広河原松上げ(京都市)

2007.8.24.撮影

ぷらっと散策写真集! 8月24日 広河原松上げ(2年くらい前かもしれません。)
京の伝統行事芸能(夏)(下の方に他の松上げと共に説明があります。)
広河原松上げ(タウンナビ京都)
広河原松上げ(京都府)
花背・久多・広河原保勝会

場所:広河原下之町(マピオン地図)

京都バスの鑑賞会へ申し込んで行きました。バスは1時間半くらい乗るので、完全予約制、全員着席。17時〜18時の間にバスの座席が埋まり次第出発。 受付時間より少し早い目に並んだので最初のバスで17:05頃出町柳を出発。鞍馬寺を過ぎどんどん山に入り、ヘアピンカーブの花背峠を抜けてまだまだ走り、広河原到着は18:40頃。まだ薄明るかったです。各自鑑賞する場所を確保。広河原付近の住民の方が既にシートを広げて席を取っておられたのですが、まだ一番前が空いていたのでラッキーでした。川をはさんで向こう側に大松と小さな松明が準備されています。
広河原松上げ 広河原松上げ
20時過ぎ、もう真っ暗です。小さな松明に火がつけられます。暗い会場が徐々に明るくなっていきます。川沿いと観客席の目の前1mくらいのところにも竹の棒に松明を差していきます。(画面が広く見られる方は1200pixの写真へリンクしています。)
広河原松上げ
準備はゆっくりと進んでいきます。小さい松明が徐々に燃え尽きていく…と思っていたら、クルクルと回しました。するとまた燃え上がるのです。
広河原松上げ
20:30頃鐘と太鼓が鳴り、いよいよ手松明をクルクル回して投げ上げ始めました。鐘と太鼓はずっと同じ調子でゆっくりと鳴っていました。なかなか大松の笠に入りません。人数は何人かわかりませんが、20人か30人か、かなりの男性がそれぞれに手松明を投げています。笠の下の方に手松明がひっかかって燃えました。おかげで目標がよく見えてきました。笠の近くまで上がる度に観客も「あーー!」と叫びます。そのうち一つが入りみんな拍手しましたが、昨日の雨のせいか、燃え上がりません。残念です。また次々と投げます。
広河原松上げ
ようやく2つくらいが入り、燃え始めました。
広河原松上げ
それからはいくつも入りどんどん笠が燃えていきます。投げる時にクルクル回して反動をつけるのがきれいでした。
広河原松上げ
燃えさかる笠。いよいよクライマックスです。大松が倒される時がきました。
広河原松上げ
ドーーーンと20mの高さの大松が目の前に倒れてきました。
広河原松上げ
すぐにみんなが寄ってきて他の松明に燃え移すようです…が。「はずせ!はずせ!」という声や、「これからつっこみが始まります。ゆっくりご鑑賞ください。」という女性達の声。時間に余裕のある人がたくさん残って見ておられます。
広河原松上げ
京都バスの鑑賞会で来た私たちは、終電との接続を考えて「大松が倒された時点でバスにお戻りください。」と言われているので、ここで席を立ちました。後ろの方は脚立に乗らないと前が見えないような人だかりでした。一番前に座れて本当によかったと思いました。後ろ髪を引かれながらでしたが、ちゃんと約束をみんなが守ったので、終電には余裕で間に合う時間に到着できました。バス出発は21:20頃、出町柳到着22:40。予定より早く着きました。

参考までに。京都バスの募集は京都バスのサイトにあります。花背と広河原の松上げ鑑賞会があります。往復の交通を保証してもらえます。持ち物はお弁当、お茶、敷物、懐中電灯、虫さされ用の薬など。バス運行中はトイレ休憩はありません。現地には仮設トイレがありますが、行列になります。ゴミは各自持ち帰りましょう。
私が行った時は旅行会社のツアーなのか、京都バス以外のお客さんも来ておられました。口コミで広まっているのかもしれませんね。