買い物コース


●12日目 9/15 月曜日

朝食のポテトサンドを食って、ゴソゴソしているうちにもぉ10時近い、
洗濯物がまだ生乾きでちょっと、荷造りできずに困っている。
今朝のポテトのオマケはグーフィだった。
荷物のバッグは何も入れていないのに重たかった。
だから、今回は長ズボンでもはいて荷物を軽くしようかと思う。
今日の目標は電車に乗るだけ。おそらくシルク屋に連れて行かれるだろうが、
その前に電車のリコンファームを済ませてしまおう…
外の湿度が高いせいか、まだ洗濯物が生乾きだ…
どうしたものか…このまま電車に乗ったら
明日の11時ごろに到着なので鞄の中で腐ってしまう。
きっと、日が当たる所で干したなら五分で乾くだろうに…
荷物は今までしつこく持ち歩いていた、
ソウケンビチャや水1Lを抜いた分で…代わりに、
昨日買った布が入った。だが…シタールは……
ふぅ…10Kgはないと思うのだが。なにが原因でコンナに重たいのか。。。
何も入れていないのに…

洗濯物を乾かす為に天井のファンを強にしたら、
クシャミが止まらなくなった。

今回のポテトは青のパッケージ、(前回は緑)で
マジックマサラと書いてある、ここで残りのパンを食べてしまう。
しかし、ふと思ったが、この国にオマケなんて付けている
余裕があるのだろうか…?ポテトのふくろには英語しか書いていない。
10Ruと高価なことから、
下級カーストの人はのっけから相手にしていないのかもしれない。

先日、人込みの中を頭にパソコンを乗っけて運ぶ人を見掛けたが、
あれを運ばせるような人がポテトを買うのだろう。。。でなければ、
オマケの紙を入れるよりも、ポテトを1gでも増やせ!となるだろう…

12時直前にフロントに降りると、荷物をフロントに預け、
シルクの工場に案内してもらった。
ホテルマンは外に出ると外でタムロするオートリクシャの
運転手に工場に案内するように二言、三言、ヒンディー語で言う。
例のスキッパの兄ちゃんだ。工場に案内されると、
クッションが敷いてある部屋へ連れられた。
昨日連れられたシルクやよりは狭いがその代わり
蚊がブンブンと迫ってきて賑やかだ。殺しただけでも四匹。
こっちの蚊は少しとろい。
その後オヤジは例の如くハイクオリティ〜↑を連発し、
よく判らない生地を見せられる。テーブルクロスや、
ショールに使えると言うが。使えると言うのと、
使いたいと言うのが同義語ではないことをインド人は知らない。
布をぶわっと広げては見せる。値段を聞くと、250Ruだと言う、
この品質で500Ruまでまけさせたら上出来かな…っと
思っていたおいらは驚く。
一枚青地のをピックUPした。図柄は曼荼羅昨日のシルクやでは、
マンダーラ、ガンダーラ…うんぬんかんぬんと説明を受けたが、
もともと知識の薄いおいらの頭には残らなかった。
いんちき鑑定眼を光らせていると、
生地の縦糸が幾個所か模様が崩れていて
気に入らなかったので変えてもらったが、
結局次に見せられた生地も同じ個所が崩れていた。
ホントに手作り?と聞いてしまった。青は辞めると、
次のシリーズが出てくる。
それと、値段は1250Ruだと言われた…
なるほど……いざ金を払う瞬間にじゃなかったので助かる。
しかし、どぉやったら、
12と2を聞き間違えられるような発音が出来るのだ??
まったく、上手い発音をする。トォエルヴ、と、トゥだよ?(笑)
しかし、シルクは、初めてシルクらしいシルクだ。
まぁ上質ではある。
次に出てきた生地はドンドン薄くなってきているような気がする。
薄いんじゃない?と聞くと、
こっちはアイロンをしてあるんだとのたまわれた。
フフン…でも、ホツレがないぶんこっちの方がいいかなと思い、
インド人オススメの赤を選ぶ。
50$のT/Cで購入した…525Ru帰って来る。
ディスカウントに挑戦したが…工場だからディスカウントは無理だと言われ、
あっさり引き下がるぼくちゃんだったのだ。
彼いわく、東京の中野や、京都、大阪(オオカサと言っていたがたぶん大阪)、
に日本人の業者が買い付けに来るそうだ。
なるほど、日本人向けの図柄なのかもしれない。
果たして日本では幾らで売られているのだろうか…気になる所だ。
もぉ帰るというと、たたみ掛けるように細かいスカーフだの何だのを出してくる。
昨日俺が小道に連れ込まれ買った生地と同じようなものも出してきた
(ダイブ質感の鈍い)幾ら?と聞くと、150〜200Ruと言う。
…ケケケ三倍以上だ……
宗教画の蝋染めも出てきた、俺が昨日買ったものの半分ぐらいのサイズ。
これも、150Ru……
くっ…この生地35$ちょっと払い過ぎ…やられた…とも思ったが、
ちょっと満足しているのでまぁいいや。
昨日生地を売ってくれたおじさんに感謝しよう。


