県立M高校体育館。
女子体操部が練習を行っている。顧問の教諭はキャプテン桜沢麗子に
全幅の信頼を置いている為、今日のように姿を見せない事がしばしばある。
「キャプテン、あそこの男子たち何とかしてください。練習ができません」
「・・・しょうがないわね・・・」
「ひゅーひゅーっ!! レイコちゃんカッコイー」
懲りない野郎たちは、近づいてくる桜沢麗子を見て更に歓声をあげた。
「騒がしいわよ、あなたたち!!
 競技大会前なんだから、邪魔しないで欲しいわ!」
麗子は、野郎たちを軽くあしらった。

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