ガンジス


●五日目 9/8 月曜日

日の出をガンジスで見ようと思い昨日は八時ごろには寝て、
今朝は4〜5時ごろには目が覚めたのだが、小さい窓からは既に
少し明かりが入り込んでいたのと、まだ眠りたかったので。
七時まで寝ていた。

が。腹痛で起きる。
そんなに、たいしたモノではなかったが、少し食べ過ぎたのだろう……インドモノを。
様子を見てから出かけた方がよさそうだ。

今日とか昨日はそんなに暑くなかったので、寝冷えしたのかもしれない。
天井の扇風機を弱にしておいたが、掛け布団はサリーのみ。
サリーと言うのは、5mとやたっらに長いが。
これまた、薄っぺらい。
何処にかかっているか分からなくなった挙げ句、
朝になると一本のロープのようになっている。
俺の、寝相が悪いだけという話もある……

洗濯物も乾いていない。
……停電だ。
エンジンの音がしだしたので、復活するだろう。
ホラ。
あれ?。また、消えてしまった。
まったく、懐中電灯を持ってきて良かった。

やっぱり、今日は腹の調子がおかしいので、
ガンジスで泳ぐような事は今日は辞めて置こう。
昨日の雨で増水しているだろうし。

しかし、朝飯だけでも、食べておかねば。

今ごろ、思い出したが、「マカレナ」の
インドバージョンを聞いた。
いや、あれは、マカレナだったんだろうか……う〜〜む。

あと、このホテルのボーイのうちの一人は中国?
(インドと中国とは仲悪いからネパールかな。)のような人が居る。

うぅ。
腹。けっこぉヤバめ。
昨日現地モノを食べ過ぎた……
反省して、夜、持参の梅干し食ったんだけどな。
日本の梅干し、敗れる。
アサヒ、16茶のペットボトル、500mlに、
現地のミネラルウオータァを移し替えて、持ち歩いてるんだけど…
衛生的に、よくないのかな……破棄かな……
なんの水だか、よく判らなくなっちゃってるし。


今、朝食から帰って来た。9:40分
「"VARUNA"breakfast 50Ru」
をたのんだ。
内容は、
「stuffed or plain paratha(2pcs)
seved  with pickles
Dry vegetable
Lassi or Riata
Coffee or tea                    」
写真を撮ってやった。あぁこれが…プラタね。
でてきて初めて気がつく。
この、牛乳みたいのなのはラッシーだろう。
ヨウグルトを薄めたような味だ。
コーヒーでも、teaでもなく、チョコラ、、ココアだった。
そして、よくわからんが、カーレ味のする
ブッロッコリー、さやえんどうのぶつ切り和えが出てきた。
やっぱり、辛い。
プラタも、辛い。
どちらかと言うと、車で移動のとき入った
ドライブインの方がおいしかった。
ちょっと、あまりガツガツ食えないので、
半分ぐらい残して上がってきた。

食事の途中、ホテルのマネージャーが近寄ってきて話をした。
ガンガーを見たか?と聞かれたので。
昨日歩いて行こうと思ったのだけど、雨は降ってくるし、
道に迷うし、リクシャー英語通じないし。
と言う事を話してたら。
そおいう事は危険だ辞めてくれ。と言うお説教と共に、
面白い……(不謹慎だな…)
興味深い(不謹慎だな)モノを見せてくれた。
日本大使館からの行くへ知れず人捜索願いのチラシだ。

「身長165cmガンジス川で遊泳中に行方知れず。」

これは……すごい。というか、なんと言うか……
俺もガンジスで泳ごうと思っていたので、
いささか先生ショックです。
サザエさんになってしまう。

もしかして、うわさの5mなまずに食われたのかな。
五メートルのなまずが出てきたら、
いくら水泳に自信があろうとも、
体力自慢だろうとも。諦めるしかなさそうだ。
というか、額と、頬にナイフでつけられたような
傷があるマネージャーさんが言うには。
リクシャーの人が
「ガンジス川に入っていった」
と言う証言自体が信じられないそうだ。
彼の両親は、今インドに来て、彼を捜索しているとの事だ。
(日本に帰ってきてから、知ったのだがオーストラリアで、
同様の日本人失踪事件があったそうだが、、、、
インドのこの事件は、取り上げられてもいなかった。
滞在先の差か……)


