私の初めての楽器。おもちゃなんだけど・・・。幼稚園へ入る前、たぶん3〜4才くらいの時、卓上ピアノを買ってもらう。赤いピアノで足はなかった。白鍵のみで黒鍵は色が塗ってあった。近所のお姉ちゃん達(10才くらい違うかもしれない、大きなお姉ちゃん達)に遊んでもらって、「荒城の月」を弾く。♪ミミラシドシラー、ファレミーミ、ラーーー。「あ、ラがない・・・。」というくらいの音域だった。 小学校2年生の時に足踏みオルガンを買ってもらった。「1週間で弾ける」とかいう独習本も一緒に。ピアノを習いたいと言っていた私に対して、これが親としての最大の譲歩だったと思う。(戦後間もないってこういうことなんだ。) 30歳を過ぎて“ぎたあ好き”になった後にもまだピアノが欲しいと思ってたが、部屋の狭さなどから小さなキーボードを買った。あこがれの曲、バッハの「インベンション」を3ヶ月かけて独学で練習したというのが唯一のピアノの頂点・・・。(低い山やねえ〜) 何か楽器を演奏したいと思っていたので、働き出してからクラシックギターを習い始めた。どこで進路変更?自分で買える楽器だったから・・・。今は正真正銘の“ぎたあ好き”。 2003.3.1.
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