第二試合・秀明八千代vs多古


 第2試合の先攻・1塁側は秀明大学学校教師学部附属秀明八千代高校。この秋の予選は第1試合でも触れたとおり中央学院に0−10(6回コールド)で敗れたが、敗者復活戦は浦安に10−5、千城台に8−0(7回コールド)、成田北に7−2で勝って県大会に出ていた。

 後攻・3塁側は部員16人という県立多古高校。こちらはこの秋の予選、西武台千葉に7−2、印旛明誠に24−4(5回コールド)で勝ってここまで来ていた。

 秀明八千代は平林、多古は村山とともに背番号1が先発したこの試合。1回表の秀明八千代は戸井田と麻生と菅原のヒットで1アウト満塁とするも、5,6番が連続三振で無得点。1回裏の多古は諸岡が2塁打で出るも後が続かず。2回表の秀明八千代は死球のランナーを3塁まで進めたが得点ならず。2回裏の多古は三者凡退だった。

 試合が動いたのは3回表、秀明八千代は久保と麻生の連続ヒットにワイルドピッチで2,3塁として、菅原のライト前ヒットで先制する。ただ後続は三振と併殺打で1点どまりとなる。

 3回裏の多古は四球でランナーを出すも盗塁失敗。4回表の秀明八千代はエラーのランナーを3塁に送ったが後が続かず。4回裏の多古は1アウトから根本が右中間への3塁打で出て、所の右中間への2塁打で同点に追いつく。ただ内野ゴロで2アウト3塁の場面は、秀明八千代も菅原の好捕があって勝ち越しを防ぐ。5回表の秀明八千代はヒットのランナーを3塁まで進めたが無得点だった。

 5回裏の多古は杉山がヒットで出て山田が送り、岡本もヒットで1,3塁から、新谷のライトへのヒットで勝ち越す。ここで秀明八千代は投手を高橋に交代したが、諸岡四球で満塁から根本のライトへの2塁打で2点、所と村山が連続レフト前タイムリーでさらに2点、2アウトからこの回二打席目の杉山がセンターに2塁打でさらに2点入り、1−8と大きく差がついた。

 6回表の秀明八千代は三者凡退。6回裏の多古はこの回登板した吉崎に対し、1アウトから新谷と諸岡の連続ヒットで1,3塁としたが、後続がいずれもフライで無得点に終わった。

 7回表の秀明八千代は1アウトから戸井田が内野安打で出たが、久保の打球はセカンドライナーでランナー戻れず併殺となって試合終了。多古が7回コールドで2回戦に進んだ。

 両チームさほど実力差はなかったと思うが、継投がうまく決まらず大量失点した5回裏が秀明八千代としては惜しまれた。

チーム
合計
秀明八千代
多 古

球審=條 1塁=山本(俊) 2塁=室町 3塁=高内

出場メンバー  
秀明八千代多 古
守備
位置
選 手 名
打数安打打点
守備
位置
選 手 名
打数安打打点
<4>
戸井田
<8>
新 谷
<6>
久 保
<5>
諸 岡
<9>
麻 生
<9>
根 本
<7>
菅 原
<2>
<5>
河 本
<1>
村 山
<2>
利根川
<3>
山 崎
<3>
渡耒(大)
<6>
杉 山
<1>
平 林
<7>
山 田
高 橋
<4>
岡 本
PH
長 尾
合 計
28
12
吉 崎
<4>
阿 部
合 計
24


投手成績

 チーム
選手名
投球
回数
打者
安打

三振
与四
死球
失点
秀明八千代
平 林
4 1/3
19
高 橋
2/3
吉 崎
多 古
村 山
29


盗塁 秀八=0 多古=1
失策 秀八=0 多古=1
犠打 秀八=4 多古=1