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「高山植物図鑑」登山道の花

ユリ科 多年草 茶褐色〜黒系 6枚(裂 s0007
s0035
本州中部から北海道に分布、亜高山帯から高山帯の草地に生え、背丈30cm程度になる多年草。
葉は3−5枚程度輪生し、大きさ3−8cm披針形から広い披針形。
花期は7−8月、花径は3−5cm程度、開くと墨黄色だが、蕾の時はその名の通り黒く、初めて見た時は感動したものだ。ただ、この花の悪臭には閉口させられた。
ミヤマクロユリと言うのが正しい様だが、私は単にクロユリとしている。
北海道ではエゾクロユリと呼ばれるクロユリが有り、ミヤマクロユリより更に黒っぽく、花内面も黒い。
クロユリは種子から繁殖するが、花が咲くまで10年もかかり、最初の花は雄しべのみ1個咲き、種子を付ける花が咲き、2個の花を付けるまでには更に何年もかかる。
クロユリ(ミヤマクロユリ)