おきまりのコース


●11日目 9/14 日曜日

8:50部屋に干した洗濯物は半ズボンだけはまだ乾いていない。
足の虫刺されだが、こっちの虫はツツガムシのようにアザになる。
幸い(?)半ズボンのせいか、膝から下しか刺されていないのだが…
膝から下だけで二十個所以上刺されている。
今日も新しく刺されたところにムヒを塗る。
膝から下…虫除けスプレーが効かないのか…
それとも、よく濡れるから水で流れてしまうのかもしれない。
腹は未だに痛むが。。。(全体的に)痛むだけなので…だからといって
どうしょうも無い。まぁ、そんなに痛くもないし。
下痢していない分少し気が楽だ。
。。。。。。。。。がぁ、下痢じゃないというのは嘘になってしまった……


朝食と称して食パンにがぶついて居るのだが、せめて、バターが欲しい…
なんで、食パンなんか……せめて塩気が欲しい。
っと、ポテトチップスを開ける。ポテトチップスと、パンを合わせ食う。
この朝食。。。。。。。。

しかし、このポテチ。さすがインド人お勧め。。。。日本のカレー味じゃないが。
まるでタンドリーチキンのよう……胡椒がガンガンに効いている。
このポテトチップス、「ペプシ食品LIMITED」だって…
INGREDIENTS:POTETOES,EDIBLE OIL SALT SPICES  AND 
CONDIMENTS   AND  FLAVOURS  //  CONTAINS  ADDED  FLAVOR  RUFFLES,LAY'S

………何気なく、書き移したが…一体なんになるのだろう…
そぉこっちにも「オマケ」制度はあるみたい。
外袋に書いてあったから、中身を探すと…
ミッキーマウスのミッキーアラウンドザワールドって書かれた、
なんか良く判らない紙切れが出てきた。。。
一瞬、シールなのか…?とおもって開けてみたんだけど。
どぉみても、ちょっと印刷ボケした
新聞紙のカラー広告の切り抜きにしか見えなかった…
う〜ん、インドらしい。
しかし、ポテトチップス一枚で5cm×5cm×0.8cmぐらいの
食パンが一枚たべれる。なんとも言えない食法だ。
。。。けっこぉ悪くないな……
メンドクサイので、パンにポテトチップスを挟んでみる。

……………自分の行動パターンがMrビーンになってきている事に気が付いた。
でも、これ。そこら辺のより、よっぽど行けてますぜ、だんな!

3切れだけのパンと、ポテトチップスの大半を残して、朝食を辞めておく。
食べ過ぎると、ここでは何が起こるか判らなくなる。
それに、腹を空かしていないと、
これから向かうであろうサルナートの飯が美味しく食えないじゃないか!


___________________________________

今、サルナートのダークストォーパァの下でこれを書きなぐっている。
歩き回ったのだけど、暑くて身動きが取れない。
同じくこの仏塔の影で休んでいる乞食と一緒にしばし休憩。。。。。
___________________________________


11時きっかりにホテルを出る。
昨日約束したオートリクシャーの親父は既にてぐすね轢いて待ち構えていた。
ナムステぇ〜っと手を合わせるとリクシャーに乗込む。
途中バラナーシ駅の近くを通り過ぎるとき、
ライフル(?)を持った二人の警官(??)らしき人物が
リクシャーのおっちゃんを挟み込むように突然に乗込んできた。
二人はかなり長い事、距離にして二三キロ移動すると、
何も言わずに降りていった。
客席の方(後部座席)に乗込んでこなかっただけ、ちょっと助かった。

サルナートに付く直前に、運転手はリクシャーを止め
サルナートに付いて説明をしてくれた。
なんか、この手の説明には後から良くない事が起きるので
注意したいところだが、避けようもない事でもある。

彼によると、サルナート周辺では2〜3Ruの仏像を火で焼いてから、
水に突っ込んで「骨董品だ!」と言って声をかけてくるらしい。
あはは(笑)
サルナートに付いて、オートリクシャを降りた
瞬間に早速声をかけられたので思わず笑ってしまった。
石仏を見せ買え買えといってくる。驚くほど可愛い、仏像だ。
「いらないよ」というと、今度は日本語で「骨董品」っと囁き出した。
う〜ん、わざわざ捨て駒を用意して落差を付けているのか…やるなぁ〜
しかし…ひっかる人が居るのだろうか?
いや、居るからやっているのだろうけど…
しかし、身をかがめて手のひらに包み隠すように、
見えるか見えないかのように仏像を見せて、
ひそひそと話しかける様は前置きがあったから笑えたのだろうか?
どちらにしても、わざわざ怪しい前置きまで用意してくれた
仏像インド人に最優秀インド男優賞をあげたいような、あげたくないような。


