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この映画は野球映画っていうよりはファンタジィなんでしょうが、間違いなくベースボール魂(笑)にあふれたいい映画だったと思います。 この映画を見ようと思ったきっかけは、この話の背景になっている大リーグの八百長事件(ブラックソックス・スキャンダル)にちょっと興味があったから。もちろん野球絡みという部分が大きかったと思います。同じネタでフットボールだったら、評判良くても見なかっただろうな。(^^; この八百長事件については、ケビン・コスナー演じる主人公の語りで当然触れられますが、あまり深くは語られなかった気がします。 背景として、この事件はすごく意味があるんですけどね。アメリカではもう常識として伝説化してるんでしょうか。この事件をよく知らない人は映画「エイトメン・アウト」を見て予習してから、この映画を見るといいかもしれません。 ストーリーは有名なので簡単に・・・。(^^; 農夫の主人公がある日、天の声(?)を聴いて、自分の持っているトウモロコシ畑を一部ぶっつぶして野球場をつくり、そこにかつて野球で挫折した人たちが集まって野球を始めます。で、この人たちはゴーストなので、最初は主人公の家族だけ、その後、主人公と一緒に不思議な体験をした(元)作家にしか見えないという話です。 あぁ簡単過ぎる。。。(笑)とにかく見てもらうしかないな。 まずこの野球場にやってきたのは、あの八百長事件で永久追放になった8人のうちの1人、シューレス・ジョー。この人が来るというのも意味があるんですな。彼は言います。「金はなくても、野球がしたい」 あの事件のときに金を受け取ってしまったけど、決して八百長はしていなかった(成績がそれを証明している)。野球が好きで好きでたまらないのに、追放されてそれができなかった無念・・・。 そして、彼以外の永久追放された7人の選手をはじめ、1イニングだけ守備についただけで引退して余生を医者として過ごした"ムーンライト"グラハム(彼も最後に重要な役割が・・)、主人公と後半行動を共にした元作家テレンス・マンもかつてメジャーのグランドでプレーしたいという夢があったり、とにかく全員が意味をもってこのグランドに集まってきます。 主人公にしても、昔父親にやらされた野球が重荷になり家出して、その後父親に謝りたかったけど、それも果たせずじまいになっていたという傷をもっていたわけです。 で、ラスト近く。 このフィールドに戻ってきた選手の1人がその主人公の父親。かつてマイナーでプレーしていた選手だったのです。そして、2人のキャッチボール・・・この場面、ちょっとジ〜ンときましたねぇ。この映画の私の評価はこのシーンで決まったとも言えます。 For Our Parents ラストにクレジットされるこの言葉こそ、実はこの映画のテーマだったわけですね。 ついつい絶賛してしまった。(^^; さて、ラストシーンなのですが、ストーリー上必然だったのかもしれませんが、この夢の球場を見るために全国からやってくる車の列・・・というシーンはちょっと違和感感じました。なくても良かったんじゃなかろうか。 |