シルク工場から、ホテルまで歩いていくのだけど。
帰りは工場の人が送ってくれた。危ないのだろうか?
そぉ言えば先日ここら辺を散策したら怒られたっけ…
ところで、インド人の会話のパターンが判ってきた。
順番に。
日本のどこから来たのか?
何日間居るの?
ここには、何日居るの?
他には何か買わないの?
日本でなにしているの?
名前は?
ここまで、聞くと後は聞く事が無いのか、
それとも挨拶と同じレベルなのか。
彼女は何人居るの?
とくる。
これを、通り過ぎると、ジギジギ好き?となる訳だけど、
何故「何人」なのか?
彼女は何人居るのかと、何故聞くのか?と聞いてみたが。。。
まぁこれは挨拶代わりに使ってるようなものなので、
こぉ聞いても困るだろうから、
じゃぁ、お前は何人彼女がいるんだ?と聞いてみた。
「二人だ」う〜〜ん。よく判らなくなってしまった。
ガールフレンドって何?どぉ言う意味?スペシャルミーン?
と聞くとうなずくし。
こっちの結婚はアレンジメリッジで親が決めるらしいので、
その彼女とは……??なんだ?日本で言う所の○○フレンドか??
文化交流とは難しい。インド人はよく判らん…?


ところで、今ホテルの食堂に居るのだけど。
この狭い所に一時日本人が15人以上来た。。。三人の男組みが三組。
1人旅の男、女。二人旅の女の子。
一人旅の女の人は強かった。さすが、インドを一人旅。
デリー、ジャイプル、アーグラ、バーラーナシと来たそうだが、
ここでリクシャーに「くみこの家」に行きたいと言ったら、
「くみこの家は川沿いにあるから沈んでいる」と言われて
ここに連れてこられたそうだ(笑)
で、リクシャーの親父に貴方は嘘を付いたと言って、金をとことん払わず、
ホテルにチエックインをしないで、一時間ぐらい休んで結局行ってしまった。
流石。三人旅でこっちに来ている男っちは、
もっず系のタイトな感じで決めた人々で、
こぉ言う所で見掛けると泣かしいぐらい頼りなかった。
インドで買ったのであろう、
指輪やネックレスを身に付けて襲ってくださいって感じだった。
一人旅の男の人は無骨な登山家と言ったところか。
一人旅の人は積極的に俺から情報を引き出そうとしていく。
しかし、三時までは長い。