ちょっとした、日本の公衆便所風の所で、2Ruの入場料を払う。
ここは、お釈迦さんだか誰だかが説法をしたところだとか。。。じゃないとか。
いわゆる、遺跡の類である。ついでに、博物館も見て回る事が出来る。

博物館には、インドの紙幣などのデザインに使われている、
おそらく有名なライオンの石柱があった。
俺が知っていたぐらいなので見れば、「あぁあれぇ〜」って感じだと思う。
ライオンの石柱は驚くほど立派であった。
ライオンの頭は少し崩れてきているが表面は磨かれており、
テカテカしていて、タテガミはまるで生クリームの
デコレーションのように木目が細かく立体的だ。
きっと作者もこのタテガミに一番時間をかけ、気に入ったに違いない。
それが時間を隔ててもひしひしと伝わってきた。砂岩の掘り出しなのだろうか?
くわし事は全然判らないけど、柔らかそうな石だ。
彫刻にそんなに時間はかからないのかもしれない。
あぁインドにしては珍しく造型の細かい作品だ。
他の、博物館に展示されていたものは、
その歴史的価値さえ取り除いてしまえば、
俺が作ったほうがまだ幾分まともなんじゃないか???とさえ
思わせるような物の陳列群だった。
が、中には日本の仏像の元祖になっているのでは?と、
思えるようなポーズをしたもの、雰囲気を持っているもの。
これらはなかなか、やるじゃねぇか〜って拍手もんだ。
鬼を踏みつけて、ギョロ目のもの。う〜ん。おもしろい。


ところで、今これを書いている最中、数十人のインド女学生が俺の目の前を通り、
まるでさらしものにされた気分だ。目がでかいので、視線が気になる。
遠足に来ているのだろうか…?
しかし、そろそろ、周りに人が集まって来たので危険かもしれない。



博物館を出て、遺跡の方に足を向け歩いていると
「そこは歩くところじゃないよ!こっちだよ!」
っと、注意されてしまった。

っと、遺跡を?ウロウロして、現在のダークストゥーパーにいたるわけだけど。
さっきから、ここらへんをウロウロしている、
額にΨのような文字を入れ同じ形の杖を持っおじいさんに喜捨
(要するに、ものこい)を求められたのだけど、
飴玉をあげてしまった…失礼だったかな?

うむ、そろそろ行こう。






___________________________________

ふぅ、やっとスッキリした。雨の中、
オートリクシャーを飛ばしながら帰ってきたのだが。
ホテルの周辺はまだ降り出していないようだ。地面は乾いている。

ダークストゥーパーを後にした俺は近くの寺院に向かう。
がっ…こっちの寺は12:00〜2:00までは閉っているのだった…
未だに学習しきれていないおいら。
諦めて、オートリクシャーに戻ることにした。
途中日本寺(?)に寄った。
明らかに、誰か日本人が書いた字をこっちの人が真似て彫り付けた、
日本語らしき読むと心に突き刺さるような美辞麗句が所々の石柱に彫り付けてある。
はっはっは。
もはや、おいらの心は荒みきってしまっていたようだ。諭す文を読んで、
けっ。。。。ばからし。
と、思いつつ、このまま悪魔になるのも悪くはないかな、とも思う。
よく判らないが、反面教師。。。。とでも言うのだろうか?う〜ん。


リクシャーに戻ると子供が二人乗っていた。
五才ぐらいの女の子と、三才ぐらいの男の子。兄弟だろうか?
運転手は俺と握手してごらんと言っているようで、女の子が俺に手を差し出す。
握手をしてあげた、なんか芸能人気分。単純なもんだ。
喜捨を求められたので再び飴玉登場。
男の子は、おいらを怖がって近づかない。なんかヒールになった気分だ。
単純なもんだ。
少しはなれた所で、姉が飴玉を貰うのを見て、出てきた。
はっはっは(笑)
恐がるボウズが差し出す手に二本指で握手をしてあげる。
ちっちゃいてだなぁ〜と思いつつも飴玉をしっかり受取ると逃げていった(笑)



