受胎告知 レオナルド・ダ・ヴィンチ
「受胎告知」という名前の作品はたくさんあります。
なぜかというと、そういう主題が当時は人気だったからです。
「受胎告知」は、キリストの一家の物語では大切なシーンです。
キリストのお母さんであるマリアが、結婚もまだしていない、
男性ともつきあってないというのに、大天使ガブリエルがいきなり現れて、
「あなたのおなかに神様の子どもができましたよ。」と言ったからです。
マリアは「いつのまに!私が知らないうちに?まさに神わざ!」と
びっくりしたけれど、素直にその事実を受け入れます。
「受胎告知」を描くときには、天使は左でマリアが右とか、
厳密にはいろいろな決まり事があるらしいのですが
レオナルドは、港町などの興味あることも画面に入れています。
それにしても、マリア様のくりくり猫っ毛の描写のすばらしいこと!
ルネサンスの絵画の特徴として、キリスト教の神様を崇拝しつつも
実際に目に見えることやものを基本として、その画家のオリジナルの描写で
しかも安定した構図で描いてあることがあげられます。
つまり、中世の絵のように、金ぴかな風景に、みんなおんなじに見える
のっぺり顔の、バランスの悪い人は描かないということ。
大きな写真がある人は、いろいろ調べてみましょう。
(ない人は、ウフィツィ美術館のページに行ってください。)
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