やっと、電車に乗ることが出来た。
走り過ぎて吐き気をもよおしながら上の座席へと登る。
無茶苦茶走った。二時間ほど前まで、なにもやることが無かったとは思えない。
1:30ほど前に駅には着いていたのだけど、
席の確認が出来ていなかったので
(こっちの電車は走り出したら最後……いろんな意味で)
リザベーションオフィスでリコンファームしようと並ぶ。
並んでいたのだけど、インド人は時間がないんだと言って割り込んでくるし、
挙げ句の果てにコンピュータを駅員がフリーズさせてしまい…
キー入力すら受けつくけ無くなってるにも関らず、
一生懸命キーを叩きつけ10分ぐらい無駄時間を満喫すると、
やっとリセットボタンを押すが…立ち上げに失敗して…
そりゃ、あんなにキーを押しまくればそりゃ壊れるわ。
あげく、エラーを連発させ…またもや、立ち上げ失敗。
うんで、再びハングオン。もぉこっちはイライラして。
あぁしろ、こぉしろと口を出し始めたので、
俺にチケットを見せろと言た挙げ句、駅の中央カウンターでやてくれと言われ。
もはや復旧の見込みが無かったのと、時間が無かったので駅のホームに向かう。
こっちは、一般のハッキリ行ってボロボロの人たちが沢山居て
ちょっと大きな荷物を持ってウロウロするのは不安だったのだけど、
何処が列の終わりだが判らない人込みに意を決して飛び込むと
誰もこの場から離れようとしないので一向に埒があかない。
もぉ三十分も無い。。。参った。。。。
割り込んで強引に先頭まで突っ込んでいくと、
今までカウンターに腰をかけていたおっちゃんがご丁寧にも列を作ってくれ。。。
俺は。。。ずいぶんと後ろに…されてしまった。列になたのだが、
相変わらず列の先頭をめがけて突っ込んでくる連中が後をたたない。
列に並ぶと言う行為すら自虐的行為に過ぎない…列の前後の人に相談をすると、
ほらそこに紙が貼ってあるだろ?と言って、
そこいらの子供を捕まえてこの人を案内してあげなさいということで、
子供に連れられグリーンの掲示版の前に。。。。
なんせ、どのホームで待てばいいのか…
どの列車なのか…全く判らないのだ。
電車の車掌に聞いても、英語が出来なかったり、でたらめを教えられたり…
何も信用できるものが無い。。。以上。。子供を信じるに至る。
掲示版らしきものには、
確かにコンピュータで打ち出したらしい座席表があった。。。。。。。。
俺の名前を探したが…見つからない。
というか、列車の数ほど紙はあるし、乗客の数ほどリストがある…
そして、なにより致命的なことに紙は破れ地べたに舞い、
牛が食い荒らしたようになっていた。というか、泥塗れだ。。。
とてもじゃねぇけどわかんねぇ。。。。。。
もぉ、時間が無い。
電車が到着するホームも判らない、でも、行くしかねぇんだよ。。!!!
と言うことで、走る!
ベニアでできた箱の中に居る案内人らしき人に聞く。無駄。
片っ端から、聞きまくる。
駅は、ホームだらけだ、人間だらけだ。牛までいやがる!!
どのホームだ!?どの列車だ????
英語が出来そうな人は・・????
二番ホームでトランクを持った男性が現地語で人に聞いてくれた。
石の上ででっかいきゅうりを食っていた人は知って居るらしく、
サードと言う。
「三番か!!」と言うと、英語の話せる人が
「7番だよ!」と言い直してくれた。。。。。
助かる!!!!!!恩にきる。
信じる数字は「7」
しかし、7番ホームなんて記述は何処にも無い。
先刻承知。おそらく数えて七番目のホームまで牛を押しのけ人を掻き分け、
階段を駆け上り走る。
七番目のホームに既に電車は来ていた。
次はこの電車がK・Vexpか確認しなきゃならない。聞きまくる。
みんなYESと言う。どうやら、これだ!!
次は、車両だ!!!俺の車両はドコダ!!!!!
電車はこのバラナシ始発らしく、
電車の車両毎に丁寧にも先ほどグリーンのボードで見た
コンピュータの座席表と同じような紙が名前、座席番号事に出ている。
珍しいほど丁寧なインド人の仕事に感謝(涙)
でぇ!俺の車両は!!??
電車に乗ってしまうと、車両の移動は出来ない。
貼ってある、紙を片っ端から見る。K・Vexpと書いてあるので。
ホントに、この電車だ!
インドの車両は長すぎる。最後部まで行ったとき、電車が警笛を鳴らした。
しまったぁ。。。もぉ出てしまう。。。。。
インド人が走り出す。俺も走り出す!
あっ!!日本人だ!!!!
が、この電車に乗るのではない様だ。聞けなかった。
途中前を走っているインド人のサンダルのかかとを踏みつけて、
彼のサンダルと壊したのか、脱げたのか、
判らないがとにかく踏みつけるほど走った。
許せインド人!
電車の端っこの席はあまり良く無い席のようでゴチャゴチャしている。
(電車が走り出すまで、どちらが先頭車両かもわから無かった…)やっと、
自分のコーチ(車両)を見つけ確認。そぉらしい。
車両の入り口に駅員が居て、確認をしている、そぉとお良い席のようだ。
入り口に貼ってある名前の中から自分の名前を探すが、、、、、無い。。。
うっ…???
TOFHINARI……これかな……?
ちょっと違うけど、これらしい。席番号は30、、、、、、うん?
駅員から直接聞いたのだが13か???
今日のリクシャーのも、15Ru取られた、
50Ruじゃないことを何度も確認するようになってしまった。
しかし、30の席の所にはかなり上流階級の夫婦が
どでーーんと鎮座していたので、もぉ一回駅員に確認に行ってしまった…
初老のこの夫婦、ヒンドゥ語を喋らず英語をゆったりと喋る。
しかも、未だにLOVELOVEだ。。。。。。。。。。。。
俺に話し掛けるおばさんの体格は優雅にお太りになっていて…血筋がいいのか、
血が濃いのか、左右の目が違うところを見るので
視線を合わせるのにちょと苦労した。
おいらが、鞄に入りきらなかったシタールを持って居るのを見て
「弾けるの?」とか、そぉ言う優雅な会話をしばし、
楽しんだが俺は、走り過ぎによる
体力疲労と汗だく気持ち悪いぃ〜でちっとも優雅ではなかった。