オートリクシャのオヤジはサルナートから一キロぐらい離れた所でリクシャーを止める。
土地感が無い人なら逃げられないだろう。
まぁ。いつもの事だ。

「バラナシフォートに行かないか?」
そら来た。。。。なんか、心の中はすっかり家政婦は見た状態の進行だ。

イロイロやり取りをする。確かにまだ二時前。
このまま、帰ってもやる事無いし。。。。。。。。。。
と言う事で、バラナーシから南にちょっと行ったとこらへんの
寺周りを100Ruで頼んだ。150Ruからのディスカウント。
50Ru分はガイドが終了した時点で何か日本の物をあげると言う事で決着を付けた。

サルナートからの、帰り道、頼んでも居ないのに土産物屋に連れていってくれた。
相変わらず奥まった所にあり客は他には居ない。
俺が入ると電気を点ける、アーグラ並みに大きな土産もの屋だ。
三つの部屋に別れていて、入り口から、小物→宝石→絨毯となっていた。
店の人は一生懸命宝石を勧める。
しかし、俺は宝石と言うのは「ちょっと珍しい石」程度にしか思えないので、
どうも石ころに大金を払う気にはなれない。
小物、う〜〜ん。大理石(マルボロ)の彫り物はけっこぉいい仕事していますよ〜
と言う事で、カメの中にカメが入っているのと、
ふくろうの中にふくろうが入っている小さな一センチちょっとの
彫り物を50Ru50Ruで購入した。

ぁぁ。また買ってしまった……
ただ、これは150Ruで売られていても、
ちょっと欲しくなりそうな逸品だったのでちょっとうれしい。
だけど、壊れそうだな……
店の奥にはシタールの演奏が入って居ると言うカセットテープを見つけ、
封を開けてもらい、聞かさして貰ったが。
やっぱ、いいや…なサウンドだったので、止めた。

店を出ようとすると他にもイロイロ買え!
と、言ってきたが出てきた。


やはり、ここら辺は避けられないコースらしい。
次はカーペット屋だ。
モスリム地区のカーペット屋に連れて行かれた。だからかな、
さっきの店でカーペットを勧めなかったのは。
カーペット工場では実際に人が機織りをしており日本昔話でしか、
見たことの無いような怪しげな装置で鶴の恩返しを演じていた。
シャーーっと、ロウ(だっけ?)を走らせ独りの人がせっせと織っている。
おそらく、違う場所で機械を使って織っている場所があるのだろうけど。
まぁそれは別に言い出したところで意味が無いのでしばし見学。
シルクだそうだ、しかし俺の知っている、
あのテロテロのシルクとじゃ無いのは何故だろう。。。?
インドに来てからずっと思っていた疑問だが、まぁいいや。
シルクが別に好きというわけではないから。。。。
俺としては、機織り機の方に興味を引かれたので、繁々と眺めていたら
糸を通してみろとか言われたので、二三回試してみたけれど、
途中で止まってしまいうまく出来たもんではなかった。。
あと、カッカって糸を詰める(擬音語ばっかでゴメンね…)爪?
も弄くってみたんだけど。
何故こんなので生地が出きるのか不思議なもんだ。
「なんで糸を通して、その糸を詰めるだけで模様ができんだよ?」
と、聞くと機織り機の上にデータ読み取りデザインマシーンがあると教えてくれた。
うん?
と思ってみてみると、多数の釘と
厚紙が…なにやらちょうど、どこぞの国のオルゴール…
(さらに分かりにくい表現だな…)のようになっていた。
釘を操作し、糸が無数に伸びていて下の機織りの
縦紐を引っ張る仕組みになっているようだ。

なるほど、考えたもんだ。と感心していると、
インド人が痺れを切らして違う部屋に連れて行かれてしまった。
豪勢な部屋で、なにやら色々見せられたのだけど。。。。
ホテルに帰ったあとも、どうせまた連れて行かれるだろうし、
別にシルク要らないしということで。丁重にお断りして、直ぐに出てきた。

