列車内で死体となって兄と共に発見される。

☆ギョーム=アンシベル
オーレリーの財産を狙う若い男。

☆コンスタンス=ベークフィールド
イギリス貴族の娘で記者。実はヨーロッパをまたにかけた大泥棒。

☆ジャック=アンシベル
ギョームの父親。

☆ジョド
オーレリーの財産を狙う男。

☆ジョドの甥
叔父の悪事の片棒をかつがされる少年。

☆ソビヌー
マレスカルの部下の刑事。大臣推薦で配属される。

☆大臣夫人
マレスカルを公然と保護する某大臣の妻。

☆タランセ侯爵
オーレリーの祖父ダストゥーの友人。「カラバ侯爵」でもある。

☆トニー
マレスカルの忠実な部下の刑事。

☆バランタン
オーレリーに仕える老召使。

☆ビクトワール
ルパンの乳母。

☆フィリップ
マレスカルの部下の刑事。

☆ブレジャック
内務省司法局長。オーレリーの義父でマレスカルの上司。

☆ベークフィールド卿
イギリス貴族。休暇中モンテ・カルロに滞在。

☆ラウール=ド=リメジー
冒険家の若き男爵。もちろん正体は怪盗紳士。

☆ラボンス
マレスカルの部下の刑事で、その腹心。

☆リュシー=ゴーティエ
ロワイヤル劇場の新人歌手

☆レオニード=パリ
オペレッタ女優。

☆ロドルフ=マレスカル

内務省の国際捜査部警視。かなりの洞察力をもつ名刑事だが、ポマード頭のプレイボーイでうぬぼれ屋。


◎盗品一覧◎

◇ジュバンスの泉
薬効のあるミネラルウォーターがわき出る鉱泉。そのありかは湖の下のローマ遺跡。


<ネタばれ雑談>

☆「ルパン空白時代」を語る一編

 『緑の目の令嬢』が発表されたのは1926年。ルパンシリーズ第1作が発表されてから実に20年が過ぎ、ルパンシリーズの仕切り直しともいえた前作『カリオストロ伯爵夫人』からほぼ3年のブランクを置いての発表となった。その3年間、ルブランは何も書いてなかったわけではなく、1924年に非ルパンものの短編『プチグリの歯』を発表しているし(のち英語版でルパンものに改変)、1924年末から25年年明けにかけて非ルパンものの長編『バルタザールのとっぴな生活』(これまた日本でルパンものに改変された)を発表している。それでも「ルパン」からはしばらく遠ざかっているし、以前に比べればややペースが落ちた気がするのも確かだ。

 本作の時代設定は『八点鐘』同様に、またも『虎の牙』よ りもずっと前の前日談、『奇岩城』と『813』の間に挟まれた「ルパン史空白期」となった。第一次世界大戦が始まる前の平和な時代、「ベル・エポック」を またも舞台にしたわけだ。ルブランとしては『虎の牙』の後の時代は描きにくかったろうし、大戦の傷跡が深いこの時期ではかつての「良き時代」を懐かしむ読 者のニーズに合わせたというところもあっただろう。
 では『緑の目の令嬢』の時代設定は具体的にいつなのか。手がかりは本文中に四ヶ所ある。物語の序盤にラウールことルパンが「34歳の男」と表現され、「第一次大戦の数年前の四月末」との明記がある。物語の前半での別荘強盗事件の日付が「4月28日水曜日」となっている。そして物語の終盤、ラウールとオーレリーがローマ遺跡に向かう日付は「8月15日土曜日」だ。ところが困ったことに、万年暦で調べてみるとこの二つを同時に満たせる年は存在しない。ルブランがチェックを誤ったのではないかと思われる。
 「4月28日水曜日説」を採用すると、これは1909年の事件ということになる。だが「8月15日土曜日説」を採用すると一年さかのぼる「1908年」だ。『奇岩城』1908年4月23日木曜日から始まる物語と確定していて、これと『緑の目の令嬢』の冒険が同時期に重なり合うことはたとえ超人ルパンであろうと物理的に不可能だ。ということで、ここでは一応「1909年4月〜8月の事件」ということにしておきたい。ルパンの生まれた年が1874年と確定しているが彼が5月以降の生まれであれば「34歳の男」と書かれていることにも矛盾は生じない。