さらに、マネージャーは、日本人の書いた文を見せてもらった。
その文はこのホテルを誉めている文で(忠告を書く人もいる)
多くの国の人が、色々な言葉で、彼等なりの
インド感を論じていて面白かった。
長い時間をかけて集めたものなのだろう、
日付けが古くなっているものもあった。
そのなかには、悲惨な目(T/C$パスポートを取られた)
にあって、このホテルに保護された人も居たみたいだ。
それは、悲惨だ……
その、文を読んでいる間にマネージャーが、
「75Ruで、サイクルリクシャーを雇って、
三時間ぐらいのツアーを立ててやる。」
と言う。
75Ruで、済めばOKのラインだ。
ホテルに帰ってきてから払うので、安全と言えば安全だ。
それに、この多くの日本人のメモガキが俺にはうれしかった。
なんか、日本人しか信じない自分が情けないが…
試しに、中国人の文なんかを覗いてみると、
多感謝!などと、書いてある。
もぉやけっぱちだ。
と言う事で、12時頃リクシャーを呼んでもらって、
バラナシ散策と行く事にした。
それと、地図のコピーを貰った。縮尺がめちゃめちゃだ。
でも、地球の歩き方とハイブリッドしてちょうどいい感じかな。
あらま。また、停電。
このホテルは、予備のエンジンの調子の方があまりよく無いらしい。

部屋に珍しく、ホテルのルームサ−ビス(?)
メニューが置いてある。
覗いてみると。、、電気…220v 50Hz
う〜〜ん。でも、電圧、一定に保ててないべ。
アンド、サイクルも。
あららららら…エンジンまた止まっちゃった。真っ暗。

メニューの続きにChurch Serviceってあるけど。
何のサービスかな…教会のサービス、フロントにて。
牧師の代わりでもやってくれるのかな。

上のプロペラが止まるとどうも部屋がかび臭い。
洗濯物が生乾きで、腐ってるのかも知れん。
蚊取り線香でもたいて誤魔化すかな。
そぉ言えば、さっき、飯食ってるとき、
フロントで白人のおばさんが。
「部屋やベットに昆虫が出るのよ!」
って、怒鳴ってたけど。
なんの、昆虫かな……
興味がある……というか、恐い。
さっきから、ずっと、停電中だ。
エンジンが、「ぶろろ〜〜〜ん」っと、勢いよく鳴って
明かりが点くのだけど…30秒と持たない。直ぐに。
「ぶるろんろろろ〜〜ん」っと、情けない泣き声の後
ゆっくり明かりが消えていく。


しかし、部屋はかび臭い。
雨のせいで湿度がましたのだろう。
まぁ、すごしやすい。
ただ、日本と気温が同じ程度に成っただけだろうけど。
しかし、そぉなると、水のシャワーは冷たいと感じるだろうし。
掛け布団も仕入れなくては……
トイレットペーパー(芯抜き)がもぉ一握りの
サイズに成ってきてしまった。
一つで十分だと言う忠告を振り切って、二つ持って来て良かった。
というか、ソフトタイプのトイレットペーパーは失敗か……
ぐむぅ。

そろそろ、出かけるかな。
湿っている服を着るのはあまり気持ちの良いものではない。
しかも、ちょっと熱があるかもしれない。
たぶん、熱があるのだろう。37度ぐらいかな。
体温計なんぞで計ってブルーになるのイヤだったから
持ってこなかったんだな。体温計。
もってきても、良かったかな。
まぁ、あった所で、なんお慰めにもならないし……
下痢止めと、風薬を一錠づつ飲む。
あまり効きすぎるのも良くないだろうし。
しかし、ちょっと頭が嫌な感じで熱い。
そぉだ、脈拍でも計るかな。
時計が無い。
というか、目覚し時計じゃ…測れんだろ。
しょうがないので、カーンに貰った…?時計を取り出し、数える。
75/minう〜〜ん。
普通はどれくらいだっけ。
まぁ、全然OKだろ。よく判らんが。
気のせいだな、それじゃ、行くか。