帰り道、俺がずっと不機嫌な顔をしているので、
(本当は、リクシャーがあまりに縦揺れするんで頭が痛くなっていただけ…
というのと、本当に少し不機嫌だった…)
リクシャーのオヤジが何か冷たいものでも飲むか?と気にかけてくれた。
インド人にしては珍しいことかもしれない。
確かに、残りの水も少ないし……喉も渇いている。
おっさんの案内に従ってレストランに入ると
とりあいず、俺はペプシをたのんで座っていると、
リクシャーを止に行ったオヤジが戻ってきて、メニューを覗き込みながら、
何か食べないのか?と聞いてきた。
そぉ言えばこのおっさんは、朝からそんなことを言っている。
もしかして、おっさん腹が減っているのだろうか?
おいらは、今朝は必殺のポテトチップサンドをたらふく食ったので
別に食わなくても生きていけそうな気分になっていたのだけど、
せっかくだからオヤジのお勧め料理「マサラドーサ」をたのんだ。
リクシャーのおっさんの方は、「スペシャルマサラドーサ」だ。
なんだかな……

スペシャルの方は(カード)チーズのようなものが生クリームの
デコレーションのように…それでいて細々と乗っかっている、
う〜ん、クレープのようなものが出てきた。
これがマサラドーサか……
中には、イモ、その他、野菜が入っている、それとは別に
やっぱりカレーとヨーグルト系のカレー(?)が付いてきた。
普通のマサラドーサには、チーズが乗っかっていなかった……

一応、スプーンとフォークを付けてくれたのだけど、
既に、使うのがメンドクサイ病に感染していてお手々で食べていたのだが…
おやっさんは、ちゃんとフォークスプーンを使っていた……
なんだかな。。。。。

会計で、先に俺が金を出したのが不味かったのか……
オヤジは払おうとはしなかった…
う〜ん…
いいよ、払うよ。

(計:ペプシ         9Ru
   マサラドーサ      13Ru
   スペシャルマサラドーサ 18Ru)

お釣とともに、何やら脱穀する前の稲の様な物が…
小皿に盛られてやってきた。
オヤジは、それをつまむとオイシそうにほうばったので
まぁ、とくにこれといったあれで…(意味不明…)
まぁ挑戦してみる。
例のダイエットコークとかに入っている
人工甘味料アスパルテーム系の後味だけが
しつっこく口中に広がりどうしても、
いただけなかたのでそっと出した。



そぉいえば、今日の発見として時々インド人が壊れた
ブリキのおもちゃのように手を無心に叩いている事があるが……
あれは何をやって居るのかという事が今日判明した。
噛みたばこを作っているらしい。
口の中を赤くするような奴もあるのだが、それは高いとか高くないとか…
結局詳しく聞かなかったのだけど、オヤジは口が赤くならない奴を持って居た。
純粋に、たばこの葉っぱを乾燥させただけのような奴。
それには、カルシュウムのお弁当に入っている小さなソースポッド
のようなのが付いていて、左手に葉っぱを出しカルシュウムを加えると
右手の親指の腹でそれを一生懸命もんで、時々例のブリキおもちゃになりきって、
手をパンパンと叩きまくって粉を飛ばし、右手にゴミみたいなそれを移し替えて、
左手に残った粉を更に吹き飛ばし、また左手に置きコネコネして……と
延々と繰り返すと見ている方の身もこころもそして
たばこの葉っぱもボロボロになった所で、やっとこ口に含むらしい。
その後は、大リーガ選手のようにクッチャクッチャしながら、つばを吐くだけ。
こっちの人は大抵これをやって居る。
なんか、よく分からないが、赤い奴もあるので。あっちこっち真っ赤だ。
あっちこっちといえば(連想ゲームのようだが…)
インド人があっちこっちでしゃがんでションベンをしているのを
100mおきに見掛けるような気がする。
インドが先進国の仲間入りをするには、
最低限の条件として人前でうんこをするのはヤメイ!
それが、身近な目標だろう。(日記とは離れるが核実験もヤメイ!)