 『緑の目の令嬢』はルパンシリーズの後期作品の中では割と名前を知られている方だ。その理由はたぶんに「あのアニメ」(これについては後述)の 存在が大きいと思われるが、それを抜きにするとシリーズ中ではそれほど目立たない、小粋ではあるが小粒な作品だ。ルパンの冒険としてはそれほど大がかりな ものではなく、大した強敵も登場せず、推理物としてもそれほど工夫がある方とは思えない。系譜的には『八点鐘』につらなる恋愛冒険小説といったところで、 正直なところ主人公がルパンでなくても…と思うところがなくもない(もちろん「ルパンらしさ」もちゃんとあるんだけど)


☆魅力的なヒロインたち

 そんな中で最大の魅力はタイトルにもなっている「緑の目の令嬢」、ヒロインのオーレリー=ダストゥーのキャラクターだろう。21歳とシリーズ中最年少のヒロインであり(「うろつく死神」の女の子が一応同い年か)、 町でも目を引く金髪・緑眼の可憐な美少女で、優しく清純な修道院寄宿生、はたまた劇場で見事な美声を披露する歌手でもある。莫大な遺産を受け継いでおり、 それを解く鍵を記憶の奥底に持っているため男たちがその争奪戦をしているという謎めいた設定もあって、総じて「守ってあげたくなるタイプ」、「あのアニ メ」で絶大な人気を誇るヒロインの原型と見れないこともない。

 最初はラウール(ルパン)に対して警戒をみせるが、やがて一途な純愛を捧げるようになるあたりは『八点鐘』のヒロイン・オルタンス=ダニエルのパターンでもある。そして相思相愛の関係になりながら、「あなたは永久に愛するようなかたじゃないわ。残念なことだけど、ながいあいだ愛することさえもしないはずよ」(大友徳明訳)とラウールに対してかなり割り切った発言(シリーズの「お約束」にツッコミを入れてる気もしなくもない)をすることも強く印象に残る。
 オーレリーの登場は当然これ一作なのだが、一作だけではもったいないと思う人はいるようで、ジャン=クロード=ラミによるパスティシュの形をとったルパン評論『アルセーヌ・リュパン-怪盗紳士の肖像-』では、ちょっと設定を変えられたオーレリーが登場してルパンの片棒をかついでいたりする。

 一応この物語のヒロインはオーレリーだけなのであるが、物語の序盤でもう一人、出番をこれだけにするには実にもったいない女性キャラが登場している。そう、イギリス貴族の令嬢であり婦人記者、そしてその正体はなんとルパンも舌を巻いてしまった大泥棒、コンスタンス=ベークフィールドだ。こちらも金髪に青い目の町中でも目立つ美女で、実際ルパンも最初は彼女に目をつけてその後を追いかけるのだ。
  レストランでトースト4枚を頼んで周囲を唖然とさせながら、平然とそれを平らげてさらに4枚注文、列車の中でもルパンの目の前で19個もチョコをパクつい ているというすがすがしいまでの大食ぶり。ベル・エポックの時代の女性は「ウェストの存在が認められていなかった」という表現までされてしまうほどコル セットできつくお腹を締めるのが定番で、したがって「淑女の大食い」などとても考えられないことだった。この点でも異様に目立つ女性キャラといっていい。 読者としてはこの辺から「この女、ただ者ではない」と思うべきなのかもしれない。
 そして彼女の名探偵並みの洞察力。ルパンの名刺や帽子のイニシャルからその正体をあっさりと見抜き、ルパンの度肝を抜いている。そしてその正体は国際的盗賊団の一味の女泥棒。ルパンはなるほどそうだったかと思い当たりつつも「一夜の旅の美しい道連れが泥棒だったとは!」などとかなりガッカリしている。自分の職業を棚にあげて、ホントに勝手なやつである(笑)。

 ミス・ベークフィールドは物語の序盤であっさり死んでしまい、もちろん出番はそれきり。「もったいないなぁ」と思った読者は決して少なくなかったようで、フランスで製作されたジョルジュ=デクリエール主演のTVドラマ版ではキャスリン=アッカーマンが演じたベークフィールドはルパンも驚くスリの妙技を披露し、列車で襲われても重傷を負うだけで命を拾う。さらにシリーズのオリジナル作品「トンビュル城の絵画」で再登場してルパンと一緒に「仕事」をするという、なかなか嬉しい改変がなされていた。


☆目の色の話

 ところで、本作のヒロイン・オーレリーは表題のとおり「緑の目」をもつ。本文中のラウールの目線からの表現によると「金色の縞(しま)のはいった、ひすいのような緑色の大きな目」(大友徳明訳)だそうである。

