吹き口の切り方、唇にあたる所の切り方、唇への当て方、空気の吹き方など、コツがいっぱいあります。第一はやっぱり切り方が悪いとどんなにがんばっても音はでません。ということでケーナ(直径2cm)を参考にして、小さい目に切ってみました。 | |
唇に当たる側はちくわ(直径2cm)の厚みを下唇の下のカーブに添わせる為。ちくわが下唇の下に当たるとよい。ちくわの大きさと厚さによってはあごに近いところに当たるかもしれない。 | |
汚い顔のサンプルですみませんが、音を出しているところを携帯のカメラで取りました。なにせ片手で操作しないといけないものですから。 | |
本人よりも色っぽく描いてみました。こういう風にあごに近く当ててみてください。空気は吹き口に入れるのではなくて、かすって通るようにちくわと唇の角度をあれこれ変えてみてください。私もまだ安定した音が出ません。ましてや音階など、まだ遠い話です。 | |
お菓子の空き容器(直径2.5cm)をケーナと同じ吹き口に切った物はちくわより音が出やすいです。ただし、音階を吹くのはきっと無理でしょう。吹くコツの練習になるかもしれません。
余談ながら、小さい容器でも音が低いのは底があるからです。ちくわも底を手のひらでふさぐと音が低くなります。 |
ちくわ笛を吹くことになったきっかけは、楽市楽座の忘年会で、テレビで見たという人がちくわを持って来られたことでした。カリンバのサイトでガラクタ楽器を紹介している私はケーナや空き容器のケーナなど以前に吹いていたのでちくわ笛ももしかしたら吹けるかなと思いました。でもかなり難しいです。上記にも書いているように厚みがあること、柔らかいことが原因です。一定の音がなかなか出ません。すぐにグニャグニャしてしまってツボがどこかへ行ってしまいます。ましてや、指で押さえる穴を開けて、ちくわの柔らかさを利用して音程をあわすというちくわ笛名人のわざはさすがとしかいいようがありません。 ちくわ笛の世界・住宅正人 |