「空港特急」のなれの果て


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 11月3日、私はふと思い立って、京成の有料特急「シティライナー」というのに乗ってきた。

 この特急、スカイライナーが成田スカイアクセス開通で千葉ニュータウン周りになった後、それでも本線利用者に配慮しようということになったのか、1時間に1本程度、本線周りで京成上野から成田空港までを結ぶようになった列車である。車両は前のスカイライナーだったAE100を使用している。

 利用者はやはり少なかったのか、東日本大震災で電力不足になったらたちまちこちらは全便運休となった。節電の期間がひとまず終わったものの、シティライナーのほうはわずか2往復の運転再開にとどまり、しかも京成成田駅止まりに短縮された。全廃も近いのかもしれないと思ったのも乗りに行った理由だった。

 私自身は新型スカイライナーにも一度乗っていたが、その時は京成上野からの乗車だったので、今回は特急専用ホームを見てみようと、日暮里駅から乗ることにした。8両編成なので全部でどれくらいかは把握できないが、私が乗った2号車の乗客はせいぜい5,6人というところだった。



 スカイライナーは日暮里を出ると空港第二ビルまで止まらないが、シティライナーは青砥と、スカイライナー時代の名残なのか、京成船橋にも停車する。それなりにスピードは出すので、少し前に出た無料特急を八千代台で追い抜いていた。

 1時間ほど走って終点の京成成田に到着。さして多くない乗客が降りて行った。同じことを考える人というのはいるもので、上野寄りに行って写真を撮ろうとしたら、子ども連れで同様に写真撮影している人を見かけた。





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