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017 借金大国ニッポン 2001/09/02

先日、2002年度の国家予算の概算要求がなされました。 その額は約85兆7000億円・・・。 えっと俺が中学校の頃、先生から教えてもらったのは55兆円ぐらいだったんですけどね・・・。 ずいぶん豊富な予算になったものです。

さて、この国家予算、ずいぶんな額ですがいったいこのお金どこから出ているか知っていますか?
「そんなんうちらの血と汗の税金からでとるにきまっとるじゃろぉがぁ!」
・・・。そぉですね。そぉですよ。うん。だからみんな使い道を気にするんです。 でもね、例えば2000年度の予算収入の実績を書くとね。

2000年度予算
一般会計予算:84兆9871億円
租税印紙収入:48兆6590億円
国債:32兆6100億円

こぉなのよ・・・。小泉内閣が挙げた予算にしても、 約86兆の予算を立てておきながら、税収見込みは50兆4000億円しかないのよ。 しかも、これもITバブルの崩壊で下方修正される見込み大だとか。

では、次の問題です。収入より予算が多いとはどぉいうことでしょう・・・?

国債というありがちな言葉で済まされていますけど、 「お金は将来的に返すから、とりあいず今は貸しておいて! お願い!!」ということなのです。

国債。甘い響きです。
金利を付けて返すから、とりあいず今貸してよ。と、そぉ言って日本は国債を発行してきたわけですね。 そして、国の借金は・・・。ふぅ、どこをどぉ弄くっても正確な数字なんてでてきませんが・・・。

借金のトータルは正式にちょうど666兆を超えるあたりだといいます。

世界一の金持ちビルゲイツ600人が全財産を投げ打っても返済できない額です。

さて、そこのあなた、今、いくら貯金がありますか?
あなたが扶養している家族は何人居ますか?
あなたの娘や、息子が知らない間に、500万ぐらいの借金をしていたらどう思いますか?
4人家族のおとーさんは毎年利子で増えていく借金を2000万ぐらい返済しなくてはならないのです。 これが、現在の日本の借金の現状です。国の借金はつまり、国民の借金なのです。

税金の主な使い道として、地方に公共事業を発注するということがあります。 大きなダムを作ったりして国全体で平均的に豊かになろうというのが目的。 しかし、この公共事業、物を作るだけに厄介なのです。 例えば、ダムを作りました。トンネルをつくりました。 ・・・それで、終わりではないのです。そのダムの耐用年数というのがある。 トンネルにも耐用年数というものがある。 主に、公共事業が盛んに行われた戦後からみればそろそろサイクルを迎えるわけです。 一度、それらのものに投資した以上、投資を続けなければならないのです。 甘い汁を吸っている人たちは、既得権益を手放そうとはしません。 僕等の借金は意図に反してどんどん増加していくのです。

今は既に亡き小渕元首相ですが、この人が首相になったころから、 不景気対策と言うことで公共事業に重点をどーのこーのと、日本の国債発行量はぐ〜〜んっとあがりました。 こぉなると、小渕さんは実は暗殺されたんじゃないかというウワサまで信じてしまいそうになります。 その後に続いた森さんも、そりゃワザトなんじゃないかっ!? と疑ったり、その後にきた小泉さんは計算通りなのかなぁ・・・なんて思ったりします。
まっ、政治を演じる役者はとりあえず置いておくとして、そのシナリオはどうなってんのよ!? 借金どう返すつもりなのよっ!

日本は神の国なので、国債は全て「お賽銭」ということでチャラで良いですね。

というのは2chの理論。
どうなるニッポン! ということで、しばらく経済シリーズは続きます。
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