各調を弾く順番はハ長調から始まり以下の通りに決まっている。弾き続けていると、スケールの練習をしているというより、一つのエンドレスの曲を練習しているような気になってきて、とても楽しい。
【特徴】
- 運指: 開放弦から始まるいくつかの調以外は長調の時には2の指から始まり、短調は1の指から始まる。
- 始まりの音: 長調から短調へは短3度下がる。長調から短調へは長2度下がる。(長2度=1音=全音)
- 調号: 調号なしからシャープが一つずつ増え、フラットが一つずつ減り、調号なしに戻る。
【練習方法:最低限、これだけは】
- 右手はim,maの2通りでアポヤンドで弾く。
- 2/4、3/4、4/4のリズムで弾く。
- 各調の最後は根音(ルート)が1拍目に来るように終わる。
- 一音、一音をていねいに出して、むやみに速く弾かない。
【目的】
- 調号とその長・短調がわかる。
- I,IV,Vの和音がわかる。
- 調性感(調の持ってる雰囲気)がわかる。
- 運指のルールがわかる。
- リズムを変えることにより、各指のつながり方がなめらかになる。
【一言】
とにかく弾き続けること。「この練習は何に効くのか」と即効性を求めないこと。基礎体力をつけるウォーキングのようなもので、知らず知らずのうちに何かの変化があるはず。
忙しくてギターの練習をちゃんと出来ない時はこのスケールのみの練習で基礎力の低下を防ぐことができる。結果論だが、ギターの音が良くなることがある。
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2004.10.31.
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