 さて、フランスにおいて「緑の目」をもつ人はどのくらいいるのだろう?
 「目の色」といっても、正確には眼球の光の入り口である「瞳(瞳孔)」の周囲にある「虹彩」の色の話だ。日本人はじめ東アジア人はほぼ真黒な虹彩をしているが、ヨーロッパ系の人たちには褐色や青、緑などさまざまな色の虹彩があり、人物を特定する重要な手掛かりとして昔から指名手配犯の人相書にも必ず明記されていた。
  フランスにおける「緑の目」の持ち主のパーセンテージを確認することができないでいるのだが、ネットであれこれ調べた限りでは緑の目は北欧系に多いらし く、スウェーデン・デンマーク・ノルウェーの「北欧三国」、およびその地からの移住先であるアイスランドでかなり多いという。オランダでも多いというか ら、おおむね北ヨーロッパのゲルマン系民族に多いということになるらしい。フランスもいろんな民族がゴチャゴチャした歴史があるから単純にラテン系民族と も言い切れないのだが、ともかくフランスではそんなに多くないことは確からしい。
 「緑の目」がそう多数派でもない国では、「緑の目」は神秘的、ともすれば魔術的なイメージをもたれるようだ。フランスでの用例は確認していないのだが、たとえばお隣イギリスの魔法使いハリー・ポッターは緑色の目をしている。また同じくイギリスのシェークスピアは「オセロ」や「ヴェニスの商人」の中で「緑の目の怪物(the green eyed monster)」という表現を使っている。もっともここでは「嫉妬(しっと)」の例えとして「緑の目の怪物」という表現を使っており、これを出典として今でも英語の慣用句では「緑の目の怪物」といえば嫉妬、やきもちのことを指している。さらに話を広げると、「緑の一つ目の怪物(green one eyed monster)」といえば宇宙人(エイリアン)の通俗イメージだ。
 イギリスの例ばかりを引き合いにして、フランスでのイメージを確認できないのが悔しいのだが、本作のオーレリーの「緑の目」にも謎めいた神秘性、清純なのか悪女なのか分からない怪物性、激しい感情を内に秘めた恋する女性というイメージを読み取ることは可能だと思う。

 一方のミス・ベークフィールドは「みごとな青い目」だ。 日本人は昔から欧米人を「青目」扱いしてきたのだが、ヨーロッパでも「青い目」の分布は偏りがあるようで、ネットで見かけた分布図によるとバルト海沿岸地 域に多く、そこから離れるに従って少なくなる傾向にあるようだ。緑の目と同じように北欧を中心に多いが、イギリスでもかなりの割合らしい。そういえば作中 でもラウールが特に根拠も示さずに最初から「イギリス女」とめぼしをつけていた。

 ところでこの「緑の目の令嬢」、日本語の訳では長いこと「青い目」と訳されてきた歴史がある。
 まずムッシュ・ルパン訳者である保篠龍緒『青い眼(目)の女』というタイトルで最初に訳している。本文でもオーレリーの目は「青」と表現されていた。じゃあベークフィールド嬢と同じになっちゃうじゃないか?と思ってしまうところだが、保篠はベークフィールドについては「空色の目」と表現して区別していたのだった。
 そして南洋一郎『青い目の少女』というタイトルで本作をリライトしている(オーレリーの年齢も明らかに下げてある)。 しかし奇怪なことに本文中ではオーレリーをちゃんと「エメラルドのような緑の目」と表現しており、ベークフィールドは「青い青い空色の目」と表現されている。現在刊行されているバージョン ではタイトルも「緑の目の少女」と改められているので矛盾は消えたが、以前なぜ「青い目」というタイトルにしていたのか疑問は残る。保篠訳で「青い目」と いう訳題が定着していたからかもしれないが…ベークフィールドの「空色の目」という表現も保篠版を参考にしたのかもしれない。
 日本で「緑の目の令嬢」という訳題をつけたのは1960年刊行の東京創元社版「アルセーヌ・リュパン全集」が最初になる。このタイトルは偕成社「アルセーヌ=ルパン全集」版にも引き継がれたが、南版があまりにも広く読まれたために「青い目の少女」のタイトルでこの作品を記憶してる人は結構多い。
 
