和をもって日本となす

ロバート・ホワイティング

角川書店 1990. 3.30 初版発行 \2000


 日米野球摩擦ものの第一人者(^^;)ロバート・ホワイティングのあまりにも有名な一冊。
 それにしても、ホワイティングって、野球摩擦で何冊本を書いているんでしょうね。私の知っている限りでも4,5冊はあります。
 この本は1989年にアメリカ人のために書かれた本で、なにか外人選手が日本ではかなりひどい扱いを受けているような紹介がされています。
 まぁ、全て真実なんだろうけど、何か違和感があるなぁと思っていました。
 で、よくよく考えると、日本で外人選手に対して排他的な仕打ちをしているのは、多くの場合、マスコミとか野球界そのものとか、表面的に世間に出てくる部分の人たちなんですよね。
 ファンの立場として考えると、そんなに外人選手をよそ者扱いしているという印象はないんですよね。少なくともいいプレーを見せてくれる選手に対して敵意をもつというのはファンの間ではなくて、大抵野球機構が妙なコメント出したり、マスコミが変なこと言い出すケースが多いんですよね。
 どうも私のマスコミ不審はそんなところに起因しているような気がします。マスコミが世論を煽ったり、操作したりしている・・・。(^^;
 この本の題名に示されているように、日本の野球はを重んじているということが書かれいます。
 野球に限らず、日本人って基本的にそういうところありましたね。
 でも、なんか最近はそういう風潮もだんだん薄れていっているような感じがします。ただ、日本の中枢を動かしているお年寄りはいまだに・・・なんでしょうが。(笑)
 それに日米の野球環境も、この本が書かれた当時と比べてかなり変わってきました。
 何と言っても、野茂をはじめとする日本人選手の大リーグでの活躍。アメリカ人の日本を見る目、日本人のアメリカを見る目が野球を通して変わってきたという意味では画期的ですよね。
 日本でも実質的な外人枠の撤廃があったりして、どんどん状況は変化しているように思います。
 この状況をホワイティング氏はどういう風に感じていることでしょう。是非、1冊出して欲しいものです。

 この本には、いくつかの球団歌の英訳が載っているのですが、試しに六甲颪を歌ってみると・・・ちょっと歌詞とメロディが合いませんね。なんとかマスターしたいんですが。
 オマリーかグリーンウェルに歌ってほしいものです。(笑)

 最近、本屋で文庫版を売っているのを見ました。かなりのボリュームがあるので、さすがに上下巻に別れていました。興味がある方はどうぞ。。。


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