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006 株式なんてゲーム 2001/05/26

案の定というか、やっぱりというか、ここの主体が科学よりになってしまったので、 経済も織り交ぜなきゃねっ。ということで、今回は株式についてとりあげてみます。

実は、あまり詳しいことは知りもしないので、浅いところをなでるだけなのだが、 資本主義の社会では株式なるものがあり、 この株式会社というものが、経済規模的に見ると、なかなか大勢をしめていたりする。

この株を持っていると、 会社に出資しているという立場になり、経営に口が出せるようになったりする。

ときたま、騒がれる企業の売買、「どこぞの企業が買い占められた!」 とか言うのは、この株を特定の人や企業が半数以上買たということに他ならない。

日本の大手企業は、自分たちの身を守る為に、社員に自社の株を買わせたり、 取引銀行や、同盟企業で株の持ち合いなんかをして、 ある日とつぜん自分の企業が買い取られて違う会社になってた! なんて事態をふせぐ手立てを張り巡らさせていたりする。

この株、売買を行うには「企業に出資できる立場」である。という、相当高い敷居があった。

その株取引なるものがすこしづつ変化を遂げて来ている。 ミニ株なるものの出現と、インターネットの登場だ。

インターネットが世界の距離を短くし、 (企業が活動拠点を縛られなくなったということ。) それにより、個人の資産が世界的に流動的になったという事態をうけてだ。

日本に眠る、個人資産は2千兆円(だっけ?)とか驚異的な数字らしい。 その反面、金利は下がり個人の資産はタンスの肥やしよろしく眠りつづけている。

米国の銀行が年利10%とかなのに対して、日本の金利は1%にも行きやしない。 そりゃ、銀行に公的資金が投入されるのもうなずけるというものだ。 既に、日本の経済体質そのものが異質になっているのという証明そのものだ。

そんな、かわいそうなお金をもてあました団塊の世代は、 株なるものに手を出し始めた。これがミニ株だ。 10万程度から出資を行え、わざわざ証券会社に行かなくても、 自宅で株取引ができたりする。

で、どんなものなのだろう? と調べる過程で、 ヴァーチャル株取引ゲームという、いかにもマーケット広げましょう作戦を 展開している証券会社があった。野村證券である。

余談だが、この野村証券、バブルまっさかりには、 米国の州を買えてしまうとほどの資金力をもっていた(私企業が州を買い取れるんだよ!) 現状は・・・。まぁ、そこらへんは並みの経済本に山ほど書いてあるので読んでちょ。

興味半分、このヴァーチャル株取引なるものをやってみたが、なかなか面白い。 100万円持っているという設定の元、株取引を行い、 実際の株価に連動して持ち金が増えたり減ったりするというもの。

4月スタートからのゲームで、既にトップ陣は300万以上のもち金になっていた。 びりっけつは20万。世の中シビアである。

私も一ヶ月ほど挑戦してみているが、さっぱり。 3万円づつちびちび買って、数円あがっては売って。 トップ集団の買った株を真似して買っては、暴落してと。 そんな事を、やっていたら、なんか手数料(1% 取られる)とかで、 現在持ち金90万ぐらいになってしまった。。。

最近株の値下がりが激しいよ! と、 ちょっと経済の動向にシビアになるので、なかなかゲームとしてもいい。

http://www2.nomura.co.jp/vstock/VirtualServlet? でユーザ登録してみよぅ。 ちなみに俺のIDは「kuippa」ライバル設定してみてね。

と、まるで、野村の回し者のようになってしまったね・・・。

しかし株。ちっともわからねぇや。ちょっと自分の浅はかさを露呈したところで、 今回のお話は終わり。

個人的には、ものを右から左に動かしただけで得るような利益は、 ほんとうの意味での不当利益だと思うんだけどね。
そうじゃない! という投資家のみなさん。ぜひ俺に投資してください。
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