私の怪我

ある夏の日・・
家で壁際に寝ていた私は、ロックチェアが
壁に立てかけてあるのを知らずに寝返りをした際、
足の上に落ちてきた。痛みはあったけれど
外見はどうもしていなかったので、そのまま
毎日自転車で職場通いをしていた。

秋に入り・・気候が寒くなり始めたころ
自転車でペダルを踏むたびに膝が痛い
それでも職場へは行っていた。
けれど・・痛みは益々、ひどくなる

母にこの痛みを訴える
「病院へ行って調べてもらいなさい」
職場へ「病院へ行って来ますので今日は休みます」
と言って、病院へ行った。

母は仕事なので 心細かったけれど一人で病院へ。
そこでされたこと

病院では 水がたまっていないか・・と大きな注射器で
吸い取られたけれど・・なにも出てこなかった
痛かった。次に膝のレントゲンを撮ります・・・と
撮られたのだけれど、このレントゲンの撮り方が
ひどい!膝の骨と肉を分離?するのか、
これまた大きな注射器で空気を入れられた。
この時の気持ちって・・・
上半身と下半身が引き離されるような感覚で苦しかった
検査が終わって帰るときは膝に注射器で穴があいて
包帯で巻かれ、痛々しい状態で家に帰った。

家族から大変な検査のようだったね、と
母に病院から渡された紙を渡して
明日も来て下さいって言われたよ・・と言った。

母は紙を見て「あすはお母さんも一緒に行くからね」
わたし「どうしたの?」
「説明があるそうよ」
翌日 母と一緒に病院へ そこで説明されたこと、
膝の手術が必要です。夏に落ちてきた椅子で
骨にひびが入り内出血を起こしています
良く今まで我慢しましたね・・と医師から言われた。

あ~大変・・入院なんていやだあ、母も困った様子、
仕事があるので私に付いていてやれない
どうしたものか、と悩んでいたに違いない。
家に帰って入院の準備、まずは職場へ休暇願いを出す

二日後 病院へ・・母が付いてきてくれた
午後から手術することになっている
私は三十分くらいで終わるだろう・・くらいに
考えていたけれど・とんでもない五時間もかかっていた

入院生活