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013 ヒトゲノム 2001/08/09

ヒトゲノム。近年とみに話題にあがるので、聴いたことが無いと言う人は少ないのではないだろうか?

人間にかかわらず生物には設計図がある。いわゆる遺伝子というやつだ。 この遺伝子群のことをゲノムなんて言ったりする。じつは、ちょと自身がなかったりする。 まぁ、ようするにあれだ、ATCGだとか、DNAだとか言われてる奴だ。たぶん。

先日、ヒトゲノムといタイトルの本を読んだ。日本のヒトゲノム第一人者榊教授の書いた奴だ。 そぉいえば、数年前この人の講演を聴いたことがある。 さっきからいい加減な発言を繰り返しているがこぉみえてワタクシ大学の研究室では 遺伝子の解析をやっていたバイオハザード人間なのさ。オッホッホ。

というわけで、普通の人が読んでも面白くもなんともない本を読みながら、 というか、俺もなんだかわからんかったんだけどさ・・・。 読んでびっくり、そぉ、ほんの数年前まで2010年には人間の遺伝情報を地図にまとめたい。 とおっしゃってたのに、なに? もぉ終わっただと!?

そぉ、ヒトゲノムの解析はもぉすでに終了しているのだ。 びっくりしたよ。 時を同じく、数年間、米国ベンチャー企業タイガー社がコンピュータを使用した 解析に乗り出し目覚しい成果を上げた結果、 たかだか民間企業に遺伝子特許なんぞを独占されたんじゃたまらんと、 国際連合もがんばっちゃって予定よりこんなに早く解析が終了しちゃったわけですね。 (ちなみに日本の貢献度は6%だそうです・・・。それでも世界三位。 なんか、榊さんは質の高い解析なので価値ある解析だとおっしゃってます。 感動した!痛みに耐えてよくがんばった!!なんて言ったとかいわないとか。)

さらに驚いたことに、タイガー社、いつのまにか、セレラ社とかになってるじゃない・・・。 まっ、どうでもいいけど。それにしても、ずいぶん荒く解析したものだから、 DNA構造は分かってもどこが、なんの働きしてるかとか、 そーゆぅ肝心な解析が済んでいないらしい。ヤレヤレ。 人類の研究が商売主義に踊らされたか・・・。・・・と、いう感じなのですがっ。

このヒトゲノムの本当の意味で解析が済めば、 われわれの人類の本質を知ることになるだでしょう。 それは少なからず、人類の役に立つものだとワタクシなんかは思っておりますですよ。 自分の事を知らないのと、知っているの、より未来に生き残れるのは知っているものだけだし。

どんどん研究は進めるべきだと思います。

神様が創った自然の摂理を人間が弄くるなんてと、 懐疑的なものの見方もあるようですが、元来人間は自然を利用、共存して生きておるんです。 また、研究とそれを使うか使わないかは倫理の問題であって、 研究やその成果とは切り離して整備する問題だとおもいます。 倫理面などがしっかりしないが為だけに、 科学の進歩を妨げ、弾圧するようなことがあってはならないんじゃないかなぁ。と思うのさ。

宗教家でもなんでももちょっとここらへん科学と共存して頑張ってほしいね。 売名行為や金銭的目的が為に遺伝子治療や、クローン技術が利用され、 本来の目的が失われつつあるし。 手段を手に入れることが悪いと言うことはないと思う。 知識を身に付け、それを知恵とするかは僕等にかかっているのであって、 探求そのものを悪と決め付けるのは問題さーーーーーー。

問題だよ。きみ。うん。

さっぱり、コラムになってないので、次回はもちょっと実用的なレベルで引き続き この生物化学系はなしていきたいと思います・・・。
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