勝利投手の権利2


【問題】
さて、勝利投手の権利1のケース以外では、いくら味方がリードをしていても先発投手は5回を投げきらないと勝利投手になれません。

では、そのリードを守りきった場合に先発投手のあとで2人以上の投手が投げた場合に、勝利投手はだれになるんでしょう?


【調べてみると】
 設問のケースのように、先発投手がリードしている試合で5回途中で代えられ、その後に2人以上の救援投手が投げて、そのリードを守りきった場合について説明します。
 この場合は、勝利をもたらすのに最も有効な投球をしたと"記録員が判断した1救援投手"に勝利投手の記録が与えられます。

     大阪ドリームス  0 0 0 0 8 0 0 0 0
     東京メッツ    0 0 0 10 0 0 0 0 ×

   東京メッツの投手  立花   5回途中8点とられてKO
             日下部  このあと無死満塁を抑える
             火浦   6回〜9回 無失点

 この場合、立花に勝利投手の権利がないのは当然ですね。さて、日下部と火浦どちらが勝利投手になるでしょう?たしかに日下部は逆転のピンチを抑えましたが、火浦は2点差で4回を抑えきっているんで、おそらく火浦が勝利投手ということになるでしょう。(多分、記録員はそう判断するでしょう)
 ところが、もしこの試合の得点経過が・・・

     大阪ドリームス  0 0 0 0 8 0 0 0 0
     東京メッツ    0 0 0 10 7 0 0 0 ×

   東京メッツの投手  立花   5回途中8点とられてKO
             日下部  このあと無死満塁を抑える
             火浦   6回〜9回 無失点

 5回裏にメッツが7点入れていますから、6回以降の火浦より、ピンチを防いだ日下部の方が勝利に貢献したと判断される可能性が高いでしょう。従って、この場合は日下部に勝利投手が記録されると思われます。(たぶん・・・(^^;)

 いずれにしても、試合の内容がものを言うということですね。

  (野球規則 10・19(c)-(1))
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