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「高山植物図鑑」登山道の花

ユリ科 多年草 赤系白〜赤 6枚(裂 初夏〜夏 s0025
s0044
本州中部から九州に分布、里山から亜高山帯に生え、背丈1m位にはなる多年草。
茎はやや斜上して立ち上がり、葉は互生し、大きさ10−20cmの長楕円形、笹の葉に似ている。
花期は5−7月、茎先端に1個から数個の、ラッパ形6弁で花径が10cm越え程度の、白から淡い赤紫色の花を咲かせる。香りの強い事は良く知られており、雄しべの葯が濃い赤になるのが特徴。
似た花でヒメサユリが有るが、雄しべの葯が黄色く、ササユリは赤い事で区別が出来る。
子供の頃は山から採って来て庭に植えたが、母親は「相応わんよ」と言っていたが、やはり数年で無くなっていった。
最近低山ではめっきり少なくなってしまったが、標高の高い所では幾らか残っているが、家庭では育てる事が出来ないと知って欲しいものだ。090122
ササユリ