さて、飯を食い終わった俺達はドゥルガーテンプル
(通称モンキーテンプル)に行く。
ここは、ヒンドゥ教徒しか入れないのでヒンドゥ教徒としてみなされない我々
外人は建物の上に登り、本堂を取り巻くような回廊の屋上だけ歩く事が許される。
しかたないので、中央の本殿を遠巻きに眺めることになる。
サンダルを寺院の入り口の所で預けて建物の階段を登るとさっそくサルが数匹居た。
牙をむき出しにするのは俺を威嚇しているのだろうか?
ふっふっふ、可愛いやつめ。
が、近寄ると直ぐに逃げていってしまった。

上の回廊で独りウロウロしていたら、
後ろから寺の人が二人ドヒャーっと駆け寄ってきて、サルが危ないとか、
言われたのでとりあいず立ち止まったのだが…
なんか、儀式ということで、
強制的にインド人のあのおでこの赤ポッチを付けられると…
なんだ、お清めの儀式かと思ったら、10Ruよこせといわれた。
食事のお釣で、10Ru持って居たのだけど。
なんか、寺の坊主までもか…と思うと癪にさわったので、
ありあわせで8Ruぐらい渡して、誤魔化して帰ってもらったが…
それでも、お金を渡すおいら…
もう独りのインド坊主は、サルが!サルが!!と、
いって大袈裟にサルを追い払う。
この人が来ると、サルが逃げてしまうので俺としてはザンネン。
一周100と無い回廊(屋根?)をまわる。
特に見るべき物はないようだ…
サルと戯れたい気分だが、このインド人が邪魔をしてサルが近寄ってこない。
挙げ句の果てに、一周した所でガイド料を要求された。
素直に、喜捨にすればいいのだけど、
ガイド料と大義名分をかぶせるから嫌になってくる。しかも、10Ru。
ガイドされた覚えはなかったので払わない。
なんか、このサル追い払いインド人は相当サル側から嫌われているようだ。
寺の人なのに……もしくは、寺の人だからか…?
サルに後ろを見せただけでサルに襲われていた。
頑張れサル。
そいつがサルに襲われている間に、
俺は悠々とサルに道を譲ってもらいながら降りてきた。
靴を預けていた(置いておいた…だけだけど…とりあいず、
座っている人が居たので…)少年にチップとして
0.5Ru払うと10Ruだよ!と言う。
まったく、、、この国のチップは、どぉ言うシステムになっているのだろうか…?
チップを料金指定してくるなら、受取るなっちゅうねん。
というか、値段を書いておけっていうんだ。
もちろん、それ以上ワザワザお金をあげる事はしなかったが、
どうやら、ここで合計10Ruばっかり使ってしまったようだ。
カメラのフィルムがなくなり、最後のフィルムに詰め替えた。
ちょっと、電車で訳のわからないものを撮り過ぎたかな。
まぁ、なにも撮っていないまっさらな、フィルムを持って帰るほど、
馬鹿なことは無いので、まぁいいか……
リクシャーに戻ると小雨が降り出した。

次は、ガネーシャ寺院に向かった。
なんだ、ここにもサルが少し居るジャン。。。。
しかし、ここは…祈りの場以外の意味はないだろう…
日本で言ったら稲荷神社みたいな感じかな。
別に祈るわけではないので、直ぐに立ち去った……

次は、ヒンドゥーの聖書が壁に書かれて居ると言う寺だ。
ここらで、一番大きなきな寺。確かに大理石の(白)壁に黒の
文字がビッチリと刻み込まれている。
寺院内で写真を撮るのは異教者
(信仰を持って居ないもの)としてはばかられたので、撮らなかった。
もっとも、ドゥルガー寺院では寺の写真を撮れ取れとうるさかったので…
写真を撮るのが…いかなものなのか、判らないのだけど…
ただ、何故かこの寺に神々しさは無く、
規模装いのわりにこころを動かされるようなものは何もなかった。
どぉしてだろう?
たぶん、西洋の教会や、日本の寺のように静寂さがないからかもしれない。
あとこっちの壁画や、建築物は良すぎるほどの大理石などを使っているわりに…
作者の芸術性が中途半端であったり、隙間や傾き…ただ、虚しく思えた。
この国で見るべき対象は人間そのものであると感じた。
そぉ改めて思わせた。

外の大理石の石畳は雨に濡れていたが、
裸足の足は石が太陽の光の元にあった事をしっかり教えてくれた。
むしろ熱いとさえ感じる。建物内のひんやりした石はまた何かを思わせたが。