エアコンがガンガンに効いている。
なんて、いい席なんだ。。。と、感動に浸っていると、
駅員がオムレツ食う?と聞いてきた。気分的にハイなので、もちろんたのんだ。
例の小さな食パンが二枚にオムレツ。
そして、甘くないケチャプ!うむ。
流石!上流!駅員が来ると、俺は一番上の30の席に戻されてしまった。
おかげでおたまが使えて座れない。
通路を挟んだ向かい側の二階席ではメッカに向かってお祈り中だ。
少し離れた所で、日本人が同じようにオムレツを食べている。
これなら、なんとかなりそうだ。
あとは、夜を超してデリー到着を待つばかりである。

やっぱり、エアコンクラスは違う、
チャーイの代わりにコールドドリンクを売りに来てるし。
ポテトチップだって売りに来る。
これがカーストか…などと、しみじみ思いながら、
下の席でオッチャン達が着ているサリーはとても高そうだ。
チャーイも素焼きのカップで使い捨てではなく、ポットとマグカップだ。。。
おばさん達の紙は何本かづつ赤に染まっている。

少し小腹が空く。コロッケのようなものを売ってまわっている人が居たので、
たのむと、30と言う、高いなと思いつつも食べてみたいので、出してしまう。
すると、パン二切れと、コロッケ二つ、ケチャップを付けてくれた。
軽食ではなく、食事らしい。。。。。こんなには、要らないよ…って感じだが。
売り子は英語が喋れないのでちょっと困る。

30Ruも出してまで食べるほどのものではなかった…

こっちのエアコンは容赦が無い。
鞄の一番下にしまってあったラジカーンのおじさんから
買ったコットンの布を取り出しはおって寝ることにした。
何もやること無いし。
さっきのオムレツは12Ruだった…
お釣が無いそうなので…あとから、4Ru帰って来るよ……

なにか、若い女の子の声がすると思ったら、やはり日本人だった…
そぉ言えばインドの若い子はこぉ言う所では見掛けない事に気が付きながら、
クルタ・パジャマなんぞ着ている日本人の女の子をみて
優雅なたびじゃのぉ〜と羨ましく思う。


現在PM8:30ひと眠りしてしまったので、もぉ眠たくない。
困ったな。
なにか、凄くウンコ臭いというか、便所臭いというか、
強烈な匂いがすると思ったら斜向かいの日本人がカレーを食べていた。
カレーって……
あぁ…………また、どっかでカレーを食べている…
三階席にで寝そべっているおいらの所へ匂いが上がってきてしょうがない…

ところで、どんなに上流階級でもいびきはかくのね。。。。。


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