「へっへっへっ。ついに見つけたぜ幻のM族王族の陵墓だ。これで大金持ち・・・」
「待て!」
「墓守か。お前の事も調査済みだ。その為に国一番の剣の達人を雇ったんだからな。おい!」
「へい。・・・お前が墓守オパだな。俺は・・・」
「盗人の名など聞いても仕方が無い。早々に立ち去れ」
「ふん、最強の闘士か何かしらんが所詮は女・・・切り刻んでやるぁぁ!」
勝負は一瞬だった。男の剣は空を切り、その首は自分の雇い主の足元に転がった。
「ひ、ひぃ・・・」
墓荒らしの悲鳴も途絶えた。首を落とされて・・・。荒野に風が吹き、彼女の髪をなびかせる。


戻る