帰ってきました。
体はOK別に何とも無くなった。

リクシャーでガンガに向かう。
ガンガのガード(水浴びする川に面した階段。)に座っていると、
船が来た。
なるほど、俺が昨日一人でガンガまで来れなかった、
理由がわかったよ。
人の家のドアみたいな細か〜〜い、トンネルみたいな所を
抜けて初めて川に出るのだ。ドアの後ろには目だけ光ってる
インド人が隠れてるし。
一人じゃ危険だと言うのはよ〜く判ったよ。

ガードに出ると、水がわぁ〜〜〜って目の前に迫ってくる。
これほどガンジスの流れが速いとは思わなかった。
かつ、深そうだ。
しかも、水の中から、インド人が飛び出してくる。
日本人もビックリだ。
まぁ、ガードに囲まれて、
流れの幾分緩やかなところでの話だけど。

しかし、インド人と三分以上話していると、
必ずジキジキの話になる。
ジキジキ好きか?彼女何人居る?結婚してるのか?Etc…
なんかメンドクサイ質問ばっかだ。

しかし、川は凄いよ。うん。
向こう岸だけ、太陽の光が当たって、その陰影の深さはまさに幻想的だ。
川はそのまま渦を押し流し、渦すら飲み込む。
流れの止まった、細波一つ立っていない
水の固まりがそのまま渦の横を一緒に流れている。
これこそ、カオス。ビックリした。
このぐらい、川の流れが速いと俺は溺れてしまうな。
といっても、俺はけっこぉスイマーな男だから。
たぶんみんな溺れるよ。
人間なら。

そぉ、俺は船に乗った、この激流を一人の漕ぎ手。
ちっとも進んでないよ。
しかし。参ったね。
ボートが繋留してあって流れが滞っている所に、
浮いていた。
いや、浮いていたんだって。
うむ。
いや、子供が。
ボートガイドに教えられる。
丁寧に教えてくれてありがとう。
確かに、子供だ。
2〜3歳ぐらいだと思う。
せめてもの救いに、白い布で包まれていた。
また、ガンジスの川は濁流で、水面下がまったく見えない事。
背中を上にして浮いていた事。
ふぅ。
所詮、人間も動物か。

その後、川の流れに逆らって、岸沿いを進む。
と、言っても進まない。
厳しい流れだ。
しかし、所々流れが逆さになっていて、流れに逆らって
進んで居るのに、突然後ろからの流れに変わったりする。
いったい、どうなっているのか。
ガイドの説明では、
川に突き出たガードに水が跳ね返ってくるのだと言う。
ほんとうか?よく判らん。まぁ、ガンガだから、許そう。
ボートは俺を火葬場に連れていった。
ガイドが、日本語で「カソーバ」と言うので、
最初はなんだか判らなかったが。モノをみりゃ、
言葉なんか通じなくても分かるわそりゃ。
昼と言う事で、燃やされてはいなかったが、色とりどりの
豪勢な布にくるまれた死体が川沿いに置いてあった。
周りに遺族と思われる人たちが座り込んでいる。
ボートの親父は写真を撮れ撮れウルサイ。
お金を払えばとっても良いよ。と、そぉゆうことらしい。
そぉ言う事を、俺に聞くと言う事は、
他の日本人は写真を撮りたがるのだろうか。???
どちらにしろ。そんな写真要らんわ。
電気の火葬場(と、説明された)建物の影では少年達が灰を
クワのようなもので川に落としていた。


