検索ページへ  一覧表へ  富山橋トップへ 

「高山植物図鑑」登山道の花

タヌキモ科 多年草 青系白〜青紫 4枚(裂 s0145
s0146
本州中部から北海道に分布、亜高山帯の岩場に生え、背丈10−20cmになる多年草。
根生葉は淡緑色で長楕円形で全縁、大きさ4−8cm、数枚ロゼット状につける。
葉の表面には微小な腺毛と、葉の表面に半ば埋もれた無柄の腺が密生し、前者から粘液を出して捕虫し、後者から消化液を出し、獲物を消化する。
茎先に長さ2cm前後のラッパ状唇形の花を、1個横向きにつけ、先端が浅く2裂する上唇と、深く3裂する下唇になっている。
腺毛が非常に短い為、獲物はブヨやトビムシといった小さな昆虫が主である。
スミレに似た花を付け、食虫植物だからこの名。肉質の葉の表面がねばねばしていて、虫を消化吸収する。
ムシトリスミレ