千葉県野球場



 千葉市稲毛区天台、千葉県総合スポーツセンターの中にある野球場。正式名称は「千葉県総合スポーツセンター野球場」で、千葉日報では「県総合SC野球場」と言う略称が使われていますが、ファンの間では「天台球場」で通っています。夏は初日から準々決勝まで最多の試合が行われ、春と秋は決勝戦まで行われる、千葉県高校野球のメッカとしてフル稼働しています。

 東日本大震災でスタンドの一部が損傷し、2011年春夏と使用できなくなっていましたが、同年秋から使用が再開されています。

 磁気反転式のスコアボードが見にくい上によく故障する、観客席の傾斜が急で危ない(一方で、段差がある分、後ろの席からでもグラウンドを見渡しやすいのでいい、という指摘もありました)、照明設備がないので日没コールドが多い(ちなみに、故・水島新司氏の漫画『大甲子園』の中に、この球場に照明設備を書き加えるというミスがあったりしました)、など問題点もよく指摘されてました。

 観客席裏の通路に売店があり、夏はもちろん、規模は小さくなってますが、春や秋の大会でも営業しています。

 なお老朽化に加え、2020年東京オリンピックのキャンプ誘致の関係で2018年から2年ほど改修工事が行われ、2020年夏から使用再開。椅子が分離式、スコアボードもLED式になり、照明設備も設置されています。

アクセス
 一般に利用される行き方は2通りあります。

 一つ目は千葉都市モノレール2号線に乗って、千葉(JR千葉駅を跨いだ形でモノレールの駅があり、中央改札前の連絡通路から行けます。京成千葉駅とも繋がっています)から5つ目のスポーツセンター駅から来る方法です。球場のすぐそばを走るため、スタンドからモノレールを見ることができ、モノレールの駅から試合をタダで観戦することも可能です。

 9時台までは6分〜8分間隔、昼も概ね12分間隔と、モノレールの本数は多く、そう待たされないでしょう。

 もう一つはJR総武本線の稲毛駅から京成電鉄のバスを使う方法です。稲毛駅東口の向かって右側、1番乗り場発着の、「草野車庫行き」か、「こてはし団地行き」に乗って、スポーツセンター駅で降りることになります。運賃はモノレールに比べて100円ほど安いのですが、渋滞に捕まる不安もあります。

 また、稲毛駅北口の手前側、2番乗り場から発着している「山王町行き」でも、稲毛区役所を経由する分やや遠回りですが、スポーツセンターまで行く事ができます。いずれの系統も本数は多いので、待たされることはないはずです。

 他にも、勝田台などから来る千葉内陸バスの路線があります。