ファミリーコンピュータ・ツインファミコン・ニューファミコン対応
NSF PLAYBACK CARTRIDGE
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「TNS-HFC1-E」はファミリーコンピュータ専用NSF再生カートリッジです。
本製品は各種エミュレータやWinamp等のサウンドプラグインとして提供されているNSFファイルの演奏をファミコン実機で行いたいとの要望に応えると共に、簡便でローコストなSDメモリカードをNSFファイル記録メディアとして採用することで、MacOS系・Windows系パソコンのプラットフォーム問題を解決しました。 |
作品型式:TNS-HFC1-E
頒布価格:\4,800(拡張スロット標準装備)
主な参加イベント:
コミックマーケット69
平成17年12月30日(金)
配置場所:西地区
お-46a T.N.S.
平成17年末をもちまして頒布を終了しました。
後継モデルTNS-HFC2をご利用ください。
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■作品の特長
- SDメモリカードにNSFファイルを記録してファミコン実機演奏ができます。
小型フラッシュメモリカードとして最も普及しているSDメモリカード対応スロット搭載しています。デジタルカメラや携帯電話を購入したときに付属している低容量のSD(miniSDはアダプタ経由)メモリカードを有効利用できます。
- ルートディレクトリにNSFファイルをコピーするだけで演奏
ファミコン実機で演奏させたいNSFファイルをパソコンを使ってSDメモリカードのルートディレクトリにコピーします。
それをSDメモリカードスロットに差し込んだ後、ファミコン本体の電源を入れてリセットボタンを押すと演奏が始まります。
- 複数のNSFファイルを1枚のSDメモリカードに記録できます
(※最大100ファイルまで)
電源ON時はルートディレクトリで最初に見つけたNSFファイルをロードして実行する為、
複数のファイルを演奏する場合には、曲順セレクトボタン(プラス・マイナス)を押してNSFファイルを選択して、リセットボタンを押してください。
- 8・16・32・64・128・256・512MBのSDメモリカードに対応
TNS-HFC1-E開発には、松下電器産業製と東芝製のSDメモリカードを使用しました。その他のメーカ製の物は、SDメモリカード動作情報に適時情報を追加しています。
- FAT12・FAT16フォーマット自動認識
一般的に64MB以下の容量のSDメモリカードはFAT12フォーマットです。もしFAT12で問題が起きた場合には、Windows系パソコンのFORMATコマンドでFAT16フォーマットに変更できます。(Windows2000/XPで確認済)
- 自作NSFファイルの演奏に対応しています。
こちらのmck WikiやMCK-2CH(更新停止中)等で紹介されているファミコン音源演奏プラットフォーム「mck」や海外の「Nerdtracker II 」等によって生成された「nsf」をファミコン実機で演奏することが出来ます。NSFデータの生成方法によって演奏可否が以下の様になります。
- 演奏できるNSFファイル
ファミコン本体内蔵音源 矩形波・三角波・ノイズ・デルタPCM
●MMC5拡張音源(ジャストブリード・役満天国・ガンサイトなどの大型カートリッジ)
●VRC6拡張音源(悪魔城伝説のみ対応。マダラ・エスパードリーム2はvrc6.hに変更が必要)
●ナムコ106/163拡張音源(女神転生II・ファミスタ'90・妖怪道中記など多数あり)
を使用し、バンク切り替え命令を使用していないマッパー0の32KB以下のNSFデータ。
FAMICOMPO SonSon以外は全曲演奏可能ですが、Wiz.氏の曲はppmckが必要です。
2A03.ORGで公開されているNSFデータには演奏可能なものが多くあります。
Famicompo mini Vol2 拡張音源を多重使用した曲は正常演奏できません。
初代mckドライバには、一部コマンドを使用した場合にライト専用レジスタ($4003,$4007)を
リードしてしまう、エミュレータで開発されたソフトウェア特有の問題があります。
解決方法としてはppmckの最新版を使用してください。
http://takamatsu.cool.ne.jp/dutycycle/ppmck.html
※初代mckドライバ固有のループ処理不具合は、ファームウェアv1.10以降で対策しています
ファームウェアアップデートはこちらのページをご覧ください。
- 不完全な演奏となるNSFファイル
外部拡張音源 VRC7
を使用し、バンク切り替え命令を使用していないマッパー0の32KB以下のNSFデータは、リカバリータイムとアクセス手順がエミュレータと実際のハードウェアで違う為、音程・発音のズレが発生します。
現状では、ppmck 0.8以降に含まれる vrc7.h がVRC7拡張音源に完全対応している為、
一部を除き、以前のmckなどを使用したNSFデータは正常な演奏を期待できません。
画像をクリックすると拡大して表示します
※平成17年11月頒布分より、拡張スロットは標準装備となりました。
