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011 | 異常気象 | 2001/07/24 | |||
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いやぁ、暑いですね。熱いです。あついって!! いったいどぉいうつもりでしょうか地球のやろう。なんだってこんなに寝苦しい夜を僕らにプレゼントしてくれるのでしょうか?なんてこたぁない、人間の自業自得ってやつですね。 私は新宿から電車で20分駅まで10分というロケーションに住んでるのですが。 なんて言うか、家の敷地から通りに出ただけで熱い。 裏通りから表通りに出ても熱い。 駅に向かって歩くと熱い。 電車から降りるとさらに熱い!! 自分はここで生まれてここで育ってきてますけど、 なんていうか、年々熱くなって来てます。 昔は30度越える日なんてそんななかった。そぉ、それがどうした? 今じゃ37度だ8度だと、微熱抱えた女子高生じゃないんだぞ!! ちょっと、ヒートアップし過ぎました。申し訳ない。 え、エネルギー保存の法則というのを皆さんご存知でしょうか? たいした解説は改めて致しませんが、 エネルギーと言うのは突然消えて無くなったり、現れたりしないよってあれですね。 昔、夏といえどもそんなに熱くなかったのにどうして近年熱量が増加しているか? 別に太陽が二つになったとか、近所に引っ越してきたとかそぉいう話は聴きませんね。 では、こんなに夏を熱くしている犯人はどこにいるのだっ!と。 地球は大気と水に覆われています。そのため、太陽が照る昼間と、夜間の気温差というのが、 十数度で収まるわけですね。例えばこの水が無い砂漠というだけで日中夜間の気温差は数十度になり、 空気が無い、お月さんとかなんて日が照れば100度を超えて日が沈めば−100度なんて生活になってしまうのさ。 そんな大切な大気なんだけど、成分によっては熱を逃がさな過ぎるのさ。それが温室効果ガスと呼ばれるものであります。 温室効果ガスには二酸化炭素やメタンガス、フロンなどが代表としてあげられます。 家畜の放牧によるメタンガスの放出(牛のゲップとかじつは深刻な問題です。)、 ものごっつい温室効果をもつフロンガス(おまえはオゾン層を破壊するだけではあき足らず・・・。) などがありますが、今回は最も排出量が多いと言うことで、二酸化炭素を中心に語ります。 二酸化炭素は炭素を持つものを燃やす(エネルギーに変換する)と発生します。 有機物と呼ばれるものには大抵炭素が含まれていますので、人間が呼吸をし生命エネルギーに変換しただけで二酸化炭素が発生するわけです。 この二酸化炭素、産業革命以来化石燃料を使うことにより ものスゴイスピードで増加しつづけ、工業化が世界的に広まったことによりさらに加速! ちゅうわけで、地球は温室効果に見回れているわけです。 温室効果ガスが地球上にあふれることにより、夜間に地球外に放射される筈だった熱エネルギーが 地球上にちょとずつ溜まりこぉ熱い日本の夜を味わっているわけです。 その関連で、地球上の大気バランス、海流が崩れエルニーニョだぁ、ラニーニャだぁと、 異常気象の連続なんですね。 地球上の気温が数度上がると海面が数十センチ上昇するという報告があります。 氷河期から抜け出た地球は500年程度で2〜3度平均気温が上昇すると言われています。 我々人類はその2〜3度を50年で達成してしまいました。 先進国がまだ環境基準が未発達の時期に放出したフロンガスのような安定ガスの大半はまだ成層圏に達していません。 これから人類が温室効果ガスの放出を押さえても確実に温暖化は進みます。 先ほど温室効果ガスの排出を押さえようという京都議定書よりアメリカが離脱を宣言しました。 温室効果ガスの排出を押さえることは産業の抑制を意味します。環境破壊よりも経済の衰退を恐れたのです。 私達の生活はとても化石燃料抜きでは成り立たないものになってしまいました。 しかし先進国が汚した環境は我々の手で癒すのが義務だとおもいます。 最初にも言いましたがエネルギーは急に現れたり消えたりしません。 エアコンで室内の気温を10度下げれば室外機が10度+エアコン稼動熱量を放出します。 石油やガソリン、またそこから生まれる電気は、元は地球が太陽エネルギーを蓄えたもの。 過去の蓄えを使い果たしたとき我々はどのような手段をとるのでしょうか? 火星と言う星は大気中の成分の殆どが二酸化炭素です。 地球より太陽から離れているにもかかわらず気温は100度を超え、 もし雨が降ったとしても、その雨には二酸化炭素がとけこみ酸性を呈し、死せる星になっています。 私達が未来に希望が持てる現代を。 わずかづつではありますが、新技術が生まれエネルギーに頼らないものが作られることを。 少しエアコンの設定温度を下げるぐらいの余裕が私達の間に生まれる事を。 願ってやまないのでした。 |
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