リクシャーに乗ると、激しい雨が薄い人工皮の屋根を叩き始めた。
本当にはげしい雨だ。
天井は雨を防いでくれるが横からは容赦なく雨が入ってくる。
リクシャーが走り出すと後ろの席だけびしょ濡れになるのだ。
雨が降っただけで、道路は水浸しになり、今まで土埃の中に隠れてた
マンホール(初めて気が付いた…マンホールがあったなんて…)から
ここぞとばかり、下水からの逆流を開始し……
辺りは一面沼と化す。

くるぶし程までたまった汚水をかき分けながら
リクシャーはガタガタと跳ねながら突っ走る。
しかし、そんな雨がこの国には必要だ。
あれだけせわしく小さな昆虫のように働く(日本人もそうだが)
人々が木陰で濡れながら、雨が上がるのを待って居る。
人々は黙り、軒先に。サイクルリクシャーは止まり雨がなるべく当たらない所へ。
小屋は雨が漏ってこない様にぼろの屋根にビニールをのせ、
既にビニールの屋根の小屋は貯まった水を下から押し上げ。。。。
ただ、雨が止むのを待っている。
そんな雨が必要だ。
濡れた憲兵がリクシャーに突然乗込んでくる。
なんか、このリクシャーは良くとめられる。
(さきほども、検問?に引っかかって10Ru払わされていた。
窓に電動ナイフで何やら刻印させられていたし。)
憲兵は数百メータ乗ると次の交差点(ランダ―バード?)で降りていった。
ホテルの近くまで戻ってくると、雨は降っておらず、
地面は赤茶けた埃と人の吐いた赤いつば、
牛のフンなどが混ざらずにそのままあった。


リクシャーの親父にトータルで250Ru払うと降りてきた。
AreYouHappy?とおやっさんは聞いてきたが。
ここで、日本人らしく嘘を付いてまで愛敬を振りまいた挙げ句さらにお金を
払う気にもならなかったので、可哀相だがそのまま降りてきた。
関係ないが、そんなリクシャードライバーのおっちゃん情報。
22人家族らしい。最初、子供が20人居るのかと思ったが、ちがうらしい。
二人の親と、三人の兄弟。それぞれの妻にそれぞれが、
三人ずつ子供が居て、22人らしい。
子供が三人というのは政府の方針か?と聞くと、そうだと言っていた。
彼の年代は三人までがOKだった世代なのだろう。
彼はバラナシで生まれたそうだ。以上。

あとは…もぉ7:30だし。飯でも食いに行くかな…


現在レストラン。
ホテルを出ると真っ暗闇の中に目玉だけが浮かんでいた。
男が笑いながら、リクシャーどうですか?ダンナァ〜
って感じでヘコヘコ付いてくる。
夜は危ないですからね〜ヘッヘッヘっと小声で囁く。
「お前が危ない男じゃないのか?」と聞くと
男は立ち止まりこんどは、ぶっきらぼうに、
「バラナシにはいつまで居る?」と聞いてきた。
まぁ無視してここまで来てしまったが。
ほんの200メートルと離れていないところで色々あるなぁと
女性独りでの外出はお勧めできないなぁと思いつつ、ホテルに食堂があって
みんなそこで食っているのはそぉ言う理由なのだなぁ〜なんて感心しつつ、
これでガンガ周辺より治安がいいのだからわらけて来る。
もっとも、金のある限り身の安全は保障されるような気もするが。

