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007 宇宙人を探せ! 2001/06/03

巷で話題の宇宙人を探せプロジェクトというのをご存知だろうか?
「うるせぇ。こちとら隣近所に誰が住んでいやがるのかもしらねぇんだ!!」
というような反対意見は取りあえず横に置いておくとして、 そんなの知らないよ。と言われると話が終わってしまうのでここで少し説明。

ぶっちゃけ言うと。宇宙から地球に降り注ぐ電波を解析して 宇宙人からのメッセージをみつけようというもの。

これだけ言うと、なんかそこらへんの新興宗教とかわらないのだが、 これにはきちんとした目的と道義付けがあるのだよ。と。しったかぶりをしてみる。

この宇宙人を探せプロジェクトの詳細な記事、ちょうどよろしいのがあったので リンクを貼っておく。SETI@HOMEに対する HOT WIRED JAPANの記事だ。先に読んでいただけると助かる。

少しご理解いただけただろうか? 私は、世界中のコンピュータをネットワークを介して一意に利用しているという点に共感を覚えた。 エネルギー問題を訴える市民団体の声もないではないが、ここは純粋に ロースペックのホームPCがスーパコンピュータに勝る処理を毎日行えるという現実に感動してはどうだろう。 まるで、ネットワークが巨大な脳のようではないだろうか。

閑話休題。

さて、話を宇宙人に戻そう。

果たして地球以外に宇宙人はいるのだろうか?
地球以外に知的生命体はいるのだろうか?
私、個人は、地球以外には生命すらいないと思っている。

というか、もしかしたら居るかもしれない、というのは私も思うところだが、 生命と呼ばれるものの生存できる環境というものは非常にシビアだ。 それこそ地球の温度が数度上昇しただけで絶滅の危機に陥る。 このような淡白体の生命というものが、 太陽サイズのような恒星の下、静止衛星軌道を取りうる可能性は いくら天文学的な数字相手といえどいくばくもの可能性があるだろうか?

まっ、そんな冷静で夢もない客観論は捨てて、 このSETI@HOME、単純にマシンのスペックを測るのにはちょうどいいかもしれない。 ちなみに、466mhzマシンでわずか、数百kbのパケットを処理するのに 90時間以上もかかりやがった。800Mhzで40時間。 う〜ん。 こりゃ、宇宙からの電波にメッセージが含まれていたとして一単語処理するのには 大変なことになるだろうなぁ〜とか思ったりする。

この処理時間だが、ランキング上位 わずか数時間で解析を終了していたりする。 いったいどんなマシンを使えばそんなことになるのかさっぱりわからない。 恐ろしい話だ。(CPU使用の優先順位を上げたら少し早くはなった。。。)

さぁ。もし、宇宙から降り注ぐ電波にメッセージが含まれるとして、 何十億年も前に発信されたメッセージはいったい何を伝えるのだろうか。 そこには既に星はないかもしれない。 でも、僕等はいまそのメッセージを手にすることができる可能性を持った世代であることは確かだ。 何十億もあるこの星の時で、この絶妙な時代にようこそ。地球のみんな。
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