デッキ名：羊ののろい

開発時期： Vision 後
コンセプト： Ovinomancer(VI) を使うことと、土地をまわすこと。この２つをテーマにしました。
コメント：
Ovinomancer は CC:2U で 0/1 という低い能力値と「出すとき、土地３枚を手札に戻す」「能力を使うコストとして、手札にもどってしまう」という非常に厳しいハンデをもつため、あまり評価の高くないカードです。実際これらの問題さえなければ能力自体は決して弱くはなく（青で単体 Creature を殺せる数少ない方法）、ほとんどどのような相手でも倒せる非常に有効なカードになります。これを何とか回そうとして、怒涛の Land 操作能力を組み込んでみました。
デッキ自体は、比較的普通の Creature Rush 型の緑デッキです。キーカードは、土地を大量展開するための Skyshround Ranger(TE) と Summer Bloom(VI)。このデッキには、Ovinomancer をはじめ、手札に土地を戻すカードが多数あるので、戻したものをどんどん出していくことになります。最終的には、Manaを使い切ってやせた Wallof Root(MI)を犠牲にして Natural Order(VI)で大型Creatureを引っ張り出し、勝負をつけます。
常套手段のコンボは、

Natural Balance(MI) 反応で Soldevi Sage(AL) でカードを引く（同時に場の土地を減らして、デッキから大量に土地を抜き出す。

Ovinomancer を召喚、すぐに Summer Bloom で戻した土地をすべて出す。

弱点：
普通の緑は「Block されるのを前提に攻撃」なのですが、このデッキは「Blocker を Ovinomancer で排除して攻撃」を目的にしているので、これを止められると非常に苦戦します。Ovinomancer をどうこうできるカード（Creature 排除）を浪費させる意味で Rogue Elephant(WL) や Harvest Worm(WL)が入っているので、極力これらを先に展開すること。AEther Flash(WL) や Prodigcal Sorceror は・・・笑いましょう。
まあ、本気で組むなら Uktabi Orangutan(VI),Emerald Charm(VI)をいれておくのは常套手段、Creeping Mold(VI) という選択肢もあります。また、最近のPropa-Orbなどを考え、Tranquilty なども有効です。
Ovinomancer はどんどん手にもどってしまうので、Creature Enchantment は余り有効ではありません。Broken Fall(TE)などで守るのも一つの手でしょう。

開発以後では：
最近 Stronghold からいいカードがでたので、いくつか試験的に試しています。

Constant Mist(ST)：土地を非常にぐちゃぐちゃするデッキなので、予想以上に土地は余ります。Buyback しまくり。

Burgeoning(ST)：土地の展開用。相手の Qurion Ranger(VI) の牽制用。

Horn of Greed(ST)：Burgeoning を出すと、相手が土地を出し渋るようになるので、対にして使うとよさそう。これと Summer Bloomとの組み合わせは驚異的。

このページは 友瀬 遙 によるものです。