「木炭こぼれ話 香道とたどん」



NHK大河ドラマの江姫も第4回の冒頭で体験していましたね。
「もともとは仏前を清めるために用いられてきたもの。
香合わせ、組み香と楽しみ方はさまざまあるが、
まずは己が好みの香りをみつけることじゃ」
「それは浮島という、そなたたちの父上、長政さまがお好きだった香りじゃ。」
「香りをお召しものにたきしめられるほどでした。」
お市の方がたしなみとして姫さま方に教えられる場面です。優雅ですね。
香りを聞くのにたどんが使われているのはご存知ですか?

香道・・白檀、沈香、オウジュク香などの香木の香りを
香炉に入れて香りを楽しみ、聞きあてるもので、2流派の流儀があります。
香木は、樹木が虫などにつけられた傷を樹脂をだして塞ごうとする、
木の自然治癒力によってできるもので、何百年もかけてできるものだそうです。
その香木の香りを最大限に引き出すためにたどんが使われているのです。
てのひらに載る大きさの香炉に火のついたたどんを入れ、灰で円錐状に覆う。
それに雲母の板をのせかけて、その上に香木を数ミリ角に切ってのせる。
煙をたてないように熱すると香木の香りが際立つ。それを聞き愉しむ。
奥の深い文字通り「香道」「道」なのですね。

私は「香りを聞く」という言葉に、箱に入れた香木を耳のそばで振り、
その数を音であてる江戸時代に流行った遊びを思い出してしまったのですが、
あれは鎖国で香木が手に入らず、高価で庶民には香りをかぐことも
もったいなかったためにできた、「香りを聞く」香道だったそうです。
和の文化としての香道がまた流行ってきそうですね。



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