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003 日本海海裂頭条虫 2001/05/10

日本海海裂頭条虫、いわゆる寄生虫である。回虫とも言う。

先日、自分が勤めている会社の社長につれられて寿司を食ってきた。 そこで食べたのが蛍烏賊の刺身。 ちょっとギョッとした。

つい先日、変わり者寄生虫学者 藤田 紘一郎氏の本を読んだばかりだったからだ。 バブルの時代、ゲテモノ食いなどが流行った時代。 ホタル烏賊をワイングラスの中に入れて泳がせながら飲むそうだ。

ちょっと見、幻想的なのだろう。 清潔な日本で暮らしていると忘れてしまいがちだが、 世界で生きているのは人間だけではない。 当然のごとく蛍烏賊の中にも住人がいらっしゃることがあるそうだ。

これらの住人が人間の中に引っ越していらっしゃると、 一日数十センチという速さで成長し、最終的には8メートルぐらいにもなるそうだ。

人間の小腸が8メートルぐらいなので、たまに尻尾とかでちゃって、 感染者は脱腸した!! と思って病院に飛び込んでくるらしい。

これらの寄生虫(日本海海裂頭条虫)はちょっと栄養を搾取するぐらいで、 大した悪さはしない。むしろ体質が改善されるので、 高コルステロールとかさ、アトピー性皮膚炎なんぞなおしてしまう勢いさ。

でね、もちろん怖い奴とかも居てさ。 もともと、人間に寄生する予定のなかった寄生虫。

人間に食べられたはいいものの、どこに行きゃいいの!?
とか、体内を徘徊するらしい。あげく、脳みそに到達してしまうとか。 そんなんやだね。。。。

と、そんな内容を思い出しながら蛍烏賊の刺身を食いました。 ちゃんと内臓もとってあったし。美味しかったんだけどね。えへへ。

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