ガイドの説明によると、川は20M増水しているのだと言う。
う〜〜む。
たぶん、いつもの川岸より、と言う意味だろう。
それとも、ホントに20M深くなったのか。
しかし、少なからず、今ボートがあるところより沖に建物の
屋根の部分が見える。それだけ、増水したと言う事か。

そぉ言えば、さっきガードに座っているとき、
川の中からなにやら
「うおぁああおおおお!!!」と言う、
こもった人の叫び声がして。
なんだ?ありゃ???と、聞いたら。
「アナコンダが、居るんだ。」
って、インド人が笑ってた。
うむ、ジョークのセンスはいいね。
事の真相は、水没した建物の中に潜って入り込み、
わずかに残った、
天井部分の空間でインド人が叫んでただけだと思う。

ガイドが川の中央を指すので見てみるとなにやら
プカプカ、勢いよく流れている。死体らしい。

う〜〜む。残念ながら?目が悪かったので。
はっきりとは確認できなかった。

船は、川にもてあそばれた、挙げ句、おそらく
普段のコースより短いのだろうが引き返す事にした。
俺が、散々漕ぎたいと言っていたので…と言うか、彼ひとりに
漕ぐのを任せるのが不安であったので手伝おうか?
との進言が採用され、漕ぐのを交代した。

うっ。
重い。

この人すんごいね。
この、オールだけでかなり重たいよ。
四苦八苦してしまった。途中、インド人三人が日本人一人を載せて
通り過ぎていった。女の人でカメラをパシャパシャやって居たが…
何故俺が漕いでいるのか判っただろうか?
インド人は、しきりに不思議がっていた。
しかし、船に乗り込んだガードが近づくと交代した。
だって、何処に行っていいか分からんし。
しかし、インド人は。なおも下る。
何処に行くのかと思えばただ単にチップを要求してきた。
この、ツアーはホテルのものなので、
本当は払う事はないのだけど、彼は俺は月に、
ホテルの親父から500Ruで雇われてるんだ。
これじゃ足りないよ。チップくれ〜〜〜チップくれ〜〜〜と、
しつっこい。
そのくせ、嫌ならいいよ。
と、なんか、日本人の嫌がるコツを掴んでいる。
ボーーナスボーーナス〜〜〜〜
あぁ〜〜〜〜騒ぐな!!!
君の仕事が今日は大変だったのは判ったから
10Ruあげようとした。
50Ruくれ〜〜〜っともぉ、こっちの人は。
チップにけち付けるなよ。
しょうがないので払ってやった。
「向こう岸に行くか?」とも、聞いてきたが
1kmはあるだろうか…?500mぐらいか…?
いや、お金を要求されるのが心配だとか。
行きたくないとかそぉ言うんじゃなくて。
行きたいんだけどさ。
ボートが信用できなかったし。
無事帰ってこれるとは思えなかったので、
辞めてくれといわざるを得なかった。

前歯の欠けたボートガイドは、船の上から花売りに声をかける。
なにやら、現地語でベラベラ喋る。花を買えと言う。
いくらだ?と聞いても何も言わない。
怪しいとは思ったのだけども。花売りに花を渡されるがまま、
言われるがまま、一つは、自分の名前を言って、もぉ一つは
家族の名前を言って(面度臭かったので、名字を言って
誤魔化した……というか、二つともゴニョゴニョっと、言って
誤魔化したのだけど。)葉っぱの器に盛られた花を
川に流した。

で。花売りが言った言葉。


150Ruだよ。
ふざけんな!!!!

