Crossfire


 正確に言うと、これ、Crossfire というよりは Two-Head Giant なんだけどね。

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0.Crossfire とは

Crossfire は「特殊な環境下での Magic: the Gathering」を課題 とした大会の一つで、「2人でチームを組み、2vs2での Duel」 という条件下で行われるものである。

1.基本方針

Crossfire は、2vs2の対戦ということで、通常の MtG ルール とはかなり異なるものとなる。 原則的には、PPG に紹介されている Crossfire ルールを使用し、 加えて Level 1大会 独自のルールを設定する。

2.デッキ構築について

原則は、 WotC 公式トーナメントルールの Type 1 に準ずる。 以下に記述する特別ルール以外は、そちらを参照すること。

2.1 制限カードリスト

WotC 公式 Type I トーナメントルールに準ずる。 ただしわれわれの環境を鑑み、以下のカードも、同様に制限に加える。

さらに、以下に示すカードを特別制限カード(1枚)とする。

2.2 禁止カードリスト

WotC Type I ルールの禁止リストに準ずる。 さらに、以下に示すカードを今大会の特別禁止カードとする。
  • Lich

    2.3 チーム内制限

    通常の「1デッキには同一カードは4枚まで」のルールに加え、 「1チームでは同一カードは4枚まで」の制限が加えられる。 補足:制限カードは「デッキに1枚」のルールどおりとし、 同一チームの双方のデッキに1枚ずつ(合計チームで2枚)入れて よい。

    2.4 サイドボード

    サイドボードルールは、採用しない:プレイヤーは最初から最後 まで、まったく同じデッキで戦うことになる。

    2.5 代用カード

    カードの劣化をさけるための「代用カード」の使用は、認められる。 代用カードは、あくまで「持っているカードの代用」であるため、 持っていなかったり、持っている枚数より多くの代用カードを使用する ことは禁止とする。不正を防ぐため、代用カードを使用するときは 本物のカードをかならず提示すること。 また、さまざまな効果でデッキの中身を参照されるケースがあるため、 代用カードには、必ず、その基となる正式なカード名を記述すること。 この場合の言語は英語、もしくは日本語(日本語訳のあるセットのみ) とする。 上記が守られない場合、相手プレイヤーはレフリーに申告を行って よい:状況に応じてレフリーは、その記述不完全プレイヤーを、失格 としてもよい。 またこれは強制ではないが、カード名以外についても可能な限り、 本来のカードの記述を書き込むことを推奨する。

    3.実プレイについて

    3.0 原則

    すべてのプレイヤーは、以下に特記されないかぎり、通常のDuel とおなじように行動をおこなう:それぞれが独自に Libraly,Graveyard, 手札、場、Mana pool をもち、手番を行なっていく。 Creature, Deck, 手札、Mana などの貸し借りなどは一切行なえない。

    3.1 プレイヤー順番について

    プレイは、2人x2チームの4人で行われる:プレイする順番は、
  • チームAの第1プレイヤー
  • チームBの第1プレイヤー
  • チームAの第2プレイヤー
  • チームBの第2プレイヤー
    となる。 無作為に、上記の順番を決めること。

    3.2 First Draw

    先手チームの第1プレイヤーは、最初の手番では Draw Phase を 行えない。最初の7枚の手札だけで、第一ターンはプレイすること。

    3.3 Ante について

    本大会では、Fake Ante を採用する。 試合開始前に、各プレイヤーはデッキのトップの1枚を Fake Ante とすること:このカードは実質的に Remove from game となる。

    3.4 初期手札について

    本大会では、以下の場合に手札の配り直しが1度だけ認められる。
  • 手札すべてが Land であったとき。
  • 手札に Land がまったくなかったとき。
    このルールは、必ず配り直せ、というものではない:希望であれば、 上記状態のままでゲームを開始しても良い。

    3.5 体力管理について

    本大会では、1チームの2人のプレイヤーは1つの「生命力」を 共有するように考える:ゲーム開始時、1チームは「40ポイント」 の Life を持っており、2人のプレイヤーはこれを共有し、これに/ これからダメージ、Life 消費などを行なう。 Life が0になった時点で、そのチームの負けとなる(一部特例 カードはある)。 関連して、毒(Poison ) マーカーによる負けについても、20 ポイントが限界値となる。

    3.6 魔法のとどく範囲について

    プレイヤーは、Spell,Effect などで Target を選ぶ必要がある 場合、その Spell, Effect の条件さえ守れば、すべてのプレイヤー (およびその支配領域)から target の選定を行なえる。 PPGのルールでいえば、Range 制限はない、ということである。

    3.7 Attack・Block 処理について

    手番プレイヤーは、1回の「Attack」宣言で、自分の Control している Creature の任意数を用いて、攻撃を行なえる。この際、 「どのプレイヤーに攻撃を行なうのか」を敵チームのプレイヤー 1人のみを指定すること。言い換えれば、1プレイヤーは1手番に 原則1人の相手にしか「Attack」を行なえない。当然のことながら、 非手番プレイヤーは、Attack を行なえない。 Attack をされたプレイヤーは、通常のルールにしたがって、 Block 宣言を行なえる。Attack 宣言をされなかった非手番 プレイヤーは、原則 Block は行なえない。

    3.8 プレイヤー間の情報交換について

    Duel 中、プレイヤーは、たとえそれがチームメイト同士で あっても、1vs1の密談を行なってはいけない。 プレイヤーは、自分自身の手札およびデッキについての(その 時点で知り得る分の)情報を公開してもよいが、もちろんそれは 全プレイヤーに対して、行なわなければならない。 プレイヤーは何らかの方法で他プレイヤーの手札・デッキに 関する情報を入手しても、それを公開してはならない。

    3.9 対戦形式ついて

    原則は、1対戦は1発勝負である:WotC 公式トーナメントルール のように3戦行うものではない。 大会は、チーム単位のリーグ戦形式でおこなう。当日の参加 チーム数によって、その構成は検討する。 当日の参加人数など、状況によっては、当日特別ルールが適用 される場合がある。


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    このページは 友瀬 遙 によるものです。

    URL:http://www2s.biglobe.ne.jp/~tomose/mtg/rle_crs.htm (tomose@mua.biglobe.ne.jp)