レストランでは、ペンナーバターマサラというのをたのんだ。
マサラと言うと今日のマサラドーサを思い出し、大皿料理系だと
思ったのだけど。ナンは要らないの?
と聞かれたので、普通はつけるんだ?ということで、
付けてもらった。
一体どんなのがでてくるのだろう……
昨日のタンドリーチキンのような事がなければ嬉しい。。。
どうやら、、マサラと言うのはカレーの事らしい……(ホントは香辛料)
うむ、カレーだ……
おっ!?
なんだ、この豆腐みたいなものは?
よく分からないので、店員に聞いてみたら、大袈裟に店長を呼ばれた…
英語が出来なかったらしい。
どうやら、チーズらしい。
なるほど、中にはとことんチーズの味をさせるものもあるが、
ほとんどは無味無臭といったところか…
(カレーがキツ過ぎて判らないだけかもしれない)
がんもどきの中の豆腐のようだ。そぉ言えばガヤーで食べた
カレーの中に入って居た白い豆腐のようなものもこれと同じに違いない。
これは、イタリアンとかで使われる、モッツァレラ
(豆腐みたいなやつあるやん??)とかと一緒なのだろうか?
ちょっと、ナンが足りなかったのでもう一枚追加した。
やっぱ、チャパティより高級だ。
飲み物をたのまなかったので、昨日の店にミネラルウオータを買いによる。
ミネラルウオータはないらしい。ペプシのボトルを見つけてこれはイクラ?
と聞くと、40Ruだと言う。しかし、
ビンを返してくれれば20Ru戻すよと言う。
ビン代って高いのね………
明日、ここを去るので飲み物は諦めて、
昨日とは違う味のポテトチップスを買う。。。
あとパンね。。。。けっこぉ例の特殊サンドイッチにハマッテイル。。。。
0.5Ruがなかったので、0.5Ru余分の計14Ruを払って、帰ってきた。
しかし、夜道は暗い。彼方ホテルから漏れる明かりと、
通りを行き交う車のヘッドライト、
屋台に付いている全部でも6個しかない裸電球、
うち4個は通りに面してぶら下がっていたので、何とかホテルまで帰ってこれた。
フロントで、キーをたのむと、夕飯は?と聞かれ。
もぉ食べたよ。と言うと。
なんで、ここで食べないんだ!と
2回ほど殴るぞと言うゼスチャー付きで威嚇された。
これだから、頬に傷のない方のマスターは感じ悪い。
もう一人の、頬に傷のある人の方がいい人だなぁ〜などと思ったりするのだ。


明日は、12時にチエックアウトして、三時までバックを置かせてもらう事にした、
朝食はサンドイッチポテトパンだな。。。。。フフフ

手持ちのお札を見ていたら、一枚、訳の分からない紙が張り付いているのがあって、
何としてでもこれを剥がしてうやると頑張る……
どうやら、両替のときに混ぜられたらしい。
なんか、お札相手にカッターとか使っていると、偽造しているみたいだな…

しかし、インドの銀行はクレイジーだ……
何故に札束を止めるのにダンボール止めるようなホッチキッスを
使うかな……
ボロボロやん………
それと、インド人、お札に何か書くとか、そぉ言う英国人的なことは真似するな!

残金:  4277.25Ru+241円+360$
前回比: −586Ru

内容:
オートリクシャー  250Ru
みやげ       100Ru
ひるめし      40Ru
よるめし      40Ru
ほてち・パン    14Ru
ぽてちっぷ     10Ru

その他・使徒不明金………?80Ru行方不明……
インドへのチップとして置こう…



寝しなにポテチミニサンドを三枚食う。
昨日買ったパンはすべて食べた事になる。
なるほど、朝はお腹が空いていたから美味しかったんだな…と思ってしまった。
しかし、ポテトチップはそのまま食うとさらに味がきつすぎて食えないので、
ちょうどよくなる事は確かだ…
インドならではの食事を発見してしまった。
水は残り300mlもないが…
未だに、日本から非常用に持ってきた、ソウケンビチャ500mlを…
そろそろ飲まないと……
封を開けずに帰国する事になりかねないので…
明日の朝は贅沢にソウケンビ茶だ!!と張り切る。
そぉ言えば、カロリーメイト半分と、
ウイダーインゼリーなんかも未だに持って居たりする。。。。。。。
梅干しもあるし。。。。。。
梅干しでも食っておくか。。。。
日の丸弁当に対抗して、日の丸食パンとか……
日の丸、チャパティーとか。。。。挑戦してみようかな。

レストランに入ってチャパティーや、ナンだけたのんで、
梅干しのっけて食うとか……
日本で言ったら、ファミレスでライスたのんで塩かけて食うようなもんだな。
……やった事あるけどね……
もっとも、ナンはちょっと塩気があるので、そのままでも食えるけどね。
俺は…
それに、梅干しの種の中を割ってまで食べるのはどうかな。。。。
たまに外れがあって、もの凄く苦いんだけど。インドに来てからは、
種の仲間で食べちゃうから不思議だね。。。。。。


△ TOP □ MENU