アテネの学堂 ラファエロ
教科書によっては、大きい写真が載っているのですが、
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中央の2人(左はプラトン レオナルドがモデル)のアップはこちら。
しけた表情のミケランジェロ?のアップはこちら。
時の法王の依頼で、バチカン宮殿の一角に描かれた
壁画。古代ギリシャの哲人たちを描いている。じつは
当時の有名画家を描いているのがおもしろいですね。
ラファエロは、レオナルドの影響を強く受けた画家でした。
ところがこの作品は、ミケランジェロの影響が大きいのです。
当時、ミケランジェロは同じバチカンのシスティーナ礼拝堂で
天井画を描いてました。ラファエロも制作の様子を見たかったのですが
礼拝堂への入室は、法王以外は禁止。ミケランジェロはだれにも
製作途中の作品を見せなかったのです。
ところが、法王とミケランジェロがケンカし、ミケランジェロは
おこってフィレンツェへ帰ってしまいました。
これはチャンス!とばかりにラファエロは礼拝堂に侵入し
ミケランジェロの技術を盗み見したそうです。
「アテネの学堂」では作者ラファエロ自身も描かれています。こちら。
この作品は、真面目にギリシャ哲学とキリスト教、なんて
考えなくてもいいです。素直に画面の見事な構図、
描写のうまさなどを感じてください。
ラファエロは人のまねが上手、とか思わないように・・(思ってもいいか・・)
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