- 演奏が難しいNSFファイル
外部拡張音源
FDS・FME−7
を使用したNSFデータは、拡張音源パートが全く演奏されません。
(現状のmckドライバでは対応できません。実機演奏対応ルーチンを組み込む必要があります)
バンク切り替え命令を使用したNSFデータ
主に32KB以上のNSFファイルが対象となります(例外的に32KB以下も有り)
- ファームウェアはSDメモリカードを使用してアップデートできます。
TNS−HFC1−EのファームウェアはSDメモリカードを使用してアップデートを行う為、特別な機材は不要です。これによりハードウェア変更を伴わない機能拡張・不具合修正は適時可能になります。
ファームウェアアップデートはこちらのページをご覧ください。
※ユーザ様が不正なアップデートファイルを使用してTNS-HFC1-Eを機能停止にした場合には有償修理対応となります。
- TNS−HFC1−E上の3.5mmヘッドホンジャックから音声出力できます。
初代ファミリーコンピュータはRF出力しか無い為、音源として使うにはかなり不便な物でした。本製品はカートリッジ上に3.5mmヘッドホンジャックとボリュームを装備することで外部音響機器との接続が簡単になっています。
※セパレート2ch出力時は、拡張スロットと内蔵音源は個別に音量調整可能です。強制モノラル・拡張音源ミキシング出力時は、左右バランスのみの調整となります。
- 簡単なユーザインタフェースでTVモニタが不要です。
TNS−HFC1−EにSDメモリカードを差し込んで、ファミコン本体のリセットボタンを押しながら電源スイッチを入れて起動します。TNS−HFC1−E上の状態表示LEDがグリーンに点灯してから、リセットボタンを離せば即演奏が開始されます。TVモニタが設置できない環境でもファミコン実機演奏を行うことが出来ます。
※SDメモリカードからのNSFファイルロード時間は、最短0.25秒、最長1秒です。
- カートリッジケースに格納する事が出来ます。
TNS−HFC1−Eは、1989〜1992年に掛けて発売された任天堂製大型ゲームカートリッジケースに若干の加工を施す事で格納する事が出来ます。以下のPDFファイルをダウンロードして加工の参考にしてください。
加工図面PDF(Acrobat5以降、第三角法、縮尺1:1)
■ハードウェア仕様
型式
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TNS-HFC1-E
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CPU |
8bit-RISCプロセッサ
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メモリ容量 |
32768byte
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I/F規格
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HVC-CPU準拠
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音声出力
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アナログセパレート 2ch
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内部電源電圧
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3.3V±2%
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重量
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約45g(拡張スロット含まず)
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外形寸法
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99.0×98.5×11.0mm
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■問い合わせ先・リンク等
問い合わせメールフォーム http://www2s.biglobe.ne.jp/~tns/mailform.html
コミックマーケット(コミケ・コミケット)に関する情報は、こちらのホームページをご覧ください。
■オンライン頒布
平成17年末をもちまして頒布を終了しました。
今後は、後継モデルTNS-HFC2をご利用ください。
※頻繁に寄せられる質問はFAQコーナーに随時掲載しています。
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※記載の商品名、会社名は各社 の商標または登録商標です。改良のため仕様等予告無く変更する場合があります。
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