「まずPURPLE防御スーツは破られている、
 それはエンジェルの捕まり方から明らかよ」
「だから対抗策を講じて……」
「最後まで聞いて、ドラゴン。
 あなたの言うとおり、エンジェルの最後の報告を受けて
 PURPLE防御スーツを強化して二人を送り出した。
 でも、こちらの想定を敵が上回っていた
 ……くっ……ヤツらを甘く見た私の判断ミスよ。
 本当にごめんなさい」
「DARK PURPLEを甘く見ていたのは私だ。
 状況報告をすべて受けてセックス教団壊滅を優先した。
 責任はすべて私にある」
「二人を責めるつもりはありません。
 それで、対抗策はあるのですか?」
「ありがとう、イーグル。
 実は私の独断だったけど、
 最悪の事態を予測してバットとジェットのスーツに
 成分分析モニタを装着していたのが役に立ったわ。
 新型PURPLEの成分は完全に解析できた。対策も可能よ。
 改良スーツが出来次第、シミュレーション実験に入るわ」
「実験成功と同時に出撃してもらう、
 いいなドラゴン、イーグル」
「もちろんです!!」


ひとつ戻る   ROOMへ