 そもそも日本語では「緑」を「あお」と表現することが多い。これは古代日本語では色の分類が「くろ」「しろ」「あか」「あお」の四色しかなかったことが原因と言われ(この四つだけ「○○い」と活用できる)、 現在でも信号機の「青信号」、緑の草木を「あおあお」と表す表現に残っている。本文中に「ヒスイのような」という例えがあるので緑色であることは保篠も百 も承知だったと思うのだが、日本語的ニュアンスとしては「青い目」のほうがいい、という判断があったのかもしれない。また日本人は欧米人に「青い目」とい う印象を強く持っている一方で「緑の目」にはなじみが薄かったことも一因だろうか(確かに見たことのない人には「緑の目」というとすごく不気味に感じたかもしれない…)

 なお、ルパンシリーズの歴代ヒロインの目の色について、当サイトの掲示板でご教示いただいたところによると、
 『ルパン逮捕される』ネリー=アンダーダウンが黒。
 『奇岩城』レーモンド=ド=サン=ベランが褐色。
 『八点鐘』オルタンス=ダニエルが青。
 『エメラルドの指輪』オルガが青。
 という例が確認できるそうである。


☆ルパンはどんな時代だった?

 ミス・ベークフィールドにあっさり正体を見抜かれるが、ルパンはこのときラウール=ド=リメジー男爵なる冒険家貴族に化けている。ベークフィールドに指摘されるように、以前名乗っていた偽名ラウール=ダンドレジーとよく似ている。ただその偽名を名乗っていた『カリオストロ伯爵夫人』はシリーズでは前作とはいえ、「ルパン史」では最初期の話(およそ14年前)で、しかもルパンが巧妙にもみ消した過去と思われるので、ちょっと不自然な気がしなくはない。まぁベークフィールド女史の情報網がカリオストロ伯爵夫人並みに凄かったのかも知れないが。
 ルパンが過去に使った偽名ということでは、ルパンがうっかり帽子にそのまま縫い付けていた「H.V」のイニシャル、オラース=ベルモン(Horace Velmont)も再登場。『おそかりしシャーロック=ホームズ』『結婚指輪』に続く登場で、ルブランも気に入った偽名だったのかもしれない。

 ところでラウール=ド=リメジー男爵は世界をまたにかけた探検家だ。ミス・ベークフィールドのセリフによると、チベットと中央アジアを探検してきて、その探検談のインタビューが新聞記事に載っているというのだ。
 戯曲『アルセーヌ・ルパンの帰還』の雑談で触れているが、この時代「チベット」といえば「世界最後の秘境」の代名詞みたいなもので、ホームズも失踪時にチベットを旅していたことになっていた。その『帰還』ではルパン自身もチベットに旅行しているらしい(もっともこの戯曲は「正史」とはいえないが)。同時代にチベットや中央アジアを探検したといえばスウェーデンの地理学者スウェン=ヘディン(Sven Hedin,1865-1952)が有名で、ルブランもそれを意識していたかもしれない。
 しかしルパンは実際にチベットや中央アジアを探検しただろうか?『ルパンの冒険』でやはり探検家貴族のシャルムラース公爵に会うために南米まで出かけた例はあるし、『影の合図』ではアルメニアに出かけていたとの記述がある。だから中央アジアも…とも言えるのだが、なんとなくリメジー男爵の存在ともども偽装なのではないかという感じがある。後に書かれた『謎の家』でもルパンは世界一周を果たした航海士貴族として登場するが、これも実際にはやってなかったととれる記述になっている。

  ルパンは言うまでもなく「泥棒」である。だが、ちゃんと泥棒生活をしている模様は前期作品に集中していて、後期になると泥棒をやってる様子がほとんど出て こない。本作『緑の目の令嬢』も基本的には美女を助けるためにルパンがほぼ善意で奔走する話で、悪事に手を染める場面はあまりない(一か所だけ、お医者さんにひどいことをしてる場面があるが(笑))
 でもやっぱり泥棒家業で生活してるんだろうな、と思わせる描写もある。ミス・ベークフィールドと同じ車室で眠りにつこうとする場面で、「簡単に手に入れた札束が、財布にどっさり入っている。確実に実行できて、たっぷりと収穫の望めるいろいろな計画が、彼の才知にたけた頭のなかにうずまいている」(大友訳)と書かれているのだ。その直後に皮肉にも自分が強盗に襲われるはめになるのだが、これは『ふしぎな旅行者』でも似たような場面があった。

「その2」へ続く

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