しかし、100Ruで良いと、
言われて、あぁ、それなら払うか……と、見事に向こうの
真理作戦にやられてしまった。
だって、流しちまったし。逃げられないし。
しかし、100Ru払ってしまった自分が情けない……
まだ、金銭感覚が無かったころに払ったタージマハルでの
花代100Ruを考えれば、妥当なボラレ度か。

うぅ。

ガードに戻るとリクシャーの親父が居ない。
しょうがないので、ボートの親父と彼が来るまでせっかくだから、
テンプルを案内してやると言うので、、ヘコヘコついて行く。
ガード階段に建てられたその建物に、靴を抜いで入って行く。
足の裏が「ぬめちゃぬめちょ」してザラザラポンだ。
なんのこっちゃ・・
ビシャビシャの石の床の両サイドにはバラモン達がブツブツ
お経を唱えている。中央の部屋を取り囲むように回廊があり、
その壁にホコラが用意され、リンガーと呼ばれる、
ヒンドウーの御神体(リンガーがなんだかは自分で調べましょう)
が大小揃っている。中央の部屋には、御神体、
リンガーがあって。その上には、鐘がついていた。
俺は中央の部屋には入っちゃ駄目らしい。
まぁ、要するに、チンコなんだ、リンガーとは。
それを、みなさん一生懸命拝むわけなんだけど。
その下の地面には、あれだ。なんつうんだ。
文書で書くと怒られるような
ものらしいのが、彫られてるんだな。
そぉだな。
こぉ、文学的に表現しなさいと言われたならば。
これは、あれだな。
我々はそれを子宮の内側から見て居ると言う設定なのだろうか。
インド人のスケベなこだわりはここに根を持つ深いものだったのだ。
ただ単に、スケベで、他に話す事が思い付かんのではなく。
彼等の宗教で、とっても大事な事なんだ。と、理解してやれば、
ここまで、執着する
彼等のスケベ根性も成仏すると言うものだろう。

しかし、リクシャーはこない。
歯抜けガイドはチャーイでも飲んで待ってろと言って、
俺を残して彼を探しに行こうとしたが、俺もついていった。
で、リクシャーの親父はと言うと。
少し離れた所で、茶なんぞしばいておった。
誤魔化すつもりか、悪びれる理由も無いのか、
「おまえもなんか、飲めや」と言う事で
ペプシを頼む。
店では
インド音楽がかかっていたのだが、親父は洋楽に変えた。
俺へのサービスのつもりらしいが。
インド音楽を聴きたかったので、そぉ言うと、
なんだかよく判らないジャンルの音楽になってしまった。
インドポップと言う所か。
これでもいいか……
インド人が新聞を読んでいる、地球の歩き方によると、
そのほとんどが求婚広告だと言う事だが…なるほど、それらしき、
小さな枠がずらっと並んでいる。しかし、ヒンディ語じゃ読めん。
しかし、おやっさんは真剣な顔してボールペンで印を付けていた。
こぉいう風景、日本でもみれるぞ。
まるで、競馬のようだ。
もっとも、こっちは、嫁さんを掛けているのだから、真剣そのものだ。
「しっぱいしたぁ〜〜〜」と、わめいて馬券散らして、
はい、お終いと言うわけには行かないのだ。

さて、嫁さん探しは一段落ついたのだろうか。
リクシャーのオヤジを引き連れて、再び移動。
凄まじいな。
ものすごい混雑だ。
というか、みんなが前に進もうとするので、にっちもさっちも
行かなくなっているだけのうような気もする。
それと、リクシャーに乗っていて気がついたのだが。
外にで出歩いてる女性は少しばかり肌が白く、顔が美形だ。
カーストと言うものなのかのぉ…

リクシャーは俺をインド大陸の
でっかい地図のある、寺院に連れていった。
まぁ、それしかないのだけど。
お寺なので、靴を脱がなきゃいけないわけだけど。
なんか、お米を撒いた後がある。
ライスシャーワなのだろう。
なんか、贅沢だな。こんなところだけ。
端っこにあった、売店でポストカードを買う。
1枚4Ruだと言われたが、10枚買うと、30Ruだった……
4Ruと言った親父と、
金を払った親父が違う人物だったからだろう。
しかし、こんな客も居ない所で。
なんか、インドでは無駄に仕事を分け合っている。
ポストカードでは、ヒンドゥの神様、を選んで買って見た。
う〜〜む。神様ねぇ……

「リクシャーの親父は絹見るか?」
と聞いてきた。
「見なくて、いいよ。」
と言うと、あっさり、引き下がった。
マージンが出ないのかな。?
そのまま、ホテルに帰ってきた。
寺からホテルは一ブロックも離れていなかった。
ここでもチップを要求された。
お人好しなおいらはそれでも10Ru払ってしまうのだった。

ホテルにツアーのお金を払おうとしたのだが、
ホテル側がつりが無いと言うので…
(なんで、15Ruも持ってないんだよ…!)
後で払う事にした。

しかし、この宿なんか、日本人ばっかだ。
日本人がめちゃめちゃ増えてる。
大勢でチエックインしたのかな。?
今、部屋の外でこれを書いているのだけど。
右端の部屋でドアを開けようと日本人三人が
インド人に手伝ってもらいつつ、もがいている。
う〜〜む。

ところで、日焼けしたみたいだ。
なんか、ヒリヒリする。

マスターが来て話を始めた。
「絹かったか?」
買ってない。と言うか、見に行っても無いぜ。
「WHY?」
始まった…ほっておこう。

けっこぉ、ひどく日に焼けてしまったようだ。
腕が真っ赤っかだぜ。

さて。
駅に行って、ガヤー行きの電車のチケットでも取に行くかな。
それと、「行ってきます〜」きりになって居る日本に電話でもしなきゃ。
あと、道端でなんかつまんで
(別に拾いグイするわけではない)、布でも買ってこよう。

それ!でかけろ!!



あぁ。
ぐぅ。
歩きすぎた。
とことん、歩いてしまった。
迷って。あるき過ぎてしまった。
たぶん、目的地に着くのに三倍は歩いただろう。
この町はいくら歩いても感じがつかめない。
二時間以上........迷っていた。
駅に向かうのに迷い。
駅から帰って来るのに一本違う道を行ってしまい、スラム街に突入。
(といっても、何処でもスラムだけど。)
二キロぐらい言ってやっぱ、違うよ。
人に聞けどもさっぱり。こっちの人は地図など読めない。
挙げ句の果てに、なんか病院みたいなところ入り込んでしまうし。
と言う事で、同じ道を引き返す。
トラックが凄くて、息できないし。
で、駅まで戻り。正しいと思われる道を少し歩いた所で、
少しフラフラアンド弱気でったので。リクシャーが2Ruと、
言うので乗った。
しかし、このおっさん、バルナホテルを知らない様だ。
しかし、知ってると言い張る。
ふぅ。
しかし、200mと走らないうちに、見覚えのあるところに来た。
あぁ。あと、ちょっとだったのに。
そぉこの寺を、左に曲がると100mぐらいで

ホテルに着くのに。
着くのに。????

おい。おやじ、何処行く????


親父は、通り過ぎるのだった。


ひたすら、違う方に行きそうだったので、
次の交差点を左に曲がらせた。
すると、親父は現地の人にリクシャーを止めて聞いていた。
しらねぇ〜んじゃねぇか。
歩いていける距離だったので降りてあるこうとしたら、
おじさんは必死に止める。面白いので、何処に連れて行かれるか、
面白そうだったので黙ってのる事にした。まぁ、すぐそこだけどね。
ここだ!と言っても、降ろしてくれない。
なんか、何処までも職人かたぎと言うか。
最後まで、客は乗ってろ!と、言った感じだ。
最終的には、2Ru払ってホテルに到着。
でも、ホテルの側にある、
小売店でミネラルウオータァを買いたかったのだが。
壁に、ペプシと書いてある、店に行き、
「ミネラルウオータァくれ。」
と言うと、女の子が店番をしていた。
二本くれ。
24Ru言われた。
高いぞ。おい。

おじちゃんを、なめてるのか?
それと、よく判らないが、
「YES、PEN」と、連呼している。
なんの、ことか理解するのに苦労したが
どうやらペンが欲しいらしい。
あげないよ。
すると、もぉ一度値段を聞くと、26Ruになっていた。

おい。
しかし、ペンで惑わされた、おいらは26Ruを渡してしまう。

う〜〜ん。
インドの心理作戦は微妙だ。
もうろうとしていた、おいらの頭脳は
これであっけなく殺られてしまったわけだ。
しかし、2Ru帰って来た。
よくわからないや。
と言うか、何故二本も同じ、店で買ったのだろうか…
ちょっと、自分がわからなくなった。

そぉ。で。
結局、駅に行ったものの、並ぶだけ、
ならんでチケットなんか取れなかったのだ。
訳判らん。
で、ホテルの人が、前に取ってくれると言っていたので、
楽をしようと、ホテルマンに頼む。
「30分後に来い」
そぉ言って、どっかに行ってしまった。
結局布団も買えなかったし。
電話数十秒(70Ru)をしに行っただけになる。
帰り、みかんみたいのを買う。
3Ruだった。
隣の店の人が2Ruだぞ!!と言っていたが。
時既に遅し、買ってしまった。
こぉゆう情報は、最初に欲しい。

どうやら、バラケタ小物の食品販売は2Ruが相場らしい。


はぁ。しかし、疲れた。



チケット予約のために宿屋のおっさんに紹介された
ツアーコンダクターの人と話し合う。
昨日食堂に居たとき、日本人と話し合っていた人だ。
インド人の見分けがつくようになってきた。
と言うか、インド人のジ−パン姿が珍しいだけという話もある。

結局話し合った結果、チケット2nd往復と、
彼のサービス料込みで400Ru支払った。
安いもんだ。
カーン達の帰りのタクシー代として、500Ru渡した男だぞ。俺は。
それに、彼の仕事ぶりが、実にビジネスライクで好感が持てる。
仕事をする人と言う感じだ。私情を持ち込んで
情に訴える奴は嫌いさ。フン。


昨日と、同じレストランに来ている。
VEGPIZZAを頼んだ。なんて、邪道な。
しかし、なかなかこないのでこれを書いている所。
相変わらず、「インド人なところ」だけど、なんかうれしいね。
あぁ。ちっちゃい。
五分もかからなかった。食べ終わるのに。
でも、今の俺には軽くていいや。
32Ru。しかし。
今の俺には、2Ruが無い。
と言うか、向こうにお釣がないんだけどさ。
しょうがないから、75パイサ渡す。(1Ru=100パイサ)
なんか、インド人に初めて貸しを作った様なきがする。
お金をつけておいてくれたのだ!?
インド人が!!??
1,25Ruの借りだ。
明日、必ず返すさ。日本人は義理深いっちゃよ。



シャワーを浴びる。シャワー、トイレの所は電気が点かないので、
ドアを開けっ放しにして入らねばならない。
しかし、この程度の気温になると、
体育の授業の時の水泳のときのシャワーぐらい冷たい。
いろんな意味で縮み上がるさ。
そぉか!!「縮み上がる」の語源はこんなところにあったのか!
などと感動しながら(わけわかんねぇ…)出てくる。
服は、乾くかどうか判らないが洗うつもりだ。脱いだ時に
臭いと思っていた匂いの根元が、自分だと気づいたから…
乾く前に着てしまうのは良くないよ、諸君。

なにやら、肩の所から納豆のような匂いがする……謎だ。
ふぅ、洗濯も終わったし、あとは、なにもする事無いや。
8時だけど、健康的に寝るかな。
食べるか、寝るか、あとは、書き込むか。
それくらいしか選択肢がないのぉ。
なんか、まさかこんなに書き込むとは思わなかった。
ボールペンももぉなくなりそうだし。
第一、ノートが、なくなりそぉだ。
このノートは絵でも描こうと思って
持ってきた自由帳だし。
だんだん、字が、ちっさく成って来てるし。
まぁ、いいや、暇だし。話し相手が居ないし。
やる事無いし。
はぁ、絵葉書絵でもかくべぇか。
なんか、外でインド人にべたべたされるので、おいらも

インド人チックに成って来たかもしれない。


ハローフレンド。手紙でも書きましょ。

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